JP2007325837A - 洗濯機 - Google Patents

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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

【課題】洗濯運転を行うためのn(nは2以上の整数)個のブラシレスモータ及びこれらのブラシレスモータを夫々駆動するn個のインバータ回路を備えた構成であっても、n個のインバータ回路共用のA/D変換回路を設けるだけでよく、低コスト、低ノイズの洗濯機を提供する。
【解決手段】ブラシレスモータからなる洗濯機モータ13及びファンモータ21をインバータ回路32及び47で駆動し、インバータ回路32及47びの各相に流れる電流をシャント抵抗器35u乃至35w及び48u乃至48wで検出しかつA/D変換回路74でA/D変換し、制御回路30により、A/D変換回路74からの電流値に基づきインバータ回路32,47を同一の搬送波でPWM制御して各モータ13、21をベクトル制御し、かつ、各インバータ回路のA/D変換回路74による電流値のA/D変換を搬送波の周期の2倍の周期で搬送波の周期分だけ夫々ずれたタイミングで行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯運転を実行するために複数のモータを用いる洗濯機に関する。
従来、洗濯機例えばドラム式洗濯機においては、洗濯槽兼脱水槽たるドラムを回転駆動する洗濯機モータ及び前記ドラム内に温風を供給する送風ファンを回転駆動するファンモータを備え、これらの洗濯機モータ及びファンモータを夫々インバータ回路で駆動されるブラシレスモータで構成して、これらのインバータ回路をマイクロコンピュータからなる制御回路で制御するようにし、そして、各ブラシレスモータに流れる電流をインバータ回路に接続したシャント抵抗器により検出し、制御回路にシャント抵抗器にて検出した抵抗値から過電流を判断させてインバータ回路を停止させるなどの保護動作を行なわせている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−261275号公報
最近では、上記従来のような洗濯機の構成において、シャント抵抗器によりブラシレスモータの各相に流れる電流を検出して、インバータ回路をPWM制御してより正確な電流制御を行なわせようとする要望がある。
このような要望を実現するには、各インバータ回路に接続したシャント抵抗器の検出電流値を夫々A/D変換して制御回路に入力させるA/D変換回路を設ける必要があり、この場合、インバータ回路の数たる2個のA/D変換回路を設ける必要があって、コスト高になる。又、A/D変換回路のA/D変換のタイミングが他のブラシレスモータのPWM制御のタイミングと重なると、A/D変換にノイズが多くなって騒音の原因となる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、洗濯運転を行なうためのn(nは2以上の整数)個のブラシレスモータ及びこれらのブラシレスモータを夫々駆動するn個のインバータ回路を備えた構成であっても、前記n個のインバータ回路共用のA/D変換回路を設けるだけでよく、低コスト、低ノイズの洗濯機を提供するにある。
本発明の洗濯機は、洗濯運転を行なうためのn(nは2以上の整数)個のブラシレスモータと、これらのブラシレスモータを夫々駆動するn個のインバータ回路と、これらのインバータ回路の各相に流れる電流を夫々検出する電流検出器と、これらの電流検出器が検出した電流値をディジタル信号に変換する前記n個のインバータ回路共用のA/D変換回路と、このA/D変換回路がA/D変換した各相電流値から対応するブラシレスモータのトルク電流成分を演算してこのトルク電流成分に基づき該ブラシレスモータのインバータ回路をPWM制御することにより前記n個の各ブラシレスモータをベクトル制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、n個のインバータ回路を同一の若しくは同期した搬送波でPWM制御するように設定されているとともに、各インバータ回路の前記A/D変換回路による電流値のA/D変換を前記搬送波の周期のn倍の周期で前記搬送波の周期分だけ夫々ずれたタイミングで順次行なうように設定されていることを特徴とする。
本発明の洗濯機によれば、洗濯運転を行なうためのn(nは2以上の整数)個のブラシレスモータ及びこれらのブラシレスモータを夫々駆動するn個のインバータ回路を備えた構成であっても、前記n個のインバータ回路共用のA/D変換回路を設けるだけでよく、低コストになし得、低ノイズ化を図ることができて騒音の発生を防止することができる、という効果を奏する。
以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明する。
