JP2007315615A - 液体燃料用燃焼器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体燃料用燃焼器具において、燃焼芯の燃焼部と閉塞キャップの内面との間の空間を無くし、安定した炎を形成させる。
【解決手段】液体燃料用燃焼器具1は、液体燃料を収容する燃料タンク21を有する器具本体2と、燃料タンク21に収容した液体燃料を毛管現象により吸い上げ先端の燃焼部31で燃焼させる燃焼芯3と、燃焼部31への着火を行う着火部4と、器具本体2の上端部を開閉する閉塞キャップ5と、燃料タンク21内部と外気とを連通する通気路22cとを備える。燃焼芯3の外周に、該燃焼芯3を保持する筒状のスリーブ部材32を配設する。閉塞キャップ5が、燃焼部31を開閉する閉塞部53bを備えて、該閉塞部53bが、スリーブ部材32の先端に接触して燃焼部31を密閉する第一のシール部材54と通気路22cを閉塞する通気路シール部55とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は液体燃料用燃焼器具に関し、特に毛管現象により燃料を吸い上げ燃焼させる燃焼芯を備えた液体燃料用燃焼器具の燃焼芯周辺の構造に関するものである。
一般に、喫煙具用ライター、点火器、トーチ、照明具等の燃焼器具における燃料としては、エチルアルコール等のアルコール燃料、ガソリンを含む石油ベンジン系のベンジン燃料、ブタンガス、プロパンガス等の液化ガス燃料が利用され、使用燃料の種類に応じて燃焼器具の性能、使い勝手、設計構造はそれぞれ異なった特徴を有している。例えば、アルコール等の液体燃料を使用する液体燃料用燃焼器具としては、液体燃料の表面張力を利用して、連続細孔又は細い繊維を束ねた細隙から液体燃料を毛管現象により吸い上げて、先端部で燃焼させる燃焼芯を使用して、液体燃料を燃料タンク部から燃焼部へ供給するものが知られている。
上記のような液体燃料用燃焼器具においては、液体燃料の揮発を防止するために、燃焼芯の先端部すなわち燃焼部が開閉可能な閉塞キャップによって密閉されたものが公知であり、特許文献1には、燃料タンク部の内部圧力と外部圧力との圧力差により液体燃料が芯を通じて漏出したり、外気を吸入して着火不良が生じたりすることを防止するために、燃料タンク部と外気とを連通する通気路を設けて前記圧力差を低減したものが開示されている。
特開平10−227457号公報
しかしながら特許文献1に開示された液体燃料用燃焼器具は、前記燃焼部と閉塞キャップの内面との間に密閉空間が存在し、閉塞キャップが閉状態のときに上記通気路の外気への開口部が前記密閉空間内に連通するか、閉塞キャップが閉じると共に通気路も密閉されるように構成されている。そのため長時間燃焼部の表面で揮発した燃料を燃焼させた後で閉塞キャップを閉じると、燃焼部が熱い状態で前記通気路と共に密閉されてしまい、燃焼部が消火し急激に温度が低下することにより密閉空間の圧力が低下するので、燃料タンク部の内部圧力と外部圧力との圧力差により燃焼部に燃料が吸い上がってしまう虞がある。
そして燃料が吸い上がると前記密閉空間に該吸上げられた燃料が満たされてしまうことがあり、密閉空間に燃料が満たされてしまうと、次の着火のために閉塞キャップが開けられたときに、前記燃料が周辺に広がり、そのまま着火が行われると突発的に大きい炎が形成されてしまう場合がある。また上記燃焼が行われなくても、閉塞キャップが閉じられた状態で液体燃料用燃焼器具が手で振られたりした場合にも上記と同様に燃料が満たされてしまう可能性が僅かながらある。
本発明は係る事情に鑑みてなされたものであり、燃焼芯の燃焼部と閉塞キャップの内面との間の空間を無くし、安定した炎を形成できる液体燃料用燃焼器具を提供することを目的とするものである。
本発明の液体燃料用燃焼器具は、液体燃料を収容する燃料タンクを有する器具本体と、前記燃料タンクに収容した液体燃料を毛管現象により吸い上げ先端の燃焼部で燃焼させる燃焼芯と、前記燃焼部への着火を行う着火部と、前記器具本体の上端部を開閉する閉塞キャップと、前記燃料タンク内部と外気とを連通する通気路とを備えてなる液体燃料用燃料器具において、
前記燃焼芯の外周に、該燃焼芯を保持する筒状のスリーブ部材が配設され、
