JP2007313315A - 医療器具用アクチュエータ - Google Patents

医療器具用アクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2007313315A
JP2007313315A JP2007133159A JP2007133159A JP2007313315A JP 2007313315 A JP2007313315 A JP 2007313315A JP 2007133159 A JP2007133159 A JP 2007133159A JP 2007133159 A JP2007133159 A JP 2007133159A JP 2007313315 A JP2007313315 A JP 2007313315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical device
head
actuator
wire
flexible wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2007133159A
Other languages
English (en)
Inventor
Dean Bruewer
ディーン・ブリューワー
Jose L Francese
ジョセ・エル・フランシス
Carlos M Rivera
カルロス・エム・リベラ
Jeffrey D Messerly
ジェフリー・デイビッド・メサーリー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ethicon Endo Surgery Inc
Original Assignee
Ethicon Endo Surgery Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ethicon Endo Surgery Inc filed Critical Ethicon Endo Surgery Inc
Publication of JP2007313315A publication Critical patent/JP2007313315A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00526Methods of manufacturing
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/28Surgical forceps
    • A61B17/29Forceps for use in minimally invasive surgery
    • A61B2017/2926Details of heads or jaws
    • A61B2017/2932Transmission of forces to jaw members
    • A61B2017/2939Details of linkages or pivot points
    • A61B2017/294Connection of actuating rod to jaw, e.g. releasable
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49826Assembling or joining

Abstract

【課題】ユーザからの大きな荷重をエンドエフェクタに伝える可撓性アクチュエータ、その製造方法および使用方法を提供する。
【解決手段】例示の一実施形態では、可撓性アクチュエータ22は、医療器具10の取手から医療器具の遠位端部に位置するエンドエフェクタ14まで延びることができる。アクチュエータは、その末端部22bに形成されたヘッド24を含み、このヘッドは、可撓性アクチュエータの外面とほぼ同一平面上にある少なくとも1つの平坦な表面24aを備えている。使用にあたり、遠位端部に位置するエンドエフェクタを有する医療器具にアクチュエータを結合することができる。張力をアクチュエータに加えることは、エンドエフェクタを作動させるのに効果的でありうる。
【選択図】図1A

