JP2007329858A - 動画像表示装置、動画像表示方法及びプログラム - Google Patents

動画像表示装置、動画像表示方法及びプログラム Download PDF

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清 岩渕
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大 岡▲崎▼
Hiroki Asai
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Abstract

【課題】 パケットロスなどによる画像欠損が複数のストリームで発生して補間処理が間に合わない場合でも、画像劣化を最小限に抑えることを可能とする。
【解決手段】 複数の動画像ストリームを受信する受信工程(ステップS202)と、圧縮された動画像データを復号する復号工程(ステップS205)と、復号工程(ステップS205)により復号された画像データのうち、欠損している領域を検出する欠損領域検出工程(ステップS206)と、欠損領域検出工程(ステップS206)により検出された欠損領域を補間する画像補間工程(ステップS208)と、受信工程(ステップS202)により受信した動画像ストリームの情報から、欠損部に対して動画像ストリーム毎に画素補間工程(ステップS208)により補間処理を施す優先順位を決定する補間優先順位決定工程(ステップS203、S216)とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ネットワークを介して配信された複数の動画を表示する動画像表示装置、動画像表示方法及びプログラムに関する。
ネットワークで動画ストリームデータを配信するシステムでは、ネットワークの経路上で伝送するデータパケットの損失や遅延などが起こり、それによって配信した画像が正しく再生できずに画像劣化が発生する。
従来、この画像劣化を補正して高画質な再生を行うために、劣化部分をフレーム内の画像データを参照して補間処理するフレーム内補間処理や、前のフレーム画像データを参照して補間処理するフレーム間補間処理などの方法がとられていた。
また、一つの受信装置で複数の動画ストリームデータを受信して表示する場合には、復号処理負荷が大きくなるため、複数の復号器を備える方法や、一部のストリームの復号負荷を減らすことで復号処理を実現する方法がとられていた。
例えば、複数の複合器を備え、複数のストリームを同時再生する装置であって、ストリーム数に応じて全体の処理負荷が大きくなった場合に、低品質の復号処理を行う事で全体の処理負荷を抑えて全てのストリームを再生する様に構成しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−197433号公報
しかしながら、復号処理の品質を下げる方法では、高画質な再生が要求される用途に適応できない。また、全ての動画ストリームに対して高画質な再生を行った場合には、補間処理が間に合わず劣化した画像データが表示されてしまう場合がある。この場合、フレーム間参照を行う圧縮方式などでは、画像劣化が複数フレーム続くことになり、著しい画像の劣化が発生する。
本発明は係る実情に鑑みて、パケットロスなどによる画像欠損が複数のストリームで発生して補間処理が間に合わない場合でも、ストリーム毎に優先順位をつけることにより画像劣化を最小限に抑えることが可能な動画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の動画像表示装置は、ネットワーク経由で配信される複数の動画像ストリームを受信する受信手段と、圧縮された動画像データを復号する復号手段と、前記復号手段により復号された画像データのうち、欠損している領域を検出する欠損領域検出手段と、前記欠損領域検出手段により検出された欠損領域を補間する画像補間手段と、前記復号手段により復号された画像データを表示する表示手段とを有する動画像表示装置であって、前記受信手段により受信した動画像ストリームの情報から、欠損部に対して動画像ストリーム毎に前記画像補間手段により補間処理を施す優先順位を決定する補間優先順位決定手段を更に有することを特徴とする。
本発明の動画像表示方法は、ネットワーク経由で配信される複数の動画像ストリームを受信する受信工程と、圧縮された動画像データを復号する復号工程と、前記復号工程により復号された画像データのうち、欠損している領域を検出する欠損領域検出工程と、前記欠損領域検出工程により検出された欠損領域を補間する画像補間工程と、前記復号工程により復号された画像データを表示手段に表示する表示工程とを有する動画像表示方法であって、前記受信工程により受信した動画像ストリームの情報から、欠損部に対して動画像ストリーム毎に前記画像補間工程により補間処理を施す優先順位を決定する補間優先順位決定工程を更に有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、上記に記載の方法の各工程をコンピュータにて実施させることを特徴とする。
