JP2007310753A - 喫煙エリアシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】喫煙エリアにおける喫煙状況を把握するとともに、喫煙エリアの維持管理に要する費用を喫煙者に公平に負担させることが可能な喫煙エリアシステムを提供する。
【解決手段】喫煙エリアへ入場および/または退場する喫煙者を特定する喫煙者特定手段と、特定された喫煙者の喫煙エリアの利用状況を認識する利用状況認識手段と、利用状況から喫煙者の喫煙エリアの利用料金を算出する利用料金算出手段と、を有することを特徴とする喫煙エリアシステムとして提供可能である。
【選択図】図1
【解決手段】喫煙エリアへ入場および/または退場する喫煙者を特定する喫煙者特定手段と、特定された喫煙者の喫煙エリアの利用状況を認識する利用状況認識手段と、利用状況から喫煙者の喫煙エリアの利用料金を算出する利用料金算出手段と、を有することを特徴とする喫煙エリアシステムとして提供可能である。
【選択図】図1
Description
本発明は、喫煙エリアシステム、例えば、IDカード等により入退場管理を行う喫煙エリアシステムに関するものである。
厚生労働省により平成15年5月1日に施行された「健康増進法」では、「学校、体育館、病院、劇場、観覧場、集会場、展示場、百貨店、事務所、官公庁施設、飲食店その他の多数の者が利用する施設を管理する者は、これらを利用する者について、受動喫煙(室内又はこれに準ずる環境において、他人のたばこの煙を吸わされることをいう。)を防止するために必要な措置を講ずるように努めなければならない」と定められている。
また、労働者の健康確保と快適な職場環境の形成を図る観点から、一層の受動喫煙防止対策の充実を図るための、「(新)職場における喫煙対策のためのガイドライン」が策定され、受動喫煙を確実に防止する観点から、可能な限り非喫煙場所にたばこの煙が漏れない喫煙室の設置が推奨されている。これにより、事業場内でも喫煙者・非喫煙者のための喫煙室が考案されている(特許文献1参照)。
また、喫煙室が設けられることで非喫煙者の受動喫煙は大きく改善されるが、喫煙者は喫煙室のような閉ざされた空間で喫煙するため、喫煙者の喫煙による主流煙に加えて喫煙室内の残存する副流煙を吸うことで、喫煙者の身体の健康に更なる影響を及ぼすという問題も発生する。
また、所定の部屋あるいは区画への入退出を管理するための入退出管理システムが考案されている(特許文献2,3参照)。
特許文献1のような喫煙室が設けられることで非喫煙者の受動喫煙は大きく改善されるが、空気清浄機や排煙装置のない喫煙室では、喫煙者の喫煙による主流煙に加えて喫煙室内の残存する副流煙を吸うことで、喫煙者の身体の健康に更なる影響を及ぼすという問題も発生する。また、空気清浄機や排煙装置のある喫煙室でも、副流煙を全く吸わないということはない。さらに、喫煙室内の空気が清浄になると、快適に喫煙できることになり、かえって喫煙本数の増加につながってしまい、喫煙者の健康に悪影響を及ぼすという問題が発生する。
喫煙は個人の嗜好であるが、快適かつ健康的な職場環境を構成するには分煙が必須である。しかし、喫煙場所(喫煙室,空気清浄機等)の設置に関する費用や喫煙場所のメンテナンス(喫煙室,空気清浄機の清掃等)の費用は大抵の場合は会社が負担している。しかし、最近は受益者負担の傾向が強くなっていることもあって、喫煙に対して会社が便宜を図ることについての、とりわけ非喫煙者の不公平感は強い。また、喫煙者にメンテナンス等の費用を負担させるにしても、喫煙者毎に頻度や利用日時が異なるので、費用負担割合の算出が難しいという問題もある。
また、喫煙室において入退室管理を行っている事例はない。
上記問題を背景として、本発明の課題は、喫煙エリアにおける喫煙状況を把握するとともに、喫煙エリアの維持管理に要する費用を喫煙者に公平に負担させることが可能な喫煙エリアシステムを提供することにある。
上記課題を解決するための喫煙室エリアシステムは、喫煙エリアへ入場および/または退場する喫煙者を特定する喫煙者特定手段と、特定された喫煙者の喫煙エリアの利用状況を認識する利用状況認識手段と、利用状況から喫煙者の喫煙エリアの利用料金を算出する利用料金算出手段と、を有することを特徴とする。
上記構成によって、検出手段を用いて喫煙エリアにおける喫煙状況を把握でき、その結果を基に喫煙エリアの維持管理に要する費用を喫煙者に公平に負担させることが可能となる。また、喫煙エリアを利用することによる対価を喫煙者に課金することで、喫煙者に対し節度ある喫煙の推奨を行うことが可能となる。例えば、職場においては勤務時間中の喫煙回数が減って、労働密度が向上し労働時間の短縮につながるので、人件費を低減することも可能となる。さらに、「喫煙エリアの維持管理コストを負担させられているのではないか」という非喫煙者の不公平感も解消できる。ここで、喫煙エリアとは、いわゆる喫煙室のような閉空間の他に、車両,住居,建物内の所定の区画(仕切りの有無を問わない)等の喫煙が可能である空間のことをいう。
また、本発明の喫煙エリアシステムにおける利用状況認識手段は、喫煙者の喫煙エリアの利用時間を算出する利用時間算出手段を含み、利用料金算出手段は、利用時間から当該喫煙者の喫煙エリアの利用料金を算出するように構成することができる。
上記構成によって、喫煙エリアの入場および/または退場の時刻を検出することで喫煙者の喫煙エリアの利用時間を算出でき、喫煙エリアの利用時間単価を設定すれば喫煙者毎の利用料金を算出することが可能となる。
また、本発明の喫煙エリアシステムにおける利用状況認識手段は、検出手段の検出結果に基づいて、喫煙者が喫煙エリアにおける利用回数を記録する利用回数記録手段を含み、利用料金算出手段は、利用回数から当該喫煙者の喫煙エリアの利用料金を算出するように構成することができる。
上記構成によって、喫煙エリアの入場および/または退場のみを検出すれば、利用回数が判るので、利用回数単価を設定すれば利用回数によっても喫煙者毎の利用料金を算出することが可能となる。
また、本発明の喫煙エリアシステムにおける喫煙エリアは空気清浄機を備え、動作状況検出手段は、予め定められた期間における空気清浄機の消費電力を算出する消費電力算出手段を有し、利用料金算出手段は、空気清浄機の消費電力から期間ごとの当該喫煙者の喫煙エリアの利用料金を算出するように構成することができる。
喫煙エリアには室内の空気を清浄にするための空気清浄機が備えられている場合が多い。空気清浄機は喫煙エリアには室内の空気の状態(汚れ具合)に応じて運転状態が変化する。上記構成によって、空気清浄機の動作状況から当該喫煙者の喫煙エリアの利用料金を算出することができ、喫煙エリアの空気をより汚した喫煙者に対して喫煙エリアの利用料金の料金をより高く設定することも可能となる。
また、空気清浄機には、フィルタで物質を、捕獲(集塵,吸着)する,電気化学的に分解する,あるいは電気化学的に吸着する構成に加えて、汚れた空気を外部へ排出する換気扇,ファンの他、所定空間の空気を清浄化するものは、その構成,手段を問わず全てが含まれる。
また、本発明の喫煙エリアシステムにおける消費電力検出手段は、空気清浄機のファンの回転数を検出する回転数検出手段を含み、回転数から消費電力を算出するように構成することができる。
