JP2007311908A - 無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保することができる無線通信装置を提供する。
【解決手段】他の無線通信装置と通信を確立するために必要なパラメータを表すパラメータ信号を他の無線通信装置に送信するアンテナ3と、アンテナ3によって送信されるパラメータ信号の送信パワーを制御するBB送信処理部20と、擬似ランダムノイズ信号を生成する擬似ランダムノイズ生成器21と、擬似ランダムノイズ生成器21によって生成された擬似ランダムノイズ信号をパラメータ信号に加算する加算器22a、22bと、を備え、アンテナ3によってパラメータ信号が送信されるときに、BB送信処理部20は、パラメータ信号の送信パワーを減衰させるよう制御し、加算器22a、22bは、パラメータ信号に擬似ランダムノイズ信号を加算する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信を行う無線通信装置に関し、特に、無線通信装置間の通信を確立するために行う設定技術に関する。
近年、802.11規格の無線LANをはじめ、WirelessUSB、Bluetooth(登録商標)など、コンピュータや機器間を無線通信装置で接続する無線通信ネットワークが普及している。
この無線通信ネットワークを構築する場合には、各無線通信装置間で通信を確立するための設定を行う必要がある。
このような設定には、例えば、無線LANの場合は、アドホックモードおよびインフラストラクチャモードなどの通信モードの選択、チャンネル、ESSID、さらにWEPなどの暗号化通信に使用される暗号化鍵の設定などがある。
ここで、無線通信においては、盗聴を容易に行うことができるので、情報の漏洩を防止するという観点では、特に暗号に関わる設定が重要である。これらは、WirelessUSB、Bluetooth(登録商標)でも同様であり、無線通信全般に言えることである。
しかし、通信を暗号化するためには、上記の暗号化鍵を無線通信装置間でやり取りする必要があるが、その設定は一般ユーザーにはなじみのないものであるため、設定操作そのものが難しい。
また、WirelessUSBなどのように、入力装置や表示装置などのユーザーインターフェースを持たない無線通信装置もあるので、その設定方法が問題となる。
従来技術としては、上記の設定を有線で行う方式があるが、無線通信装置であるにも関わらず有線のインターフェースを持つ必要があるため、コストアップとなる。
そこで、上記の設定を無線で行うものとして、設定時に近距離通信を行うことでセキュリティを確保する方式がある。
このような方式を用いる無線通信装置としては、例えば、通常の無線通信を行うための第1の通信部以外に、近距離通信を可能にする第2の通信部を持たせることで実現しようとしているものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、第2の通信部は赤外線でも良いし、NFC(Near Field Communication)でも良いと考えられる。
これにより、設定時の通信に暗号化鍵などの重要な情報が含まれていても、近距離通信によって通信可能範囲を限定するため、その範囲を超える地点にいる第三者に重要な情報が漏洩することを防止することができる。
しかし、上記無線通信装置においては、2重に通信部を持つ必要があるため、コストアップにつながり、さらに、小型の無線デバイスに適用することが難しくなるという問題があった。
このような問題を解決する無線通信装置としては、設定時において送信パワーを抑えることにより、通信可能範囲を約1mに限定するものがある(例えば、特許文献2参照)。
ここで、送信パワーを抑える方法には、BaseBandの送出パワーを抑える方法、PowerAmp(以下、単にPAという。)出力パワーを抑える方法、およびアンテナ送出パワーを抑える方法などがある。
なお、BaseBandの送出パワーを抑える方法では、送出パワーを抑えるとキャリア漏洩電力が規格値を満たさなくなるため、一定以上にBaseBandの送出パワーを抑えることはできない。
また、PA出力パワーを抑えるためには、通常PAは固定Gainのデバイスを用いるので、PAを切り替えて使うような機構が必要である。ただし、PAの増幅率は高々10〜20dB程度であるので、PAによって送信パワーを抑えるのも限界がある。
