JP2007321527A - 雪降ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】普通の建物の屋根で、簡単かつ容易に、しかも便利に能率よく使用して安全に雪降ろしする。
【解決手段】雪降ロボットは、建物70の屋根71を自走する雪降ロボットであって、自走して屋根71から雪降ろしする範囲を検出する位置センサ6を備えており、この位置センサ6で屋根71の雪降ろし位置を検出しながら、特定された範囲に自走して屋根71から雪降ろしする。
【効果】建物の屋根の上を無人で走行して、自動的に雪を処理するので、従来では危険が伴った屋根の雪降ろし作業を、高齢者や弱者であっても安全かつ効率よく行うことができる。さらに、降雪時や夜等の作業環境が悪い時でも、屋内に居ながらにして雪降ロボットを運転させて雪降ろしできる。
【選択図】図3

Description

本発明は自走して屋根から雪降ろしする雪降ロボットに関する。
従来、小型の降雪処理機としてはロータリー式の除雪機がある。この除雪機は、エンジン駆動されるので、大きくて重く、また、エンジンを扱うことや稼動ロータリーが露出することから、取り扱いに熟練した技術が必要である。また、極めて重いことから、これを使用して屋根の雪降ろしはできない。このため、屋根の雪降ろしは、ショベル等を使用して人力で処理するのが一般的である。
特に、屋根の雪降ろしに簡単に使用できる機械設備は開発されておらず、人手で雪降ろしをするのが一般的である。今日では、住人の高齢化等で転落事故等も多発している。危険な作業であるため、ボランティア等での対応も困難であり、専門業者に委託する等の対応が取られている。現在、屋根の雪対策としては主に次の4つの対策がある。
(1)耐雪方式
予め屋根雪最大荷重に耐えられるだけの丈夫な住宅を設計・施工するものである。屋根雪を処理するスペースも不要であるが、既存の家屋への適応ができず、地域によっては750kg/mといった強度が必要となり、通常家屋の十倍以上、積雪地域家屋に対しても3倍以上の強度が必要となる場合もあり、建設費用も高額となる。
(2)自然滑落方式
屋根の傾斜を急峻にして、屋根の雪が自然に落下する様に設計・施工するものであるが、雪落による事故に対する注意や落下場所の確保が必要となる。これも既存家屋への適応は困難である。
(3)融雪式
屋根にヒータ等を設置し、雪を溶かして水として処理するものであるが、設置コストと共に電気や灯油等のエネルギー代が必要となる。雪の融解熱が極めて大きいために、相当なランニングコストが必要となる。
(4)雪降し方式
積った雪を人力で降ろすという原始的な方法であるが、家屋建設時に積極的な雪対策をしていない建物に使用できる。ただ、この方式は、雪が積もって滑りやすい屋根上での作業であるから、落下事故や、作業による疲労を起因とする疾病も増加する欠点がある。
以上の欠点を解消するために、屋根の雪を自動的に雪降ろしする機構が開発されている。(特許文献1及び2参照)
特開昭64−39478号公報 実開昭61−146317号公報
特許文献1に記載される自動の雪降ろし装置は、屋根の両側にレールを固定し、各々のレールを走行するようにトロリーを設け、一対のトロリーをスクレーパーで連結している。この雪降ろし装置は、トロリーを屋根に沿って降下する方向に移動させて、屋根の雪降ろしをする。
また、特許文献2に記載される自動の雪降ろし装置は、屋根の両側に無端のチェーンを設け、一対のチェーンにスクレーパーを固定している。この雪掻き機は、チェーンを駆動してスクレーパーを屋根に沿って移動させて、屋根から雪降ろしする。また、屋根に上下に移動する無端のベルトを設け、このベルトを駆動して屋根から雪降ろしする装置も開発されている。
しかしながら、これら従来の自動の雪降ろし機は、あらかじめ建物を構築するときに、屋根に固定する必要があり、また、構造が複雑であって建物の屋根に設置するために高額な費用を必要とすることから、現実には普及していなのが実状である。
本発明は、このような欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、普通の建物の屋根で簡単かつ容易に、しかも便利に能率よく使用して安全に雪降ろしできる雪降ロボットを提供することにある。
