JP2007328800A - Asic開発ツールのライセンス管理方法、装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ASIC開発ツールの流通を促進させてASICベンダー、ツールベンダー及びこれらの顧客の利益を増進させる。
【解決手段】ASICベンダーとツールベンダーの間でASIC開発ツールのライセンス契約をしておき、ASICベンダーは次に、ASICを開発しようとする顧客との間でツールのサブライセンス契約をしておく。顧客コンピュータ11からASICベンダーコンピュータ11へ顧客名と開発ツール名と開発ツール借用条件とライセンスキー貸与の要求とを含む情報を送信する。ASICベンダーコンピュータ11は、該情報を受信し、ライセンスキー貸与の所定条件を満たしていると判定した場合にはツールベンダーコンピュータ12に対し、顧客への開発ツールのライセンスキー貸与を要求する情報を送信する。ツールベンダーコンピュータ12は、該情報の受信に応答して、顧客コンピュータ11にライセンスキーを送信する。
【選択図】図1
【解決手段】ASICベンダーとツールベンダーの間でASIC開発ツールのライセンス契約をしておき、ASICベンダーは次に、ASICを開発しようとする顧客との間でツールのサブライセンス契約をしておく。顧客コンピュータ11からASICベンダーコンピュータ11へ顧客名と開発ツール名と開発ツール借用条件とライセンスキー貸与の要求とを含む情報を送信する。ASICベンダーコンピュータ11は、該情報を受信し、ライセンスキー貸与の所定条件を満たしていると判定した場合にはツールベンダーコンピュータ12に対し、顧客への開発ツールのライセンスキー貸与を要求する情報を送信する。ツールベンダーコンピュータ12は、該情報の受信に応答して、顧客コンピュータ11にライセンスキーを送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ASIC(application-specific integrated circuit)開発ツールのライセンス管理方法、装置及びプログラムに係り、特に、ASICベンダーがライセンス管理を仲介する方法、装置及びプログラムに関する。
ASICベンダーの顧客が集積回路を開発する場合、従来では、ASICベンダーが勧める開発ツールを顧客がツールベンダーから購入していた。
特開2002−7914号公報
しかしながら、一般に開発ツールが高価であるため、有効なツールであっても顧客がこれを敬遠し、ASICベンダー及びツールベンダーはビジネスチャンスを失っていた。
本発明の目的は、このような問題点に鑑み、ASIC開発ツールの流通を促進させてASICベンダー、ツールベンダー及びこれらの顧客の利益を増進させることが可能な、ASIC開発ツールのライセンス管理方法、装置及びプログラムを提供することにある。
本発明によるライセンス管理方法の一態様では、ネットワーク上にASICベンダーのコンピュータとツールベンダーのコンピュータと顧客のコンピュータとが接続されている。ASICベンダーとツールベンダーの間でASIC開発ツールのライセンス契約をしておき、ASICベンダーは次に、ASICを開発しようとする顧客との間でツールのサブライセンス契約をしておく。そして、
(a)該顧客コンピュータから該ASICベンダーコンピュータへ顧客名と開発ツール名と該開発ツールの借用条件とライセンスキー貸与の要求とを含む情報を送信し、
(b)該ASICベンダーコンピュータは、該情報を受信して、ライセンスキー貸与の所定条件を満たしているかどうかをチェックし、満たしていると判定した場合には該ツールベンダーコンピュータに対し、該顧客への該開発ツールのライセンスキー貸与を要求する情報を送信し、
(c)該ツールベンダーコンピュータは、該ASICベンダーコンピュータからの該情報の受信に応答して、該顧客に対しライセンスキーを発行する。
(a)該顧客コンピュータから該ASICベンダーコンピュータへ顧客名と開発ツール名と該開発ツールの借用条件とライセンスキー貸与の要求とを含む情報を送信し、