また、アンテナ送出パワーを抑えるためには、通常のデータ通信で使用するアンテナと設定用通信で使用するアンテナとを切り替えて使う機構が必要となる。
しかし、このように送信パワーを抑える手法はいくつか存在し、これらを併用するなどして、ある程度パワーを抑えることが可能である。以下にその具体例を示す。
図8は自由空間での電波伝搬特性を示したものである。
図8に示すように、5GHzの電波では1m離れると約46dB減衰する。そのため、例えば、−76dBmの受信信号に対して10%程度のパケットエラーが発生する通信方式の場合、送信パワーは−30dBmとすればよい。なお、アンテナでの損失は考慮しないものとする。
そのため、通常時に+10dBmの送信パワーで通信を行うシステムにおいては、送信パワーを40dB減衰させれば良いことになる。
上述したいくつかの送信パワーを抑える方法で、送信パワーを40dB減衰させることができるとした場合、1mまで通信範囲を狭めることが可能となる。ただし、受信装置の能力によっては5dB程度のマージンを持っているものもある。すなわち、−81dBmまで受信可能な受信装置も存在する。その場合には、約1.75mの範囲まで通信が可能となる。
特開2002−359623号公報 特開2004−80755号公報
しかしながら、従来の無線通信装置においては、通信範囲を限定することができる通信範囲は、その無線通信装置が持つパワー制御レベルで決まり、そのパワー制御レベルによって限定することができる通信範囲より狭めることができないため、無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保する点について改善の余地があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保することができる無線通信装置を提供することを目的とする。
本発明の無線通信装置は、他の無線通信装置と通信を確立するために必要なパラメータを表すパラメータ信号を前記他の無線通信装置に送信する送信手段と、前記送信手段によって送信されるパラメータ信号の送信パワーを制御する送信パワー制御手段と、ノイズ信号を生成するノイズ信号生成手段と、前記ノイズ信号生成手段によって生成されたノイズ信号を前記パラメータ信号に加算する加算手段と、を備え、前記送信手段によって前記パラメータ信号が送信されるときに、前記送信パワー制御手段は、前記パラメータ信号の送信パワーを減衰させるよう制御し、前記加算手段は、前記パラメータ信号に前記ノイズ信号を加算することを特徴とするものである。
この構成により、パラメータ信号が送信されるときに、パラメータ信号の送信パワーを減衰させ、さらに、パラメータ信号にノイズ信号を加算することによってパラメータ信号のSNR(Signal to Noise Ratio)を悪化させるため、通信範囲を狭めることができる。したがって、無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保することができる。
また、本発明の無線通信システムは、第1の無線通信装置と、前記第1の無線通信装置を介してネットワークに接続する第2の無線通信装置と、を備えた無線通信システムにおいて、前記第1の無線通信装置が、前記第2の無線通信装置と通信を確立するために必要なパラメータを表すパラメータ信号を前記第2の無線通信装置に送信する送信手段と、前記送信手段によって送信されるパラメータ信号の送信パワーを制御する送信パワー制御手段と、ノイズ信号を生成するノイズ信号生成手段と、前記ノイズ信号生成手段によって生成されたノイズ信号を前記パラメータ信号に加算する加算手段と、を有し、前記送信手段によって前記パラメータ信号が送信されるときに、前記送信パワー制御手段が、前記パラメータ信号の送信パワーを減衰させるよう制御し、前記加算手段が、前記パラメータ信号に前記ノイズ信号を加算することを特徴とするものである。
この構成により、インフラストラクチャモードの場合であっても、無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保することができる。
また、本発明の無線通信システムは、複数の上記無線通信装置を備えていても良い。
この構成により、複数の無線通信装置同士が通信相手にパラメータ信号を送信する場合であっても、無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保することができる。
