JP2007311935A - 平面アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 アンテナ形状を大きくすることなく、更に広帯域化を実現することができる平面アンテナを提供する。
【解決手段】 第1放射素子1と第2放射素子2とのギャップGは、短辺4の寸法L2の略10分の1以下である。寸法L1は、低域側の第1共振周波数f1の波長λ1の略4分の1である。寸法L2は、高域側の第2共振周波数f2の波長λ2の略0.3〜0.4倍である。第1放射素子1は、スリット8を有する。スリットなしに比べて、低域側の第1共振周波数f1よりも更に低域側に第3共振周波数f3を発生することができる。スリット8を含む寸法L3は、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bを経由して台形の右上端部1aまでの寸法である。この寸法L3は、第3共振周波数f3の波長λ3の略0.2〜0.3倍である。また、寸法L3を可変しても、f1とf2へは影響せず、f3を独立に制御可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、平面アンテナに関するもので、特に、多共振化および広帯域化が可能な平面アンテナに関する。
広帯域の平面アンテナがある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1の平面アンテナにあっては、低域側の第1共振周波数と高域側の第2共振周波数との間がほぼフラットで広帯域の特性を得ることができる。低域側の第1共振周波数の波長λ1は、平面アンテナの台形形状の両側辺と短辺を合わせた寸法Aに関連しており、寸法A=略λ1/2の関係にある。
図13は、この構造図概略である。図13の(a)において、寸法L1は、寸法Aの半分を示す。アンテナ300は、銅板の第1放射素子31と第2放射素子32をポリイミド樹脂34で張り合わせるなどして作成される。第1放射素子31と第2放射素子32は、ギャップGの部分で離れて対向する。ギャップGの部分には銅板がなくてポリイミド樹脂のみであるために、折れ曲がりに対する強度が弱い。
また、図13の(b)において、同軸ケーブル35の心線35aは、給電点33に半田付けされる。同軸ケーブル35のGND35bは、第2放射素子32に半田付けされる。そのため、同軸ケーブル35は、第2放射素子32と重なる構造となる。そのため、アンテナ300を搭載する携帯無線装置などにおいて、LCD36や他の基板などを実装する場合、アンテナ300とLCD36などを含めた厚さtが大きくなってしまう。
特開2006−33069号公報(第4〜6頁、図1、図4)
アンテナを搭載する携帯無線装置においては、更なる多周波化、広帯域化が求められている。そのために、特許文献1の平面アンテナにおいて、更に低域側の帯域を広げるためには、寸法A、すなわち台形の辺の長さを長くする必要があり、アンテナ形状が大きくなってしまう。
また、特許文献1の平面アンテナにおいては、折れ曲がりに対する強度が弱い。また、同軸ケーブルの配置上、携帯無線装置などの厚さが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、アンテナ形状を大きくすることなく、更に広帯域化を実現することができる平面アンテナを提供することを目的とする。また、折れ曲がりに対する強度などを改善した平面アンテナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の平面アンテナは、平面状の第1放射素子及び第2放射素子を有する平面アンテナであって、前記第1放射素子の第1の部分外周と、少なくとも当該第1の部分外周と等しい長さを有する前記第2放射素子の第2の部分外周とが、当該第1の部分外周の長さの略10分の1以下のほぼ等間隔で対向し、前記第1放射素子は、前記第1の部分外周の両端を結ぶ直線と略平行な第3の部分外周と、前記第1の部分外周の略中央に位置する給電点と、当該第1の部分外周以外の外周で開放し前記第1放射素子の内部で閉塞するスリット部とを有し、前記給電点から前記閉塞端を経由し前記スリット部に沿った前記開放端までの距離が、前記第1の部分外周の半分と、当該第1の部分外周と前記第3の部分外周の一端同士を結ぶ2つの部分外周の内の長い方とを合わせた距離よりも長いことを特徴とする。
本発明によれば、アンテナ形状を大きくすることなく、更に広帯域化を実現することができる平面アンテナを得ることができる。また、折れ曲がりに対する強度などを改善した平面アンテナを得ることができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