前記閉塞キャップが、前記燃焼部を開閉する閉塞部を備えて、
該閉塞部が、前記スリーブ部材の先端に接触して前記燃焼部を密閉する第一のシール部材と前記通気路を閉塞する通気路シール部とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の液体燃料用燃焼器具は、前記器具本体に装着され、前記通気路シール部が当接する第二のシール部材を備え、該第二のシール部材が、前記スリーブ部材の周囲に配設され前記閉塞部が当接する外シール部を有することが好ましい。
本発明の液体燃料用燃焼器具は、前記第一のシール部材と前記第二のシール部材とが、それぞれ異なる硬度のゴム部材であることが好ましい。
本発明の液体燃料用燃焼器具は、前記燃焼芯の燃焼部が、前記閉塞キャップが開状態のときに前記スリーブ部材の先端部よりも突出し、前記閉塞キャップが閉状態のときに前記スリーブ部材の内部に没入することが好ましい。
本発明の液体燃料用燃焼器具は、前記燃焼芯が、スプリングによって前記突出の方向に付勢されていることが好ましい。
本発明の液体燃料用燃焼器具は、前記第一のシール部材の前記燃焼部側の面が球面形状を有するものであることが好ましい。
本発明の液体燃料用燃焼器具は、燃焼芯の外周に、該燃焼芯を保持する筒状のスリーブ部材が配設され、閉塞キャップが、燃焼部を開閉する閉塞部を備えて、該閉塞部が、スリーブ部材の先端に接触して燃焼部を密閉する第一のシール部材と通気路を閉塞する通気路シール部とを備えているので、燃焼部が第一のシール部材とスリーブ部材によって密に密閉されるので、燃焼部周囲の密閉空間を略無くすことができ、燃焼部が熱い状態で通気路と共に密閉されても圧力低下空間が狭いため、燃料の吸い上げを少なくすることができ、燃焼部に液体燃料が吸い上がっても、燃料が入り込む空間がないので、燃料タンクからの液体燃料の移動を防ぐことができる。また閉塞キャップが閉じられた状態で液体燃料用燃焼器具が手で振られたりした場合にも、燃料が入り込む空間がないので、前記移動を防ぐことができる。これにより、次の着火のために閉塞キャップが開けられても、燃料が周辺に広がらないので、着火時に安定した炎を形成することができる。
また液体燃料用燃焼器具が、器具本体に装着され通気路シール部が当接する第二のシール部材を備え、該第二のシール部材がスリーブ部材の周囲に配設され閉塞部が当接する外シール部を有するものである場合には、通気路と燃焼部とを同時に密閉することができるので、通気路と燃焼芯からの液体燃料の揮発を防止することができる。
また第一のシール部材と第二のシール部材とが、それぞれ異なる硬度のゴム部材である場合には、第一のシール部材とスリーブ部材、第二のシール部材と通気シール部とが略同時に接触するときに、接触面積の違いによりそれぞれのゴム部材が受ける接触圧力が異なるため、例えば接触圧力の高い方のゴム部材が低い硬度となるようにゴム硬度に差をつけることにより、どちらか一方のシール力を弱めることなく、前記接触面において確実にシールすることができる。
また燃焼芯の燃焼部が、閉塞キャップが開状態のときにスリーブ部材の先端部よりも突出し、閉塞キャップが閉状態のときにスリーブ部材の内部に没入する場合には、閉塞キャップが開状態のときすなわち燃焼部に着火するときに、従来、スリーブ部材が例えば金属製であって前記突出部分がない場合等に、燃焼部がスリーブ部材の内部に位置することにより金属部分に熱を奪われてしまい炎が小さくなってしまうことがあったが、燃焼部がスリーブ部材の先端よりも突出することにより、揮発面積が増加するので着火性が向上し、炎の大きく形成することができる。
また第一のシール部材の燃焼部側の面が球面形状を有する場合には、閉塞キャップが閉じる際に、第一のシール部材が燃焼部に当接したときに燃焼部の先端にかかる負荷を低減することができる。
以下、本発明の液体燃料用燃焼器具にかかる一実施の形態のライター1を、図面を参照して詳細に説明する。図1はライター1の一部分解中央断面図、図2は図1中のA方向から見た閉塞キャップ5の主要部斜視図、図3は図1中のB方向から見たライター1の主要部斜視図である。なお本実施形態のライター1は便宜上、炎が形成される側(図1中上側)を上方、図1の紙面左右方向を左右方向、紙面奥側を後方、紙面手前側を前方として説明する。
