JP2007325390A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯電話器、携帯用パソコン、移動用医療機器等の蓄電池を有する移動機器への充電及び充電器の内蔵電池の充電を短時間で行うことができる充電装置を得る。
【解決手段】 携帯式充電装置1は、電源変換回路8、補助充電回路9、ダイオード10、切換部11、主充電回路12、制御部13等を備えて、AC電源(商用電源)に接続している時間を短縮するための技術であり、商用電源に携帯機器(携帯電話機、携帯パソコン、・・)を接続している間は、本装置に内蔵の補助二次電池と、携帯機器に内蔵の二次電池の両方に同時に充電を行う。
また、商用電源を切断したときは、本装置と携帯機器とが接続されている場合は、本装置に内蔵の補助二次電池の電力で携帯機器の二次電池に充電を行うことで、ユーザに充電時間を気にさせないで充電ができるようにする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、充電装置に関し、特に移動機器の二次電池と当該装置の補助電池とに同時に直流電力を供給して充電時間を短縮する充電装置に関する。
商用電源に接続して充電する移動機器(携帯用パソコン、携帯電話機、診断装置、PDA端末、携帯用端末機器等)は、一般に充電器に接続して用いる。そして、充電器は商用電源の交流を直流に変換し、この直流を充電器の内部の二次電池(補助電池ともいう)に充電した後に、充電器に接続された移動機器の二次電池に充電する。
つまり、充電器は商用電源がないと充電ができない。例えば、特開平11−136872号公報(以下特許文献1)は、商用電源を変換した直流を携帯用機器の二次電池に充電させて、充電器内の補助電池に充電させる。そして、携帯用機器の二次電池が不足した場合は、充電器の内部の補助電池から携帯用機器の二次電池に充電を介しさせる。これによって、商用電源がないところでも携帯用機器の内部二次電池への充電を可能とするものである。
また特許文献1は、具体的には、充電器内に内蔵される内蔵2次電池と、内蔵2次電池と携帯機器用2次電池とを充電するための充電回路と、内蔵2次電池あるいは携帯機器用2次電池のどちらかを選択するためのスイッチSWと、内蔵2次電池から充電回路に電源を供給するための切換スイッチと、充電状態を表示するための表示器等を備え(段落0017参照)、商用電源が接続されると、スイッチSWを携帯機器用2次電池側に切換えて充電回路から充電させ(段落0018参照)、携帯機器用2次電池の充電が完了したときは、スイッチSWを切換えて内蔵2次電池の充電を開始させる(段落0019参照)。
すなわち、携帯機器用2次電池を充電させた後で、充電器内の内蔵2次電池を充電させる。
そして、充電器に商用電源が接続できないときは、スイッチをオンさせて内蔵2次電池から電力を携帯機器用2次電池に供給する。これによって、商用電源がない場所でも携帯機器用2次電池に充電が可能としている。
一方、特開2001−309562号公報(以下特許文献2)は、充電器には、商標電源を接続するものと、乾電池を電源とするものがあるが、乾電池の場合は使い捨てであるからランニングコストが高くなる。また、商用電源による充電ができない。
これを解決するために、特許文献2の充電器は、蓄電池と、充電回路と、スイッチ等を備えて、スイッチの切換えによって、商用電源を充電回路(携帯用機器の蓄電池の種類、電圧状態によって充電を制御する機能を有する)によって直流に変換して携帯用機器の蓄電池に充電させる。又は、スイッチを切換えて充電器の蓄電池に充電させる。
これによって、蓄電池がどのような種類であっても充電を可能とすることで使い捨ての電池を用いなくともよい。また、商用電源から充電が可能としている。
特開平11−136872号公報 特開2001−309562号公報
しかしながら、上記の特許文献1は、携帯機器用2次電池の充電が完了したときは、スイッチSWを切換えて内蔵二次電池(補助電池)の充電を開始させるものである。つまり、最初に携帯機器用二次電池を充電した後に、充電器の内蔵二次電池を充電するので、これらの2次電池が充電完了となるまでは、時間が非常にかかるという課題があった。
また、特許文献2は、スイッチの切換えによって携帯用機器の蓄電池を充電させたり、充電器の内部の蓄電池を充電させたりすることを示唆している。
すなわち、携帯用機器の蓄電池又は充電器の蓄電池のいずれか一方を選択して充電させるものであるので、両方の蓄電池を充電させる場合は、特許文献1と同様に充電に非常に時間がかかるという課題があった。
また、携帯用機器の所有者が時間がない場合は、商用電源を接続して短時間で充電を終わらせる場合もある。このような場合には、携帯用機器の蓄電池はフル充電とならない。このため、所有者は携帯機器を短時間しか使用できなくなるという課題があった。
本発明は以上の課題を解決するためになされたもので、携帯電話器、携帯用パソコン、移動用医療機器等の蓄電池を有する移動機器への充電及び充電器の内蔵電池の充電を短時間で行うことができる充電装置を得ることを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の充電装置は、商用電源を用いて、接続された二次電池に充電させる充電装置において、
充電可能な補助電池と、
