JP2007334017A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、複数の光源から出射された光を効率的に利用できるバックライト装置を備えた液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示装置に、複数の線状光源11と複数のプリズム13と導光板14とを含むエッジライト型のバックライト装置を設ける。導光板14は液晶パネル1の背面に設けられ、線状光源11は導光板14の少なくとも1つの端面の近傍に設けられる。プリズム13は、断面が略直角二等辺三角形となる三角柱状の形状を有し、線状光源11と対にして設けられる。プリズム13の最大側面を第1側面、残余の側面を第2および第3側面としたとき、プリズム13のうち一のプリズムは第1側面が導光板14の端面に対向するように配置され、残余のプリズムは第1側面が他のプリズムの第2側面に対向するように配置され、線状光源11はプリズム13の第3側面の近傍に配置される。
【選択図】図1
【解決手段】液晶表示装置に、複数の線状光源11と複数のプリズム13と導光板14とを含むエッジライト型のバックライト装置を設ける。導光板14は液晶パネル1の背面に設けられ、線状光源11は導光板14の少なくとも1つの端面の近傍に設けられる。プリズム13は、断面が略直角二等辺三角形となる三角柱状の形状を有し、線状光源11と対にして設けられる。プリズム13の最大側面を第1側面、残余の側面を第2および第3側面としたとき、プリズム13のうち一のプリズムは第1側面が導光板14の端面に対向するように配置され、残余のプリズムは第1側面が他のプリズムの第2側面に対向するように配置され、線状光源11はプリズム13の第3側面の近傍に配置される。
【選択図】図1
Description
本発明は、液晶表示装置に関し、特に、複数の線状光源を含むエッジライト型のバックライト装置を備えた液晶表示装置に関する。
近年の液晶表示装置では、画面の大型化や高精細化などに伴い、バックライトを高輝度化することが必要とされている。液晶表示装置にバックライト装置を設けるときに、厚みや消費電力に関する制限が緩い場合には、液晶パネルの真下から光を照射する直下型のバックライト装置を用いることができる。しかし、モバイル用の液晶表示装置では厚みや消費電力に関する制限が厳しく、また、テレビなどの大型液晶表示装置でも環境保護の観点から低消費電力の必要性が高くなっている。
このため、光源から出射された光の利用効率を高め、より少ない数の光源でバックライトを高輝度化する必要がある。ところが、直下型のバックライト装置には、光源の数を少なくすると、輝度ムラを消すことが極めて困難になるという問題がある。そこで、直下型のバックライト装置よりも光源の数が少ないエッジライト型のバックライト装置について、複数の線状光源を用いてバックライトを高輝度化することが特に必要とされている。
複数の線状光源を含むエッジライト型のバックライト装置については、従来から、以下のような技術が知られている。特許文献1には、図17に示すように、導光板91の端面の近傍に複数の蛍光管92a〜cを導光板91の厚み方向に並べて配置し、ある蛍光管から他の蛍光管に直接入射する光を遮る遮光板93を設けることが記載されている。特許文献2には、図18(a)および(b)に示すように、導光板94の端面の近傍に複数の冷陰極蛍光灯95a〜cを導光板94の厚み方向あるいは長さ方向(厚み方向に直交する方向)に並べて配置し、冷陰極蛍光灯95a〜cの配置間隙に静電遮蔽部材96を設けることが記載されている。
特開2001−75092号公報
特開平10−177170号公報
しかしながら、上記従来の技術には、以下のような問題がある。特許文献1に記載されたバックライト装置には、装置の厚みがかなり大きくなるという問題がある。この問題は、光源の管径を細くすれば、ある程度は解消できる。しかし、光源の管径を細くすると、光源から出射される光の絶対量が少なくなるので、バックライトを高輝度化するという当初の目的を達成できなくなる。
特許文献2に記載されたバックライト装置では、厚みはそれほど増加しないが、導光板に近い側の光源が邪魔になり、導光板に遠い側の光源から出射された光がほとんど導光板に入射しないことや、額縁サイズが大きくなることが問題になる。また、エッジライト型のバックライト装置では、多くの場合、光源として蛍光灯が使用されるが、蛍光灯の輝度は管内の水銀蒸気圧に応じて変化し、水銀蒸気圧は温度依存性が高い。具体的には、周囲温度が50℃付近のときに、水銀蒸気圧は最適値となり、蛍光灯の輝度は最大となるが、周囲温度が50℃より高くても低くても、水銀蒸気圧は低下し、蛍光灯の輝度は低くなる。特許文献2に記載されたバックライト装置には、冷陰極蛍光灯が互いに暖め合うために、周囲温度が50℃を大幅に超え、バックライトの輝度がさらに低下するという問題もある。
それ故に、本発明は、厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、複数の線状光源から出射された光を効率的に利用できるバックライト装置を備えた液晶表示装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、エッジライト型のバックライト装置を有する液晶表示装置であって、
液晶パネルと、
前記液晶パネルを駆動する液晶駆動回路と、
前記液晶パネルの背面に光を照射するエッジライト型のバックライト装置と、
前記バックライト装置を駆動するバックライト駆動回路とを備え、
前記バックライト装置は、
前記液晶パネルの背面に設けられた導光板と、
前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍に設けられた複数の線状光源と、
断面が略直角二等辺三角形となる三角柱形状を有し、前記線状光源と対にして設けられた複数のプリズムとを含み、
前記プリズムの最大側面を第1側面、残余の側面を第2および第3側面としたとき、前記プリズムのうち一のプリズムは第1側面が前記導光板の端面に対向するように配置され、残余のプリズムは第1側面が他のプリズムの第2側面に対向するように配置され、前記線状光源は前記プリズムの第3側面の近傍に配置されていることを特徴とする。
液晶パネルと、
前記液晶パネルを駆動する液晶駆動回路と、
前記液晶パネルの背面に光を照射するエッジライト型のバックライト装置と、
前記バックライト装置を駆動するバックライト駆動回路とを備え、
前記バックライト装置は、
前記液晶パネルの背面に設けられた導光板と、
前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍に設けられた複数の線状光源と、
断面が略直角二等辺三角形となる三角柱形状を有し、前記線状光源と対にして設けられた複数のプリズムとを含み、
前記プリズムの最大側面を第1側面、残余の側面を第2および第3側面としたとき、前記プリズムのうち一のプリズムは第1側面が前記導光板の端面に対向するように配置され、残余のプリズムは第1側面が他のプリズムの第2側面に対向するように配置され、前記線状光源は前記プリズムの第3側面の近傍に配置されていることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記残余のプリズムの第1側面は対向して配置された他のプリズムの第2側面と同じサイズを有し、前記線状光源の管径はすべて同じであることを特徴とする。
