JP2007331229A - 回転印 - Google Patents
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Abstract
【課題】 無端印字ベルトが回転子を回転させたときにベルト掛け部との間で滑りによる空回りの全くない構造が簡単で安価な回転印を提供すること。
【解決手段】 印字枠1内の上部にそれぞれ独立して回転可能に配列してある複数個の回転子2の各ベルト掛け部22とその下方に設けた架橋部材3との間に無端印字ベルト4をそれぞれ懸装して、各回転子2の回転操作により無端印字ベルト4を回転させて無端印字ベルト4の所要の印字部41を架橋部材3の下に位置させるようにした回転印において、前記した回転子2のベルト掛け部22の周面に複数のベルト係合用突起23を所要間隔をおいて配設する一方、各無端印字ベルト4の印字部41、41間に前記したベルト掛け部22のベルト係合用突起23に係合される送り孔42を配設した。
【選択図】 図1
【解決手段】 印字枠1内の上部にそれぞれ独立して回転可能に配列してある複数個の回転子2の各ベルト掛け部22とその下方に設けた架橋部材3との間に無端印字ベルト4をそれぞれ懸装して、各回転子2の回転操作により無端印字ベルト4を回転させて無端印字ベルト4の所要の印字部41を架橋部材3の下に位置させるようにした回転印において、前記した回転子2のベルト掛け部22の周面に複数のベルト係合用突起23を所要間隔をおいて配設する一方、各無端印字ベルト4の印字部41、41間に前記したベルト掛け部22のベルト係合用突起23に係合される送り孔42を配設した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、日付印のように下側の架橋部材の下に位置する印字部の配列を頻繁に並び換えて使用する回転印に関するものである。
架橋部材が下端に架設されている印字枠内の上部にベルト掛け部を有する回転子の複数個をそれぞれ独立して回転可能に配列して各回転子のベルト掛け部と前記架橋部材との間に印字部が所要の間隔をおいて配設されている無端印字ベルトをそれぞれ張設し、各回転子の回転操作により無端印字ベルトを回転させて無端印字ベルトの所要の印字部を下側の架橋部材の下に位置させるようにした従来の回転印においては、頻繁な回転操作でベルトが延びて空回りし的確な回転操作を行い難くなる。そこで、例えば特開2005−205798号公報に見られるように、無数の連続気孔を有する熱可塑性樹脂表層を補強裏布で補強した積層生地よりなる無端印字ベルトを使用して頻繁な回転操作によってもベルトが延び難くしているが、補強裏布とベルト掛け部間の滑りで空回りを完全に防止することはできない。そこで、無端印字ベルトの裏面と架橋部材との抵抗を高める種々の工夫がなされているが、いずれも無端印字ベルトの的確な回転を行い難いものであった。
特開2005−205798号公報
本発明が解決しようとするところは、前記のような問題を解決して無端印字ベルトとベルト掛け部間の滑りによる空回りの全くない構造が簡単で安価な回転印を提供することにある。
前記のような課題を解決した本発明の回転印は、印字枠内の上部にそれぞれ独立して回転可能に配列した複数個の回転子のベルト掛け部とその下方に設けた架橋部材との間に無端印字ベルトをそれぞれ懸装して、各回転子の回転操作により無端印字ベルトを回転させて無端印字ベルトの所要の印字部を架橋部材の下に位置させるようにした回転印において、前記した回転子のベルト掛け部の周面に複数のベルト係合用突起を所要間隔をおいて配設する一方、各無端印字ベルトの印字部間に前記したベルト掛け部のベルト係合用突起に係合される送り孔を配設してあることを特徴とするものである。
なお、前記した発明に用いる回転子としては、周縁にギザのある回転操作盤部の側面にこれより小径で周面に複数のベルト係合用突起が所要間隔をおいて配設されている短筒状のベルト掛け部を連設してその外端に周縁が前記したベルト係合用突起の先端より突出するベルト脱落防止用の鍔部を設けたものが好ましく、また、これらの発明に用いる無端印字ベルトとしては、無数の連続気孔を有する熱可塑性樹脂よりなる表層の裏側を補強裏布で補強した積層生地よりなるものである場合に特に顕著な効果が得られ、これらを請求項2および請求項3の発明とする。
