JP2007328876A - 光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法 - Google Patents

光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】シークの方向判定の誤りを減少させて、アクセス動作を安定化させることができる光ディスク用信号処理装置を提供する。
【解決手段】制御手段A12は、レーザ光の合焦位置を決めるフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を予め求めて、図示しない記憶部に保存しておき、シーク動作時に、その関係を用いてレーザ光を光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせる。これにより、シーク動作時のトラッキング誤差信号が三角波になるため、トラッククロス信号とオフトラック信号の位相差が略90°になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、トラッキング誤差信号を得るのに位相差検出法を採用した光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法に関する。
従来より、光ディスク装置は、光ディスクの目標トラック上へ光ピックアップ(光スポット)を移動させるアクセス動作を行う際に、目標トラック近傍までディスク半径方向へ光ピックアップ(光スポット)を移動させるシーク動作を行う(例えば、特許文献1参照。)。
シーク動作は、スライダを動作させてディスク半径方向へ光ピックアップを移動させる動作と、スライダを停止させた状態で光スポットをトラックジャンプさせる動作に大別される。
一方、シーク動作を最適に行うために、従来より、光ディスク装置は、光スポットが横断したトラック数をカウントすることで、目標トラック近傍まで光ピックアップ(光スポット)を移動させる。また、そのトラック数のカウントを最適に行うために、シークの方向を判定している。シークの方向判定には、シーク動作時にトラッキング誤差信号とRF信号のエンベロープとの間に90°の位相差が生ずることから、トラッキング誤差信号の二値化信号であるトラッククロス信号とRF信号のエンベロープの二値化信号であるオフトラック信号を用いる。
しかしながら、トラッキング誤差信号を得るのに位相差検出法を採用した光ディスク装置では、シーク動作時にトラッキング誤差信号が鋸状になり、トラッククロス信号とオフトラック信号の位相差が90°ではなくなるため、シークの方向判定を誤るおそれがあった。
特開平5−151584号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、レーザ光の合焦位置を決めるフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を求めて、シーク動作時に、その関係を用いてレーザ光を光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせることにより、トラッククロス信号とオフトラック信号の位相差を略90°にして、シークの方向判定の誤りを減少させて、アクセス動作を安定化させることができる光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記のフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を用いて、トラッキングゲインを初期値から、データジッタを最小にするフォーカス制御量に対して最適な値へと変更することにより、アクセス動作を安定化させることができる光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記のフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を用いて、偏芯量あるいは偏重心量を検出する際に、レーザ光を光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせることにより、偏芯ディスクあるいは偏重心ディスクの判定精度を向上させることができる光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の光ディスク用信号処理装置は、レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へ前記レーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは前記トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置であって、前記光検出器からの信号を基に、前記光ディスクの情報記録面に形成される光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差検出手段と、前記光検出器からの信号を基に、前記レーザ光の合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、前記トラッキング誤差信号を基に前記光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を補正するトラッキング制御量を求め、前記フォーカス誤差信号を基に前記合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を補正するフォーカス制御量を求める制御量発生手段と、前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定する測定手段と、トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、記憶手段と、感度測定時に、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、前記アクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と前記測定手段により測定された前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を前記記憶手段に記憶する感度測定手段と、目標トラックへのアクセス命令が発生すると、前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、アクセス動作時に、このフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載の光ディスク用信号処理装置は、レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へ前記レーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは前記トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置であって、前記光検出器からの信号を基に、前記光ディスクの情報記録面に形成される光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差検出手段と、前記光検出器からの信号を基に、前記レーザ光の合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、前記トラッキング誤差信号を基に前記光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を補正するトラッキング制御量を求め、前記フォーカス誤差信号を基に前記合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を補正するフォーカス制御量を求める制御量発生手段と、前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定する測定手段と、トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、記憶手段と、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、前記アクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と前記測定手段により測定された前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を前記記憶手段に記憶する感度測定手段と、前記光検出器からの信号を基にデータ信号を生成するデータ信号処理手段と、前記光ディスクの回転数を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段が検出した回転数から前記データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成するデータ基準信号発生手段と、前記データ信号と前記データ基準信号の周期の差をデータジッタとして検出するデータジッタ算出手段と、前記データジッタを最小にするフォーカス制御量を求めるとともに、そのフォーカス制御量と、前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係とを基に、前記アクチュエータ駆動手段のトラッキングゲインの変更値を求めて、その変更値を前記アクチュエータ駆動手段に設定するトラッキングゲイン変更手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載の光ディスク用信号処理装置は、レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へ前記レーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは前記トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置であって、前記光検出器からの信号を基に、前記光ディスクの情報記録面に形成される光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差検出手段と、前記光検出器からの信号を基に、前記レーザ光の合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、前記トラッキング誤差信号を基に前記光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を補正するトラッキング制御量を求め、前記フォーカス誤差信号を基に前記合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を補正するフォーカス制御量を求める制御量発生手段と、前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定する測定手段と、トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、記憶手段と、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、前記アクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と前記測定手段により測定された前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を前記記憶手段に記憶する感度測定手段と、前記トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出する偏芯量検出手段と、前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、偏芯量検出時に、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項4記載の光ディスク用信号処理装置は、レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へ前記レーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは前記トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置であって、前記光検出器からの信号を基に、前記光ディスクの情報記録面に形成される光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差検出手段と、前記光検出器からの信号を基に、前記レーザ光の合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、前記トラッキング誤差信号を基に前記光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を補正するトラッキング制御量を求め、前記フォーカス誤差信号を基に前記合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を補正するフォーカス制御量を求める制御量発生手段と、前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定する測定手段と、トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、記憶手段と、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、前記アクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と前記測定手段により測定された前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を前記記憶手段に記憶する感度測定手段と、前記トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出する偏重心量検出手段と、前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、偏重心量検出時に、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する制御手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項5記載の光ディスク用信号処理装置は、請求項1記載の光ディスク用信号処理装置であって、前記光検出器からの信号を基にデータ信号を生成するデータ信号処理手段と、前記光ディスクの回転数を検出する回転数検出手段と、前記回転数検出手段が検出した回転数から前記データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成するデータ基準信号発生手段と、前記データ信号と前記データ基準信号の周期の差をデータジッタとして検出するデータジッタ算出手段と、前記データジッタを最小にするフォーカス制御量を求めるとともに、そのフォーカス制御量と、前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係とを基に、前記アクチュエータ駆動手段のトラッキングゲインの変更値を求めて、その変更値を前記アクチュエータ駆動手段に設定するトラッキングゲイン変更手段と、をさらに具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項6記載の光ディスク用信号処理装置は、請求項1記載の光ディスク用信号処理装置であって、前記トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出する偏芯量検出手段をさらに具備し、前記制御手段は、偏芯量検出時に、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供することを特徴とする。
また、本発明の請求項7記載の光ディスク用信号処理装置は、請求項1記載の光ディスク用信号処理装置であって、前記トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出手段をさらに具備し、前記制御手段は、偏重心量検出時に、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供することを特徴とする。
また、本発明の請求項8記載の光ディスク装置は、請求項1ないし7のいずれかに記載の光ディスク用信号処理装置を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項9記載の光ディスク装置の制御方法は、レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へレーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは該トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置を制御する方法であって、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせながら、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させるとともに、光スポットの前記光ディスクのトラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成して、そのトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定し、変化させたフォーカス制御量と測定したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を記憶する感度測定工程と、目標トラックへのアクセス命令が発生すると、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、アクセス動作の間、このフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項10記載の光ディスク装置の制御方法は、レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へレーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは該トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置を制御する方法であって、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせながら、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させるとともに、光スポットの前記光ディスクのトラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成して、そのトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定し、変化させたフォーカス制御量と測定したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を記憶する感度測定工程と、前記光検出器からの信号を基にデータ信号を生成するとともに、前記光ディスクの回転数を検出し、その検出した回転数から前記データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成して、前記データ信号と前記データ基準信号の周期の差をデータジッタとして検出する工程と、前記データジッタを最小にするフォーカス制御量を求め、そのフォーカス制御量と、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