消費電力は周知の電力計を用いて測定できるが、空気清浄機のファンの回転数の定格から消費電力を求めることもできる。上記構成によって、より安価かつ簡易な構成で空気清浄機を用いて喫煙者の喫煙エリアの利用料金を算出することが可能となる。
また、本発明の喫煙エリアシステムは、利用料金を報知する報知手段を有するように構成することができる。
上記構成によって、喫煙者が喫煙エリアを利用した際の利用料金を知ることが可能となる。また、利用料金の他にも入退室の時刻,利用時間,利用回数等の利用料金の算出の根拠となるデータも知ることができる。
また、本発明の喫煙エリアシステムは、利用料金を外部機器に出力する出力手段を有するように構成することができる。
上記構成によって、喫煙エリアから離れた場所においても利用料金を知ることが可能となる。
また、本発明の喫煙エリアシステムは、利用料金を徴収する料金徴収手段を有するように構成することができる。
上記構成によって、喫煙者から確実に利用料金を徴収することが可能となる。
また、上記課題を解決するための喫煙エリアシステムは、喫煙を許容する喫煙エリアに入場した喫煙者を特定する入場喫煙者特定手段と、その喫煙者の喫煙エリアの利用状況を認識する利用状況認識手段と、利用状況認識手段が認識する喫煙者による喫煙エリアの利用状況に基づいて、その喫煙者に対する喫煙エリアの利用に対する利用対価を算出する利用対価算出手段と、を含むことを特徴とする。
上記構成によっても、上記課題を解決することができ、上述のような効果を得ることができる。
以下、本発明の喫煙室システムの実施形態を、図面を参照しながら説明する。喫煙エリアシステム100は、喫煙室1(喫煙エリア)とホストコンピュータ40とを含んで構成される。図1に喫煙室1の概略図を示す。喫煙室1は、図示しない排気ファンを含む排気装置2,空気清浄機3,給気口4,一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7,制御装置8,表示器9,入退室のための入室用カードリーダ22,退室用カードリーダ23,扉24等を備えている。排気装置2,空気清浄機3,給気口4,一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7,制御装置8,表示器9を含まない構成としてもよい。
喫煙室1の外部の非喫煙空間の汚染されていない清浄空気が給気口4を通過して喫煙室1の内部に流入し、喫煙時に発生する煙は天井に設けた排気装置2を通じて屋外に排出される。
空気清浄機3は、その上面にある吸込口10から煙草の煙を含む汚染空気をファン12によって吸引し、フィルタ11を介して除塵・脱臭され、清浄な空気に濾過し、下部の吹出口13から四方へ向けて排出する。また、ロータリエンコーダ等で構成される回転センサ14でファン12の回転数を検出して制御装置8へ送る。制御装置8はファン12の回転数のデータをホストコンピュータ40(図2参照)へ送る。なお、回転センサ14が本発明の回転数検出手段に相当する。
制御装置8は、図2のように周知のCPU8a,ROM8b,RAM8c,外部機器との通信を行う通信インターフェース(I/F)8e,信号の遣り取りを行う入出力回路8f,およびこれらが接続されるバスライン8d等を含むコンピュータとして構成され、CPU8aがROM8bに記憶される制御プログラム8pを実行することで、一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7からのデータの取り込み、排気装置2への指令、あるいはローカルコントローラ21やホストコンピュータ40との間でデータの送受信を行う。制御装置8の構成をホストコンピュータ40に含める構成としてもよい。
図1に戻り、一酸化炭素濃度センサ6は周知の非分散形赤外線吸収式センサ等により構成される。非分散形赤外線吸収式とは、多くのガスが各々固有の赤外線波長を吸収する性質を利用して、ガスに全波長の赤外線を放射したとき、どの波長がどれくらい吸収されたかを調べて、ガス中の成分と濃度を測定する方式である。一酸化炭素が吸収する波長域の赤外線を受光素子により検出し、検出された赤外線量に応じた電気信号を制御装置8に伝達する。信号を受信した制御装置8は一酸化炭素濃度が一定値未満になるように排気装置2に指令信号を伝達する。排気装置2は指令信号に基づいて風量を変化させる。
粉塵濃度センサ7は周知の光散乱方式を用いて粉塵濃度を測定する。すなわち、気体に光(レーザ光)を照射すると、光は気体に含まれる粒子によって散乱しその強さは粒子の濃度に比例する。この散乱する光を光学系で集光した上、フォトダイオード等の光電変換素子によって電気信号に変換し計測する。電気信号は制御装置8に送られ、信号を受信した制御装置8は粉塵濃度が一定値未満になるように排気装置2に指令信号を伝達する。排気装置2は指令信号に基づいて風量を変化させる。
空気清浄機3,一酸化炭素濃度センサ6,および制御装置8の組み合わせで、喫煙室1内の一酸化炭素濃度が所定の値を超えた場合に、制御装置8から空気清浄機3に指令を送り、喫煙室1内の一酸化炭素を除去するようにしてもよい。
また、二酸化炭素濃度および酸素濃度を検出するためのセンサを設置して、喫煙室1内の二酸化炭素濃度と酸素濃度とのバランスが、大気中における通常のバランスと異なった場合に制御装置8から空気清浄機3に指令を送り、喫煙室1内の二酸化炭素を除去するようにしてもよい。
また、空気清浄機3と排気装置2を併用して、喫煙室1内の一酸化炭素あるいは二酸化炭素を除去するようにしてもよい。
また、ニコチンやタール等のにおいを発する物質(「におい物質」)の濃度を検出するためのセンサを設置して、喫煙室1内の「におい物質」の濃度変化から、喫煙室1内あるいは空気清浄機3への汚れの付着を判別してもよい。「におい物質」の濃度変化により、喫煙室1内あるいは空気清浄機3等の清掃やメンテナンスの時期を判定することができる。例えば、喫煙室1に喫煙者がいない時間が所定の時間経過した場合に、「におい物質」の濃度が所定の割合で変化(減少)しない場合は、空気清浄機3の浄化能力が低下していると判定できるので、メンテナンスの時期になったと判定できる。
表示器9は、制御装置8,ローカルコントローラ21,あるいはホストコンピュータ40から送られてくる情報を表示する。表示内容としては、現在の在室人数,一酸化炭素濃度,粉塵濃度等の喫煙室1内の状況が挙げられる。
また、喫煙室1には入室用カードリーダ22と退室用カードリーダ23が設置され、IDカード30により入退室を行う。図2を用いてその詳細について説明する。本発明の構成における入退室管理は、入室用カードリーダ22,退室用カードリーダ23,扉24,センサ部31と32,これらが接続されたローカルコントローラ21,およびローカルコントローラ21にネットワーク接続され、プリンタ35,カードライタ36が接続されたホストコンピュータ40等により行われる。
