JP2007312278A - ラッチ回路及び半導体集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】クロック信号のSET(Single Event Transient)に対するラッチ回路の耐性の向上。
【解決手段】本発明に係るラッチ回路は、入力データDATAが入力されるデータ入力部10と、そのデータ入力部10に接続されたノードNAを有するデータ保持部20とを備える。データ入力部10は、独立して駆動される第1クロック信号C1と第2クロック信号C2の両方が第1レベルの場合に、入力データDATAに応じたデータを上記ノードNAに伝える。データ保持部20は、第1クロック信号C1と第2クロック信号C2の少なくとも一方が第1レベルと逆の第2レベルである場合に、上記ノードNAにおけるデータを保持する。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体集積回路中のラッチ回路に関する。
半導体チップに入射する高エネルギーの放射線は、様々な回路の誤動作を引き起こす。例えば、放射線の入射により、メモリ素子のノードに記憶されたデータが反転する現象が発生し得る。そのような記憶データの反転現象は、SEU(Single Event Upset)と呼ばれている。
SEU耐性が高められたSRAMやラッチ回路等のメモリ素子が、特許文献1、非特許文献1、非特許文献2、及び非特許文献3に記載されている。これらの文献に記載された技術によれば、メモリ素子は4個のノードを有しており、データはそれら4個のノードで保持される。それら4ノードのうち2つには同じ値のデータが保持され、残りの2つにはその反転データが保持される。つまり、安定状態における4ノードのデータは、「0,1,0,1」または「1,0,1,0」となる。そのデータの保持状態を反転させるためには、2個以上のノードのデータを同時に変化させる必要がある。いずれか一箇所のノードの値が一時的に変動しても、SEU程度の短い時間であれば、残りの3箇所のノードの値は保たれる。結果として、4ノードのデータ保持状態は、元の状態に復帰する。このように、メモリ素子のSEU耐性が高められている。
米国特許第6696873号 T. Calin, et al., "Upset Hardened Memory Design for Submicron CMOS Technology," IEEE TRANSACTIONS ON NUCLEAR SCIENCE, Vol. 43, No. 6, pp.2874-2878, Dec. 1996. P. Hazucha, et al., "Measurements and analysis of SER tolerant latch in a 90nm dual-Vt CMOS process," IEEE 2003 CUSTOM INTEGRATED CIRCUITS CONFERENCE, pp. 617-620, 2003. M. J. Myjak, et al., "Enhanced Fault-Tolerant CMOS Memory Elements," The 47th IEEE International Midwest Symposium on Circuits and Systems, pp. I-453-456, 2004.
半導体チップに放射線が入射すると、メモリ素子における記憶データの反転の他に、組み合わせ論理回路における出力信号レベルの擾乱が発生する可能性がある。そのような放射線に起因する信号レベルの擾乱は、SET(Single Event Transient)と呼ばれている。SETは、回路の誤動作を引き起こす。例えば、ラッチ回路に供給されるクロック信号に擾乱が発生すると、そのラッチ回路が誤動作する可能性がある。その場合、たとえSEUが発生していなくても、ラッチ回路の誤動作により、結局は記憶データが書き換わってしまう。クロック信号のSETに対するラッチ回路の耐性を高めることができる技術が望まれる。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用される番号・符号を用いて、[課題を解決するための手段]を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明に係るラッチ回路は、入力データが入力されるデータ入力部(10)と、そのデータ入力部(10)に接続されたノード(NA)を有するデータ保持部(20)とを備える。データ入力部(10)は、独立して駆動される第1クロック信号(C1)と第2クロック信号(C2)の両方が第1レベルの場合に、入力データに応じたデータを上記ノード(NA)に伝える。データ保持部(20)は、第1クロック信号(C1)と第2クロック信号(C2)の少なくとも一方が第1レベルと逆の第2レベルである場合に、上記ノード(NA)におけるデータを保持する。
このように、本発明に係るラッチ回路の動作は、独立した2系統のクロック信号(C1,C2)により制御される。SETによって一方の系統のクロック信号が一時的に変動したとしても、入力データは、データ保持部(20)のノード(NA)には反映されない。また、一方の系統のクロック信号が一時的に変動したとしても、データ保持部(20)は、ノード(NA)におけるデータを保持し続ける。従って、SETに起因するクロック擾乱によってラッチ回路が誤動作し、記憶データが書き換わることが防止される。すなわち、クロック信号のSETに対するラッチ回路の耐性が向上する。
本発明によれば、クロック信号のSETに対するラッチ回路の耐性が向上する。
添付図面を参照して、本発明に係るラッチ回路を説明する。そのラッチ回路は、例えばフリップフロップ回路に含まれている。また、そのラッチ回路は、半導体集積回路に搭載されており、データのラッチに用いられる。
1.第1の実施の形態
1−1.概略構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。このラッチ回路は、入力データが入力される入力端子DATA、データ入力部10、データ保持部20、及び出力データが出力される出力端子Qを備えている。入力端子DATAはデータ入力部10に接続されており、入力データは、入力端子DATAを通してデータ入力部10に入力される。データ入力部10は、データ保持部20のノードNAに接続されており、入力データに応じたデータをそのノードNAに伝える。データ保持部20は、そのノードNAにおけるデータを保持する。ノードNAは、PchトランジスタP21及びNchトランジスタN21から構成されるインバータ21を介して、出力端子Qに接続されている。
本実施の形態に係るラッチ回路は、2系統のクロック信号により制御される。一方の系統(第1クロック信号)は、第1正転クロック信号C1と、その反転信号である第1反転クロック信号CB1から構成される。他方の系統(第2クロック信号)は、第2正転クロック信号C2と、その反転信号である第2反転クロック信号CB2から構成される。クロック信号C1、CB1、C2、CB2は、互いに同期して遷移するが、互いに独立して駆動される。また、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2は同じ位相を有し、それらの反転信号である第1反転クロック信号CB1と第2正転クロック信号CB2も同じ位相を有する。つまり、擾乱が発生していない限り、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)は、同じ状態にある。言い換えれば、本実施の形態に係るラッチ回路には、冗長なクロック信号が供給される。
そのような冗長なクロック信号によって、データ入力部10及びデータ保持部20の動作が制御される。つまり、データ入力部10は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)の状態に依って、データをノードNAに伝える、あるいは、データの伝達を遮断する。また、データ保持部20は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)の状態に依って、ノードNAにおけるデータを保持する、あるいは、データの保持を停止する。そのようなデータ入力部10及びデータ保持部20の構成例を、以下詳しく説明する。
1−2.データ入力部
図1において、データ入力部10は、入力端子DATAとノードNAとの間に介在するクロックドインバータ11を有している。そのクロックドインバータ11は、電源とグランドとの間に直列に接続された6個のMOSトランジスタから構成されている。具体的には、クロックドインバータ11は、直列に接続されたPchトランジスタP11〜P13とNchトランジスタN11〜N13を有している。
