JP2007333222A - 伝熱管とその製造方法、並びにその伝熱管を用いた凝縮器 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持ち、しかも凝縮器を作製する際に、取り付け方向を気にする必要がない組み立て作業性に優れた伝熱管を提供することを目的とする。
【解決手段】外界流体にさらされ、内部を流れる冷媒を相変化させることにより外界流体と冷媒との間で熱交換を行う伝熱管であって、伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した冷媒の濡れ広がりを防止して集流部へ移動させる複数の撥水部と、を有し、集流部及び撥水部が、伝熱管の周方向に交互に配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】外界流体にさらされ、内部を流れる冷媒を相変化させることにより外界流体と冷媒との間で熱交換を行う伝熱管であって、伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した冷媒の濡れ広がりを防止して集流部へ移動させる複数の撥水部と、を有し、集流部及び撥水部が、伝熱管の周方向に交互に配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、宇宙用、工業用、家庭用の電子素子等を冷却するための冷却装置における蒸発器や凝縮器等の熱交換器用の伝熱管に係り、特に凝縮器の伝熱管として使用する際に、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能とを向上させ得る熱交換器用の伝熱管とその製造方法、並びにその伝熱管を用いた凝縮器に関するものである。
従来より宇宙用、工業用、家庭用の電子素子等を冷却するための冷却装置における蒸発器や凝縮器等の熱交換器では、複数の伝熱管がそれぞれ平行に配管されて取り付けられており、それら複数の伝熱管内に、伝熱流体としての冷媒を流通させる一方、各伝熱管の外面には空気や水等の被冷却流体や冷却液等を接触させることにより、それら冷媒と被冷却流体もしくは冷却液等との間で熱交換が行われる。
そして、このような熱交換器に取り付けられる伝熱管としては、一般にその外面に複数のフィンが装着される一方、その内面には管軸方向に延びる溝部と山部とが管周方向に交互に位置するように形成された構造のものが採用されている。それによって被冷却流体や冷却液の伝熱管に対する接触面積を効率的に増大させるとともに、冷媒が溝部に沿って伝熱管内を流通し、その結果伝熱管の熱伝達率の向上、ひいては熱交換器自体の熱交換効率の向上が図られている。
このような構成の熱交換器用の伝熱管、特に凝縮器用の伝熱管において、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させるには、凝縮した冷媒があまり広範囲に濡れ広がらず、速やかに流動して常に乾いた面が存在していることが望ましく、また凝縮した冷媒が伝熱管を閉塞することなく効率よく流通するためには、薄い液膜となって濡れ広がるようになっていることが望ましい。
一方、近年の電子素子等の小型化の影響もあり、パソコンなどの筐体も小型化が図られ、さらには電子素子等を冷却するための冷却装置の小型化とともに、冷却装置の取り付けの際の自由度が要求されており、熱交換器用の伝熱管に対しても、特に凝縮器の伝熱管として使用する際に、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持つことが要求されている。
これらの要求に応えるために、例えば(特許文献1)には、「伝熱管内面の上部を親水性表面とし、下部を撥水性表面とした伝熱管」が開示されている。
また、(特許文献2)には、「管内面に、管軸方向に延びる溝部と山部とが管周方向に交互に位置するように形成されてなる、管内に伝熱流体が流通せしめられる熱交換器用の伝熱管にして、前記溝部と前記山部とが異なる親水性を有し、且つ該溝部の親水性が該山部の親水性よりも大ならしめられていることを特徴とする熱交換器用伝熱管」が開示されている。
特開平6−147784号公報
特開平8−136178号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)の伝熱管を特に凝縮器の伝熱管として使用する際に、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能とをともに有効に発揮させる上で、その撥水性表面が上側に、親水性表面が下側になるように取り付ける必要があるため、凝縮器に組み付ける際に親水側と撥水側の面の確認作業が必要であり、組み立て作業性に欠けるという課題を有していた。
また、完成した凝縮器の取り付け方向も制約されてしまうため、取り付けの自由度がなく、設置自在性に欠けるという課題を有していた。
(2)(特許文献2)の熱交換器用伝熱管は、親水性が互いに異なる溝部と山部が、管周方向に交互に形成されているが、溝部と山部はともに親水性であるため、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能のバランスが不十分であるという課題を有していた。
また、管周方向に交互に溝部と山部を形成しなければならないため、内面が平滑な管に比べて製造工数が増え、量産性に欠けるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持ち、しかも凝縮器を作製する際に、取り付け方向を気にする必要がない組み立て作業性に優れた伝熱管の提供、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持つために必要な集水部及び撥水部を伝熱管内部に任意の形状で容易に形成することができる量産性に優れた伝熱管の製造方法の提供、並びに冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持つ伝熱管を用いて、その外表面にフィンを取り付けることにより、電子機器等に取り付ける際に、取り付け方向の制約を受け難く、設置自在性に優れた凝縮器の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の伝熱管は、外界流体にさらされ、内部を流れる冷媒を相変化させることにより前記外界流体と前記冷媒との間で熱交換を行う伝熱管であって、前記伝熱管の内表面に、前記冷媒の流れ方向に凝縮した前記冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した前記冷媒の濡れ広がりを防止して前記集流部へ移動させる複数の撥水部と、を有し、前記集流部及び前記撥水部が、前記伝熱管の周方向に交互に配置されている構成を有している。