入室用カードリーダ22は喫煙室1の外側、退室用カードリーダ23は喫煙室1の内側に設置され、それぞれ、IDカード30の読取結果等の各種情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示部22a,23a、音声メッセージを送出するスピーカ22b,23b、IDカード30に記憶された情報あるいはデータを読み取る読取部22c,23c、メカニカルキーを含み各種入力操作を行う操作部22d,23d、および生体認証部22e,23eを含んで構成される。また、操作部22d,23dとして、表示部22a,23aに含まれる周知のタッチパネルを用いてもよい。なお、表示部22a,23aおよびスピーカ22b,23bが本発明の報知手段のひとつに相当する。
ローカルコントローラ21は、例えば喫煙室1の外側の扉24の上方に設置され、CPU21a,ROM21b,RAM21c,外部機器との通信を行う通信I/F(インターフェース)21e,信号の遣り取りを行う入出力回路21f,およびこれらが接続されるバスライン21d等を含むコンピュータとして構成されている。ROM21bにはローカルコントローラ21を動作させるための制御プログラム21pおよびデータが記憶される。RAM21cには喫煙室1に入室が許可された喫煙者の識別コードが入室許可リストとして記憶される。RAM21cの代わりにフラッシュメモリ等の不揮発メモリを用いてもよい。なお、ローカルコントローラ21が本発明の喫煙者特定手段に相当する。
生体認証部22e,23eは、各人の指紋を読み取って認証する指紋読取センサ,指の中や掌を走る各人固有の静脈パターンを透過光で読み取り画像処理して認証する静脈センサ,あるいは虹彩や網膜を撮影し画像処理して認証する撮影装置を含んで構成される。指紋,静脈パターン,虹彩,網膜等の認証に必要なデータは、予めデータベース44zに喫煙者毎に登録されている。
IDカード30は、喫煙室1の利用を許可されているかを識別するための識別コード等のID情報が書き込まれているICカードあるいは磁気カード等の情報記録媒体である。IDカード30がICカードである場合、IDカード30を入室用カードリーダ22に近づけると、IDカード30と読取部22cとの間で通信が行われ、IDカード30から読み取られたID情報がローカルコントローラ21に送られる。
ローカルコントローラ21では、入室用カードリーダ22から送られた識別コードがRAM21cに記憶された入室許可リストに含まれているかの認証が行われる。入室用カードリーダ22から送られた識別コードが入室許可リストに含まれている場合は、当該喫煙者の入室が許可され、ローカルコントローラ21から扉24と枠間を通線するための通電金具25を介して開錠信号が送られ、電気錠26が開錠状態となり喫煙室1に入室することができる。
同様に、IDカード30を退室用カードリーダ23に近づけると、ローカルコントローラ21おいて認証が行われ、退室が許可された場合は電気錠26が開錠状態となり喫煙室1から退室することができる。
上記の入退室に関する情報はローカルコントローラ21からホストコンピュータ40に送られる。
また、表示部22a,23aの表示にしたがって、喫煙者が操作部22d,23dを操作してID、あるいはIDおよびパスワードを入力し、ホストコンピュータ40のデータベース44zに予め登録されている喫煙者毎のID,パスワードと照合して、入力されたID,パスワードと一致した場合に電気錠26を開錠状態として入退室を許可する構成としてもよい。
生体認証部22e,23eを用いる場合は、センサ等で読み取られた。指紋,静脈パターン,虹彩,網膜等が、予めデータベース44zに喫煙者毎に登録されたデータと一致した場合に電気錠26を開錠状態として入退室を許可する。
認証方法は、上述のIDカード30,ID入力,IDおよびパスワード入力,生体認証のうちの一つを用いても二つ以上の組み合わせを用いてもよい。二つ以上の組み合わせを用いる場合には、例えばIDカード30を忘れても生体認証を行って喫煙室1へ入室することが可能となる。さらに、例えば3回のように、所定の回数内で正しく認証されなかった場合(パスワード誤入力)には、該当するIDの喫煙者の入室を所定の期間(1時間,当日一杯等)禁止するようにしてもよい。
センサ部31,32は、喫煙室1の出入口の近傍に設置されて入退室の様子を撮影するカメラ(画像処理装置を含む),喫煙室1の出入口の床に設置される周知の体重センサ,あるいは喫煙室1の出入口の近傍に設置される周知の赤外線センサ等の各種センサで構成され、喫煙者の喫煙室1への出入りの状態を監視するものである。例えば、1枚のカードしか読み取られていないのに複数の喫煙者の出入りが撮影されている場合、出入りする喫煙者の体重を検出して所定の値を超えた場合、あるいは、複数の喫煙者の存在を示す熱源が検出された場合、1枚のIDカードで複数の喫煙者が出入りする、いわゆる「共連れ」等の不正入退室であると判定することができる。
図3を用いてホストコンピュータ40の構成について説明する。ホストコンピュータ40は、周知のパーソナルコンピュータあるいはワークステーションとして構成され、操作部42,表示部43,HDD(Hard Disk Drive)44,通信I/F(Interface)45,およびこれらが接続された制御回路41を備えている。
操作部42は、マウス等のポインティングデバイスやキーボードなどの操作手段により構成される。表示部43は、液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の表示器により構成される。
HDD44には、ホストコンピュータ40を作動させるオペレーティングシステム(OS)として機能するOSプログラム44a,OSプログラム44a上で動作する上述の入退室管理を行う入退室管理プログラム44b,健康影響度を予測する健康影響度予測プログラム44c,データベース44z等が含まれる。なお、データベース44zが本発明の記憶手段に相当する。
通信I/F45は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク50との間のインターフェース機能を有するネットワークアダプタを含んで構成され、通信ネットワーク50に接続されたローカルコントローラ21等の外部機器との通信を可能としている。通信ネットワーク50はLANの他にインターネット等の公衆回線網(図3の60)でもよく、ホストコンピュータ40を喫煙室1から離れた場所に設置することも可能である。例えば、ビルのフロア毎に喫煙室がある場合、1台のホストコンピュータ40で全フロアの喫煙室に設置されるローカルコントローラ21とのデータの遣り取りを行い、喫煙室を集中管理することができる。
制御回路41は、CPU41a,ROM41b,RAM41c,入出力インターフェース(I/O)41d,およびこれらが接続されるバスライン41e等を備えている。CPU41aは、HDD44に記憶されたOSプログラム44aに基づいて制御を行う。OSプログラム44aは、RAM41c上にてOS用ワークメモリ41c1を作業領域とする形で実行される。また、入退室管理プログラム44b,健康影響度予測プログラム44cは、RAM41c上においてアプリケーション用ワークメモリ41c2を作業領域とする形で実行される。なお、制御回路41が本発明の利用状況認識手段,利用料金算出手段,利用回数算出手段,消費電力算出手段に相当する。