まず、図4には洗濯機たるドラム式洗濯機の全体の縦断面図が示されている。この図4において、ドラム式洗濯機の外殻をなす外箱1の前面部(図4では右側)の中央部には、洗濯物出入口2が形成されているとともに、この洗濯物出入口2を開閉する扉3が設けられている。外箱1の前面部の上部には操作パネル4が設けられており、この操作パネル4は、使用者が洗濯機の運転に係る各種の操作をするためのもので、電源スイッチ、スタートスイッチ並びに各種選択スイッチなどの多数の操作スイッチ(図示せず)の操作部が設けられている。操作パネル4の裏側(外箱1の前面部の上部裏面)には操作ユニット7が配設され、この操作ユニット7に上記多数の操作スイッチが設けられている。また、外箱1の前面部下部の裏側には制御ユニット8が配設されている。
外箱1の内部には水槽9が配設されている。この水槽9は円筒形のドラム状をなすものであり、その軸方向が前後(図4では左右)で、しかも、前上がり(図4では右上がり)の傾斜状となる斜め横軸状に配置され、左右一対の弾性支持装置10(一方のみ図示)により外箱1底部に支持されている。
水槽9の内部には、洗濯物を収容する槽であるドラム11が配設されている。このドラム11も円筒形なすものであり、水槽9と同軸状(軸方向が前後で、しかも、前上がりの傾斜状となる斜め横軸状)に配設されている。このドラム11は、洗濯槽、脱水槽及び乾燥槽として機能するものであり、その関係上、胴部のほぼ全域に、通水孔であり通風孔でもある小孔11aが多数形成され(図4に一部のみ図示)、胴部の内周部には、洗濯物掻き上げ用のバッフル11bが複数設けられている(同、1つのみ図示)。
水槽9及びドラム11は、いずれも前面部に洗濯物出し入れ用の開口部9a及び11cを有していて、そのうちの水槽9の開口部9aは、ベロー12によって前記外箱1の洗濯物出入口2に水密に連ねられ、ドラム11の開口部11cは水槽9の開口部9aに臨ませている。水槽9の背面部には、ドラム11を回転駆動する駆動手段として、洗濯機モータ13が配設されている。この洗濯機モータ13は、この場合、複数相たる三相のアウターロータ形のDCブラシレスモータで構成されており、そのステータ13aが水槽9の背面部に取り付けられている。ロータ13bの中心部に取り付けられた回転軸13cは水槽9内に挿通されていて、その前端部がドラム11の背部の中心部に取り付けられている。この場合、洗濯機モータ13のロータ13bによりドラム11が直接回転駆動される構成となっている。
水槽9の下面部には、水槽9内と連通する水溜器14が取り付けられており、この水溜器14の内部に洗濯水加熱用のヒータ15が配設されている。水溜器14の後部には、排水弁16を介して排水ホース17が接続されており、水槽9内、ひいてはドラム11内の洗濯水が、これらを通して排出されるようになっている。
一方、水槽9の上部には、送風機18と加熱器19とを備えた温風供給装置20(温風供給手段)が配設されている。このうち、送風機18は、ケーシング18aの内部に送風ファン18bを設け、この送風ファン18bを回転駆動するファンモータ21をケーシング18aの外部に設けて構成されている。この場合、ファンモータ21は、複数相たる三相のインナーロータ形のDCブラシレスモータで構成されている。また、加熱器19は、ケース19aの内部に温風生成用ヒータ19bを設けて構成されていて、ケース19aの後側入口部が送風機18のケーシング18aの前側出口部に連通している。
水槽9上部の前部には給風管22が配設されている。この給風管22は、一端部が上記加熱器19のケース19aの前側出口部に連通しており、他端部が前記水槽9の開口部9aの外周部を貫通して該開口部9a内に臨んでいる。水槽9の背面部には、空気通路を構成する熱交換器用のダクト23が配設されている。このダクト23は、中空状をなしていて、前記洗濯機モータ13を避けてその片側(後方より見て左側)に配置しており、下端部が水槽9の内下部に連通し、上端部が前記送風機18のケーシング18aに連通している。
この構成で、送風機18が作動されると、図4に矢印Xで示すように、ドラム11内の空気が小孔11aから水槽9とドラム11との間を通って、水槽9の下部からダクト23内に入り、該ダクト23内を下部から上部へと通った後、送風機18、加熱器19、給風管22を順に通って、水槽9の開口部9aからドラム11内に戻される。このようにしてドラム11内の空気が循環されるものであり、このダクト23、送風機18のケーシング18a、加熱器19のケース19a、及び給風管22により循環路を構成している。また、このとき、その循環される空気が加熱器19の温風生成用ヒータ19bにより加熱されると、ドラム11内に温風が供給されるようになる。
