JP3931267B2 - バッテリーパック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一次電池と二次電池とを備えるバッテリーパックに関する。
【0002】
【従来の技術】
充電可能なバッテリーパックは、通常、1種類の二次電池から構成される。また、バッテリーパックに内蔵する電池は、一次電池又は二次電池である。ここで、一次電池としては、マンガン電池、アルカリ電池、リチウム電池、空気電池などが該当する。二次電池としては、ニッカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池などが該当する。
【0003】
例えば、携帯電話の駆動用バッテリーパックは、通常、1種類の二次電池であるリチウムイオン電池1個により構成される。携帯用パーソナルコンピュータの駆動電源となるバッテリーパックは、通常、1個から9個の1種類の二次電池で構成される。また、携帯用ビデオカメラの駆動電源となるバッテリーパックは、通常、1個から9個の1種類の二次電池で構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の二次電池を有するバッテリーパックにおいては、バッテリーの残容量がなくなったときは、自宅などの家庭用電源(AC100V)がある場所で、専用の充電器で数時間かけてバッテリーパックを充電する必要がある。
【0005】
したがって、ユーザが、例えば外出の際に携帯用電子機器を使用して、バッテリーの残容量がなくなってしまうと、当該携帯用電子機器を使用することができなくなるという不都合がある。
【0006】
一方、このような事態に備えて、バッテリーの残容量がなくなったときに、二次電池に代えて一次電池により携帯用電子機器を駆動させることができるバッテリーパックも提案されている。しかし、かかるバッテリーパックは、一次電池を装着しながら二次電池を充電することができないため、使い勝手のよいものではない。
【0007】
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、一次電池を装着可能にしてバッテリー容量を増やすと共に、一次電池を装着しながら二次電池を充電することができるバッテリーパックを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るバッテリーパックは、一次電池と、二次電池と、放電電圧が出力され、又は、充電電圧が入力される入出力端子と、上記一次電池と接続されている一次側端子又は上記二次電池と接続されている二次側端子のいずれかの端子を選択することで、この選択された端子と入出力端子とを接続する選択手段と、上記一次電池と上記二次電池のいずれの電圧が高いかを比較し、放電時においては、上記一次側端子又は上記二次側端子のうち電圧が高い方の電圧が接続されている端子を選択するように上記選択手段を制御し、外部電源からの充電時では、上記二次側端子を選択するように制御する比較手段と、上記入出力端子と上記二次電池とを接続し、上記入出力端子から上記二次電池の向きに電流が流れ、逆の向きには電流が流れないようにする逆電流防止手段とを備えることにより、上述した課題を解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1及び第2の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明は、例えば図1に示すバッテリーパック1に適用することができる。
【0010】
上記バッテリーパック1は、略直方体形状からなるケース2に、放電電圧を出力し充電電圧を入力する正極外部端子3a及び負極外部端子3bを設けている。バッテリーパック1は、ケース2の中に、二次電池に対する過充電防止などを制御する制御回路4と、1個以上の二次電池を組み合わせた二次電源ユニット5と、1個以上の一次電池を組み合わせた一次電源ユニット6とを備えている。
【0011】
二次電源ユニット5は、二次電池を有するものである。二次電池としては、例えばニッカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電池などが該当する。
【0012】
一次電池ユニット6は、取り外し可能な電池ホルダ6aを有する。電池ホルダ6aは、一次電池を機械的に保持すると共に、一次電池の正極と負極とを電気的に制御回路4に接続している。ここで、一次電池としては、マンガン電池、アルカリ電池、リチウム電池、空気電池などが該当する。
【0013】
つぎに、バッテリーパック1の概略的な回路構成について図2を用いて説明する。