PchトランジスタP11とNchトランジスタN11のゲートは、入力端子DATAに接続されている。PchトランジスタP13とNchトランジスタN13のドレインは、ノードNAに接続されている。PchトランジスタP12のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。PchトランジスタP13のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN13のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。NchトランジスタN12のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。つまり、クロックドインバータ11は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)に基づいて動作するように構成されている。
具体的には、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、NchトランジスタN13、N12の両方がオンする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がLowレベルとなり、PchトランジスタP13、P12の両方がオンする。その結果、クロックドインバータ11は、PchトランジスタP11とNchトランジスタN11とで構成された単なるインバータとなる。この場合、データ入力部10は、入力端子DATAに入力される入力データの反転データを、ノードNAに伝える。
それ以外の場合、すなわち、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、NchトランジスタN13、N12の少なくとも一方がオフする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の少なくとも一方がHighレベルとなり、PchトランジスタP13、P12の少なくとも一方がオフする。その結果、入力端子DATAとノードNAとの間の電気的接続が遮断される。すなわち、データ入力部10は、データをノードNAに伝達しない。
1−3.データ保持部
図1において、データ保持部20は、インバータ22、及びクロックドインバータ23を有している。
インバータ22は、PchトランジスタP22とNchトランジスタN22から構成されている。このインバータ22の入力はノードNAに接続されており、その出力はノードNBに接続されている。その結果、ノードNBには、ノードNAにおけるデータの反転データが現れる。また、クロックドインバータ23の入力はノードNBに接続されており、その出力はノードNAに接続されている。つまり、インバータ22とクロックドインバータ23によって、データを保持するためのフィードバックループが形成されている。
クロックドインバータ23は、PchトランジスタP23〜P25とNchトランジスタN23〜N25を有している。PchトランジスタP23のソースは電源に接続されている。PchトランジスタP23のドレインとノードNAとの間には、PchトランジスタP24、P25が並列に接続されている。また、NchトランジスタN23のソースはグランドに接続されている。NchトランジスタN23のドレインとノードNAとの間には、NchトランジスタN24、N25が並列に接続されている。
PchトランジスタP23とNchトランジスタN23のゲートは、ノードNBに接続されている。PchトランジスタP24のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。PchトランジスタP25のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。NchトランジスタN24のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN25のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。つまり、クロックドインバータ23は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)に基づいて動作するように構成されている。
具体的には、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、PchトランジスタP24、P25の両方がオフする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がLowレベルとなり、NchトランジスタN24、N25の両方がオフする。その結果、ノードNBからノードNAへのフィードバックが無効化される。またこの時、データ入力部10は、上述の通り、入力データの反転データをノードNAに伝えている。従って、ノードNAにおけるデータが書き換えられることになる。
それ以外の場合、すなわち、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、PchトランジスタP24、P25の少なくとも一方がオンする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の少なくとも一方がHighレベルとなり、NchトランジスタN24、N25の少なくとも一方がオンする。その結果、クロックドインバータ23は、PchトランジスタP23とNchトランジスタN23とで構成された単なるインバータとなる。この場合、データ保持部20は、ノードNAとノードNBにおけるデータを安定的に保持する。尚、データ入力部10は、上述の通り、データをノードNAに伝達していない。
1−4.効果
以上に説明されたように、本実施の形態に係るラッチ回路は、独立した2系統のクロック信号により制御される。そして、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、データ入力部10はデータをノードNAに伝達せず、且つ、データ保持部20はノードNAにおけるデータを安定的に保持し続ける。すなわち、SETによって一方の系統のクロック信号が一時的に変動したとしても、入力データはノードNAには反映されず、そのノードNAにおけるデータは安定的に保持される。従って、SETに起因するクロック擾乱によってラッチ回路が誤動作し、記憶データが書き換わることが防止される。つまり、クロック信号のSETに対するラッチ回路の耐性が向上する。
ノードNAにおけるデータが書き換えられるのは、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)である。この時、データ入力部10はデータをノードNAに伝える。同時に、本実施の形態に係るデータ保持部20も2系統のクロック信号で制御されているため、データ保持部20におけるフィードバックが無効化される。データ保持部20がデータの保持を停止するため、入力側の電流駆動能力が小さくても、データの書き換えが可能となる。このように、データ保持部20も2系統のクロック信号で制御されているため、データの書き換えが容易になり、データの書き込み時間が短縮される。
2.第2の実施の形態
図2は、本発明の第2の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。図2において、図1に示された構成と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態におけるデータ保持部20は、第1の実施の形態におけるデータ保持部20と同じである。
図2において、データ入力部10は、インバータ14、トランスファゲート15及び16を有している。インバータ14は、PchトランジスタP14とNchトランジスタN14から構成されている。インバータ14の入力は入力端子DATAに接続されている。トランスファゲート15、16は、インバータ14の出力とノードNAとの間に直列に接続されている。
トランスファゲート15は、インバータ14の出力とトランスファゲート16との間に介在している。このトランスファゲート15は、PchトランジスタP15とNchトランジスタN15から構成されている。PchトランジスタP15のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN15のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。このように、トランスファゲート15は、一方の系統のクロック信号C1、CB1に基づいて動作するように構成されている。