前記商用電源が当該装置に接続されている間は、この交流電力を直流電力に変換すると共に、該直流電力のモニタ電圧を出力する電源変換回路と、
前記電源変換回路からの直流電力又は前記補助電池からの放電電力を前記二次電池に充電する主充電回路と、
前記電源変換回路からの直流電力を入力して、前記補助電池に該直流電力を充電させると共に、該補助電池の充電電圧を検知する補助充電回路と、
前記補助電池及び前記補助充電回路側に一方を接続し、他方を前記電源変換回路及び主充電回路側に接続し、一方と他方とを切断状態として、前記補助電池の放電電力の前記主充電回路への出力を停止させながら前記補助充電回路からの直流電力を前記補助電池に充電させ、一方と他方とを接続状態として、前記補助電池の放電電力を前記主充電回路に出力する切断と接続とを切り換える切換部と、
前記電源変換回路からの前記モニタ電圧の入力によって前記商用電源の接続の有無を判断し、商用電源が接続され、かつ前記補助電池の充電電圧が規定電圧以下のときに、前記切換部を前記切断状態とし、また前記補助電池の充電電圧が前記規定電圧に到達したときに前記切換部を前記接続状態とするよう制御する制御部とを備えたことを要旨とする。
以上のように本発明によれば、補助電池と二次電池とを同時に充電するので、両方の電池の充電時間を短縮できるという効果が得られている。
また、補助電池の充電量は満充電にならない規定電圧(80%)に到達したときに二次電池(主電池)を充電出来る容量としたので、補助電池の充電を早く終わらせることができる。
本実施の形態の携帯式充電装置は、AC電源(商用電源)に接続している時間を短縮に関する技術であり、商用電源に携帯機器(携帯電話機、携帯パソコン、・・)を接続している間は、本装置の補助二次電池と、携帯機器に内蔵の二次電池(主電池)の両方に同時に充電を行う。
また、商用電源を切断したときは、本装置と携帯機器とが接続されている場合は、本装置に内蔵の補助二次電池の電力で携帯機器の二次電池に充電を行うことで、ユーザに充電時間を気にさせないで充電完了ができるようにしたものである。
<実施の形態1>
一般に二次電池を安全に充電するためには、電池の容量から決まる最大充電電流を超えて充電することはできない。また、定格電圧を超えた電圧で充電することも危険である。
従って、電池残量の少ない間は最大充電電流で充電することができるが満充電に近くなると電池の持つ電位と定格電圧との差が小さくなり、電池や周辺回路の内部抵抗影響で充電電流は極端に小さくなる。
従来の充電器は、満充電になるまでAC電源に接続して充電を行う必要があるが、本実施の形態では、満充電近くの充電電流が少ない領域を内蔵の補助電池の電力で充電することによって移動中でも二次電池の充電が可能である。
図1は本実施の形態1の携帯式充電装置の概略構成図である。図1の携帯式充電装置1は商用電源接続端子2に接続して、内部で生成した直流電力を接続端子3a、3bに接続された携帯機器4の二次電池5に充電すると共に、携帯式充電器1の内部の補助電池6に直流電力を充電する。
携帯式充電装置1は、図1に示すように、商用電源接続端子2からの交流(交流電力)を直流(直流電力)に変換する電源変換回路8と、補助充電回路9と、ダイオード10と、切換部11と、主充電回路12と、制御部13と、表示器14等を備えている。
(各回路の接続構成)
電源変換回路8と主充電回路12との間には逆流防止用のダイオード10が設けられ、このダイオード10のアノードが電源回路8の出力端子8aに接続され、カソードが主充電回路12の入力端子12aに接続されている。
また、切換部11の一方11aは、ダイオード10のカソード及び主充電回路12の入力端子12aに接続され、他方11bが補助二次電池6の+極に接続されている。この補助二次電池6のマイナス極はアースに接続されている。この切換部11は、AC電源の接続状態や充電状況によってオンオフ制御されるので、MOS−FETを用いるのが好ましい。
制御部13は、主充電回路12の直流電力を出力する接続端子3aに接続され、電源変換回路8からの直流電力のモニタ電圧端子8bに接続され、かつ表示部14に接続されている。また、制御部13は、切換部11をオン、オフさせるためのスイッチ制御信号を切換部11に出力する。
(各回路の動作)
電源変換回路8は、商用電源接続端子2を介して商用電源に接続されて交流電力を入力し、これをAC・DCコンバータ等で所定電圧に変換した直流電力(例えば9V)を出力すると共に、この直流電力のモニタ電圧を制御部13に出力する。
主充電回路12は、ダイオード10を介して電源変換回路8からの直流電力を入力し、高効率な降圧型スイッチレギュレータ型の定電流・定電圧回路によって接続端子3a、3bに接続された携帯機器4の内部の二次電池5への直流電力の充電制御(例えば二次電池が1セルのリチュウム二次電池の場合は4.2V)を行う。
また、主充電回路12は、携帯機器4に内蔵される二次電池の充電率(電池残量)を検出する機能を有する。
補助充電回路9は、電源変換回路8からの直流電力を入力し、これを補助二次電池6の種類、電圧状態等に応じて充電を制御しながら充電(例えば補助二次電池が2セル直列のリチュウムイオン二次電池の場合は5.0V〜8.4V)する。また、補助充電回路9は、補助二次電池6の充電率(電池残量)を検出する機能を有する。