本発明の動画像表示装置によれば、複数の動画ストリームを受信して表示する動画像表示装置において、パケットロスなどによる画像欠損が複数のストリームで発生して補間処理が間に合わない場合でも、ストリーム毎に優先順位をつけることにより画像劣化を最小限に抑えることが可能である。
(第1の実施の形態)
図1は、第1実施形態の動画像表示装置の概略構成を示すブロック図である。本実施形態の動画像表示装置は、ネットワークを介して複数の動画ストリームデータを受信して表示を行う機器である。
図1において101はCPUであり、第1の実施形態の動画像表示装置は、CPU101によって制御される。CPU101にはDMAコントローラ(DMAC)102、メモリーコントローラ103、通信部107、表示制御部108がバス106を介して接続されている。また、表示制御部108からは、表示部109の表示タイミングを認識するためのVsync信号110が接続されている。
DMAC102は、CPU101によって行われる設定に従い各モジュール間のデータ転送を実行する。メモリーコントローラ103には、ROM104、RAM105が接続されており、CPU101はメモリーコントローラ103を介してROM104、RAM105にアクセスする。
CPU101は、ROM104に格納されている制御プログラムに基づいて各種制御を行う。これらの制御の中には、通信部107が受信した動画データをRAM105へ転送する制御、各種デコード処理(MPEG、H.264、M−JPEG、M−JPEG2000など)、パケットロスなどによる欠損領域の検出処理、欠損領域を補間する画像補間処理、表示制御部108を動作させRAM105に格納された画像データを表示部109に表示する表示制御などが含まれる。
RAM105は、105a〜105dの領域に分けられる。受信バッファ105aの領域は、通信部107が受信した通信パケットから通信ヘッダ部を取り除いた圧縮動画データを格納するバッファとして使われる。
画像バッファ105bの領域は、現在復号処理したデータと前フレームに表示した画像データ、復号時に用いる参照画像データを格納するバッファとして使われる。VRAM105cの領域は、復号された画像データを表示データとして格納する。105dのその他の領域は、各種プログラムのワークエリアや各種データを一時退避させる領域として使われる。
通信部107は、ネットワーク121に接続されており、RTPプロトコルで送信された動画ストリームデータを受信する。図1において120−1、120−2〜120−nは、複数若しくは一つのホストからネットワークを介して送信されるn個の動画ストリームデータを表している。
また、通信部107はネットワークを介して送信される動画データを受信すると、受信した通信パケットから通信ヘッダ部を取り除き、受信バッファ105aに転送する。通信部107は、バスマスターインターフェースを有し、このインターフェースを介して受信データを受信バッファ105aに転送する。
表示制御部108は、表示部109に接続されており、VRAM105cに格納された画像データを表示部109(CRTやLCDなど)に対して一定周期で転送する。
次にCPU101の処理のうち動画データ表示処理の流れを示す図2のフローチャートを用いて説明する。
CPU101は、ステップS201から処理を開始し、ステップS202で、DMAC102、メモリーコントローラ103、通信部107、表示制御部108などの初期設定を行う。そして、その後に、通信部107を介してストリームを送信する少なくともひとつのホストと通信する。その後、ストリーム毎にネゴシエーションを行い、受信する動画ストリームの圧縮方式、フレームレート、画像サイズなどの情報を取得し、複数の動画ストリームの受信を開始する。
ステップS203では、ステップS202で取得したストリーム情報を元に初期の補間優先順位を確定し、RAM105のその他の領域105dに「補間処理情報」として格納する。ここで、補間優先順位とは、復号された画像データに対して画像補間処理を実行する順番である。
また、ステップS203で格納する「補間処理情報」について図4−1を用いて説明する。図4−1において、各行に受信する動画ストリーム毎の情報を記載している。項目には、圧縮方式、画像サイズ、フレームレートがあり、この項目情報により初期の優先順位グループが決められる。優先順位は、左の列から重み付けが高く(A > B > C)、各列内は次の条件により優先順位が決定される。
A:圧縮方式
フレーム間参照を必要とする圧縮方式 > フレーム間参照を必要としない圧縮方式
B:画像サイズ
大 > 小
C:フレームレート
低 > 高
また、同じ条件の画像については、同じ優先順位グループが割り当てられる。その他の項目については、後述する。
次に、ステップS204で通信部107により受信した動画ストリームのデータが格納されている受信バッファ105aを解析し、復号可能なデータが有るかを判断し、復号可能データが無い場合には、ステップS204の処理を繰り返す。
ステップS204で復号可能なデータがある場合には、ステップS205に移行し、各ストリーム毎に圧縮方式に対応した復号プログラムによって復号処理を実行する。フレーム間参照を行う圧縮方式(MPEG2、MPEG4、H.264など)では、参照画像データを画像バッファ105bに格納し復号処理を行う。