(b)該ASICベンダーコンピュータは、該情報を受信して、ライセンスキー貸与の所定条件を満たしているかどうかをチェックし、満たしていると判定した場合には該ツールベンダーコンピュータに対し、該顧客への該開発ツールのライセンスキー貸与を要求する情報を送信し、
(c)該ツールベンダーコンピュータは、該ASICベンダーコンピュータからの該情報の受信に応答して、該顧客に対しライセンスキーを発行する。
この構成によれば、ASIC開発ツールの流通を促進させてASICベンダー、ツールベンダー及びこれらの顧客の利益を増進させることが可能となる。
本発明の他の目的、構成及び効果は以下の説明から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
最初に、ASICベンダーとツールベンダーの間でASIC開発ツールのライセンス契約をしておく。この契約には、ツール名、ライセンスキー貸与本数、サブライセンス設定を許可すること、及び、契約時にASICベンダーからツールベンダーへライセンス料を一括して支払うこと、プロダクト料を量産チップ毎あるいは量産品種毎に支払うことが含まれている。ここにプロダクト料とは、ツールを使用して集積回路の開発が成功し、ASICベンダーが集積回路の量産を開始した時に発生する料金である。
この契約によりツールベンダーは、ツール需要者に対し販売活動を行なう必要がなく、また、早期に一括して得られたライセンス料をツールの改良や新たなツールの開発に投資することが可能となる。
ASICベンダーは次に、ASICを開発しようとする顧客との間でツールのサブライセンス契約をする。この契約は、具体的な契約前の基本的なものであり、ツール名、ライセンスキー貸与料単価、プロダクト料単価、及び、ライセンスキー貸与料及びプロダクト料の支払の方法及び時期が含まれている。
ASICベンダーはサブライセンス契約者数が増えるほどライセンスキー貸与料のみならず量産依頼が増えるので、多くの顧客を獲得しようと努力し、顧客に対しライセンスキー貸与料を安価に設定することが可能となる。ASICベンダーがライセンスキー貸与単価を安価に設定することでライセンスキー契約本数が増加して量産品種数が増加し、この増加に伴いツールベンダーは多額のプロダクト料を得ることが可能となる。
ASICベンダーは正確な量産情報を把握しているので、プロダクト料をASICベンダーが管理することにより、ツールベンダーはプロダクト料を確実に取得することが可能となる。
このような確実なライセンス管理により、ツールベンダーは従来よりも利益を向上させることが可能となる。また、顧客はプロダクト料を支払う替わりにライセンスキー貸与料を安価に設定してもらうことが可能となり、これにより初期開発コストを低減することができるので、ツール利用者数が増加する。さらに、ASICベンダーは、ツール利用者数の増加によりASICの開発数が増加して利益が向上するのみならず、ライセンス設定を仲介することにより利益を得ることができる。
図1は、本発明の実施例1のライセンス管理方法を実施するためのネットワークシステムを示す概略図である。
ASICベンダーコンピュータ10、顧客コンピュータ11及びツールベンダーコンピュータ12は、ネットワーク上に接続されている。ASICベンダーコンピュータ10には記憶装置13が接続され、これにはライセンス管理データベース14及び経理データベース16が格納されている。サブライセンス契約に関するデータは、これらデータベースに記録される。
図3は、図1のライセンス管理データベース14に含まれているテーブル141の構成を示す。このテーブルは、顧客名、品種名、ツール名、ライセンス期間、ライセンスキー貸与本数及び顧客マシン情報のフィールド、並びに、ライセンスキーのコードを含んでいる。図4(A)及び(B)はそれぞれ、図1の経理データベース16に含まれているテーブル161及び162の構成を示す。テーブル161は、ツール名、ライセンスキー貸与料単価及びプロダクト料単価のフィールドを含んでいる。テーブル162は、顧客名、品種名、ライセンスキー貸与料入金額及びプロダクト料入金額のフィールドを含んでいる。
