JP2007314935A - 弾性舗装体 - Google Patents

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JP2007314935A JP2006142244A JP2006142244A JP2007314935A JP 2007314935 A JP2007314935 A JP 2007314935A JP 2006142244 A JP2006142244 A JP 2006142244A JP 2006142244 A JP2006142244 A JP 2006142244A JP 2007314935 A JP2007314935 A JP 2007314935A
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Noritoshi Nukui
紀利 貫井
Hideo Takeichi
秀雄 武市
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Abstract

【課題】路面温度の上昇を継続的に抑制して舗装寿命を延ばすことができ、しかも施工工程上も有利である弾性舗装体を提供する。
【解決手段】バインダーと、ゴムチップおよび/またはゴム粉末と、骨材とを含有する弾性舗装中に、遮熱材が混入されてなる。好ましくは、遮熱材がバインダー中に混入され、また、好ましくは遮熱材が5〜25体積%混入されている。また、遮熱材としては、白色細骨材を含むポリマーセメントモルタルが好適に用いられる。
【選択図】なし

Description

本発明は、弾性舗装体に関し、詳しくは、路面温度の上昇を継続的に抑制することができる弾性舗装体に関する。
従来より、交通騒音の低減を図るための低騒音舗装として、大粒径の骨材を用いて舗装内部に空隙を設けた、多孔質の排水性舗装が存在する。また、加硫ゴムを粉末またはチップ状にして利用し、ウレタンやエポキシ等の硬化性樹脂をバインダーとして使用した低騒音弾性舗装が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このうちゴムチップまたはゴム粉を用いた弾性舗装は、ゴムチップの有する弾力性により歩行時の衝撃吸収性や転倒時の安全性といった優れた効果を奏するとともに、内部に空隙を有することから、排水性および通気性に加えて吸音性にも優れ、そのためタイヤと路面内で発生する騒音の低減にも有効であるため、都市部での交通騒音低減のための機能性弾性舗装材として注目されている。
一方、舗装体においては、夏期において舗装面が高温化し、それが原因で広い地域にわたり通常よりも気温が高くなるヒートアイランド現象を防止するため、さまざまな対策が講じられており、例えば、特許文献2には、車両通過によっても機能低下することなく路面温度の上昇を抑制することができる遮熱性舗装として、表層を、太陽光反射材が混入された遮熱性アスファルト混合物で構成した舗装構造が提案されている。
また、特許文献3には、舗装路面に、ポリマーセメントモルタルに細骨材を配合して成るコーティング材料を散布した遮熱性舗装構造及び舗装路面温度の上昇抑制工法が報告されている。
国際公開第02/053839号パンフレット 特開2004−176250号公報(特許請求の範囲等) 特開2005−61133号公報(特許請求の範囲等)
上述のように、一般的な舗装路面においては舗装路面温度の上昇抑制工法が種々報告されているが、近年注目されている弾性舗装体においては路面温度の上昇を抑制する良好な技術はこれまで殆ど報告されていないのが現状である。
そこで本発明の目的は、路面温度の上昇を継続的に抑制して舗装寿命を延ばすことができ、しかも施工工程上も有利である弾性舗装体を提供することにある。
本発明者は、弾性舗装体はゴムを多く含むため、却って一般的な舗装体に比べ温度が上昇し易く、夏場などは、弾性舗装温度の上昇に伴い体感温度が高まり、熱射病を引き起こし易いなどの問題や、舗装寿命を短くするといった問題に着目し、かかる問題を解消するために鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の弾性舗装体は、バインダーと、ゴムチップおよび/またはゴム粉末と、骨材とを含有する弾性舗装中に、遮熱材が混入されてなることを特徴とするものである。
前記遮熱材は、好ましくは前記バインダー中に予め混入され、また、前記遮熱材は、好ましくは弾性舗装体中に5〜25体積%混入される。さらに、前記遮熱材は、好ましくは、白色細骨材を含むポリマーセメントモルタルである。
本発明によれば、上記構成としたことにより、夏季の高温時においても路面温度の上昇を継続的に抑制して舗装寿命を延ばすことができ、しかも施工上も工程数の増加を招くことがなく、従来の弾性舗装体と同様の工法を採用することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
本発明の弾性舗装体は、バインダーと、ゴムチップおよび/またはゴム粉末と、骨材とを含有する弾性舗装中に、遮熱材を混入するものである。
かかる弾性舗装に遮熱材を混入することで、日射により高温になりやすい夏季においても路面温度を低減させることができ、夏季における耐久性を向上させた弾性舗装体を実現することが可能となった。また、本発明によれば、弾性舗装体に、通常有する騒音低減性能や透水性に加えて更に、路面温度抑制機能(ヒートアイランド防止機能)を持たせることができるものである。さらに、遮熱材を弾性舗装に混入させることにより、表層に塗布するタイプに比べ施工工数の増加を招くこともない。
本発明に係る弾性舗装層は、前述したように、バインダーと、ゴムチップおよび/またはゴム粉末と、骨材とを含有する。本発明に係るバインダーとしては、特に制限されるものではなく、慣用のバインダー、例えば、アスファルト、アスファルトエマルジョン、一液ウレタン、二液ウレタン、エポキシ等の慣用の材料を用いることができ、好適にはウレタン系またはエポキシ系硬化樹脂を用いる。