本発明の雪降ロボットは、建物70の屋根71を自走する雪降ロボットであって、自走して屋根71から雪降ろしする範囲を検出する位置センサ6を備えており、この位置センサ6で屋根71の雪降ろし位置を検出しながら、特定された範囲に自走して屋根71から雪降ろしする。
本発明の雪降ロボットは、充電式のバッテリ5で駆動される走行モータ15を備えることができる。
本発明の雪降ロボットは、位置センサ6が、GPS衛星を受信して自走位置を検出するGPS受信回路18を備えることができる。
本発明の雪降ロボットは、屋根71に昇降する昇降ハシゴ32を備えて、この昇降ハシゴ32でもって屋根71に昇降することができる。
本発明の雪降ロボットは、雪降ロボットと双方向通信できるリモコン10を備え、このリモコン10が雪降ロボットの走行状態を表示する表示部34を有することができる。
本発明の雪降ロボットは、運転状態において、作業状態を光または音で示す運転報知器36を有することができる。運転報知器36は、音楽を記憶するメモリ37と、このメモリ37に記憶される音楽を増幅するアンプ38と、このアンプ38の出力に接続しているスピーカー39とを備えことができる。このメモリ37は、記憶する音楽を書き換えできるメモリとすることができる。
本発明の雪降ロボットは、普通の建物の屋根で簡単かつ容易に、しかも便利に能率よく使用して安全に雪降ろしできる特長がある。それは、本発明の雪降ロボットが、建物の屋根を自走する雪降ロボットであって、位置センサで屋根の雪降ろし位置を検出しながら、特定された範囲に自走して屋根から雪降ろしするからである。この構造の雪降ロボットは、建物の屋根の上を無人で走行して、自動的に雪を処理するので、従来では危険が伴った屋根の雪降ろし作業を、高齢者や弱者であっても、安全かつ効率よく行うことができる。さらに、降雪時や夜等の作業環境が悪い時でも、屋内に居ながらにして雪降ロボットを運転させて雪降ろしできる。特に豪雪地帯では、一晩に数十センチも雪が積もることがあるが、このような夜であっても、夜中に自動的に雪降ろしを行うことが可能になるので極めて便利である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための雪降ロボットを例示するものであって、本発明は雪降ロボットを以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1ないし図10に示す雪降ロボット1は、建物70の屋根71を自走して雪降ろしする。図2と図3の雪降ロボット1は、ボディー2の両側に設けた走行用の無限軌道3と、ボディー2の前部に設けている除雪機4と、ボディー2の上に設けている充電できるバッテリ5と、雪降ロボット1の位置を検出する位置センサ6と、GPS衛星の電波を受信し、またリモコン10と双方向に通信するアンテナ7と、四隅に近接センサ8を備えている。
無限軌道3は、前後をスプロケット11にかけて、下側を移動する無限軌道3の内側にはプーリー12を設けて、下方に押し出している。除雪機4は、雪降ロボット1が走行して前方の開口部13から雪を取り込み、これを加速して排出ダクト14から吹き飛ばす。バッテリ5は、無限軌道3を駆動する走行モータ15と除雪機4を駆動し、さらに搭載している電子機器に電力を供給する。位置センサ6は移動している雪降ロボット1の位置を検出する。この実施例の雪降ロボット1は、無限軌道3と除雪機4をモーターで駆動するが、本発明の雪降ロボットは、無限軌道と除雪機をエンジンで駆動することもできる。
この雪降ロボット1は、図3、図5、図7、及び図9に示すように、自走して屋根71から雪降ろしする位置を検出する位置センサ6と、この位置センサ6の信号で操舵部16をコントロールする制御回路17と、操舵部16でコントロールされる走行モータ15と備えている。走行モータ15は、充電できるバッテリ5から電力が供給されて、スプロケット11を駆動する。さらに、図の雪降ロボット1は屋根71から雪降ろしする雪を所定の位置に吹き飛ばす排出ダクト14を備える。この雪降ロボット1は、位置センサ6で屋根71の雪降ろし位置を検出しながら屋根71を自走して屋根71から雪降ろしする。