本実施形態のライター1(液体燃料用燃焼器具)は、図1に示す如く、液体燃料を収容する燃料タンク21を有するライター本体2(器具本体)と、燃料タンク21に収容された液体燃料を吸い上げて先端の燃焼部31で燃焼させる燃焼芯3と、燃焼部31への着火を行う着火部材4と、ライター本体2の上端部を開閉可能に密閉する閉塞キャップ5とを備えている。
ライター本体2は、合成樹脂で形成され、下端部が下蓋2aで閉塞されて、内部に液体燃料を貯蔵するための燃料タンク21を有している。左側端部の前面と後面にはそれぞれ閉塞キャップ5を枢支する枢支部2bが立設され、枢支部2bには該枢支の軸となる軸孔部2cが形成されている。また右側面上端は、後述のワンタッチ部材6が装着可能な切欠部2dを備えている。
燃料タンク21の上部にはライター本体2と一体にタンク上壁22が形成されている。なおタンク上壁22はライター本体2と別体の蓋体であってもよい。燃料タンク21は、内部に吸液繊維材(例えばPP繊維)よりなる中綿21aが収容され、該中綿21aには、例えばイソプロピルアルコール50wt%、ヘプタン40wt%、テレピン油10wt%を混合した液体燃料が注入含浸されて貯蔵されている。またタンク上壁22の中央より左方向に所定距離離れた上端部には、後述のスリーブ部材32が装着される装着穴22aが形成され、該装着穴22aの下面には燃焼芯3が挿通する挿通孔22bが形成されている。スリーブ部材32は液晶ポリマーにより筒状に形成され、上端が突出するように前記装着穴22aに装着されて、内面で燃焼芯3を保持している。なおスリーブ部材32の材質は液晶ポリマーのような耐熱性のある熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂であることが後述の分別廃棄する点等において好ましいが、亜鉛ダイカスト、黄銅等の金属であってもよい。
燃焼芯3は、ポリエステル繊維で構成され、上端に球面形状を有して棒状に形成され、上下方向中央より上方に下端部が小径となるように段部3aを有している。燃焼芯3は、段部3aを含む上部がスリーブ部材32内に保持され、段部3aの下端面と装着穴22aの底面との間に装着された樹脂製のスプリング33によって、閉塞キャップ5が開状態のときに、上端の燃焼部31がスリーブ部材32の上端部よりも突出するように上方向(突出の方向)に付勢されて、装着穴22a内面を上下方向に移動可能になっている。なおスプリング33は後述のように分別廃棄するときには樹脂製であることが好ましいが、コストを低減するために金属製をであってもよい。また燃焼芯3の下端部は、挿通孔22bを挿通して燃料タンク21内に略垂直に突出し、中綿21aに接触して液体燃料を吸上げて、着火するときはスリーブ部材32の上端部より突出する部分(燃焼部31)で液体燃料を炎燃焼させる。
さらにスリーブ部材32より左方のタンク上壁22には、該上壁22の上端から燃料タンク21内部へ貫通して、該内部と外気とを連通する通気路22cが形成されている。そしてタンク上壁22の中央より右方には、下方に延びる収容段部22dが設けられ、該段部22dには中間ケース23を介して後述の着火部4が装着される。
中間ケース23は、合成樹脂で形成され、後述の着火部4が挿入される両端開口で筒状の収容部23aと、該収容部23aの上端から左方向に延びさらに下方に突出してタンク上壁22に係合する係合部23bと、収容部23aの右側に隣接して後述のワンタッチ部材6の一端部6aが挿通する孔23cとを有し、収容部23aの外周にはワンタッチ部材6の他端部6bが当接する当接段部23dが形成されている。また中間ケース23の前面と後面には、収容部23aから上方に延びる略四角形状の壁23e(図1参照)が設けられている。
