JP2007317357A - 光学情報の記録方法、記録装置及び光ディスク - Google Patents
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Abstract
【課題】光ディスクにおいてデータ記録効率を向上させた光ディスクへのデータ記録方法、装置を提供することを目的とする。
【解決手段】ブロック708からデータD1、D2、D3、D4の記録を開始する場合において、ブロック708の直前のブロック707の最終セクタPに同期引き込みパターンを含むダミーデータを記録し、続くブロック708にデータD1、D2、D3、D4を記録する。再生時には、セクタPに記録されたダミーデータの再生中にPLLの同期引き込みを行い、同期引き込み状態を保持したまま、ブロック708に記録されたデータD1、D2、D3、D4を再生する。
【選択図】図7
【解決手段】ブロック708からデータD1、D2、D3、D4の記録を開始する場合において、ブロック708の直前のブロック707の最終セクタPに同期引き込みパターンを含むダミーデータを記録し、続くブロック708にデータD1、D2、D3、D4を記録する。再生時には、セクタPに記録されたダミーデータの再生中にPLLの同期引き込みを行い、同期引き込み状態を保持したまま、ブロック708に記録されたデータD1、D2、D3、D4を再生する。
【選択図】図7
Description
本発明は、レーザ光を光ディスクに照射することで情報の記録を行う光ディスク装置におけるデータ記録方法に関するものである。
近年、光ディスクは映像用途としての要望が高く、より高画質、長時間の映像記録を行えるように、高密度化、高速化が望まれている。その為には、より微細な情報を記録する為の開発が必要であるが、直接情報容量に寄与しない部分、例えばアドレス領域といった、いわゆるオーバーヘッド領域の削減も重要である。
図10は従来の光ディスクのトラック上のセクタの物理的な構造を説明した図である。図10において、光ディスクは情報の単位であるセクタ901を有し、セクタ901はアドレス情報を示すアドレス領域902と、情報の記録再生が可能なデータ領域903とからなる。なおデータ領域903は、溝状のグルーブトラック904と、グルーブトラックの間に挟まれたランドトラック905の双方のトラックに存在する。またアドレス領域902は、光ディスク製造時に凹凸ピットで記録された書き換え不可能なヘッダ領域906と、ミラー領域907から構成される。
図11はセクタのフォーマットを示した図である。セクタは前述のようにアドレス領域902とデータ領域903に分けられる。アドレス領域902は、128バイトの長さを持つヘッダ領域906と2バイトのミラー領域907から構成される。データ領域903は、ユーザデータが記録される2418バイトのユーザデータ領域1007と、再生時のPLL(Phase Locked Loop)の引き込みや、繰り返し記録時の始端劣化を吸収するための68バイトの同期引き込み領域1006と、記録の際の位置ずれや、繰り返し記録時の終端劣化を吸収するための81バイトのバッファ領域1008とから構成される。
上記光ディスクでは、一つのセクタのユーザデータ領域に2418バイトのデータを記録するために、128バイトのヘッダ領域と、2バイトのミラー領域と、68バイトの同期引き込み領域と、81バイトのバッファ領域が必要となり、合計で2697バイトのセクタ長が必要となる。さらにデータ部にはエラー訂正分が含まれているので、結局2048バイトのデータに対して、2697バイトのセクタ長が必要になる。このとき、ディスク上に信号を記録する際のディスク利用効率(フォーマット効率)は、75.9%(=2048/2697)である。つまり24.1%の冗長を含んだフォーマットとなっている。
例えば4.7GBの容量を記録する場合、フォーマット効率100%の場合と前述のように75.9%のフォーマット効率では、フォーマット効率が低い後者の場合に単位面積あたりに多くの情報を詰め込まなければならず、記録再生信号の品質を前者に比べて劣化させてしまうことになる。冗長度を下げるための一つの方法として、データ部における同期引き込み領域1006を低減することが考えられるが、この場合には、特に一連のデータの先頭部分においてPLLの同期引き込みが難しくなるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光ディスクへの信号記録時のディスク利用効率を向上させるために、PLLの同期引き込み領域を低減した場合でも、安定した同期引き込みを可能とする記録方法、記録装置を提供することにある。
本発明に係る光学情報の記録方法は、データが記録されるデータ領域を有する複数のセクタから構成された光ディスクに、所定数のセクタからなりエラー訂正符号を含んだデータの単位であるブロック毎に、データを光学的に記録する光学情報の記録方法である。その記録方法は、コンテンツのデータを分割して複数のセクタに連続して記録する際に、データの記録が開始されるセクタの直前の領域に同期引き込みのためのダミーデータを記録し、ダミーデータが記録された領域に続くセクタにコンテンツのデータを連続して記録する。
上記の記録方法において、ダミーデータが記録される直前の領域は、データの記録が開始されるセクタの直前のセクタであってもよい。
または、上記の記録方法において、ダミーデータが記録される直前の領域は、ブロック間の領域であってもよい。
データが記録される各セクタの始端部、終端部の少なくともいずれかにもダミーデータを記録するようにしてもよい。
ダミーデータは、単一周波数を有する同期引き込みパターンを含むことが好ましい。または、ダミーデータは、所定のパターンが繰り返してなるパターンを含んでもよい。
光ディスクの記録領域が再生時にディスク回転数の異なるような複数のゾーンに分割されている場合、ダミーデータを記録する領域はゾーンの最内周付近にあってもよい。