図3の雪降ロボット1の位置センサ6は、GPS衛星を受信して自走位置を検出するGPS受信回路18を備えている。GPS受信回路18は、3個以上のGPS衛星の電波を受信して、雪降ロボット1の位置を緯度と経度として演算する。雪降ロボット1が自走して雪降ろしする屋根71の位置は、緯度と経度として入力されている。GPS衛星の電波を受信して雪降ロボット1の位置を演算するとき、位置の誤差が発生する。この誤差を補正するために、図の位置センサ6は、建物70に対して特定の位置に固定しているGPS固定局19を設けている。GPS固定局19は、配置される位置が特定されているので、複数のGPS衛星を受信して演算する位置と、固定している位置とで補正値を演算する。演算した補正値を雪降ロボット1に補正電波として送信する。雪降ロボット1は、補正電波を受信するサブ受信回路20を備えている。サブ受信回路20は、補正電波を受信して、GPS衛星から演算される位置を補正値で補正する。この方式は、雪降ロボット1が極めて高い精度で位置を検出できる。
雪降ロボット1は、雪降ろしの屋根71の位置を、図4に示すように、四隅の緯度と経度(x、y)の位置情報として、制御回路17のメモリ(図示せず)に記憶している。メモリに記憶される位置情報は、制御回路17に接続している入力部21であるキーボードから入力される。
さらに、図3の雪降ロボット1は、傾斜センサ22も備えている。傾斜センサ22は、傾斜する屋根71を移動する雪降ロボット1の方向を検出する。たとえば、傾斜センサ22が雪降ロボット1の姿勢を前下りの姿勢と判定して前進するとき、雪降ロボット1は屋根71の棟72から軒先73に向かって降下するように移動する。
制御回路17は、操舵部16を制御して、雪降ロボット1を屋根71の特定の位置に移動させる。雪降ロボット1は、図4の鎖線で示すように、屋根71の上をジグザグ状に移動して、屋根71の全面から雪降ろしする。制御回路17は、雪降ロボット1が屋根71の全面をジグザグ状に移動するように、操舵部16を制御する。移動する雪降ロボット1の位置は、位置センサ6で検出される。したがって、制御回路17は位置センサ6からの信号で雪降ロボット1の位置を検出しながら、決められた位置をジグザグ状に移動して屋根全体の雪降ろしをする。
操舵部16は、両側の無限軌道3を駆動する走行モータ15を制御して、雪降ロボット1を前進させ、また後退させ、あるいは方向転換する。雪降ロボット1は両側に無限軌道3を設けている。無限軌道3は、前後のスプロケット11にかけられ、スプロケット11で駆動される。両側のスプロケット11は別々のモータで駆動される。操舵部16は、これらの走行モータ15を制御して、雪降ロボット1の移動をコントロールする。操舵部16は、両側の走行モータ15を一緒に正転して雪降ロボット1を前進させ、一緒に逆転して後退させる。また、両側の走行モータ15の回転方向や回転速度をコントロールして、雪降ロボット1の移動方向を変更する。操舵部16は、制御回路17にコントロールされて、雪降ロボット1を屋根71の決められた位置に移動させる。
さらに、図2の雪降ロボット1は、屋根71の雪を掻き集めて吹き飛ばして雪降ろしする除雪機4を前部に設けている。除雪機4は、ボディー2の前部に設けられて、雪降ロボット1が前進して雪を掻き集める掻き集め機44と、この掻き集め機44で掻き集めた雪を加速して飛ばす排出ダクト14を設けている。掻き集め機44は、ボディー2の前部に水平で横向きに設けられた回転軸44Aにスパイラル状の掻き集め羽44Bを固定したもので、回転軸44Aをモータ(図示せず)で回転して、雪降ロボット1が前進しながら雪を掻き集める。ただ、掻き集め機は、モータに代わってエンジンで駆動することもできる。
排出ダクト14は、上端の排出部23を垂直姿勢から水平方向に傾斜させて、雪を所定の角度の方向に吹き飛ばすようにしている。この排出ダクト14は、図3に示すように、ダクト制御部24で雪を吹き飛ばす方向と角度が制御される。排出ダクト14は、方向制御モータ25で垂直軸を中心として回転されて、雪を吹き飛ばす方向が決定される。また、排出ダクト14は、角度制御モータ26で上端の排出部23が垂直面内で回動されて、雪を吹き飛ばす角度が決定される。ダクト制御部24は、雪降ロボット1の位置から方向制御モータ25と角度制御モータ26をコントロールして、排出ダクト14が雪を吹き飛ばす方向と角度を制御し、雪を屋根71の外部の特定の部位に吹き飛ばす。