JP2007332947A - 風力発電装置および風力発電方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来の発電装置では、航空機補助動力装置の駆動により飛行場に排出される高温の排気ガスの熱エネルギーを利用しているが、この熱エネルギーはジェット機の離着陸時にジェット機のエンジン推力による風の膨大な風力エネルギーに比べて微々たるエネルギーを利用して発電する発電装置であった。
【解決手段】 ジェット機に装備されているエンジン推力は戦闘機で約3トン〜8トン、旅客機で約40トン〜50トンの推力を持つエンジンが搭載され、大型旅客機では複数のエンジンが搭載されている。これらのジェット機から飛行場に排出されるエンジン推力による風の膨大な風力エネルギーを利用して滑走路の近傍に風力発電機を複数設置して発電することができる。
【選択図】図1
【解決手段】 ジェット機に装備されているエンジン推力は戦闘機で約3トン〜8トン、旅客機で約40トン〜50トンの推力を持つエンジンが搭載され、大型旅客機では複数のエンジンが搭載されている。これらのジェット機から飛行場に排出されるエンジン推力による風の膨大な風力エネルギーを利用して滑走路の近傍に風力発電機を複数設置して発電することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、ジェット機の離着陸時にジェット機のエンジン推力による風の力により風力発電機を駆動して発電する風力発電装置および風力発電方法に関するものである。
従来のジェット機から排出されるエネルギーを利用して発電する発電装置には、空港でスタンバイ状態にあるジェット機の航空機補助動力装置から排気される高温ガスを利用して発電するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
以下、従来の発電装置について説明する。発電装置は航空機補助動力装置の駆動により飛行場に排出される高温の排気ガスの熱を回収した熱エネルギーから電力を得る発電装置である。
特開2002−39011号公報
以上に述べた従来の発電装置は、航空機補助動力装置の駆動により飛行場に排出される高温の排気ガスの熱エネルギーを利用しているが、この熱エネルギーはジェット機の離着陸時にジェット機のエンジン推力による風の膨大な風力エネルギーに比べて微々たるエネルギーを利用して発電する発電装置である。
ジェット機に装備されているエンジン推力は戦闘機で約3トン〜8トン、旅客機で約40トン〜50トンであり、大型旅客機では複数のエンジンが搭載されている。本発明は、このような従来の構成が有していた問題を解決しようとするものであり、これらのジェット機から飛行場に排出されるエンジン推力による風の膨大な風力エネルギーを利用して発電することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明に係る風力発電装置は、風洞と、前記風洞の一端にジェット機のエンジン推力による風を取入れるための取入口と、前記風洞の他端に前記取入口から取入れたジェット機のエンジン推力による風を排出するための排出口と、前記風洞内においてジェット機のエンジン推力による風が通過する経路に設けられる風力発電機とを具備し、前記取入口からジェット機のエンジン推力による風を取り入れるように飛行場の滑走路近傍に設置されて前記風洞内を通過するジェット機のエンジン推力による風の力により前記風力発電機にて発電することを特徴とする。
また、本発明に係る風力発電システムは、飛行体と、この飛行体の離着陸施設に設けられ前記飛行体の離陸時又は着陸時の少なくとも一方において前記飛行体から風力を受けて発電する風力発電装置とを具備することを特徴とする。
また、本発明に係る風力発電方法は、ジェット機の離陸時又は着陸時の少なくとも一方においてジェット機のエンジン推力による風の力により風力発電機を駆動して発電することを特徴とする。
また、本発明に係る風力発電方法は、飛行体の離着陸時における当該飛行体からの風力を風力発電機が受けることにより発電することを特徴とする。
また、本発明に係る風力発電方法は、風力発電機の排出口の後部に集麈装置を設けたことを特徴とする請求項3記載の風力発電方法である。
上記課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、飛行場の滑走路近傍に風力発電装置を設置して、ジェット機の離着陸時にエンジンの推力による風を風力発電装置の風洞の取入口から取入れて、風洞の内部に設けられた風力発電機の発電機の回転軸の先端の羽根を回転させ排出口から排出して発電することができる。
また、排出口から排出される風は塵煙のため、排出口の後部に設けられた集麈装置のフィルターを通過するとき、塵煙に含まれる塵をフィルターが吸着するので大気汚染防止もできる。
上述したように飛行場の滑走路近傍に設置した風力発電装置はジェット機の離着陸時にエンジンの推力による風の膨大なエネルギーを利用して風力発電をすることができる。
また、エンジンから排出される塵煙に含まれた塵が集塵装置のフィルターにより取除かれるために大気汚染防止ができる。
以下、本発明の実施の形態を、図1、図2及び図3に基づいて説明する。
図において、ジェット機3が滑走して離着陸するための滑走路1の近傍の地面16に立設した支持台17上に風力発電装置2が多数設置してある。
風力発電装置2は風洞5の一端に取入口6、他端に排出口11が設けてあり、風洞5の内部には風力発電機7が1段以上(図2および図3では2段)設置されている。
風力発電機7は本体に支柱12で支えられた筒状容器13内に発電機8が収納されて、発電機8の回転軸9の先端に羽根10を設けた羽根車14が取付けてある。
地面16に立設した台20上に集塵装置18が風力発電装置2の排出口11の後部に設置されて、集麈装置18の内部にはフィルター19が設けられている。