コンテンツの記録中に記録が中断した際に、その後にコンテンツの記録を再開するセクタの直前の領域にダミーデータを記録してもよい。
コンテンツの先頭のブロックの直前に記録するダミーデータは、コンテンツ内の各ブロックの直前に記録するダミーデータよりも長いことが好ましい。
コンテンツの最終のブロックの直後に記録するダミーデータは、コンテンツ内の各ブロックの直後に記録するダミーデータよりも長いことが好ましい。
本発明に係る光学情報の記録装置は、データが記録されるデータ領域を有する複数のセクタから構成された光ディスクに、所定数のセクタからなりエラー訂正符号を含んだデータの単位であるブロック毎に、データを光学的に記録する光学情報の記録装置である。記録装置は、光ディスクに光学的に情報を記録する記録手段と、記録手段の記録動作を制御する制御手段とを備える。制御手段は、コンテンツのデータを分割して複数のセクタに連続して記録する際に、データの記録が開始されるセクタの直前の領域に同期引き込みのためのダミーデータを記録し、前記ダミーデータが記録された領域に続くセクタにコンテンツのデータを連続して記録するよう、記録手段を制御する。
本発明に係る光ディスクは、データが記録されるデータ領域を有する複数のセクタから構成され、所定数のセクタからなりエラー訂正符号を含んだデータの単位であるブロック毎にデータが記録される光ディスクである。光ディスクにおいて、コンテンツのデータが分割して複数のセクタに連続して記録される際に、データの記録が開始されるセクタの直前の領域に同期引き込みのためのダミーデータが記録され、ダミーデータが記録された領域に続くセクタにコンテンツのデータが連続して記録される。
本実施の形態のように、データの再生を開始するセクタの直前のセクタにダミーデータを記録しておくことにより、同期引き込み領域を低減または削除しても、PLLの安定した同期引き込みを実現することができる。
さらに、データの再生を開始するセクタの直前のセクタへのダミーデータの記録に加えて、データ領域の始端部分にダミーデータを記録することにより、アドレス領域を通過する際にPLLの同期引き込みが不安定になった場合でも、速やかに復帰することができる。さらに繰り返し記録を行った際に照射パワー差の大きいセクタ始端部から始まる記録膜劣化を吸収することができる。
さらに、データの再生を開始するセクタの直前のセクタへのダミーデータの記録に加えて、データ領域の終端部分にダミーデータを記録することにより、記録の際の位置ずれを吸収することができる。さらに繰り返し記録を行った際に照射パワー差の大きいセクタ終端部から始まる記録膜劣化を吸収することができる。
さらにダミーデータを同期引き込みのための単一周波数パターンとすることにより、より安定したPLLの引き込みを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態における光学情報の記録方法について図面を参照しながら説明する。
<実施の形態1>
(光ディスクのトラック構成)
図1は本発明の実施の形態における光ディスクの平面図である。図1において、光ディスクは、溝状のグルーブトラック101、103と、溝間のランドトラック102とを有する。情報の単位であるセクタ104はアドレス領域105とデータ領域106から構成される。アドレス領域105は、光ディスク製造時に凹凸ピットで記録され、書き換え不可能な凹凸ピット群110を有するヘッダ領域108とミラー領域109から構成される。データ領域106は、グルーブトラック101、103とランドトラック102の双方のトラックに存在する。
(光ディスクのトラック構成)
図1は本発明の実施の形態における光ディスクの平面図である。図1において、光ディスクは、溝状のグルーブトラック101、103と、溝間のランドトラック102とを有する。情報の単位であるセクタ104はアドレス領域105とデータ領域106から構成される。アドレス領域105は、光ディスク製造時に凹凸ピットで記録され、書き換え不可能な凹凸ピット群110を有するヘッダ領域108とミラー領域109から構成される。データ領域106は、グルーブトラック101、103とランドトラック102の双方のトラックに存在する。
なお、図1では、凹凸ピット群110はランドトラック102とグルーブトラック101、103の境界線上に配置され、例えば凹凸ピット群110は、ランドトラック102とグルーブトラック103の両方のトラックから検出することができる。しかし、凹凸ピット群110の配置はこれに限らず、図2に示すように、各々のトラックの中央に配置されていても良い。また、その場合でも、アドレス領域やデータ領域はグルーブトラックとランドトラックのどちらか一方のみに存在しても良い。
図3は、図1の光ディスクのセクタ構造の説明図である。図3(a)において、トラック301は複数のセクタ302〜311を含む。4つのセクタ303〜306が1つのブロック312を構成する。同様に4つのセクタ307〜310が1つのブロック313を構成する。ここで「ブロック」とはエラー訂正コードを含んだデータの記録単位であり、それに含まれるデータに対してエラー訂正が完結するデータ単位である。データの記録、再生はこのブロック単位で行なわれる。また各セクタ302、303…は前述のようにアドレス領域とデータ領域から構成される。例えばセクタ304は、先頭のアドレス領域304Aと後続のデータ領域304Dから構成される(図3(b)参照)。なお、本実施の形態では、セクタのアドレス情報は凹凸ピット群で記録されているが、これに限らず、データ領域がアドレス領域により分割されているのであればそれ以外の方法で記録されていても良い。
本実施の形態では、4つのセクタで1つのブロックを構成し、4つのセクタのアドレス領域を再生して一つのブロックアドレスを検出する。このような構成にすることにより、従来例に比して各セクタのアドレス領域を狭くすることができ(図7参照)、データ容量を増やすことができる。なお、データ領域には所定の変調則で変調した情報をピットとして記録する。ピットの形成は、例えば光ビームの照射パワーに強弱をつけて、記録層の材料の光学特性を変化させることにより行う。
