JP2007325012A - ルータ装置およびトラフィック振分方法 - Google Patents

ルータ装置およびトラフィック振分方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立可能なルータ装置において、通信帯域を有効に利用できるように動的に通信トラフィックを振り分ける。
【解決手段】端末側送信/受信部1が端末側通信情報を受信すると、ルーティング処理部2は、新規のTCPコネクションかどうか判別する。新規のTCPコネクションである場合には、論理インタフェース選択処理部3は、論理インタフェース1処理部4および論理インタフェース2処理部5に、各ISP通信セッションに同時にICMPリクエストを送信させる。そして、アクセス送信/受信部6を介して、論理インタフェース1処理部4と論理インタフェース2処理部5とのそれぞれがICMPエコーを受信したことを確認する。論理インタフェース選択処理部3は、先にICMPエコーを受信したISP通信セッションを選択し、ルーティング処理部2にTCPコネクションを接続させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立できるルータ装置およびトラフィック振分方法に関する。
通信ネットワーク網の発達によりコンピュータを用いた通信が広く利用されるようになっている。特に、ブロードバンド通信の一般化に伴い、単一のアクセス回線を利用している場合でも複数のインターネットサービスプロバイダ(以下、ISPという。)を契約して利用できるサービスが開始されている。ユーザは、複数のISPと契約することで、単一回線で複数の通信セッションを使用することができる。
ISP通信セッションの振り分けを行うことができるルータ装置は、アクセス先の設定とアクセス先の判別にもとづく各ISP通信セッションへの帯域振り分け機能や、ラウンドロビン等の設定ポリシにもとづく帯域振り分け機能を用いて、アクセス側からの通信トラフィックを各ISP通信セッションに振り分けて通信している。
しかし、通常各ISPが提供するサービスはベストエフォートなサービスであるため、各通信セッションにおいて利用できる通信帯域(スループットに相当。)は常時変化している。ルータ装置による上記の帯域振り分け機能を用いる場合には、通信帯域の変化に関係なく通信トラフィックがISP通信セッションに振り分けられる。その結果、ユーザが、より有効な通信帯域(スループット)を利用できない状況が発生する。
さらに、ピアツーピア(Peer To Peer:以下、P TO Pと記す。)アプリケーション等を利用したファイル交換等の高い通信トラフィックを発生するアプリケーション利用は増加傾向にあり、単一ISP上の通信セッションへ通信トラフィックが集中する傾向がある。単一ISP上の通信セッションへ過度に通信トラフィックが集中することにより、他のISP利用者やISPバックバーン回線上の通信トラフィックへ影響を与える等の問題も現れ始めている。場合によっては、ISP側からユーザ側の通信トラフィックに利用制限を加える等の処置がとられる場合がある。なお、各ISPの提供できる通信帯域はバックボーン回線に依存しているが、バックボーン回線を増強することは、アクセス回線を増強することに比べて容易ではない。
また、光ファイバーによる家庭向けのデータ通信サービス(Fiber To The Home:FTTH。以下、FTTHと記す。)等の高速アクセス回線を利用した場合でも、各ISPが混み合っている時間帯等において、個別ISPの提供できる通信帯域がかなり制限された状態になる。また、各ISP内部の通信トラフィックが多い等の理由や、同じセグメント内にアクセス対象サーバがない等の条件により、アクセス状況によっては通信帯域が制限された状態になる。その結果、高速アクセス回線を利用するユーザも、高速アクセス回線を利用しているにもかかわらず低い通信帯域でしか回線を利用できない状況に陥ることがある。
特定のプロバイダへの通信トラフィックの集中を回避するために、複数の通信ルートのスループットを予測してスループットが高いと予測されるアクセスポイントを選択してネットワークへの接続を可能とする接続システムがある(例えば、特許文献1参照。)。また、スループットを向上させるために、ユーザからの接続要求を受けたときに、セッション要求のパケットを同時に複数のルートに送信するルーティング装置もある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2000−209268号公報(段落0011−0022、図1) 特開2002−185521号公報(段落0049−0050、図1)
しかし、特許文献1に記載されているシステムでは、スループットを予測するために、使用可能な通信パスの混雑状況(通信帯域に対応)を示す情報を定期的に収集する。上記のように、混雑状況に対応する通信帯域は動的に変化している。すると、通信帯域を示す情報を定期的に収集することによってスループットを予測するような構成では、実際に通信が開始されるときに、高いスループットの通信が開始されるとは限らない。
特許文献2に記載されているルーティング装置は、セッション要求のパケットを同時に複数のルートに送信するので、実際には通信に使用されないことになるセッションにもセッション要求のパケットが送信されてしまい、セッションが確立してしまうおそれがある。その場合には、確立したセッションをキャンセルするための処理を行う必要が生ずる。