Description

開示の内容
〔発明の分野〕
本発明は、医療器具に用いられるアクチュエータを製造する方法および装置、ならびに外科用器具に取り付けられたエンドエフェクタを作動させる方法および装置に関する。
〔発明の背景〕
組織を操作する器具は、低侵襲手術および診断手技に用いられる場合が多い。このような手技では、内視鏡を用いることが多く、内視鏡により、従来の手術を必要とすることなく、患者の内部構造の視覚化が可能である。組織の操作は、専門の付属品を内視鏡の中空作業チャネルに通して患者の体内腔に入れることによって達成され、ここで、付属品を用いて例えば切断、把持、スネア操作、切開、焼灼、および組織サンプル採取のような機能を実行することができる。
内視鏡手技に常用されている一つのアクセサリは、鉗子である。従来型鉗子は、一般に、遠位端部に設けられたエフェクタ組立体、近位端部に設けられた制御組立体、および遠位端部と近位端部との間に延びる1本または2本以上の制御ワイヤを含む。制御組立体内のプッシュプル機構体によって作動力を近位端部に生じさせる。次に、制御ワイヤのうちの1本または2本以上を押すか、または引くことによりこの力を遠位端部に伝える。エフェクタ組立体は、器具の特定の機能用に作られているが、典型的には、エフェクタ組立体は、支持片(support piece)に設けられた固定ヒンジピン周りに旋回する1対のジョーを含む。1本または複数本の制御ワイヤは、ジョーに連結され、それによりジョーが、制御ワイヤの運動の結果として開閉する。
ワイヤをジョーに連結するのに種々の技術を用いることができる。例えば、ワイヤは、ジョーを貫通して延びることができ、ジョーの遠位端部に形成されたZ曲がり部(Z-bend)によってワイヤをジョーに固定することができる。しかしながら、この取り付け方法は、ジョーが開閉する際に摩擦を生じさせ、それにより、器具は、望ましいレベルと比べて、あまり流れるような動きでない、またはあまり滑らかでないレベルで動作する。一般にこの形態に起因する突出部品もまた、内視鏡の作業チャネルの内張りに損傷を引き起こす場合がある。他のエンドエフェクタは、鋳造法を用いて形成され、かかるエンドエフェクタは、これらの構造の完全性を保つために単純な凹部および貫通ボアを含む。しかしながら、貫通ボアの形態のために、駆動ワイヤをボア内に正確に収容することができない。それどころか、ワイヤは、通常、ボアを貫通して延び、このワイヤは、端部をエンドエフェクタの横付けに曲げるか、またはクリンプすることにより緩く取り付けられる。その結果得られたぎざぎざのある、または突き出たワイヤが、内視鏡の敏感な内張りを引っ掻く恐れがある。
設計に磨きをかけることにより、また、場合によっては鋳造法を完全に放棄して機械加工法を用いることにより、鋳造されたエンドエフェクタの制約を克服する試みが行われた。器械駆動部材を器械エンドエフェクタ、例えばステープル状ピンまたは溶接接触点に接続する他の形態が提案された。既存の接続部の全てに関する欠点は、部品が摩耗する傾向があること、そして、エンドエフェクタが開き位置にあるときに部品が突き出る傾向があるということである。これにより、機構体の滑らかで流れるような動作が阻害され、その結果、内視鏡が損傷する場合がある。さらに、このような接続部は、これらには大きな労働力を要する組み立てが必要なので不都合である。
したがって、医療器具に用いられるアクチュエータを製造する改良型の方法および装置、ならびに外科用器具に取り付けられているエンドエフェクタを作動させる方法および装置への要望が残っている。
〔発明の概要〕
本発明は、医療器具に用いられるアクチュエータを製造する種々の方法および装置、ならびに外科用器具に取り付けられているエンドエフェクタを作動させる方法および装置を提供する。一実施形態では、医療器具が提供され、この医療器具は、細長い部材であって、細長い部材の遠位端部に形成されていて、組織を操作するよう構成された第1および第2のジョーを有する、細長い部材と、細長い部材を貫通して延びる可撓性ワイヤであって、ジョーのうちの一方の内面からこのジョーのボアを貫通して延びる遠位部分を有する、可撓性ワイヤと、を含む。可撓性ワイヤは、可撓性ワイヤの末端部に形成されていて、ジョーの外面に隣接したところで終端するヘッドを更に含む。ヘッドは、細長い部材の外面と同一平面上の少なくとも1つの平坦な表面を含む。例えば、一実施形態では、ヘッドは、実質的にD字形であってよい。
特定の態様では、ヘッドは、近位側に向いた表面、遠位側に向いた表面、および近位側に向いた表面と遠位側に向いた表面との間に延びる側壁を含むことができる。側壁は、側壁の周囲がD字形になるように弧状の領域、および平坦な領域を含むことができる。側壁の平坦領域は、可撓性ワイヤの外面とほぼ同一平面上にある。他の実施形態では、ヘッドの遠位側に向いた表面は、実質的に平坦であってよい。可撓性ワイヤの末端部は、ヘッドの近位側に向いた表面に当接することができ、可撓性ワイヤの末端部は、オプションとしてヘッドの近位側に向いた表面に向かって外方にラッパ状に広がって(flare)いてよい。
別の実施形態では、可撓性ワイヤの遠位部分は、細長い部材の中心軸線を通って延びる平面から垂直に外方に延びることができる。例えば、可撓性ワイヤは、可撓性ワイヤの近位部分と遠位部分との間で可撓性ワイヤに形成された曲がり部を有することができる。曲がり部は、可撓性ワイヤが通って延びるジョーの内面に隣接して設置されることができる。例示の実施形態では、曲がり部の遠位側に位置するワイヤの遠位部分は、約0.25mm(約0.01インチ)〜約0.51mm(約0.02インチ)の範囲の長さを有し、曲がり部は、約90゜の角度を有する。また、可撓性ワイヤは、少なくとも約5.44kg(約12ポンド)、より好ましくは約7.71kg(約17ポンド)の極限強さ(termination strength)を有することができる。
さらに別の実施形態では、医療器具が提供され、この医療器具は、細長い部材であって、細長い部材の遠位端部に位置するエンドエフェクタを有する、細長い部材と、細長い部材を貫通して延びる可撓性アクチュエータであって、アクチュエータは、アクチュエータの遠位端部に形成されたヘッドを有し、ヘッドは、細長い部材の外面と同一平面上の平坦な表面を有すると共に可撓性アクチュエータの最大幅よりも大きな最大幅を有する、可撓性アクチュエータと、を含む。可撓性アクチュエータの遠位部分は、細長い部材の中心軸線を通って延びる平面から垂直に外方に延びることができると共に、ヘッドがエンドエフェクタの外面に隣接したところで終端するようエンドエフェクタのボアを貫通して延びることができる。好ましくは、遠位部分は、可撓性アクチュエータに形成された実質的に90゜の曲がり部のすぐ遠位側に位置する。例示の一実施形態では、ヘッドは、実質的にD字形である。