前述の補助二次電池6は、商用電源が利用できない状態にあるときに(例えば移動中)、携帯機器4の充電を行う為の電源であり、携帯機器4に内蔵される二次電池より多くの電力を素早く充電できる二次電池を用いることが望ましい。
二次電池5の定格容量に対して、補助二次電池6の定格容量が大きいほど商用電源に接続していなければならない時間を短縮できるが、本実施の形態ではサイズ・重量を等を考慮して選定している。
例えば、携帯機器4に内蔵される
二次電池5: 1セルのリチュウムイオン二次電池800mAh
補助二次電池6: 2セル直列のリチュウムイオン電池1200mAh
とする。
制御部13は、電子回路又はCPU等で構成され切換判定部20を備え、電源変換回路8のモニタ電圧(以下商用電源接続有無のモニタ電圧という)を読み込み、このモニタ電圧が規定電圧に到達しているときに商用電源の接続と判定し、商用電源接続の場合は、切換部11を開路状態(オープン状態)にして、本装置の補助二次電池6及び携帯機器4の二次電池5を同時に充電する。
また、商用電源が切り離されたことを商用電源接続有無のモニタ電圧から検出したときは、切換部11へのスイッチ制御信号をHレベルにして切換部11を閉路状態にして、補助二次電池の直流動(放電動ともいう)を携帯機器4の二次電池に充電させる。
また、制御部13は、表示部14及びブザー15(通報手段ともいう)を制御するための機能を有している。
この機能は、AC電源に接続されているかどうかを示す第1のフラグを生成して表示部14の該当のLEDを点灯制御させる機能と、補助二次電池の電池容量が十分な状態(80%)で移動可能状態になったことを示す第2のフラグ、補助二次電池が充電中であることを示す第3のフラグ、が補助二次電池の電池容量が満充電になったことを示す第4のフラグ、補助二次電池が空になったことを示す第5のフラグ等の補助電池情報を作成して表示部の該当のLEDを点灯制御する機能とがある。
また、携帯機器が接続されたかどうかを示す第6のフラグを生成して表示部の該当のLEDを制御させる機能と、二次電池の電池容量が満充電であることを示す第7のフラグ、二次電池を充電中であることを示す第8のフラグ、二次電池が充電完了となったことを示す第9のフラグ等の携帯機器二次電池情報を作成して表示部の該当のLEDを点灯制御する機能とがある。
表示部14は、第1のLED、第2のLED、第3のLED、第4のLED等を備えている。例えば、第1のLEDは、ACが接続されたことを示すために用いる(第1のLEDを点灯)。第2のLEDは充電器の補助二次電池の充電中(第2のLEDを点滅)を示すため又は補助二次電池の充電完了(第2のLEDを点灯)を示すために用いる。第3のLEDは補助二次電池が満充電(第3のLEDを点灯)となったこと又は空(第3のLEDを点滅)を示すために用いる。
第4のLEDは、携帯機器が接続されたことを示すために用いる(第4のLEDを点灯)。第5のLEDは、携帯機器の二次電池の充電中(第5のLEDを点滅)又は充電完了(第5のLEDを点灯)を示すために用いる。第6のLEDは携帯機器の二次電池が満充電(第6のLEDを点灯)又は空(第6のLEDを点滅)であることを知らせるために用いる。
また、制御部13には、ブザー16が接続され、このブザー16は、携帯機器の2次電池の充電完了となったことを知らせるために設けられている。
(制御部13の構成)
図2は制御部13の概略構成図である。制御部13は図2に示すように、AC接続判定手段22と、第1の切換手段と、第2の切換手段と、通報器判定手段25等を備えている。 AC接続判定手段22は、電源変換回路8からの商用電源接続有無のモニタ電圧を読み、このモニタ電圧が規定電圧Voに到達したときに商用電源の接続と判定し、この判定結果を第1の切換手段23に知らせる。
第1の切換手段23は、AC接続判定手段22の判定結果を読み、判定結果がAC接続を示している場合(第1のフラグを立てる)は、スイッチ制御信号をLレベルにして切換部11を開路状態にして、主充電回路12による携帯機器4の二次電池5への充電と補助充電回路9による補助二次電池6への充電とを同時に行う。
また、補助二次電池6のモニタ電圧を補助充電回路9から入力し、このモニタ電圧が補助二次電池の閾値に相当する充電完了電圧Vp(80%)に到達したときに補助二次電池6の充電完了(第2のフラグを立てる)を通報器判定手段25に知らせる。さらに、第1の切換手段23は、AC接続が知らせられて、かつ補助二次電池のモニタ電圧が充電完了電圧Vpに到達していない場合は補助二次電圧の充電中(第3のフラグ)であることを通報器判定手段25に知らせる。
また、補助二次電池が満充電(例えば90%以上)に到達したときは、補助二次電池が満充電であることを通報器判定手段25に知らせる(第4のフラグを立てる)。また、補助二次電池が空である場合を検知して通報判定手段25に知らせる(第5のフラグを立てる)。前述の補助二次電池が空というのは、補助二次電池から充電を開始していること及び補助二次電地のモニタ電圧が低い値(Vp以下の所定電圧(0V付近))に到達したときである。
これらの、補助二次電池6の充電完了(第2のフラグを立てる)、補助二次電圧の充電中(第3のフラグ)、補助二次電池が満充電(第4のフラグ)、補助二次電池が空(第5のフラグを立てる)等の情報は補助二次電池情報として通報器判定手段25に出力する