係とを基に、前記アクチュエータ駆動手段のトラッキングゲインの変更値を求めて、その変更値を前記アクチュエータ駆動手段に設定する工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項11記載の光ディスク装置の制御方法は、レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へレーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは該トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置を制御する方法であって、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせながら、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させるとともに、光スポットの前記光ディスクのトラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成して、そのトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定し、変化させたフォーカス制御量と測定したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を記憶する感度測定工程と、トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出するに際し、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項12記載の光ディスク装置の制御方法は、レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へレーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは該トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置を制御する方法であって、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせながら、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させるとともに、光スポットの前記光ディスクのトラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成して、そのトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定し、変化させたフォーカス制御量と測定したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を記憶する感度測定工程と、トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏重心量を検出するに際し、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項13記載の光ディスク装置の制御方法は、請求項9記載の光ディスク装置の制御方法であって、前記光検出器からの信号を基にデータ信号を生成するとともに、前記光ディスクの回転数を検出し、その検出した回転数から前記データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成して、前記データ信号と前記データ基準信号の周期の差をデータジッタとして検出する工程と、前記データジッタを最小にするフォーカス制御量を求め、そのフォーカス制御量と、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係とを基に、前記アクチュエータ駆動手段のトラッキングゲインの変更値を求めて、その変更値を前記アクチュエータ駆動手段に設定する工程と、をさらに具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項14記載の光ディスク装置の制御方法は、請求項9記載の光ディスク装置の制御方法であって、トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出するに際し、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程をさらに具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項15記載の光ディスク装置の制御方法は、請求項9記載の光ディスク装置の制御方法であって、トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏重心量を検出するに際し、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程をさらに具備することを特徴とする。
本発明によれば、シークの方向判定の誤りを減少させて、アクセス動作を安定化させることができる。また、本発明によれば、データジッタが最小になるようフォーカス制御量を変更した時のトラッキング制御の安定化が可能となる。また、本発明によれば、偏芯量を測定する時にデフォーカスさせることで、偏芯ディスクの判別精度を向上させることができる。また、本発明によれば、偏重心量を測定する時にデフォーカスさせることで、偏重心ディスクの判別精度を向上させることができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における光ディスク装置のシステム構成を示す概略ブロック図である。図1において、1は光ディスクである。光ディスク1は、その情報記録面に同心円状またはスパイラル状に情報記録用のトラックが形成されている情報記録ディスク媒体である。
2は光ピックアップである。光ピックアップ2は、レーザ光を光ディスク1の情報記録面(以下、ディスク面と称す。)へ照射して、トラックから情報を再生したり、トラックへ情報を記録したりする。具体的には、光ピックアップ2は、レーザ光を出射する半導体レーザ発振器や、レーザ光を集光する対物レンズ、対物レンズをフォーカシング方向(対物レンズの光軸方向)とトラッキング方向(ディスク半径方向)へ移動させる2つの駆動コイル(アクチュエータ)、光ディスク1からの反射光を検出する光検出器などを備える。光ピックアップ2は、半導体レーザ発振器から出射されたレーザ光を対物レンズにより集光してディスク面に光スポットを形成し、その反射光を光検出器へ導き、光検出器により生成される信号を出力する。当該光ディスク装置は位相差検出法を採用しており、光検出器は4分割されている。
3はフォーカス誤差検出手段である。フォーカス誤差検出手段3は、光ピックアップ2(光検出器)からの信号を基に、レーザ光の合焦位置(以下、フォーカス位置と称す。)のディスク面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成する。具体的には、例えば、フォーカス誤差検出手段3は、4分割された光検出器の対角同士の出力が加算された信号の差分をとる。
4は位相差トラッキング誤差検出手段である。位相差トラッキング誤差検出手段4は、光ピックアップ2(光検出器)からの信号を基に、光スポットのトラック中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号(位相差トラッキング誤差信号)を生成する。当該光ディスク装置は位相差検出法を採用しているので、位相差トラッキング誤差検出手段4は、具体的には、光検出器の半円分を2分割した出力の位相差を検出する。
5は第1の二値化手段、6は第1のマスク処理手段である。第1の二値化手段5は、位相差トラッキング誤差検出手段4からのトラッキング誤差信号を所定のしきい値により二値化して、その二値化信号を出力する。第1のマスク処理手段6は、第1の二値化手段5からの二値化信号にノイズ除去などのマスク処理を施し、そのマスク処理された二値化信号を出力する。当該光ディスク装置は、この二値化信号をトラッククロス信号として用いる。つまり、当該光ディスク装置は、この二値化信号のエッジをシーク動作時に図示しないカウンタにおいてカウントすることで、光スポットが横断したトラック数をカウントする。なお、シーク動作時には、光ディスク1は回転している。
7は位相差加算手段である。当該光ディスク装置は位相差検出法を採用しているので、位相差加算手段7は、光検出器の半円分を2分割した出力の位相差を加算して位相差加算信号を生成する。当該光ディスク装置は位相差検出法を採用しているので、トラッキング誤差信号と90°の位相差を持つ信号として位相差加算信号を用いる。
8は第2の二値化手段、9は第2のマスク処理手段である。第2の二値化手段8は、位相差加算手段7からの位相差加算信号を所定のしきい値により二値化して、その二値化信号を出力する。また、第2のマスク処理手段9は、第2の二値化手段8からの二値化信号にノイズ除去などのマスク処理を施し、そのマスク処理された二値化信号を出力する。当該光ディスク装置は、この二値化信号をオフトラック信号として用いる。
10は測定手段である。測定手段10は、マスク処理が施されたトラッキング誤差信号の二値化信号を基に、トラッキング誤差信号の立ちあがり時間および立ち下がり時間を測定する。
11は位相差検出手段である。位相差検出手段11は、マスク処理が施されたトラッキング誤差信号の二値化信号とマスク処理が施された位相差加算信号の二値化信号との位相差を検出する。当該光ディスク装置は、シーク動作時に、この位相差を用いてシーク方向を判定する。
