JP2007304966A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】最初の文字キーの位置を間違えてしまった場合にも、救済可能にする。
【解決手段】ステップS1で入力処理を開始すると、ステップS2で、文字キー入力が行われ、ステップS3で、実際に入力された文字キーに対して、最初に入力されたキーを1キーだけ移動させて入力したと仮定しその後の入力は初期入力位置から相対移動しただけと仮定した場合の変換候補も推測する。ステップS4で、ステップS3で仮定した変換候補が存在する場合には(Yes)ステップS5に進み、このような変換候補も存在しない場合には(No)ステップS7に進む。ステップS5で、初期入力位置が誤って移動してしまったと仮定した場合の変換候補も合わせて表示部に表示する。次いで、ステップS6で、所望の変換漢字を確定処理する。ステップS7では、他に変換候補はないため、実入力の変換候補のみを表示する。次いで、ステップS8で、所望の変換漢字を確定処理する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、携帯端末装置に関し、特に、文字キーによる入力を行う携帯端末装置に関する。
携帯端末装置では、例えば10個のキーに割り当てられた複数の文字キーを押す回数により選ぶことにより、文章を入力することができるようになっている。キーを押し間違えた場合でも文字入力に基づく文章作成を可能にする技術として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。この技術は、ユーザーが入力したい文字列の各文字を含むキーをそれぞれ1回ずつ押下する曖昧キー入力方式に関するものである。例えば「おはよう」と入力したい時に「あはやあ」と、キーに割り付けられた最初の文字を1回押しただけで、2度押しを行った場合の文字まで予測して変換するものである。
特開2003−15806号公報
携帯電話の場合には、キー数が少ないこと、いつでもどこでも利用可能なことから、例えばくらい場所などでも入力するケースがある。このように暗い場所で文章を作成する時などに、入力したい文字列のうちの最初の文字キーの位置を間違えてしまう場合がある。このような場合には、ユーザーが意図した変換候補は表示部に表示されない。
本発明は、最初の文字キーの位置を間違えてしまった場合にも、救済が可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、携帯端末装置において、漢字カナ変換するときに、入力されたボタンと相対的にずれた位置にあるボタンが押された事も想定した変換候補を提示することを特徴とする。尚、ユーザが入力したボタンの操作において、入力開始ボタンが実際に押されたボタンでは無い別のボタンからスタートした場合に入力される文字列も変換の対象とする。
本発明によれば、例えば暗い所での入力や急いで入力している時に、入力開始のボタンの位置を誤っても、所望の変換候補を得る事ができる。
また、途中で押し始めの入力ボタンの誤りに気付いた時に、入力開始ボタンを変更させた場合の文字入力に変更して、続きの文字入力を可能とする事で、誤入力時でも文章作成時間のロスを軽減することができる。
以下、本発明の第1の実施の形態による携帯端末装置について、携帯電話機を例にして説明を行う。図1は、本実施の形態による携帯電話機の正面図である。図2は、携帯電話機の構成例を示す機能ブロック図である。図3は、文字入力例を示す図であり、図4は、文字入力処理の流れを示すフローチャート図である。
図1の正面図に示すように、本実施の形態による携帯電話機Aは、筐体1と、筐体1の正面に設けられたLCD表示部3及び操作部5と、を有している。操作部5は、種々の機能へのインターフェイスを構成するボタン・キー等からなる。方向キー7は、表示部3に表示されたメニュー表示などの候補選択の際に用いられる。符号11は電源キー、符号15は、電話着信の際の着信電話をピックアップするためのキーである。符号17、21、23で示されるキーは、ある機能が割り当てられているキーである。符号31、33、35、37、39、41、43、45、47、51は、「あ」行から「わ」行までのそれぞれの行のひらがなを入力するボタンである。例えば、ボタン31を1回押せば「あ」、3回押せば「う」のように同じボタンを連続して押した回数により、割り当てられた行のうちからユーザが入力したい文字を選択することができる。
