JP2007323353A - 3次元マニュアル及びその作成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】製品サイクルにほぼリアルタイムに追従できるマニュアル情報を、低コストで、効率的に提供することが可能な3次元マニュアル及びその作成方法を提供すること。
【解決手段】2次元静止画像データを用いて、対象機器を擬似的に3次元動画表示する機能をマニュアルに組み込むことによって3次元マニュアルを作成する。この方法は、本体撮影ステップS1と、360°ビュー撮影ステップS2と、モジュール撮影ステップS3と、画像加工ステップS4と、Flash組込ステップS5と、データ保存ステップS6と、Web公開ステップS7とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばパソコン等の対象機器の現地作業やヘルプデスク業務などの支援に使用され、2次元静止画像データを用いて、対象機器を擬似的に3次元動画表示することにより、対象機器のマニュアルとして使用される3次元マニュアル、及びその作成方法に関する。
従来、例えばパソコン等の製品の現地作業を行うフィールドエンジニアや、ヘルプデスク業務等を行うサービス担当者用には、印刷された紙のマニュアルや、パソコンから表示可能な動画マニュアルが与えられている。あるいは、製品に関する特別な教育や訓練等が更に行われている。
フィールドエンジニアや、サービス担当者は、このような紙のマニュアルを参照したり、パソコンを用いて動画データを閲覧したり(例えば、特許文献1参照)、教育や訓練等で得られた資料等から、製品に関する必要な情報を取得することによって、自分の作業や、顧客からの問い合わせに対して対応している。
特開2003−85579号公報
しかしながら、このような従来の技術では、以下のような問題がある。
まず、紙のマニュアルの問題点は以下の通りである。すなわち、紙のマニュアルは、修正が容易ではない。また、印刷して各担当者に配布する必要があるために、多大なコストが発生する。更には、製品の販売タイミングとのタイムラグが発生するので、特に、ライフサイクルの短い製品の場合、新製品に対するマニュアルの発行タイミングが遅れてしまう。更にまた、紙面は2次元であるので、実機のイメージが掴みにくい。なお、上述したコストの問題は、紙のマニュアルのベースとなっているPDF等の電子データを、各担当者のパソコンに配信するようにすることによって解決することはできるが、その他の問題は、依然として解決することはできない。
一方、動画マニュアルの問題点は以下の通りである。すなわち、動画データは、データサイズが大きい。したがって、動画マニュアルをパソコンにインストールする場合、パソコンにかなりの空容量を確保しておかねばならない。動画データをWebを介して配信するようにすれば、この問題は緩和されるが、逆に、動画データをスムーズに受信するための高度な通信機能が必要となる。これらは、コスト増加要因となる。また、スムーズに動画を表示させるためには、高性能なCPUを搭載せねばならず、これもコスト増加要因となる。
更に、教育や訓練等の問題点は以下の通りである。すなわち、教育や訓練等の開催には、設備や機材が必要になり、製品サイクルの早さに追従することが容易ではない。したがって、全ての製品についての教育や訓練等を開催することは現実的に困難である。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、2次元静止画像データを用いて、対象機器を擬似的に3次元動画表示することにより、ユーザが実機のイメージを容易に把握できるようになるマニュアル情報を、少ないデータ量で実現し、もって、製品サイクルにほぼリアルタイムに追従できるマニュアル情報を、低コストで、かつ効率的に提供することが可能な3次元マニュアル及びその作成方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、以下のような手段を講じる。
すなわち、請求項1の発明は、2次元静止画像データを用いて、対象機器を擬似的に3次元動画表示する機能をマニュアルに組み込むことによって3次元マニュアルを作成する方法である。この方法は、以下に示す第一乃至第六のステップからなる。
すなわち、第一のステップでは、対象機器本体の外形を、マニュアルにおいて3次元的に説明される対象部品及びそれに付随して対象機器本体から取り外される付属部品が全て取り外された状態で、予め定めた第一の撮影点、及び第一の撮影点とは異なる予め定めた第二の撮影点からそれぞれ撮影することにより2次元静止画像データを得る。
第二のステップでは、対象部品及び付属部品が全て対象機器本体に取り付けられた状態で、対象部品及び付属部品のうち初めに取り外される部品の周囲に、撮影時に対象機器本体に取り付けられた部品を対象機器本体と識別可能にする識別手段を配置し、第一及び第二の撮影点から対象機器本体の外形を撮影してそれぞれ2次元静止画像データを取得する。そして、この撮影後、識別手段が周囲に配置された部品及び識別手段を対象機器本体から取り外し、対象機器本体から次に取り外される部品の周囲に識別手段を配置し、第一及び第二の撮影点から対象機器本体の外形を撮影してそれぞれ2次元静止画像データを取得し、この撮影後、この部品及び識別手段を対象機器本体から取り外すことを、対象部品及び付属部品が全て対象機器本体から取り外されるまで繰り返す。