そこで、本発明は、単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立可能であり、論理インタフェースに通信トラフィックを振り分けるルータ装置およびセッション選択方法において、簡便に通信帯域を有効に利用できるように動的に通信トラフィックを振り分けることができるようにすることを目的とする。
本発明によるルータ装置は、単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェース(例えば、ISP通信セッション。)を同時に確立可能であり、論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける機能を有するルータ装置であって、TCPコネクションの開始要求を契機にして、論理インタフェースを確立する前に、各論理インタフェースのスループットを推定するスループット推定手段(例えば、論理インタフェース選択処理部3で実現される。)と、スループット推定手段がスループットが高いと推定した論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける論理インタフェース選択手段(例えば、論理インタフェース選択処理部3で実現される。)とを備えたことを特徴とする。
本発明による他の態様のルータ装置は、単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立可能であり、論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける機能を有するルータ装置であって、IPアクセスの開始要求を契機にして、論理インタフェースを確立する前に、各論理インタフェースのスループットを推定するスループット推定手段と、スループット推定手段がスループットが高いと推定した論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける論理インタフェース選択手段とを備えたことを特徴とする。
スループット推定手段が、ICMPリクエスト/エコー応答時間にもとづいて各論理インタフェースのスループットを推定するように構成されていてもよい。
スループット推定手段が、各論理インタフェースの通信トラフィックを監視する監視手段を含み、論理インタフェース選択手段が、監視手段が監視する通信トラフィックが所定値を超えている論理インタフェースがある場合には、その論理インタフェースを選択から除外するように構成されていてもよい。そのような構成を有している場合には、過大な通信アクセスが1つの論理インタフェースに集中することを防止することができる。
本発明によれば、単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立可能であり、論理インタフェースに通信トラフィックを振り分けるルータ装置およびセッション選択方法において、簡便に通信帯域を有効に利用できるように動的に通信トラフィックを振り分けることができる。
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明によるルータ装置を含む通信システムの一例を示すシステム構成図である。図1に示すように、ブロードバンドルータ装置(以下、ルータ装置という。)10は、単一のアクセス回線で一次ISPに接続され、さらに、一次ISPを経由して上位のISP51およびISP52と2本のISP通信セッション(例えば、PPPoPセッション等。)を確立し、アクセス対象のサーバ61〜63への通信を可能にする。ルータ装置10のユーザインターフェース(LAN)側には、1台の端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ)が接続されている。なお、図1には二次ISPとしてISP51とISP52とが例示されているが、通信システムは、2つの二次ISPを含む場合に限られず、3つ以上の二次ISPを含んでいてもよい。同様に、サーバの数は3つに限定されない。
図2は、ルータ装置10の動作状況を示す説明図である。ルータ装置10は、図2に示すように、1本のアクセス回線と一次ISPを経由して、ISP51の通信セッションおよびISP52の通信セッションを確立し、単一のアクセス回線を使用して2つの通信セッションを同時に使用して通信することが可能である。
図3は、ルータ装置10の構成例を示すブロック図である。図3に示すように、ルータ装置10は、端末装置10と通信を行う端末側送信/受信部1と、TCPコネクションを確立するルーティング処理部2と、論理インタフェースを選択する論理インタフェース選択処理部3と、論理インタフェース1処理部4と、論理インタフェース2処理部5と、アクセス側と通信を行うアクセス側送信/受信部6とを含む。
ルーティング処理部2は、端末側送信/受信部1で受信された端末側通信情報が、新規なTCPコネクションであるか判定する機能を有する。ルーティング処理部2が新規なTCPコネクションであると判定した場合には、論理インタフェース選択処理部3は、論理インタフェース1処理部4および論理インタフェース2処理部5から各ISP通信セッションに対して同時にICMPリクエストを送信させる。そして、論理インタフェース1処理部4および論理インタフェース2処理部5のそれぞれがアクセス側送信/受信部6を介して、ICMPエコーを受信したことを確認する。論理インタフェース選択処理部3は、先にエコー応答を得たISP通信セッションを選択し、ルーティング処理部2にTCPコネクションを接続させる。