また、本発明の無線通信装置は、前記送信手段によって前記パラメータ信号が送信される前に、前記他の無線通信装置によって受信された信号の受信パワーおよびSNRに基づいて、前記送信パワーの減衰量および前記ノイズ信号のノイズ量を決定する決定手段を備えていても良い。
この構成により、事前に送信パワーの減衰量およびノイズ信号のノイズ量を決定するため、通信を確立するための設定においてエラーが発生することを防止することができる。
以上のように本発明は、無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保することができるという効果を有する無線通信装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る無線通信システムについて、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムを示す構成図である。
図1に示すように、無線通信システム1は、無線通信装置2a、2bを有して構成されている。
図2は、本発明の実施の形態に係る無線通信装置を示す構成図である。なお、本発明の実施の形態に係る無線通信装置2a、2bは、例えば、WirelessUSBやIEEE802.11a/b/gに対応した装置等の無線通信機器によって構成される。なお、無線通信装置2aと無線通信装置2bとは、同様の構成となっているものとし、以下、無線通信装置2aについてその構成を説明する。
図2に示すように、無線通信装置2aは、RF(Radio Frequency)信号を受信または送信するアンテナ3と、RF信号をベースバンド信号(以下、IQ信号という。)に変換、またはIQ信号をRF信号に変換するRF処理部4と、ディジタル変復調処理を行うベースバンド処理部5とを備えている。
また、RF処理部4は、アンテナ3で受信されたRF信号のうち特定の周波数帯域の信号を通過させるBPF(Band-Pass Filter:帯域通過フィルタ)6と、送信と受信とを切り替えるスイッチ7と、BPF6を通過した信号を増幅するLNA(Low Noise Amplifier:低雑音増幅器)8と、所定の発振信号を発生するPLL(Phase Locked Loop)周波数シンセサイザ9と、PLL周波数シンセサイザ9で発生した所定の発振信号を移相する0°/90°移相器10と、LNA8で増幅された信号と0°/90°移相器10で移相された発振信号とをミキシングすることによりIQ信号を生成するミキサ11a、11bと、ミキサ11a、11bで生成されたIQ信号のうち低い周波数帯域の信号だけを通過させるLPF(Low-Pass Filter:低域通過フィルタ)12a、12bと、LPF12a、12bを通過した信号を可変増幅してベースバンド処理部5に出力するVGA(Variable Gain Amplifier:可変増幅器)13a、13bとを備えている。
さらに、RF処理部4は、ベースバンド処理部5から出力されたIQ信号のうち低い周波数帯域の信号だけを通過させるLPF14a、14bと、PLL周波数シンセサイザ9で発生した所定の発振信号を移相する0°/90°移相器15と、LPF14a、14bを通過したIQ信号と0°/90°移相器15で移相された発振信号とを乗算する乗算器16a、16bと、乗算器16a、16bで乗算して得られた信号を加算する加算器17と、加算器17で加算して得られた信号を増幅するPA(Power Amplifier:電力増幅器)18とを備えている。
また、ベースバンド処理部5は、IQ信号を受信して復調処理を行うBB(Base Band)受信処理部19と、変調処理を行ってIQ信号を出力するBB送信処理部20と、擬似ランダムノイズ信号を生成する擬似ランダムノイズ信号生成器21と、IQ信号と擬似ランダムノイズ信号とを加算する加算器22a、22bとを備えている。
なお、BB受信処理部19およびBB送信処理部20は、通信方式が異なれば、その通信方式に対応した構成となるが、本実施の形態では、BB受信処理部19およびBB送信処理部20の内部構成は問題とならないので、特に詳細を説明しない。
本発明における送信手段は、アンテナ3によって構成される。また、本発明における送信パワー制御手段は、BB送信処理部20によって構成される。また、本発明におけるノイズ信号生成手段は、擬似ランダムノイズ信号生成器21によって構成される。また、本発明における加算手段は、加算器22a、22bによって構成される。