さらに別の実施形態では、外科用器具のためのアクチュエータを製造する方法が提供され、この方法は、D字形ヘッドをワイヤの遠位端部に形成するステップと、D字形ヘッドを形成工具の形成シューで把持してD字形ヘッドの平坦な表面およびワイヤの遠位部分が形成シューの平坦な表面に寄りかかるようにするステップと、形成工具を作動させてワイヤのD字形ヘッドのすぐ近位側に曲がり部を形成するステップとを含む。例示の実施形態では、D字形ヘッド、およびワイヤは、一体に成形される。曲がり部の角度は、様々であってよいが、曲がり部は、好ましくは約90゜の角度を有する。さらに、ワイヤの、曲がり部の遠位側に位置する部分は、約0.25mm(約0.01インチ)〜約0.51mm(約0.02インチ)の範囲の長さを有することができる。この方法は、ワイヤを細長い部材および1対のジョーを有する外科用器具に取り付けて、ワイヤが細長い部材を貫通すると共に曲がり部の遠位側に位置するワイヤの一部分がジョーのうちの一方の内面からこのジョーに形成されているボアを貫通して延びるようにするステップを更に含むことができる。D字形ヘッドは、ジョーの外面に隣接したところで終端することができる。特定の例示の実施形態では、D字形ヘッドの平坦な表面は、D字形ヘッドの側壁のD字形周囲を取り巻いて形成され、この側壁は、D字形ヘッドの近位側に向いた表面と遠位側に向いた表面との間に延びる。
本発明の内容は、添付の図面と関連して行われる以下の詳細な説明から一層十分に理解されよう。
〔発明の詳細な説明〕
次に、本明細書において開示する装置および方法の構造、機能、製造法および使用法の原理の全体的な理解を与えるために例示の幾つかの実施形態について説明する。これら実施形態の1つまたは2つ以上の実施例が、添付の図面に示されている。当業者であれば理解されるように、本明細書において具体的に説明すると共に添付の図面に記載された装置および方法は、非限定的な例示の実施形態であり、本発明の範囲は、特許請求の範囲にのみ基づいて定められる。例示の一実施形態と関連して図示されまたは説明される特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わせることができる。このような改造例および変形例は、本発明の範囲に含まれることが意図される。
多くの医療器具が、頑丈で製造可能な構成要素継手(component couplings)を利用した作動機構体を含有する。これら継手は、これらのサイズが小さく、かつこれら継手が伝達する機械的荷重が比較的高いために、大きな応力を受ける。かくして、本発明は、ユーザからの大きな荷重をエンドエフェクタに伝達する継手、継手の製造方法、および継手の使用方法を提供する。例示の実施形態では、継手は、医療器具の取手から医療器具の遠位端部に位置するエンドエフェクタまで延びることができる1つまたは2つ以上の可撓性アクチュエータの形態をしている。医療器具は、種々の形態を有することができるが、本発明は、外科用把持器具であって、器具の遠位端部に結合されたエンドエフェクタを備えると共に互いに旋回可能に結合された第1および第2の対向したジョーを含む、細長い可撓性シャフトを有する、外科用把持器具に関して説明される。この器具は、器具が経内腔的に、例えば、生まれつき備わった開口(natural orifice)を通して導入される内視鏡手技の際に特に有用である。張力を可撓性アクチュエータに加えると、アクチュエータはジョーを開き位置と閉じ位置との間で移動させる。しかしながら、当業者であれば理解されるように、本明細書において開示する可撓性アクチュエータは、種々の医療器具に使用できる。さらに、当業者であれば理解されるように、本発明は、従来型内視鏡および開放外科手術器械、ならびにロボット支援手術に利用できる。
図1Aは、外科用把持器具10の例示の一実施形態を示している。一般に、この器具10は、可撓性の細長いシャフト12を含み、このシャフトは、その近位端部に結合された取手(図示せず)、およびその遠位端部12bに結合されたエンドエフェクタ14を有している。取手は図示されていないが、種々の取手の形態が当該技術分野において知られており、これらを使用することができる。エンドエフェクタ14は、ピボットピン19により互いに旋回可能に結合された第1のジョー16、および第2のジョー18を含む。ジョー16,18を図示のようにU字形かぎ(clevis)17にかみ合わせることができる。各ジョー16,18は、種々の形態を有することができるが、図示の実施形態では、各ジョー16,18は、ピボットピン19から遠位側に延びていて、組織を掴むために形成された複数個の歯16a,18aを有する遠位部分と、ピボットピン19から近位側に延びる近位タブ(タブ16bのみ図示されている)とを含む。ジョー16を示す図1Bに、より詳細に示されているように、近位タブ16bは、この近位タブ16bを貫通して形成されたボア20を含む。使用にあたり、ボア20は、ワイヤアクチュエータが、図1Aに示すような開き位置とジョー16,18がこれらの間で組織に係合するのに効果的である閉じ位置との間でジョー16,18を動かすことができるように、ワイヤアクチュエータの遠位端部を受け入れるよう構成されている。ボア20の特定の形態は、様々であってよいが、例示の一実施形態では、ボア20が、面取りされておらず、また、ボア20のどちらの側にもさら穴(countersink)を含まない。当業者であれば理解されるように、エンドエフェクタ14は、他の種々の形態を有することができ、図1Aに示す把持器具は、本明細書において開示するアクチュエータと関連して用いることができる器具の一例として示されているに過ぎない。
図1Aに更に示されているように、第1の可撓性ワイヤアクチュエータ22が、細長いシャフト12を貫通し、第1のジョー16の近位タブ16bに形成されたボア20を貫通して延びている。図示されていないが、第2の可撓性ワイヤアクチュエータが、細長いシャフト12を貫通し、第2のジョー18に形成されたボアを貫通して延びることができる。ワイヤアクチュエータ22は、近位側に向いた力および遠位側に向いた力をジョー16の近位端部に形成されたタブ16bに加えてジョー16をピボットピン19回りに旋回させ、それによりジョー16を開閉するように構成されている。例示の実施形態では、ワイヤアクチュエータ22は、タブ16bの内面からボア20を通ってタブ16bの外面まで延び、ワイヤアクチュエータ22の末端部に形成されたヘッド24がタブ16bの外面に当接して張力をアクチュエータ22に加えたときにワイヤアクチュエータ22がボアを通って引っ張られるのを阻止するようになっている。ワイヤアクチュエータ22がボア20を通って外方に延びることができるようにするため、好ましくは、ワイヤアクチュエータ22は、その末端部24に隣接してこのワイヤアクチュエータに形成された、予備形成曲がり部を含む。曲がり部の結果として、曲がり部の遠位側に位置するワイヤアクチュエータ22の一部分は、細長い部材12の中心軸線Aを通って延びる平面から垂直に外方に延びるようになる。かくして、曲がり部により、押す力/引く力をワイヤ22からエンドエフェクタ14のジョー16,18に運ぶことができる。