これにより、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持ち、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができる熱交換の効率性に優れた伝熱管を提供することができる。
上記課題を解決するために、本発明の伝熱管の製造方法は、伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した前記冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した前記冷媒の濡れ広がりを防止して前記集流部へ移動させる複数の撥水部と、を有し、前記集流部及び前記撥水部が、前記伝熱管の周方向に交互に配置されている伝熱管の製造方法であって、前記伝熱管の内表面に前記集流部のパターンを有する凸型のマスクを押し当てる集流部マスキング工程と、前記伝熱管の内表面の前記マスク以外の部分に撥水膜を形成する撥水部形成工程と、を備えた構成を有している。
これにより、伝熱管の内表面の集流部以外の部分に確実に撥水膜を形成することができ、集流部と撥水部のパターン形状が互いに重なることがない信頼性に優れた伝熱管の製造方法を提供することができる。
上記課題を解決するために、本発明の伝熱管を用いた凝縮器は、伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した前記冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した前記冷媒の濡れ広がりを防止して前記集流部へ移動させる複数の撥水部と、を有し、前記集流部及び前記撥水部が、前記伝熱管の周方向に交互に配置されている複数の伝熱管と、前記伝熱管の外表面に配設されたフィンと、を備えた構成を有している。
これにより、伝熱管が冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持ち、電子機器等に取り付ける際に、取り付け方向の制約を受け難く、設置自在性に優れた凝縮器を提供することができる。
以上説明したように本発明の伝熱管とその製造方法、並びにその伝熱管を用いた凝縮器によれば、以下のような有利な効果が得られる。
伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した前記冷媒の濡れ広がりを防止して前記集流部へ移動させる複数の撥水部と、を有し、前記集流部及び前記撥水部が、前記伝熱管の周方向に交互に配置されていることにより、撥水部で凝縮した冷媒は、互いが集まって大きくなり、かつ素早く移動して集流部に流れ込むために、撥水部を常に乾いた状態に保つことができると共に、集流部では凝集した冷媒が濡れ広がるので、凝縮した冷媒が伝熱管を閉塞することなく効率よく流通することができ、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができる熱交換の効率性に優れた伝熱管を提供することができる。
集流部マスキング工程で伝熱管の内表面に集流部のパターンを有する凸型のマスクを押し当てた上で、撥水部形成工程で伝熱管の内表面のマスク以外の部分に撥水膜を形成することができるので、集流部と撥水部のパターン形状が互いに重なることがなく、生産性、信頼性に優れた伝熱管の製造方法を提供することができる。
冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持つ複数の伝熱管を備え、伝熱管の外表面にフィンが配設されているので、電子機器等に取り付ける際に、取り付け方向の制約を受け難く、設置自在性に優れた凝縮器を提供することができる。
本発明は、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持ち、しかも凝縮器を作製する際に、取り付け方向を気にする必要がない組み立て作業性に優れた伝熱管を提供するという目的を、伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した上記冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した上記冷媒の濡れ広がりを防止して上記集流部へ移動させる複数の撥水部が、上記伝熱管の周方向に交互に配置されていることにより実現した。
また、本発明は、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持つために必要な集水部及び撥水部を伝熱管内部に任意の形状で容易に形成することができる量産性に優れた伝熱管の製造方法を提供するという目的を、伝熱管の内表面に集流部のパターンを有する凸型のマスクを押し当てる集流部マスキング工程と、上記伝熱管の内表面の上記マスク以外の部分に撥水膜を形成する撥水部形成工程と、を備えることにより実現した。
さらに、本発明は、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができ、電子機器等に取り付ける際に、取り付け方向の制約を受け難く、設置自在性に優れた凝縮器を提供するという目的を、伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した上記冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した上記冷媒の濡れ広がりを防止して上記集流部へ移動させる複数の撥水部が、上記伝熱管の周方向に交互に配置されている複数の伝熱管と、上記伝熱管の外表面に配設されたフィンと、を備えることにより実現した。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、外界流体にさらされ、内部を流れる冷媒を相変化させることにより上記外界流体と上記冷媒との間で熱交換を行う伝熱管であって、上記伝熱管の内表面に、上記冷媒の流れ方向に凝縮した上記冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した上記冷媒の濡れ広がりを防止して上記集流部へ移動させる複数の撥水部が、上記伝熱管の周方向に交互に配置されている構成を有している。