図1において、顧客コンピュータ11からASICベンダーコンピュータ10へ後述の情報が供給されてライセンスキー貸与の要求が行なわれ、ASICベンダーコンピュータ10はこれに応答してライセンス管理データベース14及び経理データベース16を参照し、ライセンスキー貸与料を計算し、この料金が顧客からASICベンダーに支払われていれば、ASICベンダーコンピュータ10からツールベンダーコンピュータ12へライセンスキー貸与を要求する。ツールベンダーコンピュータ12はこれに応答して、顧客コンピュータ11にライセンスキーを送付する。これにより、ツールベンダーは自社のツールの流通状況を知ることができる。
図2は、量産開始時のネットワーク上の情報の流れを示す概略図である。
集積回路の開発が成功して顧客コンピュータ11からASICベンダーコンピュータ10へ量産要求が送信されると、ASICベンダーコンピュータ10はデータベースに記録されている後述の情報を参照して量産可否を判定し、その結果を顧客コンピュータ11へ送信し、量産可能と判定した場合には顧客が量産を開始することをツールベンダーコンピュータ12に通知する。
図5及び図6は、ライセンスキー貸与の手続き及び情報処理を示すフローチャートである。
(S1)ASICベンダーとツールベンダーの間で上述のようにライセンス契約を締結する。
(S2)顧客とASICベンダーの間で上述のようにサブライセンス契約を締結する。この契約には、契約対象のツールのライセンスキー貸与料単価(ツール1本当たり且つ1日当たり)とプロダクト料単価(チップ1個当たり)が含まれており、これら単価とツール名とが経理データベース16に記録される。これら単価は、ツールベンダーが顧客に直接設定する場合よりも安価に設定されている。
(S3)顧客はASICベンダーに対しライセンスキー貸与料を支払う。これに応じて、顧客の名前とライセンスキー貸与料入金額と開発品種名とがテーブル162に記録される。
顧客は次に、ASICベンダーに対しライセンスキー貸与を要求する。すなわち、図1において、顧客はコンピュータ11を操作してWWWウェブブラウザ上でWWWサーバであるASICベンダーコンピュータ10のURLを指定することにより、ASICベンダーコンピュータ10にアクセスする。これにより、図8に示すような入力画面がASICベンダーコンピュータ10から顧客コンピュータ11へ送信される。
顧客がそのIDとパスワードを入力すると、これらのデータがASICベンダーコンピュータ10に送信されて確認され、登録されているものと一致すれば、顧客名等の顧客に関する情報がASICベンダーコンピュータ10から顧客コンピュータ11へ送信されて表示される。品種名のドロップダウンリストから、開発しようとする集積回路の品種名を選択する。ライセンスキー貸与ツール名のリストの右側のチェックボックスをクリックしてツールを選択する。ライセンス期間の開始日と期限を入力する。貸与を要求するライセンスキーの本数を入力する。ツールの使用環境である顧客マシン情報を入力する。
画面上の計算ボタンを押すと、画面上の入力情報がASICベンダーコンピュータ10に送信され、ASICベンダーコンピュータ10はこれとテーブル161とに基づいてライセンスキー貸与料を計算する。この貸与料計算額を含む図8の画面のファイルが顧客コンピュータ11に送信されて表示が更新される。顧客は、この金額を確認し、問題がなければライセンスキー貸与要求に相当する画面上の購入ボタンをクリックする。これにより、画面上の入力情報が確定情報としてASICベンダーコンピュータ10に送信され、ASICベンダーコンピュータ10はこの入力情報をテーブル141に記録する。
顧客は、購入ボタンをクリックする前に入力画面上の内容を変更する場合、その部分を再入力して画面上の計算ボタンを再度押す。これにより、ライセンスキー貸与料が再計算されて更新表示される。
(S4)ASICベンダーコンピュータ10は、テーブル162上の入金額が上記計算額以上であれば次のステップS5へ進み、そうでなければ金額不足を示す情報を顧客コンピュータ11に送信して不足分入金を促す。ステップS3に戻ってライセンスキー貸与要求を再度行う場合には、前回入力されたデータがテーブル141から読み出されて、その内容が記入された図8の入力画面のファイルが顧客コンピュータ11に送信される。