ジョー16の近位端部のタブ16bは、比較的小さな厚さを有するので、曲がり部は、好ましくは、ワイヤアクチュエータ22の末端部にかなり近接して形成される。換言すると、曲がり部から遠位側に延びるワイヤの長さは、好ましくは、タブ16bの厚さに実質的に等しい。ワイヤアクチュエータ22の末端部に比較的近接して、かくして、ワイヤアクチュエータ22のヘッド24に近接して曲がり部を形成するため、形成工具、例えば順送り型(progressive die)機械、または4スライド機械を用いてワイヤアクチュエータ22の末端部分に係合することができる。図2は、形成工具100の例示の一実施形態を示している。図示のように、工具100は、一般に、形成ベース101、および形成シュー103を含み、この成形ベースと成形シューとの間には、ワイヤアクチュエータ22と係合し、ワイヤに所望の曲がり部を形成するためのキャビティを画定している。さらに図示されているように、形成シュー103は、この形成シューに形成された平坦な表面102を含み、ヘッド24およびワイヤアクチュエータ22の末端部分がこの平坦な表面に寄りかかっている。これにより、ワイヤアクチュエータ22の末端部に隣接して曲がり部を形成しやすくなる。
ワイヤアクチュエータ22の末端部分、およびワイヤアクチュエータ22の末端部に位置するヘッド24が形成工具100により係合されることができるようにするため、好ましくは、ヘッド24は、ヘッド24に形成され、ワイヤアクチュエータ22の外面とほぼ同一平面上に位置する、少なくとも1つの平らな側壁を含む。平らな側壁により、ヘッド24、およびワイヤアクチュエータ22の末端部の両方が、形成工具100の平坦な表面102に平らな状態で寄りかかることができる。ヘッド24に平らな側壁がない場合、ヘッド24は、ワイヤアクチュエータ22の末端部が形成工具100の平坦な表面102に直接寄りかかるのを阻止し、かくして、曲がり部の形成が妨害される。変形例として、ワイヤアクチュエータ22に平坦な側壁がない場合、形成シュー103は、曲がり部に適切に係合してこれを成形するためにつま先特徴部(toe feature)を有し、他方、曲がり部がいったん作られると、ヘッド全体が適度に急峻な曲がり部を作ることができるようにするためにアンダーカットを提供する。このつま先特徴部は、このつま先特徴部によって、ワイヤアクチュエータ22が、製造中、形成シュー103から自由に外れるのが阻止されるので、許容できる解決策とはならない。
図3A〜図3Cは、末端部22bに形成されたヘッド24を有する可撓性ワイヤアクチュエータ22の例示の一実施形態を示しており、このヘッドは、少なくとも1つの平坦な側壁または領域24pを含む。この実施形態では、ヘッド24は、D字形の形態を有し、このため、ヘッド24は、近位側に向いた表面24a、および遠位側に向いた表面24bを含み、これら表面相互間には、側壁が延びており、この側壁は、Dという文字の形状をした周囲を有している。具体的に言えば、側壁の周囲は、弧状領域24c、および平坦な領域24pを含む。これは、図3Cに最もよく示されており、この図3Cは、ワイヤアクチュエータ22の末端部22bに位置するヘッド24の遠位側から見た端面図である。図3Bに示すように、平坦領域24pは、ヘッド24の平坦領域、およびワイヤアクチュエータ22の末端部22bが形成工具の平坦な表面に平らに寄りかかることができるようワイヤアクチュエータ22の外面と同一平面上にある。ヘッド24の近位側に向いた表面24a、および遠位側に向いた表面24bの形状は、様々であってよいが、図3A〜図3Cに示されているように、近位側表面24aおよび遠位側表面24bは、実質的に平坦である。必要条件ではないが、ヘッド24の近位側に向いた表面24bに当接するワイヤアクチュエータ22の末端部22bは、オプションとして図3Bに示すようにヘッド24に向かって外方にラッパ状に広がることができる。
当該技術分野において知られている種々の技術を用いてD字形ヘッド24をワイヤアクチュエータ22の末端部22bに形成することができるが、例示の実施形態では、ヘッド24、およびアクチュエータ22は、一体に形成される。すなわち、ヘッド24、およびアクチュエータ22を、同一材料で形成された単一のユニットとして成型する。これは、当該技術分野において知られている標準の引き抜き加工(drawing)、頭付け、形成(forming)、成形(shaping)、および成型法を用いると共に、D字形ヘッドを備えたワイヤを形成するよう構成された形状を備える拘束用具を用いて達成できる。アクチュエータ22を形成するのに用いられる材料は、様々であってよいが、特定の適用、例えば図1Aを参照して説明したような医療用把持器具では、アクチュエータ22は、好ましくは、ステンレス鋼、例えば304Vステンレス鋼、または良好な引張強度を有する他の金属および材料で形成される。
アクチュエータ22の寸法もまた、使用意図に応じて様々であってよいが、例示の実施形態では、ヘッド24は、ワイヤアクチュエータ22の最大幅または直径よりも大きな最大幅を有する。これにより、ヘッド24は、ワイヤアクチュエータ22がジョー16の近位タブ16bに形成されたボア20から離脱するのを阻止することができる。非限定的な例を挙げると、図3Cに示されているように、ワイヤアクチュエータ22は、約0.279mm(約0.011インチ)の直径dwを有することができ、ヘッド24は、約0.508mm(約0.020インチ)の最大幅(例えば弧状領域24cを横切って測定した直径dh)を有することができる。また、ヘッド24の近位側に向いた表面24aと遠位側に向いた表面24bとの間で測定したヘッド24の深さhd(図3B)は、近位タブ16bの厚さ、およびアクチュエータ22の末端部22bが挿入されるべきボア20の深さに応じて様々であってよいが、例示の一実施形態では、ヘッド24は、約0.127mm(約0.005インチ)の深さhdを有する。