これにより、撥水部で凝縮した冷媒は、互いが集まって大きくなり、かつ素早く移動して集流部に流れ込むために、撥水部を常に乾いた状態に保つことができると共に、集流部では凝集した冷媒が薄く濡れ広がって流動するので、凝縮した冷媒が伝熱管を閉塞することなく効率よく流通することができ、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持ち、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができるという作用を有する。
また、伝熱管の内表面の周方向に交互に配置された集流部と撥水部を有することにより、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持つことができるので、管周方向に溝部や山部などを形成する必要がなく量産性に優れるという作用を有する。
ここで、集流部と撥水部を伝熱管の内表面の周方向に交互に繰り返し形成することにより、伝熱管の取り付け方向(角度)によらず、複数の集流部の内の下側に位置する集流部で凝縮した冷媒を集流して伝熱管の上流から下流へ流動させることができるので、凝縮器に組み付ける際に、取り付け方向の確認作業が不要で、組み立て作業性に優れる。
集流部及び撥水部は、それぞれ伝熱管の内表面を所望のパターンで親水処理及び撥水処理することにより形成することができる。
親水処理剤としては、例えばパーヒドロポリシラザン、メチルシロキサン等の従来公知のものが好適に用いられ、撥水処理剤としては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリシロキサン等の従来公知のものが好適に用いられる。特に、高温の熱処理や紫外線等の照射などが不要で耐久性に優れるものが量産性、長寿命性に優れ好ましい。
尚、親水処理剤及び撥水処理剤は、それぞれ冷媒の種類に応じて、適宜、選択することができる。
尚、伝熱管自身が親水性を有する材質で形成されている場合は、部分的に撥水処理のみを行って撥水部を形成し、それ以外の部分を集流部とすることもできる。
親水性を有する材質としては、Cu,Fe,Al,ステンレス,真鍮等の金属が好適に用いられる。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、第1の発明に記載の伝熱管であって、上記集流部が、上記伝熱管の軸方向に沿って一方の端から他方の端まで繋がって形成された主流部と、上記主流部の一側部又は両側部に延設して形成された1以上の副流部と、を備えている構成を有している。
これにより、凝縮した冷媒は、撥水部で撥水され副流部から主流部に導かれるので、凝縮した冷媒を主流部に集めながら、伝熱管の一方の端から他方の端まで確実に流動させることができ、凝縮した冷媒が伝熱管を閉塞することがなく、効率よく流通させることができ、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができるという作用を有する。
また、凝縮した冷媒を複数の副流部により効率的に主流部に集水して伝熱管の上流側から下流側に連続的に流動させることができ、伝熱管の管周方向に溝部や山部などを形成する必要がなく量産性に優れるという作用を有する。
ここで、主流部及び副流部の幅、並びに副流部の長さは、伝熱管の管径や集流部の本数により、適宜、選択することができる。また、副流部の数や配置間隔も伝熱管の長さなどにより、適宜、選択することができる。
尚、副流部を主流部の両側部に設ける場合、副流部は主流部を中心に左右対称に配置してもよいし、主流部の左右で互い違いに配置してもよい。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、第2の発明に記載の伝熱管であって、上記副流部が、直線状に傾斜して形成されている構成を有している。
これにより、凝縮した冷媒を伝熱管の上流側から下流側に向かうように副流部に沿って速やかに移動させ、主流部に集水させることができるという作用を有する。
ここで、副流部は、主流部の上流側と鋭角をなすように傾斜していればよく、その傾斜角度は、集流部の数や配置間隔などにより、適宜、選択することができる。尚、副流部の幅は長さ方向に一定でもよいし、上流側から下流側に向かって幅広になるように形成してもよい。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、第2の発明に記載の伝熱管であって、上記副流部が、曲線状に形成されている構成を有している。
これにより、凝縮した冷媒を伝熱管の上流側から下流側に向かうように副流部に沿って速やかに移動させ、主流部に集水させることができるという作用を有する。
ここで、副流部は、円弧状などの曲線状に形成することができるが、凝縮した冷媒が副流部に沿って上流側から下流側に向かって速やかに流れる形状であればよい。尚、副流部の幅は長さ方向に一定でもよいし、上流側から下流側に向かって幅広になるように形成してもよい。
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、第2の発明に記載の伝熱管であって、上記副流部が、上記主流部に傾斜して延設された傾斜部と、上記傾斜部に延設され上記主流部に平行に形成された平行部と、を備えている構成を有している。
これにより、主流部と主流部との間に主流部と平行な平行部が配置されるので、より多くの凝縮した冷媒を副流部から主流部に導いて集水することができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能を向上させることができるという作用を有する。
上記課題を解決するためになされた第6の発明は、第1乃至第5の発明の内いずれか1項の発明に記載の伝熱管であって、前記主流部の上流側と、前記副流部と、のなす角度が、鋭角である構成を有している。
これにより、副流部で凝縮した冷媒を上流側から下流側へ向かって一方向に移動させ、確実に主流部に導いて集水することができ、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができるという作用を有する。
上記課題を解決するためになされた第7の発明は、第1乃至第6の発明の内いずれか1項の発明に記載の伝熱管であって、上記主流部が、管軸方向に平行な直線形状に形成されている構成を有している。
これにより、冷媒を伝熱管の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れるという作用を有する。
上記課題を解決するためになされた第8の発明は、第1乃至第6の発明の内いずれか1項の発明に記載の伝熱管であって、上記主流部が、波線形状に形成されている構成を有している。
これにより、冷媒を伝熱管の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れるという作用を有する。