また、ホストコンピュータ40には、図2のようにプリンタ35等の各種周辺機器が接続され、操作部42,表示部43と合わせて、入退室データ、異常データ等の各種管理データの表示、出力、検索等を行う機能を有している。また、入退出管理プログラム44bによりIDカード30に識別コード等の情報を書き込むとともに、IDカード30を発行するカードライタ36も接続される。
ローカルコントローラ21を設けずに、ホストコンピュータ40の入退室管理プログラム44bにおいてIDカード30の認証および電気錠26の開錠を行う構成としてもよい。この場合、入室許可リストはデータベース44zに記憶される。
図4を用いて、喫煙者が喫煙室1に入室する際のローカルコントローラ21の処理について説明する。本処理は制御プログラム21pに含まれる。まず、喫煙者(Aとする)のIDカード30が入室用カードリーダ22(読取部22c)に近づけられて識別コードが入室用カードリーダ22から送られ、上記で説明した認証の結果、喫煙者Aの入室が許可された場合(S1:Yes)、喫煙者Aの入室を許可した旨の情報(入室者情報)をホストコンピュータ40に送る(S2)。
ホストコンピュータ40からは入室者(喫煙者A)情報に対応した報知データが送られてくるのでこれを受信し(S3)、その内容を表示部22aに表示し、必要に応じてスピーカ22bから音声メッセージを送出する(S4)。図6に表示の一例を示す。図6では当日の入室回数および喫煙本数が表示されている。また、当日に摂取した健康影響物質の量(後述)を表示してもよい。
喫煙室1内の表示器9に図6の内容を表示してもよい。また、表示器9に入室してからの経過時間を表示してもよい。
図5を用いて、喫煙者Aが喫煙室1に入室する際のホストコンピュータ40における喫煙データ更新,送信の処理について説明する。本処理は入退室管理プログラム44bおよび健康影響度予測プログラム44cに含まれる。まず、ローカルコントローラ21から喫煙者Aに関する入室者情報を受信した場合(S11:Yes)、データベース44zに記憶される喫煙者毎の喫煙データに含まれる入室履歴を更新する(S12)。
図7および図8に喫煙データの一例を示す。図7は当日の喫煙データの一例で、入室日時,退室日時,喫煙室1での在室時間,喫煙本数,直接摂取係数,間接摂取係数,総摂取係数,健康影響度,疾病率,およびそのときに居合わせた他の喫煙者等(各項目の詳細は後述)が記憶された例である。図8は喫煙データを上述の各パラメータ毎に集計したものである。各パラメータは1日毎に集計され、所定の日数分記憶される。また、所定の月数分の月間の各パラメータを集計したものを記憶してもよい。ステップS12では、入室日時欄の空き領域に入室日時を記憶する。記憶項目の詳細については後述する。
喫煙本数は在室時間から算出する。例えば、煙草1本を吸うために要する時間を5分と見なす。これは、厚生労働省のホームページの「〜たばこと健康に関する情報ページ〜」の報告書・検討会等資料「平成11−12年度たばこ煙の成分分析について(概要)」(インターネットURL:http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/houkoku/seibun.html,平成18年4月19日検索)におけるデータの”平均的”燃焼条件を基に、煙草1本を喫煙する際の吸煙回数を10回として算出されたものである。つまり、1回あたりの吸煙時間が2秒、吸煙間隔が30秒であるので、煙草1本を吸う時間は、((2+30)×9)+2=290秒=4分50秒となる。これに、煙草に火をつける時間、煙草を灰皿等で揉み消す時間、あるいは喫煙室1の出入りの時間を考慮すると5分となる。つまり、喫煙室1での在室時間が10分であれば喫煙本数は2本、3分であれば0.6本と算出する。
図5に戻り、例えば当日の喫煙室1の入退室履歴から、当日の喫煙室1の利用回数および喫煙本数等の報知データを取得あるいは算出して(S13)、ローカルコントローラ21へ送信する(S14)。
図9を用いて、喫煙者Aが喫煙室1から退室する際のローカルコントローラ21の処理について説明する。本処理は制御プログラム21pに含まれる。まず、喫煙者AのIDカード30が退室用カードリーダ23(読取部23c)に近づけられて識別コードが退室用カードリーダ23から送られ、上記で説明した認証の結果、喫煙者Aの退室が許可された場合(S21:Yes)、喫煙者Aの退室を許可した旨の情報(退室者情報)をホストコンピュータ40に送る(S22)。
ホストコンピュータ40からは退室者(喫煙者A)情報に対応した報知データが送られてくるのでこれを受信し(S23)、その内容を表示部23aに表示し、必要に応じてスピーカ23bから音声メッセージを送出する(S24)。図11に表示の一例を示す。図11では今回の喫煙室1における喫煙本数と、今月の直接摂取係数,間接摂取係数,総摂取係数,健康影響度,疾病率が表示されている。
上記の報知データの内容を当該喫煙者のIDカード30に記憶してもよい。
図10を用いて、喫煙者Aが喫煙室1から退室する際のホストコンピュータ40における喫煙データ更新,送信の処理について説明する。本処理は入退室管理プログラム44bおよび健康影響度予測プログラム44cに含まれる。まず、ローカルコントローラ21から喫煙者Aに関する退室者情報を受信した場合(S31:Yes)、データベース44zに記憶される喫煙者毎の喫煙データを更新する(S32)。
ステップS32では、入室日時欄に日時が記憶され退室日時欄が空欄となっている箇所(今回の入室に対応した欄)に退室日時を記憶する。次いで、退室日時から入室日時を差し引いたものを在室時間として記憶する。また、上述の方法で喫煙本数を求めて記憶する。そして、他の喫煙者の入退室履歴を参照して、喫煙者Aの在室時に喫煙室1にいた喫煙者を在室者欄に記憶する。
次に、今回の喫煙についての喫煙データ(直接摂取係数,間接摂取係数,総摂取係数,健康影響度,疾病率)の演算を行い(S33,後述)、データベース44zに記憶する(S34)。最後に、喫煙データの中から報知データを選択してローカルコントローラ21へ送信する(S35)。
図12を用いて、図10のステップS33に相当する喫煙データ演算処理について説明する。
(健康影響物質の摂取量算出方法1)
煙草1本を喫煙する際に喫煙者が吸い込む主流煙および副流煙に含まれる成分の量は、上述の厚生労働省のホームページのデータを参考に、煙草の銘柄別に、ニコチン,タール,一酸化炭素等の健康に影響を及ぼす物質(健康影響物質)の1本あたりの摂取量とその銘柄の喫煙者とを、主流煙からの摂取量と副流煙からの摂取量とについて、データベース44zにそれぞれ図13A,図13Bのように予め記憶しておく。そして、図13Aから喫煙者(A)が喫煙する煙草の銘柄に対応した主流煙による健康影響物質毎の摂取量を算出する(S41)。同様に、図13Bから副流煙による健康影響物質毎の摂取量を算出する(S42)。
