JP2007304484A - 反射型液晶表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】対向透明電極側と反射画素電極側の仕事関数をほぼ一致させて、明るい表示画像が得られ、かつフリッカーや焼付きが発生しない反射型液晶表示装置を、高いスループットと安いコストで提供する。
【解決手段】Al反射画素電極12を形成してなる第1の基板と、ITO対向透明電極9を形成してなる透明な第2の基板とを、反射画素電極12と前記対向透明電極9とが対向するように配置し、これら第1の基板と第2の基板との間隙に液晶層8を注入してなる反射型液晶表示装置。反射画素電極12上にCoを含んでなる仕事関数調整層6が形成されている。反射画素電極12と仕事関数調整層6とを合わせた仕事関数と、対向透明電極9の仕事関数との差が0.2eV以内である。
【選択図】図1

Description

本発明は、反射型液晶表示装置に係り、特に表示画像のちらつき(フリッカー)や表示画像の残像(焼付き)の発生を抑制して、良好な表示画像が得られるようにした反射型液晶表示装置及びその製造方法に関する。
近年、ノートパソコン、PDA、PCモニターなど各種のOA機器のディスプレイ、及びテレビ受像機には、陰極線管(CRT)と比較して小型軽量で且つ消費電力が少ないことから、液晶表示装置が用いられるケースが増えている。このような液晶表示装置は、たとえば特開平10−177169号公報(特許文献1)に記載されている。
即ち、特許文献1に記載の反射型液晶表示装置においては、TFTのドレインと反射画素電極とを接続して、反射画素電極とこれに対向する透明電極(対向透明電極)との間に液晶層を挟持して反射型液晶素子を形成している。反射画素電極は、反射電極または画素電極と呼ばれることがある。さらに、同一半導体基板上にその液晶素子の走査のための水平・垂直シフトレジスタを形成している。
通常、互いに対向する反射画素電極の表面及び対向透明電極の表面には、液晶層を構成する液晶分子を配向させる一対の配向膜が形成されている。また、反射画素電極は反射率の高いAlやAl合金で形成され、対向透明電極はITO(InとSnとの複合酸化物)等で形成されるため、反射画素電極の仕事関数(Work Function)は対向透明電極の仕事関数とは異なる。そのため、反射画素電極と対向透明電極との仕事関数差に応じた直流分が液晶層に印加されることになる。この状態で、液晶表示装置を動作させると、表示画像にフリッカーを生じたり、焼付きを生じたりして表示品質が低下するといった問題が発生する。
対向透明電極側の仕事関数と反射画素電極側の仕事関数との差が小さい場合には、フリッカーや焼付きが余り発生しないことが知られている。このことから、フリッカーや焼付きの発生を防止する対策として、特開2004−170604号公報(特許文献2)及び特開2005−49817号公報(特許文献3)には、次のような構成とすることが提案されている。
即ち、特許文献2には、反射型液晶表示装置において、反射画素電極上にITOからなる透明導電性薄膜を形成することにより、反射画素電極側の仕事関数とITOからなる対向透明電極の側の仕事関数との差を低減乃至解消することが開示されている。
また、特許文献3には、反射型液晶表示装置において、反射画素電極上に仕事関数調整層を形成し、反射画素電極と仕事関数調整層とを合わせた仕事関数が対向透明電極の仕事関数の±2%以内となるようにすることが開示されている。さらに、仕事関数調整層としては、Ni、Rh、Pd、Pt及びこれらの酸化物からなるものが挙げられている。
また、特開2005−70590号公報(特許文献4)には、反射型液晶表示装置において、Alからなる反射画素電極の表面にAl酸化物を形成することが開示されている。これにより、反射画素電極側の仕事関数を対向透明電極側の仕事関数に対して0.2eV以内としている。
特開平10−177169号公報 特開2004−170604号公報 特開2005−49817号公報 特開2005−70590号公報
しかしながら、特許文献2に記載の構成の場合には、次のような問題点がある。すなわち、反射画素電極の材料としては、反射率は高いが、ITOとは異なる屈折率を有するAlやAgが用いられる。そのため、図5に示すように、対向透明電極26側から光を入射させた時、反射画素電極27の表面で反射された反射光と、反射画素電極27上に形成された透明導電性薄膜28の表面で反射された反射光とが干渉する。これに基づき、対向透明電極23から出射する反射光量が低下してしまう。さらに、ITOはドライエッチングによる微細加工が難しい。