ワイヤアクチュエータ22がいったん形成されると、1つまたは2つ以上の曲がり部をアクチュエータ22の末端部分に形成することができ、それにより、アクチュエータ22を医療器具、例えば図1Aに示された外科用把持器具10のジョー16にかみ合わせることができる。曲がり部の数量、および各曲がり部の特定の場所は、把持器具の形態に応じて様々であってよい。図3A〜図3Cに示す実施形態では、アクチュエータ22の末端部分または遠位部分は、それら部分に形成された3つの曲がり部26,28,30を含み、したがって、遠位部分は、幾分C字形になっている。第1の曲がり部26は、末端部22bおよびヘッド24の比較的近くに形成され、第2の曲がり部28および第3の曲がり部30は、第1の曲がり部26の近位側に、かつこれから距離を置いて形成されることができる。例示の一実施形態では、ワイヤアクチュエータ22の末端部22bが器具10の中心軸線A(図1A)を含む平面に対して実質的に垂直に延びることができるようにするため、第1の曲がり部26は、好ましくは、約90゜の角度αを有する。これにより、ワイヤアクチュエータ22の末端部分は、ジョー16のボア20の軸線と同軸に延びると共に、第1の曲がり部26の近位側に位置するワイヤアクチュエータ22の近位部分が、器具10のシャフト12を貫通して延びることができる。また、ワイヤ22の第1の曲がり部26と末端部22bとの間の距離は、様々であってよいが、例示の一実施形態では、距離dtは、約0.25mm(約0.01インチ)〜0.51mm(0.02インチ)の範囲である。第2の曲がり部28および第3の曲がり部30の場所および角度は、使用意図に応じて所望通りに様々であってよい。ワイヤアクチュエータ22の残りの部分もまた、様々であってよく、この残りの部分は、直線状の形態を有してもよく、図2Aに示すように実質的に湾曲していてもよく、あるいは、使用意図に応じて必要ならば種々の他の形態を有することができる。
使用にあたり、ワイヤアクチュエータ22の近位端部を近位タブ16bのボア20に通して挿入することにより、ワイヤアクチュエータ22をジョー16にかみ合わせる。近位端部を近位タブ16bの外面から内面に向かって挿入する。次に、ワイヤアクチュエータ22を細長いシャフト12に通して、器具10の取手に形成されているアクチュエータ、例えばノブまたはレバーに結合する。D字形ヘッド24は、ジョー16の近位タブ16bの外面に当接し、第1の曲がり部26は、ジョー16の近位タブ16bの内面に隣接して配置される。上述したように、アクチュエータ22を近位側の方向に動かすことにより、ジョー16は、ピボットピン19回りに旋回し、それにより、ジョー16は、閉じ位置に動き、また、アクチュエータ22を遠位側の方向に動かすことにより、ジョー16は、図1Aに示す開き位置に戻ることになる。2本のワイヤアクチュエータ22を用いることにより、各ジョー16,18は、同時に旋回するか、または互いに独立して旋回することができる。
また、ヘッド24に実質的に隣接して形成された曲がり部26を備えたD字形ヘッド付きワイヤ22を用いることは、これにより比較的高い極限強さが得られるので有利な場合がある。所望の強度は、好ましくは、約5.44kg(約12ポンド)であり、上述した寸法を備える304Vステンレス鋼から形成されたワイヤアクチュエータに対して行われた試験の示すところによれば、破断前の極限強さは、約7.71kg(約17ポンド)であった。
また、本明細書において開示した器具は、1回使用した後に処分されるよう設計されていてもよく、あるいは、複数回使用されるよう設計されていてもよい、しかしながら、いずれの場合においても、器具は、少なくとも1回使用した後に再使用できるよう再調節されることができる。再調節は、器具の分解ステップ、それに続く特定の部品のクリーニングまたは交換ステップ、および次の再組み立てステップのうちの任意の組み合わせを含むことができる。具体的に言えば、器具を分解し、器具の任意の数の特定の部品または部分を任意の組み合わせで選択的に交換するか、または取り外すことができる。特定の部品をクリーニングし、かつ/あるいは交換すると、次の使用のために再調節施設で、または手術手技の直前に手術チームにより器具を再組み立てすることができる。当業者であれば理解されるように、器具の再調節は、分解、クリーニング/交換、および再組み立てのための種々の技術を利用することができる。このような技術を用いること、およびその結果得られる再調節済み器具を用いることが、全て、本発明の範囲に含まれる。
好ましくは、本明細書において説明した本発明の器具は、手術前に処理される。最初に、新品の器械または使用済み器械を得て、必要ならばクリーニングする。次に、器械を滅菌する。一滅菌方法では、器械を閉鎖密封容器、例えばプラスチックまたはTYVEK袋内に置く。次に、容器および器械を、容器を貫通することができる放射線の場、例えば、ガンマ放射線、x線、または高エネルギー電子の場の中に置く。放射線は、器械に付着している細菌および容器内に入っている細菌を殺す。次に、滅菌済み器械を滅菌容器内に保管することができる。密封状態の容器は、この容器が医療設備で開かれるまで器械を滅菌状態に保つ。
器具を滅菌することが好ましい。これは、当業者に知られている多くの方法で実施でき、その方法は、ベータまたはガンマ放射線、酸化エチレン、蒸気を含む。
当業者であれば、上述の実施形態に基づいて本発明の別の特徴および利点を理解することができよう。したがって、本発明は、添付の特許請求の範囲に記載されたことを除き、具体的に図示されると共に記載された事項によって限定されることはない。本明細書において引用する全ての刊行物および参考文献を参照することにより、これらの記載内容全体を本明細書に組み込む。
〔実施の態様〕
本発明の具体的な実施態様は、次の通りである。
(1)医療器具において、
細長い部材であって、前記細長い部材の遠位端部に形成されていて、組織を操作するよう構成された、第1および第2のジョーを有する、細長い部材と、
前記細長い部材を貫通して延びる可撓性ワイヤであって、
前記ジョーのうちの一方の内面から当該ジョーに設けられているボアを貫通して延びる遠位部分を有し、かつ、
前記可撓性ワイヤの末端部に形成されていて、前記ジョーの外面に隣接したところで終端するヘッドを有し、
前記ヘッドは、前記可撓性ワイヤの外面と同一平面上にある平坦な表面を含む、
可撓性ワイヤと、
を備える、医療器具。
(2)実施態様(1)記載の医療器具において、
前記可撓性ワイヤの前記遠位部分は、前記細長い部材の中心軸線を通って延びる平面から垂直に外方に延びる、医療器具。
