JP2007310265A - 電気泳動表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像のコントラストを向上できる電気泳動表示装置を提供すること
【解決手段】
第一基板10の第一電極11と第二基板13との間は、所定間隔離されており、各画素の間には隔壁はなく、外周に隔壁19が設けられている。従って、第一電極11と絶縁膜12と隔壁19との間に密閉空間である表示部15が形成されている。この表示部15内には分散媒と、白色帯電粒子22が充填されている。第一電極11と第二電極14との間に、駆動波形メモリに記憶された所定波形の駆動電圧を表示制御部が印加することにより、白色帯電粒子22を各画素の間で移動させてる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気泳動現象を利用して画像を表示する電気泳動表示装置に関するものである。
従来、電気泳動現象を利用して画像を表示する電気泳動表示装置が知られている。この電気泳動表示媒体では、一方が透明な表示基板と、それに対向配置される背面基板とにより、周囲のギャップスペーサーを介して所定間隔を設けた密閉空間が形成されている。そして、着色された帯電粒子が分散された分散媒が、前記密閉空間に充填されて、表示部が形成されている。例えば、液体分散媒に分散されている帯電粒子が、黒色の帯電粒子と、それとは異なる帯電極性である白色の帯電粒子によって構成されている場合、表示部に電界を発生させることで黒色の帯電粒子を表示基板側に移動させると、結果その表示部では黒色を表示させることができる。また、逆向きの電界を発生させることで白色を表示させることができ、この組み合わせによって所望の画像が得られるようになっている。
上記構成の電気泳動表示装置では、黒色の帯電粒子と白色の帯電粒子を使用しているので、黒色の帯電粒子と白色の帯電粒子とが入り混じってコントラストの低下を招いていた。この問題を解決するための電気泳動表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の電気泳動表示装置では、液体分散媒には、一色の帯電粒子(例えば、黒色の帯電粒子のみ)を分散し、背面基板の表面をこの帯電粒子の色彩と異なる色(例えば、白色)に着色している。そして、この一色の帯電粒子を1画素内で背面基板と平行方向に移動させて、背面基板の表面を露出させて、当該背面基板の表面と一色の帯電粒子の占める面積を変化させて、画像を表示するようにしている。
特開2001−201770号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電気泳動表示装置では、帯電粒子を1画素内で隅に移動させて、背面基板の表面の大部分を露出させても、1画素内で帯電粒子が目されるために、画像のコントラストが悪化するという問題点があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、画像のコントラストを向上できる電気泳動表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の電気泳動表示装置は、光透過性を有する第一基板と当該第一基板に対向するように配置された第二基板とにより構成された表示パネルと、前記第一基板及び前記第二基板の間隙に充填され、帯電粒子が分散された分散媒とを備えた電気泳動表示装置において、前記第一基板に設けられた第一電極と、前記第二基板に設けられた第二電極と、当該両電極間に位置する前記分散媒とにより画素を構成し、前記表示パネルには、前記画素が複数配設され、前記第二基板の前記第一基板への対向面は、前記帯電粒子の色である第一の色と異なる色である第二の色に着色され、前記各画素毎に、前記第一電極と前記第二電極との間に所定パターンの電圧を印加する電圧印加手段を備え、前記表示パネルに複数配設された前記画素において、色を変化させる特定画素と、その特定画素に隣接する画素である隣接画素とで、前記電圧印加手段は、前記第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンを異ならせて、前記特定画素から前記隣接画素へ、又は、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させて、前記特定画素の色を変化させることを特徴とする。
また、請求項2に記載の電気泳動表示装置は、請求項1に記載の発明の構成に加え、前記電圧のパターンは複数のパルスの組み合わせからなり、前記電圧印加手段は、所定のタイミングのパルスの電位を前記特定画素と隣接画素とで異ならせることにより、前記特定画素から前記隣接画素へ、又は、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させて、前記特定画素の色を変化させることを特徴とする。
また、請求項3に記載の電気泳動表示装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記帯電粒子の極性が負であり、前記特定画素の色を第一の色から第二の色に変化させる場合は、前記電圧印加手段は、前記隣接画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記特定画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、前記特定画素から前記隣接画素へ前記帯電粒子を移動させ、前記特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合は、前記電圧印加手段は、前記特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする。
また、請求項4に記載の電気泳動表示装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記帯電粒子の極性が正であり、前記特定画素の色を第一の色から第二の色に変化させる場合は、前記電圧印加手段は、前記隣接画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記特定画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、前記特定画素から前記隣接画素へ前記帯電粒子を移動させ、前記特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合は、前記電圧印加手段は、前記特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする。
また、請求項5に記載の電気泳動表示装置は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加え、前記特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合に、前記電圧印加手段は、 前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンと、前記隣接画素に隣接する画素であって前記特定画素と前記隣接画素以外の画素である周辺画素の第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンとを異ならせて前記周辺画素から前記第一の色のまま維持される隣接画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする。
また、請求項6に記載の電気泳動表示装置は、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記帯電粒子の極性が負であり、前記電圧印加手段は、前記特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、前記第一の色のまま維持される隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させ、前記電圧印加手段は、前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記周辺画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、前記周辺画素から前記第一の色のまま維持される隣接画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする。
また、請求項7に記載の電気泳動表示装置は、請求項5に記載の発明の構成に加え、前記帯電粒子の極性が正であり、前記電圧印加手段は、前記特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させ、前記電圧印加手段は、前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記周辺画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、前記周辺画素から前記隣接画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする。
また、請求項8に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の発明の構成に加え前記電圧印加手段は、前記特定画素を前記第二の色から前記第一の色に変化させる場合に、前記特定画素の前記第一電極の前記第二電極に対する電位を前記帯電粒子の帯電と逆極性にする電圧を、他の画素の何れよりも先に前記特定画素の前記第一電極及び前記第二電極間に印加することを特徴とする。
また、請求項9に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至8の何れかに記載の発明の構成に加え、前記帯電粒子の極性が負であり、前記電圧印加手段は、前記特定画素を前記第二の色から前記第一の色に変化させる場合に、前記特定画素の隣接画素であって前記第二の色のまま変化させない隣接画素の前記第一電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第一電極に印加する電圧以下にし、且つ、前記特定画素の隣接画素であって前記第二の色のまま変化させない隣接画素の前記第二電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第二電極に印加する電圧以下にすることを特徴とする。
また、請求項10に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至8の何れかに記載の発明の構成に加え、前記帯電粒子の極性が正であり、前記電圧印加手段は、前記特定画素を前記第二の色から前記第一の色に変化させる場合に、前記特定画素の隣接画素で、前記第二の色のまま変化させない隣接画素の前記第一電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第一電極に印加する電圧以上にし、且つ、前記特定画素の隣接画素であって前記第二の色のまま変化させない隣接画素の前記第二電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第二電極に印加する電圧以上にすることを特徴とする。
また、請求項11に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至10の何れかに記載の発明の構成に加え、前記画素は、所定の個数毎に、前記帯電粒子の移動を妨げる隔壁に囲まれていることを特徴とする。