このような本発明は、所要の回転子を回転させることによりそのベルト掛け部と架橋部材との間に張設されている無端印字ベルトを回転させて無端印字ベルトの所要の印字部を架橋部材の下に位置させて使用することは従来のこの種の回転印と同様であるが,本発明では回転子のベルト掛け部の周面に複数のベルト係合用突起を所要間隔をおいて配設する一方、各無端印字ベルトの印字部間に前記したベルト掛け部のベルト係合用突起に係合される送り孔を配設してあり、回転子を回転させるとこの回転子と架橋部材との間に懸装してある無端印字ベルトはその印字部間にあるいずれかの送り孔に回転子のベルト掛け部の周面に複数のベルト係合用突起が係合させてあることにより無端印字ベルトは共回りをすることとなり、無端印字ベルトは空回りすることなく的確に回転されて所要の印字部を的確に架橋部材の下に位置させることができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に示すような、無数の連続気孔を有する熱可塑性樹脂よりなる表層の裏側を補強裏布で補強した積層生地よりなる無端印字ベルトを用いた回転印を参考にしながら詳細に説明する。
1は回転印の印字枠、2は印字枠1内の上部に架設されている軸に中心孔を軸支させてそれぞれ独立して回転自在に配列されている複数の回転子、3は印字枠1の下端に設けられている架橋部材、4は各回転子2と架橋部材3間にそれぞれ懸装した任意の材料よりなる細幅の無端印字ベルトである。そして、前記した架橋部材3と各回転子2のベルト掛け部との間に懸装してある無端印字ベルト4を各回転子2の回転操作により回転させて無端印字ベルト4に所要の間隔をおいて配設されている印字部41を架橋部材3の下に位置させるようにした回転印であることは従来の回転印と同様であるが、本発明は前記した回転子2と無端印字ベルト3の具体的構成に特徴がある。
1は回転印の印字枠、2は印字枠1内の上部に架設されている軸に中心孔を軸支させてそれぞれ独立して回転自在に配列されている複数の回転子、3は印字枠1の下端に設けられている架橋部材、4は各回転子2と架橋部材3間にそれぞれ懸装した任意の材料よりなる細幅の無端印字ベルトである。そして、前記した架橋部材3と各回転子2のベルト掛け部との間に懸装してある無端印字ベルト4を各回転子2の回転操作により回転させて無端印字ベルト4に所要の間隔をおいて配設されている印字部41を架橋部材3の下に位置させるようにした回転印であることは従来の回転印と同様であるが、本発明は前記した回転子2と無端印字ベルト3の具体的構成に特徴がある。
すなわち、前記した回転子2は、周縁にギザが形成されている略円形の回転操作盤部21の側面にこれよりやや小径の短筒状をしたベルト掛け部22を連設し、このベルト掛け部22の周面に複数のベルト係合用突起23を所要間隔をおいて配設してあり,このベルト係合用突起23を配設した点は本発明の特徴的構成の1つである。なお、ベルト掛け部22の外端には周縁が前記したベルト係合用突起23の先端より突出するベルト脱落防止用の鍔部24を設けておくことによりベルト掛け部22に懸けられる無端印字ベルト3の脱落を防止できるので好ましく、さらに、この実施例では回転操作用円盤21とベルト掛け部22との間にも前記した鍔部24と略同形の厚肉部25を設けて無端印字ベルト3のインキが回転操作盤部21に達することを防いでいる。
また、前記した無端印字ベルト4は、これに配設されている印字部41、41間に前記したベルト掛け部22のベルト係合用突起23に係合される送り孔42を配設したものとしており、この送り孔42が配設されている無端印字ベルト4を用いることも本発明の特徴的構成の1つである。なお、前記した無端印字ベルト4として実施例では、無数の連続気孔を有する熱可塑性樹脂よりなる表層43と補強裏布44との積層生地よりなるものとしているが、補強裏布の無いものであって、非多孔質のものであってもよいし、ゴム系ベルトのような熱可塑性樹脂系ではないものであってもよいことは勿論であって、図示したようなものに限定されることはない。
そして、この無端印字ベルト4は前記したいずれかの送り孔42をベルト係合用突起23に係合させた状態で回転子2のベルト掛け部22とその下方に設けた架橋部材3との間に懸装してある。
また、この実施の形態の回転印は、マスター印に組み込んだものである関係上、架橋部材3は直接印字枠1の下端に架設することなく、印字枠1の下端に連設したインキ補給部材6の下端に設けられたものとしているが、回転印を単体で用いる場合は印字枠1の下端に直接架設してもよいことは勿論である。なお、図において、7はこの回転印とともにケース8に組み込まれるマスター印部、9および10は無端印字ベルト4の回転時にクリック感を生じさせるためのクリッカーおよびスプリング、11はインキタンク、12はスライド受脚である。