第三のステップでは、第二のステップで取得され、識別手段によって対象機器本体と部品とが識別可能とされた各2次元静止画像データについてトリミング処理を行い、各2次元静止画像データから、取り外される全ての対象部品及び付属部品の2次元静止画像データを抽出する。
第四のステップでは、第一のステップにおいて第一の撮影点から撮影されて得られた2次元静止画像データの上に、第三のステップにおいて抽出された2次元静止画像データのうち、第二のステップにおいて第一の撮影点から撮影されて得られた2次元静止画像データから抽出された2次元静止画像データを、第二のステップにおいて撮影された順番の逆の順番で重ね合わせることにより、対象機器本体に、対象部品及び付属部品の全てが取り付けられた状態の2次元静止画像データを再現する。
第五のステップでは、ユーザから対象部品を指定する指定入力を受けると、第四のステップにおいて再現された2次元静止画像データにおいて、指定入力で指定された対象部品に対応する2次元静止画像データ、及びこの対象部品の付属部品に対応する2次元静止画像データのうち、第四のステップにおいて上側に重ねられた2次元静止画像データから順に2次元静止画像データ毎に、非表示と、第二の撮影点から撮影されて得られた2次元静止画像データのうち、非表示とされた2次元静止画像データに対応する部品に対応する2次元静止画像データの表示と、この表示された2次元静止画像データの移動とからなる一連の処理を行うように設定する。
第六のステップでは、第五のステップにおいて設定された2次元静止画像データを、マニュアルに組み込むことによって3次元マニュアルを作成する。
従って、請求項1の発明の3次元マニュアルの作成方法においては、以上のような手段を講じることにより、2次元静止画像データを用いて、対象機器を擬似的に3次元動画表示することにより、ユーザが実機のイメージを容易に把握できるようになるマニュアル情報を、少ないデータ量で実現することができる。以上により、製品サイクルにほぼリアルタイムに追従できるマニュアル情報を、低コストで、かつ効率的に提供することが可能となる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の3次元マニュアルの作成方法において、識別手段は、対応する部品と、対象機器本体との何れとも異なる色の紙、布、プラスチック、フィルム、皮、合皮、ナイロン、発砲スチロール、板、合板、ベークライトのうちの何れかである。
従って、請求項2の発明の3次元マニュアルの作成方法においては、以上のような手段を講じることにより、2次元静止画像データにおいて、対象機器本体と、対応する部品との境界を強調することができ、トリミング処理において、対象機器本体の画像からの部品の画像を抽出する処理を容易かつ確実に行えるようになる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の3次元マニュアルの作成方法において、第三のステップで抽出された2次元静止画像データのうち、第一の撮影点から撮影されて取得された2次元静止画像データのうちの何れかは略長方形であり、この2次元静止画像データに対応し、第二の撮影点から撮影されて取得された2次元静止画像データが略平行四辺形である。
従って、請求項3の発明の3次元マニュアルの作成方法においては、以上のような手段を講じることにより、部品をより3次元らしく表示することが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の作成方法によって作成された3次元マニュアルである。
従って、請求項4の発明の3次元マニュアルにおいては、以上のような手段を講じることにより、ユーザは、実機のイメージを容易に把握できるようになる。また、この3次元マニュアルは、動画データを用いていないので、大量のデータを取り扱う必要がなく低コストで、かつ効率的に実現することができる。
本発明によれば、2次元静止画像データを用いて、対象機器を擬似的に3次元動画表示することにより、ユーザが実機のイメージを容易に把握できるようになるマニュアル情報を、少ないデータ量で実現することができる。以上により、製品サイクルにほぼリアルタイムに追従できるマニュアル情報を、低コストで、かつ効率的に提供することが可能な3次元マニュアル及びその作成方法を実現することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る3次元マニュアル作成方法の処理フロー図である。
また、図2は、本発明の実施の形態に係る3次元マニュアル作成方法を実現するための装置の構成例を示すブロック図である。
すなわち、本発明の実施の形態に係る3次元マニュアル作成方法は、対象機器の2次元静止画像データを用いて、擬似的に3次元動画表示する機能をマニュアルに組み込むことによって3次元マニュアルを作成する方法であって、図1に示すように、本体撮影ステップS1、360°ビュー撮影ステップS2、モジュール撮影ステップS3、画像加工ステップS4、Flash組込ステップS5、データ保存ステップS6、及びWeb公開ステップS7からなる。
本体撮影ステップS1は、デジタルカメラ等の撮影装置や三脚等を含む撮影機材10を用いて機器本体の外形を撮影し、2次元静止画像データを得る。この場合、3次元マニュアルにおいて説明される対象部品及びそれに付随して機器本体から取り外される付属部品(以下、「モジュール」とも称する)が全て取り外された状態で、固定された撮影点から撮影機材10で撮影することにより2次元静止画像データを得る。