また、請求項12に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至11の何れかに記載の発明の構成に加え、前記表示パネルに複数配設された前記画素からなる表示部の周囲には、前記第一基板に第一外周電極が設けられ、前記第二基板に第二外周電極が設けられ、前記電圧印加手段は、当該第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、前記画素の前記第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンと、前記表示部の周囲の第一外周電極及び前記第二外周電極に印加する電圧のパターンとを異ならせて、前記表示部から前記第二外周電極側へ、又は、前記第二外周電極側から前記表示部へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする。
また、請求項13に記載の電気泳動表示装置は、請求項12に記載の発明の構成に加え、前記帯電粒子の極性が負であり、前記表示パネルに複数配設された前記画素からなる表示部の周囲には、前記第一基板に第一外周電極が設けられ、前記第二基板に第二外周電極が設けられ、前記電圧印加手段は、当該第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、前記表示パネルに複数配設された前記画素を全て前記第二の色にする場合には、前記電圧印加手段は、前記第二外周電極に、前記表示パネルに複数配設された各画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高い電位を印加することにより、前記各画素から前記帯電粒子を第二外周電極側に移動させ、前記表示パネルに複数配設された前記画素を全て前記第一の色にする場合には、前記電圧印加手段は、前記表示パネルに複数配設された各画素の第一電極若しくは第二電極に、第一外周電極及び第二外周電極よりも高い電圧を印加して、前記第二外周電極側から前記帯電粒子を前記各画素に移動させことを特徴とする。
また、請求項14に記載の電気泳動表示装置は、請求項12に記載の発明の構成に加え、前記帯電粒子の極性が正であり、 前記表示パネルに複数配設された前記画素からなる表示部の周囲には、前記第一基板に第一外周電極が設けられ、前記第二基板に第二外周電極が設けられ、前記電圧印加手段は、当該第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、 前記表示パネルに複数配設された前記画素を全て前記第二の色にする場合には、前記電圧印加手段は、前記第二外周電極に、前記表示パネルに複数配設された各画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低い電位を印加することにより、前記各画素から前記帯電粒子を第二外周電極側に移動させ、前記表示パネルに複数配設された前記画素を全て前記第一の色にする場合には、前記電圧印加手段は、前記表示パネルに複数配設された各画素の第一電極若しくは第二電極に、第一外周電極及び第二外周電極よりも低い電圧を印加して、前記第二外周電極側から前記帯電粒子を前記各画素に移動させることを特徴とする。
また、請求項15に記載の電気泳動表示装置は、請求項12乃至14の何れかに記載の発明の構成に加え、隣り合う前記第一外周電極の間には、前記帯電粒子の移動を妨げる前記隔壁が設置されていることを特徴とする。
また、請求項16に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至15の何れかに記載の発明の構成に加え、電圧印加手段は、各画素毎に、前記第一電極と前記第二電極との間に所定パターンの電圧繰返し印加することを特徴とする。
請求項1に記載の電気泳動表示装置は、表示パネルを構成する第二基板の第一基板への対向面は、帯電粒子の色である第一の色と異なる色である第二の色に着色され、当該表示パネルに複数配設された画素において、色を変化させる特定画素と、その特定画素に隣接する画素である隣接画素とで、電圧印加手段は、第一電極及び第二電極間に印加する電圧のパターンを異ならせて、特定画素から隣接画素へ、又は、隣接画素から特定画素へ前記帯電粒子を移動させて、前記特定画素の色を変化させることができる。また、帯電粒子は、帯電特性の異なる2種類の色のものを用いる必要がなく、帯電粒子は画素間で移動するので、画素を第二の色にする場合には、当該画素から第一の色の帯電粒子を他の画素に移動させれば良く、画素のコントラストを向上できる。
また、請求項2に記載の電気泳動表示装置は、請求項1に記載の発明の効果に加え、電圧印加手段の印加する電圧のパターンは複数のパルスの組み合わせからなり、当該電圧印加手段は、所定のタイミングのパルスの電位を特定画素と隣接画素とで異ならせることにより、特定画素から隣接画素へ、又は、隣接画素から特定画素へ帯電粒子を移動させて、特定画素の色を変化させることができるので、画素のコントラストを向上できる。
また、請求項3に記載の電気泳動表示装置は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、帯電粒子の極性が負であり、特定画素の色を第一の色から第二の色に変化させる場合は、電圧印加手段は、隣接画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、特定画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、特定画素から隣接画素へ帯電粒子を移動させ、特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合は、電圧印加手段は、特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、隣接画素から特定画素へ帯電粒子を移動させることができるので、画素のコントラストを向上できる。
また、請求項4に記載の電気泳動表示装置は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、帯電粒子の極性が正であり、特定画素の色を第一の色から第二の色に変化させる場合は、電圧印加手段は、隣接画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、特定画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、特定画素から隣接画素へ帯電粒子を移動させ、特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合は、電圧印加手段は、特定画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、隣接画素から特定画素へ帯電粒子を移動させることができるので、画素のコントラストを向上できる。
また、請求項5に記載の電気泳動表示装置は、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合に、電圧印加手段は、第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンと、隣接画素に隣接する画素であって特定画素と隣接画素以外の画素である周辺画素の第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンとを異ならせて周辺画素から第一の色のまま維持される隣接画素へ帯電粒子を移動させることができるので、隣接画素の帯電粒子が減ってコントラストが低くなるのを防止できる。
また、請求項6に記載の電気泳動表示装置は、請求項5に記載の発明の効果に加え、帯
帯電粒子の極性が負であり、電圧印加手段は、特定画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、第一の色のまま維持される隣接画素から特定画素へ前記帯電粒子を移動させ、電圧印加手段は、第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、周辺画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、周辺画素から第一の色のまま維持される隣接画素へ帯電粒子を移動させることができるので、隣接画素の帯電粒子が減ってコントラストが低くなるのを防止できる。
また、請求項7に記載の電気泳動表示装置は、請求項5に記載の発明の効果に加え、前記帯電粒子の極性が正であり、電圧印加手段は、特定画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、隣接画素から特定画素へ帯電粒子を移動させ、電圧印加手段は、第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、周辺画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、周辺画素から隣接画素へ帯電粒子を移動させることができるので、隣接画素の帯電粒子が減ってコントラストが低くなるのを防止できる。
また、請求項8に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の発明の効果に加え、電圧印加手段は、特定画素を第二の色から第一の色に変化させる場合に、特定画素の第一電極の第二電極に対する電位を帯電粒子の帯電と逆極性にする電圧を、他の画素の何れよりも先に特定画素の第一電極及び第二電極間に印加するので、特定画素に帯電粒子を移動させることができ、画素のコントラストを向上できる。
また、請求項9に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至8の何れかに記載の発明の効果に加え、帯電粒子の極性が負であり、電圧印加手段は、特定画素を第二の色から第一の色に変化させる場合に、特定画素の隣接画素であって第二の色のまま変化させない隣接画素の第一電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第一電極に印加する電圧以下にし、且つ、特定画素の隣接画素であって第二の色のまま変化させない隣接画素の第二電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第二電極に印加する電圧以下にするので、第二の色のまま変化させない隣接画素のコントラストが低下するのを防止できる。
また、請求項10に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至8の何れかに記載の発明の効果に加え、帯電粒子の極性が正であり、電圧印加手段は、特定画素を前記第二の色から第一の色に変化させる場合に、特定画素の隣接画素で、第二の色のまま変化させない隣接画素の第一電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第一電極に印加する電圧以上にし、且つ、特定画素の隣接画素であって第二の色のまま変化させない隣接画素の第二電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第二電極に印加する電圧以上にするので、第二の色のまま変化させない隣接画素のコントラストが低下するのを防止できる。
また、請求項11に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至10の何れかに記載の発明の効果に加え、画素は、所定の個数毎に、帯電粒子の移動を妨げる隔壁に囲まれているので、この所定個数の画素内で、帯電粒子の移動を行うことができる。