一方、第1の切換判定手段23は、AC接続判定手段22からの判定結果がAC接続切断を示している場合(第1のフラグオフ)は、スイッチ制御信号をHレベルにして切換部11を閉路状態にして補助二次電池6から携帯機器4の二次電池5に充電させる。
第2の切換手段24は、第1の切換手段23から切換部11の切換状態及び携帯機器4の二次電池のモニタ電圧とを入力し、切換状態が閉路で、モニタ電圧が充電完了電圧に到達していないことを示している場合は、携帯機器4の二次電池5の充電中(第8のフラグを立てる)であることを通報器判定手段25に知らせる。
また、第2の切換手段24は、携帯機器4の二次電池に対して充電中のときは、そのモニタ電圧が携帯機器4の二次電池完了の閾値の電圧Vhに到達したかどうかを判定し、到達したときは、二次電池充電完了(第9のフラグを立てる)を通報器判定手段25に知らせると共にスイッチ制御信号をLレベルにして切換部11を開路状態にして充電を停止させる(この停止は、携帯機器の接続が切断された場合であり、携帯機器が接続されている場合は、閉路状態を維持させて充電を継続させる)。また、第2の切換手段24は、携帯機器が接続されたときは第6のフラグを立て、二次電池が満充電に到達した場合(例えば90%以上)は、第7のフラグを立てる。
これらの、携帯機器4の二次電池に対して充電中(第8のフラグ)、二次電池充電完了(第9のフラグ)、携帯機器の接続(第6のフラグ)、二次電池の満充電(第7のフラグ)は携帯機器の二次電池情報として通報器判定手段25に知(出力)らせられる。
通報器判定手段25は、表示部14の第1のLED14a、第2のLED14b、第3のLED14c、第4のLED14d、ブザー15等に接続されている。
通報器判定手段25は、補助電池情報を入力し、第1の切換手段23からAC接続されたことを知らせる第1のフラグが出力されると、第1のLED14aを点灯させてAC接続であるこを知らせる。
また、通報器判定手段25は、補助二次電池6の充電中を示す第3のフラグが出力されると第2のLED14bを点滅させる。補助二次電池の充電完了を知らせる第2のフラグが出力されると、第2のLED14bを点灯させる。
補助二次電池が満充電であることを知らせる第4のフラグが出力されると、第3のLED14cを点灯させる。補助二次電池が空であることを知らせる第5のフラグが出力されると第3のLED14cを点滅させる。
さらに、通報器判定手段25は、携帯機器の二次電池情報を入力し、携帯機器が接続されたことを知らせる第6のフラグが出力されると、第4のLED14dを点灯させる。携帯機器の二次電池の充電中を知らせる第8のフラグが出力されると、第5のLED14eを点滅させる。携帯機器の二次電池が充電完了となったことを知らせる第9のフラグが出力されると、第5のLED14dを点灯させると共にブザー15から所定の時間だけ音を発生させる。携帯機器の二次電池が満充電になったことを知らせる第7のフラグが出力されると、第6のLED14fを点灯させると共にブザー15から音(充電完了とは異なる音)を発生させる。
(全体動作の説明)
図3及び図4は本実施の形態の携帯式充電装置の概略を説明するフローチャートである。本説明では第1の切換手段及び第2の切換手段については省略して、単に制御部13で説明する。
制御部13は、AC電源(商用電源)に接続されたか否かを判定する(S1)。
ステップS1において、AC電源が接続されたと判定したときは、切換部11をOFF状態(開路状態)にする(S2)。
これによって、補助二次電池6に電源変換回路8からの直流電力が補助充電回路9を介して充電されると共に(S3)、この直流電力がダイオード10、主充電回路12を介して携帯機器4の二次電池5に充電される(S4)。そして、終了かどうかを判断し(S5)、終了でないときは処理をステップS1に戻す。
ステップS1において、AC電源に接続されていないと判定したときは、制御部13は、補助二次電池6が空かどうかを補助充電回路9からの補助二次電池のモニタ電圧の値で判定する(S6)。
ステップS6において、制御部13が補助二次電池が空と判定したときは、制御部13は表示部14の青色LED14cを点灯状態にして補助二次電池が空となったことを知らせる(S7)。そして、切換部11をOFF状態(開路状態)にする(S8)。
また、ステップS6において、補助二次電池が空ではないと判定したときは、制御部13は切換部11をオン状態(閉路状態)にする(S9)。
これによって、携帯機器4の二次電池5には、携帯式充電装置の補助二次電池6の直流電力(放電電力)が充電される(S10)。このとき、表示部14の黄色LED14bを点滅表示させて携帯機器の二次電池5を充電中であることを知らせる(S11)。
また、制御部13は、携帯機器の二次電池5が満充電に到達したか否かを判定する(S12)。ステップS11において満充電であると判定したときは切換部11をオフ状態(開路状態)にし(S12)、表示部14の補助二次電池情報をクリアする(S13)。つまり、青色LED14cの点灯状態を解除する。
ステップS11において、端末機器4の二次電池5の電池容量が満充電ではないと判定したときは、表示部14の黄色LED14bを点滅させる(S14)。
図4はステップS4、ステップS10の携帯機器の二次電池の充電を説明するフローチャートである。