ここで、無線通信装置2aと無線通信装置2bが無線ネットワークを構築するためには、通信を確立するために必要となる各種パラメータを設定する必要がある。
例えば、無線LANの場合、参加する無線ネットワークグループを特定するためのESSIDや、暗号化通信を行うためのWEPキー、さらにはチャンネルや通信モード(インフラストラクチャモードとアドホックモード)などを設定する必要がある。
これらのパラメータは、無線通信装置2aと無線通信装置2bとの接続時に設定する必要がある。以下、無線通信装置2aが無線通信装置2bにパラメータを送信することにより設定する場合について説明する。
無線通信装置2aが無線通信装置2bにWEPキー等の重要なパラメータを送信するときに、BB送信処理部20は、通常データ通信時に比べて、送信パワーを減衰させる。
これにより、無線通信装置2aの通信範囲が狭まることになり、無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保することができる。なお、送信パワーの減衰量は、以下の式(1)によって求められる。
(数1)
送信パワーの減衰量=TX_Power−Loss−RX_Power (1)
RX_Power:通信に必要なSNRから決定される無線通信装置2bの受信パワー
TX_Power:通常データ通信時の無線通信装置2aからの送信パワー
Loss:空間伝播損失
なお、SNRは受信パワーとノイズパワーの比である。なお、SNR以外にもEbNoなど信号対雑音比を示す方法は複数あるが、意味するところは同じである。
ここで、無線通信装置2bの受信パワーが−76dBmのときに10%程度のパケットエラーが起こるものとし、そのときのSNRが26dBであるとする。また、無線通信装置2aと無線通信装置2bとは、1m離れているものとすると、図8に示すように、空間伝播損失は46dBとなる。また、通常データ通信時の無線通信装置2aからの送信パワーを10dBmとする。この場合、BB送信処理部20が減衰させる送信パワーは40dBとなる。
このときの無線通信装置2aからの送信電波の変化を図3、4を参照して説明する。図3は、通常データ通信時の送信電波のスペクトル分布を示す図である。また、図4は、送信パワーを減衰させた場合の送信電波のスペクトル分布を示す図である。なお、図3、4は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)通信方式を用いた場合のスペクトル分布を示している。
図3、4に示すように、BB送信処理部20が送信パワーを減衰させた場合の送信電波は、通常データ通信時の送信電波に比べて低くなっている。
また、このときの無線通信装置2aからの通信範囲を説明するための具体例を図5に示す。ここで、図5に示すPC(Personal Computer)23には、無線通信装置2aが備えられ、プリンタ24、デジタルカメラ25、およびPDA(Personal Digital Assistants)26のそれぞれ機器には、無線通信装置2bが備えられているものとする。なお、内円の範囲が1mであり、外円の範囲は1.75mである。ここで、無線通信装置2bは、5dB程度のマージンを持っているものとする。この場合には、約1.75mの範囲まで通信が可能となる。図5に示すように、この範囲には通信可能な機器が3台存在する。
ここで、BB送信処理部20が減衰させることができる送信パワーが40dBである場合、通信範囲をこれ以上狭めることができないため、例えば、図5において通信可能な機器をプリンタ24に限定することができない。
そこで、通信可能な機器をプリンタ24に限定するため、擬似ランダムノイズ信号生成器21が、擬似ランダムノイズ信号を生成し、加算器22a、22bは、BB送信処理部20によって出力されるIQ信号に、擬似ランダムノイズ信号を加算する。ここで、BB送信処理部20によって出力されるIQ信号には、WEPキー等の重要なパラメータを表すパラメータ信号が含まれる。
なお、擬似ランダムノイズ信号生成器21は、例えば、PN符号等を用いて擬似ランダムノイズ信号を生成する。また、加算器22a、22bによって加算される擬似ランダムノイズ信号のノイズパワーは、無線通信装置2bにおいてパケットエラー率が10%となる通信品質であるSNR条件と同じノイズパワーとする。