上記課題を解決するためになされた第9の発明は、第1乃至第6の発明の内いずれか1項の発明に記載の伝熱管であって、上記主流部が、螺旋形状に形成されている構成を有している。
これにより、伝熱管の取り付け方向(角度)によらず、冷媒を伝熱管の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れるという作用を有する。
上記課題を解決するためになされた第10の発明は、第1乃至第9の発明の内いずれか1項の発明に記載の伝熱管であって、上記集流部が、上記伝熱管の内表面の周方向に少なくとも3本形成されている構成を有している。
これにより、伝熱管の取り付け方向(角度)によらず、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能を有効に発揮させることができ、凝縮器に組み付ける際の組み立て作業性に優れるという作用を有する。
ここで、伝熱管の内表面の周方向に少なくとも3本の集流部を形成することにより、親水性の集流部の少なくとも1本が伝熱管の下側半分に配置される様になり、凝縮器に組み付ける際に、集流部の位置を確認する作業が必要なく生産性に優れると共に、完成した凝縮器の取り付けの自由度を向上させることができ汎用性に優れる。集流部の数は、伝熱管の管径や集流部のパターンの寸法や形状などによって適宜、選択することができるが、3本乃至10本が好ましい。集流部の数が、3本より少なくなるにつれ、伝熱管の取り付け方向(角度)によっては集流部が伝熱管の下側に配置されなくなり、凝縮した冷媒を集流して速やかに伝熱管の上流から下流へ流動させることが困難になる傾向があり、10本より多くなるにつれ、集流部が密になって副流部を形成し難くなり、集流部のパターンが制約を受け易くなると共に、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能とのバランスを保つことが困難になる傾向がある。尚、集流部(主流部)の幅を調整することにより、10本以上形成することもできる。
上記課題を解決するためになされた第11の発明は、第1乃至第10の発明の内いずれか1項の発明に記載の伝熱管であって、上記撥水部が、撥水膜で形成されている構成を有している。
これにより、親水性の材質で形成された伝熱管或いは内表面の全面が親水処理された伝熱管の内表面に所望のパターンで撥水膜を形成するだけで、簡便かつ確実に親水性を有する集流部と撥水性を有する撥水部を形成することができ生産性に優れるという作用を有する。
ここで、伝熱管の材質、親水処理剤及び撥水処理剤については、第1の発明で説明した通りである。
上記課題を解決するためになされた第12の発明は、第11の発明に記載の伝熱管であって、上記集流部が、親水膜で形成されている構成を有している。
これにより、伝熱管の内表面に所望のパターンで親水膜を形成することができ、集流部の親水性を向上させ、冷媒の流通性能をさらに高めることができるという作用を有する。
上記課題を解決するためになされた第13の発明は、第11又は12の発明に記載の伝熱管であって、上記集流部を形成する上記親水膜及び上記撥水部を形成する上記撥水膜が、それぞれ0.1μm〜0.5μmの膜厚を備えている構成を有している。
これにより、伝熱管の熱伝導度の低下を招くことなく、確実に集流部及び撥水部を形成することができ、凝縮した冷媒の流通性能と冷媒の凝縮性能をバランス良く併せ持つことができるという作用を有する。
ここで、親水膜及び撥水膜の膜厚が0.1μmよりも薄くなるにつれ、伝熱管の内表面を親水膜及び撥水膜で斑なく完全に覆うことが困難になり、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能が不十分となる傾向があり、また、膜厚が0.5μmよりも厚くなるにつれ、膜形成に伴う熱伝導度の低下の影響が大きくなり、熱交換器としての性能が低下し易くなる傾向があり、いずれも好ましくない。
上記課題を解決するためになされた第14の発明は、第11の発明に記載の伝熱管であって、上記撥水膜及び上記親水膜の少なくともいずれか一方が、シリコーンレジン系の材料で形成されている構成を有している。
これにより、伝熱管の内表面に所定の形状の撥水部や集流部を容易に形成することができ、また材料の樹脂分の濃度を調整することにより、膜厚を容易に制御することができ量産性に優れるという作用を有する。
ここで、シリコーンレジンは三次元化したシロキサン結合を主骨格とするため、高硬度で耐候性、難燃性に優れた被膜を形成でき、有機置換基の効果により撥水性、親水性のいずれの機能でも付与することができる。
上記課題を解決するためになされた第15の発明は、伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した上記冷媒が集流される親水性の集流部と、凝縮した上記冷媒を撥水する撥水部と、を有する伝熱管の製造方法であって、上記伝熱管の内表面に上記集流部のパターンを有する凸型のマスクを押し当てる集流部マスキング工程と、上記伝熱管の内表面の上記マスク以外の部分に撥水膜を形成する撥水部形成工程と、を備えている構成を有している。
これにより、集流部マスキング工程で、親水性の材質で形成された伝熱管或いは内表面の全面が親水処理された伝熱管の内表面を集流部のパターンを有する凸型のマスクで覆った上で、撥水部形成工程で簡便かつ確実に集流部以外の部分に撥水膜を形成することができ、集流部と撥水部を併せ持つ伝熱管の量産性に優れるという作用を有する。
上記課題を解決するためになされた第16の発明は、第15の発明に記載の伝熱管の製造方法であって、上記伝熱管の内表面に上記撥水部のパターンを有する凸型のマスクを押し当てる撥水部マスキング工程と、上記伝熱管の内表面の上記マスク以外の部分に親水膜を形成する集流部形成工程と、を備えている構成を有している。
これにより、撥水部マスキング工程で、伝熱管の内表面を撥水部のパターンを有する凸型のマスクで覆った上で、集流部形成工程で簡便かつ確実に撥水部以外の部分に親水膜を形成して集流部の親水性を向上させることができ、冷媒の流通性能に優れた伝熱管を製造することができるという作用を有する。
ここで、撥水部を前述の集流部マスキング工程と撥水部形成工程で形成し、集流部を撥水部マスキング工程と集流部形成工程で形成する場合、いずれを先に行ってもよい。
上記課題を解決するためになされた第17の発明は、第15又は16の発明に記載の伝熱管の製造方法であって、上記集流部マスキング工程又は上記撥水部マスキング工程が、上記伝熱管よりも小さな管径を有し1つ以上の上記凸型のマスクが半径方向に摺動自在に保持されたマスク保持具を上記伝熱管の内部に挿通するマスク挿通工程と、上記マスク保持具の中空部に上記マスク保持具の内径よりも外径の小さな押圧部材を挿通し上記凸型のマスクを上記伝熱管の内表面に押し当てて密着させるマスク密着工程と、を備えている構成を有している。