トランスファゲート16は、トランスファゲート15とノードNAとの間に介在している。このトランスファゲート16は、PchトランジスタP16とNchトランジスタN16から構成されている。PchトランジスタP16のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。NchトランジスタN16のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。このように、トランスファゲート15は、他方の系統のクロック信号C2、CB2に基づいて動作するように構成されている。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、NchトランジスタN15、N16の両方がオンする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がLowレベルとなり、PchトランジスタP15、P16の両方がオンする。その結果、トランスファゲート15、16の両方がデータを伝達することになる。この場合、データ入力部10は、入力端子DATAに入力される入力データの反転データを、ノードNAに伝える。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、NchトランジスタN15、N16の少なくとも一方がオフする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の少なくとも一方がHighレベルとなり、PchトランジスタP15、P16の少なくとも一方がオフする。その結果、入力端子DATAとノードNAとの間の電気的接続が遮断される。すなわち、データ入力部10は、データをノードNAに伝達しない。
図2に示された構成によっても、第1の実施の形態と同じ効果が得られる。
3.第3の実施の形態
図3は、本発明の第3の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。図3において、図1に示された構成と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態におけるデータ入力部10は、第1の実施の形態におけるデータ入力部10と同じである。
図3において、データ保持部20は、インバータ22、26、トランスファゲート27、28を有している。インバータ26は、PchトランジスタP26とNchトランジスタN26から構成されている。このインバータ26の入力はノードNBに接続されている。トランスファゲート27、28は、インバータ26の出力とノードNAとの間に並列に接続されている。つまり、トランスファゲート27、28は、インバータ22とインバータ26との間のフィードバックループ上に、並列に設けられている。
トランスファゲート27は、PchトランジスタP27とNchトランジスタN27から構成されている。PchトランジスタP27のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。NchトランジスタN27のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。このように、トランスファゲート27は、一方の系統のクロック信号C1、CB1に基づいて動作するように構成されている。
トランスファゲート28は、PchトランジスタP28とNchトランジスタN28から構成されている。PchトランジスタP28のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。NchトランジスタN28のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。このように、トランスファゲート28は、他方の系統のクロック信号C2、CB2に基づいて動作するように構成されている。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、PchトランジスタP27とPchトランジスタP28の両方がオフする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がLowレベルとなり、NchトランジスタN27とNchトランジスタN28の両方がオフする。その結果、ノードNBからノードNAへのフィードバックが無効化される。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、PchトランジスタP27、P28の少なくとも一方がオンする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の少なくとも一方がHighレベルとなり、NchトランジスタN27、N28の少なくとも一方がオンする。
その結果、トランスファゲート27、28の少なくとも一方がデータを伝達することになる。この場合、データ保持部20は、ノードNAとノードNBにおけるデータを安定的に保持する。
図3に示された構成によっても、第1の実施の形態と同じ効果が得られる。
4.第4の実施の形態
図4は、本発明の第4の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。図4において、図1〜図3に示された構成と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態におけるデータ入力部10は、第2の実施の形態におけるデータ入力部10と同じである。また、本実施の形態におけるデータ保持部20は、第3の実施の形態におけるデータ保持部20と同じである。このような構成によっても、第1の実施の形態と同じ効果が得られる。
5.第5の実施の形態
5−1.概略構成
図5は、本発明の第5の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。既出の実施の形態と同様に、データ保持部20は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)の状態に依って、データを保持する、あるいは、データの保持を停止する。但し、本実施の形態に係るデータ保持部20は、4つのノードNA1、NA2、NB1、NB2を有している。そして、本実施の形態に係るデータ入力部10は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)の状態に依って、データをノードNA1、NA2の両方に伝える、あるいは、データの伝達を遮断する。
5−2.データ入力部10
図5において、データ入力部10は、第1データ入力部30と第2データ入力部40を含んでいる。第1データ入力部30は、入力端子DATAとノードNA1との間に介在しており、入力端子DATAに供給される入力データに応じたデータをノードNA1に伝える。一方、第2データ入力部40は、入力端子DATAとノードNA2との間に介在しており、入力データに応じたデータをノードNA2に伝える。
より具体的には、第1データ入力部30は、入力端子DATAとノードNA1との間に直列に接続されたトランスファゲート31、32を有している。トランスファゲート31は、入力端子DATAとトランスファゲート32との間に介在しており、PchトランジスタP31とNchトランジスタN31から構成されている。PchトランジスタP31のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN31のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。このように、トランスファゲート31は、一方の系統のクロック信号C1、CB1に基づいて動作するように構成されている。また、トランスファゲート32は、トランスファゲート31とノードNA1との間に介在しており、PchトランジスタP32とNchトランジスタN32から構成されている。PchトランジスタP32のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。NchトランジスタN32のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。このように、トランスファゲート32は、他方の系統のクロック信号C2、CB2に基づいて動作するように構成されている。