12は制御手段Aである。本実施の形態1では、制御量発生手段を制御手段A12により実現する。すなわち、制御手段A12は、光ディスク1の再生時あるいは記録時に、フォーカス誤差検出手段3からのフォーカス誤差信号を基に、フォーカス位置のディスク面からのずれ量を補正してレーザ光をディスク面上に合焦(フォーカシング)させるためのフォーカス制御量を求める。また、制御手段A12は、光ディスク1の再生時あるいは記録時に、位相差トラッキング誤差検出手段4からのトラッキング誤差信号を基に、光スポットの光ディスク1のトラック中心からのずれ量を補正して光スポットをトラックの中心にトレースさせるためのトラッキング制御量を求める。
また、制御手段A12は、シーク動作時に、図示しないシステムコントローラからの命令に従って、光ピックアップ2をディスク半径方向に目標トラック近傍まで移動させるための制御信号を生成する。
また、制御手段A12は、シーク動作時に、図示しないシステムコントローラからの命令に従って、光スポットを目標トラックへトラックジャンプさせるためのトラッキング制御量を求める。
また、制御手段A12は、シーク動作時に、位相差検出手段11からの信号を基にシーク方向を判定し、その判定した方向と、図示しないカウンタにおいて計数されたトラッククロス信号のエッジのカウント値とを基に、光スポットが横断したトラック数をカウントする。
13はフォーカス駆動手段、14はトラッキング駆動手段である。本実施の形態1では、トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて駆動コイルを駆動するアクチュエータ駆動手段をフォーカス駆動手段13とトラッキング駆動手段14により実現する。
すなわち、フォーカス駆動手段13は、制御手段A12からのフォーカス制御量を示す信号を所定のゲイン(フォーカスゲイン)で増幅して、対物レンズをフォーカシング方向へ移動させる駆動コイルへの駆動信号を生成し、ディスク面と対物レンズとの間の距離を変更する。トラッキング駆動手段14は、制御手段A12からのトラッキング制御量を示す信号を所定のゲイン(トラッキングゲイン)で増幅して、対物レンズをトラッキング方向へ移動させる駆動コイルへの駆動信号を生成し、光スポットと光ディスク1のトラック中心との間の距離を変更する。
15は移送手段である。移送手段15は、制御手段A12からの光ピックアップ2をディスク半径方向に目標トラック近傍まで移動させるための制御信号に従って、光ピックアップ2をディスク半径方向に移動させる。
また、本実施の形態1では、感度測定手段を制御手段A12により実現する。すなわち、制御手段A12は、感度測定時に、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、所定パターンで変化するフォーカス制御量をフォーカス駆動手段13へ供して対物レンズをフォーカシング方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と測定手段10により測定されたトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を図示しない記憶部(記憶手段)に記憶する。なお、シーク動作は、移送手段15の動作を制御することで実現してもよいし、トラックジャンプによって実現してもよい。
さらに、制御手段A12は、目標トラックへのアクセス命令が発生すると、図示しない記憶部に予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、レーザ光をディスク面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、実際のアクセス動作時には、このフォーカス制御量をフォーカス駆動手段13へ供して、レーザ光をデフォーカスさせる。
また、当該光ディスク装置は、以上で述べた各手段をプログラムで管理するシステムコントローラ(図示せず)を備え、このシステムコントローラに内蔵されているプログラムに基づいて各手段が制御される。
本実施の形態1における光ディスク装置に搭載される光ディスク用信号処理装置は、上記のフォーカス誤差検出手段3、位相差トラッキング誤差検出手段4、第1の二値化手段5、第1のマスク処理手段6、位相差加算手段7、第2の二値化手段8、第2のマスク処理手段9、測定手段10、位相差検出手段11、制御手段A12、フォーカス駆動手段13、トラッキング駆動手段14、移送手段15、図示しないシステムコントローラ、記憶部、カウンタなどからなる。
次に、当該光ディスク装置のアクセス処理について、図2に示すシステムコントローラ内蔵のプログラムを示すフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS101において、当該光ディスク装置は、制御開始の命令が発生したか否かを判定する。制御開始の命令が発生していないときは、当該光ディスク装置は、処理を終了する。なお、この制御開始の命令は、例えば光ディスク装置の起動時に自動的に発生するようにしてもよい。
制御開始の命令が発生すると、当該光ディスク装置は、ステップS102において感度測定を既に行っているか否かを判定する。感度測定を既に行っているときは、当該光ディスク装置は、ステップS104の処理へ移行する。
感度測定を行っていないときは、当該光ディスク装置は、スステップS103において感度測定を行う。具多的には、制御手段12Aが、当該光ディスク装置をシーク動作させながら、フォーカス駆動手段13へ所定パターンのフォーカス制御量を与えてフォーカス位置を変更し、測定手段10により測定されたトラッキング誤差信号の立ちあがり時間および立ち下がり時間と変更したフォーカス制御量との関係を記憶部に記憶する(感度測定工程)。ここでのシーク動作は、移送手段15により光ピックアップ2をディスク半径方向へ移動させてもよいし、トラックジャンプさせてもよい。
次に、当該光ディスク装置は、ステップS104において、アクセス動作の命令が発生したか否かを判定する。発生していないときには、制御手段12Aは、ステップS108の処理へ移行する。
アクセス開始の命令が発生すると、当該光ディスク装置は、ディスク面と対物レンズとの間の距離をレーザ光がデフォーカスする距離に変更する。すなわち、制御手段12Aが、ステップS105において、記憶部に予め記憶したトラッキング誤差信号の立ちあがり時間および立ち下がり時間とトラッキング制御量との関係から、レーザ光をデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、そのフォーカス制御量に応じてディスク面と対物レンズとの間の距離を変更する。具体的には位相差検出法でトラッキング誤差信号を生成する場合、デフォーカス時にはトラッキング誤差信号が三角波となるという性質を利用して、トラッキング誤差信号の立ちあがり時間および立ち下がり時間とトラッキング制御量との関係から、トラッキング誤差信号が三角波となるトラッキング制御量を求める。
次に、当該光ディスク装置は、ステップS106において、アクセス動作を制御する。このアクセス動作時におけるシーク動作時には、レーザ光はデフォーカスされており、トラッキング誤差信号が三角波となるので、トラッククロス信号とオフトラック信号の位相差は略90°となり、シーク方向の誤判定を減少させることができる。
アクセス動作が終了すると、当該光ディスク装置は、ステップS107において、制御手段12Aをフォーカス誤差信号からフォーカス制御量を求めるモードに復帰させる。その後、当該光ディスク装置は、ステップS108において、制御終了の命令が発生したか否かを判定する。制御終了の命令が発生していないときには、当該光ディスク装置は、ステップS102の処理へ以降する。一方、制御終了の命令が発生したときには、当該光ディスク装置は、処理を終了する。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における光ディスク装置のシステム構成を示す概略ブロック図である。但し、前述の実施の形態1において説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図3において、16はデータ信号処理手段である。データ信号処理手段16は、光ピックアップ2(光検出器)からの信号を組み合わせて、光ディスク1のトラック内に形成されているピットに同期したデータ信号を生成する。データ信号とは、光ディスク規格書に記載されているHF信号のことであり、RF信号とも呼ばれる。
17は回転数検出手段、18はデータ基準信号発生手段である。回転数検出手段17は、光ディスク1の回転数を検出する。データ基準信号発生手段18は、回転数検出手段17により検出された回転数を基に、データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成する。
19はデータジッタ算出手段である。データジッタ算出手段19は、データ信号とデータ基準信号の周期の差(データジッタ)を検出する。データジッタは、2値化したデータ基準信号をトリガとして2値化したデータ信号の時間位置を検出する際に、時間位置が予め規定した時間幅からはずれる数をカウントして、そのカウント値をジッタ値とすることで検出できる。
20は制御手段Bである。本実施の形態2では、トラッキングゲイン変更手段を制御手段B20により実現する。すなわち、制御手段B20は、ジッタ値(データジッタ)を最小にするフォーカス制御量を求めるとともに、そのフォーカス制御量と、上述の感度測定時に記憶部に予め記憶したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間とフォーカス制御量との関係とを基に、ジッタ値を最小にするフォーカス制御量に最適なトラッキング駆動手段14のトラッキングゲイン(変更値)を求めて、その変更値をトラッキング駆動手段14に設定する点が、前述の実施の形態1で説明した制御手段Aと異なる。