煙草1本を喫煙する際に喫煙者が吸い込む主流煙および副流煙に含まれる成分の量は、上述の厚生労働省のホームページのデータを参考に、煙草の銘柄別に、ニコチン,タール,一酸化炭素等の健康に影響を及ぼす物質(健康影響物質)の1本あたりの摂取量とその銘柄の喫煙者とを、主流煙からの摂取量と副流煙からの摂取量とについて、データベース44zにそれぞれ図13A,図13Bのように予め記憶しておく。そして、図13Aから喫煙者(A)が喫煙する煙草の銘柄に対応した主流煙による健康影響物質毎の摂取量を算出する(S41)。同様に、図13Bから副流煙による健康影響物質毎の摂取量を算出する(S42)。
なお、喫煙者毎の煙草の銘柄は、喫煙者の申告に基づいて予めデータベース44zに登録しておく。喫煙者毎に煙草の銘柄を登録しない場合には、例えば、年間消費本数の多い順に上位3銘柄の健康影響物質の1本あたりの摂取量の平均値を用いる。また、喫煙者毎の煙草の銘柄あるいはその銘柄の健康影響物質の1本あたりの摂取量をIDカード30に記憶してもよい。この場合、これらのデータを。ホストコンピュータ40からカードライタ36によりIDカード30に書き込む。そして、入室時にID情報とともに読み込む。
例えば、上述のように煙草1本を吸うために要する時間を5分とすると、喫煙室1の在室時間が10分であれば煙草を2本吸ったと見なされ、健康影響物質毎の摂取量は図13Aあるいは図13Bの喫煙者に対応した煙草の銘柄の数値の2倍の値となる。
(健康影響物質の摂取量算出方法2)
一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7の検出値を用いて、喫煙者が副流煙から摂取する健康影響物質の量を算出してもよい。予め、煙草1本を燃焼させた場合に発生する一酸化炭素あるいは粉塵の総量を煙草の銘柄毎に測定してデータベース44z等に記憶しておく。喫煙室1内には喫煙者が摂取しなかった、総量から摂取量を差し引いた残量が存在している。この残量と総量との比から摂取率を求めて喫煙者が副流煙から摂取する各物質の摂取量を算出することができる。
一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7の検出値を用いて、喫煙者が副流煙から摂取する健康影響物質の量を算出してもよい。予め、煙草1本を燃焼させた場合に発生する一酸化炭素あるいは粉塵の総量を煙草の銘柄毎に測定してデータベース44z等に記憶しておく。喫煙室1内には喫煙者が摂取しなかった、総量から摂取量を差し引いた残量が存在している。この残量と総量との比から摂取率を求めて喫煙者が副流煙から摂取する各物質の摂取量を算出することができる。
(健康影響物質の摂取量算出方法3)
空気清浄機3のファン12の回転数から、喫煙者が副流煙から摂取する健康影響物質の量を算出してもよい。空気清浄機3は喫煙室1内の空気の状態を所定の状態に保つように動作するため、喫煙室1内の空気が汚れている場合は浄化能力を高めるためにファン12の回転数を上げ、喫煙室1内の空気の状態を所定の状態に近い場合にはファン12の回転数を下げる。この制御は空気清浄機3自体で行われる場合と、制御装置8あるいはホストコンピュータ40からの指令によって行われる場合のいずれでもよい。よって、例えば図14のように、ファン12の回転数と喫煙室1内に存在する健康影響物質の量(残量)についての関係を定義することができる。このように、上記の健康影響物質の摂取量算出方法2と同様の方法で、残量と総量との比から摂取率を求めて喫煙者が副流煙から摂取する各物質の摂取量を算出することができる。
空気清浄機3のファン12の回転数から、喫煙者が副流煙から摂取する健康影響物質の量を算出してもよい。空気清浄機3は喫煙室1内の空気の状態を所定の状態に保つように動作するため、喫煙室1内の空気が汚れている場合は浄化能力を高めるためにファン12の回転数を上げ、喫煙室1内の空気の状態を所定の状態に近い場合にはファン12の回転数を下げる。この制御は空気清浄機3自体で行われる場合と、制御装置8あるいはホストコンピュータ40からの指令によって行われる場合のいずれでもよい。よって、例えば図14のように、ファン12の回転数と喫煙室1内に存在する健康影響物質の量(残量)についての関係を定義することができる。このように、上記の健康影響物質の摂取量算出方法2と同様の方法で、残量と総量との比から摂取率を求めて喫煙者が副流煙から摂取する各物質の摂取量を算出することができる。
(健康影響物質の摂取量算出方法4)
空気清浄機3に含まれるフィルタ11に、健康影響物質(除去対象物質)の捕獲量を測定可能な、例えば重量センサで構成されるセンサ11a(図1参照)を取り付け、喫煙者が喫煙中に捕獲した健康影響物質の量から、喫煙者が摂取した健康影響物質の量を算出することができる。つまり、煙草1本に含まれる健康影響物質の量は成分分析等で求めることができるため、煙草1本に含まれる健康影響物質の量からフィルタ11で捕獲した健康影響物質の量を差し引けば、喫煙者が摂取した健康影響物質の量が求められる。
空気清浄機3に含まれるフィルタ11に、健康影響物質(除去対象物質)の捕獲量を測定可能な、例えば重量センサで構成されるセンサ11a(図1参照)を取り付け、喫煙者が喫煙中に捕獲した健康影響物質の量から、喫煙者が摂取した健康影響物質の量を算出することができる。つまり、煙草1本に含まれる健康影響物質の量は成分分析等で求めることができるため、煙草1本に含まれる健康影響物質の量からフィルタ11で捕獲した健康影響物質の量を差し引けば、喫煙者が摂取した健康影響物質の量が求められる。
喫煙者Aが喫煙室1に在室中に他の喫煙者(例えばB)が在室していた場合(S43:Yes)、図7のような喫煙者Aの喫煙データと喫煙者Bの喫煙データのそれぞれの入退室日時から、喫煙者Aと喫煙者Bとが重複して在室していた時間を算出する(S44)。そして、上述の健康影響物質の摂取量の算出方法のいずれかを用いて、喫煙者Bが喫煙する煙草の銘柄に対応した副流煙による健康影響物質の摂取量を算出する(S45)。この摂取量は煙草1本分の量であり、煙草1本分の喫煙時間を5分としているので、重複在室時間が3分であった場合は摂取量を3/5倍する。
そして、ステップS42で算出した喫煙者Aの副流煙による健康影響物質の摂取量とステップS45で算出した喫煙者Bの副流煙による健康影響物質の摂取量とを足し合わせて、副流煙による健康影響物質の摂取量の総和を求める(S46)。
健康影響物質の摂取量は物質毎の和として算出しても、全物質の摂取量の総和として算出してもよい。全物質の摂取量の総和として算出する場合、摂取量がμg単位と小さくても健康に対する影響が大きい物質については、μg→mgのように単位変換(つまり1000倍する)して総和を算出してもよい。また、物質毎に健康影響係数を設定して、その健康影響係数を加味した和を算出してもよい。ホストコンピュータ40(データベース44z)に、喫煙室1以外で喫煙した際に摂取した健康影響物質の摂取量を喫煙者毎に記憶し、上記で算出した健康影響物質の摂取量に加える構成としてもよい。喫煙室1以外で喫煙した際に摂取した健康影響物質の摂取量は、喫煙室1以外で喫煙した喫煙本数から図13A(主流煙による摂取量)および図13B(副流煙による摂取量)を用いて算出することができる。
