JP2007312152A - 画像処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
可逆圧縮方式であって、且つインデックスカラー形式の画像フォーマットにおける画像処理システム及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】
画像生成システムは、元画像データを、サブイメージの領域内において使用される色数が所定の基準値以下となるまで分割し、そのサブイメージ毎に、そこで使用される色に関する情報を含むカラーパレットを生成する、こととにより新画像データを生成し、画像表示システムは、新画像データを読み込み、各サブイメージについて、サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する、ことにより画像データの表示を行う、画像処理システムである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理システムに関する。特に、可逆圧縮方式であって、且つインデックスカラー形式の画像フォーマットにおける画像処理システム及び画像処理プログラムに関する。
コンピュータ端末(携帯電話やPHSなどの携帯端末も含む)で画像データを表示する際には、様々な画像フォーマットが用いられる。それを大きく2つに分けると、可逆圧縮方式の画像フォーマットと、不可逆圧縮方式の画像フォーマットである。前者の代表例はGIFやPNGであり、後者の代表例はJPEGである。
可逆圧縮方式は更に、フルカラー形式とインデックスカラー形式の2つに分けることが出来る。フルカラー形式は、各ピクセルについてそれぞれ色の情報を持っている形式である。この形式の場合、約1,600万色以上を表示できるが、ファイルサイズが大きくなる問題点がある。
一方、インデックスカラー形式の場合、下記特許文献1や特許文献2に示すように、一つの画像データがカラーパレット、インデックスデータと分けられている。ここでカラーパレットは画像データで用いる色について、RGBの各色をそれぞれ例えば8ビットで示した部分であり、インデックスデータは画像データのどのピクセルにカラーパレットのどの色を表示するかを示した部分である。つまり、カラーパレットでは画像データで用いる色の情報、インデックスデータでは画像データの各ピクセルで、カラーパレットにおけるどの色を表示するかを示す情報を示している。
特開2002−287731号公報 特開2004−242342号公報
このように、インデックスカラー形式では、各ピクセルで表示するRGBの値を直接持たないので、フルカラー形式よりもファイルサイズが小さくなるメリットがある。しかしカラーパレットで示された範囲の色しか表示することが出来ない。例えばカラーパレットの各色が8ビットで表現されている場合には、256色しか表示できないこととなる。そうするとせっかく高画質の画像データであったとしても、表示できる色数がカラーパレットで利用可能な色数に制限されてしまう問題点がある。
例えば携帯端末で用いられる画像フォーマットの一つとしてPNGがあるが、携帯端末用のPNGでは、カラーパレットの各色が8ビットで構成されているため、256色しか表示することが出来ない。つまり携帯端末の液晶画面はフルカラーに対応しているのに、画像フォーマットのカラーパレットにおいて制限があるため、たとえ元のPNGの画像データが1,600万色であったとしても、携帯端末で表示を行う限り、256色に減色されて表示が行われてしまう。
このように、元の画像データが多数の色数で表現されていたとしても、表示するコンピュータ端末や携帯端末側のカラーパレットの色数がそれに対応していないと、元の画像データと同じ色数で表示することが出来ない。換言すれば、表示するコンピュータ端末や携帯端末側のカラーパレットの色数に制限されて表示が行われる。
そこで本発明者は、可逆圧縮方式であって、且つインデックスカラー形式の画像フォーマットにおいて、閲覧するコンピュータ端末や携帯端末のカラーパレットの色数以上の色の表示を可能とする、つまり高画質な表示を可能とする画像処理システム及び画像処理プログラムを発明した。
上述を例にとれば、元の画像データが1,600万色であり、画像データを見る携帯端末が256色しか対応できない場合であっても、256色より多数の色の表示を可能とする。
請求項1の発明は、処理対象とする元画像データから新画像データを生成する画像生成システムと、前記新画像データを読み込み表示を行う画像表示システムとを有する画像処理システムであって、前記画像生成システムは、前記元画像データを、サブイメージの領域内において使用される色数が所定の基準値以下となるまで分割し、そのサブイメージ毎に、そこで使用される色に関する情報を含むカラーパレットを生成する、こととにより前記新画像データを生成し、前記画像表示システムは、前記新画像データを読み込み、各サブイメージについて、前記サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する、ことにより画像データの表示を行う、画像処理システムである。
本発明のように、元画像データを複数のサブイメージの領域に分割し、一つのサブイメージでは、表示可能なカラーパレットの色数以下となるようにする。そして各サブイメージに対するカラーパレットを持つことによって、一つの画像データとして表示するよりも
請求項2の発明において、前記カラーパレットは、基準となるカラーパレットでは使用されていない色であって、前記サブイメージでは使用されている色を異なる色として、前記異なる色の情報と、前記基準となるカラーパレットから変更する色の所在地の情報とを含む、画像処理システムである。
各サブイメージについて、そのサブイメージで使用されている全ての色に関する情報をカラーパレットとして所持しても良いがデータ量が多くなってしまう。そこで基準となるカラーパレットを設け、そのカラーパレットと当該サブイメージで使用されている色との差分の色の情報を、各サブイメージで所持することによって、データ量を減らすことが可能となる。