制御回路4には、二次電源ユニット5から電圧Vaが供給され、一次電源ユニット6から電圧Vbが供給される。制御回路4は、上記正極外部端子3a及び負極外部端子3bに接続しており、当該正極外部端子3a及び負極外部端子3bを介して、充電電圧を外部に出力したり、外部で図示しない充電器からの電源を入力して二次電池51に対して充電を行う。
【0014】
二次電源ユニット5には、二次電池51が固定されて取り付けられている。したがって、二次電池51は交換することができないようになっている。
【0015】
一次電源ユニット6には、取り外し可能な電池ホルダ6aが装着されている。ここでは、電池ホルダ6aは、直列に3つ接続された一次電池61の電圧を出力するようになっている。
【0016】
つぎに、二次電源ユニット5及び一次電源ユニット6の具体的な構成について説明する。
二次電源ユニット5は、1個以上の二次電池51の組合せによって構成されている。二次電池51は、1個だけの場合は、図3(A)に示すように、正極端子52及び負極端子53に接続されている。二次電池51が2個の場合は、図3(B)に示すように、2個の二次電池51を直列に接続して、正極端子52及び負極端子53に接続している。また、二次電池51が2個の場合は、図3(C)に示すように、2個の二次電池51を並列に接続して、正極端子52及び負極端子53に接続している。二次電池51が4個の場合は、図3(D)に示すように、2個の二次電池51を並列接続したものを1ブロックとし、そのブロックを2個直列接続して、正極端子52及び負極端子53に接続している。なお、二次電池51が4個以上の場合は、上記各ブロックを直列に接続して、正極端子52及び負極端子53に接続すればよい。
【0017】
一次電源ユニット6は、1個以上の一次電池61の組合せによって構成されている。なお、以下の説明では、電池ホルダ6aについては省略する。一次電池61は、1個だけの場合は、図4(A)に示すように、正極端子62及び負極端子63に接続されている。一次電池61が2個の場合は、例えば図4(B)に示すように、一次電池61を直列に接続して、正極端子62及び負極端子63に接続している。一次電池61が3個及び4個の場合も、図4(C)及び図4(D)に示すように、一次電池61を直列に接続して、正極端子62及び負極端子63に接続している。なお、2個の一次電池61を並列に接続したものを1ブロックとし、上記1ブロックを直列に接続してもよい。
【0018】
二次電源ユニット5及び一次電源ユニット6は、放電可能になっていることから、それぞれの出力可能電圧範囲も同じであることが望ましい。このため、二次電源ユニット5及び一次電源ユニット6を構成する電池の直列接続数を最適化する必要がある。
【0019】
1個の二次電池51の出力電圧は、リチウムイオン電池の場合、残容量により異なるものの約3.0V〜4.2Vである。1個の一次電池61の出力電圧は、アルカリ電池又はマンガン電池の場合、残容量により異なるものの約0.9V〜1.6Vである。一次電池61を3個直列に接続すると、全体の電圧は2.7V〜4.8Vになる。すなわち、二次電源ユニット5をリチウムイオン電池1個で構成する場合は、一次電源ユニット6はアルカリ電池又はマンガン電池を3個で構成することが望ましい。
【0020】
一方、二次電源ユニット5を構成する二次電池51がニッケル水素電池の場合、1個の二次電池51の電圧は、残容量により異なるものの約1.0V〜1.4Vである。すなわち、二次電源ユニット5をニッケル水素電池1個で構成する場合は、一次電源ユニット6はアルカリ電池又はマンガン電池を1個で構成することが望ましい。
【0021】
つぎに、制御回路4の具体的な構成について説明する。
制御回路4は、図5に示すように、一次電池61に対する充電を防止するためのダイオードD1と、二次電池51と一次電池61との電圧を比較するコンパレータ43と、一次電池61が放電する電圧を所定値以下にする電圧レギュレータ44と、二次電池51又は一次電池61の何れから放電するかの切り換え等を行う切換回路45とを備える。
【0022】
第1の正極端子41aは二次電池51の正極に接続され、第1の負極端子41bは二次電池51の負極に接続されている。第2の正極端子42aは一次電池61の正極に接続され、第2の負極端子42bは一次電池61の負極に接続されている。さらに、第1の負極端子41b、第2の負極端子42b、負極外部端子3bは互いに接続している。
【0023】
