JP2007319862A - プラズマ切断トーチ及びプラズマ切断のアークスタート方法 - Google Patents

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正行 平見
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Abstract

【課題】プラズマ切断トーチにおいて、再スタートを速くすることができるようにする。
【解決手段】トーチ本体の軸芯に設けられて電極と電極上部を取付ける電極支持部材とトーチ本体に取付けられて電極との間でパイロットアークを発生させるプラズマノズルとトーチ本体に取付けられるシールドガスカップとを備えたプラズマ切断トーチにおいて、電極支持部材は上下方向に移動する機構を有し、トーチ本体の内部に取付け電極支持部材を押し上げるバネと、ソレノイドシャフトの下部を電極支持部材の上部に取付けソレノイドシャフトを下方向に移動させるソレノイドと、アーク起動に際してソレノイドに電力が供給されるとソレノイドシャフトが下方向に移動して電極がプラズマノズルと接触し、電力の供給が終了するとバネによって電極が上方向に移動して電極がプラズマノズルと非接触になりパイロットアークを発生させることを特徴とするプラズマ切断トーチである。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ切断を行うために改良されたプラズマ切断トーチの技術に関するものである。
プラズマ切断は、まず、電極とプラズマノズルとの間でパイロットアークを発生させ、このアークをプラズマガスの圧力によってプラズマノズルから噴出させ、電極と被加工物との間でプラズマアークを発生させる。そして、このプラズマアークをプラズマノズルで絞り、プラズマガスで冷却することによって、集中性の良い高温プラズマ流を発生させることができる。これを溶断熱源として被加工物を溶融し、その溶融物をプラズマガスで排除することによって切断するものである。
図7は、従来の一般的なプラズマ切断装置の構成図である。同図において、プラズマ切断用電源装置29は、商用電源を入力として、例えばインバータ制御回路によって出力が定電流制御されて、プラズマ切断トーチ(以後、トーチ本体という)20及び被加工物3に電力が供給される。コンプレッサ4からは、エア又は酸素のプラズマガスが供給され、プラズマ切断用電源装置29内に設けられた電磁弁(図示を省略)を通過してトーチ本体20に噴出される。
図8及び図9は、従来技術のプラズマ切断トーチの断面図であって、図8は、プラズマガスが供給される前の状態を示し、図9は、プラズマガスが供給されているときの状態を示す。図8において、トーチ本体20の軸芯部に電極21(通常、銅電極の先端にハフニウムが埋め込まれている)が取付けられ、この電極21の先端にテーパ部21aが形成され、この電極21と被加工物3との間でプラズマアークを発生させる。プラズマノズル22はトーチ本体20に取付けられて筒状で導電性であり、電極21と同軸であり、電極21との間でパイロットアークを発生させる。また、プラズマ噴出孔22aが先端部に形成されている。筒状の絶縁部材23がトーチ本体20に取付けられ、電極21と後述する可動リング26との間以外の個所で、パイロットアークが発生することを防いでいる。絶縁性及び耐熱性を有するシールドガスカップ24が、プラズマノズル22を取囲みトーチ本体20に取付けられている。
導電性を有する可動リング26は、内径が電極のテーパ部の上部21bと同じである。また、バネ27がプラズマノズル22の内面に取付けられて、可動リング26を押し上げている。この可動リング26は、内周部が、電極のテーパ部の上部21bと電気的に接触し、外周部がプラズマノズル22と電気的に接触しながら軸芯方向に摺動する。電極のテーパ部の上部21bに、段部を設けているが、これは、可動リング26が容易に引っ掛かって止まるために設けているので、設けなくてもよい。電極21と可動リング26とプラズマノズル22とトーチ本体20とで密封された空間25が形成されている。
アーク起動に際して、図9に示すように、コンプレッサ4からプラズマガス28(通常、エア又は酸素)がこの空間25に供給されると、可動リング26が下方向に摺動して、可動リング26と電極21との間でパイロットアークを発生させる。
以下、動作を説明する。
図8において、可動リング26がバネ力で電極21に押し付けられて接触した状態で、作業者が起動スイッチ5をオンすると、プラズマ切断用電源装置1から電極21とプラズマノズル22及び被加工物3との間に電力が供給される。
