JP2007320460A - Ecuの収納構造 - Google Patents

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JP2007320460A
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Hiroharu Shirai
弘治 白井
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Abstract

【課題】外部からの電磁波の影響を受ける心配がないばかりか、ECU自体から輻射される電磁波による障害もなく、また、構成も複雑でなく生産性に優れているとともに、熱や水、塵埃などの影響にも対処可能でエンジンルームに配置でき、構造的にも複雑でないないものとする。
【解決手段】基板2と各種の電子部品3,4とを電磁波吸収体8により隙間なく被包したことで、外部からの電磁波を吸収してECU1への影響を阻止するとともに、ECU1の電子部品3,4などから発せられる電磁波を吸収してECU1に用いられている他の電子部品3,4などへの影響を阻止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転速度制御、ノック制御などのエンジンやアンチノックブレーキなど自動車用に用いられる各種電子機器の制御を行うために搭載されるECU(電子制御ユニット)の収納構造に関するものである。
近頃、自動車はエンジンの燃料噴射をはじめとして各所に電子機器が用いられており、これらの電子機器を制御するためにECUが搭載されている。
そして、通常、ECUは、図3に示すように基板2に各種のダイオード、トランジスタ、IC、マイクロコンピュータ等の電子回路素子3,4が配置された構造を有するものであり、これを電磁波吸収体5を付設した箱状のケース体7に収容して高温で水分や塵埃の影響を受け易いエンジンルーム内に配置されるが、電子部品3,4と電磁波吸収体5との間に隙間があり、基板2に配置されるパターン(図示せず)や電子部品3などから輻射された電波がケース7内の隙間を介して例えば他の電子部品4など他の部品やパターンに影響を及ぼすという問題がある。また、ケース7に付設されたコネクタ6から電磁波がケース7内に進入する心配もあり、室内に配置される場合も多く、この場合にはエンジンルーム内に配置される各電子機器までの長い配線を必要とし、取り扱いが悪く重量が増加したり高価になるなどの問題があった。
そこで、ECUへの電磁波の影響をなくしてECUをエンジンルーム内に配置可能とする手段として例えば特開2001−97140号公報、特開2001−156468号公報に示されているように電磁波による誤作動や雨水や塵埃などによる影響を避けるための手段が講じられている。これらは図4に示すように、基板2に各種の電子部品3,4を配設したECU1が金属層と高分子層とにより形成される電磁波遮蔽材により形成された収納体5に入れられるとともにコネクタ6部分を密封し、更にこれを必要であれば箱状のケース7に収容したものである。
しかしながら、図4に示した前記公報に提示されているECUの収納構造は、基板2に配置された電子部品3,4と収納体5との間に隙間があり、基盤2に配置されるパターン(図示せず)や電子部品3などから輻射された電波が収納体2内の隙間を介して例えば他の電子部品4など他の部品やパターンに影響を及ぼすという問題がある。
また、断熱性などを付与するためにはECU1を収容した収納体2を更に箱状のケース7に収容することになり、構造が複雑となり、生産性が劣るなどの問題もある。
特開2001−97140号公報 特開2001−156468号公報
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、外部からの電磁波の影響を受ける心配がないばかりか、ECU自体から輻射される電磁波による障害もなく、また、構成も複雑でなく生産性に優れているとともに、熱や水、塵埃などの影響にも対処可能でエンジンルームに配置でき、構造的にも複雑でないECUの収納構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本発明は、基板に各種の電子部品を配設したECUを少なくとも前記炭素を混入した樹脂により形成される電磁波吸収体により被包したことを特徴とする。
本発明は、基板と各種の電子部品とを電磁波吸収体により隙間なく被包したことで、外部からの電磁波を吸収してECUへの影響を阻止するとともに、ECUの電子部品やパターンから発せられる電磁波を吸収してECUに用いられている他の電子部品などへの影響を阻止する。