制御部13は、二次電池への充電が開始されると(切換部がオンで充電開始と判定)、携帯機器は接続されいるか否かを判定する(S20)。携帯機器が接続されているか否かの判定は、例えば接続端子3a、3bとが閉路状態になっているときに接続と判定する(電流が3a→携帯機器→3bと流れる)。
ステップS20において、携帯機器が接続されていると判定したときは、制御部13は携帯機器の二次電池5が満充電に達しているか否かを判定する(S21)。
ステップS21において、満充電であると判定したときは、制御部13は表示部14の黄色LED14bを点灯状態にして満充電であることを知らせる(S22)。そして、二次電池の充電を停止させる(S23)。この二次電池の充電の停止は、AC接続状態か否かを判定し、AC接続されている場合は、主充電回路12からの直流電力の携帯機器側への出力を停止させる。また、AC接続されていない場合で、補助二次電池6からの直流電力を主充電回路を介して充電している場合は、切換部11をオフ状態(開路状態)にする。
また、ステップS20において、携帯機器は接続されていないと判定したときは、制御部13は、表示部14の二次電池情報をクリアする(S24)。
また、ステップS21において、二次電池が満充電ではないと判定したときは、制御部13は表示部の黄色LED14bを点滅させて、携帯機器の二次電池を充電中であることを知らせると共に(S25)、携帯機器の二次電池を充電させて処理をステップS21に戻す(S26)。
図5は補助二次電池充電中の処理を説明するフローチャートである。図5に示すように、制御部13は、補助充電回路9からのモニタ電圧を読み、補助二次電池の充電率(充電容量)は十分かどうかを判定する(S30)。
ステップS30において充電率が十分と判断したときは、制御部13は移動可能であることを知らせるために赤色LED14aと青色LED14cとを同時に点滅表示させる(S31)。次に、制御部13は補助二次電池6は満充電かどうかを判断し、満充電ではないと判断したときは、補助二次電池が満充電になるまで待つ(S31A)。ステップS31Aにおいて、補助二次電池6が満充電と判断した場合は、補助充電回路9を制御して補助二次電池への充電を停止させる(S32)。
また、ステップS30において、補助二次電池6の充電率が十分ではないと判定したときは、制御部13は、赤色LED14aを点滅させて補助二次電池に対して充電中であることを知らせて(S33)、補助充電回路9からの直流電力を補助二次電池6に充電させて(S34)、本処理を出る。
図6、図7、図8、図9は本実施の形態の携帯式充電装置の動作を詳細に説明するためのタイミングチャートである。これらのタイミングチャートを用いて以下に詳細に説明する。
(1)携帯式充電装置1の商用電源接続端子2を商用電源に接続し、携帯機器4を携帯式充電装置1に接続した場合:標準的な使い方(図6)
制御部13は、電源変換回路8のモニタ電圧を監視し、このモニタ電圧が規定電圧に到達したかどうかで商用電源の接続有り無しを判断する。
例えば、制御部13は図6の(a1)に示すように商用電源の接続を検出した場合は、図6に示すように商用電源検出信号をHレベルにする(モニタ電圧が規定電圧に到達している場合)。
この商用電源検出信号がHレベルになると、制御部13は、スイッチ制御信号をHレベルにして切換部11を開路状態にする(図6のb1)。
これによって、電源変換部8からの直流電力が流れるルートは、
ダイオード10→主充電回路12→携帯機器4の二次電池5のルート(以下第1のルートという)と、補助充電回路9→補助二次電池6からなるルート(以下第2のルートという)との2つのルートが形成される。
つまり、携帯機器4の二次電池5と、補助二次電池6とには、商用電源を直流変換した直流電力が同時に充電されることになる。
この様子を示したのが図6の(c1)、(d1)の状態である。図6の(c1)、(d1)に示すように携帯機器4の二次電池5及び携帯式充電装置1の内部の補助二次電池6は、共に次第に充電されて充電完了電圧に近づいていく。すなわち、2つの二次電池を同時に充電することになるから充電時間は短縮されることになる。
このとき、制御部13は商用電源を用いての補助二次電源に対しての充電中であることを示すために表示部14の第2のLED14bを点滅表示させていると共に(図6のe1)、携帯機器の二次電池5への充電中を示す第5のLEDを点滅させている(図6のf1)。
本実施の形態では、補助二次電池6は携帯機器4の二次電池5より、定格容量が大きいので、80%の充電容量になるのに早く到達する。
制御部13は、この80%の充電容量(充電完了:移動可能)になったことを検出するための閾値Vp(電圧)を予め記憶し、補助二次電池のモニタ電圧が閾値Vpに到達したときは表示部14の第2のLED14bを点滅させる(図6のp1)。
このことを、図6においては、「二次電池5と補助二次電池6の電池残量を検出し、二次電池を満充電にするのに必要な電力が補助二次電池に充電(Vpに到達していたら)されていたら「AC不要」と表示」と記載している。
ここで、閾値Vpについて説明を補充する。一般に電池の充電は、充電率80%位までは充電時間に対してほぼリニアに充電率が上昇するが、満充電に近くなるにつれて、充電率の上昇が衰える。電池によっては、90%→95%に充電するのに0%→80%に充電する時間と同じくらいの充電時間がかかる場合もある。