これにより、マスク挿通工程でマスク保持具を伝熱管の内部に挿通して凸型のマスクを所定の位置に固定した上で、マスク密着工程でマスク保持具の中空部に押圧部材を挿通してマスクを伝熱管の内表面に押し当てて確実に密着させることができ、所定の位置に同時に複数の集流部及び撥水部を精度よく形成することができ量産性に優れるという作用を有する。
ここで、マスク保持具が伝熱管と同等の長さを有し、その全長に渡って凸型のマスクが配設されている場合、一度の作業で伝熱管の全長に撥水部となる撥水膜や集流部となる親水膜を形成することができ量産性に優れる。
マスク保持具はその半径方向に摺動自在にマスクを保持することができるものであればよい。例えば、マスク保持具の長手方向に1乃至複数の固定孔を穿設し、その固定孔にマスクの基部を挿通してマスク保持具の内側に突出させておく。マスク保持具の中空部に円柱状又は円筒状などの押圧部材を挿通することにより、基部を外方に押圧してマスクを摺動させることができ、マスクの表面を伝熱管の内表面に密着させることができる。このとき、基部とマスク保持具の内表面との間にバネを配設しておけば、撥水部形成工程及び集流部形成工程の終了後に押圧部材を引き抜くだけで、バネの復元力によりマスクが初期位置に復帰するので施工性に優れる。
上記課題を解決するためになされた第18の発明は、凝縮器であって、請求項1乃至14の内いずれか1項に記載の複数の伝熱管と、上記伝熱管の外表面に配設されたフィンと、を備えている構成を有している。
これにより、伝熱管の向きによらず冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持っているので、電子機器等に取り付ける際に、取り付け方向の制約を受け難く、設置の自由度を高くすることができるという作用を有する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、各図に基づいて説明する。
以下、本発明の実施の形態について、各図に基づいて説明する。
図1(a)は本発明の実施の形態1における伝熱管を示す断面図であり、図1(b)は本発明の実施の形態1における伝熱管の平面展開図である。
図1中、実施の形態1における伝熱管1の管壁2の内表面の周方向には、所定のピッチで3本の親水性の集流部3が形成されている。
集流部3は伝熱管1の軸方向に沿って一方の端から他方の端まで繋がった管軸方向に平行で直線状に形成された主流部4と、主流部4の一側部に直線状に傾斜して延設して形成された複数本の副流部5を有している。
また、集流部3以外の部分は、撥水性を有する撥水部6が形成されている。
図1(a)に示すように、断面で見ると、伝熱管1の周方向に集流部3と撥水部6が交互に繰り返し配置された形となっている。
伝熱管1の内表面の周方向に少なくとも3本の集流部3を形成することにより、伝熱管の取り付け方向(角度)によらず、親水性の集流部3の少なくとも1本が伝熱管1の下側半分に配置される様になり、凝縮器に組み付ける際に、集流部3の位置を確認する作業が必要なく生産性に優れると共に、完成した凝縮器の取り付けの自由度を向上させることができ汎用性に優れる。
集流部3及び撥水部6は、それぞれ伝熱管1の内表面を所望のパターンで親水処理及び撥水処理することにより形成することができる。
伝熱管1の材質は、銅であり、親水処理剤として、ポリシラザンNL120A(AZエレクトロニックマテリアルズ(株)製)、撥水処理剤として、SR2411(東レ・ダウコーニング(株)製)を用いた。
集流部3を形成する親水膜及び撥水部6を形成する撥水膜の膜厚は、それぞれ0.1μm〜0.5μmとした。親水膜及び撥水膜の膜厚が0.1μmよりも薄くなるにつれ、伝熱管1の内表面を親水膜及び撥水膜で斑なく完全に覆うことが困難になり、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能が不十分となる傾向があり、また、膜厚が0.5μmよりも厚くなるにつれ、膜形成に伴う熱伝導度の低下の影響が大きくなり、熱交換器としての性能が低下し易くなる傾向があることがわかったためである。
親水膜及び撥水膜の膜厚を0.1μm〜0.5μmとしたことにより、伝熱管1の熱伝導度の低下を招くことなく、確実に集流部3及び撥水部6を形成することができ、凝縮した冷媒の流通性能と冷媒の凝縮性能をバランス良く併せ持つことができる。
撥水部6で凝縮した冷媒は、互いが集まって大きくなり、かつ素早く移動して集流部3に流れ込み、撥水部6を常に乾いた状態に保つことができると共に、集流部では凝集した冷媒が薄い液膜となって濡れ広がり、集流部3を速やかに流動するので、凝縮した冷媒が伝熱管1を閉塞することなく効率よく流通することができ、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持ち、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができる。
また、凝縮した冷媒は、撥水部6で撥水され副流部5から主流部4に導かれるので、凝縮した冷媒を主流部4に集めながら、伝熱管1の一方の端から他方の端まで確実に流動させることができ、凝縮した冷媒が伝熱管1を閉塞することがなく、効率よく流通させることができ、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができる。
凝縮した冷媒を複数の副流部5により効率的に主流部4に集水して伝熱管1の上流側から下流側に連続的に流動させることができるので、伝熱管1の管周方向に溝部や山部などを形成する必要がなく量産性に優れる。
また、主流部4の上流側と副流部5とのなす角度θが鋭角となるように、副流部5が直線状に傾斜して形成されているので、凝縮した冷媒を伝熱管1の上流側から下流側に向かうように副流部5に沿って速やかに移動させ、主流部4に集水させることができ、冷媒の蒸気を効率よく凝縮させることができる。
次に、実施の形態1における伝熱管の製造方法について説明する。
図2は本発明の実施の形態1における伝熱管の製造方法を示す要部断面図である。
まず、図2(a)に示すように、集流部マスキング工程又は撥水部マスキング工程のマスク挿通工程において、集流部3又は撥水部6のパターンに形成された3つの凸型のマスク11を伝熱管1よりも小さな管径を有するマスク保持具10に半径方向に摺動自在に保持し、伝熱管1の内部に挿通する。