(S5)ASICベンダーコンピュータ10は顧客コンピュータ11へ、ツールベンダーから顧客へライセンスキーが送付される予定であることを電子メールで通知する。このメールには、確認のために上記ステップS3で入力された情報が記述されている。
(S6)ASICベンダーコンピュータ10は、ステップS3でテーブル141に記録された情報をツールベンダーコンピュータ12に送信して、ライセンスキー貸与を要求する。
(S7)ツールベンダーコンピュータ12はこれに応答して、ライセンスキーをASICベンダーコンピュータ10に送信する。ASICベンダーコンピュータ10はこれを受信し、テーブル141に記録する。
(S8)ASICベンダーコンピュータ10は、確認のためにステップS3でライセンス管理データベース14に入力された情報と共にこのライセンスキーを顧客コンピュータ11に送信する。顧客コンピュータ11はこれを受信する。
顧客コンピュータ11は、ツールをツールベンダーコンピュータ12からダウンロードし、これを起動して該ライセンスキーを入力することにより、ツールを使用可能な状態にする。
(S9)顧客は、このツールを用いて集積回路を開発する。
図7は、プロダクト料に関係した量産開始の手続き及び情報処理を示すフローチャートである。
(S10)顧客は、集積回路の開発が完了すると、顧客コンピュータ11を操作し顧客名、品種名及びツール名を指定してASICベンダーコンピュータ10に量産要求を送信する。この際、チップ数に応じたプロダクト料を支払う契約である場合には量産数も指定する。
(S11)ASICベンダーコンピュータ10はこれに応答して、テーブル141に該顧客名、品種名及びツール名が記録されていることを確認し、このツール名をキーとしてテーブル161を検索し、このツールのプロダクト料が0でないかどうかを確認する。0であればプロダクト料不要である旨のデータを顧客コンピュータ11に送信し、そうでなければプロダクト料を算出し、ステップS12へ進む。
(S12)算出したプロダクト料の請求書を顧客コンピュータ11へ送信する。顧客はこれに応答してプロダクト料をASICベンダーに支払う。その入金額はテーブル162に記録される。
(S13)テーブル162への記録に応答して、ASICベンダーコンピュータ10はその入金額とステップS11で算出されたプロダクト料とを比較し、入金額がプロダクト料以上であればステップS14へ進み、そうでなければステップS10に戻る。
(S14)ASICベンダーコンピュータ10は顧客コンピュータ11へ量産可能であることを通知すると共に、ツールベンダーコンピュータ12に対し顧客名、品種名及びツール名を指定して量産開始を通知する。その後、量産が行なわれると、量産数に比例したプロダクト料がASICベンダーからツールベンダーに支払われる。
なお、本発明には外にも種々の変形例が含まれる。
例えば、顧客がツールベンダーにプロダクト料を直接支払い、ツールベンダーがこれを受領したことをツールベンダーコンピュータ12からASICベンダーコンピュータ10へ通知し、ASICベンダーはこれに応答して量産を開始する形態であってもよい。ツールベンダーから顧客へのライセンスキーの送付は、郵便で行なってもよい。ツールベンダーから顧客へのツールの提供は、ツールが記録された記録媒体を顧客に郵送する形態であってもよい。図8の入力画面の替わりにその入力情報を電子メールで送信する形態であってもよい。ライセンスキー貸与料及びプロダクト料の支払いは、後払い制であってもよい。プロダクト料の一部をライセンスキー貸与料と同時に支払う形態であってもよい。また、サブライセンス契約中に図8の入力情報が含まれる形態であってもよい。
(a)該顧客コンピュータから該ASICベンダーコンピュータへ顧客名と開発ツール名と該開発ツールの借用条件とライセンスキー貸与の要求とを含む情報を送信し、
(b)該ASICベンダーコンピュータは、該情報を受信して、ライセンスキー貸与の所定条件を満たしているかどうかをチェックし、満たしていると判定した場合には該ツールベンダーコンピュータに対し、該顧客への該開発ツールのライセンスキー貸与を要求する情報を送信し、