フレーム間参照を伴わない圧縮方式(M−JPEG、M−JPEG2000など)では、RAM105のその他の領域105dを一次データ格納領域として使い復号処理を行う。各ストリーム毎に復号されたデータは、参照画像データと区別して画像バッファ105bにフレーム単位で格納される。
また、復号時において、ネットワーク経路にて通信パケットの損失やデータエラーによって正しく復号されなかった場合には、欠損領域の領域情報をフレーム単位の復号画像データの付帯情報として画像バッファ105bに格納する。参照画像データの場合も同様に付帯情報を参照画像データと共に格納する。
次のステップS206では、ステップS205で復号したフレーム間参照を必要とする圧縮方式で復号した参照画像データ(参照フレーム)に欠損領域があるかを判断する。欠損領域がない場合にはステップS209に処理を移す。
ステップS206で欠損領域がある場合には、ステップS207で欠損領域を含む画像データが次の表示に関連する画像かを判断する。MPEGなどのフレーム間補間を行う圧縮方式では、表示順番と復号順番が異なる。そのため、次に表示するフレームを生成するために必要な参照フレームに欠損があった場合には、ステップS208に処理を移し、欠損が無かった場合にはステップS209に処理を移す。
ステップS208では、参照フレームの付帯情報から欠損領域を特定し画像補間処理を行う。画像バッファ105bに格納されている前フレームの画像データなどから画像補間処理を行う。画像補間処理は、公知の技術であるフレーム内補間方式や前フレームの画像により補間するフレーム間補間方式が適応的に用いられる。
次の、ステップS209では全てのストリームについて次に表示するフレームの復号処理が終わったかを判断し、終わっていない場合にはステップS204に処理に移る。そして、ステップS204〜S209の処理を、全てのストリームについて次に表示するフレームの復号処理が全て終わるまで繰り返す。
ステップS209で全てのストリームの復号処理が終わるとステップS210の処理で、次のステップS211からの補間処理が表示タイミングに間に合わなかった場合に備え、ステップS210で復号した画像データをDMAC102を動作させ画像バッファ105bからVRAM105cに転送する。
ステップS211では、次に表示を行うフレームに欠損領域が有るかを、復号画像データの付帯情報から判断し、欠損領域がない場合にはステップS204に処理を戻し次の復号処理を始める。
ステップS211で欠損領域がある場合には、ステップS212でストリーム単位で補間処理の優先順位を決定する。ステップS212の処理を図3を用いて説明する。
ステップS211に処理が移ると図3のステップS301から処理を開始し、ステップS302では、ステップS203で格納した「補間処理情報」を読み出す。
ステップS303では、後述するステップS214で格納した「前フレーム補間情報」を読み出す。「前フレーム補間情報」を図4−2を用いて説明する。図4−2でEの列には、前フレームに画像補間処理を実行したかの情報が格納されている。
図4−2の例では、ストリーム#1は、MPEG4なので復号時に優先的に画像補間処理を行っているので補間情報がない場合である。但し、参照画像でない場合にはステップS213で画像補間処理が実行される。ストリーム#2は、前フレームで画像補間処理が実行された場合である。ストリーム#3は、前フレームで画像補間処理を実行したが表示タイミングに間に合わずに失敗した場合である。ストリーム#4は、画像欠損がなく補間処理が実行されなかった場合である。この様に、「前フレーム補間情報」によって前フレームに補間処理が実行されたか、補間に失敗したかの情報が確認できる。
次のステップS304〜S306の処理で、「補間処理情報」と「前フレーム補間情報」から次のフレームで表示する画像データの画像補間順位を決定する。
画像補間順位は、まず、ステップS203で決定した「優先順位グループ」内で順位付けを行う。ステップS304の処理では、「前フレーム補間情報」から、前フレームに画像補間処理に失敗したストリームの順位を同じ「優先順位グループ」内で最も高くなる様に画像補間順位を設定する。
次のステップS305の処理では、ステップS304で設定した順位の次の順位を設定する。ここでは、前フレームで画像補間処理を行ったストリームの順位を同じ「優先順位グループ」内で、ステップS304で設定した順位の次の順位に画像補間順位を設定する。
次のステップS306の処理では、前フレームで補間処理が無かったストリームの画像補間順位を最も低い順位に設定する。
また、同じ条件のストリームが存在する場合には、ラウンドロビン方式でフレーム毎に優先順位を割り当てる。この結果と「優先順位グループ」の順位付けから補間優先順位を確定し、図4−2では、「前フレーム補間情報」のFの列に示す様に決定されステップS307で「前フレーム補間情報」に格納される。
そして、ステップS308から、図2のステップS213に処理を移す。ステップS213では、優先順位の高い順番から画像バッファ105bに格納された画像データに対して画像補間処理を行う。画像補間処理は、ステップS208と同様に、公知の技術であるフレーム内補間方式や前フレームの画像により補間するフレーム間補間方式が適応的に用いられる。