従って、補助二次電池6の定格容量を携帯機器4の二次電池より大きめに設定することで、時間当たりの充電効率が良い部分を商用電源で充電し、なかなか充電が進まない部分を移動中等に補助二次電池6の電力で充電出来るようにするのが好ましい。
前述の第2のLEDの点灯によって、ユーザは補助二次電池6が充電完了とする十分な容量となったことを知るので、商用電源接続端子2を商用電源から切り離して携帯式充電装置1と携帯機器4とを持って移動できることになる。
つまり、第2のLEDの点灯は移動可能を示すと共に、補助二次電池6への充電不要を示すことになる(図6のp1)。図6においては、商用電源から切断されたら、二次電池の充電を一旦停止し、切換部11をOFFにした後、二次電池5の充電を再開と記載しているが、図6のタイミングチャートでは、p1における切換部11の動作等を省略している。
しかしながら、携帯機器の二次電池4は、携帯式充電装置の補助電池より容量が小さい場合は、直ぐには充電完了電圧とはならない(図6のc2参照)。
ユーザは、補助二次電池6が充電完了になると、商用電源用接続端子を商用電源から外して、本携帯式充電装置と携帯機器9とを接続したままの状態で例えば外出する。
この状態を制御部13は電源変換回路8のモニタ電圧で検出しており、制御部13はモニタ電圧信号が出力されなくなったときに、スイッチ制御信号をHレベルにする(図6のb2)。
これによって、携帯式充電装置1の補助二次電池6→主充電回路12→携帯機器4の二次電池5のみのルートができる。
すなわち、携帯式充電装置1の補助二次電池6の充電電力が主充電回路12に流れ、この主充電回路12が携帯機器4の二次電池5の状態を監視しながら適切に充電する(図6の(c2、d2)。
このとき、制御部13は、携帯機器4の二次電池5の充電電圧をモニタしており、このモニタ電圧が携帯機器4の二次電池5の充電完了電圧Vhに到達するまで携帯機器4の二次電池5に充電中であることを示す第5のLEDを点滅させる(図6のe2)。
そして、制御部13は、携帯機器4の二次電池5が充電完了電圧Vhに到達したときは、第5のLEDを点灯状態にすると共に(図6のe3)、ブザー15から音を発生させて充電完了をユーザに知らせる(例えば1秒)。これによって、ユーザは、移動中であっても、LED表示を見なくとも充電が完了したことを把握できる。
この状態で補助二次電池6にまだ十分な容量が存在している場合は、引き続き補助二次電池6の直流が携帯機器の二次電池5に充電されていく(切換部11を閉路状態にして)。
そして、制御部13は、携帯機器の二次電池5が満充電電圧に到達したときは(予め設定されたVhを越える電圧)、スイッチ制御信号をHレベルからLレベルにして(図6のb3)、携帯機器の二次電池に対しての補助二次電池からの直流電力の出力を停止させると共に、制御部13は携帯機器の二次電池5が満充電になったことを知らせるために第6のLEDを点灯させ、かつブザー15から音(充電完了とは違う音)を発生させる(図6のq)。例えば1秒。
これによって、ユーザは、移動中であっても、LED表示を見なくとも携帯機器の二次電池5が満充電(例えば95%以上)になったことを把握できる。
また、制御部13は補助二次電池6の電池残量が閾値以下に低下したことを検出すると、切換え回路をオフにして、補助二次電池が過放電することを防止し、充電を中断したことを示すため第3のLED、第2のLEDとを同時に点滅表示させる。
(2)商用電源用接続端子を商用電源から切り離さないで充電を継続した場合
図7は商用電源用接続端子を商用電源から切り離さないで充電を継続した場合のタイミングチャートである。
制御部13は、商用電源との接続が継続している場合は(電源変換回路8のモニタ電圧が規定電圧を維持している場合)、図7の(a3)に示すように、商用電源検出信号をHレベルに維持する。
これによって、制御部13は、スイッチ制御信号をLレベルに維持して(図7のb3)、切換部11を開路状態に維持する。
電源変換部8からの直流電力が流れるルートは、
ダイオード10→主充電回路12→携帯機器4の二次電池5の第1のルートと、補助充電回路9→補助二次電池6からなる第2のルートとの2つのルートが依然と維持されていることになる。
つまり、携帯機器4の二次電池5と、補助二次電池6とには、商用電源を直流変換した直流電力が依然として同時に充電されることになる。
この様子を示したのが図7の(c2、c3)、(d2)の状態である。図6の(d1,d2)に示すように補助二次電池6は、携帯機器4の二次電池5よりも容量が大きいので、早く充電完了となる(d1)。
このとき、制御部13は、携帯機器4の二次電池5の充電電圧をモニタしており、このモニタ電圧が携帯機器の二次電池の充電完了電圧Vhに到達するまで携帯機器4の二次電池5に充電中であることを示す第5のLEDを点滅させる(図7のe2)。
そして、制御部13は、携帯機器4の二次電池5が充電完了電圧Vhに到達したときは、第5のLEDを点灯状態にすると共に(図7のe3)、ブザー15から音を発生させて充電完了をユーザに知らせる(例えば1秒)。これによって、ユーザは、LED表示を見なくとも二次電池の充電が完了したことを把握できる。