前記残余のプリズムの第1側面は対向して配置された他のプリズムの第2側面と同じサイズを有し、前記線状光源の管径はすべて同じであることを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明において、
前記残余のプリズムの第1側面は対向して配置された他のプリズムの第2側面と同じサイズを有し、前記線状光源の管径は対となるプリズムの厚みの概ね80%であることを特徴とする。
前記残余のプリズムの第1側面は対向して配置された他のプリズムの第2側面と同じサイズを有し、前記線状光源の管径は対となるプリズムの厚みの概ね80%であることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明において、
前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍には、同色の3本の線状光源が設けられていることを特徴とする。
前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍には、同色の3本の線状光源が設けられていることを特徴とする。
第5の発明は、第4の発明において、
前記3本の線状光源は、すべて白色光源であることを特徴とする。
前記3本の線状光源は、すべて白色光源であることを特徴とする。
第6の発明は、第1の発明において、
前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍には、2色以上の3本の線状光源が設けられていることを特徴とする。
前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍には、2色以上の3本の線状光源が設けられていることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、
前記3本の線状光源は、赤色光源、緑色光源および青色光源であることを特徴とする。
前記3本の線状光源は、赤色光源、緑色光源および青色光源であることを特徴とする。
第8の発明は、第7の発明において、
前記3本の線状光源は、前記導光板の端面に近い側から緑色光源、赤色光源、青色光源の順に配置されていることを特徴とする。
前記3本の線状光源は、前記導光板の端面に近い側から緑色光源、赤色光源、青色光源の順に配置されていることを特徴とする。
第9の発明は、第4の発明において、
前記液晶パネルに供給される画像信号に基づき調光信号を求める調光制御部をさらに備え、
前記バックライト駆動回路は、前記調光信号に応じて前記線状光源の発光量を制御することを特徴とする。
前記液晶パネルに供給される画像信号に基づき調光信号を求める調光制御部をさらに備え、
前記バックライト駆動回路は、前記調光信号に応じて前記線状光源の発光量を制御することを特徴とする。
第10の発明は、第7の発明において、
前記液晶パネルはカラーフィルタを有しておらず、
前記液晶駆動回路は、前記液晶パネルに対して赤色、緑色および青色の画像信号を1画面分ずつ順に供給し、
前記バックライト駆動回路は、前記液晶駆動回路の動作に合わせて、赤色光源、緑色光源および青色光源を順に発光させることを特徴とする。
前記液晶パネルはカラーフィルタを有しておらず、
前記液晶駆動回路は、前記液晶パネルに対して赤色、緑色および青色の画像信号を1画面分ずつ順に供給し、
前記バックライト駆動回路は、前記液晶駆動回路の動作に合わせて、赤色光源、緑色光源および青色光源を順に発光させることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、線状光源から出射された光は、他の線状光源に邪魔されることなく、プリズムの作用により導光板の端面に集光するので、線状光源から出射された光の大半をバックライトの高輝度化に利用することができる。また、線状光源を導光板の厚み方向あるいは長さ方向に並べて配置するよりも、装置の厚みあるいは額縁サイズを小さくすることができる。このように、厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、複数の線状光源から出射された光を効率的に利用できるエッジライト型のバックライトを備えた液晶表示装置を得ることができる。
上記第2の発明によれば、プリズムの接合面における光漏れを防止し、線状光源から出射された光の利用効率を高めることができる。また、同じ管径の線状光源を使用することにより、使用部品の種類を減らすことができる。
上記第3の発明によれば、プリズムの接合面における光漏れを防止し、線状光源から出射された光の利用効率を高めることができる。また、線状光源の管径をプリズムの厚みの概ね80%とすることにより、線状光源から出射された光を最も効率的に利用することができる。
上記第4の発明によれば、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、単色のバックライトを高輝度化することができる。
上記第5の発明によれば、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、カラーフィルタ方式の液晶表示装置などに用いられる白色バックライトを高輝度化することができる。
上記第6の発明によれば、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、バックライト光の色を切り替えることができる。
上記第7の発明によれば、バックライト光の色を白色、赤色、緑色、青色などに切り替えることができる。したがって、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、カラーフィルタ方式の液晶表示装置などに用いられる白色バックライトを高輝度化することや、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置を提供することが可能となる。
上記第8の発明によれば、プリズム内部での光の減衰を考慮して、緑色光源、赤色光源および青色光源の順に配置することにより、線状光源から出射された光を効率的に利用して、所望の色温度を有する白色バックライト光を得ることができる。
上記第9の発明によれば、厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、複数の線状光源から出射された光を効率的に利用でき、かつ、調光可能なエッジライト型のバックライトを備えた液晶表示装置を得ることができる。
上記第10の発明によれば、厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、複数の線状光源から出射された光を効率的に利用できるエッジライト型のバックライトを備えた、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置を得ることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図1に示す液晶表示装置10は、液晶パネル1、液晶駆動回路2、バックライト装置、および、バックライト駆動回路3を備えている。バックライト装置は、複数の線状光源11、複数の反射鏡12、複数のプリズム13、導光板14、反射板15、および、光学シート16を含んでいる。図1には、液晶パネル1とバックライト装置の断面が記載されている。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図1に示す液晶表示装置10は、液晶パネル1、液晶駆動回路2、バックライト装置、および、バックライト駆動回路3を備えている。バックライト装置は、複数の線状光源11、複数の反射鏡12、複数のプリズム13、導光板14、反射板15、および、光学シート16を含んでいる。図1には、液晶パネル1とバックライト装置の断面が記載されている。