このときの無線通信装置2aからの送信電波の変化を図4、6を参照して説明する。図6は、IQ信号に擬似ランダムノイズ信号を加算した場合の送信電波のスペクトル分布を示す図である。
図4、6に示すように、IQ信号に擬似ランダムノイズ信号を加算した場合の送信電波は、占有周波数帯域以外において、BB送信処理部20が送信パワーを減衰させた場合の送信電波に比べて高くなっている。
すなわち、図6は、加算器22a、22bによって擬似ランダムノイズ信号が、BB送信処理部20によって出力されるIQ信号に加算されることにより、無線通信装置2aからの距離が1mの地点におけるノイズパワーが倍になり、SNRが3dB増加したことを示している。
このことは、図8の伝播特性が3dBずれることを意味し、約75cmのポイントでSNR26dBmを実現できることになる。
また、このときの無線通信装置2aからの通信範囲を説明するための具体例を図7に示す。図7に示すように、無線通信装置2aの通信範囲の内円が1mから75cmに、外円が1.75mから1.25mに狭まることで、通信可能な機器がプリンタ24に限定されることになる。
このような本発明の実施の形態に係る無線通信装置2aによれば、通信を確立するための設定に必要なパラメータを表すパラメータ信号の送信パワーを減衰し、さらに、パラメータ信号にノイズ信号を加算することにより、SNRを悪化させるため、通信範囲を狭めることができる。したがって、無線環境下において通信を確立するための設定を行う際のセキュリティを確保することができる。
なお、本実施の形態では、無線通信システム1は、無線通信装置2a、2bの2台の無線通信装置で構成されているものとして説明したが、これに限らず、3台以上の無線通信装置で構成されていても良い。
また、本実施の形態では、RF処理部4は、ダイレクトコンバージョン方式の構成として説明したが、これに限らず、ヘテロダイン方式の構成であってもよい。
また、本実施の形態では、BB送信処理部20が送信パワーを減衰させるものとして説明したが、これに限らず、図示しない送信パワー制御部がPA18やアンテナ3を制御して送信パワーを減衰させるようになっていても良い。
なお、無線通信システム1は、無線通信装置2bが、無線通信装置2aを介してネットワークに接続するようになっていてもよい。この場合、無線通信装置2aは、例えば、アクセスポイント等の中継装置に外付けまたは内蔵されている。なお、この場合の通信モードは、インフラストラクチャモードである。
また、本実施の形態では、無線通信装置2aが無線通信装置2bにパラメータを送信するときに、BB送信処理部20が、送信パワーを減衰させ、加算器22a、22bが、パラメータ信号を含むIQ信号に擬似ランダムノイズ信号を加算するものとして説明したが、無線通信装置2bが無線通信装置2aにパラメータを送信するときも同様に、無線通信装置2bの図示しないBB送信処理部が、送信パワーを減衰させ、図示しない加算器が、パラメータ信号を含むIQ信号に擬似ランダムノイズ信号を加算するようになっていても良い。
また、アンテナ3によってパラメータ信号が送信される前に、BB送信処理部20が、無線通信装置2bによって受信された信号の受信パワーおよびSNRに基づいて、送信パワーの減衰量、および擬似ランダムノイズ信号生成器21によって生成される擬似ランダムノイズ信号のノイズ量を決定するようになっていても良い。この場合、本発明における決定手段は、BB送信処理部20によって構成される。ここで、このときの動作を以下に説明する。
まず、無線通信装置2bは、特定のフォーマットのフレームを無線通信装置2aに送信する(ステップS1)。次に、無線通信装置2aは、無線通信装置2bによって送信されたフレームを受信すると、送信パワー値が含まれる応答フレームを無線通信装置2bに送信する(ステップS2)。
次に、無線通信装置2bは、無線通信装置2aによって送信された応答フレームを受信すると、特定のフォーマットのフレームを無線通信装置2aに送信する(ステップS3)。なお、このフレームの中には、無線通信装置2bが、無線通信装置2aから送信されたフレームを受信したときの受信パワーとSNRに相当するパラメータ(SNRデータ)が含まれている。また、このSNRは、無線通信装置2aが受信した信号の受信パワーから換算したSNRとする。