同様に、第2データ入力部40は、入力端子DATAとノードNA2との間に直列に接続されたトランスファゲート41、42を有している。トランスファゲート41は、入力端子DATAとトランスファゲート42との間に介在しており、PchトランジスタP41とNchトランジスタN41から構成されている。PchトランジスタP41のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN41のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。このように、トランスファゲート41は、一方の系統のクロック信号C1、CB1に基づいて動作するように構成されている。また、トランスファゲート42は、トランスファゲート41とノードNA2との間に介在しており、PchトランジスタP42とNchトランジスタN42から構成されている。PchトランジスタP42のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。NchトランジスタN42のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。このように、トランスファゲート42は、他方の系統のクロック信号C2、CB2に基づいて動作するように構成されている。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、NchトランジスタN31、N32の両方がオンする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がLowレベルとなり、PchトランジスタP31、P32の両方がオンする。その結果、トランスファゲート31、32の両方がデータを伝達することになる。この場合、第1データ入力部30は、入力端子DATAに入力される入力データを、ノードNA1に伝える。同様に、トランスファゲート41、42の両方がデータを伝達することになる。この場合、第2データ入力部40は、入力データをノードNA2に伝える。つまり、データ入力部10は、同じデータをノードNA1及びNA2の両方に伝える。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、NchトランジスタN31、N32の少なくとも一方がオフする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の少なくとも一方がHighレベルとなり、PchトランジスタP31、P32の少なくとも一方がオフする。その結果、入力端子DATAとノードNA1との間の電気的接続が遮断される。この場合、第1データ入力部30は、データをノードNA1に伝達しない。同様に、入力端子DATAとノードNA2との間の電気的接続が遮断される。この場合、第2データ入力部40は、データをノードNA2に伝達しない。つまり、データ入力部10は、データをノードNA1及びNA2に伝達しない。
5−3.データ保持部
図5において、データ保持部20は、4個のノードNA1、NA2、NB1、及びNB2を有している。ノードNA1及びノードNA2は、データ入力部10の出力に接続されている。ノードNB1及びノードNB2は、インバータ51を介して出力端子Qに接続されている。
ノードNA1、NA2とノードNB1との間には、インバータ61が介在しており、ノードNB1には、ノードNA1、NA2のデータと逆のデータが現れる。また、ノードNA1、NA2とノードNB2との間には、インバータ62が介在しており、ノードNB2には、ノードNA1、NA2のデータと逆のデータが現れる。更に、ノードNB1、NB2とノードNA1との間には、クロックドインバータ63が介在しており、ノードNA1には、ノードNB1、NB2のデータと逆のデータが現れる。つまり、クロックドインバータ63は、ノードNB1、NB2からノードNA1へのフィードバックループ上に設けられている。更に、ノードNB1、NB2とノードNA2との間には、クロックドインバータ66が介在しており、ノードNA2には、ノードNB1、NB2のデータと逆のデータが現れる。つまり、クロックドインバータ66は、ノードNB1、NB2からノードNA1へのフィードバックループ上に設けられている。
以下、各インバータの構成を更に詳しく説明する。
インバータ51は、電源とグランドとの間に直列に接続された4個のMOSトランジスタから構成されている。具体的には、インバータ51は、PchトランジスタP51、P52、NchトランジスタN51、N52を有している。PchトランジスタP51、NchトランジスタN51のゲートは、ノードNB1に接続されている。PchトランジスタP52、NchトランジスタN52のゲートは、ノードNB2に接続されている。PchトランジスタP52、NchトランジスタN52のドレインは、出力端子Qに接続されている。よって、ノードNB1、NB2のデータが同じ場合、そのデータの反転データが出力端子Qから出力される。
インバータ61は、電源とグランドとの間に直列に接続されたPchトランジスタP61及びNchトランジスタN61から構成されている。PchトランジスタP61のゲートは、ノードNA1に接続されている。NchトランジスタN61のゲートは、ノードNA2に接続されている。PchトランジスタP61とNchトランジスタN61のドレインは、ノードNB1に接続されている。これにより、ノードNA1、NA2におけるデータの反転データがノードNB1に現れる。
インバータ62は、電源とグランドとの間に直列に接続されたPchトランジスタP62及びNchトランジスタN62から構成されている。PchトランジスタP62のゲートは、ノードNA2に接続されている。NchトランジスタN62のゲートは、ノードNA1に接続されている。PchトランジスタP62とNchトランジスタN62のドレインは、ノードNB2に接続されている。これにより、ノードNA1、NA2におけるデータの反転データがノードNB2に現れる。
クロックドインバータ63は、PchトランジスタP63〜P65とNchトランジスタN63〜N65を有している。PchトランジスタP63のソースは電源に接続されている。PchトランジスタP63のドレインとノードNA1との間には、PchトランジスタP64、P65が並列に接続されている。また、NchトランジスタN63のソースはグランドに接続されている。NchトランジスタN63のドレインとノードNA1との間には、NchトランジスタN64、N65が並列に接続されている。PchトランジスタP63のゲートは、ノードNB2に接続されている。NchトランジスタN63のゲートは、ノードNB1に接続されている。PchトランジスタP64のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。PchトランジスタP65のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。NchトランジスタN64のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN65のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。つまり、クロックドインバータ63は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)に基づいて動作するように構成されている。
クロックドインバータ66は、PchトランジスタP66〜P68とNchトランジスタN66〜N68を有している。PchトランジスタP66のソースは電源に接続されている。PchトランジスタP66のドレインとノードNA2との間には、PchトランジスタP67、P68が並列に接続されている。また、NchトランジスタN66のソースはグランドに接続されている。NchトランジスタN66のドレインとノードNA2との間には、NchトランジスタN67、N68が並列に接続されている。PchトランジスタP66のゲートは、ノードNB1に接続されている。NchトランジスタN66のゲートは、ノードNB2に接続されている。PchトランジスタP67のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。PchトランジスタP68のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。NchトランジスタN67のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN68のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。つまり、クロックドインバータ66は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)に基づいて動作するように構成されている。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、PchトランジスタP64、P65の両方がオフする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がLowレベルとなり、NchトランジスタN64、N65の両方がオフする。その結果、クロックドインバータ63が非活性化され、ノードNB1、NB2からノードNA1へのフィードバックが無効化される。同様に、クロックドインバータ66が非活性化され、ノードNB1、NB2からノードNA2へのフィードバックが無効化される。この時、データ入力部10は、上述の通り、入力データをノードNA1、NA2の両方に伝えている。従って、データ保持部20において、ノードNA1、NA2のデータが書き換えられることになる。インバータ61、62は、ノードNA1、NA2におけるデータの反転データを、ノードNB1、NB2のそれぞれに出力する。つまり、ノードNB1、NB2のデータも書き換えられる。そして、インバータ51は、ノードNB1、NB2におけるデータの反転データを、出力端子Qに出力する。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、PchトランジスタP64、P65の少なくとも一方がオンする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の少なくとも一方がHighレベルとなり、NchトランジスタN64、N65の少なくとも一方がオンする。その結果、クロックドインバータ63は、PchトランジスタP63とNchトランジスタN63とで構成された単なるインバータとなる。つまり、クロックドインバータ63が活性化され、ノードNB1、NB2からノードNA1へのフィードバックが有効化される。同様に、クロックドインバータ66が活性化され、ノードNB1、NB2からノードNA2へのフィードバックが有効化される。この場合、データ保持部20は、4個のノードNA1、NA2、NB1、NB2におけるデータを安定的に保持する。それら4ノードのうち2つには同じ値のデータが保持され、残りの2つにはその反転データが保持される。つまり、安定状態における4ノードのデータは、「0,1,0,1」または「1,0,1,0」となる。インバータ51は、ノードNB1、NB2におけるデータの反転データを、出力端子Qに出力する。尚、データ入力部10は、上述の通り、データをノードNAに伝達していない。