図1において、液晶パネル1は、従来公知の液晶パネルである。液晶駆動回路2は、所定の駆動方法で液晶パネル1を駆動する。液晶パネル1と液晶駆動回路2の詳細な構成は、任意でよい。例えば、TFT(Thin Film Transistor)で構成されたアクティブマトリクス型のカラー液晶パネルを、液晶パネル1として使用することができる。この場合、液晶駆動回路2には、TFTを駆動するドライバICや、入力された映像信号とタイミング信号をドライバICの仕様に合わせて変換する表示制御ICなどが含まれる。
バックライト装置は、液晶パネル1の背面に光を照射するエッジライト型のバックライト装置である。図2および図3は、それぞれ、バックライト装置の主要部を示す斜視図および断面図である。図2および図3に示すように、導光板14の対向する2つの端面の近傍には、線状光源11と反射鏡12とプリズム13が3個ずつ設けられている(図2では反射鏡12を図示せず)。なお、線状光源11と反射鏡12とプリズム13を3個ずつ、導光板14の1つの端面の近傍にだけ設けてもよい。
線状光源11は、任意の種類の線状光源である。例えば、冷陰極蛍光管や熱陰極蛍光管を線状光源11として使用することができる。液晶表示装置10には、液晶パネル1の対向する2辺に添って、それぞれ3本ずつ、全部で6本の線状光源11が設けられている。
反射鏡12は、光を反射する材質で形成され、線状光源11から出射された光を効率的に反射する形状を有する。反射鏡12の材質は、光を効率的に反射できるものであれば、任意でよい。例えば、銀蒸着フィルムや白色PET(Polyethyleneterephthalate :ポリエチレンテレフタレート)フィルムなどを半円筒状にしたものを、反射鏡12として使用することができる。
プリズム13は、断面がほぼ直角二等辺三角形で、長さが線状光源11とほぼ等しい三角柱形状を有する。プリズム13の材質は、透明度の高いものであれば、任意でよい。例えば、プリズム13をPMMA(Polymethylmethacrylate:ポリメタクリル酸メチル)で構成することができる。
以下、プリズム13の3枚の側面のうち面積が最大のものを面A、残り2つの側面を面Bおよび面Cという。面Bと面Cは鏡面であるのに対して、面Aは粗面である(図面では、プリズム13に付された点状の模様は粗面であることを表す)。面Aを粗面にするためには、面Aに対して、例えばサンドブラスト加工を行えばよい。これにより、面Aの透明度を、例えばヘイズ値20%以上にすることができる。
導光板14は、エッジライト型のバックライト装置で使用される従来公知の導光板である。例えば、PMMAで形成された四角形状平板の底面にドット状の拡散反射物を光源から離れるほど密度が高くなるようにスクリーン印刷を施したものを、導光板14として使用することができる。
反射板15は、導光板14の背面に設けられ、導光板14に入射した光を反射させる。光学シート16には、導光板14で発生する輝度ムラなどを拡散させるシートや、特定方向の輝度を上昇させるプリズム状のフィルム、あるいは、偏光方向の選択性を有するフィルムなどが含まれる。
バックライト駆動回路3は、バックライト装置の駆動回路であり、線状光源11を発光させる。例えば、線状光源11として蛍光灯を使用する場合には、バックライト駆動回路3には昇圧トランスを用いたインバータ回路などが使用される。
以下、図3を参照して、バックライト装置の詳細を説明する。図3に示すように、導光板14の端面Sを入光面とする場合、この入光面の近傍に3本の線状光源11a〜c、3個の反射鏡12a〜c、および、3個のプリズム13a〜cが配置される。本実施形態では、同じ管径を有する線状光源11a〜cと同じサイズのプリズム13a〜cとが使用される。プリズム13aの面Aは、導光板14の入光面と同じサイズである。
線状光源11a〜c、反射鏡12a〜cおよびプリズム13a〜cは、次のように配置される(図3を参照)。
(a)プリズム13aは、面Aが導光板14の入光面(端面S)と対向するように配置される。特に、プリズム13aの面Aが導光板14の入光面に接するように、プリズム13aを配置することが好ましい。
(b)線状光源11aは、プリズム13aの面Cから2〜3mm程度離れた位置に配置される。反射鏡12aは、線状光源11aを覆うように、線状光源11aを挟んでプリズム13aとは反対側に設けられる。
(c)プリズム13bは、面Aがプリズム13aの面Bと対向するように配置される。特に、プリズム13bの面Aがプリズム13aの面Bから2〜3mm程度離れるように、プリズム13bを配置することが好ましい。
(d)線状光源11bは、プリズム13bの面Cから2〜3mm程度離れた位置に配置される。反射鏡12bは、線状光源11bを覆うように、線状光源11bを挟んでプリズム13bとは反対側に設けられる。
(e)プリズム13cは、面Aがプリズム13bの面Bと対向するように配置される。特に、プリズム13cの面Aがプリズム13bの面Bから2〜3mm程度離れるように、プリズム13cを配置することが好ましい。
(f)線状光源11cは、プリズム13cの面Cから2〜3mm程度離れた位置に配置される。反射鏡12cは、線状光源11cを覆うように、線状光源11cを挟んでプリズム13cとは反対側に設けられる。
(a)プリズム13aは、面Aが導光板14の入光面(端面S)と対向するように配置される。特に、プリズム13aの面Aが導光板14の入光面に接するように、プリズム13aを配置することが好ましい。
(b)線状光源11aは、プリズム13aの面Cから2〜3mm程度離れた位置に配置される。反射鏡12aは、線状光源11aを覆うように、線状光源11aを挟んでプリズム13aとは反対側に設けられる。
(c)プリズム13bは、面Aがプリズム13aの面Bと対向するように配置される。特に、プリズム13bの面Aがプリズム13aの面Bから2〜3mm程度離れるように、プリズム13bを配置することが好ましい。
(d)線状光源11bは、プリズム13bの面Cから2〜3mm程度離れた位置に配置される。反射鏡12bは、線状光源11bを覆うように、線状光源11bを挟んでプリズム13bとは反対側に設けられる。
(e)プリズム13cは、面Aがプリズム13bの面Bと対向するように配置される。特に、プリズム13cの面Aがプリズム13bの面Bから2〜3mm程度離れるように、プリズム13cを配置することが好ましい。
(f)線状光源11cは、プリズム13cの面Cから2〜3mm程度離れた位置に配置される。反射鏡12cは、線状光源11cを覆うように、線状光源11cを挟んでプリズム13cとは反対側に設けられる。
このようにバックライト装置では、プリズム13a〜cは線状光源11a〜cと対にして設けられ、プリズム13a〜cのうちプリズム13aは面Aが導光板14の入光面(端面S)に対向するように配置され、残りのプリズム13b〜cは面Aが他のプリズム13a〜bの面Bに対向するように配置され、線状光源11a〜cはプリズム13a〜cの面Cの近傍に配置されている。