また、本実施の形態では、4つのセクタで1つのブロックを構成し、4つのセクタのアドレス領域を全て再生して一つのブロックアドレスを検出しているが、ブロックを構成するセクタ数はこれ以外でも良い。また、ブロックを構成する一部のセクタのアドレス領域を再生することにより、ブロックアドレスを検出するようにしても良い。
なお、複数セクタのアドレス領域を再生して一つのブロックアドレスを検出する際には、先頭セクタを認識する必要がある。このため、例えば、図4に示すように、ブロック毎にミラー領域314、315、316を設けても良い。図4に示すミラー領域314、315、316の長さは、図1に示すミラー領域109の2倍以上とする。このように、ブロック毎に長いミラー領域を設けることにより、アドレス領域において例えば凹、凸、凹と並ぶピット列を“1”、凸凹凸と並ぶピット列を“0”、凸凸凹と並ぶピット列を“ブロック先頭”というように、凹凸ピット群のパターン化を行う際に、ブロックの先頭セクタを示すためのパターンを設ける必要がなくなり、パターン数を簡略化することができるとともに、それ以外のパターンの読み取り率を高めることができる。
(光学情報の記録装置の構成)
図5は本発明の実施の形態における光学情報の記録装置(以下「光ディスクドライブ」という。)のブロック図である。光ディスクドライブ500は、光ディスク501に情報を記録する装置であって、スピンドルモータ502、光ヘッド503、光ビーム制御回路504、サーボ回路505、再生二値化回路506、ディジタル信号処理回路507、記録補償回路508及びCPU509で構成される。光ディスクドライブ500はホストPC510に接続する。
図5は本発明の実施の形態における光学情報の記録装置(以下「光ディスクドライブ」という。)のブロック図である。光ディスクドライブ500は、光ディスク501に情報を記録する装置であって、スピンドルモータ502、光ヘッド503、光ビーム制御回路504、サーボ回路505、再生二値化回路506、ディジタル信号処理回路507、記録補償回路508及びCPU509で構成される。光ディスクドライブ500はホストPC510に接続する。
スピンドルモータ502は、光ディスク501を回転させるためのモータである。光ヘッド503は、光ビームを光ディスク501に照射すると共に、光ディスク501からの反射光を電気的な信号に変換して再生信号として出力する。光ビーム制御回路504は、光ヘッド503から出力される光ビームのパワーを制御する。この制御はCPU509の指示に基づいて行う。
サーボ回路505は、光ヘッド503の位置制御、フォーカス、トラッキングの制御、スピンドルモータ502の回転制御を行う。再生二値化回路506は、光ヘッド503より得られた再生信号に、増幅、二値化処理を行い、二値化信号を生成する。また内部のPLL(図示せず)により、二値化信号に同期したクロックを生成する。
ディジタル信号処理回路507は、アドレス読み出し時はアドレス部の二値化信号に対し、所定の復調処理、アドレス抽出処理を行う。データ再生時はデータ部の二値化信号に対し、所定の復調処理、エラー訂正処理を行い再生データを生成する。データ記録時は、記録データに対し、エラー訂正コード付加処理、所定の変調処理を行い、変調データを生成する。また後述するダミーデータの生成もディジタル信号処理回路507で行う。
記録補償回路508は、変調データをパルス列から構成される光変調データに変換し、さらに光変調データのパルス幅等を微妙に調整し、ピット形成に適した記録パルス信号に変換する。CPU509は、光ディスクドライブ全体の制御を行う。ホストPC510は、コンピュータ(図示せず)とアプリケーション(図示せず)やオペレーティングシステム(図示せず)で構成し、光ディスクドライブ500に対して記録・再生要求を行う。
(光学情報の記録装置の動作)
以下、図3、図5を参照しながら光ディスクドライブ500の記録再生時の動作を説明する。なお、以下では、図3(a)に示すトラック301においてセクタ307(すなわちブロック313)から1つのコンテンツに対する連続したデータの記録を開始する場合を例に説明する。
以下、図3、図5を参照しながら光ディスクドライブ500の記録再生時の動作を説明する。なお、以下では、図3(a)に示すトラック301においてセクタ307(すなわちブロック313)から1つのコンテンツに対する連続したデータの記録を開始する場合を例に説明する。
ホストPC510よりCPU509に対して、データの記録要求がなされると(ここでは、ブロック313にデータを記録するための記録要求とする。)、サーボ回路505は、光ヘッド503を、記録要求のアドレスを有するセクタ付近にまで移動させる。
ディジタル信号処理回路507は、光ヘッド503、再生二値化回路506を経て得た二値化信号を基にアドレス読み出しの処理を開始し、セクタ303〜306のアドレス読み出しを行い、ブロック312のブロックアドレスを確定するとともにブロック313のブロックアドレスを予想する。そして、データの記録を開始するブロック313の直前にあるセクタ306にダミーデータ(ダミー信号)を記録する。ダミーデ−タには同期引き込みに適したパターンを用いる。このように、データを記録するブロック313の前にあるブロック312の最終セクタ306にダミーデータを記録することにより、このダミーデ−タによる同期引き込みが可能となるため、同期引き込みのための領域を削除または低減しても、PLLの安定した同期引き込みが可能となる。
その後、セクタ307のアドレス読み出しを行い、直前ブロックアドレスから予想されるアドレス情報と一致することを確認した後に、セクタ307からデータの記録を開始する。なお予想されるアドレス情報は、所望の再生タイミングにおけるアドレス領域の有無情報や、個々のピット列と予想されるピット列との間の全部もしくは部分的な一致に関する情報である。このとき光ヘッド503より出力される光ビームは、光ビーム制御回路504によってCPU509の指示した所定量のパワー値に制御されている。セクタ307の記録後は、順次アドレス読み出しを行いながらセクタ308〜310に所定のデータを記録する。