実施例1は、背景技術に比べて更に広帯域化を実現するためのものである。
図1は、実施例1に係るダイポールタイプの平面アンテナの構成を説明する図である。(a)、(b)、(c)、(d)、(e)にスリット形状の異なる実施例を示す。アンテナ100は、第1放射素子1、第2放射素子2、給電点3などから構成される。
第1放射素子1は、台形の平行な辺の短辺4(第1の部分外周)と長辺5(第3の部分外周)、側辺6、側辺7の台形状の平面である。給電点3は、第1放射素子1の短辺4の中央部分に接続されて給電する。また、第1放射素子1は、実施例1の特徴であるスリット8を有する。第2放射素子2は、スリット8以外は、第1放射素子1と類似の形状であり、第1放射素子1の短辺4と第2放射素子2の短辺(第2の部分外周)とは微小ギャップGだけ離れて略平行に対向する。なお、第2放射素子2の短辺の長さは、第1放射素子1の短辺4より長くてもよい。
点線で示した寸法L1は、給電点3から短辺4に沿って側辺6の端部までの寸法である。なお、側辺6と側辺7の長さは異なってもよい。その場合、寸法L1は、給電点3から短辺4に沿って、長い方の側辺の端部までの寸法である。短辺4の長さを寸法L2とする。この寸法L1、寸法L2と共振周波数との関係は後(図2、図3)で説明する。
(a)、(b)、(c)、(d)、(e)で、実施例1の特徴であるスリット8の形状について、以下に説明する。
(a)において、スリット8は、閉塞端8aが給電点3近傍にあり、そこから長辺5近傍へ垂直に延び、そこから長辺5と平行に延びて、開放端8bが側辺7側で開放している。点線で示した寸法L3は、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bを経由して台形の右上端部1aまでの寸法である。開放端8bと右上端部1aは近接しているため、寸法L3は、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bまでの寸法として定義してもほぼ同じである。
(b)において、スリット8は、長辺5の近傍に長辺5と平行に設けられる。スリット8は一方は閉塞端8aであり、他方は開放端8bとして側辺7側で開放している。点線で示した寸法L3は、(a)と同様に、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bを経由して台形の右上端部1aまでの寸法である。開放端8bと右上端部1aは近接しているため、寸法L3は、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bまでの寸法として定義してもほぼ同じである。
(c)において、スリット8は、閉塞端8aが台形形状の内部にあり、そこから左方向へ延び、更に垂直方向へ延び、開放端8bが長辺5側で開放している。点線で示した寸法L3は、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bまでの寸法である。
(d)は、(a)に比べて、スリット8はほぼ同じであるが、台形の右上端部1aが更に長辺5の右方向に延びた形状である。点線で示した寸法L3は、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bを経由して台形の右上端部1aまでの寸法である。開放端8bと右上端部1aが離れているので、右上端部1aまでの寸法で定義する。
(e)は、(a)に比べて、スリット8は同じであるが、新たに、スリット9を設ける。スリット9は、閉塞端9aが閉塞端8a近傍にあり、そこからスリット8の垂直部分に沿って長辺5へ垂直に延び、開放端9bが長辺5側で開放している。点線で示した寸法L3は、(a)と同様に、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bを経由して台形の右上端部1aまでの寸法である。開放端8bと右上端部1aは近接しているため、寸法L3は、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bまでの寸法として定義してもほぼ同じである。
なお、(a)、(d)、(e)において、スリット8の閉塞端8aは、給電点3近傍に配置したが、給電点3近傍でなくてもよい。例えば、スリット8の閉塞端8aからの垂直部分を横方向にそのままシフトしてもよい。それにより、寸法L3、つまり、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bを経由して台形の右上端部1aまでの寸法を調整することができる。また、閉塞端8aからの垂直部分は斜め方向であってもよい。