この雪降ロボット1は、屋根71から雪降ろしされた雪を特定された場所に集めることができる。図に示す雪降ロボット1は、屋外に送信機60を配置しており、この位置に雪を吹き飛ばして集めるようにしている。雪降ロボット1は、送信機60から発信される位置情報を送受信機29で受信し、この位置情報に基づいて制御回路17がダクト制御部24を制御して、排出ダクト14から雪を送信機60の位置に吹き飛ばす。ただ、本発明の雪降ロボットは、雪降ろした雪を屋根から吹き飛ばすことなく、ブルドーザーのように屋根の外部に押し出すこともできる。また、雪降ロボットが前進して屋根の雪をブロック状に押し固め、雪のブロックを移送して雪降ろしすることもできる。
図5と図6の雪降ロボット1は、位置センサ6が屋根71の棟72に沿って固定している上限ライン74と、軒先73に沿って固定している下限ライン75と、屋根71の両側縁に沿って固定している側ライン76と、雪降ロボット1に設けられてこれらのラインを検出するラインセンサ27とからなる。上限ライン74と下限ライン75と側ライン76は、周波数が異なる交流電流を流して、ラインの周囲に交流磁界を放射している。上限ライン74と下限ライン75と側ライン76は、ループに巻かれたコイルで、屋根71の上又は下に固定される。また、交流電源(図示せず)に接続されて、交流磁界を放射する。雪降ロボット1に設けているラインセンサ27は、各々のラインから誘導される交流を検出して、雪降ロボット1がライン位置に移動したことを検出する。また、ラインセンサ27は、検出する交流の周波数で、上限ライン74と下限ライン75と側ライン76を判別する。
位置センサは、上限ラインと下限ラインと側ラインを永久磁石として、位置センサを磁気センサとすることもできる。この位置センサは、傾斜センサで雪降ロボットの姿勢を検出して、雪降ロボットの移動方向を、上向きか下向きかを判別する。雪降ロボットの移動方向が判別されると、磁気センサが磁気を検出して、上限ラインと下限ラインとを判別できる。また、移動方向から側ラインも判別できる。
この雪降ロボット1は、傾斜センサ22で雪降ロボット1の姿勢を判定しながら、屋根71の上下に向かって移動させる。雪降ロボット1が屋根71の上限まで移動すると、ラインセンサ27が上限ライン74の交流磁界を検出する。雪降ロボット1は、この位置まで移動したことを検出すると、操舵部16が走行モータ15を制御して、図6の鎖線で示すようにUターンさせて、上下の方向を転換すると共に、横に移動する。この姿勢で雪降ロボット1は屋根71に沿って降下し、雪降ロボット1が屋根71の軒先73の近くまで移動すると、ラインセンサ27が下限ライン75の交流磁界を検出する。雪降ロボット1は、この位置まで移動したことを検出すると、操舵部16が走行モータ15を制御して、図6に示すように屋根71から落下しないように、軒先73で雪降ロボット1をUターンさせて、上下の方向を転換して横に移動する。この動作を繰り返して、雪降ロボット1は、屋根71の上をジグザグ状に移動する。雪降ロボット1が屋根71の側縁まで移動すると、ラインセンサ27が側ライン76の交流磁界を検出する。雪降ロボット1は、屋根全体を移動して雪降ろしを終了したことを検出して、待機位置に移動する。
図7と図8の雪降ロボット1は、位置センサ6が、屋根71の周囲に固定している周壁78と、この周壁78を検出するストッパセンサ28である。屋根71の上限は、棟72に沿って突出する棟凸条77である。この屋根71は、両側縁と軒先73に沿って屋根71の上に突出する周壁78を固定している。雪降ロボット1に設けているストッパセンサ28は、棟凸条77や各々の周壁78に接触して、雪降ロボット1が周壁78の位置に移動したことを検出する。