ダクト23内の上部には、注水器24が配設されている。この注水器24は、詳しくは図示しないが、例えばダクト23内の横幅のほぼ全長にわたるもので、下側に多数の噴水口を有しており、基端部がダクト23外に位置され、それに注水接続管25aを介して給水弁25が接続されている。給水弁25は、水道など給水源から供給される水を複数の分水路に切り換えるもので、その一つの分水路が上記注水接続管25aであり、他の一つの分水路は給水用接続管25bであって、この給水用接続管25bの先端部が、前記水槽9の前部の上方に配設された給水ケース26(図4の二点鎖線参照)に接続されている。この給水ケース26は、上記給水弁25から給水用接続管25bを通じて送られる水を水槽9内に供給するものである。尚、上記給水弁25と前記排水弁16は、ともに、電磁石やモータなどの電動駆動力にて開放される電動式のものである。
図3は、洗濯機モータ13及びファンモータ21の駆動系を概略的に示すもので、前記制御ユニット8に構成される。
制御手段たる制御回路30は、マイクロコンピュータを主体として構成されており、操作パネル4の操作部に対する操作に基づいて洗濯運転、例えば給水弁25、ヒータ15、洗濯機モータ13及び排水弁16を制御することによる洗い、すすぎ及び脱水からなる洗濯と、その後のヒータ19b、洗濯機モータ13及びファンモータ21を制御することによる乾燥とを実行させるようになっている。
インバータ回路32は、6個のIGBT(スイッチング素子)33a乃至33fを三相ブリッジ接続して構成されており、各IGBT33a乃至33fのコレクタ−エミッタ間には、フライホイールダイオード34a乃至34fが接続されている。
下アーム側のIGBT33d、33e、33fのエミッタは、電流検出器としてのシャント抵抗器35u、35v、35wを介してグランドに接続されている。この場合、シャント抵抗器35u、35v、35wのグランド側の共通接続点は、微小信号用グランドGaに接続されている。また、IGBT33d、33e、33fのエミッタとシャント抵抗器35u、35v、35wとの共通接続点は、夫々レベルシフト回路36を介して制御回路30に接続されている。尚、洗濯機モータ13の巻線13u乃至13wには最大で8A程度流れるので、シャント抵抗器35u乃至35wの抵抗値は、例えば0.2Ωに設定されている。
レベルシフト回路36はオペアンプなどを含んで構成されており、シャント抵抗器35u乃至35wの電圧信号(端子電圧)を増幅するとともにその増幅信号の出力範囲が正側に収まるように(例えば、0〜+3.3V)バイアスが与えられている。また、過電流比較回路38は、例えばインバータ回路32の上下アームが短絡した場合に回路の破壊を防止するために過電流検出を行なうものである。
インバータ回路32の入力側には駆動用電源回路39が接続されている。駆動用電源回路39は、100Vの交流電源40を、ダイオードブリッジで構成される全波整流回路41及び直列接続された2個のコンデンサ42a、42bにより倍電圧全波整流し、約280Vの直流電圧をインバータ回路32に供給する。そして、インバータ回路32の出力端子は、洗濯機モータ13の各相巻線13u、13v、13wに接続されている。
第1電源回路43は、インバータ回路32に供給される約280Vの駆動用電源を降圧して15Vの制御用電源を生成して制御回路30及び駆動回路44に供給するようになっている。また、第2電源回路45は、第1電源回路43によって生成された15V電源に基づいて3.3V電源を生成して制御回路30に供給する三端子レギュレータである。高圧ドライバ回路46は、インバータ回路32における上アーム側のIGBT33a乃至33cを駆動するために配置されている。尚、6個のIGBT33a乃至33f、駆動回路44及び高圧ドライバ回路46は、1個のICに組み込まれたもの(パワーモジュール)である。
一方、ファンモータ21については、洗濯機モータ13の駆動系と対称な構成が配置されている。即ち、ファンモータ21は、インバータ回路47によって駆動され、その下アーム側には電流検出器としてのシャント抵抗器48u乃至48wが挿入されている。それらのシャント抵抗器48u乃至48wの電圧信号(端子電圧)は、レベルシフト回路49を介して制御回路30に与えられ、また、過電流比較回路50によって過電流検出のための比較が行なわれる。制御回路30は、駆動回路51及び高圧ドライバ回路52を介してインバータ回路47を駆動する。但し、ファンモータ21の巻線21u乃至21wに流れる電流は洗濯機モータ13に比較して小さいため、シャント抵抗器48u乃至48wの抵抗値は例えば1.0Ωに設定されている。尚、インバータ回路47を構成する6個のIGBT(33a乃至33f)、駆動回路51及び高圧ドライバ回路52も、1個のICに組み込まれたもの(パワーモジュール)である。
以上のように、本実施例においては、洗濯及び乾燥の洗濯運転を実行するために、洗濯機モータ13及びファンモータ21のn個たる2個(n=2)が三相のブラシレスモータにより構成されて、夫々インバータ回路32及び47により駆動されるようになっている。