また、請求項12に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至11の何れかに記載の発明の効果に加え、表示パネルに複数配設された画素からなる表示部の周囲には、第一基板に第一外周電極が設けられ、第二基板に第二外周電極が設けられ、電圧印加手段は、当該第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、前記画素の第一電極及び第二電極間に印加する電圧のパターンと、表示部の周囲の第一外周電極及び第二外周電極に印加する電圧のパターンとを異ならせて、表示部から第二外周電極側へ、又は、第二外周電極側から表示部へ帯電粒子を移動させることができるので、表示部から第二外周電極側へ帯電粒子を移動させる場合には、各画素に帯電粒子が残らず、各画素のコントラストを向上することができる。
また、請求項13に記載の電気泳動表示装置は、請求項12に記載の発明の効果に加え、帯電粒子の極性が負であり、表示パネルに複数配設された画素からなる表示部の周囲には、第一基板に第一外周電極が設けられ、第二基板に第二外周電極が設けられ、電圧印加手段は、当該第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、表示パネルに複数配設された画素を全て第二の色にする場合には、電圧印加手段は、第二外周電極に、表示パネルに複数配設された各画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高い電位を印加することにより、各画素から帯電粒子を第二外周電極側に移動させ、表示パネルに複数配設された画素を全て第一の色にする場合には、電圧印加手段は、表示パネルに複数配設された各画素の第一電極若しくは第二電極に、第一外周電極及び第二外周電極よりも高い電圧を印加して、第二外周電極側から帯電粒子を各画素に移動させることができるので、各画素のコントラストを向上することができる。
また、請求項14に記載の電気泳動表示装置は、請求項12に記載の発明の効果に加え、帯電粒子の極性が正であり、表示パネルに複数配設された画素からなる表示部の周囲には、第一基板に第一外周電極が設けられ、第二基板に第二外周電極が設けられ、電圧印加手段は、第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、表示パネルに複数配設された画素を全て第二の色にする場合には、電圧印加手段は、第二外周電極に、表示パネルに複数配設された各画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低い電位を印加することにより、各画素から帯電粒子を第二外周電極側に移動させ、表示パネルに複数配設された画素を全て第一の色にする場合には、電圧印加手段は、表示パネルに複数配設された各画素の第一電極若しくは第二電極に、第一外周電極及び第二外周電極よりも低い電圧を印加して、第二外周電極側から前記帯電粒子を各画素に移動させることができるので、各画素のコントラストを向上することができる。
また、請求項15に記載の電気泳動表示装置は、請求項12乃至14の何れかに記載の発明の効果に加え、隣り合う第一外周電極の間には、帯電粒子の移動を妨げる隔壁が設置されているので、この隔壁内の画素間で帯電粒子の移動を行うことができる。
また、請求項16に記載の電気泳動表示装置は、請求項1乃至15の何れかに記載の発明の効果に加え、電圧印加手段は、各画素毎に、第一電極と第二電極との間に所定パターンの電圧繰返し印加するので、帯電粒子の移動が容易になる。
以下、本発明に係る電気泳動表示装置の第1実施の形態である画像表示装置1について図面を参照して説明する。図1は、第1実施の形態の画像表示装置1の表示パネル2の正面図であり、図2は、図1のX1−X1線に於ける矢視方向断面図であり、図3は、画像表示装置1のブロック図である。本実施の形態の画像表示装置1は、図2及び図3に示すように携帯用の電子機器に具備可能な小型の表示パネル2と、表示パネル2での画像表示を制御する制御装置3を備えている。
まず、第1実施の形態の画像表示装置1の物理的構成の概略について説明する。図1に示すように、画像表示装置1の表示パネル2は、一例として、正面視正方形の画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3を3行3列に設けて正方形に形成され、表示パネル2の画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の周りは、図1及び図2に示すように、後述する白色帯電粒子22の移動を妨げる隔壁19に囲まれている。また、図2及び図3に示すように、表示パネル2には、制御装置3が電気的に接続されている。
また、図2に示すように、表示パネル2は、その正面側(図2における上面側)に設けられる第一基板10と、その背面側(図2における下面側)に設けられる第二基板13とが対向配置されて構成されており、第一基板10と第二基板13との間隙に、複数の表示部15を備えている。
この第一基板10は、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ガラス等の高い透明性と高い絶縁性を発揮可能な材料により形成されており、図2に示すように、第一基板10の背面側に、表示部15に電界を発生させる第一電極11を備えている。また、第一電極11は、電極としての役割を果たし、酸化インジウムスズ(ITO)膜、フッ素がドープされた酸化スズ膜、インジウムがドープされた酸化亜鉛膜等から成り、高い透明性を有している。
本実施の形態では、第一基板10は透明なガラス基板であり、第一電極11は酸化インジウムスズにより形成された透明電極であり、画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3に共通の電極となっている。また、第一基板10及び第一電極11は全て透明体であり、利用者が第一基板10の上方向(図2上方向)から表示部15を視認可能となっている。
次に、図2を参照して、第二基板13及び第二電極14について説明する。図2に示すように、第二基板13は、第一基板10に対向して設けられ、その正面側に、各画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3に対応して、各々独立して第二電極14が設けられている。この第二電極14は、表示部15に電界を各画素毎に独立して発生させるものである。第二基板13及び第二電極14は、第一基板10及び第一電極11とは異なり、必ずしも透明である必要はない。本実施の形態では、第二基板13は有機TFT(Thin Film Transistor)が組み込まれたガラス基板であり、この有機TFTを各第二電極14毎に対応して設け、各第二電極14毎に電圧の印加の制御(オン・オフ)を行うようになっている。尚、第二電極14は、一例として酸化インジウムスズにより形成されており、その表面に絶縁膜12が設けられている。この絶縁膜12の表面(第一電極11の対向側)は、一例として黒色(請求項にいう「第二の色」に相当する)に着色されている。尚、第二の色は、必ずしも黒色に限られず、第一の色と色相が異なるものであれば良い。尚、絶縁膜12は例えば、黒色トナーを含んだポリエチレンテレフタレートのような高分子膜である。また、画素電極上にのみ形成するのであれば絶縁膜に限らず、クロム、タンタル、ジルコニウムなどの金属膜を用いても良い。尚、画素電極の領域のみを着色した場合は、黒に着色されていない部分の基板の色が見えてしまう恐れがあるが、本実施の形態によれば、黒色の絶縁膜12が第二基板の全面に渡って形成されているため、確実に黒と白とでの色の切り替えが行なわれる。
次に、図2を参照して、表示部15について説明する。図2に示すように、第一電極11と第二基板13との間は、所定間隔離されており、各画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3の間には隔壁はなく、スペーサを兼ねる隔壁19が表示パネル2の外周に沿って配設されている。従って、第一電極11と絶縁膜12と隔壁19との間に密閉空間が形成される。この密閉空間内が表示部15となっている。
また、当該表示部15(密閉空間)内には分散媒(図示外)と、白色帯電粒子22が充填されている。この「白色」が請求項にいう「第一の色」に相当するが、必ずしも白色に限られない。また、分散媒としては、高絶縁性を発揮可能で、かつ粘性の低い、アルコール類、炭化水素、シリコーンオイル等を利用できる。本実施の形態では、炭化水素系絶縁性溶媒に少量のアルコールを添付して使用した。また、白色帯電粒子22は、分散媒中において帯電可能な材料が用いられ、有機化合物や無機化合物からなる顔料や染料、もしくは顔料や染料を合成樹脂で包んだものからなる。本実施の形態では、白色帯電粒子22に酸化チタン含有ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂粒子を使用している。そして、白色帯電粒子22は、正あるいは負に帯電していればよく、本実施の形態では白色帯電粒子22が負に帯電している。
従って、表示部15内では、第一電極11と第二電極14との間に形成される電界により、白色帯電粒子22は当該電界の電気力線の方向と逆方向に移動され、当該白色帯電粒子22と黒色に着色された絶縁膜12とにより、画像が表示されるようになっている。また、白色帯電粒子22は、後述する第二電極14への電圧の印加制御により各画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3の境界を超えて移動するようになっている。たとえば、白色帯電粒子22は、図2において、上下方向だけでなく、水平方向にも移動するようになっている。尚、白色帯電粒子22は、第一電極11と、第二電極14と、隔壁19とに囲まれた範囲で移動可能となっている。
次に、図3を参照して、電気泳動表示装置1の電気的構成について説明する。図3は、電気泳動表示装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図3に示すように、電気泳動表示装置1の制御装置3には、電気泳動表示装置1の主制御を司るCPU50が設けられている。そして、CPU50には、制御プログラム等を記憶したROM51と、メモリカード54から画像データを取得するためのメモリカードインターフェース53と、メモリカードインターフェース53を介して取得した画像データやパラメータ、フラグ等を記憶するRAM52と、表示パネル2を駆動して画像の表示態様を制御する表示制御部56と、電源59とがバス60を介して接続されている。また、有機TFTを介して各第二電極14に接続されたチャンネルCH1及び第一電極11に接続されたチャンネルCH2への電圧の印加を制御して、第一電極11と第二電極14との間の電界の発生を司るCH1・CH2ドライバ55が表示制御部56に接続されている。この表示制御部56には、図示外のCPU、RAM及びROMから構成され、当該ROMが駆動波形メモリ56Aとなっている。この駆動波形メモリ56Aには、後述する各画素毎の駆動電圧の波形が記憶されている。
次に、上記構成を有する第1実施の形態の表示パネル2の駆動方法について、図4乃至図11を参照して説明する。図4は、表示パネル2の初期状態の正面図であり、図5は、表示パネル2の駆動完了後の正面図であり、図6乃至図10は、第1実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図であり、図11は、第1実施の形態の第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。