次に再生動作について説明する。再生時も記録時と同様、セクタ303〜306のアドレス読み出しを行い、セクタ306に記録されたダミーデータを再生する。再生二値化回路506は、この光ヘッド503より得られた再生信号に、増幅、二値化処理を行い、二値化信号を生成する。このとき内部のPLLにより、二値化信号に同期したクロックを生成し、同期引き込み状態を保持したまま、セクタ307のアドレス読み出しを行ってから、セクタ307に記録されたデータの再生を開始する。
光ディスク501において、データは内周から外周の方向に記録していくとすると、トラック301は、例えば全データ領域における最内周付近のトラックであり、トラック301の内側にはデータが記録されていないものとする。
もしくは図6に示すように、光ディスクの記録領域が複数のゾーンに分けられている場合(例えば、ZCLV制御の場合)は、トラック301は、各ゾーン602、603、604における最内周付近のトラックである。同一ゾーン内の、トラック301の内側にはデータが記録されていないものとする。図6の光ディスク501は、データ領域が3つのゾーンに分かれており、全てのゾーンでほぼ同一の線速度が得られるように、ゾーン毎にスピンドルモータ502の回転数が異なっている。
(セクタ構成の一例)
図7に本実施形態の光ディスクのセクタ構成を示す。セクタ801はアドレス領域802とデータ領域803を含む。アドレス領域802は、24バイトの長さを持つヘッダ領域804と12バイトのミラー領域805とから構成される。アドレス領域802のサイズは図11に示す従来例に比して小さなサイズに設定している。本実施の形態では、4つのセクタのアドレス領域を再生して一つのブロックアドレスを検出すること、及び、前述のようにデータ記録を行うブロックの前のブロック内の最終セクタにおいて同期引き込みのためのダミーパターンを記録することにより、アドレス領域のサイズが小さい場合であっても同期引き込みを可能としている。
図7に本実施形態の光ディスクのセクタ構成を示す。セクタ801はアドレス領域802とデータ領域803を含む。アドレス領域802は、24バイトの長さを持つヘッダ領域804と12バイトのミラー領域805とから構成される。アドレス領域802のサイズは図11に示す従来例に比して小さなサイズに設定している。本実施の形態では、4つのセクタのアドレス領域を再生して一つのブロックアドレスを検出すること、及び、前述のようにデータ記録を行うブロックの前のブロック内の最終セクタにおいて同期引き込みのためのダミーパターンを記録することにより、アドレス領域のサイズが小さい場合であっても同期引き込みを可能としている。
データ領域803は、13バイトの前データ領域806と、2418バイトのユーザデータ領域807と、13バイトの後データ領域808とからなる。前データ領域806、ユーザデータ領域807及び後データ領域808は通常一体としてユーザデータの記録のために使用されるが、必要に応じて、前データ領域806を図11に示す同期引き込み領域1006として、後データ領域808をバッファ領域1008として使用してもよい。但し、それらのサイズは図11に示す場合に比して小さなサイズにするのが好ましく、これによりフォーマット効率を向上できる。
(ダミーデータの種々の記録形態)
次に、ダミーデータの記録形態の種々の態様について説明する。図8(a)から(f)は、それぞれ異なるダミーデータの記録形態を説明した図である。各記録形態においては4つのセクタが一つのブロックを構成している。例えば、図8(a)の記録形態では、ブロック707〜710のそれぞれが4つのセクタを含んでいる。また、図8において、セクタの斜線を施した部分はダミーデータが記録された部分であることを示す。データD1、D2、D3、D4が一のコンテンツXを、データD5、D6、D7、D8が別のコンテンツYを構成する。
次に、ダミーデータの記録形態の種々の態様について説明する。図8(a)から(f)は、それぞれ異なるダミーデータの記録形態を説明した図である。各記録形態においては4つのセクタが一つのブロックを構成している。例えば、図8(a)の記録形態では、ブロック707〜710のそれぞれが4つのセクタを含んでいる。また、図8において、セクタの斜線を施した部分はダミーデータが記録された部分であることを示す。データD1、D2、D3、D4が一のコンテンツXを、データD5、D6、D7、D8が別のコンテンツYを構成する。
図8(a)に示す記録形態は、図3、図5を用いてすでに説明した形態である。この記録形態では、ブロック708の各セクタにコンテンツXのデータD1、D2、D3、D4を記録する際に、データが記録されるブロック708の前にあるブロック707の最終セクタPにダミーデータを記録する。セクタPにはデータ領域803全般にダミーデータが記録されている。なお、各セクタへのデータの記録においては、まず、セクタのアドレス情報を読み取り、アドレス情報の読み出しができたセクタについてデータの書き込みを行なう。
図8(b)に示す記録形態は、コンテンツのデータを記録する領域の前のセクタに加え、データの始端部にもダミーデータを記録する場合の記録形態である。つまり、データ領域803において、前データ領域806を同期引き込み領域として使用してダミーデータを記録し、残りの領域807、808にユーザデータを記録する。ブロック712の各セクタにデータD1、D2、D3、D4を記録する際に、それらのデータを記録するブロック712の前にあるブロック711の最終セクタPにダミーデータを記録すると共に、各データD1、D2、D3、D4の始端部(前データ領域806)にもダミーデータを記録する。このように、各データD1、D2、D3、D4の始端部にもダミーデータを記録することにより、アドレス領域を通過する際にPLLの同期引き込みが不安定になった場合でも、ダミーデータ領域を再生することにより、速やかに復帰することができる。また繰り返し記録を行った際に照射パワー差の大きいセクタ始端部から始まる記録膜劣化を吸収することができる。