この状態で商用電源が依然として接続されている場合は、第1のルートと第2のルートとが形成されているので、補助二次電池6及び携帯機器の二次電池5は引き続き充電されていく(図7のc3、d2)。
そして、制御部13は、携帯機器の二次電池5が満充電圧に到達したときは、第6のLEDを点灯させると共に第3のLEDを点灯させて二次電池と補助二次電池が満充電になったことを知らせる(図7、q、h)。このとき、ブザーから音を発生させる。
(3)商用電源で携帯式充電装置の補助二次電池を充電している途中に携帯機器が接続された場合
図8は商用電源で携帯式充電装置の補助二次電池を充電している途中に携帯機器が接続された場合を説明するタイミングチャートである。
図8に示すように、商用電源による充電中は、制御部13は図8の(a1)に示すように商用電源検出信号をHレベルにすると共に、スイッチ制御信号を図8の(b1)に示すようにLレベルにして切換部11を開路状態にする。つまり、電源変換部8からの直流電力が流れるルートは、
ダイオード10→主充電回路12→携帯機器4の二次電池5の第1のルートと、補助充電回路9→補助二次電池6からなる第2のルートとの2つのルートが形成される。
しかしながら、携帯機器4が接続されていないので、携帯機器4の二次電池5には充電されないで(図8の(c0))、携帯式充電装置の補助二次電池6のみに充電される(図8のd1)。 つまり、図8に示すように、携帯式充電装置のみが充電中であることを示す第2のLEDが点灯される(図8のe1)。
このような状態のときに、例えば携帯機器4が携帯式充電装置に接続されると、直流電力は、ダイオード10、主充電回路12を介して携帯機器の二次電池5に充電されていく(図8のc1)。
このとき、制御部13は、携帯機器の二次電池5の充電電圧を監視しており、充電が開始されている間は、充電中を示す第5のLEDを点灯させる(図8のe2)。
一方、制御部13は、閾値と補助二次電池6の充電電圧を比較している。携帯式充電装置の補助二次電池は、携帯機器の二次電池5より充電効率が高いものを使用しているので、図8の「C」の時点で80%の充電容量に到達する。
そして、補助二次電池6が閾値(80%)に到達したときに、第2のLEDを点灯させる(図8のp1)。
つまり、商用電源から携帯式充電装置を切り離して移動することができるようになったことをユーザが知ることになる。
そして、この第2のLEDの点灯でユーザが商用電源から携帯式充電装置を切り離す(図8の「C」の時点)。制御部13はこの切り離しを検知して商用電源検知信号をLレベルにすると共に(図8のa2)、スイッチ制御信号をHレベルにして(図8のb2)、切換部11を閉路状態にする。この閉路状態によって、補助二次電池6→切換え→主充電回路→携帯機器の二次電池のみのルートが形成される。このとき、補助二次電池6の電荷が放電を開始し(図8のm)、主充電回路12によって携帯機器の二次電池5に引き続き充電されていく(図8c3)。また、携帯機器が充電中であることを示す第5のLEDを点滅させる(図8のe2)。
そして、携帯機器の二次電池が充電完了電圧Vh(80%)に到達したときは、制御部13は充電完了を知らせるためにブザーから音発生させると共に、第5のLEDを点灯させる。
この状態で補助二次電池に電荷が十分存在する場合は、さらに携帯機器の二次電池に充電が行われ、満充電(90%以上)になる。満充電になると、スイッチ制御信号をオフ(Lレベル)にして補助二次電池からの充電を停止させると共に、第6のLEDを点灯及びブザー音を出して二次電池が満充電になったことを知らせる(図8のq)。
(4)途中で商用電源が切り離された場合
但し、携帯機器の二次電池は多少の電池残量があるとして説明する。
図9は携帯式充電装置と携帯機器とを接続している場合において、商用電源が切り離された場合を説明するタイミングチャートである。
図9に示すように、商用電源による充電中は、制御部13は図9の(a1)に示すように商用電源検出信号をHレベルにすると共に、スイッチ制御信号を図9の(b1)に示すようにLレベルにして切換部11を開路状態にする。つまり、電源変換部8からの直流電力が流れるルートは、
ダイオード10→主充電回路12→携帯機器4の二次電池5の第1のルートと、補助充電回路9→補助二次電池6からなる第2のルートとの2つのルートが形成される。
つまり、携帯機器の二次電池は電池残があるので、この電池残に加わって携帯式充電装置の補助二次電池6とは共に充電されていく(図9のc1、d1)。このとき、携帯機器は充電中であることを示す第5のLEDを点滅させる(図9のf1)。また、携帯式充電装置の制御部13は補助二次電池に充電していることを示す第2のLEDを点滅させる(図9のe1)。
このような状態のときに、商用電源が切りはされた場合は、制御部13は商用電源検知信号をLレベルにする(図9のa2)。制御部13は商法電源検知信号がLレベルにされると、スイッチ制御信号を直ちにHレベルにする(図9のb2)。つまり、補助二次電池6、切換部、主充電回路、携帯機器の二次電池からなるルートが形成され、補助二次電池6の電荷の放電が発生し(図9のd2)、この放電エネルギーが主充電回路によって携帯機器の二次電池に充電されていく(図9のc2)。しかしながら、充電中に商用電源の接続が停止されたので補助二次電池が充電完了とした容量を有していないことになるので、スイッチ制御信号をさらにHレベルに維持させて携帯機器の二次電池5に充電させる(図9のb4)。携帯機器の二次電池は多少の残存容量があるので、補助二次電池からの放電エネルギーによって充電されていき、充電完了電圧に到達する(図9のD)。