本発明に係る弾性舗装体中に占めるバインダーの割合は、本発明の所期の効果を得る上で、好ましくは15〜30体積%である。また、本発明においては、遮熱材を予めバインダー中に混入し、次いで残りの配合物を混合することが好ましく、これにより舗装表面に塗布するタイプに比べ施工工数の増加を招くことがない。また、ゴムを熱から効果的に保護することができる。
遮熱材は、入射してきた太陽光を反射する材料、特には赤外線を反射する既知の舗装用材料で構成すればよく、特に制限されるべきものではないが、例えば、特許文献3記載の遮熱材を好適に挙げることができる。
即ち、本発明に用いることができる遮熱材は、ポリマーセメントモルタルに細骨材、特には白色細骨材を配合して成るものを挙げることができる。白色細骨材としては、例えば、硅砂、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ、硫酸バリウムなどが挙げられる。また、路面の明度を低下させ、かつ、路面温度の上昇抑制効果も低下させない目的で、例えば、特許文献3記載に記載されているような遮熱顔料、中空セラミック、マイカ粉、タルク、二酸化チタンから選ばれる一種以上の遮熱用添加剤を適宜添加することができる。
また、遮熱材は、弾性舗装体中に5〜25体積%、好適には10体積%程度混入させることが好ましい。5体積%未満であると路面温度の低減効果が十分ではなく、一方、25体積%を超えて混入すると弾性舗装としての騒音低減効果が低下するため、いずれも好ましくない。
さらに、ゴムチップおよび/またはゴム粉末としては、特に材質等は限定されず、天然ゴムやイソプレンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム等を利用することができる。かかるゴムは、ゴムタイヤ、ウェザーストリップ、ホース類等の使用済み廃材、成形の際に生成する不要の端材、成形不良品等から得ることができる。
本発明に係る弾性舗装層中に占めるゴムの割合は、好ましくは50〜90体積%、より好ましくは60〜80体積%である。この割合が50体積%未満であると弾性舗装としての効果が十分ではなく、一方、90体積%を超えると、舗装に適用するために十分な物性が得られなくなり、いずれも好ましくない。
また、本発明に使用する骨材としては、特に制限はなく、川砂利、川砂等の天然の骨材や砕石、スラグ、コンクリート、ガラス、FRP等のリサイクル骨材を使用することができる。この骨材に使用する石材、砂等は、完成した舗装の強度、耐摩耗性を確保し、表面に露出して防滑作用を得るためのものである。石材は互いに噛み合って荷重を分散させる機能を持つことが好ましく、このため、砕石のような尖った形状で硬い物が適当である。また、粒径0.5〜30mmの粗粒骨材に対して、粒径0.5mm以下の細粒骨材を5体積%以上混合することが好ましい。粗粒骨材は、互いに噛み合って隙間を形成するような、砕石のような尖った形状で硬いものが適当である。一方、細粒骨材は、大型の粗粒骨材の表面に付着してタイヤ等に対して防滑作用(サンドペーパーのような研磨効果)をもたらすこととなる。
本発明に係る弾性舗装層中に占める骨材の割合は、好ましくは5〜25体積%である。この割合が5体積%未満であると強度が十分ではなく、一方、25体積%を超えると、十分な弾性および低音効果が得られなくなり、いずれも好ましくない。
以下、本発明を、実施例を用いてより詳細に説明する。
(実施例)
バインダーとしては、日本ポリウレタン工業(株)製のRB−08(主剤)およびHex(硬化剤)を用いた。また、普通ポルトランドセメントにポリマーラテックス(昭和電工建材(株)製「タイトメントラテックス」)を配合したポリマーセメントモルタル21kgに硅砂5kgを配合した基本配合系に、減水剤(ライオン(株)製「レオパック」)0.15kg、水4kgを配合してコーティング材料とし、このコーティング材料を7号硅砂に塗布し、遮熱材とした。
前記バインダー25体積%と、ゴム粉(平均粒系4mm)と骨材(混合硅砂、平均粒径1mm)との体積比75/25の混合物75体積%とを混合した弾性舗装材に、前記遮熱材を10体積%混入して弾性舗装体を形成した。
(比較例)
遮熱材を混入しなかった以外は実施例と同様にして弾性舗装体を形成し、これを比較例の弾性舗装体とした。
上記実施例および比較例で得られたウレタン系弾性舗装体を、従来例としての一般密粒舗装とともに評価した。評価基準は、夏季(気温約33℃)の直射日光が当たっている路面上において体感温度が良好な場合を「○」、やや不快な場合を「△」、不快な場合を「×」とした。その結果を、下記の表1中に示す。
Figure 2007314935
表1に示す試験結果から分かるように、実施例の弾性舗装体は、従来例の一般密粒舗装と同程度の体感温度が得られ、よって、これまでの弾性舗装体に比べ夏季の高温時においても路面温度の上昇を継続的に抑制することができることが確かめられた。

Claims (4)

  1. バインダーと、ゴムチップおよび/またはゴム粉末と、骨材とを含有する弾性舗装中に、遮熱材が混入されてなることを特徴とする弾性舗装体。
  2. 前記遮熱材が前記バインダー中に予め混入されている請求項1記載の弾性舗装体。
  3. 前記遮熱材が5〜25体積%混入されている請求項1または2記載の弾性舗装体。
  4. 前記遮熱材が白色細骨材を含むポリマーセメントモルタルである請求項1〜3のうちいずれか一項記載の弾性舗装体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174225A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Kurashiki Kako Co Ltd 弾性舗装
JP2013523917A (ja) * 2010-03-31 2013-06-17 1616515 アルバータ リミテッド 反射性アルファルト組成物

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