この第1実施の形態では、図4に示す表示パネル2の初期状態では、各画素A1〜C3が全て、白表示となっているものを、図5に示すように、画素B2のみを黒表示とするものである。尚、この制御は、表示制御部56がCH1・CH2ドライバを、図11に示す駆動電圧の波形により駆動して行う。図11に示す駆動電圧の波形のデータは、表示制御部56の駆動波形メモリ56Aに記憶されており、表示制御部56が駆動波形メモリ56Aから読み出して、CH1・CH2ドライバを制御して、各画素の第二電極14への電圧の印加を行う。尚、白色から黒色となる画素B2が「特定画素」に相当し、画素B2に隣接して色が変わらない画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3が「隣接画素」に相当する。
以下、図11に示す第二電極14へ印加される駆動電圧の波形と、図4乃至図10を参照して、各画素A1〜C3の駆動を説明する。尚、図11に示す駆動電圧の波形は、第二電極14に印加される制御電圧の波形であり、パルス幅は、基本を10msecとし、電圧は、+10V、0V、−10Vの間で変化する。尚、パルス幅は、10msecには限られず、白色帯電粒子22の移動時間を考慮して、適宜設定すれば良い。さらに、本実施例では、第一電極11の電圧は、常時0Vとなっている。
本実施の形態では、まず、初期状態(時間0msec)では、各画素A1〜C3の第二電極14の電圧は、0Vである。この状態で、図4に示すように、白色帯電粒子22が各画素A1〜C3の第一基板10側の第一電極11に引き寄せられて、全白の表示状態となっている。次いで、10msec(T1)に、各画素A1〜C3の第二電極14に+10Vを印加し、図6に示すように、各画素A1〜C3の第一電極11側に張り付いた白色帯電粒子22を剥がした状態にする。ここで、粒子を移動させるためには、表示面に貼り付いている粒子を浮遊状態にしなければならない。その為に上記動作を行い、移動の準備として粒子を表示面から剥がした状態にしておく。
次に、20msec(T2)に、各画素A1〜C3の第二電極14を0Vとし、第二電極14と第一電極11とを同電位とする。尚、ここでは対向電極に到達する前に第一電極と第二電極を同電位にすることで、粒子を媒体液中に浮遊させる。次に、30msec(T3)に、画素B2を除く、画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加し、画素B2の第二電極14は0Vにする。このようにすることで、画素B2に存在する粒子を他の画素領域に移動することが出来る。次いで、40msec(T4)に、全画素A1〜C3の第二電極14に−10Vを印加する。これは、粒子が第一電極側に移動し表面に貼り付いてしまうことを防止している。つまり、先のステップで動作をさせた粒子が第一基板に到達し、貼り付いてしまうことを防止している。次いで、50msec(T5)に、画素B2を除く、画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加し、画素B2の第二電極14は0Vにする。こうすることで、画素B2に存在する粒子を画素領域に移動することが出来る。以下、同じ思想にて電圧制御を行っている。この状態で、図7に示すように、画素B2から白色帯電粒子22が画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の方向へ移動する状態となる。
次に、60msec(T6)に、各画素A1〜C3の第二電極14に−10Vを印加し、70msec(T7)に、各画素A1〜C3の第二電極14を0Vにする。この状態が、図8に示す状態である。
次に、80msec(T8)に、画素B2を除く、画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加し、画素B2の第二電極14は0Vにする。次いで、90msec(T9)に、全画素A1〜C3の第二電極14に−10Vを印加し、次いで、100msec(T10)に、画素B2を除く、画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加し、画素B2の第二電極14は0Vにする。この状態で、図9に示すように、画素B2から白色帯電粒子22が画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の方向へ再度移動する状態となる。
次に、110msec(T11)に、各画素A1〜C3の第二電極14に−10Vを印加し、120msec(T12)に、各画素A1〜C3の第二電極14を0Vにする。この状態が、図10に示す状態である。
次に、130msec(T13)に、画素B2を除く、画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加し、画素B2の第二電極14は0Vにする。次いで、140msec(T14)に、全画素A1〜C3の第二電極14に−10Vを印加し、次いで、150msec(T15)に、画素B2を除く、画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加し、画素B2の第二電極14は0Vにする。その後、160msec(T16)に、全画素A1〜C3の第二電極14を0Vにする。この状態が、図5に示す画素B2が黒、画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3が白となった状態である。
本発明の第1実施の形態の表示パネル2では、特定画素B2と、その特定画素に隣接する画素である隣接画素とA1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3とで、第二電極14に印加する電圧のパターンを異ならせて、特定画素B2から隣接画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3へ白色帯電粒子22を移動させて、黒色の絶縁膜12の表面を表示させて、画素B2を白から黒に変化させるが、画素B2には、白色帯電粒子22が存在しなくなるか存在の確率が低くなるので、画素B2のコントラストを従来に比べて向上できる。
次に、図12乃至図20を参照して、本発明の第2実施の形態の表示パネル2の駆動方法について説明する。図12は、第2実施の形態の表示パネル2の初期状態の正面図であり、図13は、第2実施の形態の表示パネル2の駆動完了後の正面図であり、図14乃至図18は、第2実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図であり、図19は、第2実施の形態の第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図であり、図20乃至図22は、白色帯電粒子22の移動の遷移状態を示す図である。
この第2実施の形態では、図12に示す表示パネル2の初期状態では、画素A1は、黒色であり、他の画素A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3が全て、白表示となっているものを、図13に示すように、B2画素のみを黒表示とし、他の画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3を白表示とするものである。尚、この制御は、表示制御部56がCH1・CH2ドライバを、図19に示す駆動電圧の波形により駆動して行う。図19に示す駆動電圧の波形のデータは、表示制御部56の駆動波形メモリ56Aに記憶されており、表示制御部56が駆動波形メモリ56Aから読み出して、CH1・CH2ドライバを制御して、第二電極14への電圧の印加を行う。尚、黒色から白色となる画素A1が「第二の色から第一の色に変化させる特定画素」に相当し、画素A2,B1が「第一の色のまま維持される隣接画素」相当し、画素A3,B3,C1,C2,C3が「周辺画素」に相当する。
以下、図19に示す第二電極14へ印加される駆動電圧の波形と、図12乃至図18を参照して、各画素A1〜C3の駆動を説明する。尚、図19に示す駆動電圧の波形は、第二電極14に印加される制御電圧の波形であり、パルス幅は、基本を10msecとし、電圧は、+20V、+10V、0V、−5V、−20Vの間で変化する。尚、パルス幅は、10msecには限られず、白色帯電粒子22の移動時間を考慮して、適宜設定すれば良い。さらに、本第2実施の形態の表示パネル2では、第一電極11の電圧は、常時0Vとなっている。また、電圧を印加する回数も1回には限られず、適宜設定すれば良い。
この第2実施の形態では、まず、初期状態(時間0msec)では、各画素A1〜C3の第二電極14の電圧は、0Vである。この状態で、図12に示すように、画素A1のみ黒色、他の他の画素A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3が全て、白表示となっている。この状態から次のように制御される。まず、10msec(T1)に、画素A1の第二電極14に+20Vを印加し、図14に示すように、画素A1の隣接画素A2,B1,B2から白色帯電粒子22を画素A1方向へ寄せ集める。
次に、20msec(T2)に、画素A1の第二電極14は+20Vに維持したまま、画素A2,B1,B2の第二電極14に、+10Vを印加する。次に、30msec(T3)に、画素A1の第二電極14は、+10Vに降圧し、画素A2,B1,B2の第二電極14は、+10Vで維持したまま、画素A3,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加する。次いで、40msec(T4)に、全画素A1〜C3の第二電極14に−5Vを印加し、次いで、50msec(T5)に、全画素A1〜C3の第二電極14を0Vにする。
次に、60msec(T6)に、画素A1の第二電極14に+20Vを印加し、他の画素A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3の第二電極14を0Vを印加し、70msec(T7)に、画素A1の第二電極14は+20Vに維持したまま、画素A2,B1,B2の第二電極14に、+10Vを印加する。次に、80msec(T8)に、画素A1の第二電極14は、+10Vに降圧し、画素A2,B1,B2の第二電極14は、+10Vで維持したまま、画素A3,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加する。次いで、90msec(T9)に、全画素A1〜C3の第二電極14に−5Vを印加し、次いで、100msec(T10)に、画素B2の第二電極14に−20Vを印加し、残りの画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に−10Vを印加する。次いで、110msec(T11)に、全画素A1〜C3の第二電極14に+10Vを印加する。