この充電完了電圧になると、第5のLEDを点灯させて携帯機器の二次電池が充電完了電圧になったことを知らせる(図9のe3)。そして、制御部13は補助二次電池の電圧を監視しており、補助二次電池の電圧が低下(空となる電圧)した場合は、スイッチ制御信号をLレベルにする(図9のb3)。また、補助二次電池が空であることを知らせるために第3のLEDを点滅させる(図9のk)。
従って、補助二次電池が充電完了になる前に商用電源が切断されても、携帯機器の二次電池を充電完了とすることができる。
上述した(1)〜(4)のいずれの場合においても、二次電池が満充電になったら制御部13はこの二次電池の充電を停止させる。
<その他の実施の形態>
上記実施の形態では、携帯式充電装置と携帯機器とを接続して用いる例を示したが図10に示すように、例えば携帯電話機の本実施の形態の携帯式充電装置を内蔵してもよい。また、携帯電話機には、AC接続用のコネクタを備えるのがこのましい。このようにすると、電源コードが無くとも直接にACコンセントに接続して、補助二次電池、及び二次電池に同時に充電できる。
なお、上記実施の形態では、LEDを用いて充電中、充電完了、満充電等を知らせたが、これらを表示部にメッセージ表示させてもよい。
図1は本実施の形態1の携帯式充電装置の概略構成図である。 本実施の形態の携帯式充電装置の制御部13の概略構成図である。。 本実施の形態の携帯式充電装置の概略を説明するフローチャートである。 本実施の形態の携帯式充電装置の概略を説明するフローチャートである。 補助二次電池充電の処理を説明するフローチャートである。 本実施の形態の商用電源接続端子2を商用電源に接続し、携帯機器4を携帯式充電装置1に接続した場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本実施の形態の商用電源用接続端子を商用電源から切り離さないで充電を継続した場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。 本実施の形態の商用電源で携帯式充電装置の補助二次電池を充電している途中に携帯機器が接続された場合の動作を説明するタイミングチャートである。 本実施の形態の携帯式充電装置と携帯機器とを接続している場合において、商用電源が切り離された場合の動作を説明するタイミングチャートである。 その他の実施の形態の概略構成図である。
符号の説明
1 携帯式充電装置
2 商用電源接続端子
8 電源変換回路
9 補助充電回路
10 ダイオード
11 切換部
12 主充電回路
13 制御部

Claims (4)

  1. 商用電源を用いて、接続された二次電池に充電させる充電装置において、
    充電可能な補助電池と、
    前記商用電源が当該装置に接続されている間は、この交流電力を直流電力に変換すると共に、該直流電力のモニタ電圧を出力する電源変換回路と、
    前記電源変換回路からの直流電力又は前記補助電池からの放電電力を前記二次電池に充電する主充電回路と、
    前記電源変換回路からの直流電力を入力して、前記補助電池に該直流電力を充電させると共に、該補助電池の充電電圧を検知する補助充電回路と、
    前記補助電池及び前記補助充電回路側に一方を接続し、他方を前記電源変換回路及び主充電回路側に接続し、一方と他方とを切断状態として、前記補助電池の放電電力の前記主充電回路への出力を停止させながら前記補助充電回路からの直流電力を前記補助電池に充電させ、一方と他方とを接続状態として、前記補助電池の放電電力を前記主充電回路に出力する切断と接続とを切り換える切換部と、
    前記電源変換回路からの前記モニタ電圧の入力によって前記商用電源の接続の有無を判断し、商用電源が接続され、かつ前記補助電池の充電電圧が規定電圧以下のときに、前記切換部を前記切断状態とし、また前記補助電池の充電電圧が前記規定電圧に到達したときに前記切換部を前記接続状態とするよう制御する制御部と
    を有することを特徴とする充電装置。
  2. 前記二次電池は移動機器に内蔵されている主電池であることを特徴とする請求項1記載の充電装置。
  3. 接続された前記二次電池の充電状態を検知する手段と、
    視覚的に知らせるための表示器と、音で知らせるための通報手段とを有し、
    前記制御部は、
    前記補助電池が前記規定電圧に到達したとき、該補助電池が前記二次電池を充電完了とするための充電容量となったことを表示器によって知らせ、
    前記二次電池が充電完了となったときは、前記通報手段によって音を発生させ、また前記二次電池が満充電になったときは、前記音と異なる音を前記通報手段から発生させることを特徴とする請求項1又は2記載の充電装置。
  4. 前記制御部は、
    前記商用電源の接続が切断されたことを前記モニタ電圧で検知し、該検知に伴って前記切換部を前記接続状態に切り換えることを特徴とする請求項1、2又は3記載の充電装置。
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