また、特許文献3及び4には仕事関数調整の機能を持つ層として具体的にはNi、Rh、Pd、Pt及びこれらの酸化物等が提案されているが、これらは、TiがTiNとしてバリアメタルや、あるいはTiサリサイドプロセスで使われる以外、通常のシリコンプロセスでは殆ど使われていない。そのため、これらを使用する場合には、製造装置のメタルコンタミに関しては、注意を要する。製造方法に関しては、特許文献3には反応性蒸着により仕事関数調整層を形成することが記載されているが、この製膜法は、通常の半導体プロセスで使われているスパッタリング法やCVD法に比べるとスループットや膜厚の均一性に劣る。
本発明は、上記課題を解決すべく、対向透明電極側と反射画素電極側の仕事関数をほぼ一致させて、明るい表示画像が得られ、かつフリッカーや焼付きが発生しない反射型液晶表示装置を、高いスループットと安いコストで提供することを目的とする。
本発明は、反射画素電極を形成した第1の基板と、対向透明電極を形成した透明な第2の基板とを、前記反射画素電極と前記対向透明電極とが対向するように配置し、これら第1及び第2の基板の間隙に液晶層を注入してなる反射型液晶表示装置に関する。この反射型液晶表示装置では、前記反射画素電極上にコバルトを含んでなる仕事関数調整層が形成されており、前記反射画素電極と前記仕事関数調整層とを合わせた仕事関数と、前記対向透明電極の仕事関数との差が0.2eV以内である。
また、本発明は、前記反射画素電極がコバルトを含むアルミニウム合金からなり、前記対向透明電極がITOからなる前記反射型液晶表示装置を製造する方法に関する。この製造方法においては、前記仕事関数調整層をスパッタリング法、反応性スパッタリング法またはCVD法により成膜する。
本発明によれば、反射画素電極上にシリコンプロセスのサリサイド工程で通常使われているコバルトを含んでなる仕事関数調整層を形成する。これにより、フリッカーや焼付きの低減乃至解消された反射型液晶表示装置を、通常の半導体製造装置を用いて製造することが可能となる。
反射型表示装置に係る本発明の一態様においては、前記仕事関数調整層がコバルト、若しくは、その酸化物、窒化物または酸窒化物からなる。反射型表示装置に係る本発明の一態様においては、前記仕事関数調整層の厚さが3nm以上7nm以下である。
反射型表示装置の製造方法に係る本発明の一態様においては、前記反射画素電極の成膜から前記仕事関数調整層の成膜までを、一連の真空装置内で大気に曝すことなく連続して行う。反射型表示装置の製造方法に係る本発明の一態様においては、前記反射画素電極を成膜した後に、前記反射画素電極に対するCMP処理を行ってから前記仕事関数調整層を成膜する。
本発明の反射型液晶表示装置及びその製造方法の実施形態について、以下図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施形態における反射型液晶表示装置の1画素表示部分の模式的部分断面図である。
図1に示すように、本実施形態の反射型液晶表示装置1においては、シリコン(Si)基板4の表面に、スイッチングトランジスタ2及び保持コンデンサ3が画素表示部分ごとに並列して形成されている。このようなスイッチングトランジスタ2と保持コンデンサ3との並列配置は、画素表示部分のマトリックス状配列に従って、マトリックス状に配列されている。スイッチングトランジスタ2は、ゲート2Aと、このゲート2Aの両側に形成されたソース2B及びドレイン2Cとからなる。保持コンデンサ3は、Si基板4中に不純物が拡散されて形成された下部電極3Aと、この下部電極3A上に形成された上部電極3Bとからなる。符号4’はSi基板4の上面に形成されたフィールド酸化膜を示し、符号2B’はソース2Bに接続された高濃度拡散領域を示し、符号2C’はドレイン2C及び下部電極3Aに接続された高濃度拡散領域を示す。