請求項3の発明は、処理対象とする元画像データから新画像データを生成する画像生成システムと、前記新画像データを読み込み表示を行う画像表示システムとを有する画像処理システムであって、前記画像生成システムは、前記元画像データを読み込む元画像データ読込部と、前記元画像データで使用されている色数が所定の基準値以下であるか否かを判定し、所定の基準値より多い場合には、各サブイメージにおいて使用されている色数が所定の基準値以下になるまで、前記元画像データまたは前記サブイメージを分割するサブイメージ処理部と、前記分割した各サブイメージについて、そこで使用されている色に関する情報を含むカラーパレットを生成するカラーパレット処理部と、前記サブイメージ処理部と前記カラーパレット処理部での処理結果に基づいて、新画像データを生成する新画像データ生成部と、を有しており、前記画像表示システムは、前記新画像データを読み込む新画像データ読込部と、前記新画像データにおける各サブイメージについて、前記サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する新画像データ表示処理部と、を有する、画像処理システムである。
請求項1の発明は、本発明のように構成することも出来る。
請求項4の発明において、前記サブイメージ処理部は、更に、前記分割したサブイメージ数が所定の設定値より多くなった場合には分割を中止する、画像処理システムである。
使用されている色数が基準値以下となるように全てのサブイメージを設けることが好ましいが、サブイメージに分割しすぎると、各サブイメージについてカラーパレットの情報を所持しなければならないので、データ量が増えてしまうこととなる。そこで、最大でいくつまでサブイメージに分割できるか、つまり一つの元画像データに対し、分割できるサブイメージ数を設定しておくことで、データ量の増加に対する歯止めを掛けることが出来る。このように一定の制限を設けることによって、制限を超える場合には一部のサブイメージでは色数の低減が起こるが、全体としては従来よりも高画質で表示することが出来る。
請求項5の発明において、前記カラーパレット処理部は、更に、前記サブイメージのカラーパレットにおいて、基準となるカラーパレットでは使用されていない色であって、前記サブイメージでは使用されている色を異なる色として、前記異なる色の情報と、前記基準となるカラーパレットから変更する色の所在地の情報とを含む、画像処理システムである。
各サブイメージについて、そのサブイメージで使用されている全ての色に関する情報をカラーパレットとして所持しても良いがデータ量が多くなってしまう。そこで基準となるカラーパレットを設け、そのカラーパレットと当該サブイメージで使用されている色との差分の色の情報を、各サブイメージで所持することによって、データ量を減らすことが可能となる。
請求項6の発明は、処理対象となる元画像データから新画像データを生成する画像生成システムであって、前記画像生成システムは、前記元画像データを読み込む元画像データ読込部と、前記元画像データで使用されている色数が所定の基準値以下であるか否かを判定し、所定の基準値より多い場合には、各サブイメージにおいて使用されている色数が所定の基準値以下になるまで、前記元画像データまたは前記サブイメージを分割するサブイメージ処理部と、前記分割した各サブイメージについて、そこで使用されている色に関する情報を含むカラーパレットを生成するカラーパレット処理部と、前記サブイメージ処理部と前記カラーパレット処理部での処理結果に基づいて、新画像データを生成する新画像データ生成部と、を有する画像生成システムである。
本発明のように構成することで、上述の画像生成システムとなる。
請求項7の発明は、元画像データが所定の領域内において使用されている色数が所定の基準値以下であるサブイメージに分割されており、且つ前記サブイメージ毎に、前記サブイメージにおいて使用されている色に関する情報を含むカラーパレットの情報を有する新画像データを表示する画像表示システムであって、前記画像表示システムは、前記新画像データを読み込む新画像データ読込部と、前記新画像データにおける各サブイメージについて、前記サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する新画像データ表示処理部と、を有する画像表示システムである。
本発明のように構成することで、上述の画像表示システムとなる。
請求項8の発明は、コンピュータ端末を、処理対象となる元画像データを読み込む元画像データ読込部、前記元画像データで使用されている色数が所定の基準値以下であるか否かを判定し、所定の基準値より多い場合には、各サブイメージにおいて使用されている色数が所定の基準値以下になるまで、前記元画像データまたは前記サブイメージを分割するサブイメージ処理部、前記分割した各サブイメージについて、そこで使用されている色に関する情報を含むカラーパレットを生成するカラーパレット処理部、前記サブイメージ処理部と前記カラーパレット処理部での処理結果に基づいて、新画像データを生成する新画像データ生成部、として機能させる画像生成プログラムである。
本発明の画像生成プログラムをコンピュータ端末に読み込ませることによって、上述の画像生成システムが構成できる。
請求項9の発明は、コンピュータ端末または携帯端末を、新画像データを読み込む画像データ読込部、前記新画像データにおける各サブイメージについて、前記サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する新画像データ表示処理部、として機能させる画像表示プログラムであって、前記新画像データは、元画像データが所定の領域内において使用されている色数が所定の基準値以下であるサブイメージに分割されており、且つ前記サブイメージ毎に、前記サブイメージにおいて使用されている色に関する情報を含むカラーパレットの情報を有する、画像表示プログラムである。