なお、ここでは一例として、導光板14の入光面の近傍に3本の線状光源11を配置する場合について説明したが、空間的に配置可能である限り、同様の方法で線状光源11を必要な本数だけ配置することができる。
図3に示すように線状光源11a〜c、反射鏡12a〜cおよびプリズム13a〜cを配置した場合、線状光源11a〜cから出射された光は、プリズム13a〜cの作用により導光板14の入光面に集光する。以下、図4を参照して、その理由を説明する。
図4(a)に示すように、プリズム13の面Cに光が入射する場合を考える。面Cへの入射角をe(−90°<e<+90°)、面Cからの出射角をfとしたとき、スネルの法則により、両者の間には次式(1)が成り立つ。
n1×sin(e)=n2×sin(f) …(1)
ただし、上式(1)において、n1は空気の屈折率(=1.0)であり、n2はプリズム13の材質の屈折率である。
n1×sin(e)=n2×sin(f) …(1)
ただし、上式(1)において、n1は空気の屈折率(=1.0)であり、n2はプリズム13の材質の屈折率である。
プリズム13をPMMAで構成した場合、PMMAの屈折率は1.49であるので、面Cからの出射角fは上式(1)より−42.7°<f<+42.7°となる。面Cから角度f(f≧0)で出射した光は、必ず面Aに直接到達する。一方、面Cから角度f(f<0)で出射した光は、屈折角fと面Cへの入射位置によって、面Aに直接到達する場合と面Bに到達する場合とがある。
面Cに角度eで入射した光について、面Cからの出射角f、面Aに直接到達した場合の入射角g、面Bへの入射角h、面Bで反射した後に面Aに到達した場合の入射角jを求めると、図4(b)に示すようになる。図4(b)に示すように、面Bへの入射角hは、プリズム13内の全反射角である42.1°(=Sin-1(1/1.49))よりも常に大きい。したがって、面Cから出射された光が面Bに到達した場合、この光は面Bで全反射し、すべて面Aに到達する。よって、面Cから角度f(f<0)で出射した光も、必ず面Aに到達する。このようにプリズム13の面Cに入射した光は、必ずプリズム13の面Aに到達する。面Bと面Cを逆にしても同じであるので、プリズム13の面Bに入射した光も必ずプリズム13の面Aに到達する。
上述したように、プリズム13の面Aは粗面である。したがって、プリズム13の面Aに入射した光は面Aで拡散し、その一部がプリズム13の外部に出射する。ただし、面Aを完全拡散面にすると、透過成分と反射成分がほぼ等しくなり、光の外部への出射効率が低下するので、面Aはヘイズ値30%程度の弱拡散性を有していればよい。このように面Aの鏡面度を低下させることにより、プリズム13の面Aに入射した光の大半は、プリズム13の面Aから外部に出射する。
したがって、線状光源11aから出射された光は、直接あるいは反射鏡12aで反射してプリズム13aの面Cに到達し、プリズム13aの面Aから出射して、導光板14の入光面に入射する。このように、線状光源11aから出射された光は、プリズム13aの内部を伝播して、導光板14の入光面に入射する。
また、線状光源11bから出射された光は、直接あるいは反射鏡12bで反射してプリズム13bの面Cに到達し、プリズム13bの面Aから出射して、プリズム13aの面Bに入射する。プリズム13aの面Bに入射した光は、プリズム13aの面Cに入射した光と同様に、プリズム13aの面Aから出射して、導光板14の入射面に入射する。このように、線状光源11bから出射された光は、プリズム13bとプリズム13aの内部を伝播して、導光板14の入光面に入射する。
同様の理由により、線状光源11cから出射された光も、プリズム13cとプリズム13bとプリズム13aの内部を伝播して、導光板14の入光面に入射する。このように、線状光源11a〜cから出射された光は、プリズム13a〜cの作用により導光板14の入光面に集光する。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置では、線状光源から出射された光は、他の線状光源に邪魔されることなく、プリズムの作用により導光板の端面に集光するので、線状光源から出射された光の大半をバックライトの高輝度化に利用することができる。また、線状光源を導光板の厚み方向あるいは長さ方向に並べて配置するよりも、装置の厚みあるいは額縁サイズを小さくすることができる。したがって、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、複数の線状光源から出射された光を効率的に利用できるエッジライト型のバックライトを備えた液晶表示装置を得ることができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置に含まれるバックライト装置の主要部を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置は、図5に示す部分を除き、第1の実施形態に係る液晶表示装置(図1)と同じ構成を有する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置に含まれるバックライト装置の主要部を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置は、図5に示す部分を除き、第1の実施形態に係る液晶表示装置(図1)と同じ構成を有する。
本実施形態に係る液晶表示装置では、第1の実施形態と同様に、導光板14の入光面の近傍に3本の線状光源21a〜c、3個の反射鏡22a〜c、および、3個のプリズム23a〜cが配置されている。また、第1の実施形態と同様に、同じ管径を有する線状光源21a〜cが使用されるが、第1の実施形態とは異なり、異なるサイズのプリズム23a〜cが使用される。具体的には、プリズム23aの面Aは導光板14の入光面と同じサイズであり、プリズム23bの面Aはプリズム23aの面Bと同じサイズであり、プリズム23cの面Aはプリズム23bの面Bと同じサイズである。
線状光源21a〜c、反射鏡22a〜cおよびプリズム23a〜cは、第1の実施形態と同じ方法で配置される。本実施形態では、プリズム23cの光出射面(面A)はプリズム23bの光入射面(面B)と同じサイズであるので、プリズム23bとプリズム23cの接合面で光漏れは起こらない。同様に、プリズム23bの光出射面(面A)はプリズム23aの光入射面(面B)と同じサイズであるので、プリズム23aとプリズム23bの接合面でも光漏れは起こらない。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、プリズムの接合面における光漏れを防止し、線状光源から出射された光の利用効率を高めることができる。また、同じ管径の線状光源を使用することにより、使用部品の種類を減らすことができる。
(第3の実施形態)
図6は、本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置に含まれるバックライト装置の主要部を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置は、図6に示す部分を除き、第1の実施形態に係る液晶表示装置(図1)と同じ構成を有する。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る液晶表示装置に含まれるバックライト装置の主要部を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置は、図6に示す部分を除き、第1の実施形態に係る液晶表示装置(図1)と同じ構成を有する。