図1において、符号5は反射画素電極部5を示す。反射画素電極部5において、符号101,102,103,11は、この順に下から上へと積層された層間絶縁膜を示す。層間絶縁膜101上には、そこに形成されたコンタクトホール101”を介して、高濃度拡散領域2B’ひいてはソース2Bに接続された信号供給線13が形成されている。また、層間絶縁膜101上には、そこに形成されたコンタクトホール101’を介して、高濃度拡散領域2C’ひいてはドレイン2C及び保持コンデンサ上部電極3Bに共通接続された信号供給線14が形成されている。信号供給線13と信号供給線14’とは、同一の金属配線層に属する。層間絶縁膜102上には、そこに形成されたスルーホール102’を介して、信号供給線14に接続された信号供給線14’が形成されている。層間絶縁膜103上には、遮光層15が形成されている。層間絶縁膜11上には、アルミニウム(Al)からなる反射画素電極12が形成されている。反射画素電極12は、コバルトを含むアルミニウム合金からなるものとすることができる。反射画素電極12は、層間絶縁膜11に形成されたスルーホール11’及び層間絶縁膜103に形成されたスルーホール103’を介して、信号供給線14’に接続されている。
反射画素電極12上には、コバルト(Co)を含んでなる仕事関数調整層6が形成されている。その上面には、隣接する画素表示部分の反射画素電極との間隙(画素分離領域)を埋めるようにして絶縁性保護膜12Aが形成されており、その上にSiOからなる第1の配向膜7Aが形成されている。尚、上記遮光層15は、画素分離領域から侵入する入射光がスイッチングトランジスタ2に到達するのを防止するためのものであり、たとえばアルミニウム(Al)からなる。
以上の構成要素により、反射画素電極を形成してなる第1の基板が構成される。
一方、図1において、符号10は透明なガラス基板を示し、その下面には光透過性のITOからなる対向透明電極9が形成されている。対向透明電極9の下面にはSiOからなる第2の配向膜7Bが形成されている。これにより、対向透明電極を形成してなる透明な第2の基板が構成される。上記の第1及び第2の配向膜7A,7Bは、液晶層8中の液晶分子を配向させるためのものである。
上記第2の配向膜7Bと上記第1の配向膜7Aとの間に液晶層8が配置されている。これにより、第1の基板と透明な第2の基板とを、反射画素電極12と対向透明電極9とが対向するように配置し、これら第1の基板と第2の基板との間隙に液晶層8を注入してなる反射型液晶表示装置が形成される。
本実施形態においては、仕事関数調整層6としては、コバルト(仕事関数5.0eV)、若しくは、その酸化物、窒化物または酸窒化物からなるものを用いることが好ましい。この場合、仕事関数調整層6と反射画素電極12とを合わせたものの仕事関数は5.0eV程度となる。一方、ITOからなる対向透明電極9の仕事関数は4.8〜5.2eVである。かくして、本実施形態においては、反射画素電極12と仕事関数調整層6とを合わせた仕事関数と、対向透明電極9の仕事関数との差が0.2eV以内である。仕事関数調整層6の厚さは、後述の理由により、3nm以上7nm以下であるのが好ましい。
本実施形態の反射型液晶表示装置1は、次のように動作する。すなわち、液晶層8には、反射画素電極12と対向透明電極9とを介して、画像信号に応じてスイッチングトランジスタ2から供給される電圧が印加される。これにより、液晶層8は画像信号に応じた状態とされる。透明ガラス基板10の側から液晶層8を介して反射画素電極12に光を入射させると、反射画素電極12で反射された反射光は液晶層8を介して透明ガラス基板10から出射する。その際に、光は、画像信号に応じた状態とされた液晶層8による光変調を受け、これに基づき画像表示がなされる。保持コンデンサ3は、液晶層8の電荷を保持する。
ここで、本実施形態の反射型液晶表示装置1の製造方法、特に、仕事関数調整層6の形成方法について説明する。
まず、仕事関数調整層6を形成するためのスパッタリング成膜装置16について説明する。図3に示すように、成膜装置16は、中空な真空槽17を備えており、その一方の壁面たる上壁面17Aには、Arガス、Oガス及びNガスを真空槽17内に導入する導入口18が接続されている。また、真空槽17の他方の壁面たる下壁面17Bには、真空槽17内のガスを排気する排気口19が接続されている。真空槽17の内部において、外部直流電源20と接続されたカソード電極21’が下部に配置されており、上部には基板支持台22が固定配置されている。