電磁波吸収体として炭素を混入した樹脂を用いることにより、基板と各種の電子部品とをきわめて簡単に隙間なく被包することができるばかりか、電磁波吸収能力も高く、特に、電磁波吸収体に混入される炭素が分子状炭素である場合にはより電磁波吸収能力が高い。
また、硬質のケースに収容した場合には高温環境のエンジンルームに配置することができる。
基板と各種の電子部品とを電磁波吸収体により隙間なく被包したことで、ECUの内外から発せられる電磁波を吸収するとともにECUへの水分や塵埃のによる影響を阻止し、また、硬質のケースに収容することにより、断熱効果が付与されてエンジンルームへの配置も容易である。また、構造も複雑でなく、経済性、生産性に優れ、耐久性にも優れている。
特に、電磁波吸収体に混入される炭素が分子状炭素である場合には、電磁波吸収能力が大きい。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の好ましい実施形態を示すものであり、ECU(電子制御ユニット)1は基板2にダイオード、トランジスタ、IC、マイクロコンピュータ等の各種の電子部品3,4を配設した従来と同様の構成を有し、例えば硬質で耐熱性を有する合成樹脂材などにより形成された箱形のケース7に収容されている。
そして、炭素を混入した樹脂により形成される電磁波吸収体8によりECU1との隙間が埋められることにより、基板2と各種の電子部品3,4や各種のパターン(図示せず)とを隙間なく被包している。また、本実施の形態ではECU1に電源や信号を送受信するケーブル9を接続するためのコネクタ6が前記ケース7内に差し込まれているともに炭素を混入した樹脂により形成される電磁波吸収体8により被包されている。
尚、電磁波吸収体8を形成する樹脂は例えばアクリル系やエポキシ系などの合成樹脂が用いられ、混入する炭素としては、従来周知の各種形態の炭素が用いられ、例えば黒鉛、カーボンブラック、炭素繊維、カーボンナノチューブなどが挙げられ、殊に、粒径が10-5〜10-7程度の分子状炭素を用いると電磁波吸収効果が大きい。尚、炭素の配合方法並びに配合量は従来周知の手段による。
以上の構成を有する本実施形態によれば、基板2と各種の電子部品3,4やパターンとが電磁波吸収体8により隙間なく被包されているので外部からの電磁波は電磁波吸収体8により吸収されるばかりか電子部品3,4のようなECU1自身から発する電磁波も吸収されるので電磁波の影響を確実に防ぐことができる。
また、本実施形態ではコネクタ6を含めて電磁波吸収体8により被包しており、コネクタ6部分からケース7内に電磁波が進入するのを防止している。
図2は本発明の異なる実施形態を示すものであり、全体の構造は前記図1に示した実施形態とほぼ同様であるが、ケース7内に隙間なく電磁波吸収体8が充填されている点が異なる。
本発明では、電磁波吸収体8は少なくとも電磁波の影響を受けるとともに自身が電磁波を発生することを防げばよく図1に示した実施形態のように基板2と各種の電子部品3,4とを隙間なく被包すれば効果を挙げることができるが、本実施形態では基板2と各種の電子部品3,4との間だけでなくケース7内に電磁波吸収体8を隙間なく充填したので更に電磁吸収効果が大きく、また、耐熱性なども向上するのでエンジンルーム内に配置する場合にも何ら支障をきたす心配がない。
本発明における実施形態を示す断面図。 本発明における異なる実施形態を示す断面図。 従来例を示す断面図。 異なる従来例を示す断面図。
符号の説明
1 ECU(電子制御ユニット)、2 基板、3 電子部品、4 電子部品、6 コネクタ、7 ケース、8 電磁波吸収体

Claims (3)

  1. 基板に各種の電子部品を配設したECUの収納構造であって、炭素を混入した樹脂により形成される電磁波吸収体により少なくとも前記基板と各種の電子部品とを隙間なく被包したことを特徴とするECUの収納構造。
  2. 基板に各種の電子部品を配設したECUの収納構造であって、ECUを硬質のケースに収納するとともに、炭素を混入した樹脂により形成される電磁波吸収体により少なくとも前記基板と各種の電子部品とを隙間なく被包したことを特徴とするECUの収納構造。
  3. 前記電磁波吸収体に混入される炭素が分子状炭素である請求項1または2記載のECUの収納構造。
JP2006153893A 2006-06-01 2006-06-01 Ecuの収納構造 Withdrawn JP2007320460A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101610892B1 (ko) 2014-11-12 2016-04-08 현대오트론 주식회사 포팅층을 이용한 차량의 전자 제어 장치 및 그 제조 방법

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