本実施形態に係る液晶表示装置では、第1の実施形態と同様に、導光板14の入光面の近傍に3本の線状光源31a〜c、3個の反射鏡32a〜c、および、3個のプリズム33a〜cが配置されている。一方、第1の実施形態とは異なり、異なる管径を有する線状光源31a〜cと、異なるサイズのプリズム33a〜cとが使用される。具体的には、プリズム33aの面Aは導光板14の入光面と同じサイズであり、プリズム33bの面Aはプリズム33aの面Bと同じサイズであり、プリズム33cの面Aはプリズム33bの面Bと同じサイズである。線状光源31a〜cの管径は、それぞれ、プリズム33a〜cの厚みの概ね80%とされる。
線状光源31a〜c、反射鏡32a〜cおよびプリズム33a〜cは、第1の実施形態と同じ方法で配置される。したがって、本実施形態でも、第2の実施形態と同様に、プリズム33bとプリズム33cの接合面、および、プリズム33aとプリズム33bの接合面では、光漏れは起こらない。
以下、図7を参照して、線状光源31の管径をプリズム33の厚みの概ね80%とする理由について説明する。線状光源31の管径は、以下に示す光線追跡シミュレーションによって決定される。図7(a)に示すように、厚みtの導光板Bの端面Sの近傍に管径(直径)φの線状光源Lを設け、線状光源Lを反射鏡Mで覆う場合を考える。反射鏡Mは、導光板Bの厚みtだけ離れた2枚の平行平面(一点鎖線の右側に記載した部分)と、直径が導光板の厚みtに等しい半円筒部分(一点鎖線の左側に記載した部分)とからなる反射率100%の鏡面であるとする。また、導光板Bの端面Sと線状光源Lの中心軸との距離dは、線状光源Lの半径(φ/2)に3mm加えた長さとする。
ここで、光は2次元状に伝播すると仮定して光線追跡シミュレーションを行い、線状光源Lから出射された光のうち導光板Bの端面Sに入射する光の割合(以下、入射効率という)を求める。導光板Bの厚みtと線状光源Lの管径φとの比率t/φを変化させて入射効率を求めると、図7(b)に示す結果が得られる。
図7(b)に示すように、線状光源Lの管径φが導光板Bの厚みtより大きいとき(t/φ<1のとき)には、線状光源L自体が邪魔になるため、入射効率が50%を超えることはない。一方、線状光源Lの管径φが導光板Bの厚みtよりも十分に大きいとき(t/φ>>1のとき)には、線状光源Lが邪魔になることによる入射効率の低下は小さい。しかし、t/φ>>1のときには、線状光源Lから導光板Bに直接入射する光の角度が大きくなり、導光板Bの端面Sにおける反射光量が多くなる。したがって、t/φを大きくしても、入射効率はそれほど増加しない。
図7(b)に示す結果によれば、t/φが1.25以上のときには、入射効率はほぼ一定となる。したがって、導光板Bの厚みtに対して線状光源Lの管径φを1/1.25=0.8倍とすることが好ましい。このとき、線状光源Lから出射された光の利用効率は最も高くなる。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、プリズムの接合面における光漏れを防止し、線状光源から出射された光の利用効率を高めることができる。また、線状光源の管径をプリズムの厚みの概ね80%とすることにより、線状光源から出射された光を最も効率的に利用することができる。
(第4の実施形態)
図8〜図12は、本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置に含まれるバックライト装置の主要部を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置は、第1の実施形態に係る液晶表示装置(図1)において、線状光源11の本数と種類を特定したものである。
図8〜図12は、本発明の第4の実施形態に係る液晶表示装置に含まれるバックライト装置の主要部を示す断面図である。本実施形態に係る液晶表示装置は、第1の実施形態に係る液晶表示装置(図1)において、線状光源11の本数と種類を特定したものである。
本実施形態に係る液晶表示装置では、導光板14の1つの端面の近傍には、3本の線状光源11a〜cが設けられている。第1の例(図8)では、線状光源11a〜cはすべて青色光源である。第2の例(図9)では、線状光源11a〜cはすべて白色光源である。第3の例(図10)では、線状光源11aは白色光源、線状光源11bは黄色光源、線状光源11cは青色光源である。第4の例(図11)では、線状光源11aは赤色光源、線状光源11bは緑色光源、線状光源11cは青色光源である。第5の例(図12)では、線状光源11aは緑色光源、線状光源11bは赤色光源、線状光源11cは青色光源である。
本実施形態に係る液晶表示装置において、導光板14の1つの端面の近傍に3本の線状光源11を設ける理由は、以下のとおりである。プリズム13をPMMAで構成した場合、プリズム13の透過率は約92%(プリズム界面での反射率を約4%、プリズム内部での吸収による減衰を無視した場合)となる。このため、4個のプリズム13を伝播する間に、光は約28%減衰する(92%×92%×92%×92%≒72%より、光量は約72%になる)。したがって、線状光源11を4本以上設けても、4本目以降の線状光源11から出射された光は、プリズムの内部を伝播する間に大幅に減衰するので、導光板14に入射する光の量はそれほど増加しない。また、線状光源11を配置するスペースにも制限があり、線状光源11を4本以上設けると装置の厚みが増加する。
このため、導光板14の1つの端面の近傍に設ける線状光源11の数は3本以下であることが好ましい。一方、バックライトを高輝度化するためには、線状光源11の数は多いことが好ましい。これらのことから、本実施形態に係る液晶表示装置では、導光板14の1つの端面の近傍には3本の線状光源11が設けられている。これにより、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、バックライトを高輝度化することができる。
特に、第1および第2の例のように、同色の線状光源11a〜cを使用することにより、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、単色のバックライトを高輝度化することができる。特に、第2の例によれば、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、カラーフィルタ方式の液晶表示装置などに用いられる白色バックライトを高輝度化することができる。
また、第3〜第5の例のように、2色以上の線状光源11a〜cを使用することにより、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、バックライト光の色を切り替えることができる。例えば、第3の例では、白色光源、黄色光源および青色光源をすべて発光させたときには白色バックライト光が得られ、白色光源および青色光源を発光させたときにはパステルブルーのバックライト光が得られ、黄色光源のみを発光させたときには黄色バックライト光が得られる。
また、第4および第5の例では、赤色光源、緑色光源および青色光源をすべて発光させたときには白色バックライト光が得られ、3本の線状光源のうち1本を発光させたときには赤色、緑色および青色バックライト光が得られる。したがって、装置の厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、カラーフィルタ方式の液晶表示装置などに用いられる白色バックライトを高輝度化することや、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置を提供することが可能となる。