記録時に照射するパワーは再生時に照射するパワーよりも5倍から10倍程度大きいので、アドレス領域とデータ領域の境界部において、照射パワー差が最大になり、熱的な膨張と収縮を繰り返すことにより記録膜が劣化することがある。このような劣化を防止するために、記録中にアドレス領域を再生する時には、通常の再生時の照射パワーより高い照射パワーで再生するのが好ましい。
図8(c)に示す記録形態は、コンテンツのデータを記録する領域の前のセクタに加え、データの始端部及び終端部にダミーデータを記録する場合の記録形態である。つまり、データ領域803において、前データ領域806を同期引き込み領域として、後データ領域808をバッファ領域して使用し、それらの領域806、808にダミーデータを記録し、ユーザデータ領域807にユーザデータを記録する。ブロック716の各セクタにデータD1、D2、D3、D4を記録する際に、それらのデータが記録されるブロック716の前のブロック715の最終セクタPにダミーデータを記録すると共に、各データD1、D2、D3、D4の始端部(前データ領域806)および終端部(後データ領域808)にもダミーデータを記録する。
各データD1、D2、D3、D4の始端部にもダミーデータを記録することにより、アドレス領域を通過する際にPLLの同期引き込みが不安定になった場合でも、ダミーデータ領域を再生することにより、速やかに復帰することができる。また繰り返し記録を行った際に照射パワー差の大きいセクタ始端部から始まる記録膜劣化を吸収することができる。さらに各データD1、D2、D3、D4の終端部にもダミーデータを記録することにより、記録の際の位置ずれを吸収することができる。また、繰り返し記録を行った際に照射パワー差の大きいセクタ終端部から始まる記録膜劣化を吸収することができる。
図8(d)に示す記録形態は、データの記録がブロック途中で中断された場合の記録形態である。ブロック720の各セクタにデータD1、D2、D3、D4を記録する際に、それらのデータが記録されるブロック720の前のブロック719の最終セクタP1にダミーデータを記録する。続いてデータD1、D2、…を記録する。このとき、何らかの理由でブロック720でのアドレス情報が検出できずブロック720でのデータの記録を中断したときは、その後、ブロックのアドレス情報を検出していき、アドレス情報が検出できたブロック(ここでは、ブロック721)において、そのブロック721の最終セクタP2にダミーデータを記録し、続いてブロック722の各セクタにD1、D2、D3、D4のデータを記録する。
このように、記録動作が何らかの原因で中断し、再開する際に、データの記録を再開するセクタの直前のセクタにダミーデータを記録することにより、記録時の不良が原因で再生時のPLLの同期引き込みが一時的に不安定になった場合でも、ブロック721のダミーデータを再生することにより、速やかに復帰することができる。
図8(e)に示す記録形態は複数のコンテンツを記録する際の形態である。ここでは、データD1、D2、D3、D4からなるコンテンツXと、データD5、D6、D7、D8からなるコンテンツYとを記録する際の例を説明する。
図8(a)に示す記録形態と同様に、コンテンツXのデータD1〜D4が記録されるブロック724の前のブロック723の最終セクタPにダミーデータを記録後、ブロック724の各セクタにデータD1、D2、D3、D4を記録する。その後、データD1、D2、D3、D4が記録されたブロック724に続いて、ブロック725の各セクタにコンテンツYとして、データD5、D6、D7、D8を記録する。データD5以降のデータを再生する際には、ブロック723のダミーデータ、もしくはブロック724の再生中にPLLの同期引き込みを行い、同期引き込み状態を保持したまま、以降のデータを再生する。
この記録形態のように、未記録セクタにつなげて新しいデータを記録する場合には、ダミーデータの記録を行い、一方、以前に記録されたデータにつなげて新しいデータを記録する場合には、ダミーデータの記録を行わないことにより、ユーザデータの記録容量を増やすことができる。
図8(f)は複数のコンテンツを記録する際の別の記録形態を説明した図である。図8(f)に示す記録形態では、ブロック727の最終セクタP1にダミーデータを記録し、ブロック728の各セクタにコンテンツXのデータD1、D2、D3、D4を記録する。その後、コンテンツYを記録する際に、まず、コンテンツXのデータD1〜D4が記録されたブロック728に続くブロック729の最終セクタP2にダミーデータを記録し、その後、ブロック730の各セクタにデータD5、D6、D7、D8を記録する。
この記録形態のように、新しいコンテンツYのデータを以前のコンテンツXのデータにつなげて記録する際に、新しいコンテンツYのデータの記録を開始するセクタの直前のセクタにダミーデータを記録することにより、二つのコンテンツX、Yのデータ間で、記録状態が大きく異なっていたり、変調方式が異なっていたり、ゾーンが切り替わっていたり、線速度や記録密度が異なっている場合でも、コンテンツX、Y間に記録されたダミーデータを再生することにより、PLLの安定した同期引き込みを実現することができる。
なお、図8(e)及び(f)に示す記録形態は、ディスク毎もしくはデータ毎に切り替えて使用しても良い。このときデータ毎の記録形態の切り替え情報は、ディスクの特定領域、例えば図6のコントロールトラック601における記録可能な領域や、記録装置の特定領域に記録しておく。