(c)該ツールベンダーコンピュータは、該ASICベンダーコンピュータからの該情報の受信に応答して、該顧客に対しライセンスキーを発行する、
ことを特徴とするライセンス管理方法。(1)
(付記2)上記ステップ(a)の上記借用条件は、ライセンス貸与期間及び上記開発ツールの本数を含むことを特徴とする付記項1記載のライセンス管理方法。
(b)該ASICベンダーコンピュータは、該情報を受信して、ライセンスキー貸与の所定条件を満たしているかどうかをチェックし、満たしていると判定した場合には該ツールベンダーコンピュータに対し、該顧客への該開発ツールのライセンスキー貸与を要求する情報を送信し、
(c)該ツールベンダーコンピュータは、該ASICベンダーコンピュータからの該情報の受信に応答して、該顧客に対しライセンスキーを発行する、
ことを特徴とするライセンス管理方法。(1)
(付記2)上記ステップ(a)の上記借用条件は、ライセンス貸与期間及び上記開発ツールの本数を含むことを特徴とする付記項1記載のライセンス管理方法。
該サブライセンス契約の締結前にツールベンダーと該ASICベンダーとの間で、サブライセンス設定を許諾するライセンス契約が締結されている、
ことを特徴とする付記項1記載のライセンス管理方法。(2)
(付記4)上記ASICベンダーコンピュータには経理データベースが格納された記憶装置が接続され、該経理データベースには顧客毎の入金額を含む入金情報が記録されており、
上記ステップ(b)において、上記ASICベンダーコンピュータは、上記顧客コンピュータからの情報に基づいてライセンスキー貸与料を計算し、上記所定条件は、上記顧客の入金額が該ライセンスキー貸与料以上であることを含む、
ことを特徴とする付記項3記載のライセンス管理方法。(3)
(付記5)上記ASICベンダーコンピュータにはライセンス管理データベースが格納された記憶装置が接続され、
上記ステップ(b)において、受信した上記情報の全部又は一部を該ライセンス管理データベースに記録し、上記ライセンスキー貸与を要求する情報には記録された該情報の全部又は一部を含む、
ことを特徴とする付記項3記載のライセンス管理方法。(4)
(付記6)(d)上記顧客から上記ASICベンダーへの集積回路量産要求に応答して該ASICベンダーはそのコンピュータに対し上記ツールベンダーコンピュータへ集積回路量産開始の情報を送信させる、
ステップを有することを特徴とする付記項3記載のライセンス管理方法。(5)
(付記7)上記ステップ(d)では、上記顧客コンピュータから上記ASICベンダーコンピュータへ集積回路量産要求の情報を送信することを特徴とする付記項6記載のライセンス管理方法。
ことを特徴とする付記項1記載のライセンス管理方法。(2)
(付記4)上記ASICベンダーコンピュータには経理データベースが格納された記憶装置が接続され、該経理データベースには顧客毎の入金額を含む入金情報が記録されており、
上記ステップ(b)において、上記ASICベンダーコンピュータは、上記顧客コンピュータからの情報に基づいてライセンスキー貸与料を計算し、上記所定条件は、上記顧客の入金額が該ライセンスキー貸与料以上であることを含む、
ことを特徴とする付記項3記載のライセンス管理方法。(3)
(付記5)上記ASICベンダーコンピュータにはライセンス管理データベースが格納された記憶装置が接続され、
上記ステップ(b)において、受信した上記情報の全部又は一部を該ライセンス管理データベースに記録し、上記ライセンスキー貸与を要求する情報には記録された該情報の全部又は一部を含む、
ことを特徴とする付記項3記載のライセンス管理方法。(4)
(付記6)(d)上記顧客から上記ASICベンダーへの集積回路量産要求に応答して該ASICベンダーはそのコンピュータに対し上記ツールベンダーコンピュータへ集積回路量産開始の情報を送信させる、
ステップを有することを特徴とする付記項3記載のライセンス管理方法。(5)
(付記7)上記ステップ(d)では、上記顧客コンピュータから上記ASICベンダーコンピュータへ集積回路量産要求の情報を送信することを特徴とする付記項6記載のライセンス管理方法。