次に、このスパッタリング成膜装置16を用いて、仕事関数調整層6を形成する方法について説明する。
まず、上記のような反射画素電極部5が形成されたSi基板4を用意する。このSi基板4を、真空槽17内の支持台22の下側に、反射画素電極部5側を下方に向けて固定する。一方、カソード電極21’にコバルトターゲット21を固定する。
次に、真空槽17内を真空引きした後、導入口18から所定流量のArガスを真空槽17内に導入し、直流電源20からカソード電極21’上のコバルトターゲット21に負電位を印加しArガスを励起して、プラズマを発生させる。イオン化したArイオンがコバルトターゲットをスパッタする事により、コバルト原子が反射画素電極部5の反射画素電極12上に堆積する。
この時、ArガスにOを添加すればコバルト酸化物が、Nを添加すればコバルト窒化物が、O+Nを添加すればコバルト酸窒化物が、それぞれ形成される。すなわち反応性スパッタによる成膜が行われる。また、ターゲット21としてコバルト化合物ターゲットまたはコバルト合金ターゲットを用いて成膜する事も可能である。
Al反射画素電極12の成膜からコバルトを含む仕事関数調整層6の成膜までを、一連の真空装置で大気に曝すことなく連続成膜すると、Al反射画素電極12の表面の酸化及び表面への不純物吸着が抑制され、仕事関数が安定する。
また、Al反射画素電極12の成膜後、その表面をCMP処理してからコバルトを含む仕事関数調整層6を形成すると、より高い反射率を実現出来る。
仕事関数調整層6の膜質及び膜厚の制御は、成膜時の真空槽17内の圧力、ガス組成比、基板の温度、ターゲットへの入力電力、成膜時間により行うことができる。
仕事関数調整層6の膜厚は、薄すぎると仕事関数調整機能が低下し、また、膜厚制御が困難となる。逆に厚過ぎると、図2に示す様に反射画素電極12の反射率が低下する。この為、仕事関数調整層6の膜厚の最適範囲は、3nm以上7nm以下である。この範囲内における反射画素電極12の反射率は約80%である。
次に、仕事関数調整層6を形成するためのCVD成膜装置23について説明する。図4に示すように、成膜装置23は、中空な真空槽17を備えており、その一方の壁面たる上壁面17Aには、Co(CO)NOガス及びHガスを真空槽17内に導入する導入口18が接続されている。また、真空槽17の他方の壁面たる下壁面17Bには、真空槽17内のガスを排気する排気口19が接続されている。真空槽17の内部において、基板加熱ヒーター24を有する基板支持台25が下部に配置されている。
次に、このCVD成膜装置23を用いて、仕事関数調整層6を形成する方法について説明する。
まず、反射画素電極部5が形成されたSi基板4を用意する。このSi基板4を、真空槽17内の支持台25の上側に、反射画素電極部5側を上方に向けて固定する。
次に、真空槽17内を真空引きした後、Si基板4を380〜400℃に加熱する。次に、導入口18から所定流量のHガスを真空槽17内に導入し、真空槽17内の圧力を100〜300Paに制御する。
次に、導入口18から所定流量のCo(CO)NOガスを真空槽17内に導入すると、
Co(CO)NO(気相)→Co(固相)+3CO(気相)+NO(気相)
の反応により、コバルト原子が反射画素電極部5の反射画素電極12上に堆積する。
反射電極がAlからなる場合、Coを表面に5nm以上形成すると通常のAlのドライエッチング条件ではエッチング出来ない。その為、Co層は反応性イオンエッチング(RIE)ではなく、スパッタエッチングの強い条件でドライエッチングする必要がある。このようなドライエッチングは、例えば、ガス組成比BCl:Ar=1:1、圧力10.07Paで高周波電力(S.P.P)を1kW入力し、基板にバイアス発生用の高周波電力(B.P.P)を200W入力することで、実現できる。この時のエッチング条件の一例を表1に示す。表1でBreak Throughと示すステップ(STEP)3がCo層をエッチングするステップである。
Figure 2007304484
また、コバルトはフォトレジストの有機剥離液に対する耐性が無い為、ドライエッチング後のレジスト除去はドライアッシングで行い、洗浄は純水リンス+超音波洗浄で行う。その後、反射画素電極の絶縁性保護膜及び配向膜を形成する。