二つの異なるコンテンツの境界セクタにおいて、記録状態が大きく異なっている場合や、変調方式が異なっている場合や、ゾーンが切り替わっている場合や、線速度や記録密度が異なっている場合を除いては、図8(e)に示す記録形態では、目的とするセクタの十分前方のセクタからPLLの同期引き込みを行うことにより、あるいは上記ステップを複数回繰り返すことにより、回転待ち時間はかかるものの再生できる可能性は高い。従って、一箇所に連続記録ができる場合や、たとえ複数の領域に記録されていても、メモリで長い回転待ち時間をカバーすることのできる場合に適している。
一方、図8(f)に示す記録形態では、新しいデータの記録を開始するセクタの直前のセクタに同期引き込みのためのデータを記録することにより、短い回転待ち時間で、より確実にデータの再生を行うことができる。このため、複数の領域に分割して記録する場合や、メモリに長い回転待ちをカバーするだけの余裕がない場合に適している。なおメモリは図5のホストPC510内に備えられ、データが連続的に出力されるように、ディジタル処理回路507から出力されるデータを一時的に蓄積する。
図8(c)に示すデータ領域の始端部及び終端部にダミーデータを記録する記録形態の場合について、フォーマット効率を検討する。図7を参照すると、セクタ801のユーザデータ領域803に2418バイトのデータを記録するために、24バイトのヘッダ領域804と、12バイトのミラー領域805と、13バイトの前データ領域806と、13バイトの後データ領域808が必要となり、合計で2480バイトのセクタ長が必要となる。またユーザデータ領域に格納されるデータにはエラー訂正分(378バイト)が含まれているので、結局2048バイトのデータに対して、2480バイトのセクタ長が必要となる。このとき、ディスク上に信号を記録する際のディスク利用効率(フォーマット効率)は82.5%(=2048/2480)となり、図11に示す従来例の場合(75.9%)と比較して大幅に向上する。図8(a)、(b)に示す場合のように、前データ領域806、後データ領域808にダミーデータではなくユーザデータを記録することにより、さらにフォーマット効率が向上できる。
以上のように、データの記録(再生)を開始するセクタの直前のセクタ(P、P1)にダミーデータを記録しておくことにより、データを記録するセクタ内の同期引き込みのための領域(前データ領域806及び後データ領域808に対応)の大きさを大幅に低減または削除することができる。すなわち、データの再生を開始するセクタの直前のセクタにダミーデータを記録することにより、同期引き込みのための領域の大きさを低減または削除しても、PLLの安定した同期引き込みを実現することができる。なお、図7において、ミラー領域805はヘッダ領域804の後方に配置されているが、ヘッダ領域804の前方に配置しても良い。前方に配置することにより、ヘッダ領域804の位置を容易に特定することができ、特に、起動時や異なる半径位置からのジャンプ後に、速やかにアドレス読み出しを開始することができる。
また、本実施の形態では、データの再生を開始するセクタの直前のセクタにダミーデータを記録しているが、ダミーデータの記録は直前のセクタに限らず、以降のセクタにおけるPLLの安定した同期引き込みを実現するのであれば、直前のセクタを含む、それよりも前にある複数のセクタのそれぞれにダミーデータを記録しても良い。複数のセクタにダミーデータを記録することにより、PLLの引き込みに対するマージンを大きくすることができる。
同様に、本実施の形態では、データの再生を開始するセクタの直前のセクタの全データ領域にダミーデータを記録しているが、ダミーデータの記録は直前のセクタの全データ領域に限らず、以降のセクタにおけるPLLの安定した同期引き込みを実現するのであれば、例えば直前のセクタの後半部分のみに記録するというように、セクタの終端部分を含む一部分だけにダミーデータを記録しても良い。
なお、ダミーデータは同期引き込みを可能とするパターンであれば任意のパターンでよいが、特に、単一周波数パターンであることが好ましい。単一周波数パターンを使用することにより、より安定したPLLの引き込みを実現することができる。または、ダミーデータは、所定のパターンを繰り返したパターンであってもよい。
<実施の形態2>
(アドレス領域を設けない場合のダミーデータの記録形態)
以上の実施形態では、アドレス情報が記録されたアドレス領域をデータ領域間に設けている場合を説明した。しかし、トラックのウォブルにアドレス情報を重畳した場合のようにアドレス情報をアドレス領域以外で検出できる場合には、データ領域間にアドレス領域を設けなくても良い。すなわち、図7に示すセクタフォーマットにおいて、1つのセクタをデータ領域803のみで構成してもよい。
(アドレス領域を設けない場合のダミーデータの記録形態)
以上の実施形態では、アドレス情報が記録されたアドレス領域をデータ領域間に設けている場合を説明した。しかし、トラックのウォブルにアドレス情報を重畳した場合のようにアドレス情報をアドレス領域以外で検出できる場合には、データ領域間にアドレス領域を設けなくても良い。すなわち、図7に示すセクタフォーマットにおいて、1つのセクタをデータ領域803のみで構成してもよい。
以下に、アドレス領域を設けない場合のダミーデータの記録形態について図9を用いて具体的に説明する。
図9(a)、(b)、(c)にそれぞれ異なるダミーデータの記録形態を示す。各記録形態においては例えば4つのセクタが一つのブロックを構成する。例えば、図9(a)では、ブロック1104、1105が4つのセクタで構成される。また、図9において斜線で示す領域はダミーデータが記録された領域を示す。
図9(a)の記録形態では、ブロック1105の各セクタにデータD1、D2、D3、D4を記録する際に、ブロック1104とブロック1105に挟まれた隙間の領域1103にダミーデータを記録する。このとき隙間の領域1103の長さはセクタ1102の長さより短いのが好ましい。領域1103の長さをセクタ1102の長さよりも短くすることにより、データ領域を多くとることができ、大容量の光ディスクを実現することができる。