例えば、3次元マニュアルにおいて、ノートパソコンから、メモリを取り外す工程を説明する場合を説明するための2次元静止画像データを得るためには、図3に示すように、筐体カバーと、メモリとを取り外した状態で機器本体30であるノートパソコンの裏面を、固定された撮影点(第1撮影点)から撮影する。撮影時には、ぶれや、位置ずれをなくすために三脚にてデジタルカメラを固定し、影をなくすためフラッシュは使用せず照明ライトとレフ版を使用する。また、自動焦点モードでは全体にピントが合わないためマニュアルモードで撮影する。ピントあわせには例えばボールペンの先を被写体の前において設定する。
360°ビュー撮影ステップS2では、機器本体30を、所定角度ずつ(例えば15°ずつ)回動させた状態で、ステップS1と同じ撮影点(第1撮影点)から機器本体30の外形を撮影し、2次元静止画像データを得る。例えば、15°ずつ回動させた状態で、機器本体30の外形(例えば、ノートパソコンの裏面)をそれぞれ撮影する場合、ステップS1で撮影された2次元静止画像データに加えて、更に360/15=24カットの2次元静止画像データを得る。
このために、図4に示すように、中心軸Gに沿って回転可能な回転台28の上に機器本体30であるノートパソコンを裏面が上になるように載せて撮影し、その後、回転台28を所定角度回動させ、その状態でまた撮影することを繰り返すことによって行う。回転台28は、一般に販売されているテレビ用回転台を用いることが可能である。この場合、2次元静止画像データに対して後の工程で行われるトリミング時におけるデータ加工性の向上のために、白い発砲スチロールで台を覆うとともに、回動させながら撮影する際における利便性のために、角度を示すマーキングMを描き、中心軸Gを明示するために同心円Dを描く。
モジュール撮影ステップS3は、3次元マニュアルにおいて説明されるモジュールを撮影するステップである。モジュール撮影ステップS3では、先ず、全てのモジュールが機器本体30に取り付けられた状態で、初めに取り外されるモジュールの周囲に、撮影時に機器本体30に取り付けられたモジュールを機器本体30と識別可能にする識別手段を配置する。図5は、この状態の一例を示す画像である。初めに取り外されるモジュールである筐体カバー32の下に敷くことによって、筐体カバー32の周囲に、識別手段40が配置されるようにしている。識別手段40としては、例えば、モジュールと、機器本体30との何れとも異なる色の紙、布、プラスチック、フィルム、皮、合皮、ナイロン、発砲スチロール、板、合板、ベークライトのうちの何れかで良い。この識別手段40は、後述する画像加工ステップS4で行われるトリミング処理において、機器本体30の画像と、モジュールの画像とのトリミングによる分離を容易にするために、機器本体30との位置関係を維持しながらモジュールを強調するものであるので、例えば機器本体30とモジュールとの色が異なっており、容易にトリミングできるのであれば、図5に示すように、必ずしも、モジュールの全周の周りに配置する必要はない。
このように識別手段40を配置した状態において、ステップS1及びステップS2と同じ撮影点(第1撮影点)、及びこの撮影点とは異なる撮影点(第2撮影点)から、それぞれ撮影を行い、2次元静止画像データを取得する。第2撮影点は、モジュールが取り外される状態を説明するために用いる画像を撮影するための撮影点であり、例えば、略長方形であるメモリの取り外しを説明する場合、略平行四辺形で撮影されるような2次元静止画像データを取得することできるように、ノートパソコンの裏面を水平方向に45°の角度から撮影するような位置とする。これで、初めに取り外されるモジュールの撮影を完了する。
このようにして機器本体30から初めに取り外されるモジュールの撮影を完了すると、撮影されたモジュール、及びこのモジュールの周囲に配置された識別手段40を機器本体30から取り外し、次に、機器本体30から次に取り外されるモジュールに対してもまた、前述したのと同様にして撮影を行う。例えば、筐体カバー32の次に取り外されるモジュールがメモリ34であれば、図6に示すように、メモリ34の周囲に識別手段40を配置した状態で、第1撮影点及び第2撮影点からそれぞれ撮影を行い、2次元静止画像データを取得する。
このような処理を、全てのモジュールが機器本体30から取り外されるまで繰り返す。
ステップS1乃至S3で取得された2次元静止画像データは、パソコン等の画像加工・編集部12によってアップロードされ、ハードディスク等のハードウェアからなるファイルサーバ14に格納される。
画像加工ステップS4では、汎用の画像加工プログラム16を用いて、ステップS3で撮影され、ファイルサーバ14に格納された各2次元静止画像データについてトリミング処理を行い、各2次元静止画像データから、各モジュールの2次元静止画像データを抽出する。図7(a)〜図7(d)は、抽出された各モジュールの2次元静止画像データの例であり、図7(a)は筐体カバー32、図7(b)は筐体カバー爪の引っ掛け部38、図7(c)はメモリコネクタ36、図7(d)はメモリ34をそれぞれ示している。このような各モジュールの2次元静止画像データを得るための一例では、まず、ステップS3で撮影された2次元静止画像データに対し、下部に位置するモジュールについては、モジュールの輪郭トリミングを50%程度ぼかす。これによって、動作を模擬した場合の動きがより自然に見えるようになる。一方、上部に位置するモジュールについては、モジュールの輪郭トリミングをシャープに行う。次に、モジュール以外の不要な部分をトリミングすることによってモジュールの2次元静止画像データを抽出する。そして、抽出した2次元静止画像データについて、できるだけ小さいサイズになるように画像サイズを精査する。更に、背景が透明化できるように、png形式等に変換した後に圧縮してファイルサーバ14に格納する。