ワンタッチ部材6は、合成樹脂で形成され、下端壁6cが中間ケース23の収容部23aから右下方に延びる底部23fに固着されて、下端壁6c右側から上方に延びる一端部6aと、左側から上方に延びる他端部6bとを有している。一端部6aは上述のように孔23cを挿通して上方に突出し、先端には閉塞キャップ5と係合する爪6dを備えてなる弾性部材であって、ライター本体2の切欠部2dに装着し、ライター本体2よりも外方に突出する上方をライター本体2の内側に押圧すると前記爪6dと閉塞キャップ5との係合が外れるようになっている。また他端部6bは上方の所定位置が左方に向かって若干傾斜を有し、その先端が上述の当接段部23dに当接している。このようにライター本体2を含む本体側は、略樹脂により構成されている。
着火部4は、上述した中間ケース23の収容部23aに収容されるものであって、金属で形成された筒状のスペーサ41の内部に発火石42及び石押スプリング43が収容されてユニット化されている。
スペーサ41は中央より上方の外周に環状に突出した環状突出部41aを有し、該環状突出部41aより下方部分は、金属板により成形されたブラケット44の開口に挿通して装着される。ブラケット44は、スペーサ41が貫通する開口を有した平板部44aと、該平板部44aの左端に折曲立設された立設部44bと、燃焼芯3の前後に配設された風防44cとを備えている。また平板部44aの下面には金属板により成形された支持部材45の上面が当接している。
支持部材45は、スペーサ41が貫通する開口を有し、下面が中間ケース23の上面と固着する支持平板部45aと、該支持平板部45aを挟んで互いに対向するように前面及び後面に折曲され、後述の回転軸48を回転可能に支持する支持孔(図示しない)が形成された支柱部45bとを備えている。ヤスリ車46は、周面がヤスリ面に形成されたリング状であって、前面及び後面に、外周が凹凸形状に形成され着火時に回転操作される横車47が固着されてなり、これらは中心に金属製で棒状の回転軸48が貫通されて一体に回転する。ヤスリ車46の下端に発火石42が位置し、該発火石42は石押スプリング43によって上方すなわちヤスリ車46と接触する方向に付勢されている。
上記のようにユニット化された着火部4は、横車47の回転操作によってヤスリ車46が回転し、該ヤスリ車46の周囲のヤスリ面に発火石42の上端が、石押スプリング43の付勢力によって押圧され燃焼部31に向けて火花が飛ぶようになっている。なお上述のように着火部4は略金属で形成された部材によって構成されている。
次に閉塞キャップ5について説明する。なお閉塞キャップ5は該キャップ5が閉状態において、ライター本体2側に位置する方を下方、ライター本体2に枢支される側を左方として以下に説明する。閉塞キャップ5は、金属により形成され、閉状態のときに下側に開口5aを有する略箱形状であり、左下端部が上述したライター本体2の軸孔部2cにピン51によって回動可能に枢支され、該ピン51には捩りバネ52が閉塞キャップ5を開方向に付勢するように装着されている。また閉塞キャップ5の右下端の内面には内方に向かって突設された凸部5bが形成され、該凸部5bが上述したワンタッチ部材6の爪6dと係合することにより、閉塞キャップ5の閉状態が保持されている。また閉塞キャップ5の上端内面には、下方に向けて環状に突出する環状突部5cが形成されている。そして閉塞キャップ5の上端内面には、内キャップ53が固着されている。
内キャップ53は、金属により形成され、閉塞キャップ5の上端内面に沿った形状の板部53aと、該板部53aから開口5aに向かって突出し、下端に燃焼部31を開閉する円穴状の閉塞部53bを有する筒部53c(図2参照)とを備えている。内キャップ53の筒部53cの上端には環状凹部53dが形成され、該環状凹部53dが上記環状突部5cと嵌合する。
本発明において特徴的なのは、閉塞部53bが、スリーブ部材32の先端に接触して燃焼部31を密閉する第一のシール部材54と、通気路22cを閉塞する通気路シール部55とを備えていることである(図2参照)。第一のシール部材54は、略円柱形状のゴム部材であり、前記閉塞部53bの内面に装着されている。また第一のシール部材54の下端面(燃焼部31側の面)は上方に向かって没設された球面形状部54aを有している。通気路シール部55は、筒部53cの外周壁の一部に該筒部53cと一体に形成された円柱であって、閉塞キャップ5が閉状態のときに通気路22cに対応する位置に、通気路22cよりも大きな径を有して通気路22cを密閉可能に形成されている。