5−4.効果
本実施の形態によれば、既出の実施の形態と同様に、クロック信号のSETに対するラッチ回路の耐性が向上する。更に、ラッチ回路のSEU(Single Event Upset)に対する耐性も向上するという追加的な効果が得られる。その理由は次の通りである。
上述の通り、本実施の形態に係るデータ保持部20によれば、データは4個のノードNA1、NA2、NB1、NB2で保持される。安定状態における4ノードのデータは、「0,1,0,1」または「1,0,1,0」となる。そのデータの保持状態を反転させるためには、2個以上のノードのデータを同時に変化させる必要がある。いずれか一箇所のノードの値が一時的に変動しても、SEU程度の短い時間であれば、残りの3箇所のノードの値は保たれる。結果として、4ノードのデータ保持状態は、元の状態に復帰する。このように、ラッチ回路のSEU耐性が高められている。
また、データが書き換えられるのは、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)である。この時、データ入力部10はデータをノードNA1、NA2の両方に伝える。同時に、本実施の形態に係るデータ保持部20も2系統のクロック信号で制御されているため、データ保持部20におけるフィードバックが無効化される。データ保持部20がデータの保持を停止するため、入力側の電流駆動能力が小さくても、データの書き換えが可能となる。このように、データ保持部20も2系統のクロック信号で制御されているため、データの書き換えが容易になり、データの書き込み時間が短縮される。
6.第6の実施の形態
図6は、本発明の第6の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。図6において、図5に示された構成と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態におけるデータ保持部20は、第5の実施の形態におけるデータ保持部20と同じである。
データ保持部20においては上述の通りSEU耐性が高められているので、正常に書き込みを行うためには、データ入力部10は、ノードNA1とNA2の両方に同じデータを供給しなければならない。もし、ノードNA1、NA2に供給されるデータが一致していなければ、4ノードのデータ保持状態はすぐに元の状態に戻ってしまう。この性質を利用することにより、本実施の形態に係るデータ入力部10の構成は単純化されている。
図6において、第1データ入力部30は上述のトランスファゲート31を有しており、トランスファゲート32は省かれている。また、第2データ入力部40は上述のトランスファゲート42を有しており、トランスファゲート41は省かれている。
第1正転クロック信号C1がHighレベルの場合、第1反転クロック信号CB1はLowレベルであり、トランスファゲート31は、入力データをノードNA1に伝える。第2正転クロック信号C2がHighレベルの場合、第2反転クロック信号CB1はLowレベルであり、トランスファゲート32は、入力データをノードNA2に伝える。つまり、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の“両方”がHighレベルの場合(第1状態)にのみ、データ入力部10は、“同じデータ”をノードNA1及びNA2の“両方”に伝える。
逆に、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、入力データが伝達されるノードは、ノードNA1、NA2のうち多くて1つである。少なくとも、ノードのNA1及びNA2の“両方”には、“同じデータ”は伝わらない。結果として、データ保持部20においてデータの書き換えは起こらない。
このように、図6に示された構成によっても、第5の実施の形態と同様の動作が実現される。従って、第5の実施の形態と同じ効果が得られる。更に、データ入力部10中の素子数が減少し、データ入力部10の構成が単純化されるという追加的な効果が得られる。
7.第7の実施の形態
図7は、本発明の第7の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。図7において、図6に示された構成と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態におけるデータ入力部10は、第6の実施の形態におけるデータ入力部10と同じである。
図7において、データ保持部20の構成は単純化されている。具体的には、図6に示された構成と比較して、データ保持部20のクロックドインバータ63から、PchトランジスタP65とNchトランジスタP65が省かれており、クロックドインバータ66から、PchトランジスタP67とNchトランジスタN67が省かれている。つまり、クロックドインバータ63は、一方の系統のクロック信号(C1,CB1)に基づいて動作するように構成されている。また、クロックドインバータ66は、他方の系統のクロック信号(C2,CB2)に基づいて動作するように構成されている。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がLowレベルとなる。その結果、クロックドインバータ63、66の両方が非活性化され、ノードNA1、NA2の両方へのフィードバックが無効化される。この時、データ入力部10は、上述の通り、入力データをノードNA1、NA2の両方に伝えている。従って、データ保持部20において、ノードNA1、NA2のデータが書き換えられることになる。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がLowレベルの場合、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がHighレベルとなる。その結果、クロックドインバータ63、66の両方が活性化され、ノードNA1、NA2の両方へのフィードバックが有効化される。これにより、データは、4個のノードNA1、NA2、NB1、NB2において安定的に保持される。
SETに起因する擾乱により、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の一方がHighレベルとなった場合を考える。例えば、第1正転クロック信号C1がHighレベルとなり、第2正転クロック信号C2がLowレベルのままであるとする。この時、第1反転クロック信号CB1はLowレベルであり、第2反転クロック信号CB2はHighレベルである。その結果、クロックドインバータ63が非活性化され、ノードNB1,NB2からノードNA1へのフィードバックが無効化される。この時、第1データ入力部31は、入力データをノードNA1に伝えており、ノードNA1の値は入力データによって決定される。一方、クロックドインバータ66は活性化されたままであり、ノードNB1,NB2からノードNA2へのフィードバックは有効のままである。よって、ノードNA2には直前の値が保持される。上述の通り、いずれか一箇所のノードの値が一時的に変動しても、SEUやSET程度の短い時間であれば、残りの3箇所のノードの値は保たれる。結果として、4ノードのデータ保持状態は、元の状態に復帰する。
尚、図7と異なり、クロックドインバータ63の動作が他方の系統のクロック信号(C2、CB2)に依存する場合、ノードNB1,NB2からノードNA1へのフィードバックが有効のままである。この時、ノードNA1において、入力データとフィードバックデータとの衝突が発生することになる。従って、クロックドインバータ63は、クロック信号(C1,CB1)に基づいて動作するように構成されると好ましい。クロックドインバータ63がクロック信号(C2,CB2)に基づいて動作するように構成される場合、図7に示されたデータ入力部10の代わりに、第5の実施の形態におけるデータ入力部10(図5参照)が採用されればよい。それにより、正常な動作が保障される。