Flash組込ステップS5では、ファイルサーバ14に格納された2次元静止画像データを、Flash化プログラム及びスクリプト化プログラム18が、画像表示用のソフトウェアであるマクロメディア社製の「Flash」を用いて、スクリプトファイルを作成する。「Flash」は、汎用ソフトウェアであるので、ここでは、その詳細な説明を避ける。なお、本実施例では、一例として「Flash」を用いて説明しているが、本発明は、必ずしも「Flash」の使用に限定されるものではなく、同等の機能を備えたソフトウェアを用いて実現することも可能である。
まず、ステップS1において得られた2次元静止画像データ(例えば、図3)の上に、ステップS3において抽出された2次元静止画像データのうち、第1撮影点から撮影されて得られた2次元静止画像データから抽出された2次元静止画像データ(例えば、図7(a)〜図7(d))を、ステップS3において撮影された順番の逆の順番で重ね合わせることにより、機器本体30に、全てのモジュールが取り付けられた状態の2次元静止画像データを再現する。
このとき、各モジュールに対して、Flashの機能を用いて、アクションを指定するスクリプトファイルを作成する。このアクションでは、ユーザから対象モジュールを指定する指定入力を受けると、再現された2次元静止画像データにおいて、対象モジュールに対応する2次元静止画像データのうち、上側に重ねられた2次元静止画像データから順に、2次元静止画像データ毎に、非表示と、第2撮影点から撮影されて得られた2次元静止画像データのうち、非表示とされた2次元静止画像データに対応するモジュールに対応する2次元静止画像データの表示と、表示された2次元静止画像データの移動とからなる一連の処理を行う。
このような2次元静止画像データの再現、及びスクリプトファイルの作成について具体的に説明する。
先ず、図3に示すような、ステップS1において得られた2次元静止画像データを最下部に設定する。次に、図7(d)に示すようなメモリ34の2次元静止画像データを、図3に示すような2次元静止画像データの上に位置合わせしながら重ね合わせる。更に、その上に、図7(c)に示すような2次元静止画像データを位置合わせしながら重ね合わせる。これによって、図8に示すように、あたかもメモリコネクタ36にメモリ34が挿入されたような合成2次元静止画像データを再現する。
次に、図8に示すような合成2次元静止画像データにおいて、メモリ34に対して、アクションを指定する。ここでは、メモリ34の取り外し時における動作を擬似的に動画表示させるためのアクションの指定を例に説明する。この場合、図8のような合成2次元静止画像データが表示されると、図9に示すように、ユーザによる指定が可能であることを示す矢印Yを表示するように設定する。この矢印Yに従ってユーザがメモリ34の部分を指定すると、表示されているメモリ34の画像を非表示とし、それに代わって、図10に示すように、第2撮影点から撮影されて得られたメモリ34の画像35を表示させ、更に、図11に示すように、この画像35を移動させながら表示し、所定量移動した後には、フェードして消えるようにスクリプトファイルを設定する。
このようにしてスクリプトファイルにメモリ34のアクションの設定をした後に、図8に示すような合成2次元静止画像データの上に、図7(a)に示すような筐体カバー32の2次元静止画像データを位置合わせしながら重ね合わせる。更に、その上に、図7(b)に示すような引っ掛け部38の2次元静止画像データを位置合わせしながら重ね合わせる。これによって、図12に示すように、あたかも、機器本体30に取り付けられた引っ掛け部38に筐体カバー32が取り付けられたような合成2次元静止画像データを再現する。すなわち、この画像データは、上から順に、引っ掛け部38、筐体カバー32、メモリコネクタ36、メモリ34、機器本体30の2次元静止画像データを重ね合わせて成っている。
次に、図12に示すような合成2次元静止画像データにおいて、筐体カバー32に対して、アクションを指定する。ここでは、筐体カバー32の取り外し時における動作を擬似的に動画表示させるためのアクションの指定を例に説明する。この場合、図12のような合成2次元静止画像データが表示されると、図13に示すように、ユーザによる指定が可能であることを示す囲みXを表示するように設定する。この囲みXに従ってユーザが筐体カバー32の部分を指定すると、表示されている筐体カバー32の画像を非表示とし、それに代わって、図14に示すように、第2撮影点から撮影されて得られた筐体カバー32の画像33を表示させ、更に、図15に示すように、この画像33を、移動させながら表示し、所定量移動した後には、フェードして消えるようにスクリプトファイルを設定する。
なお、図13のような画像が表示される前に、図16に示すように、ネジを回す意味を持たせた矢印Wを表示するようにスクリプトファイルを設定するようにしても良い。
また、ステップS2で、所定角度ずつ回動された状態でそれぞれ撮影された機器本体30の外形の2次元静止画像データを、順に連続的に表示させるようにすることもできる。これによって、機器本体30を、一方向のみならず、全方向から見た画像を表示することができる。