次に、図2(b)に示すように、集流部マスキング工程又は撥水部マスキング工程のマスク密着工程において、マスク保持具10の中空部にマスク保持具10の内径よりも管径の小さな円筒状の押圧部材12を挿通し、凸型のマスク11の基部に配設された傾斜状の当接部11aを外方に押圧してマスク11を半径方向に摺動させ、その表面を伝熱管の内表面に押し当てて密着させる。当接部11aの上面を外周側が高く、内周側が低い傾斜状に形成することにより、押圧部材12の下端が当接部11aに引っ掛かることがなく、当接部11aと共にマスク11をスムーズかつ確実に半径方向(外方)に移動させることができる。
次に、撥水部形成工程又は集流部形成工程において、伝熱管1の内表面のマスク11以外の部分に撥水処理剤又は親水処理剤を塗布し、熱処理などを行うことにより、撥水膜又は親水膜を容易に形成することができる。
集流部マスキング工程及び撥水部形成工程と、撥水部マスキング工程及び集流部形成工程の両方を行うことにより、集流部3及び撥水部6のそれぞれを親水膜及び撥水膜で形成することができる。尚、集流部3及び撥水部6はいずれを先に形成してもよい。集流部マスキング工程及び撥水部マスキング工程の位置合わせは、例えば伝熱管1に形成した切り欠きと、マスク保持具10に設けた凸部を位置合わせして行うことができる。これにより、集流部3及び撥水部6の位置ずれを防止できる。
マスクの材質としては、シリコーン樹脂やポリエチレンテレフタレート樹脂等が好適に用いられる。
尚、撥水膜及び親水膜の形成方法は、本実施の形態に限定されるものではなく、例えば凸型のマスク11の表面に撥水処理剤又は親水処理剤を塗布しておき、それを伝熱管1の内表面に転写するようにして形成することもできる。
本実施の形態では、集流部3及び撥水部6のそれぞれを親水膜及び撥水膜で形成したが、伝熱管1が親水性の材質で形成されている場合や伝熱管1の内表面の全面が親水処理されている場合は、伝熱管1の内表面に所望のパターンで撥水膜を形成するだけで、簡便かつ確実に親水性を有する集流部3と撥水性を有する撥水部6を形成することができ生産性に優れる。このとき、さらに撥水部6以外の部分に親水膜を形成すれば、集流部3の親水性を向上させ、冷媒の流通性能をさらに高めることができる。
尚、集流部3の数は本実施の形態に限定されるものではなく、伝熱管1の管径や集流部3のパターンの寸法や形状などによって、適宜、選択することができるが、集流部3の数が、3本より少なくなるにつれ、伝熱管1の取り付け方向(角度)によっては集流部3が伝熱管1の下側に配置されなくなり、凝縮した冷媒を集流して速やかに伝熱管の上流から下流へ流動させることが困難になる傾向があり好ましくない。
次に、本発明の実施の形態1における伝熱管を用いた凝縮器について説明する。
図3は本発明の実施の形態1における伝熱管を用いた凝縮器を示す要部断面図である。
図3において、凝縮器20には複数の伝熱管1が配列され、伝熱管1の両端側にそれぞれ流入側ヘッダー21と流出側ヘッダー22が連結され、伝熱管1の外表面には複数のフィン23が配設されている。冷媒の蒸気は流入側ヘッダー21を介して伝熱管1内に流入し、伝熱管1内部の撥水部6上で凝縮し、集流部3へ流れ込んで流出側ヘッダー22に集められる。
伝熱管1の向きによらず冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持っているので、電子機器等に取り付ける際に、取り付け方向の制約を受け難く、設置の自由度を高くすることができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における伝熱管を示す平面展開図である。
図4は本発明の実施の形態2における伝熱管を示す平面展開図である。
図4において、実施の形態2における伝熱管が実施の形態1と異なるのは、集流部3aが、主流部4の両側部に直線状に傾斜して延設して形成された複数本の副流部5を有している点である。
主流部4の両側部に副流部5が形成されていることにより、実施の形態1よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5から主流部4に集水することができる。
(実施の形態3)
図5は本発明の実施の形態3における伝熱管を示す平面展開図である。
図5は本発明の実施の形態3における伝熱管を示す平面展開図である。
図5において、実施の形態3における伝熱管が実施の形態1と異なるのは、集流部3bの副流部5aが、主流部4に傾斜して延設された傾斜部5bと、傾斜部5bに延設され主流部4に平行に形成された平行部5cと、を有する点である。
主流部4と主流部4との間に主流部4と平行な平行部5cが配置されるので、実施の形態1よりも、より多くの凝縮した冷媒を副流部5aから主流部4に導いて集水することができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能を向上させることができる。
(実施の形態4)
図6は本発明の実施の形態4における伝熱管を示す平面展開図である。
図6は本発明の実施の形態4における伝熱管を示す平面展開図である。
図6において、実施の形態4における伝熱管が実施の形態3と異なるのは、集流部3cの主流部4の両側部に実施の形態3と同様の副流部5aが形成されている点である。
主流部4の両側部に副流部5aが形成されていることにより、実施の形態3よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5aから主流部4に集水することができる。
(実施の形態5)
図7は本発明の実施の形態5における伝熱管を示す平面展開図である。
図7は本発明の実施の形態5における伝熱管を示す平面展開図である。
図7において、実施の形態5における伝熱管が実施の形態1と異なるのは、集流部3dの副流部5dが、略円弧状の曲線状に形成されている点である。
副流部5dが略円弧状の曲線状に形成されていることにより、凝縮した冷媒を伝熱管1の上流側から下流側に向かうように副流部5dに沿って速やかに移動させ、主流部3dに集水させることができる。
(実施の形態6)
図8は本発明の実施の形態6における伝熱管を示す平面展開図である。
図8は本発明の実施の形態6における伝熱管を示す平面展開図である。
図8において、実施の形態6における伝熱管が実施の形態5と異なるのは、集流部3eの主流部4の両側部に実施の形態5と同様の副流部5dが形成されている点である。
主流部4の両側部に副流部5dが形成されていることにより、実施の形態5よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5dから主流部4に集水することができる。
(実施の形態7)
図9は本発明の実施の形態7における伝熱管を示す平面展開図である。