そして、図9に示すように、電極21と可動リング26とプラズマノズル22とトーチ本体20とで密封された空間25に、コンプレッサ4からプラズマガス28が供給されると、可動リング26に下方向の力が働いて、可動リング26が電極のテーパ部の上部21bから離れて下方向に移動して、可動リング26の内周面が電極のテーパ部21aと非接触となって、パイロットアークを発生させる。そして、このパイロットアークがプラズマガス28の圧力によってプラズマ噴出孔22aから噴出されて、電極21と被加工物3との間で主プラズマアークを発生させ切断が行われる。また、プラズマガス28によって電極21、プラズマノズル22及びカップ24シールドガスカップ等が冷却されている。(例えば、特許文献1)
特開2005−288446号公報
図8に示した従来技術のプラズマ切断トーチでは、電極21と可動リング26とプラズマノズル22と絶縁部材23とで密封された空間25に、プラズマガス28が供給されるとガス圧によって可動リング26に下方向の力が働いて、可動リング26が電極のテーパ部の上部21bから離れて下方向に移動して、電極21がプラズマノズル22と非接触となってパイロットアークを発生させプラズマアークへと移行する。このとき、プラズマアーク発生中において、何らかの理由によって、アーク切れが発生するとプラズマガス28の供給が停止し、空間25に残留しているプラズマガス28がプラズマ噴出孔22a等を介して放出され、放出した後に可動リング26がバネ力で電極21に押し付けられて接触した状態になり、再スタートが可能となる。
しかし、上記アーク切れ又はピアッシング(連続の穴開き)等によって再スタートするときに、空間25に残留しているプラズマガス28がプラズマ噴出孔22a等を介して放出される時間が長く、空間25にプラズマガス28が残留している限り、電極21が引き上がった状態を継続するので、プラズマノズル22と接触できず再スタートができない。よって、再スタートにはプラズマガス28が空間25から充分抜けるのを待つ必要があり、この待ち時間がかなり長いために、アーク終了から再スタートするのに時間がかかり作業効率を大きく低下させる。
そこで、本発明は、上述した課題を解決することができるプラズマ切断トーチを提供することにある。
上述した課題を解決するために、第1の発明は、トーチ本体と、上記トーチ本体の軸芯部に設けられて被加工物との間でプラズマアークを発生させる電極と、上記トーチ本体の内部に設けられて上記電極の上部を取付ける電極支持部材と、上記トーチ本体に取付けられて上記電極との間でパイロットアークを発生させるプラズマノズルと、上記プラズマノズルを取囲み上記トーチ本体に取付けられるシールドガスカップとを備えたプラズマ切断トーチにおいて、上記電極支持部材は、上下方向に移動する機構を有し、上記トーチ本体の内部に取付けられて上記電極支持部材を押し上げるバネと、ソレノイドシャフトとソレノイドコイルとで形成し、上記ソレノイドシャフトの下部を上記電極支持部材の上部に取付け上記ソレノイドコイルに電力が供給すると上記電力を直線運動に変換させて上記ソレノイドシャフトを下方向に移動させる上記トーチ本体の内部に設けられてソレノイドと、上記アーク起動に際して上記ソレノイドに電力が供給されると上記ソレノイドシャフトが下方向に移動して上記電極の下部が上記プラズマノズルと接触し、上記電力の供給が終了すると上記バネによって上記電極が上方向に移動して上記電極の下部が上記プラズマノズルと非接触になって上記パイロットアークを発生させることを特徴とするプラズマ切断トーチである。
第2の発明は、トーチ本体と、上記トーチ本体の軸芯部に設けられて被加工物との間でプラズマアークを発生させる電極と、上記トーチ本体の内部に設けられて上記電極の上部を取付ける電極支持部材と、上記トーチ本体に取付けられて上記電極との間でパイロットアークを発生させるプラズマノズルと、上記プラズマノズルを取囲み上記トーチ本体に取付けられるシールドガスカップとを備えたプラズマ切断トーチにおいて、上記電極支持部材は、上下方向に移動する機構を有し、上記トーチ本体の内部に取付けられて上記電極支持部材を押し下げるバネと、ソレノイドシャフトとソレノイドコイルとで形成し、上記ソレノイドシャフトの下部を上記電極支持部材の上部に取付け上記ソレノイドコイルに電力が供給すると上記電力を直線運動に変換させて上記ソレノイドシャフトを上方向に移動させる上記トーチ本体の内部に設けられてソレノイドと、アーク起動に際して上記ソレノイドに電力が供給されと上記ソレノイドシャフトが上方向に移動し、上記電極の下部が上記プラズマノズルの接触から非接触になって上記パイロットアークを発生させることを特徴とするプラズマ切断トーチである。