ステップS213で画像補間処理が行われた後にステップS214で補間画像をVRAM105cに格納し、補間情報を「前フレーム補間情報」に格納する。また、次のフレームの補間処理に使えるように画像バッファ105bにも補間した画像を前フレームの画像データとして格納する。
次のステップS215では、次のフレームの表示が始まったかを、表示制御部のVsync信号110を参照することで判断し、始まってない場合には処理をステップS220に移行する。
ステップS220では、全ての画像補間処理が終了したかを判断し、全ての画像補間処理が終了していない場合には、ステップS213に処理を戻し、ステップS213〜S215の処理を全ての画像補間処理が終了するまで繰り返す。但し、ステップS215で次フレームの表示処理が開始されている場合には、画像補間処理を中断しステップS216に処理を移す。
ステップS220で全ての画像補間処理が終了した場合には、処理をステップS217に移す。
ステップS216では、画像補間処理されなかったストリームの情報を「前フレーム補間情報」に格納し、ステップS217に処理を移行する。
ステップS217では、受信処理を終了するか判断し、受信処理を終了しない場合には、処理をステップS204に戻し次のフレームの復号処理を開始する。
ステップS217で、受信処理を終了する場合には、ステップS218に移行し、表示部109の電源OFFや各モジュールの動作を停止し動画表示処理を終了する。
以上述べた処理により、本実施形態の動画像表示装置では、複数の動画ストリームを受信して表示する動画像表示装置において、パケットロスなどによる画像欠損が複数のストリームで発生して補間処理が間に合わない場合でも、ストリーム毎に効果的に優先順位をつけることにより画像劣化を最小限に抑えることができる。
具体的には、複数フレームに画像欠損が影響するフレーム間圧縮方式、画像サイズが大きい画像、一つのフレームが表示される時間が長いストリーム(低フレームレート画像)の順で補間処理を行う事で補間処理を効果的に行う事ができる。
また、本実施形態では、前フレームでの補間状態を参照して連続して補間処理されないことを防いでいるので更に効果的な補間処理を実現している。
また、本実施形態では、優先順位付けを圧縮方式の種類、画像サイズ、フレームレート、前フレームでの画像補間処理状況などから補間優先順位を決定したがこれに限定されるものではない。ユーザーによって選択されている動画や、複数の動画を重ねて表示した場合に前面に表示される動画を優先的に補間処理するように構成しても効果的である。
更に、使用用途により優先順位を決定することで、どのような条件であっても効果的な補間処理を実現することができる。
(第2実施の形態)
第1の実施形態では、復号処理をCPU101により行ったが、第2の実施形態では、受信したストリーム毎に図5に示す復号部501によって復号処理を行う様に構成した。
第2の実施形態では、第1の実施形態の概略構成を示すブロック図1を図5に置き換え、図2に示したCPU101の処理のうちの動画データ表示処理の流れを示すフローチャートを図6に置き換えることで実現する。 以下、図5の概略構成を示すブロック図について説明する。
図5では、図1に対して復号部501−1〜501−n、復号エラー検出部503、BUSインターフェース(以下「BUS/IF」と記述する。)が追加された構成となっている。
復号部501はn個の復号部で構成され、それぞれ通信部107、「BUS/IF」502に接続されている。復号部501は、通信部107から通信ヘッダ部を取り除いた動画データを受信し復号を行った後に「BUS/IF」502を介して画像バッファ105bに格納する。
また、フレーム間参照を行う圧縮方式の場合には、「BUS/IF」502を介して参照フレームの画像を取得し復号処理を行う。
また、復号部501は、ネットワーク経路にて通信パケットの損失やデータエラーによって動画データを正しく復号できなかった場合には、欠損領域の領域情報を復号エラー検出部503に出力する。
「BUS/IF」502は、復号部(1−n)とバス106に接続されており、復号部501(1−n)がRAM105にデータを読み書きする際にバス106とのインターフェース機能と各復号部間の調停処理を行う。
復号エラー検出部503は、復号部(1〜n)とバス106に接続されており、各復号部が出力する復号エラーを検出すると復号部から出力される復号エラー情報を格納する。
復号エラー情報には、該当する欠損領域の領域情報とフレーム間参照を必要とする圧縮方式の場合には、参照フレームであるかの情報が含まれる。また、この領域情報はバス106を介してCPU101から読み出される。
次に、CPU101の処理のうち動画データ表示処理の流れを示すフローチャート図6について説明する。
CPU101は、ステップS601から処理を開始する。ステップS601〜S603の処理は、図1のステップS201〜S203の処理と同様な処理を行う。
次に、ステップS604では、復号エラー検出部503に格納されている復号エラー情報を読み込み、フレーム間参照を行う圧縮方式で参照フレームに欠損領域があるかを判断する。
欠損領域がない場合には、ステップS607に処理を移行する。欠損領域がある場合には、ステップS605に移行し、その参照フレームが次に表示するフレームを復号するのに必要な参照フレームかを判断する。