第5の例では、線状光源11a〜cは、導光板14の入光面に近い側から緑色光源、赤色光源、青色光源の順に配置されている。このため、第5の例には、以下に示す特有の効果がある。一般に、表示装置では、色温度がD56光源を見立てた6500K(あるいは、NTSC規格では9300K)となるように、ホワイトバランス調整が行われる。現行のカラーフィルタなどを用いて得られる赤色、緑色および青色を合成して上記の色温度の白色を得るためには、赤色、緑色および青色を輝度比3:6:1で合成する必要がある。
そこで、プリズム13の内部を伝播する間に光が減衰することを考慮して、第5の例では、高い輝度が必要とされる色の線状光源ほど、導光板14の入光面に近い位置(減衰の影響を受けにくい位置)に配置される。具体的には、緑色の輝度が最も高いので、緑色光源は導光板14の入光面に最も近い位置に配置される。赤色の輝度が2番目に高いので、赤色光源は導光板14の入光面に2番目に近い位置に配置される。青色の輝度が最も低いので、青色光源は導光板14の入光面に最も遠い位置に配置される。
このようにプリズム内部での光の減衰を考慮して、緑色光源、赤色光源および青色光源の順に配置することにより、線状光源から出射された光を効率的に利用して、所望の色温度を有する白色バックライト光を得ることができる。
なお、以上の説明では、第1の実施形態に係る液晶表示装置について線状光源11の本数と種類を特定することとしたが、第2および第3の実施形態に係る液晶表示装置について線状光源11の本数と種類を特定してもよい。
(第5の実施形態)
図13は、本発明の第5の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図13に示す液晶表示装置50は、液晶パネル1、液晶駆動回路51、バックライト装置、調光制御回路52、および、バックライト駆動回路53を備えている。図13に示す構成要素のうち第1の実施形態と同一のものについては、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図13は、本発明の第5の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図13に示す液晶表示装置50は、液晶パネル1、液晶駆動回路51、バックライト装置、調光制御回路52、および、バックライト駆動回路53を備えている。図13に示す構成要素のうち第1の実施形態と同一のものについては、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
液晶駆動回路51は、信号処理回路511および画素ドライバ512を含んでいる。信号処理回路511は、入力された画像信号に基づき、液晶パネル1に形成されたTFTを駆動するためのRGB画像信号と、画像表示のためのタイミング信号を生成する。画素ドライバ512は、タイミング信号に応じてTFTのゲート端子に所定のパルスを供給するゲートドライバ(図示せず)と、RGB画像信号に基づき液晶パネル1に形成された画素回路に液晶印加電圧を供給するソースドライバ(図示せず)とを含んでいる。なお、液晶駆動回路51は、半導体チップに内蔵されていてもよく、あるいは、液晶パネル1のガラス基板上に直接形成されていてもよい。
調光制御回路52は、レベル検出演算回路521および調光信号生成回路522を含み、入力された画像信号に基づき調光信号を求める。レベル検出演算回路521は、入力された画像信号に基づき、1フレームごとに平均信号レベル(Average Signal Level:以下、ASLと略称する)を求める。より詳細には、レベル検出演算回路521は、例えば画素ごとに供給される赤色、緑色および青色の画像信号の電圧レベルを1フレームごとに区切り、1フレームごとにASLを求める。ASLは、1フレーム内の平均電圧レベル、最大レベル、最小レベル、あるいは、これらの組合せなどに基づき算出される。なお、画像信号の信号レベルと輝度レベルとの間にガンマ特性のような対応づけがある場合には、レベル検出演算回路521は、入力された画像信号に基づき、1フレームごとに平均輝度レベル(Average Brightness Level:以下、ABLと略称する)を求めてもよい。調光信号生成回路522は、レベル検出演算回路521で求めたASLまたはABLに応じて調光信号を生成し、生成した調光信号をバックライト駆動回路53に対して出力する。
バックライト駆動回路53は、制御回路531、レギュレータ532、発振回路533、出力トランス534、および、フィードバック回路535を含み、調光制御回路52で求めた調光信号に応じて線状光源11の発光量を制御する。発振回路533と出力トランス534は、線状光源11を駆動するインバータ回路を形成する。フィードバック回路535は、線状光源11に供給される駆動電流の量を検出する。制御回路531とレギュレータ532は、フィードバック回路535で検出された電流量と調光制御回路52で求めた調光信号とに応じて、線状光源11に供給する駆動電流の量を変化させる。
なお、バックライト駆動回路53は、線状光源11に供給する駆動電圧(あるいは駆動電流)の振幅を変化させる電圧調光を行ってもよく、線状光源11に供給する駆動電圧の振幅を変化させずにデューティー比を変化させるデューティー調光を行ってもよい。
以下、液晶表示装置50における調光制御について説明する。ここでは、レベル検出演算回路521で求められるASLは0〜100%の値を取り、自然画のASLは40%を中心とした所定の範囲に入るものとする。
まず、線状光源11a〜cがすべて白色光源である場合について説明する。この場合には、例えば以下に示す方法で、画像の明るさに応じてバックライトの輝度を動的に切り替えることができる(図14を参照)。
(a)画像が比較的明るい(ASLが40%前後)ときには、バックライトの輝度を100%(最大輝度)にする。
(b)画像が全白画像(ASLが100%)のときには、バックライトの輝度を最大輝度の50%にする。
(c)画像が全黒画像(ASLが0%)のときには、バックライトの輝度をゼロにする。
(d)上記以外のときには、ASLの値に応じて、バックライトの輝度を最大輝度の0〜100%の間(あるいは、100〜50%の間)で直線的に切り替える。
(a)画像が比較的明るい(ASLが40%前後)ときには、バックライトの輝度を100%(最大輝度)にする。
(b)画像が全白画像(ASLが100%)のときには、バックライトの輝度を最大輝度の50%にする。
(c)画像が全黒画像(ASLが0%)のときには、バックライトの輝度をゼロにする。
(d)上記以外のときには、ASLの値に応じて、バックライトの輝度を最大輝度の0〜100%の間(あるいは、100〜50%の間)で直線的に切り替える。
図14には、全黒画像、暗い自然画、明るい自然画、および、全白画像を表示する場合について、白色光源11a〜cの輝度を0から10までの間で切り替える様子が示されている。全黒画像を表示するときには、白色光源11a〜cの輝度はいずれもレベル0に制御され、これによりバックライトの輝度はゼロとなる。暗い自然画を表示するときには、白色光源11a〜cの輝度はいずれもレベル3に制御され、これによりバックライトの輝度は最大輝度の33%となる。明るい自然画を表示するときには、白色光源11a〜cの輝度はいずれもレベル10に制御され、これによりバックライトの輝度は最大輝度となる。全白画像を表示するときには、白色光源11a〜cの輝度はいずれもレベル5に制御され、これによりバックライトの輝度は最大輝度の50%となる。
