JP2007315009A - 水洗便器の洗浄構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】洗浄水の噴出圧力、噴出量が低下してもリム内に汚れが生じにくく、また、汚れが生じた場合でも容易に掃除をすることのできる水洗便器の洗浄構造を提供する。
【解決手段】便器の開口縁部に下方に向けてリム壁部1を垂設し、下に開口したリム通水路2を形成し、便器の開口縁部の後端部に設けられた水供給部3から洗浄水を該リム通水路2に向けて噴出し洗浄する水洗便器Aであって、噴出水が旋回流となって水洗ボウル5全体を洗浄するように上記水供給部の片側に水噴出孔4を設けるとともに、上記リム通水路2が水噴出孔4から離れるに従ってリム壁部1の垂下長11a、12a、13aが短くなるようにされた水洗便器の洗浄構造。
【選択図】図2
【解決手段】便器の開口縁部に下方に向けてリム壁部1を垂設し、下に開口したリム通水路2を形成し、便器の開口縁部の後端部に設けられた水供給部3から洗浄水を該リム通水路2に向けて噴出し洗浄する水洗便器Aであって、噴出水が旋回流となって水洗ボウル5全体を洗浄するように上記水供給部の片側に水噴出孔4を設けるとともに、上記リム通水路2が水噴出孔4から離れるに従ってリム壁部1の垂下長11a、12a、13aが短くなるようにされた水洗便器の洗浄構造。
【選択図】図2
Description
本発明は、水洗便器に関する。さらに詳しくは、洗浄水を旋回流として噴出し、トルネード式に水洗ボウルを洗浄する水洗便器の洗浄構造に関する。
従来、水洗ボウル内に水を噴出して洗浄する水洗便器の構造については種々提案されている。例えば、下記特許文献1には、便器の上開口縁部に下方に向けてリム壁部を突設し、下方に開口したリム通水路を形成するとともに、便器の上縁部の後端部に水供給部を設け、該水供給部の両側部にそれぞれリム通水路に水を供給するための水供給孔を形成し、そして、片側の水供給孔の孔径と他の片側の水供給孔の孔径とを異ならせた技術が開示されている。
特開平10−30266号公報(第1〜3頁、第2図)
上記特許文献1に記載の技術は、洗浄水を下方に開口したオープンタイプのリム通水路から旋回流として水洗ボウル内壁に沿って噴出させ、洗浄を行うものである。しかしながら、水供給孔から離れるにしたがって噴出力が弱まるため、水供給孔から遠い部分の垂下したリムの内側面の洗浄度が低下し、カビや微生物等に起因する汚れが発生し易く、不潔になるという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決して、水供給孔から離れたリム通水路において、洗浄水の噴出圧力、噴出量が低下してもリム内に汚れが生じにくく、また、汚れが発生した場合でも容易に掃除をすることのできる水洗便器の洗浄構造を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、便器の開口縁部に下方に向けてリム壁部を垂設し、下に開口したリム通水路を形成し、便器の開口縁部の後端部に設けられた水供給部から洗浄水を該リム通水路に向けて噴出し洗浄する水洗便器であって、噴出水が旋回流となって水洗ボウル全体を洗浄するように上記水供給部の片側に水噴出孔を設けるとともに、上記リム通水路が水噴出孔から離れるに従ってリム壁部の垂下長が短くなるようにされた水洗便器の洗浄構造が提供される。
請求項2に記載の水洗便器の洗浄構造は、請求項1に記載の発明に加えて、上記水洗便器の開口縁部前側に垂下してリム通水路を形成するリム壁部の垂下長が上記開口縁部前側全域に亘って略同一とされる。
請求項1に記載の発明にかかる水洗便器の洗浄構造は上記のとおりであり、便器の開口縁部に垂設されたリム壁部によって下に開口したリム通水路を形成し、便器の開口縁部の後端部に設けられた水供給部の片側に水噴出孔を設け、上記リム通水路に向けて水を噴出し旋回流を形成して洗浄する水洗便器であって、上記リム通水路が水噴出孔から離れるに従ってリム壁部の垂下長が短くなるようにされているため、洗浄水が開口縁全周に亘って旋回流を形成し、効率的に水洗ボウルを洗浄することができる。
また、水噴出孔から遠い部分のリム通水路は、洗浄水の流量が少なくなり、噴出圧力も弱くなっているカビや微生物等により汚れが生じることが多いが、汚れが生じた場合でも、リム壁部の垂下長が短いため、容易に手を入れて掃除することが可能であり、水洗便器を清潔に保つことができる。
請求項2に記載の水洗便器の洗浄構造は上記のとおりであり、請求項1の水洗便器の洗浄構造の有する効果に加え、上記水洗便器の開口縁部前側に垂下してリム通水路を形成するリム壁部の垂下長が上記開口縁部前側全域に亘って略同一とされているため、噴出孔から中間距離にある水洗便器の開口縁部前側部分において、洗浄水の噴出力を中程度に保持できるとともに、洗浄水の一部は下方に噴出してボウルの前方の洗浄に使用され、残りの部分はさらにリム通水路に送られ旋回流を形成して効率よく便器を洗浄することができる。
以下、本発明にかかる水洗便器の洗浄構造の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は上記水洗便器Aの平面図であって該水洗便器によって生じる洗浄水の旋回流を模式的に示すものである。図1に示すように、本発明にかかる水洗便器Aの開口縁部には全周に亘って下方に向けてリム壁部1を垂下させ、リム壁部1の内側と水洗ボウル5の内壁上端部とによって後記するリム通水路が形成される。
図1に示すように、水洗便器Aの開口縁部の後端部には水供給部3が設けられ、図示しないロータンクから水が供給されると上記水供給部3の片側に設けられ、リム通水路に向けて開口する水噴出孔4から洗浄水が噴出し、矢印で示すように旋回流を形成し、トルネード式に水洗ボウル5を洗浄する。本実施形態においては、上記リム壁部1を水噴出孔4から比較的近い距離にある部分を近距離部11、中間にある部分を中間部12、遠い部分にある部分を遠距離部13として説明する。