データ保存ステップS6では、Flash化プログラム及びスクリプト化プログラム18が、ステップS5で再現された2次元静止画像データ、及び作成されたスクリプトファイル、スクリプトファイルに設定されたアクションの実行に必要な2次元静止画像データ、ステップS2で撮影されファイルサーバ14に格納された2次元静止画像データを、このスクリプトファイルが、対象機器の電子マニュアルの一部として実行されるようにWebサーバ20に圧縮して保存する。例えば、PDF等のドキュメントベースで作成された電子マニュアルを予め作成してWebサーバ20に格納しておき、この電子マニュアルにおいて、対象機器に関する説明の箇所に、スクリプトファイルを実行するためのリンクを貼ることによって実現する。なお、ステップS2で撮影されファイルサーバ14に格納された24カットの2次元静止画像データと、13アクションを実行するために必要なスクリプトファイル及び2次元静止画像データとを圧縮した場合の合計ファイルサイズは僅か約1.3MBであり、フロッピー(登録商標)ディスク1枚程度のデータ量で済む。
Web公開ステップS7では、インターネットやLAN等の通信ネットワーク22を介して、モバイルパソコン等のWebブラウザ24から閲覧要求があると、Webサーバ20に格納された電子マニュアルを、要求元のWebブラウザ24に配信する。このように配信された電子マニュアルをユーザが参照することにより、ドキュメントベースでの情報を得ることができるのみならず、リンクが貼られたスクリプトファイルを実行することにより、モジュールの取り扱い時における動作を、擬似的に3次元的に閲覧することが可能となる。
なお、上述したように、スクリプトファイルの実行に必要なデータ量は、せいぜい数MBのオーダであるので、通信ネットワーク22を介さずとも、Webブラウザ24を搭載したモバイルパソコン等のハードディスクに直接保存することも現実的である。
次に、以上のように構成した本発明の実施の形態に係る3次元マニュアルの作用について説明する。
すなわち、本発明の実施の形態に係る3次元マニュアルは、Webブラウザ24を備えたモバイルパソコン等が、インターネットやLAN等の通信ネットワーク22を介して利用することが可能である。また、本発明の実施の形態に係る3次元マニュアルは、対象機器の2次元静止画像データを用いて、擬似的に3次元動画表示することから、動画データを取り扱う場合に比べて、データ量を格段に少なくすることができるために、Webブラウザ24を備えたモバイルパソコン等のハードディスクに必要な画像データやスクリプトファイルを全て書き込み、スタンドアローンで使用することも可能である。
必要な画像データを得るために、先ず本体撮影ステップS1において、デジタルカメラ等の撮影装置や三脚等を含む撮影機材10を用いて機器本体の外形が撮影され、2次元静止画像データが得られる。この場合、3次元マニュアルにおいて説明されるモジュールが全て取り外された状態で、固定された撮影点から撮影機材10で撮影することにより2次元静止画像データが得られる。
例えば、3次元マニュアルにおいて、ノートパソコンから、メモリを取り外す工程を説明する場合を説明するための2次元静止画像データを得るためには、図3に示すように、筐体カバーと、メモリとを取り外した状態で機器本体30であるノートパソコンの裏面が、固定された撮影点(第1撮影点)から撮影される。撮影時には、ぶれや、位置ずれをなくすために三脚にてデジタルカメラが固定され、影をなくすためフラッシュは使用せず照明ライトとレフ版が使用される。また、自動焦点モードでは全体にピントが合わないためマニュアルモードで撮影される。ピントあわせのため、ボールペンの先が被写体の前において設定される。
360°ビュー撮影ステップS2では、機器本体30が、所定角度ずつ(例えば15°ずつ)回動された状態で、ステップS1と同じ撮影点(第1撮影点)から撮影され、2次元静止画像データが得られる。
このために、図4に示すように、中心軸Gに沿って回転可能な回転台28の上に機器本体30であるノートパソコンが、裏面が上になった状態で撮影され、その後、回転台28が所定角度回動され、その状態でまた撮影することを繰り返すことによって行われる。
モジュール撮影ステップS3では、3次元マニュアルにおいて説明されるモジュールが撮影される。先ず、図5に示すように、全てのモジュールが機器本体30に取り付けられた状態で、初めに取り外されるモジュールの周囲に、例えば紙、布、プラスチック、フィルム、皮、合皮、ナイロン、発砲スチロール、板、合板、ベークライトのうちの何れかからなる識別手段40が配置される。この識別手段40によって、機器本体30との位置関係を維持しながらモジュールが強調され、後の画像加工ステップS4で行われるトリミング処理において、機器本体30の画像と、モジュールの画像とのトリミングによる分離が容易に行われる。
このように識別手段40を配置した状態において、ステップS1及びステップS2と同じ撮影点(第1撮影点)、及びこの撮影点とは異なる撮影点(第2撮影点)から、それぞれ撮影が行われ、2次元静止画像データが取得される。
第2撮影点は、モジュールが取り外される状態を説明するために用いる画像を撮影するための撮影点であり、例えば、第1撮影点によって、メモリ34が略長方形で撮影される場合、第2撮影点は、同じメモリ34を略平行四辺形で撮影できるような位置とされる。これで、初めに取り外されるモジュールの撮影が完了する。