以下、制御手段B20によるトラッキングゲインの変更処理について、DVD(トラックピッチ 0.74[μm])を例に、図面を用いて詳細に説明する。制御手段B20は、前述の実施の形態1と同様に、感度測定時に、トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間とフォーカス制御量との関係を記憶部(図示せず)に記憶する。また、制御手段B20は、フォーカス調整時に、当該光ディスク装置を再生動作させるとともに、その再生動作中に所定パターンで変化するフォーカス制御量をフォーカス駆動手段13に供して、その変化させたフォーカス制御量とデータジッタ算出手段19により算出されたジッタ値との関係を記憶部(図示せず)に記憶する。そして、制御手段B20は、トラッキングゲイン変更時に、トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間とフォーカス制御量との関係と、ジッタ値とフォーカス制御量との関係とを基に、トラッキングゲインを初期値T0から、ジッタ値を最小にするフォーカス制御量に最適な値T2へと変更する。
具体的には、感度測定時に求めた、トラッキング誤差信号の立ち上がり時間aおよび立ち下がり時間bとフォーカス制御量Fとの関係から、フォーカス制御量の初期値F0に対応する立ち上がり時間a0および立ち下がり時間b0と、レーザ光がデフォーカスするフォーカス制御量F1に対応する立ち上がり時間a1および立ち下がり時間b1を求め、それらの値を基にフォーカス制御量が初期値F0のときのトラッキング誤差信号の立ち下がり感度S0と、レーザ光をデフォーカスしたときのトラッキング誤差信号の立ち下がり感度S1とを求める。
すなわち、図4に示すように、立ち下がり感度S0は、
S0 = V/((b0/(a0+b0))×0.74) = V×(a0+b0)/(0.74×b0) [V/μm]
で表される。但し、V[V]はシーク動作時のトラッキング誤差信号の振幅値である。
また、図5に示すように、立ち下がり感度S1は、
S1 = V/((b2/(a2+b2))×0.74) = V×(a2+b2)/(0.74×b2) [V/μm]
で表される。
図6は、フォーカス制御量Fに対する立ち下がり感度Sの関係を示す。図6に示すように、フォーカス制御量Fと立ち下がり感度Sとは比例関係にある。したがって、ジッタ値を最小にするフォーカス制御量F2に対応する立ち下がり感度S2は、図6に示す関係から、
s2=s0+{(s1−s0)/(F1−F0)}×(F2−F0) [V/μm]
となる。
ジッタ値を最小にするフォーカス制御量F2に対応する立ち下がり感度S2をトラッキングゲインT2倍した値が、トラッキング誤差信号の立ち下がり感度の初期値S0をトラッキングゲインの初期値T0倍した値と等しいとき、トラッキングゲインT2は、ジッタ値を最小にするフォーカス制御量F2に最適な値となるので、
T2=(S0/S2)×T0
を計算することで、トラッキングゲインT2を求めることができる。
なお、前述の実施の形態1と同様に、当該光ディスク装置では、図示しないシステムコントローラに内蔵されているプログラムに基づいて上記の各手段が制御される。
本実施の形態2における光ディスク装置に搭載される光ディスク用信号処理装置は、上記のフォーカス誤差検出手段3、位相差トラッキング誤差検出手段4、第1の二値化手段5、第1のマスク処理手段6、位相差加算手段7、第2の二値化手段8、第2のマスク処理手段9、測定手段10、位相差検出手段11、フォーカス駆動手段13、トラッキング駆動手段14、移送手段15、データ信号処理手段16、回転数検出手段17、データ基準信号発生手段18、データジッタ算出手段、制御手段B20、図示しないシステムコントローラ、記憶部、カウンタなどからなる。
次に、当該光ディスク装置のトラッキング変更処理について、図7に示すシステムコントローラ内蔵のプログラムを示すフローチャートを用いて説明する。但し、前述の実施の形態1で説明した処理と同一の処理には同一符号を付して、説明を省略する。なお、トラッキング変更処理は光ディスク装置の起動時に行うのが好適である。
まず、当該光ディスク装置は、ステップS101において、制御開始の命令が発生したか否かを判定する。制御開始の命令が発生していないときは、当該光ディスク装置は、処理を終了する。
制御開始の命令が発生すると、当該光ディスク装置は、ステップS102において感度測定を既に行っているか否かを判定する。感度測定を既に行っているときは、当該光ディスク装置は、ステップS201の処理へ移行する。感度測定を行っていないときは、当該光ディスク装置は、ステップS103において感度測定を行う。
次に、当該光ディスク装置は、ステップS201において、フォーカス調整を既に行っているか否かを判定する。フォーカス調整を既に行っているときには、当該光ディスク装置は、ステップS108の処理へ移行する。
フォーカス調整を行っていないときには、当該光ディスク装置は、ステップS202において、ジッタ値を最小にするフォーカス制御量を設定する。具体的には、当該光ディスク装置は、再生動作を行い、データ信号処理手段16によりデータ信号を生成し、回転数検出手段17により光ディスク1の回転数を検出し、データ基準信号発生手段18によりデータ基準信号を生成して、データジッタ算出手段19によりジッタ値を算出するとともに、その間、制御手段B20が、フォーカス駆動手段13に所定パターンのフォーカス制御量を与えてフォーカス位置を変更して、データジッタ算出手段19により算出されたジッタ値と変更したフォーカス制御量との関係を記憶部に記憶する。そして、制御手段B20が、その記憶した関係からジッタ値を最小にするフォーカス制御量を求める。これにより、通常の記録・再生動作時のフォーカス制御量を、ジッタ値を最小にするフォーカス制御量に設定することができる。
次に、当該光ディスク装置は、ステップS203において、上述しように、トラッキングゲインを初期値T0から、ジッタ値を最小にするフォーカス制御量に対して最適な値T2へと変更する。すなわち、制御手段B20が、ステップS103において求めたトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間とフォーカス制御量との関係と、ステップS202において求めたジッタ値とフォーカス制御量との関係を基に、トラッキングゲインを初期値T0から値T2へと変更する。
次に、当該光ディスク装置は、ステップS108において、制御終了の命令が発生したか否かを判定する。制御終了の命令が発生していないときには、当該光ディスク装置は、ステップS102の処理へ以降する。一方、制御終了の命令が発生したときには、当該光ディスク装置は、処理を終了する。
(実施の形態3)
図8は本発明の実施の形態3における光ディスク装置のシステム構成を示す概略ブロック図である。但し、前述の実施の形態1において説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図7において、21は回転周期検出手段、22は偏芯量検出手段である。回転周期検出手段21は、光ディスク1の回転周期を検出する。偏芯量検出手段22は、回転周期検出手段21により検出された回転周期と、第1の二値化手段5と第1のマスク処理手段6により二値化されマスク処理されたトラッキング誤差信号(すなわちトラックロス信号)を基に光ディスク1の偏芯量を求める。偏芯量とは、光ディスクの物理的な中心位置と光ディスクが回転する時の回転の中心位置の差である。偏芯量を求める方法の一例としては、光ディスクが1回転する間にトラッククロス信号が立ちあがる回数を数え、数えた回数と光ディスクのトラックピッチ(隣接トラック間の距離)とを基に求める方法がある。
23は制御手段Cである。制御手段C23は、偏芯量検出手段22による偏芯量の測定時に、感度測定時に記憶部に記憶したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間とフォーカス制御量との関係を用いてレーザ光をデフォーカスさせる点が、前述の実施の形態1で説明した制御手段Aと異なる。なお、制御手段C23は、偏芯量検出手段22により測定された偏芯量から偏芯ディスクの判別を行う。
なお、前述の実施の形態1と同様に、当該光ディスク装置では、図示しないシステムコントローラに内蔵されているプログラムに基づいて上記の各手段が制御される。
本実施の形態3における光ディスク装置に搭載される光ディスク用信号処理装置は、上記のフォーカス誤差検出手段3、位相差トラッキング誤差検出手段4、第1の二値化手段5、第1のマスク処理手段6、位相差加算手段7、第2の二値化手段8、第2のマスク処理手段9、測定手段10、位相差検出手段11、フォーカス駆動手段13、トラッキング駆動手段14、移送手段15、回転周期検出手段21、偏芯量検出手段22、制御手段C23、図示しないシステムコントローラ、記憶部、カウンタなどからなる。
次に、当該光ディスク装置の偏芯量測定処理について、図9に示すシステムコントローラ内蔵のプログラムを示すフローチャートを用いて説明する。但し、前述の実施の形態1で説明した処理と同一の処理には同一符号を付して、説明を省略する。なお、偏芯量測定処理は光ディスク装置の起動時に行うのが好適である。
まず、当該光ディスク装置は、ステップS101において、制御開始の命令が発生したか否かを判定する。制御開始の命令が発生していないときは、当該光ディスク装置は、処理を終了する。
制御開始の命令が発生すると、当該光ディスク装置は、ステップS102において、感度測定を既に行っているか否かを判定する。当該光ディスク装置は、感度測定を既に行っているときは、ステップS301の処理へ移行する。感度測定を行っていないときは、当該光ディスク装置は、ステップS103において感度測定を行う。
次に、当該光ディスク装置は、ステップS301において、偏芯量測定を既に行っているか否かを判定する。偏芯量測定を既に行っているときには、当該光ディスク装置は、ステップS108の処理へ移行する。
偏芯量測定を行っていないときには、当該光ディスク装置は、ステップS105において、ディスク面と対物レンズとの間の距離をレーザ光がデフォーカスする距離に変更し、ステップS302において偏芯量の測定を行う。すなわち、当該光ディスク装置は、レーザ光をデフォーカスさせた状態でシーク動作を行い、その間、偏芯量検出手段22が、光ディスク1が1回転する間にトラッククロス信号が立ちあがる回数を数え、数えた回数と光ディスク1のトラックピッチとを基に偏芯量を測定する。偏芯量の測定後、当該光ディスク装置は、ステップS107において、制御手段C23をフォーカス誤差信号からフォーカス制御量を求めるモードに復帰させる。