この雪降ロボット1は、傾斜センサ22で雪降ロボット1の姿勢を判定しながら、屋根71の上下に向かって移動する。雪降ロボット1が屋根71の上限まで移動すると、ストッパセンサ28が棟72に接触して、制御回路17は雪降ロボット1が屋根71の棟72まで移動したことを検出する。雪降ロボット1がこの位置まで移動すると、制御回路17は操舵部16で走行モータ15を制御してUターンさせて、上下の方向を転換すると共に、横に移動させる。この姿勢で雪降ロボット1は屋根71に沿って降下し、雪降ロボット1が屋根71の軒先73の近くまで移動すると、ストッパセンサ28が軒先73に固定している周壁78に接触する。雪降ロボット1は、この位置まで移動したことを検出すると、操舵部16が走行モータ15を制御して、軒先部で雪降ロボット1をUターンさせて、上下の方向を転換して横に移動する。この動作を繰り返して、雪降ロボット1は、屋根71の上をジグザグ状に移動する。雪降ロボット1が屋根71の側縁まで移動すると、屋根71の側部に固定している周壁78にストッパセンサ28が接触する。雪降ロボット1がこの位置まで移動すると、屋根全体を移動して雪降ろしを終了したと判定して、待機位置に移動する。
さらに、図9と図10の雪降ロボット1は、位置センサ6がテレビカメラ30と、このテレビカメラ30の出力される画像信号を演算する画像処理回路31とを備える。画像処理回路31は、テレビカメラ30から入力される画像信号をして、雪降ロボット1が移動する位置を演算する。
この雪降ロボット1は、傾斜センサ22で雪降ロボット1の姿勢を判定しながら、屋根71の上に向かって移動する。雪降ロボット1が屋根71の上限まで移動すると、画像処理回路31は、テレビカメラ30の映像信号から、雪降ロボット1が屋根71の上まで移動したことを検出する。雪降ロボット1がこの位置まで移動すると、制御回路17は操舵部16で走行モータ15を制御して、図10に示すようにUターンさせて、上下の方向を転換すると共に、横に移動させる。この姿勢で雪降ロボット1は屋根71に沿って降下し、雪降ロボット1が屋根71の軒先73の近くまで移動すると、画像処理回路31がテレビカメラ30の映像信号でこのことを検出する。雪降ロボット1がこの位置まで移動したことを検出すると、操舵部16が走行モータ15を制御して、軒先部で雪降ロボット1をUターンさせて、上下の方向を転換して横に移動する。この動作を繰り返して、雪降ロボット1は、屋根71の上をジグザグ状に移動する。雪降ロボット1が屋根71の側縁まで移動すると、テレビカメラ30からの信号で画像処理回路31がこのことを判別する。雪降ロボット1がこの位置まで移動すると、屋根全体を移動して雪降ろしを終了したと判定して、テレビカメラ30の信号を画像処理しながら待機位置に移動する。
図1の雪降ロボット1は、地面から屋根71にかけられた昇降ハシゴ32で屋根71に昇降する。この昇降ハシゴ32は、中央に雪降ロボット1に連結されるクランプロープ33を設けている。雪降ロボット1は、クランプロープ33を巻き取って昇降ハシゴ32を上昇する。屋根71に上昇した雪降ロボット1は、巻き取ったクランプロープ33の端を昇降ハシゴ32から外して屋根71を自由に走行する。屋根71から降りる時は、外したクランプロープ33の先を昇降ハシゴ32に連結し、クランプロープ33を繰り出して昇降ハシゴ32に沿って降下する。昇降ハシゴ32は、上部を屋根71の勾配に近い緩勾配としている。雪降ロボット1が上昇するときは、緩勾配部分でクランプロープ33を昇降ハシゴ32から外して屋根71に移動し、また、降下するときはこの緩勾配部分でクランプロープ33を昇降ハシゴ32に連結して降下する。
さらに、図の雪降ロボット1は、リモコン10と双方向通信する送受信機29を備えている。送受信機29は、雪降ロボット1が雪降ろしする状況や走行状態を検出して、リモコン10に送信する。とくに、テレビカメラ30を備える雪降ロボット1は、テレビカメラ30の画面を送信する。リモコン10は、送受信機29の電波を受信して、雪降ロボット1が雪降ろしする状況や走行状態を表示部34であるモニタに表示する。また、リモコン10は、雪降ロボット1を操作する操作スイッチ35を備えており、この操作スイッチ35の信号を雪降ロボット1の送受信機29に送信して、雪降ロボット1を遠隔操作できるようにしている。この雪降ロボット1は、建物70の内部で屋根71で雪降ろしする状況を知ることができ、また雪降ロボット1をコントロールすることもできる。
さらに、図3の雪降ロボット1は、屋根71を雪降ろしする運転状態において、作業状態を光又は音で示す運転報知器36を有する。この雪降ロボット1は、周囲に雪降ロボット1が運転していることを知らせて、安全に雪降ろしできる。