ルータ装置10は、ISP51の通信セッションまたはISP52の通信セッションを選択するときに、各ISP通信セッションの通信帯域をリアルタイムに評価する。
各ISP通信セッションのスループットをリアルタイムに評価するために、ルータ装置10は、端末装置20からのTCPコネクションの開始要求をトリガにして、各アクセス先に対するping(Packet INternet Groper )応答時間(ICMP(Internet Control Message Protocol )リクエスト/エコー応答時間。以下、応答時間という。)の応答を評価する機能を有する。
まず、本発明によるルータ装置は、各TCPコネクション開始時にアクセス先に対して、それぞれのISP通信セッションから応答時間を評価する。そして、それぞれのISP通信セッション経由でのアクセス先までの通信帯域のどちらが広い(スループットが高い)のかを推定する。
より具体的には、各ISP通信セッションに同時にICMPレクエストを送信し、先に応答を得たISP通信セッションを選択する。そして、応答時間の短いISP通信セッションはアクセス先のサーバへの経路の込み具合が少ないと推定し、TCPコネクションを接続させる。
応答時間が短い経路の方が通信帯域が広い(スループットが高い)と推定されるため、個々のISP通信セッションへ通信トラフィックが効率的に分配される。その結果、ユーザインタフェース側のよりスループットを得ることができる。
このように本発明によるルータ装置は、1本のアクセス回線に設定された複数のISP通信セッションに対して動的に通信トラフィックを振り分けできる。したがって、複数のISP通信セッションを利用できるユーザは、それぞれの通信セッション上で効率的に通信トラフィックを振り分けて、同時に複数のISP通信セッションを利用することができる。そのような構成を有する場合、FTTHサービス等の高速回線をより有効的に利用することができる。
次に、本実施の形態におけるルータ装置の動作を説明する。ルータ装置10は、ユーザインタフェース側に接続された端末装置20の通信トラフィックを振り分けのルールに従い、アクセス回線側に設定された複数の通信セッションに振り分けて転送する。その動作例として、図2には、1本のアクセス回線に流れる第1TCPセッションのトラフィック(「1」、「3」で示す。)と第2TCPセッションのトラフィック(「2」、「4」で示す。)とが区分けして示されている。各ISP通信セッションに分配された通信トラフィックは、1本のアクセス回線を経由して一次ISPに転送される。
図4は、TCPコネクションの振り分け処理を示すシーケンス図である。ルータ装置10は、図4に示すように、端末装置20からのTCPコネクションの開始要求をトリガにして、各アクセス先に対する応答時間を評価する機能を持ち、それぞれのTCPコネクションの各ISP通信セッションへの振り分けを行う機能を有している。各TCPコネクション開始時に、アクセス先に対して、それぞれのISP通信セッションにおける応答時間を評価することで、それぞれのISP通信セッション経由でのアクセス先までの通信帯域(スループット)のどちらが広い(スループットが高い)のかを推定する。
具体的には、まず、図3における端末側送信/受信部1に端末側通信情報を受信した場合に、ルーティング処理部2は新しいTCPコネクションかどうかを判別する(ステップS1)。新規TCPコネクションではない場合、ISP通信セッションの選択処理は実行しない。一方、新規のTCPコネクションである場合には、論理インタフェース選択処理部3は、論理インタフェース1処理部4および論理インタフェース2処理部5から各ISP通信セッションに同時にICMPリクエストを送信させる(ステップS2)。そして、アクセス側送信/受信部6を介して、論理インタフェース4と論理インタフェース5とのそれぞれがICMPエコーを受信したことを確認する(ステップS3)。
ここで、どのISP通信セッションを選択するかの判定方法として、リアルタイムで、最も早く応答が得られた通信セッションを選択する方法を用いる(ステップS4)。論理インタフェース選択処理部3は、最も早く応答が得られた通信セッションの方がアクセス先のサーバへの経路の混み具合が少ないと推定し、ルーティング処理部2にTCPコネクッションを接続させる(ステップS5)。その後、ルータ装置において通常のTCPコネクションの通信処理が実施される(ステップS6)。応答が速い経路の方が、通信帯域(スループット)が高いと推定できるため、この機能により個々のISP通信セッションへ通信トラフィックが効率的に分配され、ユーザインタフェース側においてより高い通信帯域(スループット)を得ることができる。したがって、FTTHサービスなどの高速回線をより有効的に利用することができる。また、複数ISP通信セッションに通信トラフィックを分配するため、複数ISPのうちのいずれかがダウンした場合でも、自動的にダウンしていないISP経由で通信を継続することができ、通信不可となる状況を回避できる。
実施の形態2.