第2の正極端子42aには、ダイオードD1が接続されている。ダイオードD1のアノードは第2の正極端子42aに接続され、そのカソードはコンパレータ43に接続されている。すなわち、ダイオードD1は、一次電池61の放電電流のみを流すようになっており、一次電池61への充電を防止している。なお、ダイオードD1としては、一般整流用ダイオード、ショットキーバリアダイオード、などがある。一般整流用ダイオードの順方向電圧は0.6V〜1.0Vであり、ショットキーバリアダイオードの順方向電圧は0.3V〜0.6Vであるので、ダイオードD1にはショットキーバリアダイオードを用いるのが好ましい。
【0024】
コンパレータ43は、第1の負極端子41bに接続されていると共に、第1の正極端子41aと接続され、さらに、ダイオードD1を介して第2の正極端子42aに接続されている。コンパレータ43は、二次電池51の電圧Vaと一次電池61の電圧Vbを比較して、二次電池51の電圧Vaの方が高いときに出力信号をオン(論理H)にして、切換回路45に供給する。また、一次電池61の電圧Vbの方が高くなると、出力信号をオフ(論理L)にする。
【0025】
電圧レギュレータ44は、ダイオードD1からの電圧を制御して、切換回路45に供給する。具体的には、電圧レギュレータ44は、ダイオードD1からの電圧が設定電圧値Vkよりも大きいかを判定し、大きくないときはダイオードD1からの電圧をそのまま切換回路45に供給し、大きいときは上記設定電圧値Vkになるように制御して切換回路45に供給する。この設定電圧値Vkは、二次電池51の定格充電電圧であり、例えば二次電池51がリチウムイオン電池の場合は、4.1Vである。これにより、電圧レギュレータ44は、一次電池61から二次電池51に充電する場合に、二次電池51の定格充電電圧よりも高い電圧で充電するのを防止することができる。
【0026】
切換回路45は、第1の被選択端子45aと、第2の被選択端子45bと、選択スイッチ45cとからなる。第1の被選択端子45a(二次側)は第1の正極端子41aに接続され、第2の被選択端子45b(一次側)は電圧レギュレータ44に接続されている。選択スイッチ45cは、第1の被選択端子45a又は第2の被選択端子45bのいずれかを選択するとともに、選択した端子と正極外部端子3aとを接続する。選択スイッチ45cは、コンパレータ43からの出力信号がオンのときは第1の被選択端子45aを選択し、出力信号がオフになると第2の被選択端子45bを選択するように切り換える。すなわち、選択スイッチ45cは、電圧の高い方の端子を選択するようになっている。
【0027】
なお、切換回路45は、例えば2個のトランジスタ、2個の電界効果トランジスタ、又は1個の電磁式リレーから構成される。ここでは、2個の電界効果トランジスタで構成するのが好ましい。
【0028】
また、第1の正極端子41aはダイオードD2のカソードに接続され、ダイオードD2のアノードは正極外部端子3aに接続されている。なお、ダイオードD2としては、順方向電圧が比較的低いショットキーバリアダイオードが好ましい。
【0029】
以上のように構成されるバッテリーパック1において、選択スイッチ45cは、第1の被選択端子45a又は第2の被選択端子45bのうち高い電圧が印加されている端子を選択する。したがって、制御回路4は、二次電池51又は一次電池61のうち、高い電圧を出力することができる電池を選択して、その電池から電圧を出力することができる。
【0030】
そして、制御回路4は、二次電池51が放電してその電圧が一次電池61の電圧よりも低くなった場合には、選択スイッチ45cは第2の被選択端子45bを選択するので、一次電池61の電圧を外部に放電することができる。
【0031】
二次電池51の電圧が低くなってそれを充電する必要があるときは、二次電池51の電圧は一次電池61の電圧よりも低くなっている。したがって、選択スイッチ45cは、第1の被選択端子45aを選択する。一次電池61は、電圧レギュレータ44、切換回路45、ダイオードD2を介して、電圧を二次電池51に供給する。これにより、二次電池51は、一次電池61の電圧によって充電される。
【0032】
また、外部の図示しない充電器による充電も可能である。バッテリーパック1が図示しない充電器に装着されると、上記充電器は正極外部端子3a及び負極外部端子3bに充電電圧を印加する。この充電電圧は、ダイオードD2を介して、二次電池51に供給される。そして、二次電池51は、上記充電器により充電される。
【0033】
以上のように、バッテリーパック1は、選択スイッチ45cは高い電圧が印加されている端子を選択するので、二次電池51又は一次電池61の電圧のうち高い電圧の方を選択して外部に放電することができる。
【0034】