本発明の画像表示プログラムをコンピュータ端末や携帯端末に読み込ませることによって、上述の画像表示システムが構成できる。
本発明のような画像処理システム、画像処理プログラムを用いることで、ファイルサイズを大きくしないでも高画質な画像データの表示が可能となる。特に、携帯端末のようにその技術的制約からカラーパレットが8ビットに制限されている場合には、従来は画像データを256色でしか表示できなかったが、本発明を用いることによって、カラーパレットが8ビットであっても、256色より多い色の表示が行えるようになる。
このように画像データに対して予め指定されたカラーパレットの色数よりも多い色数で画像データを表示することが出来るので、高画質な画像データを小さいファイルサイズで扱えることとなる。
本発明の画像処理システム1は、処理対象となる元の画像データから本発明の画像処理システム1で利用可能なフォーマットの新たな画像データ(以下、「新画像データ」という)を生成する画像生成システム2と、画像生成システム2で生成した新画像データに基づいて、コンピュータ端末上でその表示を行う画像表示システム3と、を有する。画像処理システム1のシステム構成の一例を示す概念図を図1に示す。
画像生成システム2、画像表示システム3は共にコンピュータ端末上で実現されるが、画像表示システム3は特に携帯端末の場合にはその効果を発揮する。画像生成システム2、画像表示システム3を実現するコンピュータ端末のハードウェア構成の一例を示す概念図を図2に示す。
本発明で用いられるコンピュータ端末(携帯端末も含む)は、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置と、情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置と、演算装置の処理結果や記憶装置に記憶する情報をインターネットやLAN等のネットワークを介して送受信する通信装置とを少なくとも有している。本発明の各システムを構成する各機能は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置に読み込まれることで、本発明の処理が実行される。各機能は、記憶装置に記憶した情報をその処理において利用する場合には、該当する情報を当該記憶装置から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置における処理に用いる。またこれらのコンピュータ端末や携帯端末には、キーボードやマウス、テンキーなどの入力装置、表示装置などを有していても良い。
本発明に於ける各手段は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
画像生成システム2は、元画像データ読込部4とサブイメージ処理部5とカラーパレット処理部6と新画像データ生成部7とを有している。
画像表示システム3は、新画像データ読込部8と新画像データ表示処理部9とを有している。
元画像データ読込部4は、画像生成システム2において、本発明のフォーマットで生成したいオリジナルの画像データ(これを「元画像データ」という)を読み込む。ここで読み込む画像データは、可逆圧縮方式であって、インデックスカラー形式の画像フォーマットの画像データである。つまり画像データが、カラーパレット、インデックスデータを含む画像フォーマットである。
サブイメージ処理部5は、元画像データに使われている色数を判定し、それが所定の基準値(例えば256色)より多く使われている場合に、当該画像データを複数の所定の領域に分割し、その分割した各領域をサブイメージとして生成する。またサブイメージ処理部5は、各サブイメージに対して、そのサブイメージに使われている色数を判定し、それが所定の基準値(例えば256色)より多く使われている場合に、そのサブイメージを更に複数の所定の領域に分割する。このように、一つのサブイメージで使われている色数が所定の基準値以下になるまでサブイメージの分割を繰り返す。なお全体のサブイメージの数が予め定められた設定値以上になった場合にサブイメージの分割を終了するように構成しても良い。
元画像データが、サブイメージ処理部5での処理により、所定の基準値以下の色数しかない複数のサブイメージの領域に分割された状態の概念図を図6に示す。図6において、領域aから領域sが各々サブイメージであり、その色数が所定の基準値以下(例えば256色以下)となっている。
カラーパレット処理部6は、サブイメージ処理部5で分割した各サブイメージに対する、カラーパレットの最適化の処理を行う。なお画像生成システム2における「カラーパレット」とは、そのサブイメージにおいて使用される一部または全部の色に関する情報のことである。
カラーパレット処理部6は、一つのサブイメージ(好適には最初のサブイメージ(図6の場合、サブイメージa)について、その中で用いられている色についてのカラーパレットを構成する。そしてそれ以外のサブイメージについては、そのカラーパレットにおける色と異なる色の情報を持つ。例えばサブイメージaのカラーパレットが基準となる場合において、サブイメージbで、サブイメージaのカラーパレットとカラーパレットの番号10〜19が異なる色の場合、サブイメージbのカラーパレットではカラーパレットの番号10〜19の色の情報を持つ。そしてサブイメージcは、更に基準となるサブイメージaと比較して異なる色となるカラーパレットの番号とその色の情報を持つ。このように、各サブイメージについて、基準となるサブイメージのカラーパレットと異なる色の情報を持ち、同じ色の情報については持たない構成とすることによって、データ量を減らすことが出来る。なお基準となるサブイメージについては、画像データにおいて一つ定めても良いし、一つ前の処理対象のサブイメージを基準とし、そのサブイメージとの色の差をカラーパレットの異なる色としても良い。