図1は、制御回路30が、洗濯機モータ13及びファンモータ21について行なうセンサレスベクトル制御の機能ブロックを示す図である。この構成は、例えば特開2003−181187号公報などに開示されているものと同様であるから、ここでは概略的に説明する。尚、図1において、(α、β)は、三相ブラシレスモータである洗濯機モータ13、ファンモータ21の各相に対応する電気角120度間隔の三相(UVW)座標系を直交変換した直交座標系を示し、(d、q)は、洗濯機モータ13、ファンモータ21のロータの回転にともなって回転している2次磁束の座標系を示すものである。
速度指令出力部60は、目標速度指令ωref を減算器62に被減算値として出力する。また、減算器62には、エスティメータ 63によって検出された洗濯機モータ13、ファンモータ21の検出速度ωが、切換スイッチ64の可動接点64cより固定接点64aを介して減算値として与えられるようになっている。そして、減算器62の減算結果は、速度PI 制御部65に与えられる。
速度PI制御部65は、目標速度指令ωref と検出速度ωとの差分量に基づいてPI (比例積分)制御を行ない、q軸電流指令値Iqrefとd軸電流指令値Idrefとを生成して減算器66q、66dに被減算値として夫々出力する。尚、ベクトル制御を行なう場合、d軸電流指令値Idrefは“0”に設定されて全界磁制御によって洗濯機モータ13.ファンモータ21を駆動する。減算器66q、66dには、αβ/dq変換部67より出力されるq軸電流値Iq、d軸電流値Idが減算値として夫々与えられ、減算結果は、電流PI制御部68q、68dに夫々与えられる。尚、速度PI制御部65における制御周期は1m秒に設定されている。
電流PI制御部68q、68dは、q軸電流指令値Iqrefとd軸電流指令値Idrefとの差分量に基づいてPI制御を行ない、q軸電圧指令値Vq及びd軸電圧指令値Vdを生成してdq/αβ変換部69に出力する。dq/αβ変換部69には、エスティメータ63によって検出された洗濯機モータ13、ファンモータ21における2次磁束の回転位相角(ロータ位置角)θが与えられ、その回転位相角θに基づいて電圧指令値Vd、Vqを電圧指令値Vα、Vβに変換する。
dq/αβ変換部69が出力する電圧指令値Vα、Vβは、αβ/UVW変換部70に与えられ、αβ/UVW変換部70は、電圧指令値Vα、Vβを三相の電圧指令値Vu、Vv、Vwに変換して出力する。電圧指令値Vu、Vv、Vwは、切換スイッチ71u、71v、71wの一方の固定接点71ua、71va、71waに与えられており、他方の固定接点71ub、71vb、71wbには、初期パターン出力部76によって出力される電圧指令値Vus、Vvs、Vwsが与えられる。そして、切換スイッチ71u、71v、71wの可動接点71uc、71vc、71wcは、PWM形成部73の入力端子に接続されている。
PWM形成部73は、電圧指令値Vus、Vvs、Vws(Vu、Vv、Vw)に基づいて15.6kHzの搬送波(三角波)を変調した各相のPWM信号Vup(+,-) 、Vvp(+,-) 、Vwp(+,-) をインバータ回路32、47に出力するようになっている。PWM信号Vup乃至Vwpは、例えば洗濯機モータ13の各相巻線13u、13v、13w、ファンモータ21の各相巻線21u、21v、21wに正弦波状の電流が通電されるように正弦波に基づいた電圧振幅に対応するパルス幅の信号として出力される。
A/D変換回路74は、インバータ回路32のシャント抵抗器35u乃至35wに現れる電圧信号(端子電圧)及びインバータ回路47のシャント抵抗器48u乃至48wに現れる電圧信号(端子電圧)をA/D変換した電流データIu、Iv、IwをUVW/αβ変換部75に出力するためのものである。即ち、A/D変換回路74は、図2に示すように、2個のA/D変換器(ハードウエア)74a、74b及び三相演算部(ソフトウエア)74cから構成されている。そして、A/D変換器74a及び74bの各6個の入力端子には、前記レベルシフト回路36及び49の各3個の出力端子(合計6個の出力端子)が夫々接続されており、A/D変換器74a及び74bの出力端子は、三相演算部74cの入力端子に接続されている。
尚、レベルシフト回路36、49、A/D変換器74a及び74bは、前記グランドGaに共通に接続されている。即ち、この実施例におけるグランドは、パワー回路たるインバータ回路32、47が接続されて大電流が流れる所謂汚い信号用のアースであるが、グランドGaは、電流が流れないアナログ微小信号用のアースである。そして、グランドGaは、この実施例では、大きな電流が流れるインバータ回路32側のシャント抵抗器35u、35v、35wのグランド側の共通接続点に接続されており、従って、このグランドGaに接続されるレベルシフト回路36、49、A/D変換器74a及び74bからの配線は、余分なインダクタンスや抵抗をもたないように極力短くなるように設定することが望ましい。
A/D変換器74a及び74bは、その制御端子にPWM形成部73よりPMW信号の情報が与えられて、後述するように、インバータ回路32のシャント抵抗器35u乃至35wに現れる電圧信号及びインバータ回路47のシャント抵抗器48u乃至48wに現れる電圧信号のうち、選択された一方のインバータ回路32または47のシャント抵抗器35u乃至35wまたは48u乃至48wに現れる電圧信号であって、出力電圧デューティの低い2相分の電圧信号をA/D変換し、残りの相の信号を三相演算部74cで演算により求め、以て、電流データIu、Iv、IwをUVW/αβ変換部75に出力する。