上記の例において、暗い自然画を表示するときには、白色光源11a〜cの輝度を順にレベル0、レベル0、レベル10に制御してもよく、全白画像を表示するときには、白色光源11a〜cの輝度を順にレベル0、レベル5、レベル10に制御してもよい。このように、白色光源11a〜cの輝度を制御するときには、白色光源11a〜cの輝度を3つとも同じレベルに制御してもよく、あるいは、1以上の白色光源の輝度を最小値(レベル0)または最大値(レベル10)に固定し、残りの白色光源の輝度を制御してもよい。
このように線状光源11がすべて白色光源である液晶表示装置50において、画像の明るさに応じてバックライトの輝度を動的に切り替えることにより、全白画像は明るすぎて目が痛くなるという問題を解消し、広いダイナミックレンジで画像表示を行うことができる。
次に、液晶表示装置50に含まれる線状光源11a〜cが赤色光源、緑色光源および青色光源である場合について説明する。この場合には、レベル検出演算回路521は、赤色、緑色および青色のそれぞれについてASLを求める(以下、R−ASL、G−ASLおよびB−ASLという)。そこで、例えば以下に示す方法で、画像に含まれる赤色成分、緑色成分および青色成分に応じて各線状光源11a〜cの輝度を個別に動的に切り替えることができる(図15を参照)。
(a)画像に赤色成分が比較的多く含まれている(R−ASLが40%前後)ときには、赤色光源11aの輝度を100%(最大輝度)にする。
(b)画像が全白画像(R−ASLが100%)のときには、赤色光源11aの輝度を最大輝度の50%にする。
(c)画像が全黒画像(R−ASLが0%)のときには、赤色光源11aの輝度をゼロにする。
(d)上記以外のときには、R−ASLの値に応じて、赤色光源11aの輝度を最大輝度の0〜100%の間(あるいは、100〜50%の間)で直線的に切り替える。
(e)緑色光源11bおよび青色光源11cの輝度も、赤色光源11aの輝度と同様に切り替える。
(a)画像に赤色成分が比較的多く含まれている(R−ASLが40%前後)ときには、赤色光源11aの輝度を100%(最大輝度)にする。
(b)画像が全白画像(R−ASLが100%)のときには、赤色光源11aの輝度を最大輝度の50%にする。
(c)画像が全黒画像(R−ASLが0%)のときには、赤色光源11aの輝度をゼロにする。
(d)上記以外のときには、R−ASLの値に応じて、赤色光源11aの輝度を最大輝度の0〜100%の間(あるいは、100〜50%の間)で直線的に切り替える。
(e)緑色光源11bおよび青色光源11cの輝度も、赤色光源11aの輝度と同様に切り替える。
図15には、全黒画像、青色成分が多い自然画、赤色成分が多い自然画、緑色成分が多い自然画、および、全白画像を表示する場合について、赤色光源11a、緑色光源11bおよび青色光源11cの輝度を0から10までの間で切り替える様子が示されている。全黒画像を表示するときには、赤色光源11a、緑色光源11bおよび青色光源11cの輝度はいずれもレベル0に制御され、これによりバックライトの輝度はゼロとなる。青色成分が多い自然画を表示するときには、赤色光源11a、緑色光源11bおよび青色光源11cの輝度は、それぞれレベル3、レベル3、レベル10に制御され、これにより青色を帯びたバックライト光が得られる。赤色成分が多い自然画を表示するときには、赤色光源11a、緑色光源11bおよび青色光源11cの輝度は、それぞれレベル10、レベル3、レベル3に制御され、これにより赤色を帯びたバックライト光が得られる。緑色成分が多い自然画を表示するときには、赤色光源11a、緑色光源11bおよび青色光源11cの輝度は、それぞれレベル3、レベル10、レベル3に制御され、これにより緑色を帯びたバックライト光が得られる。全白画像を表示するときには、赤色光源11a、緑色光源11bおよび青色光源11cの輝度はいずれもレベル5に制御され、これにより最大輝度の50%の輝度を有する白色バックライト光が得られる。
このように線状光源11が赤色光源、緑色光源および青色光源である液晶表示装置50において、画像に含まれる赤色成分、緑色成分および青色成分に応じて各線状光源の輝度を個別に動的に切り替えることにより、アクティブ駆動に適したバックライト装置を得ることができる。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、複数の線状光源から出射された光を効率的に利用でき、かつ、調光可能なエッジライト型のバックライトを備えた液晶表示装置を得ることができる。なお、図14および図15に示す調光制御方法は一例にすぎず、液晶表示装置50は上記以外の調光制御方法を実行してもよい。
(第6の実施形態)
図16は、本発明の第6の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図16に示す液晶表示装置60は、液晶パネル6、液晶駆動回路61、バックライト装置、および、バックライト駆動回路62を備えている。図16に示す構成要素のうち第1または第5の実施形態と同一のものについては、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図16は、本発明の第6の実施形態に係る液晶表示装置の構成を示す図である。図16に示す液晶表示装置60は、液晶パネル6、液晶駆動回路61、バックライト装置、および、バックライト駆動回路62を備えている。図16に示す構成要素のうち第1または第5の実施形態と同一のものについては、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
液晶表示装置60は、以下に示すように、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置である。液晶パネル6はカラーフィルタを有しておらず、線状光源11には赤色光源、緑色光源および青色光源が使用される。液晶駆動回路61は、液晶パネル6に対して赤色、緑色および青色の画像信号を1画面分ずつ順に供給する。バックライト駆動回路62は、液晶駆動回路61の動作に合わせて、赤色光源、緑色光源および青色光源を順に発光させる。
液晶表示装置60では、1フレーム時間は、第1〜第3サブフィールド期間に分割される。液晶駆動回路61は、信号処理回路511、スイッチング回路612および画素ドライバ613を含んでいる。スイッチング回路612は、信号処理回路511から出力されたタイミング信号に基づき、第1〜第3のサブフィールド期間のいずれであるかを示すスイッチング信号を出力すると共に、信号処理回路511から出力されたRGB画像信号を単色画像信号に変換し、スイッチング信号に同期して画素ドライバ613に出力する。画素ドライバ613は、スイッチング回路612から出力された単色画像信号に基づき、液晶パネル6を駆動する。具体的には、画素ドライバ613は、第1のサブフィールド期間では赤色の画像信号に基づき、第2サブフィールド期間では緑色の画像信号に基づき、第3サブフィールド期間では青色の画像信号に基づき、液晶パネル6を駆動する。