次に、本発明によるルータ装置の第2の実施の形態を図面を参照して説明する。図5は、TCPコネクションの振り分け処理を示すシーケンス図である。本実施の形態におけるルータ装置の基本的な構成は第1の実施の形態の構成と同じであるが、図5に示すように、第1の実施の形態における通信トラフィックの振り分け方法をさらに拡張した点で第1の実施の形態と異なる。本実施の形態では、各ISP通信セッションへの振り分けの動作に対し、各ISP通信セッションのトラフィックの統計情報も判定に加えている。トラフィックの統計情報を含めて判定する機能の追加例として、例えば、各ISP通信セッションへの通信量を判定する場合等が想定できる。なお、ここでいうトラフィックの統計情報としてのISP通信セッションの通信量とは、単位時間あたりの送信データ量である。
具体的な動作を、図面を参照して説明する。図5に示すように、本実施の形態におけるTCPコネクションの振り分け処理は、図4に示された処理に対して、ステップS7の処理が追加されている。本実施の形態は、各ISP通信セッションへの通信量に制限値を設定し、通信トラフィックの振り分けの実施時に制限値を超えたISP通信セッションへの振り分けを中止することを特徴とする。
本実施の形態では、ルーティング処理部2が端末側送信/受信部1が受信した通信情報が新規のTCPコネクションであると判定した場合には、論理インタフェース選択処理部3は、通信トラフィックが各ISP通信セッションへの通信量の制限値を超えているか確認する(ステップS7)。制限値を超えていない場合にはステップS2の処理に移行し、第1の実施の形態と同様に最適なISP通信セッションを選択するための処理を実行する。なお、ルーティング処理部2は、各ISP通信セッションへの通信量を監視し、単位時間あたりの通信量を算出している。
ステップS7において制限値を超えていることを確認した場合には、論理インタフェース選択処理部3は、通信量が制限値を超えているISP通信セッションを選択候補から除外する。そして、制限値を超えていないISP通信セッションに対し新規TCPコネクションを割り振り、ルーティング処理部2でTCPコネクッションを接続させる(ステップS5)。すなわち、利用できるISP通信セッションが2つ存在して一方が通信量の制限値を超えている場合には、図5におけるステップS2〜ステップS4の処理は実行されず、新規TCPコネクションは制限値を超えていないISP通信セッションへ自動的に割り振られる。
また、本実施の形態では、2つのISP通信セッションが利用できる場合が想定されているが、利用できるISP通信セッションが3つ以上存在する場合にも、本実施の形態の方法を適用可能である。例えば、図5におけるステップS7で制限値を超えているISP通信セッションを除外してもなお複数の選択肢が存在する場合、論理インタフェース選択処理部3は、各論理インタフェース処理部にICMPリクエストを送信させる(ステップS2)。そのような構成を有すれば、制限値を超えているISP通信セッションに新規のTCPコネクションを割り振ることなく、さらに、通信帯域(スループット)が高いISP通信セッションへ効率的に通信トラフィックを分配することができる。なお、利用できるすべてのISP通信セッションで制限値を超えている場合には、新たなコネクションを許可しないよう制御することが好ましい。
以上に説明したように、本実施の形態によると、各ISP通信セッションへの通信トラフィックが過大になりすぎる事態を防止することができる。また、本実施の形態によれば、ISPサービスによっては、ある期間の最大ダウンロード数の制限を持つサービス等を利用している場合や、あるいは、P TO Pアクセス等により過大なアクセスが1つのISPに集中する状態を防止することに利用できる。また、本実施の形態は、利用できるISP通信セッションが3つ以上存在する場合に特に好適に適用できる。
実施の形態3.