図2に示すように、携帯電話機Aは、上記のLCD表示部3及び操作部5と、通信部61と、CPU63と、メモリ65と、を有している。メモリ65には、一般的な変換辞書などを有する辞書部が設けられている。図示していないが、辞書を拡張するために、外付けのメモリカードや通信部61を介しての外部サーバからの辞書の取得も可能である。
操作部5は、文字入力キー31〜51と、クリアキー17と、後述する相対位置変更キー21と、を有している。
図3は、文字入力キーにより入力した場合の辞書変換に応じて表示部3に表示される漢字変換候補の例を示す図である。図3に示すように、「た」行に関する文字キー37(図1)を1回押した後に、「な」行に関する文字キー39(図1)を2回押して「に」を入力した場合には、暗がりなどで文字キー37を間違えて押した可能性もある。間違えて押した可能性がある場合に、真に押したかった文字キーとしては、文字キー37に対して1つ隣にあるキーが第1候補となる。それ以外のキーが押された可能性はきわめて小さい。そこで、第1候補の文字キーは、31、33、39、43、45の5種類の文字キーである。そこで、例としては、図3に示すように、「たに」の他に、「あき」、「まゆ」「なひ」などが入力したかった可能性がある。そこで、「たに」の漢字変換候補である「谷」、「他に」の他に、1キーだけ隣接したキーを押したと仮定した場合であって、2文字目からの入力は1文字目を初期位置として意図した入力順で初期位置から相対移動したと仮定した場合の入力に対する変換候補(サブ変換候補)である「秋」、「空き」、等、「眉」、「繭」等が表示部に変換候補として表示される。但し、「なひ」は変換候補が存在しないため、表示されていない。ユーザは、図3に示す変換候補に中から真に入力したかった漢字を方向キーと確定キー7により、選択及び確定することができる。例えば、変換候補数が多い順番に表示させることも可能である。
尚、「たに」の漢字変換候補以外を表示させるか否かに関しては、ユーザが予め設定しておくようにしても良いし、「たに」の漢字変換候補を見た時点で、ユーザが所定のキーを押すことにより1キーだけ隣接したキーを押したと仮定した場合の候補も表示されるように構成しても良い。
図4は、本実施の形態による処理の流れを示すフローチャート図である。図4に示すように、ステップS1においてまず入力処理を開始しようとすると、ステップS2において、文字キー入力が行われ、ステップS3において、実際に入力された文字キーに対して、最初に入力されたキーを1キーだけ移動させて入力したと仮定しその後の入力は初期入力位置から相対移動しただけと仮定した場合の変換候補も推測する。ステップS4で、ステップS3で仮定した変換候補があるか否かを判定し、このような変換候補も存在する場合には(Yes)ステップS5に進み、このような変換候補も存在しない場合には(No)ステップS7に進む。ステップS5においては、初期入力位置が誤って移動してしまったと仮定した場合の変換候補も合わせて表示部に表示する。次いで、ステップS6において、所望の変換漢字を確定処理する。ステップS7においては、他に変換候補はないため、実入力の変換候補のみを表示する。次いで、ステップS8において、所望の変換漢字を確定処理する。
以上に説明したように、本実施の形態による携帯電話機においては、暗い所での入力や急いで入力している時に、入力開始のボタンの位置を誤っても、所望の変換候補を得ることができるという利点がある。
次に、本発明の第2の実施の形態による携帯電話機について図面を参照しながら説明を行う。本実施の形態による携帯電話機は、基本的に第1の実施の形態による携帯電話機と同様であるが、ユーザが誤入力に気が付いた場合に、始めに入力したキーの位置を変更して漢字変換を行うための契機となるキーとして相対位置変更キー21を利用可能な点が第1の実施の形態と異なる。
本実施の形態による処理の流れについて図5を参照しながら説明を行う。図5に示すように、まず、図4のステップS2から相対位置変更キー21を押すと、ステップS9に進む。この際、最初に押されたキーについて正しいキーを押し直すと、ステップS11に進み、入力キー列を、ステップS9に基づいて変更した文字列により変換候補を表示部に表示させる。ステップS12において、ユーザはこの表示部の候補を見ながら真に入力したかった漢字を選択し確定する処理を行う。
以上に説明したように、本実施の形態による携帯電話機においては、ユーザが間違えて入力しても、いちいち誤入力を消去しなくても良くなり、入力速度が向上する。途中で押し始めの入力ボタンの誤りに気付いた時に、入力開始ボタンを変更させた場合の文字入力に変更して、続きの文字入力を可能とする事で、誤入力時でも文章作成時間のロスを軽減することができる。