バックライト駆動回路62は、制御回路621、レギュレータ532、発振回路533、出力トランス534、および、フィードバック回路535を含んでいる。制御回路621は、第5の実施形態とは異なり、液晶駆動回路61から出力されたスイッチング信号に基づき、3種類の線状光源11のいずれを発光させるかを制御する。具体的には、制御回路621は、第1サブフィールド期間では赤色光源を発光させ、第2サブフィールド期間では緑色光源を発光させ、第3サブフィールド期間では青色光源を発光させる。
以上に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置によれば、厚みや額縁サイズの増加を抑えながら、複数の線状光源から出射された光を効率的に利用できるエッジライト型のバックライトを備えた、フィールドシーケンシャル方式の液晶表示装置を得ることができる。
1、6…液晶パネル
2、51、61…液晶駆動回路
3、53、62…バックライト駆動回路
10、50、60…液晶表示装置
11、21、31…線状光源
12、22、32…反射鏡
13、23、33…プリズム
14…導光板
15…反射板
16…光学シート
52…調光制御回路
2、51、61…液晶駆動回路
3、53、62…バックライト駆動回路
10、50、60…液晶表示装置
11、21、31…線状光源
12、22、32…反射鏡
13、23、33…プリズム
14…導光板
15…反射板
16…光学シート
52…調光制御回路
Claims (10)
- エッジライト型のバックライト装置を有する液晶表示装置であって、
液晶パネルと、
前記液晶パネルを駆動する液晶駆動回路と、
前記液晶パネルの背面に光を照射するエッジライト型のバックライト装置と、
前記バックライト装置を駆動するバックライト駆動回路とを備え、
前記バックライト装置は、
前記液晶パネルの背面に設けられた導光板と、
前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍に設けられた複数の線状光源と、
断面が略直角二等辺三角形となる三角柱形状を有し、前記線状光源と対にして設けられた複数のプリズムとを含み、
前記プリズムの最大側面を第1側面、残余の側面を第2および第3側面としたとき、前記プリズムのうち一のプリズムは第1側面が前記導光板の端面に対向するように配置され、残余のプリズムは第1側面が他のプリズムの第2側面に対向するように配置され、前記線状光源は前記プリズムの第3側面の近傍に配置されていることを特徴とする、液晶表示装置。 - 前記残余のプリズムの第1側面は対向して配置された他のプリズムの第2側面と同じサイズを有し、前記線状光源の管径はすべて同じであることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記残余のプリズムの第1側面は対向して配置された他のプリズムの第2側面と同じサイズを有し、前記線状光源の管径は対となるプリズムの厚みの概ね80%であることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍には、同色の3本の線状光源が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記3本の線状光源は、すべて白色光源であることを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置。
- 前記導光板の少なくとも1つの端面の近傍には、2色以上の3本の線状光源が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記3本の線状光源は、赤色光源、緑色光源および青色光源であることを特徴とする、請求項6に記載の液晶表示装置。
- 前記3本の線状光源は、前記導光板の端面に近い側から緑色光源、赤色光源、青色光源の順に配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の液晶表示装置。
- 前記液晶パネルに供給される画像信号に基づき調光信号を求める調光制御部をさらに備え、
前記バックライト駆動回路は、前記調光信号に応じて前記線状光源の発光量を制御することを特徴とする、請求項4に記載の液晶表示装置。 - 前記液晶パネルはカラーフィルタを有しておらず、
前記液晶駆動回路は、前記液晶パネルに対して赤色、緑色および青色の画像信号を1画面分ずつ順に供給し、
前記バックライト駆動回路は、前記液晶駆動回路の動作に合わせて、赤色光源、緑色光源および青色光源を順に発光させることを特徴とする、請求項7に記載の液晶表示装置。
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---|---|---|---|
JP2006165907A JP2007334017A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006165907A JP2007334017A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007334017A true JP2007334017A (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=38933555
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006165907A Pending JP2007334017A (ja) | 2006-06-15 | 2006-06-15 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007334017A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009245846A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Suzhou Marsleds Optoelectronics Co Ltd | Led街路灯 |
WO2014097976A1 (ja) * | 2012-12-21 | 2014-06-26 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
CN110309748A (zh) * | 2019-06-23 | 2019-10-08 | 深圳阜时科技有限公司 | 生物特征检测系统 |
-
2006
- 2006-06-15 JP JP2006165907A patent/JP2007334017A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009245846A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Suzhou Marsleds Optoelectronics Co Ltd | Led街路灯 |
WO2014097976A1 (ja) * | 2012-12-21 | 2014-06-26 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
CN110309748A (zh) * | 2019-06-23 | 2019-10-08 | 深圳阜时科技有限公司 | 生物特征检测系统 |
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