このようにして機器本体30から初めに取り外されるモジュールの撮影が完了すると、撮影されたモジュール、及びこのモジュールの周囲に配置された識別手段40が機器本体30から取り外され、次に、機器本体30から次に取り外されるモジュールに対しても、前述したようにして撮影が行われる。
このような処理を、全てのモジュールが機器本体30から取り外されるまで繰り返される。そして、ステップS1乃至S3で取得された2次元静止画像データは、パソコン等の画像加工・編集部12によってアップロードされ、ハードディスク等のハードウェアからなるファイルサーバ14に格納される。
画像加工ステップS4では、ステップS3で撮影され、ファイルサーバ14に格納された各2次元静止画像データについて、汎用の画像加工プログラム16を用いて、トリミング処理が行われ、各2次元静止画像データから、例えば図7(a)〜図7(d)に示すように、各モジュールの2次元静止画像データが抽出される。このような各モジュールの2次元静止画像データを得るためには、例えば、ステップS3で撮影された2次元静止画像データに対し、輪郭トリミングを50%程度ぼかす。これによって、より自然に見えるようになる。一方で、モジュールの輪郭トリミングを、シャープに行う。次に、モジュール以外の不要な部分がトリミングされることによってモジュールの2次元静止画像データが抽出される。モジュールの輪郭は、識別手段40によって、明確になっているので、これらトリミング処理は、容易かつ確実に行われる。そして、抽出した2次元静止画像データについて、できるだけ小さいサイズになるように画像サイズが精査され、更に、背景が透明化できるように、png形式等に変換された後に圧縮されてファイルサーバ14に格納される。
Flash組込ステップS5では、Flash化プログラム及びスクリプト化プログラム18が、例えば、画像表示用のソフトウェアであるマクロメディア社製の「Flash」を用いることによって、ファイルサーバ14に格納された2次元静止画像データから、合成2次元静止画像データ及びスクリプトファイルが作成される。
合成2次元静止画像データ、及びスクリプトファイルは、例えば以下のようにして作成される。
先ず、図3に示すような、ステップS1において得られた2次元静止画像データが最下部に設定される。次に、図7(d)に示すようなメモリ34の2次元静止画像データが、図3に示すような2次元静止画像データの上に位置合わせされて重ね合わされる。更に、その上に、図7(c)に示すような2次元静止画像データが位置合わせされて重ね合わされる。これによって、図8に示すように、あたかもメモリコネクタ36にメモリ34が挿入されたような合成2次元静止画像データが再現される。
次に、図8に示すような合成2次元静止画像データにおいて、メモリ34に対して、アクションが指定される。メモリ34の取り外し時における動作を擬似的に動画表示させるためのアクションの指定を例に説明すると、まず、図8のような合成2次元静止画像データがWebブラウザ24から表示された場合、図9に示すように、矢印Yを表示されるように設定される。更に、この矢印Yに従ってユーザがメモリ34の部分を指定すると、表示されているメモリ34の画像が非表示とされ、それに代わって、図10に示すように、第2撮影点から撮影された後に抽出されたメモリ34の画像35が表示され、更に、図11に示すように、この画像35が移動しながら表示され、所定量移動した後に、フェードして消えるようなスクリプトファイルが設定される。
このようにしてスクリプトファイルにメモリ34のアクションが設定される。更にその後、図8に示すような合成2次元静止画像データの上に、図7(a)に示すような筐体カバー32の2次元静止画像データが位置合わせされて重ね合わされる。更に、その上に、図7(b)に示すような引っ掛け部38の2次元静止画像データが位置合わせされて重ね合わされる。これによって、図12に示すように、あたかも、機器本体30に取り付けられた引っ掛け部38に筐体カバー32が取り付けられたような合成2次元静止画像データが再現される。すなわち、この画像データは、上から順に、引っ掛け部38、筐体カバー32、メモリコネクタ36、メモリ34、機器本体30の2次元静止画像データを重ね合わせて成っている。
次に、図12に示すような合成2次元静止画像データにおいて、筐体カバー32に対して、アクションが指定される。筐体カバー32の取り外し時における動作を擬似的に動画表示させるためのアクションの指定を例に説明すると、まず、図12のような合成2次元静止画像データがWebブラウザ24から表示された場合、図13に示すように、囲みXを表示するように設定される。この囲みXに囲まれた筐体カバー32の部分をユーザが指定すると、表示されている筐体カバー32の画像が非表示とされ、それに代わって、図14に示すように、第2撮影点から撮影されて得られた筐体カバー32の画像33が表示され、更に、図15に示すように、この画像33が移動しながら表示され、所定量移動した後に、フェードして消えるようなスクリプトファイルが設定される。
なお、図13のような画像が表示される前に、図16に示すように、ネジを回す意味を持たせた矢印Wを表示するようにスクリプトファイルを設定するようにしても良い。
また、ステップS2で、所定角度ずつ回動された状態でそれぞれ撮影された機器本体30の外形の2次元静止画像データを、順に連続的に表示させることにより、機器本体30が、一方向のみならず、全方向から見た画像を表示することが可能となる。