また、雪降ロボット1は、運転報知器36に音楽を記憶するメモリ37と、このメモリ37に記憶される音楽を増幅するアンプ38と、このアンプ38の出力に接続しているスピーカー39とを設け、記憶する音楽を書き換えできるメモリ37として、メモリ37の音楽をスピーカー39から再生することができる。
さらに、以上の雪降ロボット1は、バッテリ5が放電されて所定の残容量以下となると決められた位置に移動して、バッテリ5を充電する構造としている。バッテリ5を充電する充電器40は、図4に示すように、屋根71の所定の位置に設置している。この充電器40は、コネクタを介してバッテリに接続され、あるいは、電磁誘導によって雪降ロボット1に搭載されるバッテリ5を充電する。この雪降ロボット1は、バッテリ5の残容量が少なくなると、充電器40の位置に移動して、自発的にバッテリ5を充電する。このように、自発的にバッテリ5を充電する雪降ロボット1は、バッテリ5を交換して充電する手間を省いて、長時間にわたって極めて便利に使用できる。ただ、バッテリの充電器は、必ずしも屋根の上に配置する必要はない。
本発明の一実施例にかかる雪降ロボットの作業状態を示す斜視図である。 本発明の一実施例にかかる雪降ロボットの斜視図である。 図2に示す雪降ロボットの概略構成図である。 図3に示す雪降ロボットの作業状態を示す平面図である。 本発明の他の実施例にかかる雪降ロボットの概略構成図である。 図5に示す雪降ロボットの作業状態を示す平面図である。 本発明の他の実施例にかかる雪降ロボットの概略構成図である。 図7に示す雪降ロボットの作業状態を示す側面図である。 本発明の他の実施例にかかる雪降ロボットの概略構成図である。 図9に示す雪降ロボットの作業状態を示す平面図である。
符号の説明
1…雪降ロボット
2…ボディー
3…無限軌道
4…除雪機
5…バッテリ
6…位置センサ
7…アンテナ
8…近接センサ
10…リモコン
11…スプロケット
12…プーリー
13…開口部
14…排出ダクト
15…走行モータ
16…操舵部
17…制御回路
18…GPS受信回路
19…GPS固定局
20…サブ受信回路
21…入力部
22…傾斜センサ
23…排出部
24…ダクト制御部
25…方向制御モータ
26…角度制御モータ
27…ラインセンサ
28…ストッパセンサ
29…送受信機
30…テレビカメラ
31…画像処理回路
32…昇降ハシゴ
33…クランプロープ
34…表示部
35…操作スイッチ
36…運転報知器
37…メモリ
38…アンプ
39…スピーカー
40…充電器
44…掻き集め機 44A…回転軸
44B…掻き集め羽
60…送信機
70…建物
71…屋根
72…棟
73…軒先
74…上限ライン
75…下限ライン
76…側ライン
77…棟凸条
78…周壁

Claims (7)

  1. 建物(70)の屋根(71)を自走する雪降ロボットであって、自走して屋根(71)から雪降ろしする範囲を検出する位置センサ(6)を備えており、この位置センサ(6)で屋根(71)の雪降ろし位置を検出しながら、特定された範囲に自走して屋根(71)から雪降ろしする雪降ロボット。
  2. 充電式のバッテリ(5)で駆動される走行モータ(15)を備えている請求項1に記載される雪降ロボット。
  3. 位置センサ(6)が、GPS衛星を受信して自走位置を検出するGPS受信回路(18)を備える請求項1に記載される雪降ロボット。
  4. 屋根(71)に昇降する昇降ハシゴ(32)を備えており、この昇降ハシゴ(32)でもって屋根(71)に昇降するようにしてなる請求項1に記載される雪降ロボット。
  5. 雪降ロボットと双方向通信できるリモコン(10)を備え、リモコン(10)が雪降ロボットの走行状態を表示する表示部(34)を有する請求項1に記載される雪降ロボット。
  6. 運転状態において、作業状態を光または音で示す運転報知器(36)を有する請求項1に記載される雪降ロボット。
  7. 運転報知器(36)が音楽を記憶するメモリ(37)と、このメモリ(37)に記憶される音楽を増幅するアンプ(38)と、このアンプ(38)の出力に接続しているスピーカー(39)とを備え、メモリ(37)が記憶する音楽を書き換えできるメモリである請求項1に記載される雪降ロボット。
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