図9は本発明の実施の形態7における伝熱管を示す平面展開図である。
図9において、実施の形態7における伝熱管が実施の形態1と異なるのは、集流部3fの主流部4aが、波線形状に形成されている点である。
主流部4aが波線形状であることにより、冷媒を伝熱管1の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れる。
(実施の形態8)
図10は本発明の実施の形態8における伝熱管を示す平面展開図である。
図10は本発明の実施の形態8における伝熱管を示す平面展開図である。
図10において、実施の形態8における伝熱管が実施の形態7と異なるのは、集流部3gの主流部4aの両側部に実施の形態7と同様の副流部5が形成されている点である。
主流部4aの両側部に副流部5が形成されていることにより、実施の形態7よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5から主流部4aに集水することができる。
(実施の形態9)
図11は本発明の実施の形態9における伝熱管を示す平面展開図である。
図11は本発明の実施の形態9における伝熱管を示す平面展開図である。
図11において、実施の形態9における伝熱管が実施の形態3と異なるのは、集流部3hの主流部4aが、波線形状に形成されている点である。
主流部4aが波線形状であることにより、冷媒を伝熱管1の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れる。
(実施の形態10)
図12は本発明の実施の形態10における伝熱管を示す平面展開図である。
図12は本発明の実施の形態10における伝熱管を示す平面展開図である。
図12において、実施の形態10における伝熱管が実施の形態9と異なるのは、集流部3iの主流部4aの両側部に実施の形態9と同様の副流部5aが形成されている点である。
主流部4aの両側部に副流部5aが形成されていることにより、実施の形態9よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5aから主流部4aに集水することができる。
(実施の形態11)
図13は本発明の実施の形態11における伝熱管を示す平面展開図である。
図13は本発明の実施の形態11における伝熱管を示す平面展開図である。
図13において、実施の形態11における伝熱管が実施の形態5と異なるのは、集流部3jの主流部4aが、波線形状に形成されている点である。
主流部4aが波線形状であることにより、冷媒を伝熱管1の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れる。
(実施の形態12)
図14は本発明の実施の形態12における伝熱管を示す平面展開図である。
図14は本発明の実施の形態12における伝熱管を示す平面展開図である。
図14において、実施の形態12における伝熱管が実施の形態11と異なるのは、集流部3kの主流部4aの両側部に実施の形態10と同様の副流部5dが形成されている点である。
主流部4aの両側部に副流部5dが形成されていることにより、実施の形態11よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5dから主流部4aに集水することができる。
(実施の形態13)
図15は本発明の実施の形態13における伝熱管を示す平面展開図である。
図15は本発明の実施の形態13における伝熱管を示す平面展開図である。
図15において、実施の形態13における伝熱管が実施の形態1と異なるのは、集流部3lの主流部4bが、平面に展開した状態で管軸に対して傾斜して形成され、伝熱管1の内表面に螺旋形状に配置されている点である。
主流部4bが螺旋形状に配置されることにより、伝熱管1の取り付け方向(角度)によらず、冷媒を伝熱管1の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れる。
(実施の形態14)
図16は本発明の実施の形態14における伝熱管を示す平面展開図である。
図16は本発明の実施の形態14における伝熱管を示す平面展開図である。
図16において、実施の形態14における伝熱管が実施の形態13と異なるのは、集流部3mの主流部4bの両側部に実施の形態13と同様の副流部5が形成されている点である。
主流部4bの両側部に副流部5が形成されていることにより、実施の形態13よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5から主流部4bに集水することができる。
(実施の形態15)
図17は本発明の実施の形態15における伝熱管を示す平面展開図である。
図17は本発明の実施の形態15における伝熱管を示す平面展開図である。
図17において、実施の形態15における伝熱管が実施の形態3と異なるのは、集流部3nの主流部4bが、平面に展開した状態で管軸に対して傾斜して形成され、伝熱管1の内表面に螺旋形状に配置されている点である。
主流部4bが螺旋形状に配置されることにより、伝熱管1の取り付け方向(角度)によらず、冷媒を伝熱管1の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れる。
(実施の形態16)
図18は本発明の実施の形態16における伝熱管を示す平面展開図である。
図18は本発明の実施の形態16における伝熱管を示す平面展開図である。
図18において、実施の形態16における伝熱管が実施の形態15と異なるのは、集流部3oの主流部4bの両側部に実施の形態15と同様の副流部5aが形成されている点である。
主流部4bの両側部に副流部5aが形成されていることにより、実施の形態15よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5aから主流部4bに集水することができる。
(実施の形態17)
図19は本発明の実施の形態17における伝熱管を示す平面展開図である。
図19は本発明の実施の形態17における伝熱管を示す平面展開図である。
図19において、実施の形態17における伝熱管が実施の形態5と異なるのは、集流部3pの主流部4bが、平面に展開した状態で管軸に対して傾斜して形成され、伝熱管1の内表面に螺旋形状に配置されている点である。
主流部4bが螺旋形状に配置されることにより、伝熱管1の取り付け方向(角度)によらず、冷媒を伝熱管1の上流側から下流側に連続的に流すことができ、冷媒の凝縮性能及び凝縮した冷媒の流通性能の信頼性に優れる。
(実施の形態18)
図20は本発明の実施の形態18における伝熱管を示す平面展開図である。
図20は本発明の実施の形態18における伝熱管を示す平面展開図である。