このように、図7に示された構成によっても、第6の実施の形態と同様の動作が実現される。従って、第6の実施の形態と同じ効果が得られる。また、本実施の形態におけるデータ入力部10は、第5の実施の形態におけるデータ入力部10と同じであってもよい。その場合は、第5の実施の形態と同じ効果が得られる。更に、データ保持部20中の素子数が減少し、データ保持部20の構成が単純化されるという追加的な効果が得られる。
8.第8の実施の形態
図8は、本発明の第8の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。図8において、図7に示された構成と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態におけるデータ保持部20は、第7の実施の形態におけるデータ保持部20と同じである。
図8において、第1データ入力部30は、入力端子DATAとノードNA1との間に介在するクロックドインバータ33を有している。そのクロックドインバータ33は、電源とグランドとの間に直列に接続されたPchトランジスタP33〜P35とNchトランジスタN33〜N35を有している。PchトランジスタP33とNchトランジスタN33のゲートは、入力端子DATAに接続されている。PchトランジスタP35とNchトランジスタN35のドレインは、ノードNA1に接続されている。PchトランジスタP34のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。PchトランジスタP35のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN34のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。NchトランジスタN35のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。つまり、クロックドインバータ33は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)に基づいて動作するように構成されている。
また、第2データ入力部40は、入力端子DATAとノードNA2との間に介在するクロックドインバータ43を有している。そのクロックドインバータ43は、電源とグランドとの間に直列に接続されたPchトランジスタP43〜P45とNchトランジスタN43〜N45を有している。PchトランジスタP43とNchトランジスタN43のゲートは、入力端子DATAに接続されている。PchトランジスタP45とNchトランジスタN45のドレインは、ノードNA2に接続されている。PchトランジスタP44のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。PchトランジスタP45のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN44のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。NchトランジスタN45のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。つまり、クロックドインバータ43は、2系統のクロック信号(C1,CB1)、(C2,CB2)に基づいて動作するように構成されている。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、NchトランジスタN34、N35、N44、N45がオンする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の両方がLowレベルとなり、PchトランジスタP34、P35、P44、P45がオンする。その結果、クロックドインバータ33は、PchトランジスタP33とNchトランジスタN33とで構成された単なるインバータとなり、第1データ入力部30は、入力端子DATAに入力される入力データの反転データを、ノードNA1に伝える。また、クロックドインバータ43は、PchトランジスタP43とNchトランジスタN43とで構成された単なるインバータとなり、第2データ入力部40は、入力端子DATAに入力される入力データの反転データを、ノードNA2に伝える。つまり、データ入力部10は、同じデータをノードNA1、NA2の両方に伝える。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、NchトランジスタN34、N35の少なくとも一方がオフし、NchトランジスタN44、N45の少なくとも一方がオフする。同時に、第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2の少なくとも一方がHighレベルとなり、PchトランジスタP34、P35の少なくとも一方がオフし、PchトランジスタP44、P45の少なくとも一方がオフする。その結果、入力端子DATAとノードNA1、NA2との間の電気的接続が遮断される。すなわち、データ入力部10は、データをノードNA1、NA2に伝達しない。
このように、図8に示された構成によっても、第7の実施の形態と同様の動作が実現される。従って、第7の実施の形態と同じ効果が得られる。尚、本実施の形態におけるデータ保持部20は、第5の実施の形態におけるデータ保持部20と同じであってもよい。その場合は、第5の実施の形態と同じ効果が得られる。
図9は、本実施の形態に係るラッチ回路の他の構成例を示している。図9において、第1データ入力部30のクロックドインバータ33と第2データ入力部40のクロックドインバータ43は、PchトランジスタP33とNchトランジスタN33を共通に用いている。つまり、入力端子DATAとノードNA2との間に介在するクロックドインバータ43は、電源とグランドとの間に直列に接続されたPchトランジスタP33、P44、P45とNchトランジスタN33、N44、N45から構成されている。
図8と比較して、PchトランジスタP43とNchトランジスタN43が省かれている。データ入力部10を構成するための素子数が減るため、回路面積が低減されるという追加的な効果が得られる。
9.第9の実施の形態
図10は、本発明の第9の実施の形態に係るラッチ回路の構成を示す回路図である。図10において、図8に示された構成と同様の構成には同じ符号が付され、重複する説明は適宜省略される。本実施の形態におけるデータ保持部20は、第8の実施の形態におけるデータ保持部20と同じである。尚、本実施の形態におけるデータ保持部20は、第5、第6の実施の形態におけるデータ保持部20と同じであってもよい。
データ保持部20においては上述の通りSEU耐性が高められているので、正常に書き込みを行うためには、データ入力部10は、ノードNA1とNA2の両方に同じデータを供給しなければならない。既出の第6の実施の形態で説明されたように、この性質を利用することによってデータ入力部10の構成を単純化することができる。本実施の形態においてもこの性質が利用され、上述の第8の実施の形態と比較してデータ入力部10の構成が単純化される。
図10において、第1データ入力部30は、入力端子DATAとノードNA1との間に介在するクロックドインバータ36を有している。そのクロックドインバータ36は、電源とグランドとの間に直列に接続されたPchトランジスタP36、P37とNchトランジスタN36、N37を有している。PchトランジスタP36とNchトランジスタN36のゲートは、入力端子DATAに接続されている。PchトランジスタP37とNchトランジスタN37のドレインは、ノードNA1に接続されている。PchトランジスタP37のゲートには、第1反転クロック信号CB1が入力される。NchトランジスタN37のゲートには、第1正転クロック信号C1が入力される。つまり、クロックドインバータ36は、一方の系統のクロック信号(C1,CB1)に基づいて動作するように構成されている。
また、第2データ入力部40は、入力端子DATAとノードNA2との間に介在するクロックドインバータ46を有している。そのクロックドインバータ46は、電源とグランドとの間に直列に接続されたPchトランジスタP46、P47とNchトランジスタN46、N47を有している。PchトランジスタP46とNchトランジスタN46のゲートは、入力端子DATAに接続されている。PchトランジスタP47とNchトランジスタN47のドレインは、ノードNA2に接続されている。PchトランジスタP47のゲートには、第2反転クロック信号CB2が入力される。NchトランジスタN47のゲートには、第2正転クロック信号C2が入力される。つまり、クロックドインバータ46は、他方の系統のクロック信号(C2,CB2)に基づいて動作するように構成されている。