上記ステップ(d)において、上記ASICベンダーコンピュータは、上記集積回路量産要求の情報と該プロダクト料の単価とに基づいてプロダクト料を計算し、上記ツールベンダーコンピュータへの集積回路量産開始の情報を送信する前に、該顧客の入金額が該プロダクト料以上であるかどうかを判定し、肯定判定した場合に限り上記集積回路量産開始の情報の送信を実行し、否定判定した場合には上記顧客コンピュータへ集積回路量産量が不可であることを示す情報を送信する、
ことを特徴とする付記項7記載のライセンス管理方法。
(a)顧客コンピュータからの顧客名、開発ツール名、開発ツールの借用条件、及び、ライセンスキー貸与の要求の情報の受信に応答して、ライセンスキー貸与の所定条件を満たしているかどうかをチェックさせ、
(b)満たしていると判定した場合には、ツールベンダーコンピュータに対し、該顧客への該開発ツールのライセンスキー貸与を要求する情報を送信させる、
ことを特徴とするライセンス管理プログラム。(5)
(付記10)上記ステップ(a)において、上記ASICベンダーコンピュータに対し、上記顧客コンピュータから受信した情報と、顧客毎の入金額を含む入金情報が記録されている経理データベースとに基づいて、ライセンスキー貸与料を計算させ、上記所定条件は、上記顧客の入金額が該ライセンスキー貸与料以上であることを含む、
ことを特徴とする付記項9記載のライセンス管理プログラム。(6)
(付記11)上記ステップ(a)において、上記ASICベンダーコンピュータに対し、上記顧客コンピュータから受信した情報の全部又は一部をライセンス管理データベースに記録させ、
上記ステップ(b)において、上記ライセンスキー貸与を要求する情報には記録された該情報の全部又は一部を含む、
ことを特徴とする付記項10記載のライセンス管理プログラム。(7)
(付記12)上記ASICベンダーコンピュータに対し、
(c)上記顧客コンピュータからの集積回路量産要求の情報に応答して上記ツールベンダーコンピュータへ集積回路量産開始の情報を送信させる、
ステップをさらに有することを特徴とする付記項11記載のライセンス管理プログラム。(8)
(付記13)上記経理データベースにはさらにプロダクト料単価が記録されており、上記ステップ(c)において、上記ASICベンダーコンピュータに対し、
上記集積回路量産要求の情報と該プロダクト料単価とに基づいてプロダクト料を計算させ、
上記ツールベンダーコンピュータへの集積回路量産開始の情報を送信させる前に、該顧客の入金額が該プロダクト料以上であるかどうかを判定させ、
肯定判定した場合に限り上記集積回路量産開始の情報の送信を実行させ、否定判定した場合には上記顧客コンピュータへ集積回路量産量が不可であることを示す情報を送信させる、
ことを特徴とする付記項12記載のライセンス管理プログラム。
ことを特徴とする付記項7記載のライセンス管理方法。
(a)顧客コンピュータからの顧客名、開発ツール名、開発ツールの借用条件、及び、ライセンスキー貸与の要求の情報の受信に応答して、ライセンスキー貸与の所定条件を満たしているかどうかをチェックさせ、
(b)満たしていると判定した場合には、ツールベンダーコンピュータに対し、該顧客への該開発ツールのライセンスキー貸与を要求する情報を送信させる、
ことを特徴とするライセンス管理プログラム。(5)
(付記10)上記ステップ(a)において、上記ASICベンダーコンピュータに対し、上記顧客コンピュータから受信した情報と、顧客毎の入金額を含む入金情報が記録されている経理データベースとに基づいて、ライセンスキー貸与料を計算させ、上記所定条件は、上記顧客の入金額が該ライセンスキー貸与料以上であることを含む、
ことを特徴とする付記項9記載のライセンス管理プログラム。(6)
(付記11)上記ステップ(a)において、上記ASICベンダーコンピュータに対し、上記顧客コンピュータから受信した情報の全部又は一部をライセンス管理データベースに記録させ、
上記ステップ(b)において、上記ライセンスキー貸与を要求する情報には記録された該情報の全部又は一部を含む、