図20において、実施の形態18における伝熱管が実施の形態17と異なるのは、集流部3qの主流部4bの両側部に実施の形態17と同様の副流部5dが形成されている点である。
主流部4bの両側部に副流部5dが形成されていることにより、実施の形態17よりも、さらに効率的に凝縮した冷媒を副流部5dから主流部4bに集水することができる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
(実施例1)
実施の形態1で説明した伝熱管1について、集流部3を形成する親水膜の膜厚と、撥水部6を形成する撥水膜の膜厚が、熱伝達率へ与える影響を調べた。
実施の形態1で説明した伝熱管1について、集流部3を形成する親水膜の膜厚と、撥水部6を形成する撥水膜の膜厚が、熱伝達率へ与える影響を調べた。
図21は、親水膜及び撥水膜の膜厚と熱抵抗との関係を示す図である。
図21から明らかなように、親水膜及び撥水膜の膜厚が0.1μm〜0.5μmの範囲では熱抵抗が低減されているが、膜厚が0.1μmよりも薄い場合と膜厚が0.5μmよりも厚い場合には、親水膜及び撥水膜を形成しないとき(膜厚0に相当)と同等以上に熱抵抗が上昇しており、熱伝達率が低下していることがわかった。
本発明の伝熱管は、冷媒の凝縮性能と凝縮した冷媒の流通性能をバランス良く併せ持つため、凝縮器としてはもちろんであるが、冷媒の蒸発と凝縮とを繰り返すことで熱を移動させるヒートパイプにも利用できる。また、集流部と撥水部の構成比率を変化させることで蒸発器としても利用できる。
1 伝熱管
2 管壁
3,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3n,3o,3p 集流部
4,4a,4b 主流部
5,5a,5d 副流部
5b 傾斜部
5c 平行部
6 撥水部
7 主流部
8 副流部
10 マスク保持具
11 マスク
11a 当接部
12 押圧部材
20 凝縮器
21 流入側ヘッダー
22 流出側ヘッダー
23 フィン
2 管壁
3,3a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3h,3i,3j,3k,3l,3m,3n,3o,3p 集流部
4,4a,4b 主流部
5,5a,5d 副流部
5b 傾斜部
5c 平行部
6 撥水部
7 主流部
8 副流部
10 マスク保持具
11 マスク
11a 当接部
12 押圧部材
20 凝縮器
21 流入側ヘッダー
22 流出側ヘッダー
23 フィン
Claims (18)
- 外界流体にさらされ、内部を流れる冷媒を相変化させることにより前記外界流体と前記冷媒との間で熱交換を行う伝熱管であって、前記伝熱管の内表面に、前記冷媒の流れ方向に凝縮した前記冷媒が集流される複数の親水性の集流部と、凝縮した前記冷媒の濡れ広がりを防止して前記集流部へ移動させる複数の撥水部と、を有し、前記集流部及び前記撥水部が、前記伝熱管の周方向に交互に配置されていることを特徴とする伝熱管。
- 前記集流部が、前記伝熱管の軸方向に沿って一方の端から他方の端まで繋がって形成された主流部と、前記主流部の一側部又は両側部に延設して形成された1以上の副流部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の伝熱管。
- 前記副流部が、直線状に傾斜して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の伝熱管。
- 前記副流部が、曲線状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の伝熱管。
- 前記副流部が、前記主流部に傾斜して延設された傾斜部と、前記傾斜部に延設され前記主流部に平行に形成された平行部と、を有することを特徴とする請求項2に記載の伝熱管。
- 前記主流部の上流側と、前記副流部と、のなす角度が、鋭角であることを特徴とする請求項1乃至5の内いずれか1項に記載の伝熱管。
- 前記主流部が、管軸方向に平行な直線形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の伝熱管。
- 前記主流部が、波線形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の伝熱管
- 前記主流部が、螺旋形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の伝熱管。
- 前記集流部が、前記伝熱管の内表面の周方向に少なくとも3本形成されていることを特徴とする請求項1乃至9の内いずれか1項に記載の伝熱管。
- 前記撥水部が、撥水膜で形成されていることを特徴とする請求項1乃至10の内いずれか1項に記載の伝熱管。
- 前記集流部が、親水膜で形成されていることを特徴とする請求項11に記載の伝熱管。
- 前記集流部を形成する前記親水膜及び前記撥水部を形成する前記撥水膜が、それぞれ0.1μm〜0.5μmの膜厚を有することを特徴とする請求項11又は12に記載の伝熱管。
- 前記撥水膜及び前記親水膜の少なくともいずれか一方が、シリコーンレジン系の材料で形成されていることを特徴とする請求項12に記載の伝熱管。
- 伝熱管の内表面に、冷媒の流れ方向に凝縮した前記冷媒が集流される親水性の集流部と、凝縮した前記冷媒を撥水する撥水部と、を有する伝熱管の製造方法であって、前記伝熱管の内表面に前記集流部のパターンを有する凸型のマスクを押し当てる集流部マスキング工程と、前記伝熱管の内表面の前記マスク以外の部分に撥水膜を形成する撥水部形成工程と、を有することを特徴とする伝熱管の製造方法。
- 前記伝熱管の内表面に前記撥水部のパターンを有する凸型のマスクを押し当てる撥水部マスキング工程と、前記伝熱管の内表面の前記マスク以外の部分に親水膜を形成する集流部形成工程と、を有することを特徴とする請求項15に記載の伝熱管の製造方法。
- 前記集流部マスキング工程又は前記撥水部マスキング工程が、前記伝熱管よりも小さな管径を有し1つ以上の前記凸型のマスクが半径方向に摺動自在に保持されたマスク保持具を前記伝熱管の内部に挿通するマスク挿通工程と、前記マスク保持具の中空部に前記マスク保持具の内径よりも外径の小さな押圧部材を挿通し前記凸型のマスクを前記伝熱管の内表面に押し当てて密着させるマスク密着工程と、を備えたことを特徴とする請求項15又は16に記載の伝熱管の製造方法。
- 請求項1乃至14の内いずれか1項に記載の複数の伝熱管と、前記伝熱管の外表面に配設されたフィンと、を備えたことを特徴とする凝縮器。
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