また、第1放射素子1の台形平面の短辺4、側辺6、側辺7は直線であったが、短辺4と側辺6の結合部、および短辺4と側辺7の結合部は、図示したように特異点がない曲線状であってもよい。
次に、図2〜図9で、アンテナ100の性能について説明する。
図2は、アンテナ100の形状(a)(図1)のVSWR(電圧定在波比)のシミュレーション図であり、スリット8がない場合との比較も行っている。第1放射素子1と第2放射素子2とのギャップGは、短辺4の寸法L2の略10分の1以下である。
スリットなしの場合は、背景技術の特許文献1に相当する。寸法L1は、低域側の第1共振周波数f1の波長λ1の略4分の1である。また、短辺4の寸法L2は、高域側の第2共振周波数f2の波長λ2の略0.3〜0.4倍である。
本発明のスリット8がある場合は、スリットなしに比べて、低域側の第1共振周波数f1よりも更に低域側に第3共振周波数f3が発生する。低域側の第1共振周波数f1と高域側の第2共振周波数f2はスリットなしの場合とほぼ同等である。また、第1共振周波数f1、第2共振周波数f2と、寸法L1、寸法L2との関係もスリットなしの場合と同様である。新たに発生する第3共振周波数f3は、スリット8を含む寸法L3と関連がある。この関連を次に説明する。
図3は、アンテナ100の形状(a)のVSWRのシミュレーション図であり、寸法L3を可変して、第3共振周波数f3との関連をシミュレーションしたものである。寸法L3の可変は、スリット8の閉塞端8aからの垂直部分を横方向にそのままシフトして、寸法L3を可変している。
寸法L3を7通り可変しているが、寸法L3が大きくなるにつれ、第3共振周波数f3が低くなっている。寸法L3を可変しても、低域側の第1共振周波数f1と高域側の第2共振周波数f2(図示せず)は変化しない。また、いずれの状態でも、寸法L3と第3共振周波数f3との関係として、寸法L3は、第3共振周波数f3の波長λ3の略0.2〜0.3倍、すなわち略4分の1である。寸法L1は、図2で説明したように、低域側の第1共振周波数f1の波長λ1の略4分の1である。従って、スリット8を含む寸法L3を寸法L1よりも長くすることにより、低域側の第1共振周波数f1よりも更に低域側に第3共振周波数f3を発生させることができる。
また、スリット8部の寸法L3を変えることにより、第3共振周波数f3のみが変化し、低域側の第1共振周波数f1と高域側の第2共振周波数f2へは影響しない。従って、第3共振周波数f3を独立に制御可能となる。
図4は、アンテナ100の形状(a)のVSWRのシミュレーション図であり、スリット8のスリット幅の影響をシミュレーションしたものである。スリット幅を0.5mmから2mmの範囲で変えた場合、第3共振周波数f3は若干変化するが、ほとんど無視できる範囲である。従って、図3で説明したように、スリット8部の寸法L3により第3共振周波数f3を制御することができる。
図5は、アンテナ100の形状(a)の垂直偏波の放射パターンのシミュレーション図であり、周波数2GHz、3GHz、4GHz、5GHzについてシミュレーションしたものである。いずれの場合においても、放射パターンが均一であり、特定の角度でヌル状態が発生することはない。つまり、広帯域において、均一な放射パターン得られることがわかる。
図6は、アンテナ100の形状(b)(図1)のVSWRのシミュレーション図である。(a)と同様の結果である。低域側の第1共振周波数f1よりも更に低域側に第3共振周波数f3が発生する。そして、スリット8部の寸法L3と第3共振周波数f3との関係も、(a)と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図7は、アンテナ100の形状(c)(図1)のVSWRのシミュレーション図である。(a)と同様の結果である。低域側の第1共振周波数f1よりも更に低域側に第3共振周波数f3が発生する。そして、スリット8部の寸法L3と第3共振周波数f3との関係も、(a)と同様であるので、詳細な説明は省略する。
図8は、アンテナ100の形状(d)(図1)のVSWRのシミュレーション図であり、寸法L3を可変して、第3共振周波数f3との関連をシミュレーションしたものである。寸法L3の可変は、第1放射素子1の長辺5の長さを右方向に延ばして右上端部1aの位置を変えて行っている。図中の「H+22mm」などが寸法L3である。Hは、スリット8の縦方向の高さであり、固定にしている。22mm、20mm、18mmがスリット8の曲がり角から右上端部1aまでの距離である。