また上述したライター本体2のタンク上壁22には、閉塞キャップ5が閉じられるときに、前記通気路シール部55が当接する第二のシール部材24が備えられている。第二のシール部材24は、図3に示す如く、上述の通気路シール部55と略同径の円形状であって略中央に通気路22cと略同径の貫通孔が形成された本シール部24aと、該本シール部24aの一部を含み、スリーブ部材32の周囲を囲む外シール部24bとを備えてなるゴム部材であり、タンク上壁22に形成されたゴム部材装着部22e(図1参照)に通気路22cと前記貫通孔とが連通して装着されている。
なお第一のシール部材54と第二のシール部材24とは、それぞれ異なる硬度のゴム部材で形成され、例えば第一のシール部材54は硬度55度、第二のシール部材24は硬度70度であって、NBR等の材質で構成されている。これは、第一のシール部材54とスリーブ部材32、第二のシール部材24と通気シール部55とが略同時に接触するときに、接触面積の違いによりそれぞれのゴム部材が受ける接触圧力が異なるため、ゴム硬度に差をつけることにより、どちらか一方のシール力を弱めることなく、前記接触面において確実にシールさせるためである。
ここで図4(a)に閉塞キャップ5が開状態のときのライター1の中央断面図、図4(b)に閉塞キャップ5が途中まで開いた状態のときのライター1の中央断面図、図4(c)に閉塞キャップ5が閉状態のときのライター1の中央断面図を示す。
上記の構成の閉塞キャップ5は、該閉塞キャップ5が開状態のときは、図4(a)に示す如く、燃焼芯3の先端の燃焼部31がスリーブ部材32の先端部よりも突出している。この状態で、着火部4により燃焼部31への着火が行われ、燃焼部31表面から揮発した液体燃料が燃焼することで所定長の炎が形成される。そして燃焼芯3の下端から液体燃料が吸上げられ、揮発した液体燃料が継続して燃焼して炎も継続して形成されてライター1は使用される。使用後は、閉塞キャップ5を下方に押下げる。すると図4(b)に示す如く、閉塞部53bに装着された第一のシール部材54の球面形状部54aが燃焼芯3の先端の燃焼部31に当接する。このとき第一のシール部材54が球面形状部54aを有しているので、燃焼部31に当接したときに燃焼部31の先端にかかる負荷を低減することができる。
次に閉塞キャップ5をさらに下方に押し上げると、図4(c)に示す如く、球面形状部54aが燃焼部31の先端を押圧することによって、スプリング33が圧縮されると共に燃焼芯3が例えばH=4mm程度押下げられて、スリーブ部材32の内部に没入する。そして球面形状部54aがスリーブ部材32の先端に接触して燃焼部31を密閉すると共に、通気路シール部55が第二のシール部材24の本シール部24aに当接し通気路22cを密閉する。
こうすることにより、燃焼部31が第一のシール部54とスリーブ部材32によって密閉されるので、燃焼部31周囲の密閉空間を略無くすことができ、燃焼部31が熱い状態で通気路22cと共に密閉されても圧力低下空間が狭いため、燃料の吸い上げを少なくすることができ、燃焼部31に液体燃料が吸い上がっても、燃料が入り込む空間が略ないので、燃料タンク21からの液体燃料の移動を防ぐことができる。また閉塞キャップ5が閉じられた状態でライター1が手で振られたりした場合にも、液体燃料が入り込む空間がないので、前記移動を防ぐことができる。これにより、次の着火のために閉塞キャップ5が開けられても、燃料が周辺に広がらないので、着火時に安定した炎を形成することができる。
そしてさらに筒部53cの下端が外シール部24bに当接し、上記第一のシール部54による燃焼部31の密閉の上から、タンク上壁22より突出したスリーブ部材32及び燃焼芯3の周囲を密閉する。これにより通気路22cと燃焼部31とを同時に密閉することができるので、通気路22cと燃焼芯3から液体燃料が揮発するのを防止できる。
そして同時に閉塞キャップ5の凸部5bがワンタッチ部材6の爪6dと係合して、閉塞キャップ5がライター本体2の上端に固定され、炎は消火される。なお炎は例えばライター1の使用者が息を吹きかけること等により消火することもできる。