UVW/αβ変換部75は、三相の電流データIu、Iv、Iwを所定の演算式に従って直交座標系の2軸電流データIα、Iβに変換する。そして、2軸電流データIα、Iβをαβ/dq変換部67に出力する。αβ/dq変換部67は、ベクトル制御時にはエスティメータ63より洗濯機モータ13、 ファンモータ21のロータ位置角θを得ることで、所定の演算式に従って2軸電流データIα、Iβを回転座標系(d、q)上のd軸電流値Id、q軸電流値Iqに変換する。そして、d軸電流値Id、q軸電流値Iqを前述したようにエスティメータ63及び減算器66d、66qに出力する。
エスティメータ63は、q軸電圧指令値Vq、d軸電圧指令値Vd、q軸電流値Iq、d軸電流値Idに基づいてロータの位置角θ及び回転速度ωを推定し、各部に出力する。ここで、洗濯機モータ13、ファンモータ21は、起動時には、初期パターン出力部76による起動パターンが印加され強制転流が行なわれる。ベクトル制御の開始以降は、エスティメータ63が起動されて洗濯機モータ13、ファンモータ21のロータの位置角θ及び回転速度ωが推定される。
切換スイッチ71及び64の切り換えは、切換制御部78によって行なわれるようになっている。切換制御部78は、PWM形成部73より与えられるPMW信号のデューティ情報に基づいて切換スイッチ71及び64の切り換えを制御する。
尚、図1の構成において、A/D変換回路74(A/D変換器74a、74b)を除く構成は、制御回路(制御手段)30のソフトウエアによって実現されている機能をブロック化したものである。そして、ベクトル制御における電流制御周期は、PWM搬送波周波数の逆数である64μ秒のn(n=2)倍たる128μ秒に設定されている。
次に、本実施例の作用について図5乃至図9も参照して説明する。
図7は、制御回路30が洗濯機モータ13及びファンモータ21を駆動制御するための概略的な制御内容を示すフローチャート(メインルーチン)である。制御回路30は、洗い、すすぎ、脱水の洗濯と乾燥とからなる洗濯運転を開始させる場合にA/Dとタイマーの初期設定処理を行なう(処理ステップR1)。即ち、「PWM制御の搬送波を発生させるためのタイマーのカントを15.6kHzの対称三角波に設定する。A/D変換器74a、74bを三角波のボトムで起動するように設定する。このときの入力は、A/D変換器74a(A/D0側)が洗濯機モータ13(モータ1)のU相、A/D変換器74b(A/D1側)が洗濯機モータ13(モータ1)のV相に指定する。三角波のコンペア値(電圧指令値)をインバータ回路32、47(三相2ch)ともにデューティ0に指定する。PWM出力禁止に設定する。タイマーカウントを許可する。前回のA/Dの記憶メモリをファンモータ21(モータ2)側に初期化する。」である。
次に、制御回路30は、割込み初期設定処理を行なう(処理ステップR2)。即ち、「A/D変換器74a、74b(A/D)の起動時に割込みを発生する設定にする。」である。その後、制御回路30は、1m秒の経過を待って(判断ステップR3)、メインループ処理(1m秒毎に実行)を行なう(処理ステップR4)。即ち、「モータドライブON/OFFの指令(モータ1、2)。起動処理、回転数指令などの管理(モータ1、2)。洗濯運転制御。」である。そして、制御回路30は、判断ステップR3に戻り処理ステップR4を繰り返すようになる。
制御回路30は、処理ステップR4では、先ず次のことを行なう。即ち、切換スイッチ71u乃至71wの可動接点71uc乃至71wcを切換制御部78により初期パターン出力部76側(固定接点71ub乃至71wb側)に切り換えるとともに、切換スイッチ64の可動接点64cを固定接点64b側に切り換える。そして、初期パターン出力部76により電圧指令値Vus乃至Vwsを出力させて、これに基づきPWM形成部73からインバータ回路32に信号を与えて洗濯機モータ13を直流励磁により強制転流させる。すると、洗濯機モータ13は回転を開始し、回転速度は徐々に上昇して行く。
更に、制御回路30は、例えば、初期パターン出力部76によって与えられる電圧指令値により洗濯機モータ13の回転数が所定回転数にしたと判断すると、切換スイッチ71u乃至71wの可動接点71uc乃至71wcを固定接点71ua乃至71waに接続するように切り換えるとともに、切換スイッチ64の可動接点64cを固定接点64a側に切り換え、ベクトル制御を行なわせる。その後は、運転停止の指示があるまで運転を継続する。その間、洗い、すすぎを行なう場合は、洗濯機モータ13を最大回転数が150rpmに達するように正逆転させ、脱水を行なう場合には、洗濯機モータ13を最大回転数が800rpmに達するように正転させる。