また各サブイメージを比較し、同系色の色が多いサブイメージの順番に、サブイメージの並べ替えやグループ化をしてカラーパレットの処理を行うように構成しても良い。このような並べ替えやグループ化を行うことによって、前のサブイメージのカラーパレットと異なる色が少なくなるので、各サブイメージに対して持つ色の情報を減らすことが出来る。
新画像データ生成部7は、サブイメージ処理部5で生成したサブイメージと、カラーパレット処理部6で各サブイメージに対して処理を行った色の情報とを、一つの新たな画像データファイル(これを「新画像データ」という)として生成する。この新画像データが、画像表示システム3で読み込まれるデータとなる。新画像データ生成部7は、生成した新画像データを、画像生成システム2の記憶装置、または所定のサーバに記憶させる。
新画像データ読込部8は、画像生成システム2が生成した新画像データを、新画像データを記憶しているサーバからダウンロードして読み込む。このサーバは、画像生成システム2の記憶装置であっても良いし、所定のサーバであっても良い。
新画像データ表示処理部9は、新画像データ読込部8で読み込んだ新画像データに基づいて、画像表示システム3で新画像データを表示するための処理を行う。
次に本発明の画像処理システム1の処理プロセスの一例を図3及び図4のフローチャート、図1の概念図を用いて説明する。なお以下の実施例においては、基準値として256色、設定値として64である場合を説明するが、これらの値は任意に設定可能である。
まず画像生成システム2の元画像データ読込部4に、元画像データを読み込ませる(S100)。この際に読み込ませる元画像データを図7(a)に、そのデータ構造の一例を図7(b)に示す。なお以降の処理においては、図7(a)に示したような画像データに対する処理を行うが、説明の便宜上、画像として表現されている部分は図示せず、その枠線のみを示す。
例えば図7(a)の元画像データが、縦160ピクセル、横160ピクセルの画像データの場合、カラーパレットには元画像データで使用される色の情報が記載されており、インデックスデータには、各ピクセルで使用する色についてカラーパレットでの情報(例えばカラーパレットで「0番」が「黒色」の場合、インデックスデータにおいて黒色を使用するピクセルでは「0番」となる)が記載されている。
元画像データ読込部4で元画像データ(図7(a))を読み込むと、サブイメージ処理部5は、元画像データに対してサブイメージの処理を行う(S110)。以下にサブイメージの処理について詳述する。
まずサブイメージ処理部5は、読み込んだ元画像データで使用されている色数が何色であるかをカウントする。これは元画像データのカラーパレットに定義されている色数をカウントしても良いし、インデックスデータの各ピクセルで指定している色の数をカウントしても良い。そしてこの色数が基準値(256色)以下であるかを判定する(S300)。
元画像データ全体で使用されている色数が基準値(256色)以下の場合には、本発明による処理を行わなくても良いので、そのまま処理を終了する。
元画像データ全体で使用されている色数が基準値より多い場合には、元画像データを所定数のサブイメージと呼ばれる領域に分割する(S310)。例えば元画像データを上下左右で各々2分割、つまり4分割する。元画像データ(図7(a))を4分割し、4つのサブイメージを生成した状態を図8に示す。そして分割したサブイメージに対して、各々サブイメージを識別するサブイメージ番号を割り当てる。
図7(a)の場合、(0,0)〜(79,79)のピクセルの領域がサブイメージ1に、(79,0)〜(159、79)のピクセルの領域がサブイメージ2に、(0,80)〜(79,159)のピクセルの領域がサブイメージ3に、(80,80)〜(159,159)のピクセルの領域がサブイメージ4として分割される。
サブイメージに分割後、そのサブイメージの数が設定値(64)以下であるので(S320)、その各サブイメージに対して、そのサブイメージで使用されている色数が基準値(256色)以下であるかを判定する(S320)。例えばサブイメージ1の領域のピクセルで使用されている色数をカウントし、それが基準値(256色)以下であるかを判定する(S340)。
例えばサブイメージ1で300色使用されていたとすると、基準値より多い色数なので、サブイメージ1を更に所定数のサブイメージに分割する(S310)。この状態を図9に示す。そうすると、(0,0)〜(39,39)のピクセルの領域がサブイメージ5に、(40,0)〜(79,39)のピクセルの領域がサブイメージ6に、(0,40)〜(39,80)のピクセルの領域がサブイメージ7に、(40,40)〜(79,79)のピクセルの領域がサブイメージ8として分割される。
そして再度、サブイメージ5について、そのサブイメージで使用されている色数が基準値(256色)以下であるかを判定する。ここでサブイメージ5で使用されている色数が100であるとすると(S340)、次のサブイメージ、つまりサブイメージ6の処理に移る(S350)。
そしてサブイメージ6について、そのサブイメージで使用されている色数が基準値以下(256色)以下であるかを判定し、ここも基準値以下である場合には(S340)、サブイメージ7の処理に移る(S350)。
サブイメージ7、サブイメージ8についても同様の処理、つまりサブイメージ内の色数の判定、色数が基準値(256色)より多い場合には更にサブイメージへの分割、の処理が終わると、サブイメージ1については、4つのサブイメージに分割したことにより、各サブイメージは基準値以下の色数とすることができる。
そうするとサブイメージ1は処理が終わったので、サブイメージ2の処理に移る。サブイメージ2で使用されている色数の判定を行い(S340)、これも基準値以下であるとすると、次のサブイメージ、つまりサブイメージ3の処理へ移る(S350)。そしてサブイメージ3で使用されている色数の判定を行い(S340)、これも基準値以下であるとすると、次のサブイメージ、つまりサブイメージ4の処理へ移る(S350)。