データ保存ステップS6では、Flash化プログラム及びスクリプト化プログラム18によって、ステップS5で再現された2次元静止画像データ、及び作成されたスクリプトファイル、スクリプトファイルに設定されたアクションの実行に必要な2次元静止画像データ、及びステップS2で撮影されファイルサーバ14に格納された2次元静止画像データが、このスクリプトファイルが、対象機器の電子マニュアルの一部として実行されるようにWebサーバ20に圧縮保存される。なお、ステップS2で撮影されファイルサーバ14に格納された24カットの2次元静止画像データと、13アクションを実行するために必要なスクリプトファイル及び2次元静止画像データとを圧縮保存した場合、合計ファイルサイズは僅か約1.3MBであり、フロッピー(登録商標)ディスク1枚程度のデータ量で済み、動画データを用いる場合に比べてデータ量を格段に減らすことが可能となる。
このようにWebサーバ20に格納された電子マニュアルは、モバイルパソコン等のWebブラウザ24から、インターネットやLAN等の通信ネットワーク22を介して閲覧することが可能である。あるいは、スクリプトファイルの実行に必要なデータ量は、せいぜい数MBのオーダであるので、通信ネットワーク22を介さずとも、Webブラウザ24を搭載したモバイルパソコン等のハードディスクに直接保存し、スタンドアローンで閲覧することも現実的である。
ユーザが、Webブラウザ24を用いて電子マニュアルを閲覧すると、ドキュメントベースの情報を得ることができる。そして、このドキュメントベースの情報にリンクが貼られたスクリプトファイルを実行することにより、モジュールの取り扱い時における動作が、擬似的に3次元的に表示される。
この表示例として、メモリ34の取り外しに関するスクリプトファイルを実行した場合について以下に説明する。
ユーザが、電子マニュアルを用いて、メモリ34の取り外し手順を調べたい場合、Webブラウザ24を用いて、電子マニュアルのメモリ34の取り外しに関するドキュメント部分を閲覧する。そのドキュメント部分には、メモリ34の取り外しに関するスクリプトファイルが貼り付けられており、ユーザが、このスクリプトファイルを実行させると、例えば、図13に示すような画像が表示されている。図13に示す画像では、囲みXによって筐体カバー32が囲まれており、ユーザは、この部位、すなわち筐体カバー32を指定するように促される。
これに応じてユーザが、マウスのクリック等により筐体カバー32を指定すると、図14に示すように、筐体カバー32の略長方形の画像が非表示とされ、それに代わって、第2撮影点から撮影されて抽出された筐体カバー32の略平行四辺形の画像33が表示される。長方形状のモジュールを、あたかも3次元のように表示するためには、上述したように、長方形上の画像を、平行四辺形状の画像に代えて表示することが効果的である。更に、図15に示すように、この画像33が、移動し、所定量移動した後には、フェードして消えるように表示される。
筐体カバー32の画像33がフェードして消えると、図9に示すような画像が表示される。図9に示す画像では、矢印Yによってメモリ34の取り出し方向が指定されており、ユーザは、メモリ34を指定するように促される。
これに応じてユーザが、マウスのクリック等によりメモリ34を指定すると、図10に示すように、表示されているメモリ34の略長方形の画像が非表示とされ、それに代わって、図10に示すように、第2撮影点から撮影されて抽出されたメモリ34の略平行四辺形の画像35が表示される。これによって、あたかも3次元のように表示される。更に、図11に示すように、この画像35が、移動し、所定量移動した後には、フェードして消えるように表示される。
このような擬似的な動画表示を閲覧することによって、ユーザは、メモリ34を取り外すときには、先ず筐体カバー32を外し、次にメモリ34を取り外さねばならないことを容易に認識することができる。しかも、このような表示を行うために動画データを用いることなく、2次元静止画像データのみを用いて実現しているので、取り扱うデータ量が少なく、Webブラウザ24を備えたモバイルパソコン等に対する大きな負荷もかけることなく、スムーズに行われる。
上述したように、本発明の実施の形態に係る3次元マニュアル作成方法においては、上記のような作用により、2次元静止画像データを用いて、対象機器を擬似的に3次元動画表示することにより、ユーザが実機のイメージを容易に把握できるようになるマニュアル情報を、少ないデータ量で実現することができる。これによって、製品サイクルにほぼリアルタイムに追従できるマニュアル情報を、低コストで、かつ効率的に提供することが可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明したが、本発明はかかる構成に限定されない。特許請求の範囲の発明された技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の実施の形態に係る3次元マニュアル作成方法の処理フロー図。 本発明の実施の形態に係る3次元マニュアル作成方法を実現するための装置の構成例を示すブロック図。 ノートパソコンの裏面の撮影イメージを示す模式図。 回転台の外形を示す斜視図。 筐体カバーの下に識別手段を敷いた状態のノートパソコンの裏面の撮影イメージを示す模式図。 メモリの下に識別手段を敷いた状態のノートパソコンの裏面の撮影イメージを示す模式図。 