上記バッテリーパック1は、ダイオードD1を備えることによって二次電池51又は図示しない充電器から一次電池61に充電することを防止することができる。このとき、バッテリーパック1は、充電器によって二次電池51を充電するだけでなく、充電器がない場合には一次電池61によっても充電することができる。
【0035】
上記バッテリーパック1は、一次電池61によって二次電池51を充電する場合においては、電圧レギュレータ44が設定電圧値Vk以下に電圧を制御するので、一次電池61が二次電池51の定格充電電圧以上であってもそれ以下にして充電することができる。
【0036】
また、図6に示すように、二次電池51及び一次電池61の電圧が例えば4.2V以下であるかを監視したり、二次電池51及び一次電池61に流れる電流が1A以下であるかを監視する監視回路46を設けてもよい。そして、監視回路46は、上記基準を超えたと判定したときは、過充電や過放電を防止するように二次電池51や一次電池61への接続を切断するようにしてもよい。
【0037】
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ回路については同じ符号を付し、詳細な説明は省略するものとする。
【0038】
第2の実施の形態として、制御回路4は、図7に示すように、一次電池61に対する充電を防止するためのダイオードD1と、二次電池51と一次電池61との電圧を比較するコンパレータ43と、一次電池61が放電する電圧を所定値以下にする電圧レギュレータ44と、二次電池51又は一次電池61の何れから放電するかの切り換え等を行う切換回路45とを備える。なお、これらの各回路の接続関係は、コンパレータ43が後述するORゲート50に出力信号を供給したり、ダイオードD2がないことを除いて、第1の実施の形態と同様である。
【0039】
さらに、制御回路4は、充電時の電流を検出する充電電流検出回路47と、正極外部端子3a及び負極外部端子3b間の電圧を検出する電圧検出回路48と、セット・リセット演算回路49と、論理和を出力するORゲート50とを備える。
【0040】
切換回路45の選択スイッチ45cは、抵抗Rを介して、正極外部端子3aに接続している。充電電流検出回路47は、充電時に抵抗Rに流れる電流を検出し、充電電流がゼロのときに出力信号をオンにしてセット・リセット演算回路49に供給し、充電電流がゼロでないときは出力信号をオフにする。
【0041】
電圧検出回路48は、充電時に外部から正極外部端子3a及び負極外部端子3b間に印加する電圧が設定電圧値Vmよりも大きい場合、出力信号をオンにしてセット・リセット演算回路49に供給する。なお、電圧検出回路48は、外部からの電圧が設定電圧値Vmよりも大きくないときは出力信号をオフにする。
【0042】
ここで、設定電圧値Vmは、設定電圧値Vkよりも大きな値に設定される。これは、電圧レギュレータ44の出力電圧が設定電圧値Vkよりも大きい場合、外部から電圧が供給されない場合であっても充電電流検出回路47の出力信号がオンになってしまい、切換回路45の選択スイッチ45cが二次側に切り替わるのを防止するためのである。なお、二次電池51がリチウムイオン電池の場合は、設定電圧値Vkを4.1Vに設定する。
【0043】
セット・リセット演算回路49は、RS−フリップフロップ回路からなり、電圧検出回路48の出力信号がオンのときに、自身の出力信号をオンにしてORゲート50に供給する。また、セット・リセット演算回路49は、充電電流検出回路47の出力信号がオンのときに自身の出力信号をオフにする。このように、セット・リセット演算回路49は、外部から充電電圧が印加されて充電が行っていることを検出し、充電を行っていることを検出したときに出力信号をオンにしている。
【0044】
ORゲート50は、コンパレータ43及びセット・リセット演算回路49からの出力信号の論理和を算出して切換回路45に供給する。すなわち、ORゲート50は、コンパレータ43の出力信号がオンのとき、又は、セット・リセット演算回路49の出力信号がオンのときに、オンの出力信号を切換回路45に供給する。
【0045】
切換回路45は、ORゲート50の出力信号がオンのときは、第1の被選択端子45aを選択するように選択スイッチ45cを切り換え、ORゲート50の出力信号がオフのときは、第2の被選択端子45bを選択するように選択スイッチ45cを切り換える。すなわち、切換回路45は、一次電池61よりも二次電池51の電圧の方が高いとき、又は、外部から充電電圧が印加されたときは二次側に切り換えるようになっている。
【0046】
以上のように、上記バッテリーパック1は、図示しない充電器から充電電圧が印加されたときには、切換回路45は二次側に切り換えられるので、二次電池51を充電することができる。さらに、バッテリーパック1は、放電時には、切換回路45は電圧の高い方の端子を選択するので、電圧の高い電池から放電することができる。