次に、本発明による第3の実施の形態を説明する。本実施の形態では、振り分ける対象がTCPコネクションからIPアクセスに変更されている。なお、本実施の形態におけるルータ装置の基本的な構成は、第1の実施の形態の構成と同じである。
本実施の形態におけるルータ装置10は、図6に示すように、端末装置20からの新規のIPアクセス開始要求をトリガとして、各アクセス先に対し応答時間を評価する機能を持つ。そして、それぞれのIPアクセス先について各ISP通信セッションへ振り分けを行う。
本実施の形態では、ルーティング処理部2は、端末側送信/受信部1が受信した通信情報が新規のIPアクセスかどうか判定する(ステップS8)。新規のIPアクセスではない場合には、ISP通信セッションの選択処理を実行しない。一方、新規のIPアクセスである場合には、インタフェース選択処理部3は、ステップS2〜S4の処理で最適なISP通信セッションを選択する。そして、ルーティング処理部2にIPアクセスを接続させる(ステップS9)。
上述したように、本実施の形態のルータ装置は、第1の実施の形態と同様に新規IPアクセス開始時にアクセス先に対し、それぞれのISP通信セッションから応答時間を評価することで、それぞれのISPセッション経由でアクセス先までの通信帯域のどちらが広い(スループットが高い)のかを推定できる。その結果、個々のISP通信セッションへの通信トラフィックが効率的に分配され、ユーザインタフェース側のより高い通信帯域(スループット)を得ることができる。
なお、第3の実施の形態では通信トラフィックの振り分け時に通信量の制限値を設定しない場合について説明したが、第2の実施の形態の場合と同様に、ISP通信セッションに通信量の制限値を設定することも可能である。そのような機能を有すれば、過大なIPアクセスが1つのISPに集中する事態を防止し、個々のISP通信セッションへ効率的に通信トラフィックを分配することができる。
本発明は、複数の論理インタフェースを同時に確立可能な単一のアクセス回線に好適に適用される。
本発明によるルータ装置を含む通信システムの一例を示すシステム構成図である。 ルータ装置の動作状況を示す説明図である。 ルータ装置の構成例を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるTCPコネクションの振り分け処理を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態におけるTCPコネクションの振り分け処理を示すシーケンス図である。 第3の実施の形態におけるTCPコネクションの振り分け処理を示すシーケンス図である。
符号の説明
1 端末側送信/受信部
2 ルーティング処理部
3 論理インタフェース選択処理部
4 論理インタフェース1処理部
5 論理インタフェース2処理部
6 アクセス側送信/受信部
10 ルータ装置

Claims (7)

  1. 単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立可能であり、論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける機能を有するルータ装置において、
    TCPコネクションの開始要求を契機にして、論理インタフェースを確立する前に、各論理インタフェースのスループットを推定するスループット推定手段と、
    前記スループット推定手段がスループットが高いと推定した論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける論理インタフェース選択手段と
    を備えたことを特徴とするルータ装置。
  2. 単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立可能であり、論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける機能を有するルータ装置において、
    IPアクセスの開始要求を契機にして、論理インタフェースを確立する前に、各論理インタフェースのスループットを推定するスループット推定手段と、
    前記スループット推定手段がスループットが高いと推定した論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける論理インタフェース選択手段と
    を備えたことを特徴とするルータ装置。
  3. スループット推定手段は、ICMPリクエスト/エコー応答時間にもとづいて各論理インタフェースのスループットを推定する
    請求項1または請求項2記載のルータ装置。
  4. スループット推定手段は、各論理インタフェースの通信トラフィックを監視する監視手段を含み、
    論理インタフェース選択手段は、前記監視手段が監視する通信トラフィックが所定値を超えている論理インタフェースがある場合には、その論理インタフェースを選択から除外する
    請求項3記載のルータ装置。
  5. 単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立可能であり、論理インタフェースに通信トラフィックを振り分けるトラフィック振分方法において、
    TCPコネクションの開始要求を契機にして、論理インタフェースを確立する前に、各論理インタフェースのスループットを推定し、
    スループットが高いと推定された論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける
    ことを特徴とするトラフィック振分方法。
  6. 単一のアクセス回線上で複数の論理インタフェースを同時に確立可能であり、論理インタフェースに通信トラフィックを振り分けるトラフィック振分方法において、
    IPアクセスの開始要求を契機にして、論理インタフェースを確立する前に、各論理インタフェースのスループットを推定し、
    前記スループット推定手段がスループットが高いと推定した論理インタフェースに通信トラフィックを振り分ける
    ことを特徴とするトラフィック振分方法。
  7. ICMPリクエスト/エコー応答時間にもとづいて各論理インタフェースのスループットを推定する
    請求項5または請求項6記載のトラフィック振分方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013126166A (ja) * 2011-12-15 2013-06-24 Nec Corp 通信装置、通信方法及び通信システム

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