抽出された各モジュールの2次元静止画像のイメージを示す模式図。 ノートパソコンの画像にメモリの画像が合成された2次元静止画像のイメージを示す模式図。 メモリに矢印が表示された2次元静止画像のイメージを示す模式図。 メモリの表示画像を変更させた2次元静止画像のイメージを示す模式図。 メモリの表示画像を移動させた2次元静止画像のイメージを示す模式図。 ノートパソコンの画像に筐体カバーの画像が合成された2次元静止画像のイメージを示す模式図。 筐体カバーの周りが囲みによって囲まれた2次元静止画像のイメージを示す模式図。 筐体カバーの表示画像を変更させた2次元静止画像のイメージを示す模式図。 筐体カバーの表示画像を移動させた2次元静止画像のイメージを示す模式図。 筐体カバーに、ネジを回す意味を持たせた矢印を表示した2次元静止画像のイメージを示す模式図。
符号の説明
G…中心軸、M…マーキング、D…同心円、10…撮影機材、12…画像加工・編集部、14…ファイルサーバ、16…画像加工プログラム、18…スクリプト化プログラム、20…Webサーバ、22…通信ネットワーク、24…Webブラウザ、28…回転台、30…機器本体、32…筐体カバー、33…画像、34…メモリ、35…画像、36…メモリコネクタ、38…引っ掛け部、40…識別手段

Claims (4)

  1. 2次元静止画像データを用いて、対象機器を擬似的に3次元動画表示する機能をマニュアルに組み込むことによって3次元マニュアルを作成する方法であって、
    対象機器本体の外形を、前記マニュアルにおいて3次元的に説明される対象部品及びそれに付随して前記対象機器本体から取り外される付属部品が全て取り外された状態で、予め定めた第一の撮影点、及び前記第一の撮影点とは異なる予め定めた第二の撮影点からそれぞれ撮影することにより2次元静止画像データを得る第一のステップと、
    前記対象部品及び付属部品が全て前記対象機器本体に取り付けられた状態で、前記対象部品及び付属部品のうち初めに取り外される部品の周囲に、撮影時に前記対象機器本体に取り付けられた前記部品を前記対象機器本体と識別可能にする識別手段を配置し、前記第一及び第二の撮影点から前記対象機器本体の外形を撮影してそれぞれ2次元静止画像データを取得し、この撮影後、前記識別手段が周囲に配置された部品及び前記識別手段を前記対象機器本体から取り外し、前記対象機器本体から次に取り外される部品の周囲に前記識別手段を配置し、前記第一及び第二の撮影点から前記対象機器本体の外形を撮影してそれぞれ2次元静止画像データを取得し、この撮影後、この部品及び識別手段を前記対象機器本体から取り外すことを、前記対象部品及び付属部品が全て前記対象機器本体から取り外されるまで繰り返す第二のステップと、
    前記第二のステップで取得され、前記識別手段によって前記対象機器本体と前記部品とが識別可能とされた各2次元静止画像データについてトリミング処理を行い、前記各2次元静止画像データから、前記取り外される全ての対象部品及び付属部品の2次元静止画像データを抽出する第三のステップと、
    前記第一のステップにおいて前記第一の撮影点から撮影されて得られた2次元静止画像データの上に、前記第三のステップにおいて抽出された2次元静止画像データのうち、前記第二のステップにおいて前記第一の撮影点から撮影されて得られた2次元静止画像データから抽出された2次元静止画像データを、第二のステップにおいて撮影された順番の逆の順番で重ね合わせることにより、前記対象機器本体に、前記対象部品及び付属部品の全てが取り付けられた状態の2次元静止画像データを再現する第四のステップと、
    ユーザから対象部品を指定する指定入力を受けると、前記第四のステップにおいて再現された2次元静止画像データにおいて、前記指定入力で指定された対象部品に対応する2次元静止画像データ、及びこの対象部品の付属部品に対応する2次元静止画像データのうち、前記第四のステップにおいて上側に重ねられた2次元静止画像データから順に前記2次元静止画像データ毎に、非表示と、前記第二の撮影点から撮影されて得られた2次元静止画像データのうち前記非表示とされた2次元静止画像データに対応する部品に対応する2次元静止画像データの表示と、この表示された2次元静止画像データの移動とからなる一連の処理を行うように設定する第五のステップと、
    前記第五のステップにおいて設定された2次元静止画像データを、前記マニュアルに組み込むことによって前記3次元マニュアルを作成する第六のステップと
    備えた3次元マニュアルの作成方法。
  2. 前記識別手段は、対応する部品と、前記対象機器本体との何れとも異なる色の紙、布、プラスチック、フィルム、皮、合皮、ナイロン、発砲スチロール、板、合板、ベークライトのうちの何れかである請求項1に記載の3次元マニュアルの作成方法。
  3. 前記第三のステップで抽出された2次元静止画像データのうち、前記第一の撮影点から撮影されて取得された2次元静止画像データのうちの何れかは略長方形であり、この2次元静止画像データに対応し、前記第二の撮影点から撮影されて取得された2次元静止画像データが略平行四辺形である請求項1又は請求項2に記載の3次元マニュアルの作成方法。
  4. 請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の作成方法によって作成された3次元マニュアル。
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