図9(b)の記録形態では、ブロック1111の各セクタにデータD1、D2、D3、D4を記録する前に、ブロック1110とブロック1111に挟まれた隙間の領域1108にダミーデータを記録する。その後、ブロック1111にデータD1、D2、D3、D4を記録し、そのブロック1111の直後の領域1109にもダミーデータを記録する。ここで、領域1108に記録されたダミーデータと領域1109に記録されたダミーデータとは、それらの長さやパターンは異ならせてもよい。両ダミーデータの長さやパターンを変えることにより、ダミーデータを再生することで、ブロックの先頭であるかどうかを認識することができる。なお、領域1108と領域1109に記録されたダミーデータにおいて、それぞれのダミーデータがパターンの異なる複数の連続パターンから構成されているときには、その中の一部のパターンや長さは共通していても良い。共通部分を設けることにより、パターンを認識するための装置の構成を簡単にすることができる。
次に図9(c)の記録形態について説明する。ここでは、データD1〜D12が一つのコンテンツを形成しているものとする。
まず、ブロック1123の各セクタにデータD1、D2、D3、D4のデータを記録する前に、ブロック1122とブロック1123に挟まれた隙間の領域1114及び1115にダミーデータを記録する。その後、ブロック1123にデータD1、D2、D3、D4を記録した後にブロック1123とブロック1124に挟まれた領域1116にもダミーデータを記録する。
次に、ブロック1124の各セクタにデータD5、D6、D7、D8を記録するために、データD5〜D8の記録に先立って、ブロック1123とブロック1124に挟まれた隙間の領域1117にダミーデータを記録する。その後、データD5〜D8の記録後にブロック1124とブロック1125に挟まれた領域1118にもダミーデータを記録する。
同様にして、ブロック1125の各セクタにデータD9、D10、D11、D12を記録する前に、ブロック1124とブロック1125に挟まれた隙間の領域1119にダミーデータを記録する。その後、データD9〜D12の記録後にブロック1125とブロック1126に挟まれた領域1120、1121にもダミーデータを記録する。
ここで、領域1115、1117、1119に記録されるダミーデータの長さ又はパターンは同じであり、領域1116、1118、1120に記録されるダミーデータの長さ又はパターンは同じである。以下では、説明の便宜上、ダミーデータに言及する際には、ダミーデータに、そのダミーデータが記録される隙間領域の参照符号と同じ符号を付して説明する。
ダミーデータ1115、1117、1119とダミーデータ1116、1118、1120の2種類のダミーデータの区別がつく程度に長さが異なるのであれば、各々のダミーデータにおいて、ランダムにその長さや開始位置を異ならせても良い。例えばダミーデータ1115、1117、1119において、ダミーデータの長さや開始位置をランダムに基準クロックの数倍程度異ならせて記録することにより、同じ領域に複数回の記録を行う際に、高温になる領域が記録毎に微妙に変化し、記録膜の劣化を低減することができる。
また、コンテンツAの先頭のブロック1123の前に記録するダミーデータ1114は、コンテンツA内の各ブロックの直前に記録するダミーデータ1115、1117、1119よりも長くしてもよい。すなわち、データD1〜D12が一つのコンテンツAを形成している場合に、ダミーデータ1115の前にダミーデータ1114を記録し、かつ、ダミーデータ1114とそれ以外のダミーデータの長さやパターンを異ならせる。これにより、ダミーデータ1114を再生することでコンテンツAの開始位置を認識することが可能となる。
また、コンテンツAの最終のブロック1125の後に記録するダミーデータ1121は、コンテンツA内の各ブロックの直後に記録するダミーデータ1114、1116、1118、1120よりも長くしてもよい。すなわち、データD1〜D12が一つのコンテンツAを形成している場合に、コンテンツAの最後のデータD12の後に記録されたダミーデータ1120の後にさらにダミーデータ1121を記録し、かつ、ダミーデータ1121とそれ以外のダミーデータの長さやパターンを異ならせる。これにより、ダミーデータ1121を再生することでコンテンツAの終了位置を認識することが可能となる。
また、本記録形態のように、ブロック1125とブロック1126に挟まれた領域1121にダミーデータが存在することにより、次のコンテンツをブロック1126から記録する際に、記録パワーの変動等があっても、ブロック1125に記録されたデータD12の品質劣化を抑制することができる。
以上のように、エラー訂正を含んだデータの記録単位(ブロック)の前方にダミーデータを記録し、エラー訂正を含んだデータの記録単位(ブロック)内には、ダミーデータを記録しないこと又は比較的小さいサイズのダミーデータしか記録しないことにより、フォーマット効率を上げることができるとともに、PLLの安定した同期引き込みを実現することができる。
なお、本実施形態の説明における隙間領域をセクタと読み換えることにより、本実施形態の思想を、データ領域間にアドレス領域を設けた実施の形態1に対しても適用できる。また、実施の形態1において図7を参照して示した本発明の思想を本実施形態に対しても適用可能である。
101,103 グルーブトラック
102 ランドトラック
104,302〜311 セクタ
105,802 アドレス領域
106,803 データ領域
301 トラック
312,313,707〜730,1104,1105,1110,1111 1122〜1126 ブロック
501 光ディスク
503 光ピックアップ
506 再生二値化回路
507 ディジタル信号処理回路
509 CPU
1102,1103,1108,1109,1114〜1121 隙間領域
102 ランドトラック
104,302〜311 セクタ
105,802 アドレス領域
106,803 データ領域