(3)実施態様(1)記載の医療器具において、
前記ヘッドは、実質的にD字形である、医療器具。
(4)実施態様(2)記載の医療器具において、
前記D字形ヘッドは、近位側に向いた表面、遠位側に向いた表面、および前記近位側に向いた表面と前記遠位側に向いた表面との間に延びる側壁を含み、
前記側壁は、前記側壁の周囲がD字形になるように、弧状の領域、および平坦な領域を含む、医療器具。
(5)実施態様(4)記載の医療器具において、
前記側壁の前記平坦領域は、前記可撓性ワイヤの外面と同一平面上に位置する、医療器具。
(6)実施態様(4)記載の医療器具において、
前記遠位側に向いた表面は、実質的に平坦である、医療器具。
(7)実施態様(4)記載の医療器具において、
前記可撓性ワイヤの前記末端部は、前記D字形ヘッドの前記近位側に向いた表面に当接する、医療器具。
(8)実施態様(7)記載の医療器具において、
前記可撓性ワイヤの前記末端部は、前記D字形ヘッドの前記近位側に向いた表面に向かって外方にラッパ状に広がっている、医療器具。
(9)実施態様(1)記載の医療器具において、
前記ジョーの前記ボアは、前記ヘッドが前記ジョーの外面に寄りかかる(rests against)よう面取りされていない、医療器具。
(10)実施態様(1)記載の医療器具において、
前記可撓性ワイヤは、前記可撓性ワイヤの近位部分と前記遠位部分との間で前記可撓性ワイヤに形成された曲がり部を有し、
前記曲がり部は、前記可撓性ワイヤが通って延びる前記ジョーの前記内面に隣接して配置されている、医療器具。
(11)実施態様(10)記載の医療器具において、
前記曲がり部の遠位側に位置する前記ワイヤの前記遠位部分は、約0.25mm(約0.01インチ)〜0.51mm(0.02インチ)の範囲の長さを有する、医療器具。
(12)実施態様(10)記載の医療器具において、
前記曲がり部は、約90゜の角度を有する、医療器具。
(13)実施態様(1)記載の医療器具において、
前記可撓性ワイヤは、少なくとも約5.44kg(約12ポンド)の極限強さを有する、医療器具。
(14)実施態様(1)記載の医療器具において、
前記可撓性ワイヤは、少なくとも約7.71kg(約17ポンド)の極限強さを有する、医療器具。
(15)医療器具において、
細長い部材であって、前記細長い部材の遠位端部に位置するエンドエフェクタを有する、細長い部材と、
前記細長い部材を貫通して延びる可撓性アクチュエータであって、
前記アクチュエータの遠位端部に形成されたヘッドを有し、
前記ヘッドは、前記細長い部材の外面と同一平面上にある少なくとも1つの平坦な表面を有すると共に、前記可撓性アクチュエータの最大幅よりも大きな最大幅を有し、
前記可撓性アクチュエータの遠位部分は、前記細長い部材の中心軸線を通って延びる平面から垂直に外方に延びると共に、前記ヘッドが前記エンドエフェクタの外面に隣接したところで終端するよう前記エンドエフェクタに設けられているボアを貫通して延びている、
可撓性アクチュエータと、
を備える、医療器具。
(16)実施態様(15)記載の医療器具において、
前記ヘッドは、D字形であり、かつ、弧状の側壁、および平坦な側壁を含み、
前記平坦な側壁は、前記可撓性アクチュエータの外面と同一平面上にある、医療器具。
(17)実施態様(15)記載の医療器具において、
前記遠位部分は、前記可撓性アクチュエータに形成された、実質的に90゜の曲がり部のすぐ遠位側に位置している、医療器具。
(18)実施態様(17)記載の医療器具において、
前記遠位部分は、約0.25mm(約0.01インチ)〜0.51mm(0.02インチ)の範囲の長さを有する、医療器具。
(19)実施態様(15)記載の医療器具において、
前記ヘッド、および前記可撓性アクチュエータは、一体に形成されている、医療器具。
(20)手術のために実施態様(15)記載の前記医療器具を処理する方法において、
a)実施態様(1)記載の前記医療器具を得るステップと、
b)前記医療器具を滅菌するステップと、
c)前記医療器具を滅菌容器内に保管するステップと、
を備える、方法。
(21)外科用器具のためのアクチュエータを製造する方法において、
D字形ヘッドをワイヤの遠位端部に形成するステップと、
形成工具の形成シューで前記D字形ヘッドを把持して、前記D字形ヘッドの平坦な表面、および前記ワイヤの遠位部分が、前記形成シューの平坦な表面に寄りかかるようにするステップと、
前記形成工具を作動させて前記ワイヤの前記D字形ヘッドのすぐ近位側に曲がり部を形成するステップと、
を備える、方法。
(22)実施態様(21)記載の方法において、
前記D字形ヘッド、および前記ワイヤは、一体に形成される、方法。
(23)実施態様(21)記載の方法において、
前記曲がり部は、約90゜の角度を有する、方法。
(24)実施態様(21)記載の方法において、
前記ワイヤの、前記曲がり部の遠位側に位置する部分は、約0.25mm(約0.01インチ)〜0.51mm(0.02インチ)の範囲の長さを有する、方法。
(25)実施態様(21)記載の方法において、
前記D字形ヘッドの前記平坦な表面は、前記D字形ヘッドの側壁のD字形周囲の周りに形成され、
前記側壁は、前記D字形ヘッドの近位側に向いた表面と遠位側に向いた表面との間に延びる、方法。
(26)実施態様(21)記載の方法において、
細長い部材および1対のジョーを有する外科用器具に前記ワイヤを取り付けて、前記ワイヤが前記細長い部材を貫通して延びると共に、前記曲がり部の遠位側に位置する前記ワイヤの一部分が前記ジョーのうちの一方の内面から当該ジョーに形成されているボアを貫通するようにするステップであって、前記D字形ヘッドは、前記ジョーの外面に隣接したところで終端している、ステップ、
を更に備える、方法。
(27)実施態様(26)記載の方法において、
前記外科用器具を少なくとも1回の使用後に滅菌するステップ、
を更に含む、方法。
開き位置で示された対向する把持ジョーを有する外科用把持器具の遠位部分の例示の一実施形態の側面図である。 図1Aの器具のジョーのうちの一方の斜視図である。 形成工具の一実施形態の側面図であり、形成されているワイヤアクチュエータを示す図である。 可撓性ワイヤアクチュエータの例示の一実施形態の側面図であり、アクチュエータの末端部に形成されたヘッドの近位側の表面を示す図である。 図3Aの可撓性ワイヤアクチュエータの側面図であり、可撓性ワイヤアクチュエータの末端部分に形成された第1および第2の曲がり部を示す図である。 図3Aの可撓性ワイヤアクチュエータの側面図であり、アクチュエータの末端部に形成されたヘッドの遠位側の表面を示す図である。