サブイメージ4で使用されている色数の判定を行うと(S340)、基準値より大きかったとする。その場合、サブイメージ1の場合と同様に、サブイメージ4を更に所定数のサブイメージ、サブイメージ9〜サブイメージ12に分割する(S310)。この状態を図10に示す。
サブイメージに分割後、そのサブイメージの数が設定値(64)以下であるので(S320)、その各サブイメージに対して、そのサブイメージで使用されている色数が基準値(256色)以下であるかを判定する(S320)。例えばサブイメージ9の領域のピクセルで使用されている色数をカウントし、それが基準値(256色)以下であるかを判定する(S340)。
ここでサブイメージ9で使用されている色数が100であるとすると(S340)、次のサブイメージ、つまりサブイメージ10の処理に移る(S350)。
そしてサブイメージ10について、そのサブイメージで使用されている色数が基準値以下(256色)以下であるかを判定し、基準値より多い色数であったとすると、サブイメージ10を更にサブイメージ13〜サブイメージ16に分割する(S310)。この状態を図11に示す。
そしてサブイメージ13〜サブイメージ16の各サブイメージについて、そのサブイメージで使用されている色数が基準値(256色)以下であるかの判定、色数が基準値(256色)より多い場合には更にサブイメージへの分割、の処理を行う(S310〜S350)。ここでは、サブイメージ13〜サブイメージ16について、各サブイメージの色数は基準値(256色)以下であったとする。
そうするとサブイメージ13〜サブイメージ16について(サブイメージ10について)の処理が終わったので、次にサブイメージ11の処理に移る(S350)。
サブイメージ11についても、サブイメージ11で使用されている色数が基準値(256色)以下であるかを判定する(S340)。そしてサブイメージ11について、基準値より多い色数であったとすると、サブイメージ11を更にサブイメージ17〜サブイメージ20に分割する(S310)。この状態を図12に示す。
サブイメージに分割後、そのサブイメージの数が設定値(64)以下であるので(S320)、サブイメージ17〜サブイメージ20の各サブイメージについて、そのサブイメージで使用されている色数が基準値(256色)以下であるかの判定、色数が基準値(256色)より多い場合には更にサブイメージへの分割、の処理を行う(S310〜S350)。ここでは、サブイメージ17の色数が基準値より多い色数であったとする。そうすると、サブイメージ17を更にサブイメージ21〜サブイメージ24に分割する(S310)。この状態を図13に示す。
サブイメージに分割後、そのサブイメージの数が設定値(64)以下であるので(S320)、サブイメージ21〜サブイメージ24の各サブイメージについて、そのサブイメージで使用されている色数が基準値(256色)以下であるかの判定、色数が基準値(256色)より多い場合には更にサブイメージへの分割、の処理を行う(S310〜S350)。ここでは、サブイメージ21〜サブイメージ24について、各サブイメージの色数は基準値(256色)以下であったとする。
そうするとサブイメージ21〜サブイメージ24について(サブイメージ17について)の処理が終わったので、次にサブイメージ18の処理に移る(S350)。
サブイメージ18〜サブイメージ20の各サブイメージについて、そのサブイメージで使用されている色数が基準値(256色)以下であるかの判定、色数が基準値(256色)より多い場合には更にサブイメージへの分割、の処理を行う(S310〜S350)。ここではサブイメージ18〜サブイメージ20について、基準値(256色)以下であったとする。
そうするとサブイメージ17〜サブイメージ20について(サブイメージ11について)の処理が終わったので、次にサブイメージ12の処理に移る(S350)。
サブイメージ12についても、そのサブイメージで使用されている色数が基準値(256色)以下であるかを判定する(S340)。そしてサブイメージ12について基準値(256色)以下であったとすると、サブイメージ12についての処理が終了し、次のサブイメージの処理に移る(S350)。
そうすると、サブイメージ12の処理を終了することによって、サブイメージ4の処理が終了するので、つまり元画像データの全てのサブイメージについて処理を終了したので(S330)、サブイメージ処理部5では、サブイメージにかかる処理を終了する。
以上のような処理をサブイメージ処理部5で行うことによって、図6に示すように、各領域で使用されている色数が基準値(256色)以下であるサブイメージの領域に元画像データが分割される。
図6を階層構造で模式的に示す図が図14になる。なお上述のサブイメージの分割処理では深さ優先での処理を行ったが、幅優先での処理を行っても良い。
サブイメージ処理部5は、このようにして分割した19のサブイメージ(各領域で使用されている色数が基準値以下であるサブイメージ)について、サブイメージを識別するための識別情報(サブイメージ識別情報)を割り当てる。これを模式的に示す図が図15である。なおサブイメージ識別情報を割り当てられたサブイメージは、それが元画像データのどの位置であるか、を判定可能なように、サブイメージ識別情報と元画像データにおける位置とを対応づけて記憶させる。
次にサブイメージ処理部5で元画像データをサブイメージに分割したら、カラーパレット処理部6は、各サブイメージについてのカラーパレットの最適化の処理を行う。
まずカラーパレット処理部6は、サブイメージ識別情報が「1」であるサブイメージについて、その中で用いられている色のカラーパレットを構成する。つまりサブイメージ「1」の各ピクセルで使用されている色の情報を設定する。この際に構造体としてデータを保持すると良い。これを模式的に示す図が図16である。