主流煙による健康影響物質の摂取量から直接摂取係数を算出する(S47)。直接摂取係数は、喫煙者が主流煙から摂取する健康影響物質の量を所定の数値で表したものである。上記で算出した主流煙による健康影響物質の摂取量をM1、肺胞に吸収される健康影響物質の吸収率をKa、肺胞内で血液に吸収される健康影響物質の吸収率をKb、直接摂取係数をK1とすると、K1=Kb×Ka×M1と表される。
同様に、上記で算出した副流煙による健康影響物質の摂取量から間接摂取係数を算出する(S48)。上記で求めた副流煙による健康影響物質の摂取量をM2、間接摂取係数をK2とすると、K2=Kb×Ka×M2と表される。
Ka,Kbは0以上1以下の値となるが、図7,8,15の例では、Ka=0.8,Kb=0.6として直接摂取係数,間接摂取係数を算出している。物質毎にKa,Kbの値を定めてもよい。
そして、直接摂取係数と間接摂取係数の和を総摂取係数とする(S49)。
次に、総摂取係数から健康影響度を算出する(S50)。健康影響度は、非喫煙者を1とした場合の喫煙者の健康に影響を及ぼす度合いを表したもので、総摂取係数に所定の係数を乗じたものである。図7,8,15の例では、係数は1となっている。
総摂取係数あるいは健康影響度から疾病率を算出する(S51)。疾病率は、非喫煙者を1とした場合の、肺癌、心筋梗塞や狭心症に代表される虚血性心疾患等の特定の疾病になる可能性の高さを表したものである。独立行政法人 産業医学総合研究所のホームページ内の「研究情報」ページの、「研究トピックス」第12号(インターネットURL http://WWW.niih.go.jp/jp/current/topics/12_topi04.html,平成18年5月10日検索)によれば、我が国では喫煙によって男性(女性)の肺癌の死亡率が非喫煙者に比べ4.5(2.3)倍、喉頭癌32.5(3.3)倍、食道癌2.2(1.8)倍、動脈瘤2.4(4.4)倍、虚血性心疾患1.7(1.9)倍、脳血管疾患1.1(1.2)倍で全死因では1.3(1.3)倍であるという調査結果が記載されている。疾病率は、例えばこれらのデータに基づいて、今までの喫煙室1における累積喫煙本数、あるいは1日の喫煙本数を例えば5年間継続した場合の喫煙本数(あるいは健康影響物質の摂取量)を基に、上記死亡率の非喫煙者に対する比率を算出する。
健康影響度および疾病率は、主流煙による健康影響物質の摂取量のみから求めてもよい。
図15のように、ホストコンピュータ40では健康影響度予測プログラム44cにより、喫煙者毎の喫煙データを表示部43に表示することができる。図15の例では、喫煙者の喫煙室1の利用状態と当月の喫煙データが表示されている。喫煙室1に入室すると状態欄に煙草のマークが表示される。また、疾病率が上限欄の数値を超えると、備考欄に「※」が表示される。
また、公衆回線網60を介して別のホストコンピュータ70を接続して、ホストコンピュータ40から喫煙データをホストコンピュータ70に送信して、データの管理をホストコンピュータ70で行う構成としてもよい。ホストコンピュータ70はWWW(World Wide Web)サーバでもよい。この場合、通信I/F45が本発明の出力手段に相当する。
また、ホストコンピュータ(40あるいは70)にネットワーク接続された他のパーソナルコンピュータ等の情報端末装置において、喫煙者が自身の所持するIDカード30の識別コード等を入力してホストコンピュータ(40あるいは70)にアクセス可能な構成として、喫煙者自身の喫煙データを情報端末装置の画面上に表示可能な構成としてもよい。
また、喫煙データがIDカード30に記憶可能な構成の場合には、ホストコンピュータ(40あるいは70)等の所定の端末装置に接続された図示しないカードリーダにIDカード30を近づけると、その喫煙データが当該端末装置の画面上に表示可能な構成としてもよい。
また、退室後,週初めや月初め等の所定のタイミングで、喫煙者のメールアドレス宛に喫煙データをホストコンピュータ(40あるいは70)から送信する構成としてもよい。送信される内容は喫煙者毎に設定可能で、喫煙データの少なくとも一部や喫煙データに基づいた節煙を促すメッセージ等が含まれる。
図16を用いて、図10のステップS33で実行される利用料金算出処理について説明する。本処理は入退室管理プログラム44bに含まれ、他の処理とともに繰り返し実行される。
まず、今回の退室日時と入室日時とから喫煙者(A)の在室時間を算出する(S301)。次いで、今回の喫煙者(A)の喫煙室1の利用料金を算出する(S302)。次いで、データベース44zに記憶される喫煙者毎の料金データ(図17,詳細は後述)を更新する(S303)。喫煙者(A)の利用料金は、図10のステップS35において他のデータとともにローカルコントローラ21へ送られる。
図17に喫煙者毎の料金データの一例を示す。利用料金は、例えば、日間の利用料金が7日分,週間の利用料金が4週間分,月間の利用料金が3ヶ月分記憶されている。
喫煙室1の利用料金の算出方法は、以下のいずれを用いてもよい。
(1)在室時間から算出
例えば、「1円/分」のように在室時間1分あたりの単価を設定し、利用料金を単価×在室時間(分)として算出する。
(1)在室時間から算出
例えば、「1円/分」のように在室時間1分あたりの単価を設定し、利用料金を単価×在室時間(分)として算出する。
(2)利用回数から算出
例えば、「100円/回」のように利用回数1回あたりの単価を設定し、利用料金を単価×利用回数として算出する。利用回数は喫煙データのうちの入室日時あるいは退室日時の少なくとも一方により算出できる。つまり、入退室日時の履歴を記録しておけば利用回数を記録したことになる。よって、喫煙データに利用回数を算出して記憶しても、利用料金計算時に利用回数を算出してもよい。
例えば、「100円/回」のように利用回数1回あたりの単価を設定し、利用料金を単価×利用回数として算出する。利用回数は喫煙データのうちの入室日時あるいは退室日時の少なくとも一方により算出できる。つまり、入退室日時の履歴を記録しておけば利用回数を記録したことになる。よって、喫煙データに利用回数を算出して記憶しても、利用料金計算時に利用回数を算出してもよい。
(3)空気清浄機3の動作状態から算出
図14のように空気清浄機3の動作状態すなわちファン12の回転数は、喫煙室1内の空気の状態によって変化する。そこで、喫煙者が在室中に回転センサ14で検出されるファン12の回転数とその回転数で動作した時間の積から利用料金を算出する。例えば、100(回転/分)で1分間回転した場合を1円とする。
また、ファン12を回転させるモータ等の空気清浄機3の定格は既知であるので、喫煙者が在室中の空気清浄機3の消費電力をファン12の回転数から求め、例えば消費電力0.1whあたり1円のように単価を設定して利用料金を算出してもよい。また、空気清浄機3の近傍や制御装置8に図示しない電力計を設置して空気清浄機3の消費電力を求めてもよい。
図14のように空気清浄機3の動作状態すなわちファン12の回転数は、喫煙室1内の空気の状態によって変化する。そこで、喫煙者が在室中に回転センサ14で検出されるファン12の回転数とその回転数で動作した時間の積から利用料金を算出する。例えば、100(回転/分)で1分間回転した場合を1円とする。