以下、ベクトル制御について処理の流れを図8及び図9のフローチャート(割込みルーチン)を参照して説明する。
制御回路30は、図8に示すように、PWM制御の搬送波たる三角波(15.6kHz)の周期64μ秒毎にA/D割込みをスタートさせる。まず、制御回路30は、前回のA/D実行時の記憶メモリが洗濯機モータ13かファンモータ21かを判断する(判断ステップS1)。この場合、制御回路30は、図7に示す処理ステップR1で記憶メモリをファンモータ21側に初期化しているので、洗濯機モータ13のA/D処理記憶としてA/D実行の記憶メモリに濯機モータ13を記憶させる(処理ステップS2)。
制御回路30は、次に、洗濯機モータ13のA/D値の取得を実行させる。即ち、PWM形成部73は、内部のタイマー(図示せず)のカウント出力によってPWM搬送波を生成しており、そのカウント値が最小、即ち三角波の谷(ボトム)に達した時点で変換タイミング信号をA/D変換部74に出力するようになっている(図6参照)。
図5に示すように、PWM形成部73は、αβ/UVW変換部70が出力する電圧指令値Vu乃至VwとPWM搬送波とのレベルを比較して、前者のレベルが後者を下回っている期間に上アーム側のIGBT33a乃至33cがオンするようにPWM信号Vup(+) 乃至Vwp(+) を出力する(但し、図5では1相分のみ示している)。そして、PWM形成部73は、下アーム側のIGBT33d乃至33fが上アーム側のIGBT33a乃至33cのオフしている期間にデッドタイムを挟んでオンするようにPWM信号Vup(-) 乃至Vwp(-) を出力するようになっている。尚、洗濯機モータ13に対するPWM制御の搬送波周波数は、15.6kHzとなっていて、可聴周波数域には属するが、実際の人間の聴覚ではほとんど聞き取ることができない周波数に設定されている。
また、シャント抵抗器35u乃至35wに電流が流れる期間は、下アーム側のIGBT33d乃至33fがオンしている期間である。従って、三角波の谷(ボトム)は、下アーム側のIGBT33d乃至33fがオンしている期間の中間位相を示すことになる(図5参照)。つまり、A/D変換回路74が、PWM形成部73内部のカウント値が最小となる時点でA/D変換を行なうようにすれば、インバータ回路32の下アーム側に流れる相電流を確実にサンプリングことができる。
このA/D変換回路74のA/D変換について、更に説明すると、A/D変換回路74は、2個のA/D変換器74a、74bを有しており、A/D変換器74a、74bは、PWM形成部73からの信号により予め指定されたモータの出力電圧デューティの低い2相分の値をA/D変換する。具体的には、図7の処理ステップR1では、A/D変換器74a(A/D0側)が洗濯機モータ13(モータ1)のU相、A/D変換器74b(A/D1側)が洗濯機モータ13(モータ1)のV相に指定されており、ここでは、A/D変換器74aは、洗濯機モータ13のU相たるシャント抵抗器35uの電圧信号を検出してA/D変換し、A/D変換器74bは、洗濯機モータ13のV相たるシャント抵抗器35vの電圧信号を検出してA/D変換し、三相演算部74cから電流データIu及びIvとして出力する。尚、PWM形成部73は、洗濯機モータ13のPWM制御を行なうものであるから、三相のうちのどの2相が出力電圧デューティの低い相かを判別し指定することは容易である。
洗濯機モータ13のU相及びV相は、図5から明らかなように、U、V及びW相三相のうちの出力電圧デューティの低い2相、換言すれば、下アーム側のIGBT33d乃至33fのうちのオン時間の長いIGBT33d及び33eに対応する相である。そして、A/D変換回路74の三相演算部74cは、検出A/D変換して得た電流データIu及びIvを基に、Iu+Iv+Iw=0の関係から電流データIcを求めて出力する。
制御回路30は、次のA/Dチャンネルのセットに移行する(処理ステップS4)。即ち、「次のA/D変換の読込みのために、A/D変換器74a、74bにファンモータ21のA/Dチャンネル指定を行ない、A/Dトリガ待ちにセットする。A/Dチャンネルは、ファンモータ21の出力の三相のうちの出力電圧デューティの低い2相を指定する。」である。
制御回路30は、洗濯機モータ13の電流演算を実行する(処理ステップS5)。即ち、A/D変換回路74によりA/D変換された三相の電流データIu乃至Iwは、UVW/αβ変換部75、αβ/dq変換部67を介することで2軸電流データIα、Iβ、→Id、Iqに変換され、エスティメータ63及び減算器66q、66dに出力され、エスティメータ63によって位置角θ及び回転速度ωが推定される(処理ステップS6)。尚、電流Iqは、洗濯機モータ13の2次磁束の方向に対して垂直となる方向に流れる電流であり、トルクの発生に寄与する電流成分である。一方、電流Idは、上記2次磁束の方向に対して平行となる方向に流れる電流であり、トルクの発生には寄与しない電流成分である。