第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の両方がHighレベルの場合(第1状態)、データ入力部10は、“同じデータ”をノードNA1、NA2の両方に伝える。従って、正常にデータの書き換えが行われる。一方、第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2の少なくとも一方がLowレベルの場合(第2状態)、入力データが伝達されるノードは、ノードNA1、NA2のうち多くて1つである。少なくとも、ノードのNA1及びNA2の“両方”には、“同じデータ”は伝わらない。結果として、データ保持部20においてデータの書き換えは起こらない。
このように、図10に示された構成によっても、第8の実施の形態と同様の動作が実現される。従って、第8の実施の形態と同じ効果が得られる。尚、本実施の形態におけるデータ保持部20は、第5の実施の形態におけるデータ保持部20と同じであってもよい。その場合は、第5の実施の形態と同じ効果が得られる。更に、データ入力部10中の素子数が減少し、データ入力部10の構成が単純化されるという追加的な効果が得られる。
図11は、本実施の形態に係るラッチ回路の他の構成例を示している。図11において、第1データ入力部30のクロックドインバータ36と第2データ入力部40のクロックドインバータ46は、PchトランジスタP36とNchトランジスタN36を共通に用いている。つまり、入力端子DATAとノードNA2との間に介在するクロックドインバータ46は、電源とグランドとの間に直列に接続されたPchトランジスタP36、P47とNchトランジスタN36、N47から構成されている。
図10と比較して、PchトランジスタP46とNchトランジスタN46が省かれている。データ入力部10を構成するための素子数が更に減るため、回路面積が低減されるという追加的な効果が得られる。
10.クロック信号
図12は、上述のクロック信号C1、CB1、C2、CB2を生成するためのクロック信号生成回路の一例を示している。このクロック信号生成回路は、ラッチ回路近傍に配置される。図12において、クロック信号C1、CB1、C2、CB2は、1つのグローバルクロック信号CLKに基づいて生成されている。
具体的には、グローバルクロック信号CLKが、インバータ101、103に入力されている。インバータ101の出力は、インバータ102に入力されている。また、インバータ103の出力は、インバータ104に入力されている。第1反転クロック信号CB1は、インバータ101により駆動されている。第1正転クロック信号C1は、インバータ102により駆動されている。第2反転クロック信号CB2は、インバータ103により駆動されている。第2正転クロック信号C2は、インバータ104により駆動されている。第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2は、グローバルクロック信号CLKと同期して遷移し、且つ、グローバルクロック信号CLKと同じ位相を有している。第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2は、グローバルクロック信号CLKの反転信号となる。
SETによる擾乱が第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2に同時に発生する確率を低減するためには、インバータ102とインバータ104は離れた位置に形成されることが好ましい。少なくともインバータ102を構成するMOSトランジスタのドレインとインバータ104を構成するMOSトランジスタのドレインが隣接しないように、レイアウトが決定されることが好ましい。同様に、SETによる擾乱が第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2に同時に発生する確率を低減するためには、インバータ101とインバータ103は離れた位置に形成されることが好ましい。少なくともインバータ101を構成するMOSトランジスタのドレインとインバータ103を構成するMOSトランジスタのドレインが隣接しないように、レイアウトが決定されることが好ましい。
図13は、そのような好適なレイアウトの一例を示している。図13において、インバータ101〜104が半導体基板上に形成されている。各インバータ(101、102、103、104)は、PchトランジスタとNchトランジスタを有しており、それぞれのトランジスタのゲート電極(111、112、113、114)は共通に形成されている。各Pchトランジスタは、ソース/ドレインとなるP型拡散層PDを有している。また、各Nchトランジスタは、ソース/ドレインとなるN型拡散層NDを有している。
インバータ101においてソースとなる拡散層PD,NDは、インバータ102においてソースとなる拡散層PD,NDと共通に形成されている。また、インバータ103においてソースとなる拡散層PD,NDは、インバータ104においてソースとなる拡散層PD,NDと共通に形成されている。インバータ101においてドレインとなる拡散層PD,NDは、インバータ102のゲート電極112に接続されている。また、インバータ103においてドレインとなる拡散層PD,NDは、インバータ104のゲート電極114に接続されている。グローバルクロック信号CLKは、インバータ101のゲート電極111及びインバータ103のゲート電極113に供給されている。
図13に示されるように、インバータ101、102、103、104は、この順に並ぶように形成されている。つまり、インバータ101とインバータ103との隔離、及びインバータ102とインバータ104との隔離が、コンパクトに実現されている。これにより、SETによる擾乱が第1正転クロック信号C1と第2正転クロック信号C2に同時に発生する確率が低減される。また、SETによる擾乱が第1反転クロック信号CB1と第2反転クロック信号CB2に同時に発生する確率が低減される。SETによる擾乱が発生するとしても、いずれか一系統のクロック信号に抑えられる可能性が高くなる。既出の実施の形態で説明されたように、擾乱が一系統に抑えられれば、ラッチ回路の動作は影響を受けない。つまり、図13に示されるようなレイアウトの結果、クロック信号のSETに対するラッチ回路の耐性が更に向上する。
図14は、好適なレイアウトの他の例を示している。インバータ102においてソースとなる拡散層PD,NDは、インバータ103においてソースとなる拡散層PD,NDと共通に形成されている。図14においても、インバータ101、102、103、104は、この順に並ぶように形成されている。つまり、インバータ101とインバータ103との隔離、及びインバータ102とインバータ104との隔離が、コンパクトに実現されている。その結果、クロック信号のSETに対するラッチ回路の耐性が向上する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図2は、本発明の第2の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図3は、本発明の第3の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図4は、本発明の第4の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図5は、本発明の第5の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図6は、本発明の第6の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図7は、本発明の第7の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図8は、本発明の第8の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図9は、本発明の第8の実施の形態に係るラッチ回路の他の例を示す回路図である。 図10は、本発明の第9の実施の形態に係るラッチ回路を示す回路図である。 図11は、本発明の第9の実施の形態に係るラッチ回路の他の例を示す回路図である。 図12は、本発明の実施の形態に係るクロック信号生成回路を示す回路図である。 図13は、本発明の実施の形態に係るクロック信号生成回路のレイアウトの一例を示す平面図である。 図14は、本発明の実施の形態に係るクロック信号生成回路のレイアウトの他の例を示す平面図である。
符号の説明
10 データ入力部
11 クロックドインバータ
14 インバータ
15,16 トランスファゲート
20 データ保持部
21,22 インバータ
23 クロックドインバータ
26 インバータ
27,28 トランスファゲート
30 第1データ入力部