そしてカラーパレット処理部6は、サブイメージ「1」についてカラーパレットの設定を行うと、次にサブイメージ「2」についてカラーパレットの設定を行う。この際に、サブイメージ「2」についてもサブイメージ「1」と同様に、サブイメージ「2」で使用されている色のカラーパレットを構成しても良いが、データ量を減らすために、サブイメージ「2」とサブイメージ「1」で異なる色の情報のみを設定すると良い。つまりサブイメージ「1」のカラーパレットにはない色であって、サブイメージ「2」で使用されている色の情報と、サブイメージ「1」のカラーパレットについて、どこからどこまで色を変更するか、の情報を設定すると良い。
例えばサブイメージ「1」のカラーパレットを基準とする場合において、サブイメージ「1」のカラーパレットの番号10〜19の色はサブイメージ「2」では使用せず、代わりに、サブイメージ「2」ではサブイメージ「1」のカラーパレットにはない10色を使用している場合、サブイメージ「2」のカラーパレットの情報として、カラーパレットの番号10〜19の色の情報と、基準となるサブイメージのカラーパレット(ここではサブイメージ「1」のカラーパレット)の番号10〜19の情報が変わる、ことを示す情報を設定すると良い。
このように基準となるサブイメージのカラーパレットと比較して、異なる色の情報と、変更する色のカラーパレットの番号の情報とを設定することによって、データ量を減らすことが出来る。
カラーパレット処理部6は、各サブイメージについて、同様の処理を実行する。
カラーパレット処理部6が、全てのサブイメージについて処理を終了すると、新画像データ生成部7が、サブイメージ処理部5、カラーパレット処理部6で処理した情報と元画像データのヘッダの情報に基づいて、新画像データを生成する(S130)。
新画像データを生成するには、まず元画像データのヘッダ情報に基づいて、水平解像度、垂直解像度、各ピクセルのビット数(またはバイト数)、サブイメージの数、を新画像データのヘッダ情報として生成する。水平解像度、垂直解像度、各ピクセルのビット数(またはバイト数)は元画像データのヘッダの情報に基づいて生成し、サブイメージの数の情報は、サブイメージ処理部5でサブイメージ識別情報の数で判定することが出来る。
次に新画像データ生成部7は、各サブイメージに関する情報を記載した構造体をデータとして生成する。このようにして生成される新画像データを概念的に示す模式図を図17(a)に示す。この構造体には、サブイメージ識別情報、当該サブイメージに対するカラーパレットに関する情報、当該サブイメージに対するインデックスデータに関する情報が含まれる。またサブイメージをどこに表示するかを示す情報が含まれていても良い。
そしてサブイメージに対するカラーパレットに関する情報としては、元となるカラーパレットから変更する色の情報と、変更する色のカラーパレットの番号の情報とが含まれる。例えば上述のように、サブイメージ「1」のカラーパレットを基準とする場合において、サブイメージ「1」のカラーパレットの番号10〜19、30〜39の色はサブイメージ「2」では使用せず、代わりに、サブイメージ「2」ではサブイメージ「1」のカラーパレットにはない20色を使用している場合、サブイメージ「2」のカラーパレットの情報として、カラーパレットの番号10〜19の色の情報と、基準となるサブイメージのカラーパレット(ここではサブイメージ「1」のカラーパレット)の番号10〜19の情報が変わる、ことを示す情報と、カラーパレットの番号30〜39の色の情報と、基準となるサブイメージのカラーパレット(ここではサブイメージ「1」のカラーパレット)の番号30〜39の情報が変わる、ことを示す情報とを設定すると良い。これを模式的に示す図が図17(b)である。
図17(b)では、カラーパレットに関する構造体が2つあり、一つは基準となったカラーパレット(ここではサブイメージ「1」のカラーパレット)から変更する色が、番号10は「赤1」、番号11は「赤2」、番号13は「赤3」、・・・番号19は「赤10」に変更されることを示す構造体、もう一つは基準となったカラーパレット(ここではサブイメージ「1」のカラーパレット)から変更する色が、番号30は「青1」、番号31は「青2」、番号33は「青3」、・・・番号39は「青10」に変更されることを示す構造体、である。つまり、サブイメージ「2」のカラーパレットは、サブイメージ「1」のカラーパレットから番号10〜19、番号30〜39をこれらの構造体で示す色に変更したものであることを示している。
またサブイメージに対するインデックスデータに関する情報としては、サブイメージにおけるピクセルで表示するカラーパレットの色の番号の情報が含まれている。これを模式的に示す図が図17(c)である。例えば図17(c)の左上のピクセルは「10」なので、「赤1」の色が該当する。
以上のような処理を行うことにより、各画像表示システム3で表示させるための新画像データを生成することが出来る。
新画像データ生成部7は、生成した新画像データを画像生成システム2の記憶装置や、所定のサーバの記憶装置などに記憶させる。
次に画像表示システム3で新画像データを表示する場合の処理プロセスを説明する。
まず画像表示システム3の新画像データ読込部8は、新画像データを記憶しているサーバから、所望の新画像データをダウンロードすることにより、新画像データの読み込み処理を行う(S200)。
そして読み込んだ新画像データに基づいて、新画像データ表示処理部9は、そのコンピュータ端末や携帯端末に表示処理を行う。
まず新画像データのヘッダを読み込み(S210)、新画像データの一般的情報、例えば水平解像度、垂直解像度、各ピクセルのビット数(またはバイト数)、サブイメージの数を確認する。そして新画像データを表示するためのメモリ領域を、画像表示システム3の記憶装置で確保する(S220)。
このメモリ領域は、垂直解像度、水平解像度、ピクセルあたりのビット数(またはバイト数)、サブイメージ数などから算出可能である。