次に、120msec(T12)に、画素A1の第二電極14に+20Vを印加し、他の画素A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加し、130msec(T13)に、全画素A1〜C3の第二電極14に−5Vを印加し、140msec(T14)に、画素B2の第二電極14に−20Vを印加し、残りの画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に−10Vを印加する。次いで、150msec(T15)に、画素B2の第二電極14を0Vにし、残りの画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14は−10Vのままとする。次に、160msec(T16)に、全画素A1〜C3の第二電極14を0Vにする。上記の駆動により、図15に示すように、白色帯電粒子22が画素A1に寄せ集められると共に、画素B2から周囲の隣接画素に白色帯電粒子22が送り出される。
以後、160msec(T16)〜270msec(T27)間の画素A1〜C3の第二電極14の駆動電圧の制御は、50msec(T5)〜160msec(T16)間の駆動電圧の制御と同じであり、270msec(T27)〜360msec(T36)間の画素A1〜C3の第二電極14の駆動電圧の制御も、50msec(T5)〜160msec(T16)間の駆動電圧の制御と同じである。これらの駆動処理により図16に示す状態と図17に示す状態が繰り返されて、図18に示す状態を経て、図13に示す画素B2のみが黒色表示となる。
次に、図20乃至図22を参照して、上記第2実施の形態での表示パネル2の内部の白色帯電粒子22の移動について説明する。図20(A)に示すように、画素A1が、黒色、画素A2及びA3が白色の場合には、表示パネル2の内部では、画素A2及びA3の第一電極11の背面に白色帯電粒子22が付着し、画素A1では、黒色の絶縁膜12が目視できる状態となっている。そして、前記駆動波形により、図20(C)に示すように、白色帯電粒子22が第二電極14に引き寄せられる状態と、図20(D)に示すように、白色帯電粒子22が第一電極11に引き寄せられる状態とを繰り返して、図21(A)及び(B)に示すように、白色帯電粒子22が分散されて、画素A1側に移動した状態となる。次いで、図21(C)に示すように、白色帯電粒子22が画素A1の第二電極14に引き寄せられる状態と、図21(D)に示すように、画素A1の白色帯電粒子22が第一電極11に引き寄せられる状態と、図21(E)に示すように、画素A1,A2,A3の白色帯電粒子22が第一電極11に引き寄せられる状態と、図21(F)に示すように、画素A1,A2,A3の各第二電極14に白色帯電粒子22が引き寄せられる状態と、図22(A)に示すように、画素A1,A2,A3の各第二電極14に白色帯電粒子22が引き寄せられる状態と、図22(B)に示すように、画素A1の白色帯電粒子22が第一電極11に引き寄せられる状態と、図22(C)に示すように、画素A1,A2,A3の白色帯電粒子22が第一電極11に引き寄せられる状態とを経て、図22(D)に示すように、画素A1,A2,A3の第一電極11に白色帯電粒子22が引き寄せられる状態になり、図22(E)に示すように、画素A1側にも、白色帯電粒子22が引き寄せられる状態となる。このように白色帯電粒子22は、第一電極11と第二電極14との間で、上下方向に移動されながら、画素A1方向に引き寄せられる。
次に、図23乃至図26を参照して、本発明の第3実施の形態における、画像表示装置1の表示パネル2について説明する。図23は、第3実施の形態の表示パネル2の初期状態の正面図であり、図24は、第3実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図であり、図25は、第3実施の形態の表示パネル2の駆動完了後の正面図であり、図26は、第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。
図23に示すように、画像表示装置1の第3実施の形態の表示パネル2は、一例として、正面視正方形の画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3,D1,D2,D3,E1,E2,E3を5行3列に設けて、正面視、長方形に形成されている。他の構成は、第1実施の形態と同じである。
この第3実施の形態では、図23に示す表示パネル2の初期状態では、画素A2,B1,B2,C2,D2,E2が黒表示、他の画素A1,A3,B3,C1,C3,D1,D3,E1,E3が白表示となり、数字「1」が表示されている。そして、図24に示す矢印方向に白色帯電粒子22を画素間で移動させて、図25に示すように、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3が黒表示、他の画素B1,B2,C1,C3,D2,D3が白表示となり、数字「2」が表示されるものである。尚、この制御は、第1実施の形態と同様に表示制御部56がCH1・CH2ドライバを、図26に示す駆動電圧の波形により駆動して行う。図26に示す駆動電圧の波形のデータは、表示制御部56の駆動波形メモリ56Aに記憶されており、表示制御部56が駆動波形メモリ56Aから読み出して、CH1・CH2ドライバを制御して、各画素の第二電極14への電圧の印加を行う。
以下、図26に示す第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を参照して、各画素A1〜E3の駆動を説明する。尚、図26に示す駆動電圧の波形は、第二電極14に印加される制御電圧の波形であり、パルス幅は、基本を10msecとし、電圧は、+20V、+10V、0V、−5V、−10V、−20Vの間で変化する。尚、パルス幅は、10msecには限られず、白色帯電粒子22の移動時間を考慮して、適宜設定すれば良い。さらに、本実施の形態では、第一電極11の電圧は、常時0Vとなっている。
本実施の形態では、まず、初期状態(時間0msec)では、各画素A1〜E3の第二電極14の電圧は、0Vである。この状態で、図23に示すように、画素A2,B1,B2,C2,D2,E2が黒表示、他の画素A1,A3,B3,C1,C3,D1,D3,E1,E3が白表示となり、数字「1」が表示されている。この状態から以下説明する第二電極14への駆動電圧の印加により、白色帯電粒子22を、画素A1から画素B1,B2へ移動し、画素A3から画素B2へ移動し、画素B3から画素B2へ移動し、画素E3から画素D2,D3へ移動し、画素E1から画素D2へ移動し、さらに、画素E1から画素D1へ、画素D1から画素C1へ、画素C1から画素B1へ移動する。
次に、10msec(T1)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加し、他の画素A1,A2,A3,B3,C1,C2,C3,D1,D3,E1,E2,E3の第二電極14は0Vにする。次いで、20msec(T2)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加したまま、画素A1,A3,B3,D1,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C1,C2,C3,D3,E2の第二電極14は0Vにする。
次に、30msec(T3)に、画素A1,A3,B3,D1,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加したまま、画素B1,B2,D2の第二電極14の電圧を+10Vに降下し、画素C1,C3,D3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C2,E2の第二電極14は0Vにする。次に、40msec(T4)に、画素A1〜E3の第二電極14に−5Vを印加する。
次に、50msec(T5)に、画素A1〜E3の第二電極14を0Vにし、次に、60msec(T6)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加し、他の画素A1,A2,A3,B3,C1,C2,C3,D1,D3,E1,E2,E3の第二電極14は0Vとし、次に、70msec(T7)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加したまま、画素A1,A3,B3,D1,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C1,C2,C3,D3,E2の第二電極14は0Vにする。
次に、80msec(T8)に、画素A1,A3,B3,D1,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加したまま、画素B1,B2,D2の第二電極14の電圧を+10Vに降下し、画素C1,C3,D3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C2,E2の第二電極14は0Vとし、次に、90msec(T9)に、画素A1〜E3の第二電極14に−5Vを印加し、次に、100msec(T10)に、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3の第二電極14に−20Vを印加し、画素B1,B2,C1,C3,D2,D3の第二電極14に−10Vを印加する。
次に、110msec(T11)に、画素A1,A3,B1,B2,B3,C1,C3,D1,D2,D3,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C2,E2の第二電極14を0Vにし、次に、120msec(T12)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加し、画素A1,A3,B3,C1,C3,D1,D3,E1,E3の第二電極14を+10Vに維持したまま、画素A2,C2,E2の第二電極14を0Vに維持する。
次に、130msec(T13)に、画素A1〜E3の第二電極14に−5Vを印加し、140msec(T14)に、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3の第二電極14に−20Vを印加し、画素B1,B2,C1,C3,D2,D3の第二電極14に−10Vを印加し、150msec(T15)に、画素A1,A3,B3,D1,E1,E3の第二電極14を0Vにし、画素A2,B1,B2,C1,C2,C3,D2,D3,E2の第二電極14を−10Vにし、160msec(T16)に、画素A1〜E3の第二電極14を0Vにする。
次に、170msec(T17)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加し、他の画素A1,A2,A3,B3,C1,C2,C3,D1,D3,E1,E2,E3の第二電極14は0Vとし、次に、180msec(T18)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加したまま、画素A1,A3,B3,D1,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C1,C2,C3,D3,E2の第二電極14は0Vとし、190msec(T19)に、画素A1,A3,B1,B2,B3,C1,C3,D1,D2,D3,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C2,E2の第二電極14は0Vとし、200msec(T20)に、画素A1〜E3の第二電極14に−5Vを印加する。次に、210msec(T21)に、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3の第二電極14に−20Vを印加し、画素B1,B2,C1,C3,D2,D3の第二電極14に−10Vを印加する。