31,32 トランスファゲート
33 クロックドインバータ
36 クロックドインバータ
40 第2データ入力部
41,42 トランスファゲート
43 クロックドインバータ
46 クロックドインバータ
51 インバータ
61,62 インバータ
63,66 クロックドインバータ
101〜104 インバータ
111〜114 ゲート電極
CLK グローバルクロック信号
C1 第1正転クロック信号
CB1 第1反転クロック信号
C2 第2正転クロック信号
CB2 第2反転クロック信号

Claims (16)

  1. 入力データが入力されるデータ入力部と、
    前記データ入力部に接続されたノードを有するデータ保持部と
    を備え、
    前記データ入力部は、独立して駆動される第1クロック信号と第2クロック信号の両方が第1レベルの場合に、前記入力データに応じたデータを前記ノードに伝え、
    前記データ保持部は、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号の少なくとも一方が前記第1レベルと逆の第2レベルである場合に、前記ノードにおけるデータを保持する
    ラッチ回路。
  2. 請求項1に記載のラッチ回路であって、
    前記データ入力部は、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号に基づいて動作するクロックドインバータを含む
    ラッチ回路。
  3. 請求項1に記載のラッチ回路であって、
    前記データ入力部は、
    前記第1クロック信号に基づいて動作する第1トランスファゲートと、
    前記第2クロック信号に基づいて動作する第2トランスファゲートと
    を含み、
    前記第1トランスファゲートと前記第2トランスファゲートは、直列に接続された
    ラッチ回路。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のラッチ回路であって、
    前記データ保持部は、
    入力が前記ノードに接続された第1インバータと、
    入力が前記第1インバータの出力に接続され、出力が前記ノードに接続された第2インバータと
    を含み、
    前記第1インバータと前記第2インバータのいずれかが、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号に基づいて動作するクロックドインバータである
    ラッチ回路。
  5. 請求項1乃至3のいずれかに記載のラッチ回路であって、
    前記データ保持部は、
    入力が前記ノードに接続された第1インバータと、
    入力が前記第1インバータの出力に接続され、出力が前記ノードに接続された第2インバータと、
    前記第1クロック信号に基づいて動作する第3トランスファゲートと、
    前記第2クロック信号に基づいて動作する第4トランスファゲートと
    を含み、
    前記第3トランスファゲート及び前記第4トランスファゲートは、前記第1インバータと前記第2インバータとの間に並列に介在する
    ラッチ回路。
  6. 請求項1に記載のラッチ回路であって、
    前記データ保持部は、
    前記データ入力部の出力につながる前記ノードとしての第1ノードと、
    前記データ入力部の出力につながる前記ノードとしての第2ノードと、
    前記第1ノードのデータと逆のデータが現れる第3ノードと、
    前記第2ノードのデータと逆のデータが現れる第4ノードと
    を含み、
    前記データ入力部は、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号の両方が前記第1レベルの場合に、前記入力データに応じたデータを前記第1ノード及び前記第2ノードの両方に伝える
    ラッチ回路。
  7. 請求項6に記載のラッチ回路であって、
    前記データ保持部は、
    前記第3、第4ノードと前記第1ノードとの間に介在する第1クロックドインバータと、
    前記第3、第4ノードと前記第2ノードとの間に介在する第2クロックドインバータと
    を含み、
    前記第1クロックドインバータは、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号の少なくとも一方が前記第2レベルの時に、前記第3、第4ノードから前記第1ノードへのフィードバックを有効化し、
    前記第2クロックドインバータは、前記第1クロック信号と前記第2クロック信号の少なくとも一方が前記第2レベルの時に、前記第3、第4ノードから前記第2ノードへのフィードバックを有効化する
    ラッチ回路。
  8. 請求項6に記載のラッチ回路であって、
    前記データ保持部は、
    前記第3、第4ノードと前記第1ノードとの間に介在する第1クロックドインバータと、
    前記第3、第4ノードと前記第2ノードとの間に介在する第2クロックドインバータと
    を含み、
    前記第1クロックドインバータは、前記第1クロック信号が前記第2レベルの時に、前記第3、第4ノードから前記第1ノードへのフィードバックを有効化し、
    前記第2クロックドインバータは、前記第2クロック信号が前記第2レベルの時に、前記第3、第4ノードから前記第2ノードへのフィードバックを有効化する
    ラッチ回路。
  9. 請求項6乃至8のいずれかに記載のラッチ回路であって、
    前記データ入力部は、
    前記入力データに応じたデータを前記第1ノードに伝える第1データ入力部と、
    前記入力データに応じたデータを前記第2ノードに伝える第2データ入力部と
    を含み、
    前記第1データ入力部は、前記第1クロック信号に基づいて動作する第1トランスファゲートを含み、
    前記第2データ入力部は、前記第2クロック信号に基づいて動作する第2トランスファゲートを含む
    ラッチ回路。
  10. 請求項9に記載のラッチ回路であって、
    前記第1データ入力部は更に、前記第1トランスファゲートと直列に接続され前記第2クロック信号に基づいて動作する第3トランスファゲートを含み、
    前記第2データ入力部は更に、前記第2トランスファゲートと直列に接続され前記第1クロック信号に基づいて動作する第4トランスファゲートを含む
    ラッチ回路。
  11. 請求項6乃至8のいずれかに記載のラッチ回路であって、
    前記データ入力部は、
    前記入力データに応じたデータを前記第1ノードに伝える第1データ入力部と、
    前記入力データに応じたデータを前記第2ノードに伝える第2データ入力部と
    を含み、
    前記第1データ入力部は、前記第1クロック信号に基づいて動作する第1クロックドインバータを含み、
    前記第2データ入力部は、前記第2クロック信号に基づいて動作する第2クロックドインバータを含む
    ラッチ回路。
  12. 請求項6乃至8のいずれかに記載のラッチ回路であって、
    前記データ入力部は、
    前記入力データに応じたデータを前記第1ノードに伝える第1データ入力部と、
    前記入力データに応じたデータを前記第2ノードに伝える第2データ入力部と
    を含み、
    前記第1データ入力部は、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号に基づいて動作する第1クロックドインバータを含み、
    前記第2データ入力部は、前記第1クロック信号及び前記第2クロック信号に基づいて動作する第2クロックドインバータを含む
    ラッチ回路。
  13. 請求項1乃至12のいずれかに記載のラッチ回路であって、
    前記第1クロック信号は、クロック信号と同相の第1正転クロック信号と、前記第1正転クロック信号の反転信号である第1反転クロック信号とからなり、
    前記第2クロック信号は、前記クロック信号と同相の第2正転クロック信号と、前記第2正転クロック信号の反転信号である第2反転クロック信号とからなる
    ラッチ回路。
  14. 請求項13に記載のラッチ回路であって、
    前記第1反転クロック信号は、第1クロック用インバータにより駆動され、
    前記第1正転クロック信号は、第2クロック用インバータにより駆動され、
    前記第2反転クロック信号は、第3クロック用インバータにより駆動され、
    前記第2正転クロック信号は、第4クロック用インバータにより駆動され、
    半導体基板上において、前記第1〜第4クロック用インバータは、この順に並ぶように形成された
    ラッチ回路。
  15. 請求項1乃至14のいずれかに記載のラッチ回路を有する
    フリップフロップ回路。
  16. 請求項1乃至14のいずれかに記載のラッチ回路を有する
    半導体集積回路。
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