そして、速度PI制御部65は、速度指令出力部60より与えられる目標速度指令ωref と検出速度ωとの差分量に基づいてq軸、d軸電流指令値Iqref、Idrefを出力し(処理ステップS7)、電流PI制御部68q、68dは、指令値Iqref、Idrefと検出された電流値Iq、Idとの差分に基づいて電圧指令値Vq、Vdを出力する(処理ステップS8)。電圧指令値Vq、Vdは、dq/αβ変換部69、αβ/UVW変換部70を介して電圧指令値(図5におけるコンパレータ電圧)Vu、Vv、Vwに変換されてPWM形成部73に出力され(処理ステップS9)、PWM形成部73がインバータ回路32にPWM信号Vup乃至Vwpを出力する。すると、洗濯機モータ13の各相巻線13u乃至13wにベクトル制御による通電が行なわれる。そして、制御回路30は、図7のメインルーチンに戻る。
制御回路30は、64μ秒の経過後に再び図8の割込みルーチンになると、今度は、判断ステップS1で洗濯機モータ13と判断して次の処理ステップS10、S11、S12及びS13を実行する。これらの処理ステップS10、S11、S12及びS13は、前述した処理ステップS2、S3、S4及びS5における洗濯機モータ13をファンモータ21に置き換え、かつ、ファンモータ21を洗濯機モータ13に置き換えたもので、ファンモータ21に関して洗濯機モータ13と同様の処理を行なう。但し、洗い、すすぎ、脱水の洗濯では、ファンモータ21は静止されているので(速度指令値は0)、その後の処理ステップS6乃至S9において上記処理による結果の情報が用いられることはなく、また、用いられたとしても速度指令値が0であるのでファンモータ21は停止したままである。
尚、処理ステップS12における「次のA/D変換の読込みのために、A/D変換器74a、74bに洗濯機モータ13のA/Dチャンネル指定を行ない、A/Dトリガ待ちにセットする。A/Dチャンネルは、洗濯機モータ13の出力の三相のうちの出力電圧デューティの低い2相を指定する。」は有効である。従って、制御回路30が64μ秒の経過後に図8に示す割り込みルーチンになると、再び、処理ステップS1乃至S9が実行され、洗濯機モータ13のベクトル制御が行なわれる。即ち、洗い、すすぎ、脱水の洗濯においては、図6に示すように、洗濯機モータ13は、64μ秒×2(n=2)=128μ秒
周期で搬送波たる三角派のボトムでA/D変換のアクセスが行なわれてベクトル制御が行なわれることになる。
さて、上述した洗濯に続く乾燥は、制御回路30により次のように行なわれる。制御回路30は、図7に示すメインルーチンの処理ステップR4で、洗濯機モータ13及びファンモータ21を順次起動させ、次いで、例えば、図8及び図9の割込みルーチンの処理ステップS1乃至S9により洗濯機モータ13をベクトル制御して、その洗濯機モータ13により、回転ドラム4を低速度で回転させる。これにより、回転ドラム4内の洗濯物は洗い、すすぎ時と同様に撹拌される。
その後、制御回路30は、64μ秒経過後に図8の割込みルーチンになると、処理ステップS10になって、以後、処理ステップS11乃至S13及びS6乃至S9を実行するようになる。これにより、ファンモータ21は、制御回路30により、三相のうちの出力電圧デューティの低い2相分電圧信号(電流値)が検出されてA/D変換され、その電流値に基づきベクトル制御されることになる。
ファンモータ21が運転されると、図4に矢印Xで示すように、ドラム11内の空気が小孔11aから水槽9とドラム11との間を通って、水槽9の下部からダクト23内に入り、該ダクト23内を下部から上部へと通った後、送風機18、加熱器19、給風管22を順に通って、水槽9の開口部9aからドラム11内に戻される。このようにしてドラム11内の空気が循環されるものであり、このとき、その循環される空気が加熱器19の温風生成用ヒータ19bにより加熱されて、ドラム11内に温風が供給されるようになる。
以上のように、制御回路30は、乾燥時においては、洗濯機モータ13及びファンモータ21を駆動するインバータ回路32及び47に対して、図6に示すように、A/D変換回路74により電流値を検出しA/D変換するタイミングを搬送波たる三角波の周期64μ秒の2倍の周期128μ秒で前記三角波の周期64μ秒分だけ夫々ずれるように設定して、共通のA/D変換回路74により2つのモータたる洗濯機モータ13及びファンモータ21の電流値(電流データ)を検出しA/D変換することを可能にしたのである。
尚、上記実施例において、洗濯中の給水或いは排水時には、給水弁25或いは排水弁16が動作され、洗濯機モータ13及びファンモータ21はともに動作せず停止状態にある。この場合、制御回路30は、図8及び図9に示す割込みルーチンの実行を停止することはなく、洗濯機モータ13及びファンモータ21のインバータ回路32及び47に対して、三角波の周期64μ秒の2倍の周期128μ秒で前記三角波の周期64μ秒分だけ夫々ずれるようにA/D変換回路74により電流値を検出しA/D変換するようにしている。但し、給水、排水では、洗濯機モータ13、ファンモータ21は静止されているので(速度指令値は0)、その後の処理ステップS6乃至S9において上記処理による結果の情報が用いられることはなく、また、用いられたとしても、速度指令値が0であるので洗濯機モータ13、ファンモータ21は停止したままである。このようにすることにより、制御回路(マイクロコンピュータ)30が備えるROMに格納するプログラム(ソフトウエア)を簡略化して、そのROMのコストの低減を図るようにしたものである。