また、ファン12を回転させるモータ等の空気清浄機3の定格は既知であるので、喫煙者が在室中の空気清浄機3の消費電力をファン12の回転数から求め、例えば消費電力0.1whあたり1円のように単価を設定して利用料金を算出してもよい。また、空気清浄機3の近傍や制御装置8に図示しない電力計を設置して空気清浄機3の消費電力を求めてもよい。
(4)喫煙した煙草の本数から算出
例えば、上述のように、煙草1本を吸うのに要する時間を5分として、喫煙室1での在室時間を喫煙した煙草の本数に換算する。喫煙室1での在室時間が7分30秒であれば、喫煙した煙草は1.5本となる。そして、煙草1本あたりの単価を設定し、利用料金を単価×本数として算出する。
また、図13Aあるいは図13Bには、喫煙者が吸う煙草の銘柄が記憶されているので、銘柄毎の1本あたりの価格を合わせて記憶し、利用料金を単価×本数として算出してもよい。例えば、20本入りで市販価格が300円の煙草の単価は15円となる。なお、喫煙者が吸う煙草の銘柄は、予め喫煙者により申告されたものをデータベース44zに記憶しておく。
例えば、上述のように、煙草1本を吸うのに要する時間を5分として、喫煙室1での在室時間を喫煙した煙草の本数に換算する。喫煙室1での在室時間が7分30秒であれば、喫煙した煙草は1.5本となる。そして、煙草1本あたりの単価を設定し、利用料金を単価×本数として算出する。
また、図13Aあるいは図13Bには、喫煙者が吸う煙草の銘柄が記憶されているので、銘柄毎の1本あたりの価格を合わせて記憶し、利用料金を単価×本数として算出してもよい。例えば、20本入りで市販価格が300円の煙草の単価は15円となる。なお、喫煙者が吸う煙草の銘柄は、予め喫煙者により申告されたものをデータベース44zに記憶しておく。
(5)健康影響物質の総摂取量から算出
1回の喫煙で喫煙者が摂取する健康影響物質の量は、図13Aおよび図13Bに基づいて図12のようにして求めることができる。この健康影響物質1mgあたりの単価を設定し、利用料金を単価×総摂取量として算出する。また、健康影響物質毎に単価を設定してもよい。
また、一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7の検出値を用いて例えば濃度1%あたりの単価を設定し、利用料金を算出してもよい。
1回の喫煙で喫煙者が摂取する健康影響物質の量は、図13Aおよび図13Bに基づいて図12のようにして求めることができる。この健康影響物質1mgあたりの単価を設定し、利用料金を単価×総摂取量として算出する。また、健康影響物質毎に単価を設定してもよい。
また、一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7の検出値を用いて例えば濃度1%あたりの単価を設定し、利用料金を算出してもよい。
(6)健康影響物質の排出量から算出
煙草1本に含まれる健康影響物質の量は成分分析により測定することができる。そして、これら健康影響物質は煙草が燃焼することで排出される。そこで、個別の健康影響物質の排出量に単価を設定し、健康影響物質毎に単価×排出量を求め、その合計を利用料金とする。健康影響物質の総排出量に単価を設定して利用料金を算出してもよい。
煙草1本に含まれる健康影響物質の量は成分分析により測定することができる。そして、これら健康影響物質は煙草が燃焼することで排出される。そこで、個別の健康影響物質の排出量に単価を設定し、健康影響物質毎に単価×排出量を求め、その合計を利用料金とする。健康影響物質の総排出量に単価を設定して利用料金を算出してもよい。
(7)喫煙エリアシステム100の電気料金から算出
喫煙室エリアシステム100には排気装置2,空気清浄機3,一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7,制御装置8,表示器9,ローカルコントローラ21,入室用カードリーダ22,退室用カードリーダ23,電気錠26,ホストコンピュータ40等の電気設備が備えられている。そこで、喫煙エリアシステム100の電気料金から利用料金を算出してもよい。例えば、1ヶ月の電気料金を利用者の総数で割ったものを1回あたりの利用料金とする。あるいは、1ヶ月の電気料金を利用者の総利用時間(分)で割ったものを1分あたりの単価とする。
喫煙室エリアシステム100には排気装置2,空気清浄機3,一酸化炭素濃度センサ6,粉塵濃度センサ7,制御装置8,表示器9,ローカルコントローラ21,入室用カードリーダ22,退室用カードリーダ23,電気錠26,ホストコンピュータ40等の電気設備が備えられている。そこで、喫煙エリアシステム100の電気料金から利用料金を算出してもよい。例えば、1ヶ月の電気料金を利用者の総数で割ったものを1回あたりの利用料金とする。あるいは、1ヶ月の電気料金を利用者の総利用時間(分)で割ったものを1分あたりの単価とする。
(8)喫煙エリアシステム100の維持管理費用から算出
喫煙室エリアシステム100においては、上述の電気料金の他に、灰皿等の物品代,天井や壁面等に付着したヤニを除去するための清掃費用,空気清浄機3のフィルタ11の交換や吸殻の除去等の費用,電気設備の保守費用を含む様々な維持管理費用が発生する。そこで、これら維持管理費用から利用料金を算出してもよい。例えば、年間あるいは月間の維持管理費用を利用者の総利用時間(分)で割ったものを1分あたりの単価とする。
喫煙室エリアシステム100においては、上述の電気料金の他に、灰皿等の物品代,天井や壁面等に付着したヤニを除去するための清掃費用,空気清浄機3のフィルタ11の交換や吸殻の除去等の費用,電気設備の保守費用を含む様々な維持管理費用が発生する。そこで、これら維持管理費用から利用料金を算出してもよい。例えば、年間あるいは月間の維持管理費用を利用者の総利用時間(分)で割ったものを1分あたりの単価とする。
図18A,図18Bに喫煙者が喫煙室1から退室するために退室用カードリーダ33にIDカード30を近づけた場合に、表示部33aに表示される表示例を示す。これらの表示は図11の表示と同時に表示してもよいし、所定のタイミングで切替表示してもよい。表示内容は図17の喫煙者毎の料金データを用いている。図18Aの例は、利用料金を在室時間から算出したもので、今回の利用料金の他に、本日,今週および今月の利用料金も表示されている。図18Bの例は、在室時間から算出した利用料金の他に、在室時間から推定される煙草の喫煙本数と、喫煙者が吸う煙草の銘柄の1本あたりの価格とから算出される、今回の喫煙室1を利用した際の煙草代,本日,今週および今月の煙草代も表示されている。
このとき、表示画面上あるいは操作部(図2の23a)の「確認」ボタン(図示せず)を表示して、喫煙者が退室用カードリーダ33にIDカード30を近づけて認証が正しく行われても、この「確認」ボタンを押下しない限り電気錠26が開錠状態とならない構成としてもよい。本構成によって、確実に喫煙者に利用料金を確認させることができる。
退室時に喫煙者が退室用カードリーダ33にIDカード30を近づけてから、例えば30秒のように所定の時間を過ぎても喫煙室1の外に出ない場合、喫煙者が喫煙室1から出る意思がないと見なして、電気錠26を施錠状態としてもよい。無論、この所定の時間の分も利用料金に加算される。