301 トラック
312,313,707〜730,1104,1105,1110,1111 1122〜1126 ブロック
501 光ディスク
503 光ピックアップ
506 再生二値化回路
507 ディジタル信号処理回路
509 CPU
1102,1103,1108,1109,1114〜1121 隙間領域
Claims (3)
- 複数のブロックで構成されるコンテンツとして記録されるデータと、
前記複数のブロックの各ブロックの始端に隣接した領域に記録される始端ダミーデータと、
前記複数のブロックの各ブロックの終端に隣接した領域に記録される終端ダミーデータと、
前記複数のブロックの最後の終端ダミーデータの終端に隣接した領域に記録されるエンド・ダミーデータと、が記録され、
前記複数のブロック中の各ブロックは、複数のセクタから構成され、エラー訂正符号を含み、
アドレス情報はトラックのウォブルに重畳して予め記録されており、
前記始端ダミーデータは、
前記終端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータとは異なる長さを有し、
前記終端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータと共通する所定パターンを繰り返したパターンを含み、
前記終端ダミーデータは、
前記始端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータとは異なる長さを有し、
前記始端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータと共通する所定パターンを繰り返したパターンを含み、
前記エンド・ダミーデータは、
前記始端ダミーデータ及び前記終端ダミーデータとは異なる長さを有し、
前記始端ダミーデータ及び前記終端ダミーデータと共通する所定パターンを繰り返したパターンを含み、
前記始端ダミーデータ,前記終端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータの少なくともいずれかは、前記所定パターンとは異なるパターンを含む、
情報記録媒体。 - 情報記録媒体にデータを記録する方法であって、
複数のブロックで構成されるコンテンツとしてデータを記録するステップと、
前記複数のブロックの各ブロックの始端に隣接した領域に始端ダミーデータを記録するステップと、
前記複数のブロックの各ブロックの終端に隣接した領域に終端ダミーデータを記録するステップと、
前記複数のブロックの最後の終端ダミーデータの終端に隣接した領域にエンド・ダミーデータを記録するステップと、を含み、
前記複数のブロック中の各ブロックは、複数のセクタから構成され、エラー訂正符号を含み、
アドレス情報はトラックのウォブルに重畳して予め記録されており、
前記始端ダミーデータは、
前記終端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータとは異なる長さを有し、
前記終端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータと共通する所定パターンを繰り返したパターンを含み、
前記終端ダミーデータは、
前記始端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータとは異なる長さを有し、
前記始端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータと共通する所定パターンを繰り返したパターンを含み、
前記エンド・ダミーデータは、
前記始端ダミーデータ及び前記終端ダミーデータとは異なる長さを有し、
前記始端ダミーデータ及び前記終端ダミーデータと共通する所定パターンを繰り返したパターンを含み、
前記始端ダミーデータ,前記終端ダミーデータ及び前記エンド・ダミーデータの少なくともいずれかは、前記所定パターンとは異なるパターンを含む、
記録方法。 - 請求項1に記載の情報記録媒体を再生する方法であって、
前記始端ダミーデータを再生するステップと、
前記始端ダミーデータの終端に隣接したブロックに記録されたデータを再生するステップと、
を含む、再生方法。
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JP2007204007A JP2007317357A (ja) | 2001-02-23 | 2007-08-06 | 光学情報の記録方法、記録装置及び光ディスク |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7924695B2 (en) | 2002-01-22 | 2011-04-12 | Panasonic Corporation | Information recording medium, recording apparatus, reproduction apparatus, recording method, and reproduction method |
-
2007
- 2007-08-06 JP JP2007204007A patent/JP2007317357A/ja not_active Withdrawn
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US7924695B2 (en) | 2002-01-22 | 2011-04-12 | Panasonic Corporation | Information recording medium, recording apparatus, reproduction apparatus, recording method, and reproduction method |
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