ことを特徴とする付記項10記載のライセンス管理プログラム。(7)
(付記12)上記ASICベンダーコンピュータに対し、
(c)上記顧客コンピュータからの集積回路量産要求の情報に応答して上記ツールベンダーコンピュータへ集積回路量産開始の情報を送信させる、
ステップをさらに有することを特徴とする付記項11記載のライセンス管理プログラム。(8)
(付記13)上記経理データベースにはさらにプロダクト料単価が記録されており、上記ステップ(c)において、上記ASICベンダーコンピュータに対し、
上記集積回路量産要求の情報と該プロダクト料単価とに基づいてプロダクト料を計算させ、
上記ツールベンダーコンピュータへの集積回路量産開始の情報を送信させる前に、該顧客の入金額が該プロダクト料以上であるかどうかを判定させ、
肯定判定した場合に限り上記集積回路量産開始の情報の送信を実行させ、否定判定した場合には上記顧客コンピュータへ集積回路量産量が不可であることを示す情報を送信させる、
ことを特徴とする付記項12記載のライセンス管理プログラム。
(付記15)プロセッサと、
該プロセッサに結合された記憶装置と、
を有し、該記憶装置には付記項9乃至14のいずれか1つに記載のライセンス管理プログラムがインストールされていることを特徴とするライセンス管理装置。(10)
該プロセッサに結合された記憶装置と、
を有し、該記憶装置には付記項9乃至14のいずれか1つに記載のライセンス管理プログラムがインストールされていることを特徴とするライセンス管理装置。(10)
10 ASICベンダーコンピュータ
11 顧客コンピュータ
12 ツールベンダーコンピュータ
13 記憶装置
14 ライセンス管理データベース
16 経理データベース
141、151、161、162 テーブル
11 顧客コンピュータ
12 ツールベンダーコンピュータ
13 記憶装置
14 ライセンス管理データベース
16 経理データベース
141、151、161、162 テーブル
Claims (10)
- ネットワーク上にASICベンダーのコンピュータと、ツールベンダーのコンピュータと、顧客のコンピュータとが接続され、
該ASICベンダーコンピュータには、該顧客毎の入金情報が記録される経理データベースが格納された記憶装置が接続され、
(a)該ASICベンダーと該ツールベンダーとの間でライセンス契約が締結された後において該ASICベンダーと該顧客との間で締結されたサブライセンス契約に基づき、該顧客により開発ツールのライセンスキー貸与の料金が該ASICベンダーに入金された場合に、該ASICベンダーコンピュータが、該顧客の名前及びその入金額を該入金情報として該経理データベースに記録するステップと、
(b)該顧客コンピュータからの顧客名と開発ツール名とライセンスキー貸与の要求とを含む要求情報を受信した場合に、該ASICベンダーコンピュータが、該要求情報に基づいて該ライセンスキー貸与の料金を計算し、この結果が該経理データベースにより示される該入金額と一致するかを判定し、肯定判定した場合に該顧客への該ライセンスキー貸与を該ツールベンダーコンピュータへ要求するステップと、
(c)該ツールベンダーコンピュータが、これに応答して該顧客に対してライセンスキーを発行するステップと、
を有することを特徴とするライセンス管理方法。 - (d)上記顧客から上記ASICベンダーへの集積回路量産要求があった場合に、上記ASICベンダーコンピュータが、これに応答して、該集積回路量産要求の情報に基づいてASICの量産数に応じたプロダクト料を計算し、この結果が該顧客によるプロダクト料の入金額と一致するかを判定し、肯定判定した場合に集積回路量産開始の情報を上記顧客コンピュータ及び上記ツールベンダーコンピュータに送信するステップ、
を更に有することを特徴とする請求項1に記載のライセンス管理方法。 - 上記ASICベンダーコンピュータには、ライセンス管理データベースが格納された記憶装置が接続され、