寸法L3を3通り可変しているが、寸法L3が大きくなるにつれ、第3共振周波数f3が低くなっている。いずれの状態でも、低域側の第1共振周波数f1と高域側の第2共振周波数f2(図示せず)は変化しない。また、いずれの状態でも、寸法L3と第3共振周波数f3との関係として、寸法L3は、第3共振周波数f3の波長λ2の略0.2〜0.3倍である。
図9は、アンテナ100の形状(e)(図1)のVSWRのシミュレーション図であり、スリット8部の寸法L3を固定にして、形状(a)との比較も行っている。形状(e)は形状(a)に比べて、第1放射素子1の全体の大きさは同じであるが、新たに、スリット9を設けている。形状(e)の第3共振周波数f3は、形状(a)の第3共振周波数f3に比べて、より低くなっている。これは、形状(e)の方が、電流分布がより集中するためと考えられる。
次に実施例1の変形例について説明する。
図10は、図1の(a)の変形例である。図1の(a)では、スリット8は、閉塞端8aから長辺5の近傍まで垂直に延びていたが、図10では、閉塞端8aから垂直に途中まで延び、そこから長辺5と平行に延びて、開放端8bが側辺7側で開放している。点線で示した寸法L3は、給電点3からスリット8の閉塞端8aを経由してスリット8に沿って開放端8bを経由して台形の右上端部1aまでの寸法である。開放端8bと右上端部1aは距離が離れている。
次に、このアンテナ100の性能について説明する。
図11は、アンテナ100(図10)のVSWRのシミュレーション図である。第1共振周波数f1、第2共振周波数f2に加えて、第3共振周波数f3を発生することができる。この第3共振周波数f3も、スリット8を含む寸法L3と関連性があり、寸法L3を調整することにより、第3共振周波数f3を決めることができる。
しかし、第1共振周波数f1は、図1の(a)のシミュレーション図の図2と比べると、より高域側にシフトしてしまう。従って、図1の(a)のように、スリット8の水平部分は、長辺5の近傍に入れるのが最もよい。
なお、実施例1では、第1放射素子1、第2放射素子2は、台形状平面としたが、直方形などの四辺形平面であってもよい。
本発明の実施例1によれば、スリットを設けることにより、スリットのない場合に比べて、同じ外形寸法でありながら、更に低域側に第3共振周波数f3を発生させることが可能となる。また、スリット8部の寸法L3を変えることにより、第3共振周波数f3のみが変化し、低域側の第1共振周波数f1と高域側の第2共振周波数f2へは影響しない。従って、第3共振周波数f3を独立に制御可能となる。
実施例2は、折れ曲がりの強度などを改善するためのものである。
図12は、実施例2に係るダイポールタイプの平面アンテナの構造を説明する図である。図12の(a)、(b)において、アンテナ200は、銅板の第1放射素子21、銅板の第2放射素子22、給電点23などから構成される。第1放射素子21と第2放射素子22は、ポリイミド樹脂24で張り合わされる。第1放射素子21は、切り欠かれた凹部21aがあり、その近傍が給電点23となる。第2放射素子22は、第1放射素子21の凹部21aに合わせて、凸部22aを有する。
第1放射素子21と第2放射素子22の対向するギャップG部分の一点鎖線上には、第2放射素子22の凸部22aが存在する。そのため、折れ曲がりに対して強度を向上することができる。
図12の(c)は、アンテナ200に同軸ケーブル25を取り付けた構造を示す。同軸ケーブル25の心線25aを給電点23に半田付けする。同軸ケーブル25のGND25bを第2放射素子22の凸部22aに半田付けして、同軸ケーブル25を横方向に配置している。そのため、第2放射素子22の凸部22aを除いた本体部分と同軸ケーブル25とは重なることがない。従って、アンテナ200を搭載する携帯無線装置などにおいて、LCD26や他の基板などを実装する場合、アンテナ200とLCD26などを含めた厚さtを小さくすることができる。
また、図12の(a)に点線で示した寸法L1は、図13(従来)の寸法L1に比べて、寸法L1の長さが長くなる。これにより、実施例1で説明したように、寸法L1で決まる低域側の低域側の第1共振周波数f1自体を低くすることができ、低域側の帯域をカバーすることが可能となる。または、第1共振周波数f1が同じでよい場合は、アンテナ200の外形寸法を小さくすることが可能となる。
なお、実施例2では、第1放射素子21、第2放射素子22は、台形状平面としたが、直方形などの四辺形平面であってもよい。
本発明の実施例2によれば、平面アンテナの折れ曲がりの強度を強くすることが可能となる。また、同軸ケーブルを取り付けた状態での携帯無線装置などの厚さを薄くすることが可能となる。また、低域側の帯域をカバーすることが可能となる。