Claims (11)

  1. 医療器具において、
    細長い部材であって、前記細長い部材の遠位端部に形成されていて、組織を操作するよう構成された、第1および第2のジョーを有する、細長い部材と、
    前記細長い部材を貫通して延びる可撓性ワイヤであって、
    前記ジョーのうちの一方の内面から当該ジョーに設けられているボアを貫通して延びる遠位部分を有し、かつ、
    前記可撓性ワイヤの末端部に形成されていて、前記ジョーの外面に隣接したところで終端するヘッドを有し、
    前記ヘッドは、前記可撓性ワイヤの外面と同一平面上にある平坦な表面を含む、
    可撓性ワイヤと、
    を備える、医療器具。
  2. 請求項1記載の医療器具において、
    前記可撓性ワイヤの前記遠位部分は、前記細長い部材の中心軸線を通って延びる平面から垂直に外方に延びる、医療器具。
  3. 請求項1記載の医療器具において、
    前記ヘッドは、実質的にD字形である、医療器具。
  4. 請求項2記載の医療器具において、
    前記D字形ヘッドは、近位側に向いた表面、遠位側に向いた表面、および前記近位側に向いた表面と前記遠位側に向いた表面との間に延びる側壁を含み、
    前記側壁は、前記側壁の周囲がD字形になるように、弧状の領域、および平坦な領域を含む、医療器具。
  5. 請求項4記載の医療器具において、
    前記側壁の前記平坦領域は、前記可撓性ワイヤの外面と同一平面上に位置する、医療器具。
  6. 請求項4記載の医療器具において、
    前記遠位側に向いた表面は、実質的に平坦である、医療器具。
  7. 請求項4記載の医療器具において、
    前記可撓性ワイヤの前記末端部は、前記D字形ヘッドの前記近位側に向いた表面に当接する、医療器具。
  8. 請求項7記載の医療器具において、
    前記可撓性ワイヤの前記末端部は、前記D字形ヘッドの前記近位側に向いた表面に向かって外方にラッパ状に広がっている、医療器具。
  9. 請求項1記載の医療器具において、
    前記ジョーの前記ボアは、前記ヘッドが前記ジョーの外面に寄りかかるよう面取りされていない、医療器具。
  10. 請求項1記載の医療器具において、
    前記可撓性ワイヤは、前記可撓性ワイヤの近位部分と前記遠位部分との間で前記可撓性ワイヤに形成された曲がり部を有し、
    前記曲がり部は、前記可撓性ワイヤが通って延びる前記ジョーの前記内面に隣接して配置されている、医療器具。
  11. 医療器具において、
    細長い部材であって、前記細長い部材の遠位端部に位置するエンドエフェクタを有する、細長い部材と、
    前記細長い部材を貫通して延びる可撓性アクチュエータであって、
    前記アクチュエータの遠位端部に形成されたヘッドを有し、
    前記ヘッドは、前記細長い部材の外面と同一平面上にある少なくとも1つの平坦な表面を有すると共に、前記可撓性アクチュエータの最大幅よりも大きな最大幅を有し、
    前記可撓性アクチュエータの遠位部分は、前記細長い部材の中心軸線を通って延びる平面から垂直に外方に延びると共に、前記ヘッドが前記エンドエフェクタの外面に隣接したところで終端するよう前記エンドエフェクタに設けられているボアを貫通して延びている、
    可撓性アクチュエータと、
    を備える、医療器具。
JP2007133159A 2006-05-19 2007-05-18 医療器具用アクチュエータ Abandoned JP2007313315A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/419,384 US20080097520A1 (en) 2006-05-19 2006-05-19 Medical device actuators