【0047】
また、図8に示すように、第1の実施の形態と同様に、ダイオードD2を設けてもよい。すなわち、ダイオードD2のカソードを第1の正極端子41aに接続し、ダイオードD2のアノードを選択スイッチ45cに接続してもよい。これにより、外部から充電電圧が印加されず、二次電池51よりも一次電池61の方が電圧が高いときには、一次電池61の電圧を使用して二次電池51を充電することができる。
【0048】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の技術的思想の範囲内で様々な設計上の変更を行うことができるのは勿論である。
【0049】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るバッテリーパックによれば、一次電池と接続されている一次側端子又は二次電池と接続されている二次側端子のいずれかの端子を選択することで、この選択された端子と入出力端子とを接続する選択手段と、一次電池と二次電池のいずれの電圧が高いかを比較し、放電時においては、一次側端子又は二次側端子のうち電圧が高い方の電圧が接続されている端子を選択するように選択手段を制御し、外部電源からの充電時では、二次側端子を選択するように制御する比較手段と、入出力端子と二次電池とを接続し、入出力端子から二次電池の向きに電流が流れ、逆の向きには電流が流れないようにする逆電流防止手段とを備えることによって、放電時には、一次電池又は二次電池のうち高い方の電圧を外部に出力することができ、二次電池の充電時には、一次電池又は外部電源からの電圧によって充電することができる。すなわち、二次電池のみならず一次電池を装着可能にしてバッテリー容量を増やすと共に、一次電池を装着しながら二次電池を充電することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したバッテリーパックの概略構成を示す図である。
【図2】本発明を適用したバッテリーパックの概略構成を示す図である。
【図3】二次電源ユニットの各種の構成パターンを示す図である。
【図4】一次電源ユニットの各種の構成パターンを示す図である。
【図5】上記バッテリーパックの制御回路の構成を示す回路図である。
【図6】上記制御回路の他の構成を示す回路図である。
【図7】上記制御回路の他の構成を示す回路図である。
【図8】上記制御回路の他の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 バッテリーパック、43 コンパレータ、44 電圧レギュレータ、45切換回路、46 監視回路、47 充電電流検出回路、48 電圧検出回路、49 セット・リセット演算回路、50 ORゲート、D1,D2 ダイオード
Claims (4)
- 一次電池と、
二次電池と、
放電電圧が出力され、又は、充電電圧が入力される入出力端子と、
上記一次電池と接続されている一次側端子又は上記二次電池と接続されている二次側端子のいずれかの端子を選択することで、この選択された端子と入出力端子とを接続する選択手段と、
上記一次電池と上記二次電池のいずれの電圧が高いかを比較し、放電時においては、上記一次側端子又は上記二次側端子のうち電圧が高い方の電圧が接続されている端子を選択するように上記選択手段を制御し、外部電源からの充電時では、上記二次側端子を選択するように制御する比較手段と、
上記入出力端子と上記二次電池とを接続し、上記入出力端子から上記二次電池の向きに電流が流れ、逆の向きには電流が流れないようにする逆電流防止手段と
を備えることを特徴とするバッテリーパック。 - 上記一次電池からの電圧と基準電圧とを比較して、上記一次電池からの電圧が上記基準電圧よりも高いときは上記一次電池からの電圧を上記基準電圧に制限して上記一次側端子に供給し、上記一次電池からの電圧が上記基準電圧よりも高くないときは上記一次電池からの電圧をそのまま上記一次側端子に供給する電圧制御手段を備えること
を特徴とする請求項1記載のバッテリーパック。 - 上記一次電池と上記一次側端子の間に上記一次側端子から上記一次電池の向きに逆電流が流れないようにする逆電流防止手段を備えること
を特徴とする請求項1記載のバッテリーパック。 - 上記一次電池及び上記二次電池の電圧及び/又は電流を監視し、これらの電圧及び/又は電流が所定値よりも大きいときに充電又は放電を停止する監視手段を備えること
を特徴とする請求項1記載のバッテリーパック。
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