このようにして確保したメモリ領域に対して、新画像データにおける各サブイメージに関する情報を記載した構造体に基づいて、各サブイメージを所定の位置に配置する処理を行う(S230)。
まずサブイメージ識別情報を読み込み、そのサブイメージを表示する位置を確定する。そして、当該サブイメージに対するカラーパレットに関する情報(カラーパレットに関する構造体)から、当該サブイメージで用いるカラーパレットを生成する。この際に、基準となるカラーパレットと、当該サブイメージで用いるカラーパレットで異なる色の情報について、置き換えて生成する。例えば、上述の場合、カラーパレットに関する構造体が二つあり、カラーパレットの番号10〜19、30〜39について、基準となるカラーパレット(ここではサブイメージ「1」のカラーパレット〜から異なっている。従って、カラーパレットの番号0〜255のうち、10〜19、30〜39以外についてはサブイメージ「1」と同じ色の情報とし、10〜19、30〜39については、当該サブイメージに対するカラーパレットの構造体に記載された色の情報に置換する。このような処理を行うことで、当該サブイメージで用いられている色の全てを表現することが出来る。
そしてカラーパレットに関する処理が終わると、当該サブイメージに対するインデックスデータに関する情報に基づいて、そのサブイメージにおける各ピクセルの色を、サブイメージでのカラーパレットに基づいて表示する。この表示は、サブイメージ識別情報に基づいて、各サブイメージを表示する位置が分かるので、その位置に基づいてサブイメージの各ピクセルを表示する(S240)。
このような処理を各サブイメージの構造体について全て行うことで、新画像データを一つの画像データとして画像表示システム3の表示装置で表示することが可能となる。
画像生成システム2で生成する新画像データを、携帯端末用の画像データとする場合には、カラーパレット処理部6での処理の際に、データ量を減らす処理を加えても良い。例えば最大で256色のカラーパレットを持つ携帯端末だとすると、RGBの値として、各々8ビット、つまり一つの色を示すのに24ビット(=3バイト)のデータ量を用いていることとなる。そうするとカラーパレットが768バイト(=256色×3バイト)のデータ領域が必要となる。
サブイメージ数が多いと、それだけデータ量が増えてしまうので、カラーパレットについてデータ量を減らせると好ましい。そこで、一つ一つのカラーパレットを24ビットではなく、12ビット(=1.5バイト)とすると、カラーパレットについては384バイトとすることが出来る。つまり、RGBの値として各々4ビットのデータ量で表現することとなる。
このようなデータ量の削減が可能なのは、本発明のように、カラーパレットで表現可能な大きさまでサブイメージを分割しているからである。つまりカラーパレットが24ビットから12ビットになるとデータ量は半分になるが、表現できる色数も半分になる。従って、一つの画像データとして扱っている限り、色数が半分になってしまうと、元の画像データからかなり劣化した画像とならざるを得ない。しかし本願発明では、カラーパレットのビット数を減らしたとしても、それで表現可能なサイズまで画像データをサブイメージとして分割しているので(12ビットで表現可能なサブイメージまで分割しているので)、このような処理を設けたとしても、画像の劣化は起こりにくい。
本発明のような画像処理システム1、画像処理プログラムを用いることで、ファイルサイズを大きくしないでも高画質な画像データの表示が可能となる。特に、携帯端末のようにその技術的制約からカラーパレットが8ビットに制限されている場合には、従来は画像データを256色でしか表示できなかったが、本発明を用いることによって、カラーパレットが8ビットであっても、256色より多い色の表示が行えるようになる。
このように画像データに対して予め指定されたカラーパレットの色数よりも多い色数で画像データを表示することが出来るので、高画質な画像データを小さいファイルサイズで扱えることとなる。
本発明の画像処理システムの全体を示す概念図である。 画像生成システム、画像表示システムのハードウェア構成を示す概念図である。 新画像データの生成処理を示すフローチャートである。 新画像データの表示処理を示すフローチャートである。 サブイメージにする際の処理を示すフローチャートである。 元画像データが複数のサブイメージに分割された状態を模式的に示す図である。 元画像データの一例である。 元画像データがサブイメージに4分割された状態を模式的に示す図である。 サブイメージ1が新たなサブイメージに4分割された状態を模式的に示す図である。 サブイメージ4が新たなサブイメージに4分割された状態を模式的に示す図である。 サブイメージ10が新たなサブイメージに4分割された状態を模式的に示す図である。 サブイメージ11が新たなサブイメージに4分割された状態を模式的に示す図である。 サブイメージ17が新たなサブイメージに4分割された状態を模式的に示す図である。 元画像に対するサブイメージを階層的に模式的に示す図である。 元画像のサブイメージにサブイメージ識別情報を割り当てた状態を模式的に示す図である。 一つのサブイメージのデータ構造を模式的に示す図である。 新画像データのデータ構造を模式的に示す図である。
符号の説明
1:画像処理システム
2:画像生成システム
3:画像表示システム
4:元画像データ読込部
5:サブイメージ処理部
6:カラーパレット処理部
7:新画像データ生成部
8:新画像データ読込部
9:新画像データ表示処理部

Claims (9)

  1. 処理対象とする元画像データから新画像データを生成する画像生成システムと、前記新画像データを読み込み表示を行う画像表示システムとを有する画像処理システムであって、
    前記画像生成システムは、
    前記元画像データを、サブイメージの領域内において使用される色数が所定の基準値以下となるまで分割し、そのサブイメージ毎に、そこで使用される色に関する情報を含むカラーパレットを生成する、こととにより前記新画像データを生成し、