次に、220msec(T22)に、画素A1,A3,B1,B2,B3,C1,C3,D1,D2,D3,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C2,E2の第二電極14を0Vにし、230msec(T23)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加し、画素A1,A3,B3,C1,C3,D1,D3,E1,E3の第二電極14を+10Vに維持したまま、画素A2,C2,E2の第二電極14を0Vに維持する。次いで、240msec(T24)に、画素A1〜E3の第二電極14に−5Vを印加し、250msec(T25)に、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3の第二電極14に−20Vを印加し、画素B1,B2,C1,C3,D2,D3の第二電極14に−10Vを印加し、次に、260msec(T26)に、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3の第二電極14を0Vにし、画素B1,B2,C1,C3,D2,D3の第二電極14を−10Vにする。
次に、270msec(T27)に、画素A1〜E3の第二電極14を0Vにする。次に、280msec(T28)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加し、他の画素A1,A2,A3,B3,C1,C2,C3,D1,D3,E1,E2,E3の第二電極14は0Vにする。次に、290msec(T29)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加したまま、画素A1,A3,B3,D1,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C1,C2,C3,D3,E2の第二電極14は0Vにする。
次に、300msec(T30)に、画素A1,A3,B1,B2,B3,C1,C3,D1,D2,D3,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C2,E2の第二電極14は0Vとし、310msec(T31)に、画素A1〜E3の第二電極14に−5Vを印加する。次に、320msec(T32)に、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3の第二電極14に−20Vを印加し、画素B1,B2,C1,C3,D2,D3の第二電極14に−10Vを印加する。
次に、330msec(T33)に、画素A1,A3,B1,B2,B3,C1,C3,D1,D2,D3,E1,E3の第二電極14に+10Vを印加し、画素A2,C2,E2の第二電極14を0Vにし、次に、340msec(T34)に、画素B1,B2,D2の第二電極14に+20Vを印加し、画素A1,A3,B3,C1,C3,D1,D3,E1,E3の第二電極14を+10Vに維持したまま、画素A2,C2,E2の第二電極14を0Vに維持する。次に、350msec(T35)に、画素A1〜E3の第二電極14に−5Vを印加する。
次に、360msec(T36)に、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3の第二電極14に−20Vを印加し、画素B1,B2,C1,C3,D2,D3の第二電極14に−10Vを印加し、次に、370msec(T37)に、画素A1,A2,A3,B3,C2,D1,E1,E2,E3の第二電極14を0Vにし、画素B1,B2,C1,C3,D2,D3の第二電極14を−10Vにする。この状態で、図25に示すように、表示パネル2に数字「2」が表示される。
以上説明したように、本発明の第3実施の形態では、表示パネル2を用いて数字や文字等の表示も可能である。また、黒色から白色に変化する画素A1と隣り合う画素A2,B1が時間差を持って駆動されるので、白色帯電粒子22の移動をスムーズに行うことができる。また、黒色のまま維持される画素C2には、その隣接画素C1、C3が白色表示となる場合には、最低の負電圧(一例として−5V)を印加するようにすればよい。尚、画素の構成は、5行3列に限られず、表示する文字に合わせて画素数を増やしても良い。
次に、本発明の第4実施の形態を図27乃至図40を参照して説明する。図27は、第4実施の形態の表示パネル2の正面図であり、図28は、図27のX2−X2線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図であり、図29は、第4実施の形態の表示パネル2の正面図であり、図30及び図31は、図29のX3−X3線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図であり、図32は、第4実施の形態の表示パネル2の正面図であり、図33及び図34は、図32のX4−X4線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図であり、図35は、第4実施の形態の表示パネル2の正面図であり、図36及び図37は、図35のX5−X5線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図であり、図38は、第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。
第4実施の形態の表示パネル2の物理的構成の概略について説明する。図27及び図28に示すように、表示パネル2は、正面視正方形の画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3を3行3列に設けて正方形に形成され、その周囲に所定幅の縁部40が設けられている。そして、画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3は、第1実施の形態と同様に第一電極11、絶縁膜12、第二基板13、第二電極14、表示部15等を備えた構造となっており、内部の白色帯電粒子22を第一基板10側から目視可能となっている。また、絶縁膜12の表面は、黒色に着色され、白色帯電粒子22と絶縁膜12の表面とで画像を表示するようになっている。また、白色帯電粒子22は、負に帯電しており、画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3間を移動可能であり、更に、縁部40の裏側にも移動可能となっている。この縁部40は、光透過性でない材質から形成され、縁部40の裏面側には、第一電極11に接続された第一外周電極11Aが設けられており、縁部40の裏面側は正面視した場合に見えないようになっている。
また、図28に示すように、第4実施の形態では、第一基板10は透明なガラス基板であり、第一基板10の下面(図28に於ける)に設けられた第一電極11は酸化インジウムスズにより形成された透明電極であり、画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3に共通の電極となっており、縁部40の裏側に形成された第一外周電極11Aも接続されている。従って、第一電極11及び第一外周電極11Aは、同電位となり、本実施の形態では、0Vになっている。また、第一基板10及び第一電極11は全て透明体であり、利用者が第一基板10の上方向(図28上方向)から内部を視認可能となっている。また、図28に示すように、第二電極14は、画素A1,A2,A3,B1,B2,B3,C1,C2,C3に対応して設けられており、更に、図28に示すように、縁部40(第一外周電極11A)に対向する第二基板13側には、第二外周電極17が設けられている。
尚、図38に示す駆動電圧の波形は、各画素A1〜C3の第二電極14及び縁部40の第二外周電極17に印加される制御電圧の波形であり、パルス幅は、基本を10msecとし、電圧は、各画素A1〜C3の第二電極14へ印加される電圧は、+10V、+5V、0V、−5Vの間で変化する。また、縁部40の第二外周電極17へ印加される電圧は、+20V、+15、+10V、+5V、0Vの間で変化する。尚、パルス幅は、10msecには限られず、白色帯電粒子22の移動時間を考慮して、適宜設定すれば良い。さらに、本実施の形態では、第一電極11及び第一外周電極11Aの電圧は、常時0Vとなっている。
本第4実施の形態では、まず、初期状態(時間0msec)では、各画素A1〜C3の第二電極14の電圧及び第二外周電極17の電圧は、0Vである。この状態で、図28に示すように、負に帯電した白色帯電粒子22が各画素A1〜C3の第一基板10側の第一電極11に引き寄せられて、全白の表示状態となっている。次いで、10msec(T1)に、各画素A1〜C3の第二電極14に+5Vを印加し、第二外周電極17に+10Vを印加して、図30に示すように、各画素A1〜C3の第一電極11側に張り付いた白色帯電粒子22を剥がした状態にする。この状態の時に、表示パネル2を正面視すると、図29に示すように灰色に見える。
次いで、20msec(T2)に、各画素A1〜C3の第二電極14に−5Vを印加し、第二外周電極17に+10Vを印加して、図31に示すように、各画素A1〜C3の第一電極11側に白色帯電粒子22を向かわせると共に、第二外周電極17に白色帯電粒子22を引き寄せる。
次いで、30msec(T3)に、画素B2の第二電極14を0Vにし、他の各画素A1〜C3の第二電極14に+5Vを印加し、第二外周電極17に+15Vを印加して、図33に示すように、各画素A1〜C3の第二電極14側に白色帯電粒子22を引き寄せると共に第二外周電極17に白色帯電粒子22を引き寄せる。この状態の時に、表示パネル2を正面視すると、図32に示すように黒に近い灰色に見える。
次いで、40msec(T4)に、画素B2の第二電極14を0Vにし、他の各画素A1〜C3の第二電極14に−5Vを印加し、第二外周電極17に+15Vを印加して、図34に示すように、各画素A1〜C3の第一電極11側に白色帯電粒子22を向かわせると共に、第二外周電極17に白色帯電粒子22を引き寄せる。
次いで、50msec(T5)に、画素B2の第二電極14を0Vにし、他の各画素A1〜C3の第二電極14に+10Vを印加し、第二外周電極17に+20Vを印加して、図36に示すように、第二外周電極17に白色帯電粒子22を引き寄せる。この状態の時に、表示パネル2を正面視すると、図35に示すように、黒い絶縁膜12の表面が見えるので、各画素A1〜C3は黒色に見える。
次いで、60msec(T6)に、各画素A1〜C3の第二電極14及び第二外周電極17に0Vを印加して、図37に示すように、第二外周電極17に白色帯電粒子22を引き寄せた状態にする。
以上説明したように、第4実施の形態の表示パネル2では、画素A1〜C3の部分を黒色表示とする場合には、白色帯電粒子22が第二外周電極17に引き寄せられて縁部40の下になるので、画素A1〜C3に白色帯電粒子22が存在せず、コントラストを向上できる。また、印加電圧を余分にかける必要がない。
次に、本発明の第5実施の形態を図39乃至図50を参照して説明する。図39は、第5実施の形態の表示パネル2の正面図であり、図40は、図39のX5−X5線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図であり、図41は、第5実施の形態の表示パネル2の正面図であり、図42及び図43は、図41のX6−X6線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図であり、図44は、第5実施の形態の表示パネル2の正面図であり、図45及び図46は、図44のX7−X7線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図であり、図47は、第5実施の形態の表示パネル2の正面図であり、図48及び図49は、図47のX8−X8線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図であり、図50は、第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。