このような回転印は、所要の回転子2の回転操作用円盤21を操作して回転子2を回転させることによりそのベルト掛け部22と架橋部材3との間に懸装されている無端印字ベルト4をその所要の印字部41が架橋部材3の下に位置するまで回転させて使用することは従来のこの種の回転印と同様であるが,各回転子2のベルト掛け部22の周面には複数のベルト係合用突起23を所要間隔をおいて配設してある一方、各無端印字ベルト4の印字部41、41間には前記したベルト掛け部22のベルト係合用突起23に係合される間隔で送り孔42を配設してあって、回転子2を回転させると無端印字ベルト4はその印字部41、41間にある前記した送り孔42を回転子2のベルト掛け部22にある前記したベルト係合用突起23に係合させた状態で共回りすることとなり、無端印字ベルト4はスリップにより空回りすることなく的確に回転されて所要の印字部41を的確に架橋部材の下に位置させることができる。
1 印字枠
2 回転子
21 回転操作盤部 22 ベルト掛け部 23 ベルト係合用突起 24 ベルト脱落防止用の鍔部
3 架橋部材
4 無端印字ベルト
41 印字部
42 送り孔
43 熱可塑性樹脂よりなる表層 44 補強裏布
2 回転子
21 回転操作盤部 22 ベルト掛け部 23 ベルト係合用突起 24 ベルト脱落防止用の鍔部
3 架橋部材
4 無端印字ベルト
41 印字部
42 送り孔
43 熱可塑性樹脂よりなる表層 44 補強裏布
Claims (3)
- 印字枠(1) 内の上部にそれぞれ独立して回転可能に配列した複数個の回転子(2) のベルト掛け部(22)とその下方に設けた架橋部材(3) との間に無端印字ベルト(4) をそれぞれ懸装して、各回転子(2) の回転操作により無端印字ベルト(4) を回転させて無端印字ベルト(4) の所要の印字部(41)を架橋部材(3) の下に位置させるようにした回転印において、前記した回転子(2) のベルト掛け部(22)の周面に複数のベルト係合用突起(23)を所要間隔をおいて配設する一方、各無端印字ベルト(4) の印字部(41)、(41)間に前記したベルト掛け部(22)のベルト係合用突起(23)に係合される送り孔(42)を配設してあることを特徴とする回転印。
- 回転子(2) が、周縁にギザのある回転操作盤部(21)の側面にこれより小径で周面に複数のベルト係合用突起(23)が所要間隔をおいて配設されている短筒状のベルト掛け部(22)を連設してその外端に前記したベルト係合用突起(23)の先端より周縁が突出するベルト脱落防止用の鍔部(24)を設けたものである請求項1に記載の回転印。
- 無端印字ベルト(4) が、無数の連続気孔を有する熱可塑性樹脂よりなる表層(43)の裏側を補強裏布(44)で補強した積層生地よりなるものである請求項1または2に記載の回転印。
Priority Applications (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108481924A (zh) * | 2018-05-25 | 2018-09-04 | 特变电工山东鲁能泰山电缆有限公司 | 一种电线电缆波纹形护套双行对称热压印字装置 |
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JPH01210375A (ja) * | 1988-02-19 | 1989-08-23 | Seiko Epson Corp | 自動スタンプ |
JPH062771Y2 (ja) * | 1988-02-15 | 1994-01-26 | 株式会社リケン | 伸縮ライザー |
JP2005205798A (ja) * | 2004-01-23 | 2005-08-04 | Shachihata Inc | 回転印用無端印字ベルト |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2006
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CN108481924A (zh) * | 2018-05-25 | 2018-09-04 | 特变电工山东鲁能泰山电缆有限公司 | 一种电线电缆波纹形护套双行对称热压印字装置 |
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