次に、当該光ディスク装置は、ステップS108において、制御終了の命令が発生したか否かを判定する。制御終了の命令が発生していないときには、当該光ディスク装置は、ステップS102の処理へ以降する。一方、制御終了の命令が発生したときには、当該光ディスク装置は、処理を終了する。
(実施の形態4)
図10は本発明の実施の形態4における光ディスク装置のシステム構成を示す概略ブロック図である。但し、前述の実施の形態1において説明した部材と同一の部材には同一符号を付して、説明を省略する。
図9において、24は偏重心量検出手段である。偏重心量検出手段24は、回転周期検出手段21により検出された回転周期と、第1の二値化手段5と第1のマスク処理手段6により二値化されマスク処理されたトラッキング誤差信号(すなわちトラッククロス信号)とを基に光ディスク1の偏重心量を求める。偏重心量とは、光ディスクの重心の偏りを表す量である。偏重心量を求める方法の一例としては、数パターンの回転数で光ディスクが1回転する間にトラッククロス信号が立ちあがる回数を数え、各回転数ごとの回数の変化を基に求める方法がある。
25は制御手段Dである。制御手段D25は、偏重心量検出手段24による偏重心量の測定時に、感度測定時に記憶部に記憶したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間とフォーカス制御量との関係を用いてレーザ光をデフォーカスさせる点が、前述の実施の形態1で説明した制御手段Aと異なる。なお、制御手段D25は、偏重心量検出手段24により測定された偏重心量から偏重心ディスクの判別を行う。
なお、前述の実施の形態1と同様に、当該光ディスク装置では、図示しないシステムコントローラに内蔵されているプログラムに基づいて上記の各手段が制御される。
本実施の形態4における光ディスク装置に搭載される光ディスク用信号処理装置は、上記のフォーカス誤差検出手段3、位相差トラッキング誤差検出手段4、第1の二値化手段5、第1のマスク処理手段6、位相差加算手段7、第2の二値化手段8、第2のマスク処理手段9、測定手段10、位相差検出手段11、フォーカス駆動手段13、トラッキング駆動手段14、移送手段15、回転周期検出手段21、偏重心量検出手段24、制御手段D25、図示しないシステムコントローラ、記憶部、カウンタなどからなる。
次に、当該光ディスク装置の偏重心量測定処理について、図11に示すシステムコントローラ内蔵のプログラムを示すフローチャートを用いて説明する。但し、前述の実施の形態1で説明した処理と同一の処理には同一符号を付して、説明を省略する。なお、偏重心量測定処理は光ディスク装置の起動時に行うのが好適である。
まず、当該光ディスク装置は、ステップS101において、制御開始の命令が発生したか否かを判定する。制御開始の命令が発生していないときは、当該光ディスク装置は、処理を終了する。
制御開始の命令が発生すると、当該光ディスク装置は、ステップS102において、感度測定を既に行っているか否かを判定する。当該光ディスク装置は、感度測定を既に行っているときは、ステップS401の処理へ移行する。感度測定を行っていないときは、当該光ディスク装置は、ステップS103において感度測定を行う。
次に、当該光ディスク装置は、ステップ401において、偏重心量測定を既に行っているか否かを判定する。偏重心量測定を既に行っているときには、当該光ディスク装置は、ステップS108の処理へ移行する。
偏重心量測定を行っていないときには、当該光ディスク装置は、ステップS105において、ディスク面と対物レンズとの間の距離をレーザ光がデフォーカスする距離に変更し、ステップS402において偏重心量の測定を行う。すなわち、当該光ディスク装置は、レーザ光をデフォーカスさせた状態でシーク動作を行うとともに、数パターンの回転数で光ディスク1を回転させ、その間、偏重心量検出手段24が、数パターンの回転数で光ディスクが1回転する間にトラッククロス信号が立ちあがる回数を数え、各回転数ごとの回数の変化を基に偏重心量を測定する。偏重心量の測定後、当該光ディスク装置は、ステップS107において、制御手段D25をフォーカス誤差信号からフォーカス制御量を求めるモードに復帰させる。
次に、当該光ディスク装置は、ステップS108において、制御終了の命令が発生したか否かを判定する。制御終了の命令が発生していないときには、当該光ディスク装置は、ステップS102の処理へ以降する。一方、制御終了の命令が発生したときには、当該光ディスク装置は、処理を終了する。
なお、無論、上記の実施の形態1〜4のそれぞれを任意に組み合わせた構成としてもよい。
本発明にかかる光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法は、シークの方向判定の誤りを減少させて、アクセス動作を安定化させることができ、光ディスクにデータを記録再生する装置に有用である。
また、本発明にかかる光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法は、データジッタが最小になるようフォーカス制御量を変更した時のトラッキング制御の安定化が可能となり、光ディスクにデータを記録再生する装置に有用である。
また、本発明にかかる光ディスク用信号処理装置、およびその光ディスク用信号処理装置を備える光ディスク装置、並びに光ディスク装置の制御方法は、偏芯ディスクあるいは偏重心ディスクの判別精度を向上させることができ、光ディスクにデータを記録再生する装置に有用である。
本発明の実施の形態1における光ディスク装置のシステム構成を示す概略ブロック図 本発明の実施の形態1における光ディスク装置によるアクセス処理を示すフローチャート図 本発明の実施の形態2における光ディスク装置のシステム構成を示す概略ブロック図 本発明の実施の形態2における光ディスク装置によるトラッキングゲインの変更方法を説明するための図(起動時のトラッキング誤差信号の立ち下がり感度) 本発明の実施の形態2における光ディスク装置によるトラッキングゲインの変更方法を説明するための図(デフォーカス時のトラッキング誤差信号の立ち下がり感度) 本発明の実施の形態2における光ディスク装置によるトラッキングゲインの変更方法を説明するための図(フォーカス制御量に対するトラッキング誤差信号の立ち下がり感度) 本発明の実施の形態2における光ディスク装置によるトラッキング変更処理を示すフローチャート図 本発明の実施の形態3における光ディスク装置のシステム構成を示す概略ブロック図 本発明の実施の形態3における光ディスク装置による偏芯量測定処理を示すフローチャート図 本発明の実施の形態4における光ディスク装置のシステム構成を示す概略ブロック図 本発明の実施の形態4における光ディスク装置による偏重心量測定処理を示すフローチャート図
符号の説明
1 光ディスク
2 光ピックアップ
3 フォーカス誤差検出手段
4 位相差トラッキング誤差検出手段
5 第1の二値化手段
6 第1のマスク処理手段
7 位相差加算手段
8 第2の二値化手段
9 第2のマスク処理手段
10 測定手段
11 位相差検出手段
12 制御手段A
13 フォーカス駆動手段
14 トラッキング駆動手段
15 移送手段
16 データ信号処理手段
17 回転数検出手段
18 データ基準信号発生手段
19 データジッタ算出手段
20 制御手段B
21 回転周期検出手段
22 偏芯量検出手段
23 制御手段C
24 偏重心量検出手段
25 制御手段D

Claims (15)

  1. レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へ前記レーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは前記トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置であって、
    前記光検出器からの信号を基に、前記光ディスクの情報記録面に形成される光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差検出手段と、
    前記光検出器からの信号を基に、前記レーザ光の合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
    前記トラッキング誤差信号を基に前記光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を補正するトラッキング制御量を求め、前記フォーカス誤差信号を基に前記合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を補正するフォーカス制御量を求める制御量発生手段と、
    前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定する測定手段と、
    トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、
    記憶手段と、
    感度測定時に、当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、前記アクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と前記測定手段により測定された前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を前記記憶手段に記憶する感度測定手段と、
    目標トラックへのアクセス命令が発生すると、前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、アクセス動作時に、このフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する制御手段と、