以上説明したように、Coを含んでなる仕事関数調整層6をAlからなる反射画素電極12上に形成する事により、反射画素電極側の仕事関数を5.0eV程度とし、ITOからなる対向透明電極9の仕事関数との差を0.2eV以内とする事ができる。これにより、反射率が高く、明るい表示画像が得られ、かつフリッカーや焼付きを防止した表示画像を得る事が可能な反射型液晶表示装置が得られる。
本発明の反射型液晶表示装置は、投射型液晶プロジェクタや背面投射型液晶表示装置等に利用することができる。
本発明の第1の実施形態における反射型液晶表示装置の1画素表示部分の模式的部分断面図である。 Al反射画素電極の反射率とAl反射画素電極上に形成するCo膜の膜厚との関係を表すグラフである。 スパッタリング成膜装置の概念図である。 CVD成膜装置の概念図である。 従来の反射型液晶表示装置の問題点を説明するための模式的断面図である。
符号の説明
1…反射型液晶表示装置、
2…スイッチングトランジスタ、
2A…ゲート、
2B…ソース(低濃度拡散層)、
2B’…ソース(高濃度拡散層)、
2C…ドレイン(低濃度拡散層)、
2C’…ドレイン(高濃度拡散層)、
3…保持コンデンサ、
3A…下部電極、
3B…上部電極、
4…Si基板、
4’…フィールド酸化膜、
5…反射画素電極部、
6…仕事関数調整層、
7A…第1の配向膜、
7B…第2の配向膜、
8…液晶層、
9…対向透明電極、
10…ガラス基板、
101,102,103…層間絶縁膜、
101’,101”…コンタクトホール
102’,103’…スルーホール、
11…層間絶縁膜、
11’…スルーホール、
12…反射画素電極、
12A…絶縁性保護膜、
13…信号供給線、
14,14’…信号供給線、
15…遮光層、
16…スパッタリング成膜装置、
17…真空槽、
18…導入口、
19…排気口、
20…直流電源、
21…コバルトターゲット、
21’…カソード電極21’、
22…基板支持台、
23…CVD成膜装置、
24…基板加熱ヒーター、
25…基板支持台

Claims (10)

  1. 反射画素電極を形成してなる第1の基板と、対向透明電極を形成してなる透明な第2の基板とを、前記反射画素電極と前記対向透明電極とが対向するように配置し、これら第1の基板と第2の基板との間隙に液晶層を注入してなる反射型液晶表示装置において、
    前記反射画素電極上にコバルトを含んでなる仕事関数調整層が形成されており、
    前記反射画素電極と前記仕事関数調整層とを合わせた仕事関数と、前記対向透明電極の仕事関数との差が0.2eV以内であることを特徴とする反射型液晶表示装置。
  2. 前記仕事関数調整層がコバルト、若しくは、その酸化物、窒化物または酸窒化物からなることを特徴とする、請求項1に記載の反射型液晶表示装置。
  3. 前記仕事関数調整層の厚さが3nm以上7nm以下であることを特徴とする、請求項1〜2のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
  4. 前記反射画素電極がコバルトを含むアルミニウム合金からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
  5. 前記対向透明電極がITOからなることを特徴とする、請求項4に記載の反射型液晶表示装置。
  6. 請求項5に記載の反射型液晶表示装置を製造する方法であって、前記仕事関数調整層をスパッタリング法により成膜することを特徴とする、反射型液晶表示装置の製造方法。
  7. 請求項5に記載の反射型液晶表示装置を製造する方法であって、前記仕事関数調整層を反応性スパッタリング法により成膜することを特徴とする、反射型液晶表示装置の製造方法。
  8. 前記反射画素電極の成膜から前記仕事関数調整層の成膜までを、一連の真空装置内で大気に曝すことなく連続して行う事を特徴とする、請求項6〜7のいずれかに記載の反射型液晶表示装置の製造方法。
  9. 請求項5に記載の反射型液晶表示装置を製造する方法であって、前記仕事関数調整層をCVD法により成膜することを特徴とする、反射型液晶表示装置の製造方法。
  10. 前記反射画素電極を成膜した後に、前記反射画素電極に対するCMP処理を行ってから前記仕事関数調整層を成膜することを特徴とする、請求項6、7及び9のいずれかに記載の反射型液晶表示装置の製造方法。
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