このように本実施例によれば、制御回路30は、洗濯運転の乾燥時には、洗濯機モータ13及びファンモータ21のインバータ回路32及び47に対して、PWM制御の搬送波たる三角波の周期64μ秒の2倍の周期128μ秒で前記三角波の周期64μ秒分だけ夫々ずれるようにA/D変換回路74により電流値を検出しA/D変換するようにしたので、共通のA/D変換回路74により2つのモータたる洗濯機モータ13及びファンモータ21の電流値を検出しA/D変換することができ、従って、モータ夫々にA/D変換回路を設ける従来に比し、低コストになし得る。又、A/D変換回路74によるA/D変換のタイミングが洗濯機モータ13及びファンモータ21相互においてPWM制御のタイミングと重なることはないので、A/D変換時のノイズを少なくし得、以て、低ノイズ化を図り得て、騒音の発生を防止することができる。
しかも、A/D変換回路74として2個のA/D変換器74a、74bを用いて構成し、A/D変換器74a、74bに搬送波たる三角波のボトムで洗濯機モータ13、ファンモータ21の出力の三相のうち出力電圧デューティの低い2相分を検出してA/D変換させ、残りの相は演算により求めるようにしたので、3つのA/D変換器で三相分を検出する場合に比し、経済的であり、かつ、正確に検出することができる。
尚、上記実施例では、洗濯機モータ13及びファンモータ21の2つのモータの電流値を共通のA/D変換回路74でA/D変換するようにしたが、例えば、給水弁25及び排水弁16をモータ駆動にする場合には、これらもインバータ回路により駆動されるブラシレスモータにより構成して、その電流値を共通のA/D変換回路74によりA/D変換させるようにしてもよく、この場合、nは3以上となる。従って、本発明のモータの数nは、2以上の整数になる。
その他、本発明は上記しかつ図面に示す実施例に限定されるものではなく、次のような変形、拡張が可能である。
上記実施例では、インバータ回路32,47を同一の搬送波を用いてPWM制御するようにしたが、代わりに同期した搬送波を用いてもよい。
上記実施例では、2つのA/D変換器74a、74bを有するA/D変換回路74を設けるようにしたが、3つのA/D変換器(三相の場合)を有するA/D変換回路を設けるようにしてもよい。
上記実施例は、ドラム式洗濯機に適用した場合であるが、縦軸式の洗濯槽兼脱水槽を有する洗濯機に適用してもよい。
本発明の一実施例を示すセンサレスベクトル制御の機能別ブロック線図 A/D変換回路のブロック線図 全体の電気的構成図 全体の縦断側面図 PWM制御の搬送波とPWM信号との関係を示す図 PWM制御の搬送波とA/D変換及びベクトル制御演算との関係を示す図 洗濯運転のメインルーチンを示すフローチャート 洗濯運転の割込みルーチンを示すフローチャート(その1) 洗濯運転の割込みルーチンを示すフローチャート(その2)
符号の説明
図面中、9は水槽、11はドラム、13は洗濯機モータ、18は送風機、18bは送風ファン、21はファンモータ、30は制御回路(制御手段)、32はインバータ回路、35u乃至35wはシャント抵抗器(電流検出器)、47はインバータ回路、48u乃至48wはシャント抵抗(電流検出器)、74はA/D変換回路、74a、74bはA/D変換器を示す。

Claims (1)

  1. 洗濯運転を行なうためのn(nは2以上の整数)個のブラシレスモータと、
    これらのブラシレスモータを夫々駆動するn個のインバータ回路と、
    これらのインバータ回路の各相に流れる電流を夫々検出する電流検出器と、
    これらの電流検出器が検出した電流値をディジタル信号に変換する前記n個のインバータ回路共用のA/D変換回路と、
    このA/D変換回路がA/D変換した各相電流値から対応するブラシレスモータのトルク電流成分を演算してこのトルク電流成分に基づき該ブラシレスモータのインバータ回路をPWM制御することにより前記n個の各ブラシレスモータをベクトル制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、n個のインバータ回路を同一の若しくは同期した搬送波でPWM制御するように設定されているとともに、各インバータ回路の前記A/D変換回路による電流値のA/D変換を前記搬送波の周期のn倍の周期で前記搬送波の周期分だけ夫々ずれたタイミングで順次行なうように設定されていることを特徴とする洗濯機。
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