以下、上記構成の動作を説明する。滑走路1を滑走して離陸又は着陸するジェット機3のエンジン4の推力による風が風力発電装置2の風洞5の取入口6から取入れられて、風洞5の内部に設けられた一段目の風力発電機7の発電機8の回転軸9の先端の羽根車14の羽根10を回転させ、そして、二段目の風力発電機7の発電機8の回転軸9の先端の羽根車14の羽根10を回転させて排出口11から風が排出される。
排出された風(麈煙)は集塵装置18の内部のフィルター19を通過して、風(塵煙)に含まれる塵をフィルター19に吸着されて大気中に放出される。
以上の動作により発電機8が発電を行い、リード線15により発電された電気を取出すことが出来る。
また、風(麈煙)に含まれる塵が取除かれて大気汚染防止することが出来る。
なお、風力発電装置2を設ける位置は上述したように滑走路1の近傍であればよく、例えば図1に示すように滑走路端部近傍や滑走路1の長手方向に沿った位置に設けることができる。
上記説明において「近傍」とはジェット機3からの風力を一定以上受けられる場所を意味するものであり、必ずしも滑走路1に隣接している必要はない。
さらに、風力発電装置2はジェット機3の離陸時又は着陸時の少なくとも一方で動作すればよい。
また、風(麈煙)に含まれる塵が取除かれて大気汚染防止することが出来る。
なお、風力発電装置2を設ける位置は上述したように滑走路1の近傍であればよく、例えば図1に示すように滑走路端部近傍や滑走路1の長手方向に沿った位置に設けることができる。
上記説明において「近傍」とはジェット機3からの風力を一定以上受けられる場所を意味するものであり、必ずしも滑走路1に隣接している必要はない。
さらに、風力発電装置2はジェット機3の離陸時又は着陸時の少なくとも一方で動作すればよい。
支持台17の高さや取入口6の開口の大きさや形状も設置場所の条件やより多くの風を取り入れるために適宜設計し得るものである。
図2では風洞5の同図奥行き方向に2段の風力発電機7しか設けられていないが、同方向にも複数段の風力発電機7を設けるようにしてもよい。
図2では風洞5の同図奥行き方向に2段の風力発電機7しか設けられていないが、同方向にも複数段の風力発電機7を設けるようにしてもよい。
また、飛行体はジェット機に限るものではなく例えばヘリコプターなどであってもよい。この場合は滑走路ではなくヘリポートにおけるヘリコプターの風力を一定以上受けられる場所に風力発電装置を設けるようにすればよい。
1 滑走路、 2 風力発電装置、 3 ジェット機、 4 エンジン、 5 風洞、 6 取入口、 7 風力発電機、 8 発電機、 9 回転軸、 10 羽根、 11 排出口、 12 支柱、 13 筒状容器、 14 羽根車、 15 リード線、 16 地面、 17 支持台、 18 集塵装置、 19 フィルター、 20 台
Claims (5)
- 風洞と、
前記風洞の一端にジェット機のエンジン推力による風を取入れるための取入口と、
前記風洞の他端に前記取入口から取入れたジェット機のエンジン推力による風を排出するための排出口と、
前記風洞内においてジェット機のエンジン推力による風が通過する経路に設けられる風力発電機とを具備し、
前記取入口からジェット機のエンジン推力による風を取り入れるように飛行場の滑走路近傍に設置されて前記風洞内を通過するジェット機のエンジン推力による風の力により前記風力発電機にて発電することを特徴とする風力発電装置。 - 飛行体と、この飛行体の離着陸施設に設けられ前記飛行体の離陸時又は着陸時の少なくとも一方において前記飛行体から風力を受けて発電する風力発電装置とを具備することを特徴とする風力発電システム。
- ジェット機の離陸時又は着陸時の少なくとも一方においてジェット機のエンジン推力による風の力により風力発電機を駆動して発電することを特徴とする風力発電方法。
- 飛行体の離着陸時における当該飛行体からの風力を風力発電機が受けることにより発電することを特徴とする風力発電方法。
- 風力発電機の排出口の後部に集塵装置を設けたことを特徴とする請求項3記載の風力発電方法。
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JP2006187206A JP2007332947A (ja) | 2006-06-11 | 2006-06-11 | 風力発電装置および風力発電方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100977009B1 (ko) * | 2010-02-03 | 2010-08-19 | 김종근 | 비행기의 후폭풍의 풍력을 이용한 발전방법 |
JP5689196B1 (ja) * | 2014-07-24 | 2015-03-25 | 秀勝 舟木 | 発電装置および発電方法 |
US9784244B1 (en) | 2017-03-29 | 2017-10-10 | Tarek O. Souryal | Energy collection pod |
US9970419B1 (en) | 2017-03-29 | 2018-05-15 | Tarek O. Souryal | Energy collection pod |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05197900A (ja) * | 1991-05-23 | 1993-08-06 | Telefunken Syst Technik Gmbh | 飛行場の滑走路にある案内標識板 |
JP2004144001A (ja) * | 2002-10-24 | 2004-05-20 | Fuso Giken:Kk | 風力発電装置 |
-
2006
- 2006-06-11 JP JP2006187206A patent/JP2007332947A/ja active Pending
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