    を具備することを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  2. レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へ前記レーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは前記トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置であって、
    前記光検出器からの信号を基に、前記光ディスクの情報記録面に形成される光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差検出手段と、
    前記光検出器からの信号を基に、前記レーザ光の合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
    前記トラッキング誤差信号を基に前記光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を補正するトラッキング制御量を求め、前記フォーカス誤差信号を基に前記合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を補正するフォーカス制御量を求める制御量発生手段と、
    前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定する測定手段と、
    トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、
    記憶手段と、
    当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、前記アクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と前記測定手段により測定された前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を前記記憶手段に記憶する感度測定手段と、
    前記光検出器からの信号を基にデータ信号を生成するデータ信号処理手段と、
    前記光ディスクの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記回転数検出手段が検出した回転数から前記データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成するデータ基準信号発生手段と、
    前記データ信号と前記データ基準信号の周期の差をデータジッタとして検出するデータジッタ算出手段と、
    前記データジッタを最小にするフォーカス制御量を求めるとともに、そのフォーカス制御量と、前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係とを基に、前記アクチュエータ駆動手段のトラッキングゲインの変更値を求めて、その変更値を前記アクチュエータ駆動手段に設定するトラッキングゲイン変更手段と、
    を具備することを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  3. レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へ前記レーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは前記トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置であって、
    前記光検出器からの信号を基に、前記光ディスクの情報記録面に形成される光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差検出手段と、
    前記光検出器からの信号を基に、前記レーザ光の合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
    前記トラッキング誤差信号を基に前記光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を補正するトラッキング制御量を求め、前記フォーカス誤差信号を基に前記合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を補正するフォーカス制御量を求める制御量発生手段と、
    前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定する測定手段と、
    トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、
    記憶手段と、
    当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、前記アクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と前記測定手段により測定された前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を前記記憶手段に記憶する感度測定手段と、
    前記トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出する偏芯量検出手段と、
    前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、偏芯量検出時に、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する制御手段と、
    を具備することを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  4. レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へ前記レーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは前記トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置において使用される光ディスク用信号処理装置であって、
    前記光検出器からの信号を基に、前記光ディスクの情報記録面に形成される光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成するトラッキング誤差検出手段と、
    前記光検出器からの信号を基に、前記レーザ光の合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を示すフォーカス誤差信号を生成するフォーカス誤差検出手段と、
    前記トラッキング誤差信号を基に前記光スポットの前記トラックの中心からのずれ量を補正するトラッキング制御量を求め、前記フォーカス誤差信号を基に前記合焦位置の前記光ディスクの情報記録面からのずれ量を補正するフォーカス制御量を求める制御量発生手段と、
    前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定する測定手段と、
    トラッキング制御量とフォーカス制御量に応じて前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段と、
    記憶手段と、
    当該光ディスク装置にシーク動作を行わせるとともに、その間、前記アクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させ、その変化させたフォーカス制御量と前記測定手段により測定された前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を前記記憶手段に記憶する感度測定手段と、
    前記トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出する偏重心量検出手段と、
    前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、偏重心量検出時に、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する制御手段と、
    を具備することを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  5. 請求項1記載の光ディスク用信号処理装置であって、
    前記光検出器からの信号を基にデータ信号を生成するデータ信号処理手段と、
    前記光ディスクの回転数を検出する回転数検出手段と、
    前記回転数検出手段が検出した回転数から前記データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成するデータ基準信号発生手段と、
    前記データ信号と前記データ基準信号の周期の差をデータジッタとして検出するデータジッタ算出手段と、
    前記データジッタを最小にするフォーカス制御量を求めるとともに、そのフォーカス制御量と、前記記憶手段に記憶されているフォーカス制御量と前記トラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係とを基に、前記アクチュエータ駆動手段のトラッキングゲインの変更値を求めて、その変更値を前記アクチュエータ駆動手段に設定するトラッキングゲイン変更手段と、
    をさらに具備することを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  6. 請求項1記載の光ディスク用信号処理装置であって、
    前記トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出する偏芯量検出手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、偏芯量検出時に、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する