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007313315A true JP2007313315A (ja) 2007-12-06

Family

ID=38370776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007133159A Abandoned JP2007313315A (ja) 2006-05-19 2007-05-18 医療器具用アクチュエータ

Country Status (7)

Country Link
US (2) US20080097520A1 (ja)
EP (1) EP1857060B1 (ja)
JP (1) JP2007313315A (ja)
CN (1) CN101073486A (ja)
AU (1) AU2007202246A1 (ja)
CA (1) CA2589957A1 (ja)
DE (1) DE602007003894D1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9139784B2 (en) 2011-12-07 2015-09-22 Nova Chemicals (International) S.A. Reducing fouling in heat exchangers
US20140330298A1 (en) * 2013-05-03 2014-11-06 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Clamp arm features for ultrasonic surgical instrument
CN108135665B (zh) * 2015-11-11 2021-02-05 直观外科手术操作公司 可重新配置的末端执行器架构
CN112155669A (zh) * 2020-10-12 2021-01-01 常州安康医疗器械有限公司 一种导液型超声刀刀头

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5133727A (en) * 1990-05-10 1992-07-28 Symbiosis Corporation Radial jaw biopsy forceps
US4716757A (en) * 1986-08-25 1988-01-05 Advanced Cardiovascular Systems, Inc. Guide wire tip shaping tool and method
IT1211530B (it) * 1987-11-16 1989-11-03 Consiglio Nazionale Ricerche Zione del punto di origine di aritcatetere per biopsia endocardica mie ventricolari utilizzabile anche per l individua
US5810876A (en) * 1995-10-03 1998-09-22 Akos Biomedical, Inc. Flexible forceps device
US6106543A (en) * 1998-05-15 2000-08-22 Esser; Theodor Medical instrument driving member and end effector connection
JP2000175928A (ja) * 1998-10-08 2000-06-27 Olympus Optical Co Ltd 内視鏡用処置具
DE20020667U1 (de) 1999-12-23 2001-03-08 Storz Karl Gmbh & Co Kg Medizinisches Instrument zum Präparieren von Gewebe
DE102004033633B4 (de) * 2004-07-12 2006-08-03 Stryker Leibinger Gmbh & Co. Kg Chirurgisches Instrument zur Handhabung eines gebogenen Drahtes und chirurgisches System

Also Published As

Publication number Publication date
CA2589957A1 (en) 2007-11-19
EP1857060A1 (en) 2007-11-21
US8419766B2 (en) 2013-04-16
DE602007003894D1 (de) 2010-02-04
US20080097520A1 (en) 2008-04-24
CN101073486A (zh) 2007-11-21
AU2007202246A1 (en) 2007-12-06
EP1857060B1 (en) 2009-12-23
US20100088877A1 (en) 2010-04-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5474996B2 (ja) 可撓性アクチュエータを備えた外科用器具のための回転連結装置
JP5265568B2 (ja) 手動関節運動装置
US7479752B2 (en) Rotation actuator for endoscopic devices
US20100130817A1 (en) Tissue manipulation devices
JP2018530368A (ja) 剥離する外科用ジョー
WO2003030711A2 (en) Jaw assembly for endoscopic instruments
KR20100110801A (ko) 수술 기구
JP2004154164A (ja) 多自由度型処置具
US20140172009A1 (en) Device with Deflectable Distal End and Related Methods of Use
JP2007313315A (ja) 医療器具用アクチュエータ
EP2477557B1 (en) Shafted surgical instrument for remote access surgical procedures
BRPI1103045A2 (pt) cabo de tração selecionável
JPH1099340A (ja) 医療用処置具
JP3615800B2 (ja) 内視鏡用処置具
US20220087662A1 (en) Medical system having detachable end effector with articulation
JP2003116865A (ja) 外科用処置具

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20081107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100514

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20101013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20101013