この第5実施の形態の表示パネル2の物理的・電気的構成は、第4実施の形態と同様であり、以下の例では、表示パネル2が黒色から白色に変化する場合を説明する。
尚、図50に示す駆動電圧の波形は、各画素A1〜C3の第二電極14及び縁部40の第二外周電極17に印加される制御電圧の波形であり、パルス幅は、基本を10msecとし、電圧は、第二電極14へ印加される電圧は、+20V、+10V、+5V、0V、−5、−10Vの間で変化する。また、第二外周電極17へ印加される電圧は、−10、0Vの間で変化する。尚、パルス幅は、10msecには限られず、白色帯電粒子22の移動時間を考慮して、適宜設定すれば良い。さらに、本実施の形態では、第一電極11及び第一外周電極11Aの電圧は、常時0Vとなっている。
本第5実施の形態では、まず、初期状態(時間0msec)では、各画素A1〜C3の第二電極14の電圧及び第二外周電極17の電圧は、0Vである。この状態で、図39及び図40に示すように、負に帯電した白色帯電粒子22が第二外周電極17に引き寄せられており、第一基板10からの目視可能範囲には、白色帯電粒子22がなく、全黒の表示状態となっている。次いで、10msec(T1)に、各画素A1〜C3の第二電極14に−5Vを印加し、第二外周電極17に−10Vを印加して、図42に示すように、第二外周電極17に引き寄せられた白色帯電粒子22を第一電極11方向に移動させる状態にする。この状態の時に、表示パネル2を正面視すると、図41に示すように黒に近い灰色に見える。
次いで、20msec(T2)に、画素B2の第二電極14に+20Vを印加し、他の画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+10Vを印加し、第二外周電極17は0Vにして、図43に示すように、画素B2の第二電極14方向に白色帯電粒子22を向かわせる。
次いで、30msec(T3)に、各画素A1〜C3の第二電極14に−5Vを印加し、第二外周電極17に−10Vを印加して、図45に示すように、各画素A1〜C3の第一電極11側に白色帯電粒子22を向かわせる。この状態の時に、表示パネル2を正面視すると、図44に示すように灰色に見える。
次いで、40msec(T4)に、画素B2の第二電極14に+10Vを印加し、他の画素A1,A2,A3,B1,B3,C1,C2,C3の第二電極14に+5Vを印加し、第二外周電極17は0Vにして、図46に示すように、第二電極14側に白色帯電粒子22を向かわせると共に、画素B2の第二電極14方向に白色帯電粒子22を向かわせる。
次いで、50msec(T5)に、各画素A1〜C3の第二電極14に−10Vを印加し、第二外周電極17を0Vにして、図48に示すように、第二外周電極17に白色帯電粒子22を引き寄せる。この状態の時に、表示パネル2を正面視すると、図47に示すように、白色帯電粒子22が見えるので、各画素A1〜C3は白色に見える。
次いで、60msec(T6)に、各画素A1〜C3の第二電極14及び第二外周電極17を0Vにして、図49に示すように、第二外周電極17に白色帯電粒子22を引き寄せた状態にする。この状態の表示パネル2を正面視すると図47に示すように画素A1〜C3が白表示となっている。
以上説明したように、第5実施の形態の表示パネル2では、画素A1〜C3の部分を黒色表示から白表示とする場合には、縁部40の下の第二外周電極17に引き寄せられた白色帯電粒子22を第一電極11に引き寄せて、前面白表示となるので、コントラストを向上できる。また、印加電圧を余分にかける必要がない。
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、図51に示すように、表示パネル2を全面を黒表示にさせる場合は、画素領域の周辺に、表示面から隠され、かつ電極(画素電極の配置数と同等)が配置された領域2Aを設けておき、その部分に前述した波状伝達型の駆動を繰り返すことにより、白色帯電粒子を全て移動させ、格納するようにしてもよい。
次に、図52を参照して、図27に示した、各画素A1〜C3及び縁部40を一つの単位として、それを複数配置(5×5)した場合の変形例について説明する。図52に示すように、全面が白表示の状態から、一部を残して前面黒表示させる場合は、ある一定数の画素(A1〜C3)をまとめて1つの単位とし、白表示をさせる領域の面積が、上記1単位の1/3以下であれば、一部の白色帯電粒子22を外周電極側に移動させて表示させることが望ましい。また、白表示させる領域の面積が、上記1単位の1/3以上であれば、その1単位中に存在する白粒子は全て白表示させる部分に集結させてもよい。
尚、上記説明した各実施の形態の駆動波形の例では、白色帯電粒子22が負に帯電する場合を説明したが、白色帯電粒子22が正に帯電する場合には、第二電極14及び第二外周電極に印加する駆動電圧の駆動波形の正負を、上述した各実施の形態と反対にした電圧を印加すれば良い。また、第一電極11及び第二電極14に印加する電圧の正負を反対にしてもよい。さらに、帯電粒子22を黒色、絶縁膜12を白色のものを用いても良い。
第1実施の形態の画像表示装置1の表示パネル2の正面図である。 図1のX1−X1線に於ける矢視方向断面図である。 画像表示装置1のブロック図である。 電気泳動表示装置1のROM51の記憶エリアの概念図である。 電気泳動表示装置1のRAM52の記憶エリアの概念図である。 第1実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第1実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第1実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第1実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第1実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第1実施の形態の第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。 第2実施の形態の表示パネル2の初期状態の正面図である。 第2実施の形態の表示パネル2の駆動完了後の正面図である。 第2実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第2実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第2実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第2実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第2実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第2実施の形態の第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。 白色帯電粒子22の移動の遷移状態を示す図である。 白色帯電粒子22の移動の遷移状態を示す図である。 白色帯電粒子22の移動の遷移状態を示す図である。 第3実施の形態の表示パネル2の初期状態の正面図である。 第3実施の形態の表示パネル2の駆動中の正面図である。 第3実施の形態の表示パネル2の駆動完了後の正面図である。 第3実施の形態の第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。 第4実施の形態の表示パネル2の正面図である。 図27のX2−X2線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 第4実施の形態の表示パネル2の正面図である。 図29のX3−X3線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 図29のX3−X3線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 第4実施の形態の表示パネル2の正面図である。 図32のX4−X4線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 図32のX4−X4線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 第4実施の形態の表示パネル2の正面図である。 図35のX5−X5線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 図35のX5−X5線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 第4実施の形態の第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。 第5実施の形態の表示パネル2の正面図である。 図39のX5−X5線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 第5実施の形態の表示パネル2の正面図である。 図41のX6−X6線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 図41のX6−X6線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 第5実施の形態の表示パネル2の正面図である。 図44のX7−X7線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 図44のX7−X7線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 第5実施の形態の表示パネル2の正面図である。 図47のX8−X8線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 図47のX8−X8線に於ける表示パネル2の矢視方向断面図である。 第5実施の形態の第二電極14へ印加される駆動電圧の波形を示す画素毎の電圧制御図である。 表示パネル2の変形例の正面図である。 表示パネル2の変形例の正面図である。
符号の説明
1 画像表示装置
2 表示パネル
3 制御装置
10 第一基板
11 第一電極
11A 第一外周電極
12 絶縁膜
13 第二基板
14 第二電極
15 表示部
17 第二外周電極
22 白色帯電粒子
40 縁部
56 表示制御部
56A 駆動波形メモリ
59 電源
60 バス

Claims (16)

  1. 光透過性を有する第一基板と当該第一基板に対向するように配置された第二基板とにより構成された表示パネルと、前記第一基板及び前記第二基板の間隙に充填され、帯電粒子が分散された分散媒とを備えた電気泳動表示装置において、
    前記第一基板に設けられた第一電極と、前記第二基板に設けられた第二電極と、当該両電極間に位置する前記分散媒とにより画素を構成し、
    前記表示パネルには、前記画素が複数配設され、