次に、本実施の形態による携帯電話機の変形例について図5を参照しながら説明を行う。ステップS9からステップS10に進み、初期入力キーに対して1つだけ隣のキーの全てが移動可能なキーであるか否かを判断する。全てが移動可能なキーであれば(Yes)ステップS11に進み、上記と同様に処理される。一方、移動可能ではないキーが存在すれば(No:例えば、隣のキーが文字入力キーでない場合など)、ステップS13に進み、移動可能なキーのみを光らせる。キーを光らせる方法としては、キーを透明にしてその下方に設けられたLEDなどの光源部を光らせる方法や、キーと筐体との間に隙間を設け、この隙間から光が漏れてユーザに視認できるようにしても良い。この光を頼りに、ユーザは、真に入力したかったキーを光っているキーの中から探して入力することができる。その後は、ステップS11に戻る。
このように、例えば暗い所での入力時に、入力可能性があるキーのみを光らせることにより、ユーザの入力を補助することができる。光でユーザに知らせる方法の他に、無効なキーは入力しても表示されないようにしても良い。
上記の各実施の形態では、携帯端末装置を例にして説明したが、例えば小型のPDAなど通信機能を有していない装置等にも利用可能である。
本発明は、携帯端末装置に利用可能である。
本発明の第1の実施の形態による携帯電話機の正面図である。 本実施の形態による携帯電話機の構成例を示す機能ブロック図である。 本実施の形態による携帯電話機の文字入力例を示す図である。 文字入力処理の流れを示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施の形態による携帯電話機の文字入力処理の流れを示すフローチャート図である。
符号の説明
A…携帯電話機、1…筐体、3…LCD表示部、5…操作部、7…方向キー、11…電源キー、15…電話着信の際の着信電話をピックアップするためのキー、17、21、23…ある機能が割り当てられているキー、31、33、35、37、39、41、43、45、47、51…「あ」行から「わ」行までのそれぞれの行のひらがなを入力するボタン、61…通信部、63…CPU、65…メモリ。

Claims (8)

  1. 表示部と、入力キーを有する入力部と、該入力部から入力された文字列に関して変換辞書を参照することにより変換処理を行う変換処理部と、を有する携帯端末装置であって、
    前記入力キーにより入力された文字列に関する変換候補として、前記入力キーが相対的にずれて入力されたと仮定した場合のサブ変換候補を推測し前記表示部に表示させる制御を行う制御部を有することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記文字列を、前記入力キーのうち入力を開始したキーが隣のキーに置き換えて、前記サブ変換候補を推測することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 始めに入力したキーの位置を変更して変換処理を行うための契機となる相対位置変更キーを有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記サブ変換候補を、変換候補数が多い順番に表示させることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  5. 前記入力を開始したキーの隣のキーのうち、文字入力キーのみを報知する手段を有することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の携帯端末装置。
  6. 複数の文字入力キーを有する携帯端末装置における文字変換方法であって、
    入力された文字キーに対して、最初に入力されたキーを1キーだけ移動させて入力したと仮定しその後の入力は初期入力位置から相対移動しただけと仮定した場合の変換候補も推測するステップと、
    仮定した変換候補があるか否かを判定し、該変換候補も存在する場合には初期入力位置が誤って移動してしまったと仮定した場合の変換候補を表示するステップを有することを特徴とする文字変換方法。
  7. 最初に押されたキーについて正しいキーを押し直すと、入力キー列を相対的に移動させた文字列による変換候補を表示するステップを有することを特徴とする請求項6に記載の文字変換方法。
  8. 請求項6又は7に記載のステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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