第3の発明は、請求項1記載のプラズマ切断トーチを用いて、アーク起動に際して予め定めた時間は上記ソレノイドコイルに電力を供給し上記ソレノイドシャフトを下方向に移動して上記電極の下部を上記プラズマノズルに接触し、上記予め定めた時間が終了すると上記ソレノイドコイルの電力供給を停止し上記バネによって上記ソレノイドシャフトを上方向に移動し、上記電極の下部が上記プラズマノズルと非接触になるときに予め定めた電流を通電し、上記通電によって上記電極と上記プラズマノズルとの間でパイロットアークを発生させることを特徴とするプラズマ切断トーチのアークスタート方法である。
第1の発明によれば、電極の上下移動をソレノイドによって行うために、アーク切れやピアッシング(連続の穴開き)等で再スタートを行うとき、ソレノイドの応答性が非常に速いために、アーク停止から次の再スタートまでの時間が短くなり作業性が大きく改善できる。
第2の発明によれば、プラズマガスによって電極を上方向に移動するのに対して、ソレノイドで電極を上方向に移動させるために遥かに移動精度が良く、パイロットアークの発生率が上昇しプラズマ切断の品質向上につながる。
第3の発明によれば、電極の引き上げをプラズマガスに代わってバネを用いて行うために、プラズマガスの流量変動に伴う電極の引き上げの影響が無視でき安定した引き上げが実現でき、パイロットアークの発生率の向上及びプラズマアークの安定につながる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係るプラズマ切断装置の構成図であり、図2及び図3は、本発明のプラズマ切断トーチの断面図であって、図2はソレノイドが動作する前の状態を示し、図3はソレノイドが動作したときの状態を示す。同図において、図5、図6及び図7に示す従来技術と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図1において、プラズマ切断用電源装置1は、商用電源を入力として、起動スイッチ5に応じて動作を開始し、図示省略のインバータ制御回路によって出力が定電流制御されて、プラズマ切断トーチ(以後 トーチ本体という)6及び被加工物3へ電力が供給される。そして、プラズマ切断用電源装置1は、トーチ本体6の内部に設けられたソレノイドに予め定めた時間、ソレノイド起動信号Sdを出力する。また、コンプレッサ4からは、エア又は酸素のプラズマガスが供給され、プラズマ切断用電源装置1内に設けられた電磁弁(図示を省略)を通過してトーチ本体6に噴出される。
図2及び図3は、実施の形態1に係るプラズマ切断トーチの断面図であって、図2は、電極7がプラズマノズル12に接触する前の状態を示し、図3は、電極7がプラズマノズル12に接触したときの状態を示す。図2において、トーチ本体6の軸芯部に電極7が取付けられ、この電極7と被加工物3との間でプラズマアークを発生させる。プラズマノズル12はトーチ本体6に取付けられて筒状で導電性であり、電極7と同軸であり、電極7とプラズマノズル12との間でパイロットアークを発生させる。また、絶縁性及び耐熱性を有するシールドガスカップ14が、プラズマノズル12を取囲むようにトーチ本体6に取付けられている。
図2において、絶縁部材13がトーチ本体20の内部に取付けられ、後述する電極支持部材8を絶縁する。
導電性の電極支持部材8は、トーチ本体6の内部に設けられ電極7の上部と取付けて(例えば 螺合して)電極7を支持する。バネ11は、図2に示す絶縁部材13の内面の平坦部に取付けられて、電極支持部材8を押し上げている。
ソレノイドは、ソレノイドシャフト9とソレノイドコイル10とで形成され、ソレノイドコイル10に電流が通電すると磁束を発生し、この磁束によってソレノイドシャフト9が下方向に移動する力が発生してソレノイドシャフト9を下方向に移動させる。また、ソレノイドシャフトの下部は電極支持部材の上部に取付けて(例えば 螺合して)いる。
アーク起動に際して、コンプレッサ4からプラズマガス28(通常、エア又は酸素)が供給される。そして、ソレノイドコイル10に電力が供給されるとソレノイドシャフト9が下方向に移動して図3に示すように電極7がプラズマノズル12と接触する。続いて、ソレノイドコイル10の電力供給が停止するとバネ11の押し上げ力によって電極7は上方向に移動し、プラズマノズル12と非接触となり電極7とプラズマノズル12との間でパイロットアークを発生させる。
以下、動作を説明する。図4は、実施形態1の動作を説明する波形図であり、同図(A)は、起動信号Tsを示し、同図(B)は、ソレノイド駆動信号Sdを示し、同図(C)は、プラズマアーク電流Paを示す。
図4に示す時刻t=t1において、作業者が起動スイッチ5をオンして図4(A)に示す起動信号Tsを出力すると、この起動信号Tsに応じてプラズマ切断用電源装置1からトーチ本体6にソレノイド駆動信号Sdを出力する。そして、コンプレッサ4からガスがプラズマ切断用電源装置29内に設けられた電磁弁(図示を省略)を通過してトーチ本体6に供給される。