次に、無線通信装置2aは、BB送信処理部20が、無線通信装置2bによって送信されたフレームに含まれる受信パワーとSNRデータに基づいて、送信変調方式で限界SNRとなるように送信パワーの減衰量、および擬似ランダムノイズ信号のノイズ量を調整する(ステップS4)。BB送信処理部20は、例えば、送信パワーの減衰量、および擬似ランダムノイズ信号のノイズ量を、一定量増加させ、または、減少させることにより調整する。
そして、無線通信装置2bは、調整した送信パワーの減衰量、および擬似ランダムノイズ信号のノイズ量で応答フレームを無線通信装置2aに送信する(ステップS5)。
以降、ステップS3〜S5の動作を繰り返し、BB送信処理部20は、送信変調方式で限界SNRとなるような送信パワーの減衰量、および擬似ランダムノイズ信号のノイズ量を決定する。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムを示す構成図である。 本発明の実施の形態に係る無線通信装置を示す構成図である。 通常データ通信時における送信電波のスペクトル分布を示す図である。 送信パワーを減衰させた場合の送信電波のスペクトル分布を示す図である。 無線通信装置からの通信範囲を説明するための具体例を示す図である。 IQ信号に擬似ランダムノイズ信号を加算した場合の送信電波のスペクトル分布を示す図である。 無線通信装置からの通信範囲を説明するための具体例を示す図である。 自由空間における電波の伝播特性を示す図である。
符号の説明
1 無線通信システム
2a、2b 無線通信装置
3 アンテナ
4 RF処理部
5 ベースバンド処理部
6 BPF
7 スイッチ
8 LNA
9 PLL周波数シンセサイザ
10、15 0°/90°移相器
11a、11b ミキサ
12a、12b、14a、14b LPF
13a、13b VGA
16a、16b 乗算器
17 加算器
18 PA
19 BB受信処理部
20 BB送信処理部
21 擬似ランダムノイズ信号生成器
22a、22b 加算器
23 PC
24 プリンタ
25 デジタルカメラ
26 PDA

Claims (4)

  1. 他の無線通信装置と通信を確立するために必要なパラメータを表すパラメータ信号を前記他の無線通信装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信されるパラメータ信号の送信パワーを制御する送信パワー制御手段と、
    ノイズ信号を生成するノイズ信号生成手段と、
    前記ノイズ信号生成手段によって生成されたノイズ信号を前記パラメータ信号に加算する加算手段と、を備え、
    前記送信手段によって前記パラメータ信号が送信されるときに、前記送信パワー制御手段は、前記パラメータ信号の送信パワーを減衰させるよう制御し、前記加算手段は、前記パラメータ信号に前記ノイズ信号を加算することを特徴とする無線通信装置。
  2. 第1の無線通信装置と、前記第1の無線通信装置を介してネットワークに接続する第2の無線通信装置と、を備えた無線通信システムにおいて、
    前記第1の無線通信装置は、
    前記第2の無線通信装置と通信を確立するために必要なパラメータを表すパラメータ信号を前記第2の無線通信装置に送信する送信手段と、
    前記送信手段によって送信されるパラメータ信号の送信パワーを制御する送信パワー制御手段と、
    ノイズ信号を生成するノイズ信号生成手段と、
    前記ノイズ信号生成手段によって生成されたノイズ信号を前記パラメータ信号に加算する加算手段と、を有し、
    前記送信手段によって前記パラメータ信号が送信されるときに、前記送信パワー制御手段は、前記パラメータ信号の送信パワーを減衰させるよう制御し、前記加算手段は、前記パラメータ信号に前記ノイズ信号を加算することを特徴とする無線通信システム。
  3. 複数の請求項1に記載の無線通信装置を備えた無線通信システム。
  4. 前記送信手段によって前記パラメータ信号が送信される前に、前記他の無線通信装置によって受信された信号の受信パワーおよびSNRに基づいて、前記送信パワーの減衰量および前記ノイズ信号のノイズ量を決定する決定手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
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