CPU101は、「BUS/IF」502を介してそれぞれの復号部の復号処理状態を読み込むことで判断し、次の表示に必要な参照フレームで無かった場合には、ステップS607に処理を移行する。
ステップS605で次の表示に必要な参照フレームであった場合には、ステップS606で欠損領域の補間処理を行う。ここでの補間処理は、図2のステップS208と同様な方法によって補間処理を行う。
次に、ステップS607では、全てのストリームについて次に表示するフレームの復号処理が終わったかを判断し、終わっていない場合にはステップS604に処理に移る。そして、ステップS604〜S607の処理を、全てのストリームについて次に表示するフレームの復号処理が終わるまで繰り返す。
ステップS607で全てのストリームの復号処理が終わるとステップS608の処理で、次のステップS610からの補間処理が表示タイミングに間に合わなかった場合に備え、復号した画像データをDMAC102を動作させ画像バッファ105bからVRAM105cに転送する。
ステップS609では、次に表示を行うフレームに欠損領域が有るかを、復号エラー検出部503に格納された復号エラー情報から判断し、欠損領域がない場合にはステップS604に処理を戻して次の復号処理を始める。
ステップS609で欠損領域がある場合には、ステップS610でストリーム単位で補間処理の優先順位を決定する。ステップS610の処理は、第1の実施形態の図3と同様な処理を行う。
ステップS611では、優先順位の高い順番から画像バッファ105bに格納された画像データに対して画像補間処理を行う。
ステップS611で画像補間処理が行われた後にステップS612で補間画像をVRAM105cに格納し、補間情報を「前フレーム補間情報」に格納する。また、次のフレームの補間処理に使えるように画像バッファ105bにも補間した画像を前フレームの画像データとして格納する。
次のステップS613では、次のフレームの表示が始まったかを、表示制御部のVsync信号110を参照することで判断し、次のフレームの表示が始まってない場合には処理をステップS618に移行する。
ステップS618では、全ての画像補間処理が終了したかを判断し、全ての画像補間処理が終了していない場合には、ステップS611に処理を戻し、ステップS611〜S613の処理を全ての画像補間処理が終了するまで繰り返す。但し、ステップS613で次フレームの表示処理が開始されている場合には、画像補間処理を中断しステップS614に処理を移す。
ステップS618で全ての画像補間処理が終了した場合には、処理をステップS615に移行する。
ステップS614では、画像補間処理されなかったストリームの情報を「前フレーム補間情報」に格納し、ステップS615に処理を移行する。
ステップS615では、受信処理を終了するか判断し、受信処理を終了しない場合には、処理をステップS604に戻し次のフレームの復号処理を開始する。
ステップS615で受信処理を終了する場合には、ステップS616に移行し、表示部109の電源OFFや各モジュールの動作を停止し動画表示処理を終了する。
(第3の実施の形態)
第1の実施形態では、受信開始時に補間処理の「優先順位グループ」が決定されていたが、第3の実施形態では、受信中にストリームの圧縮方式、画像サイズ、フレームレートなどが変更された場合に、補間処理の「優先順位グループ」を再設定する様に構成した。
第3の実施形態では、第1の実施形態の図2に示したCPU101のうち動画データ表示処理の流れを示すフローチャートを図7に置き換えることで実現する。図7のCPU101の処理のうち動画データ表示処理の流れを示すフローチャートについて説明する。
図7において、ステップS701〜S716、S723の処理は、第1の実施形態の図2のステップS201〜S216、S220の処理と同様な処理を行う。
ステップS716で補間処理情報を格納するとステップS717で現在受信しているストリームのうち、動画データの情報に変更があるストリームがあるかを判断する。ストリーム情報の変更は、通信部107を介して動画ストリームデータとは別にホストから通知される。また、この動画ストリームデータの変更は、動画ストリームの通信ヘッダー情報や動画ストリームヘッダー情報になど埋め込むことで実現しても良い。
ステップS717でストリーム情報に変更がある場合には、ステップS721に移行し補間情報を変更する。
次のステップS722では、ステップS721で更新された補間情報を元にステップS703と同様な処理で補間優先順位を再決定し、決定した結果を補間情報内の「優先順位グループ」に格納し、処理をステップS718に移行する。
また、ステップS718〜S720の処理は、ステップS217〜S219と同様な処理を行う。
以上説明したように、第3の実施形態では、受信している動画ストリームの情報が変更されても、その時の状況に合わせて効果的な補間処理を行う事が可能となる。