続いて、時刻t=t1において、プラズマ切断用電源装置1から図4(B)に示すソレノイド駆動信号Sdが出力されると、ソレノイドコイル10に所定の電流が通電し、この通電によって磁束が発生してソレノイドシャフト9が下方向に移動して、図3に示す電極7をプラズマノズル12に接触させる。
時刻t=t1〜t2において、ソレノイドコイル10に所定電流の通電が継続され、電極7はプラズマノズル12との接触を継続する。
時刻t=t2において、図4(B)に示すソレノイド駆動信号Sdの出力が停止すると、図3に示すソレノイドコイル10の電流が遮断され、バネ11の押し上げ力によってソレノイドシャフト9が上方向に移動して電極7とプラズマノズル12とが非接触になる。このとき、プラズマ切断用電源装置1から電極7に予め定めた電流(例えば、数十A)を通電して、電極7とプラズマノズル12との間でパイロットアークを発生させる。
続いて、時刻t=t3において、図4(C)に示すプラズマアーク電流Paの値を(例えば、数十Aから数百A)増加させてパイロットアークからプラズマアークに移行させる。
時刻t=t4において、作業者が起動スイッチ5をオフして図4(A)に示す起動信号Tsの出力を停止すると、この起動信号Tsに応じてプラズマ切断用電源装置1からトーチ本体6に供給するプラズマアーク電流Paを遮断すると共にコンプレッサ4からガスの供給を停止する。
上述において、電極支持部材8は、トーチ本体6の内部に設けられ電極7の上部に取付けると共にソレノイドシャフトの下部を電極支持部材の上部に取付け、ソレノイドシャフトの下部が電極7の上部に直接することで、電極支持部材8を導電性の物から絶縁性の物に置き換えて使用してもよい。
[実施の形態2]
図5及び図6は、実施の形態2に係るプラズマ切断トーチの断面図であって、図5はソレノイドが動作する前の状態を示し、図6はソレノイドが動作したときの状態を示す。同図において、図2及び図3と同一符号の構成物は、同一動作を行うので説明は省略し、符号の相違する構成物についてのみ説明する。
図5に示す導電性の電極支持部材8aは、トーチ本体6の内部に設けられ電極7の上部を取付けて(例えば 螺合して)電極7を支持する。バネ11aは、絶縁部材13の内面であって、電極支持部材8aとソレノイドコイル10aとの間に設けられている。そして、電極支持部材8aを押し下げて電極7とプラズマノズル12とを接触させる。
ソレノイドは、ソレノイドシャフト9aとソレノイドコイル10aとで形成され、ソレノイドコイル10aに電流を通電すると磁束が発生し、この磁束によってソレノイドシャフト9aが上方向に移動する力が発生してソレノイドシャフト9aを上方向に移動させる。また、上記ソレノイドシャフト10aの下部は上記電極支持部材8aの上部に取付けて(例えば 螺合して)いる。
アーク起動に際して、コンプレッサ4からプラズマガス28が供給される。そして、ソレノイドコイル10aに電力が供給されるとソレノイドシャフト9aが上方向に移動して、図6に示すように電極7とプラズマノズル12とが非接触となり、電極7とプラズマノズル12との間でパイロットアークを発生させる。
以下、動作を説明する。作業者が起動スイッチ5をオンして起動信号Tsが出力すると、この起動信号Tsに応じてプラズマ切断用電源装置1からトーチ本体6にソレノイド駆動信号Sdを出力開始、予め定めた電流の通電、及びコンプレッサ4からガス供給を開始する。
プラズマ切断用電源装置1からソレノイド駆動信号Sdが出力されると、図6に示すソレノイドコイル10aに所定の電流が通電され、この通電によって磁束が発生し、ソレノイドシャフト9aが上方向に移動して電極7とプラズマノズル12とを非接触にし、この非接触のときに数十Aを通電して電極7とプラズマノズル12との間でパイロットアークを発生させる。
続いて、パイロットアークの発生から所定の時間が経過するとプラズマアーク電流Paの値を(例えば、数十Aから数百A)増加させてパイロットアークからプラズマアークに移行させる。
また、作業者がプラズマアークの発生を終了させるときは、起動スイッチ5をオフして起動信号Tsの出力を停止する。このとき起動信号Tsに応じてプラズマ切断用電源装置1からトーチ本体6に供給するプラズマアーク電流Paを遮断すると共にソレノイド駆動信号Sdの出力も停止する。ソレノイド駆動信号Sdの出力が停止するとソレノイドコイル10aの動作が停止し、ソレノイドシャフト9aがバネ11aの押し下げ力によって電極7とプラズマノズル12とを接触させる。