本発明の実施例1に係る平面アンテナの構成を説明する図。 本発明の実施例1に係る平面アンテナ(a)のVSWRのシミュレーション図。 本発明の実施例1に係る平面アンテナ(a)のVSWRのシミュレーション図(寸法L3可変)。 本発明の実施例1に係る平面アンテナ(a)のVSWRのシミュレーション図(スリット幅の影響)。 本発明の実施例1に係る平面アンテナ(a)の垂直偏波の放射パターンのシミュレーション図。 本発明の実施例1に係る平面アンテナ(b)のVSWRのシミュレーション図。 本発明の実施例1に係る平面アンテナ(c)のVSWRのシミュレーション図。 本発明の実施例1に係る平面アンテナ(d)のVSWRのシミュレーション図。 本発明の実施例1に係る平面アンテナ(e)のVSWRのシミュレーション図。 本発明の実施例1の変形例に係る平面アンテナの構成を説明する図。 本発明の実施例1の変形例に係る平面アンテナのVSWRのシミュレーション図。 本発明の実施例2に係る平面アンテナの構造を説明する図。 従来の平面アンテナの構造を説明する図。
符号の説明
1 第1放射素子
2 第2放射素子
3 給電点
4 短辺
5 長辺
6、7 側辺
8、9 スリット
8a 閉塞端
8b 開放端
9a 閉塞端
9b 開放端
21 第1放射素子
21a 凹部
22 第2放射素子
22a 凸部
23 給電点
24 ポリイミド樹脂
25 同軸ケーブル
25a 心線
25b GND
26 LCD
100、200 アンテナ

Claims (4)

  1. 平面状の第1放射素子及び第2放射素子を有する平面アンテナであって、
    前記第1放射素子の第1の部分外周と、少なくとも当該第1の部分外周と等しい長さを有する前記第2放射素子の第2の部分外周とが、当該第1の部分外周の長さの略10分の1以下のほぼ等間隔で対向し、
    前記第1放射素子は、
    前記第1の部分外周の両端を結ぶ直線と略平行な第3の部分外周と、
    前記第1の部分外周の略中央に位置する給電点と、当該第1の部分外周以外の外周で開放し前記第1放射素子の内部で閉塞するスリット部とを有し、
    前記給電点から前記閉塞端を経由し前記スリット部に沿った前記開放端までの距離が、前記第1の部分外周の半分と、当該第1の部分外周と前記第3の部分外周の一端同士を結ぶ2つの部分外周の内の長い方とを合わせた距離よりも長いことを特徴とする平面アンテナ。
  2. 平面状の第1放射素子及び第2放射素子を有する平面アンテナであって、
    前記第1放射素子の第1の部分外周と、少なくとも当該第1の部分外周と等しい長さを有する前記第2放射素子の第2の部分外周とが、当該第1の部分外周の長さの略10分の1以下のほぼ等間隔で対向し、
    前記第1放射素子は、
    前記第1の部分外周の両端を結ぶ直線と略平行な第3の部分外周と、
    前記第1の部分外周の略中央に位置する給電点と、当該第1の部分外周以外の外周で開放し前記第1放射素子の内部で閉塞するスリット部とを有し、
    前記給電点から前記閉塞端を経由し前記スリット部に沿って前記開放端を経由し前記第3の部分外周の前記開放端側の端部までの距離が、前記第1の部分外周の半分と、当該第1の部分外周と前記第3の部分外周の一端同士を結ぶ2つの部分外周の内の長い方とを合わせた距離よりも長いことを特徴とする平面アンテナ。
  3. 平面状の第1放射素子及び第2放射素子とを有する平面アンテナであって、
    前記第1放射素子の第1の部分外周と、少なくとも当該第1の部分外周と等しい長さを有する前記第2放射素子の第2の部分外周とが、当該第1の部分外周の長さの略10分の1以下のほぼ等間隔で対向し、
    前記第1放射素子は、
    前記第1の部分外周の両端を結ぶ直線と略平行な第3の部分外周と、
    前記第1の部分外周の略中央に位置する給電点と、当該第1の部分外周以外の外周で開放し前記第1放射素子の内部で閉塞する第1スリット部と、当該第1スリット部の一部と平行に近接する第2スリット部とを有し、
    前記給電点から前記閉塞端を経由し前記第1スリット部に沿った前記開放端までの距離が、前記第1の部分外周の半分と、当該第1の部分外周と前記第3の部分外周の一端同士を結ぶ2つの部分外周の内の長い方とを合わせた距離よりも長いことを特徴とする平面アンテナ。
  4. 前記開放端は、前記第3の部分外周の近傍にあることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の平面アンテナ。
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