算出された利用料金は、各喫煙者に通知されるとともに支払いの請求がなされる。支払い方法は、各喫煙者に請求書を発行して銀行等の指定口座へ振り込む等の直接支払い、あるいは給与引き落とし,クレジットカード決済等の自動決済のいずれを用いてもよい。自動決済の場合は、ホストコンピュータ40から公衆通信回線等を介して金融機関等のコンピュータ(例えばホストコンピュータ70)に利用料金情報が送られる。また、ホストコンピュータ40において自動決済を行ってもよい。
また、上述の喫煙データの出力と同様に、利用料金を公衆回線網60に接続されたホストコンピュータ70に送信,表示可能な構成としてもよい。表示内容は例えば図18A,図18Bのようなものである。
また、ホストコンピュータ(40あるいは70)にネットワーク接続された他のパーソナルコンピュータにおいて、喫煙者が自身の所持するIDカード30の識別コードとパスワードを入力してホストコンピュータ(40あるいは70)にアクセス可能な構成として、喫煙者自身の利用料金をパーソナルコンピュータの画面上に表示可能な構成としてもよい。
また、退室後,週初めや月初め等の所定のタイミングで、喫煙者のメールアドレス宛に利用料金あるいは支払い請求金額を送信する構成としてもよい。
また、IDカード30に利用料金が記憶されるようにしてもよい。この場合、上述のように所定の端末装置に接続されたカードリーダにより、当該喫煙者の利用料金を確認できる。
図19に、喫煙エリアの別例を示す。喫煙エリア80は閉ざされた空間ではなく、オープンスペースとなっている。よって、扉24や給気口4がない他は図1と同様の構成であるため図示していない。また、本構成では喫煙エリア80への入退場管理を周知のRFID(Radio Frequency IDentification:電波方式認識)タグを用いて行う。ローカルコントローラ81は図2のローカルコントローラ21と同様の構成であるが、入出力回路8fにRFIDリーダが含まれる。また、喫煙者(83,84)は、非接触ICチップを使った記憶媒体とアンテナ等が埋め込まれたプレート(RFIDタグ)82を所持している。記憶媒体には識別コード等のID情報が記憶されている。
喫煙者(83,84)が喫煙エリア80に接近し、ローカルコントローラ81から発信される電波をRFIDタグ82が受信すると、RFIDタグ82からID情報が返信される。このID情報をローカルコントローラ81が最初に受信したタイミングを入室日時とし、このID情報が受信していた状態から受信できなくなったタイミングを退室日時とする。
上述のIDカード30と同様に、RFIDタグ82に喫煙データ,利用料金を記憶可能・読み出し可能な構成としてもよい。
利用料金の算出方法は、利用時間から算出する方法の他に上述の他の方法(喫煙本数から算出する方法等)を用いてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
1 喫煙室
2 排気装置
3 空気清浄機
6 一酸化炭素濃度センサ
7 粉塵濃度センサ
8 制御装置
9 表示器
14 回転センサ(回転数検出手段)
21 ローカルコントローラ(喫煙者特定手段)
21e 通信I/F
22 入室用カードリーダ
22a,23a 表示部(報知手段)
22b,23b スピーカ(報知手段)
22d,23d 操作部
22e,23e 生体認証部
23 退室用カードリーダ
24 扉
40 ホストコンピュータ
41 制御回路(利用状況認識手段,利用料金算出手段,消費電力算出手段)
42 操作部
43 表示部
44z データベース(利用回数記録手段)
45 通信I/F(出力手段)
70 ホストコンピュータ(料金徴収手段)
80 喫煙エリア
81 ローカルコントローラ(喫煙者特定手段)
82 RFIDタグ
100 喫煙室システム
2 排気装置
3 空気清浄機
6 一酸化炭素濃度センサ
7 粉塵濃度センサ
8 制御装置
9 表示器
14 回転センサ(回転数検出手段)
21 ローカルコントローラ(喫煙者特定手段)
21e 通信I/F
22 入室用カードリーダ
22a,23a 表示部(報知手段)
22b,23b スピーカ(報知手段)
22d,23d 操作部
22e,23e 生体認証部
23 退室用カードリーダ
24 扉
40 ホストコンピュータ
41 制御回路(利用状況認識手段,利用料金算出手段,消費電力算出手段)
42 操作部
43 表示部
44z データベース(利用回数記録手段)
45 通信I/F(出力手段)
70 ホストコンピュータ(料金徴収手段)
80 喫煙エリア
81 ローカルコントローラ(喫煙者特定手段)
82 RFIDタグ
100 喫煙室システム
Claims (9)
- 喫煙エリアへ入場および/または退場する喫煙者を特定する喫煙者特定手段と、
前記特定された喫煙者の前記喫煙エリアの利用状況を認識する利用状況認識手段と、
前記利用状況から前記喫煙者の前記喫煙エリアの利用料金を算出する利用料金算出手段と、
を有することを特徴とする喫煙エリアシステム。 - 前記利用状況認識手段は、前記喫煙者の前記喫煙エリアの利用時間を算出する利用時間算出手段を含み、
前記利用料金算出手段は、前記利用時間から当該喫煙者の前記喫煙エリアの利用料金を算出する請求項1に記載の喫煙エリアシステム。 - 前記利用状況認識手段は、前記喫煙者が前記喫煙エリアにおける利用回数を記録する利用回数記録手段を含み、
前記利用料金算出手段は、前記利用回数から当該喫煙者の前記喫煙エリアの利用料金を算出する請求項1に記載の喫煙エリアシステム。 - 前記喫煙エリアは空気清浄機を備え、
前記動作状況検出手段は、予め定められた期間における前記空気清浄機の消費電力を算出する消費電力算出手段を有し、
前記利用料金算出手段は、前記空気清浄機の消費電力から前記期間ごとの当該喫煙者の前記喫煙エリアの利用料金を算出する請求項1に記載の喫煙エリアシステム。 - 前記消費電力検出手段は、前記空気清浄機のファンの回転数を検出する回転数検出手段を含み、前記回転数から前記消費電力を算出する請求項4に記載の喫煙エリアシステム。
- 前記利用料金を報知する報知手段を有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の喫煙エリアシステム。
- 前記利用料金を外部機器に出力する出力手段を有する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の喫煙エリアシステム。
- 前記利用料金を徴収する料金徴収手段を有する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の喫煙エリアシステム。
- 喫煙を許容する喫煙エリアに入場した喫煙者を特定する入場喫煙者特定手段と、
その喫煙者の前記喫煙エリアの利用状況を認識する利用状況認識手段と、
前記利用状況認識手段が認識する前記喫煙者による前記喫煙エリアの利用状況に基づいて、その喫煙者に対する前記喫煙エリアの利用に対する利用対価を算出する利用対価算出手段と、
を含むことを特徴とする喫煙エリアシステム。
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