本発明の実施形態1に係るプラズマ切断装置の構成図である。 実施形態1に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 実施形態1に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 実施形態1の動作を説明する波形図である。 実施の形態2に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 実施の形態2に係るプラズマ切断トーチの断面図である。 従来の一般的なプラズマ切断装置の構成図である。 従来のプラズマ切断トーチの断面図である。 従来のプラズマ切断トーチの断面図である。
符号の説明
1 プラズマ切断用電源装置
2 プラズマ切断トーチ
3 被加工物
4 コンプレッサ
5 起動スイッチ
6 トーチ本体(プラズマ切断トーチ)
7 電極
8 電極支持部材
8a 電極支持部材
9 ソレノイドシャフト
9 ソレノイドシャフト
10 ソレノイドコイル
10a ソレノイドコイル
11 バネ
11a バネ
12 プラズマノズル
12a プラズマ噴出孔
13 絶縁部材
14 シールドガスカップ
15 プラズマノズル支持部材
16 プラズマガス
17 シールドガス
18 空間
19 空間
20 トーチ本体
21 電極
21a 電極のテーパ部
21b 電極のテーパ部の上部
22 プラズマノズル
22a プラズマ噴出孔
23 絶縁部材
24 シールドガスカップ
25 空間
26 可動リング
27 バネ
28 プラズマガス
29 プラズマ切断用電源装置

Claims (3)

  1. トーチ本体と、前記トーチ本体の軸芯部に設けられて被加工物との間でプラズマアークを発生させる電極と、前記トーチ本体の内部に設けられて前記電極の上部を取付ける電極支持部材と、前記トーチ本体に取付けられて前記電極との間でパイロットアークを発生させるプラズマノズルと、前記プラズマノズルを取囲み前記トーチ本体に取付けられるシールドガスカップとを備えたプラズマ切断トーチにおいて、前記電極支持部材は、上下方向に移動する機構を有し、前記トーチ本体の内部に取付けられて前記電極支持部材を押し上げるバネと、ソレノイドシャフトとソレノイドコイルとで形成し、前記ソレノイドシャフトの下部を前記電極支持部材の上部に取付け前記ソレノイドコイルに電力が供給すると前記電力を直線運動に変換させて前記ソレノイドシャフトを下方向に移動させる前記トーチ本体の内部に設けられてソレノイドと、前記アーク起動に際して前記ソレノイドに電力が供給されると前記ソレノイドシャフトが下方向に移動して前記電極の下部が前記プラズマノズルと接触し、前記電力の供給が終了すると前記バネによって前記電極が上方向に移動して前記電極の下部が前記プラズマノズルと非接触になって前記パイロットアークを発生させることを特徴とするプラズマ切断トーチ。
  2. トーチ本体と、前記トーチ本体の軸芯部に設けられて被加工物との間でプラズマアークを発生させる電極と、前記トーチ本体の内部に設けられて前記電極の上部を取付ける電極支持部材と、前記トーチ本体に取付けられて前記電極との間でパイロットアークを発生させるプラズマノズルと、前記プラズマノズルを取囲み前記トーチ本体に取付けられるシールドガスカップとを備えたプラズマ切断トーチにおいて、前記電極支持部材は、上下方向に移動する機構を有し、前記トーチ本体の内部に取付けられて前記電極支持部材を押し下げるバネと、ソレノイドシャフトとソレノイドコイルとで形成し、前記ソレノイドシャフトの下部を前記電極支持部材の上部に取付け前記ソレノイドコイルに電力が供給すると前記電力を直線運動に変換させて前記ソレノイドシャフトを上方向に移動させる前記トーチ本体の内部に設けられてソレノイドと、アーク起動に際して前記ソレノイドに電力が供給されと前記ソレノイドシャフトが上方向に移動し、前記電極の下部が前記プラズマノズルの接触から非接触になって前記パイロットアークを発生させることを特徴とするプラズマ切断トーチ。
  3. 請求項1記載のプラズマ切断トーチを用いて、アーク起動に際して予め定めた時間は前記ソレノイドコイルに電力を供給し前記ソレノイドシャフトを下方向に移動して前記電極の下部を前記プラズマノズルに接触し、前記予め定めた時間が終了すると前記ソレノイドコイルの電力供給を停止し前記バネによって前記ソレノイドシャフトを上方向に移動し、前記電極の下部が前記プラズマノズルと非接触になるときに予め定めた電流を通電し、前記通電によって前記電極と前記プラズマノズルとの間でパイロットアークを発生させることを特徴とするプラズマ切断トーチのアークスタート方法。










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