図2は、図1におけるX−X線に沿う断面図である。図2に示されるように、上記リム壁部1の近距離部11においては、リム壁部1と水洗ボウル5の内壁上端部とによって形成されるリム通水路2を流れる洗浄水は水噴出孔4に近く、噴出圧力、噴出量とも大きいため、上記近距離部11の垂下長11aを長くして、噴出する水流の主流をリム通水路2に流し、水流の一部を下方に旋回流として流し、水洗ボウル5の洗浄に用いる。一方、洗浄水の噴出圧力、噴出量は水噴出孔4から離れるにしたがって小さくなるため、リム壁部1の近距離部11の垂下長11aも徐々に短くし、リム通水路2に送る洗浄水の量を保ちつつ、旋回流を形成するように下向きの洗浄水の水勢をも保つ。
図3は、図1におけるY−Y線に沿う断面図である。図3に示すように、水噴出孔4から中間距離にある水洗便器1の開口縁部前側においてはリム壁部1の中間部12の垂下長12aは中間部12全域に亘って略同一とされている。上記開口縁部前側においては、洗浄水の噴出圧力、噴出量もやや小さくなり、また、垂下長12aが略同一とされているため、洗浄水の噴出力は中程度に保持されたまま、洗浄水の一部は下方に噴出して水洗ボウル5の前方の洗浄に使用され、残りの部分はさらにリム通水路2に送られ旋回流を形成する。
図4は、図1におけるZ−Z線に沿う断面図である。図4に示すように、水噴出孔4から遠い部分にあるリム壁部1の遠距離部13においては、中間部12からリム通水路2の出口にかけてリム垂下長13aは、さらに、徐々に短くなるようにされている。上記遠距離部13においては、洗浄水の噴出圧力、噴出量がともに小さくなっているため、リム壁部1の垂下長13aを短くしても洗浄水は飛散することなく旋回流を形成し、水洗ボウル5の後部を洗浄することができる。
リム壁部1の遠距離部13の裏面は、上記したようにリム通水路2を流れる洗浄水の流量も少なくなり、噴出力も弱くなっているため、カビや微生物等により汚れが生じる場合がある。しかしながら、汚れが生じた場合でも、遠距離部13ではリム壁部1の垂下長13aが短いため、容易に手を入れて掃除することが可能であり、水洗便器を清潔に保つことができる。このように、本発明は洗浄水を旋回流として流し、トルネード式に水洗ボウル5を効率的に洗浄することができるとともに、リム壁部1の垂下長11a、12a、13aを微妙に調節することにより、通常、目に触れることのない洗浄水のリム通水路2を清潔に保つことができる。
A 本発明にかかる水洗便器
1 リム壁部
11 近距離部
11a 垂下長
12 中間部
12a 垂下長
13 遠距離部
13a 垂下長
2 リム通水路
3 水供給部
4 噴出孔
5 水洗ボウル
1 リム壁部
11 近距離部
11a 垂下長
12 中間部
12a 垂下長
13 遠距離部
13a 垂下長
2 リム通水路
3 水供給部
4 噴出孔
5 水洗ボウル
Claims (2)
- 便器の開口縁部に下方に向けてリム壁部を垂設し、下に開口したリム通水路を形成し、便器の開口縁部の後端部に設けられた水供給部から洗浄水を該リム通水路に向けて噴出し洗浄する水洗便器であって、噴出水が旋回流となって水洗ボウル全体を洗浄するように上記水供給部の片側に水噴出孔を設けるとともに、上記リム通水路が水噴出孔から離れるに従ってリム壁部の垂下長が短くなるようにされた水洗便器の洗浄構造。
- 上記水洗便器の開口縁部前側に垂下してリム通水路を形成するリム壁部の垂下長が上記開口縁部前側全域に亘って略同一とされた請求項1に記載の水洗便器の洗浄構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006144970A JP2007315009A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 水洗便器の洗浄構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006144970A JP2007315009A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 水洗便器の洗浄構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007315009A true JP2007315009A (ja) | 2007-12-06 |
Family
ID=38849122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006144970A Pending JP2007315009A (ja) | 2006-05-25 | 2006-05-25 | 水洗便器の洗浄構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007315009A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102864831A (zh) * | 2012-10-09 | 2013-01-09 | 孙燕平 | 高压节水蹲便器 |
JP5674250B1 (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-25 | Toto株式会社 | 水洗大便器装置 |
-
2006
- 2006-05-25 JP JP2006144970A patent/JP2007315009A/ja active Pending
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