    前記第二基板の前記第一基板への対向面は、前記帯電粒子の色である第一の色と異なる色である第二の色に着色され、
    前記各画素毎に、前記第一電極と前記第二電極との間に所定パターンの電圧を印加する電圧印加手段を備え、
    前記表示パネルに複数配設された前記画素において、色を変化させる特定画素と、その特定画素に隣接する画素である隣接画素とで、前記電圧印加手段は、前記第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンを異ならせて、前記特定画素から前記隣接画素へ、又は、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させて、前記特定画素の色を変化させることを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 前記電圧のパターンは複数のパルスの組み合わせからなり、
    前記電圧印加手段は、所定のタイミングのパルスの電位を前記特定画素と隣接画素とで異ならせることにより、前記特定画素から前記隣接画素へ、又は、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させて、前記特定画素の色を変化させることを特徴とする請求項1に記載の電気泳動表示装置。
  3. 前記帯電粒子の極性が負であり、
    前記特定画素の色を第一の色から第二の色に変化させる場合は、
    前記電圧印加手段は、前記隣接画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記特定画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、前記特定画素から前記隣接画素へ前記帯電粒子を移動させ、
    前記特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合は、
    前記電圧印加手段は、前記特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置。
  4. 前記帯電粒子の極性が正であり、
    前記特定画素の色を第一の色から第二の色に変化させる場合は、
    前記電圧印加手段は、前記隣接画素の第一電極の電位若しくは第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記特定画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、前記特定画素から前記隣接画素へ前記帯電粒子を移動させ、
    前記特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合は、
    前記電圧印加手段は、前記特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置。
  5. 前記特定画素の色を第二の色から第一の色に変化させる場合に、
    前記電圧印加手段は、
    前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンと、前記隣接画素に隣接する画素であって前記特定画素と前記隣接画素以外の画素である周辺画素の第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンとを異ならせて前記周辺画素から前記第一の色のまま維持される隣接画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気泳動表示装置。
  6. 前記帯電粒子の極性が負であり、
    前記電圧印加手段は、前記特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、前記第一の色のまま維持される隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させ、
    前記電圧印加手段は、前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記周辺画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高くすることにより、前記周辺画素から前記第一の色のまま維持される隣接画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする請求項5に記載の電気泳動表示装置。
  7. 前記帯電粒子の極性が正であり、
    前記電圧印加手段は、前記特定画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、前記隣接画素から前記特定画素へ前記帯電粒子を移動させ、
    前記電圧印加手段は、前記第一の色のまま維持される隣接画素の第一電極の電位若しくは前記第二電極の電位の少なくとも何れかを、前記周辺画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低くすることにより、前記周辺画素から前記隣接画素へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする請求項5に記載の電気泳動表示装置。
  8. 前記電圧印加手段は、前記特定画素を前記第二の色から前記第一の色に変化させる場合に、前記特定画素の前記第一電極の前記第二電極に対する電位を前記帯電粒子の帯電と逆極性にする電圧を、他の画素の何れよりも先に前記特定画素の前記第一電極及び前記第二電極間に印加することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の電気泳動表示装置。
  9. 前記帯電粒子の極性が負であり、
    前記電圧印加手段は、
    前記特定画素を前記第二の色から前記第一の色に変化させる場合に、前記特定画素の隣接画素であって前記第二の色のまま変化させない隣接画素の前記第一電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第一電極に印加する電圧以下にし、
    且つ、前記特定画素の隣接画素であって前記第二の色のまま変化させない隣接画素の前記第二電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第二電極に印加する電圧以下にすることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の電気泳動表示装置。
  10. 前記帯電粒子の極性が正であり、
    前記電圧印加手段は、
    前記特定画素を前記第二の色から前記第一の色に変化させる場合に、前記特定画素の隣接画素で、前記第二の色のまま変化させない隣接画素の前記第一電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第一電極に印加する電圧以上にし、
    且つ、前記特定画素の隣接画素であって前記第二の色のまま変化させない隣接画素の前記第二電極に印加する電圧を、当該隣接画素に隣接する画素の第二電極に印加する電圧以上にすることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の電気泳動表示装置。
  11. 前記画素は、所定の個数毎に、前記帯電粒子の移動を妨げる隔壁に囲まれていることを特徴とする、請求項1乃至10の何れかに記載の電気泳動表示装置。
  12. 前記表示パネルに複数配設された前記画素からなる表示部の周囲には、前記第一基板に第一外周電極が設けられ、前記第二基板に第二外周電極が設けられ、
    前記電圧印加手段は、当該第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、前記画素の前記第一電極及び前記第二電極間に印加する電圧のパターンと、前記表示部の周囲の第一外周電極及び前記第二外周電極に印加する電圧のパターンとを異ならせて、前記表示部から前記第二外周電極側へ、又は、前記第二外周電極側から前記表示部へ前記帯電粒子を移動させることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の電気泳動表示装置。
  13. 前記帯電粒子の極性が負であり、
    前記表示パネルに複数配設された前記画素からなる表示部の周囲には、前記第一基板に第一外周電極が設けられ、前記第二基板に第二外周電極が設けられ、
    前記電圧印加手段は、当該第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、
    前記表示パネルに複数配設された前記画素を全て前記第二の色にする場合には、前記電圧印加手段は、前記第二外周電極に、前記表示パネルに複数配設された各画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも高い電位を印加することにより、前記各画素から前記帯電粒子を前記第二外周電極側に移動させ、
    前記表示パネルに複数配設された前記画素を全て前記第一の色にする場合には、前記電圧印加手段は、前記表示パネルに複数配設された各画素の第一電極若しくは第二電極に、第一外周電極及び第二外周電極よりも高い電圧を印加して、前記第二外周電極側から前記帯電粒子を前記各画素に移動させことを特徴とする請求項12に記載の電気泳動表示装置。
  14. 前記帯電粒子の極性が正であり、
    前記表示パネルに複数配設された前記画素からなる表示部の周囲には、前記第一基板に第一外周電極が設けられ、前記第二基板に第二外周電極が設けられ、
    前記電圧印加手段は、当該第一外周電極及び第二外周電極にも電圧を印加し、
    前記表示パネルに複数配設された前記画素を全て前記第二の色にする場合には、前記電圧印加手段は、前記第二外周電極に、前記表示パネルに複数配設された各画素の第一電極の電位及び第二電極の電位よりも低い電位を印加することにより、前記各画素から前記帯電粒子を第二外周電極側に移動させ、
    前記表示パネルに複数配設された前記画素を全て前記第一の色にする場合には、前記電圧印加手段は、前記表示パネルに複数配設された各画素の第一電極若しくは第二電極に、第一外周電極及び第二外周電極よりも低い電圧を印加して、前記第二外周電極側から前記帯電粒子を前記各画素に移動させることを特徴とする請求項12に記載の電気泳動表示装置。
  15. 隣り合う前記第一外周電極の間には、前記帯電粒子の移動を妨げる前記隔壁が設置されていることを特徴とする、請求項12乃至14の何れかに記載の電気泳動表示装置。
  16. 電圧印加手段は、各画素毎に、前記第一電極と前記第二電極との間に所定パターンの電圧繰返し印加することを特徴とする請求項1乃至15の何れかに記載の電気泳動表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009543111A (ja) * 2006-06-30 2009-12-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 均一に分布した帯電粒子をもつ電気泳動表示
JP2011257596A (ja) * 2010-06-09 2011-12-22 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置および電子機器
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