    ことを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  7. 請求項1記載の光ディスク用信号処理装置であって、
    前記トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏重心量を検出する偏重心量検出手段をさらに具備し、
    前記制御手段は、偏重心量検出時に、前記レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する
    ことを特徴とする光ディスク用信号処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の光ディスク用信号処理装置を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  9. レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へレーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは該トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置を制御する方法であって、
    当該光ディスク装置にシーク動作を行わせながら、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させるとともに、光スポットの前記光ディスクのトラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成して、そのトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定し、変化させたフォーカス制御量と測定したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を記憶する感度測定工程と、
    目標トラックへのアクセス命令が発生すると、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、アクセス動作の間、このフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程と、
    を具備することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  10. レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へレーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは該トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置を制御する方法であって、
    当該光ディスク装置にシーク動作を行わせながら、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させるとともに、光スポットの前記光ディスクのトラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成して、そのトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定し、変化させたフォーカス制御量と測定したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を記憶する感度測定工程と、
    前記光検出器からの信号を基にデータ信号を生成するとともに、前記光ディスクの回転数を検出し、その検出した回転数から前記データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成して、前記データ信号と前記データ基準信号の周期の差をデータジッタとして検出する工程と、
    前記データジッタを最小にするフォーカス制御量を求め、そのフォーカス制御量と、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係とを基に、前記アクチュエータ駆動手段のトラッキングゲインの変更値を求めて、その変更値を前記アクチュエータ駆動手段に設定する工程と、
    を具備することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  11. レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へレーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは該トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置を制御する方法であって、
    当該光ディスク装置にシーク動作を行わせながら、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させるとともに、光スポットの前記光ディスクのトラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成して、そのトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定し、変化させたフォーカス制御量と測定したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を記憶する感度測定工程と、
    トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出するに際し、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程と、
    を具備することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  12. レーザ光を集光する対物レンズと、光ディスクからの反射光を検出する4分割された光検出器と、前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向と前記光ディスクの半径方向へ移動させるアクチュエータと、を有する光ピックアップを備え、前記光ピックアップが前記光ディスクの情報記録面へレーザ光を照射して、その情報記録面に形成されているトラックへの情報の記録あるいは該トラックからの情報の再生を行う光ディスク装置を制御する方法であって、
    当該光ディスク装置にシーク動作を行わせながら、前記アクチュエータを駆動するアクチュエータ駆動手段へ所定パターンで変化するフォーカス制御量を供して前記対物レンズを前記対物レンズの光軸方向へ移動させるとともに、光スポットの前記光ディスクのトラックの中心からのずれ量を示すトラッキング誤差信号を生成して、そのトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間を測定し、変化させたフォーカス制御量と測定したトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係を記憶する感度測定工程と、
    トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏重心量を検出するに際し、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係から、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を求めて、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程と、
    を具備することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  13. 請求項9記載の光ディスク装置の制御方法であって、
    前記光検出器からの信号を基にデータ信号を生成するとともに、前記光ディスクの回転数を検出し、その検出した回転数から前記データ信号の基準周期を持つデータ基準信号を生成して、前記データ信号と前記データ基準信号の周期の差をデータジッタとして検出する工程と、
    前記データジッタを最小にするフォーカス制御量を求め、そのフォーカス制御量と、前記感度測定工程において予め記憶したフォーカス制御量とトラッキング誤差信号の立ち上がり時間および立ち下がり時間との関係とを基に、前記アクチュエータ駆動手段のトラッキングゲインの変更値を求めて、その変更値を前記アクチュエータ駆動手段に設定する工程と、
    をさらに具備することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  14. 請求項9記載の光ディスク装置の制御方法であって、トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏芯量を検出するに際し、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程をさらに具備することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  15. 請求項9記載の光ディスク装置の制御方法であって、トラッキング誤差信号を基に前記光ディスクの偏重心量を検出するに際し、レーザ光を前記光ディスクの情報記録面に対してデフォーカスさせるフォーカス制御量を前記アクチュエータ駆動手段へ供する工程をさらに具備することを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
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