本発明の第1実施の形態に係る動画像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る動画表示装置における動画データ表示処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る動画表示装置における補間優先順位決定の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る補間処理情報データの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る前フレーム補間情報データの構成の一例を示す図である。 本発明の第2実施の形態に係る動画像表示装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る動画表示装置における動画データ表示処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る動画表示装置における動画データ表示処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
101 CPU
104 ROM
105 RAM
107 通信部
108 表示制御部
109 表示部
120−1〜n 動画像ストリーム
121 ネットワーク
501 復号器
502 復号エラー検出部
503 BUS/IF

Claims (9)

  1. ネットワーク経由で配信される複数の動画像ストリームを受信する受信手段と、
    圧縮された動画像データを復号する復号手段と、
    前記復号手段により復号された画像データのうち、欠損している領域を検出する欠損領域検出手段と、
    前記欠損領域検出手段により検出された欠損領域を補間する画像補間手段と、
    前記復号手段により復号された画像データを表示する表示手段とを有する動画像表示装置であって、
    前記受信手段により受信した動画像ストリームの情報から、欠損部に対して動画像ストリーム毎に前記画像補間手段により補間処理を施す優先順位を決定する補間優先順位決定手段を更に有することを特徴とする動画像表示装置。
  2. 前記補間優先順位決定手段は、受信した動画像ストリームの圧縮方式の種類により動画像ストリームの補間優先順位を決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像表示装置。
  3. 前記補間優先順位決定手段は、受信した動画像ストリームの画像サイズにより補間優先順位を決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像表示装置。
  4. 前記補間優先順位決定手段は、受信した動画像ストリームのフレームレートにより補間優先順位を決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像表示装置。
  5. 前記表示手段に表示された前フレームの画像データが補間処理されたことを検出する補間処理検出手段を更に有し、前記補間処理検出手段の出力情報により動画像ストリームの補間優先順位を決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像表示装置。
  6. 前記表示手段に表示された前フレームの画像データの補間処理が失敗したことを検出する補間処理失敗検出手段を更に有し、前記補間処理失敗検出手段の出力情報により動画像ストリームの補間優先順位を決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像表示装置。
  7. 前記受信手段により受信した動画像ストリームの情報が変更されたことを検出する変更検出手段を更に有し、前記変更検出手段により出力される情報により動画像ストリームの補間優先順位を再決定することを特徴とする請求項1に記載の動画像表示装置。
  8. ネットワーク経由で配信される複数の動画像ストリームを受信する受信工程と、
    圧縮された動画像データを復号する復号工程と、
    前記復号工程により復号された画像データのうち、欠損している領域を検出する欠損領域検出工程と、
    前記欠損領域検出工程により検出された欠損領域を補間する画像補間工程と、
    前記復号工程により復号された画像データを表示手段に表示する表示工程とを有する動画像表示方法であって、
    前記受信工程により受信した動画像ストリームの情報から、欠損部に対して動画像ストリーム毎に前記画像補間工程により補間処理を施す優先順位を決定する補間優先順位決定工程を更に有することを特徴とする動画像表示方法。
  9. 請求項8に記載の方法の各工程をコンピュータにて実施させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010193327A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Nec Engineering Ltd 画像復号装置およびパケット損失補償方法
JP2011097330A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Toshiba Corp 信号処理装置及び信号処理方法

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