上記ステップ(b)において、上記顧客コンピュータから受信した上記要求情報の全部又は一部を該ライセンス管理データベースに記録し、上記ツールベンダーコンピュータへ要求する情報には記録された該要求情報の全部又は一部を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のライセンス管理方法。 - 上記ステップ(d)において、「上記顧客から上記ASICベンダーへの集積回路量産要求があった場合」とは、「上記顧客コンピュータから上記ASICベンダーコンピュータへ該集積回路量産要求の情報が送信され、この情報を該ASICベンダーコンピュータが受信した場合」であることを特徴とする請求項2又は3に記載のライセンス管理方法。
- ネットワークを介してツールベンダーのコンピュータと、顧客のコンピュータとが接続されるASICベンダーのコンピュータに備えられるライセンス管理プログラムであって、
該ASICベンダーコンピュータは更に、該ASICベンダーと該ツールベンダーとの間でライセンス契約が締結された後において該ASICベンダーと該顧客との間で締結されたサブライセンス契約に基づいて該顧客により支払われる、開発ツールのライセンスキー貸与の料金額を含む入金情報が記録される経理データベースを有し、
該ライセンス管理プログラムは、該ASICベンダーコンピュータに対し、
(a)該顧客コンピュータからの顧客名と開発ツール名とライセンスキー貸与の要求とを含む要求情報を受信した場合に、該要求情報に基づいて該ライセンスキー貸与の料金を計算させ、この結果が該経理データベースにより示される該入金額と一致するかを判定させ、
(b)肯定判定した場合に該顧客への該ライセンスキー貸与を該ツールベンダーコンピュータへ要求させる、
ことを特徴とするライセンス管理プログラム。 - 上記ライセンス管理プログラムは、上記ASICベンダーコンピュータに対し更に、
(c)上記顧客から上記ASICベンダーへの集積回路量産要求があった場合に、該集積回路量産要求の情報に基づいてASICの量産数に応じたプロダクト料を計算させ、この結果が該顧客によるプロダクト料の入金額と一致するかを判定させ、
(d)肯定判定した場合に集積回路量産開始の情報を上記顧客コンピュータ及び上記ツールベンダーコンピュータに送信させる、
ことを特徴とする請求項5に記載のライセンス管理プログラム。 - 上記ASICベンダーコンピュータは、ライセンス管理データベースを更に有し、
上記ステップ(a)において、上記顧客コンピュータから受信した上記要求情報の全部又は一部を該ライセンス管理データベースに記録させ、
上記ステップ(b)において、上記ツールベンダーコンピュータへ要求する情報には記録された該要求情報の全部又は一部を含む、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載のライセンス管理プログラム。 - 上記ステップ(c)において、「上記顧客から上記ASICベンダーへの集積回路量産要求があった場合」とは、「上記顧客コンピュータから上記ASICベンダーコンピュータへ該集積回路量産要求の情報が送信され、この情報を該ASICベンダーコンピュータが受信した場合」であることを特徴とする請求項6又は7に記載のライセンス管理プログラム。
- 請求項5乃至8のいずれか1つに記載のライセンス管理プログラムが記録されていることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
- プロセッサと、
該プロセッサに結合された記憶装置と、
を有し、該記憶装置には請求項5乃至8のいずれか1つに記載のライセンス管理プログラムがインストールされていることを特徴とするライセンス管理装置。
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JP2007185376A JP2007328800A (ja) | 2007-07-17 | 2007-07-17 | Asic開発ツールのライセンス管理方法、装置及びプログラム |
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Family Applications (1)
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