そして次にライター1を使用するときには、ワンタッチ部材6をライター本体2内部に向かって押圧して、凸部5bと爪6dとの係合を外す。すると捩りバネ52の付勢力により閉塞キャップ5は、図4(b)に示す如く、開状態になる。このとき図4(c)に示す如くリーブ部材32の内部に没入していた燃焼芯3の燃焼部31が、スプリング33の付勢力により、図4(a)(b)に示す如くスリーブ部材32の先端部から例えばH=4mm程度突出する。この状態で着火部4により燃焼部31への着火が行われ、燃焼部31表面から揮発した液体燃料が燃焼することで炎が形成され、ライター1を使用することができる。
これにより、従来、スリーブ部材32が例えば金属製であって前記突出する部分がない場合等には、燃焼部31がスリーブ部材32の内部に位置することにより金属部分に熱を奪われてしまい炎が小さくなってしまうことがあったが、上記のように燃焼部31がスリーブ部材32の先端よりも突出することにより、揮発面積が増加するので着火性が向上し、炎の大きく形成することができる。
またライター1は、図1に示す如く、閉塞キャップ5がピン51の部分を折ることによりライター本体2の軸孔部2cから取り外すことができる。さらに着火部4を上方に引っ張ることにより、ワンタッチ部材6の他端部6bが当接段部23dによりライター本体2の外方に向かって押圧されるので、着火部4は収容部23aから抜き出すことができる。
上述したように、閉塞キャップ5及び着火部4は略金属により構成され、それ以外のライター本体2を含む本体側は例えば略95%が樹脂部品により構成されているので、廃棄の際に金属と樹脂とに分別することができる。
ライターの一部分解中央断面図 図1中のA方向から見た閉塞キャップの主要部斜視図 図1中のB方向から見たライターの主要部斜視図 閉塞キャップが開状態、途中まで開いた状態及び閉状態のときのライターの中央断面図
符号の説明
1 ライター(液体燃料用燃焼器具)
2 ライター本体(器具本体)
21 燃料タンク
22 タンク上壁
22c 通気路
3 燃焼芯
31 燃焼部
32 スリーブ部材
33 スプリング
4 着火部
5 閉塞キャップ
53b 閉塞部
54 第一のシール部材
54a 球面形状部
55 通気路シール部
24 第二のシール部材
24a 本シール部
24b 外シール部

Claims (6)

  1. 液体燃料を収容する燃料タンクを有する器具本体と、前記燃料タンクに収容した液体燃料を毛管現象により吸い上げ先端の燃焼部で燃焼させる燃焼芯と、前記燃焼部への着火を行う着火部と、前記器具本体の上端部を開閉する閉塞キャップと、前記燃料タンク内部と外気とを連通する通気路とを備えてなる液体燃料用燃料器具において、
    前記燃焼芯の外周に、該燃焼芯を保持する筒状のスリーブ部材が配設され、
    前記閉塞キャップが、前記燃焼部を開閉する閉塞部を備えて、
    該閉塞部が、前記スリーブ部材の先端に接触して前記燃焼部を密閉する第一のシール部材と前記通気路を閉塞する通気路シール部とを備えたことを特徴とする液体燃料用燃焼器具。
  2. 前記器具本体に装着され、前記通気路シール部が当接する第二のシール部材を備え、該第二のシール部材が、前記スリーブ部材の周囲に配設され前記閉塞部が当接する外シール部を有することを特徴とする請求項1に記載の液体燃料用燃焼器具。
  3. 前記第一のシール部材と前記第二のシール部材とが、それぞれ異なる硬度のゴム部材であることを特徴とする請求項2に記載の液体燃料用燃焼器具。
  4. 前記燃焼芯の燃焼部が、前記閉塞キャップが開状態のときに前記スリーブ部材の先端部よりも突出し、前記閉塞キャップが閉状態のときに前記スリーブ部材の内部に没入することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液体燃料用燃焼器具。
  5. 前記燃焼芯が、スプリングによって前記突出の方向に付勢されていることを特徴とする請求項4に記載の液体燃料用燃焼器具。
  6. 前記第一のシール部材の前記燃焼部側の面が球面形状を有するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体燃料用燃焼器具。
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