    前記画像表示システムは、
    前記新画像データを読み込み、各サブイメージについて、前記サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する、ことにより画像データの表示を行う、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  2. 前記カラーパレットは、
    基準となるカラーパレットでは使用されていない色であって、前記サブイメージでは使用されている色を異なる色として、前記異なる色の情報と、前記基準となるカラーパレットから変更する色の所在地の情報とを含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 処理対象とする元画像データから新画像データを生成する画像生成システムと、前記新画像データを読み込み表示を行う画像表示システムとを有する画像処理システムであって、
    前記画像生成システムは、
    前記元画像データを読み込む元画像データ読込部と、
    前記元画像データで使用されている色数が所定の基準値以下であるか否かを判定し、所定の基準値より多い場合には、各サブイメージにおいて使用されている色数が所定の基準値以下になるまで、前記元画像データまたは前記サブイメージを分割するサブイメージ処理部と、
    前記分割した各サブイメージについて、そこで使用されている色に関する情報を含むカラーパレットを生成するカラーパレット処理部と、
    前記サブイメージ処理部と前記カラーパレット処理部での処理結果に基づいて、新画像データを生成する新画像データ生成部と、を有しており、
    前記画像表示システムは、
    前記新画像データを読み込む新画像データ読込部と、
    前記新画像データにおける各サブイメージについて、前記サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する新画像データ表示処理部と、を有する、
    ことを特徴とする画像処理システム。
  4. 前記サブイメージ処理部は、更に、
    前記分割したサブイメージ数が所定の設定値より多くなった場合には分割を中止する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記カラーパレット処理部は、更に、
    前記サブイメージのカラーパレットにおいて、基準となるカラーパレットでは使用されていない色であって、前記サブイメージでは使用されている色を異なる色として、前記異なる色の情報と、前記基準となるカラーパレットから変更する色の所在地の情報とを含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理システム。
  6. 処理対象となる元画像データから新画像データを生成する画像生成システムであって、
    前記画像生成システムは、
    前記元画像データを読み込む元画像データ読込部と、
    前記元画像データで使用されている色数が所定の基準値以下であるか否かを判定し、所定の基準値より多い場合には、各サブイメージにおいて使用されている色数が所定の基準値以下になるまで、前記元画像データまたは前記サブイメージを分割するサブイメージ処理部と、
    前記分割した各サブイメージについて、そこで使用されている色に関する情報を含むカラーパレットを生成するカラーパレット処理部と、
    前記サブイメージ処理部と前記カラーパレット処理部での処理結果に基づいて、新画像データを生成する新画像データ生成部と、
    を有することを特徴とする画像生成システム。
  7. 元画像データが所定の領域内において使用されている色数が所定の基準値以下であるサブイメージに分割されており、且つ前記サブイメージ毎に、前記サブイメージにおいて使用されている色に関する情報を含むカラーパレットの情報を有する新画像データを表示する画像表示システムであって、
    前記画像表示システムは、
    前記新画像データを読み込む新画像データ読込部と、
    前記新画像データにおける各サブイメージについて、前記サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する新画像データ表示処理部と、
    を有することを特徴とする画像表示システム。
  8. コンピュータ端末を、
    処理対象となる元画像データを読み込む元画像データ読込部、
    前記元画像データで使用されている色数が所定の基準値以下であるか否かを判定し、所定の基準値より多い場合には、各サブイメージにおいて使用されている色数が所定の基準値以下になるまで、前記元画像データまたは前記サブイメージを分割するサブイメージ処理部、
    前記分割した各サブイメージについて、そこで使用されている色に関する情報を含むカラーパレットを生成するカラーパレット処理部、
    前記サブイメージ処理部と前記カラーパレット処理部での処理結果に基づいて、新画像データを生成する新画像データ生成部、
    として機能させることを特徴とする画像生成プログラム。
  9. コンピュータ端末または携帯端末を、
    新画像データを読み込む画像データ読込部、
    前記新画像データにおける各サブイメージについて、前記サブイメージのカラーパレットに基づいてそのサブイメージを所定の領域に表示する新画像データ表示処理部、
    として機能させる画像表示プログラムであって、
    前記新画像データは、
    元画像データが所定の領域内において使用されている色数が所定の基準値以下であるサブイメージに分割されており、且つ前記サブイメージ毎に、前記サブイメージにおいて使用されている色に関する情報を含むカラーパレットの情報を有する、
    ことを特徴とする画像表示プログラム。
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