JP2007303994A - 外観検査装置及び外観検査方法 - Google Patents

外観検査装置及び外観検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007303994A
JP2007303994A JP2006133784A JP2006133784A JP2007303994A JP 2007303994 A JP2007303994 A JP 2007303994A JP 2006133784 A JP2006133784 A JP 2006133784A JP 2006133784 A JP2006133784 A JP 2006133784A JP 2007303994 A JP2007303994 A JP 2007303994A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inspection
unit
pipe
image
oil cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006133784A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Kaneko
康宏 金子
Takashi Murozaki
隆 室崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2006133784A priority Critical patent/JP2007303994A/ja
Publication of JP2007303994A publication Critical patent/JP2007303994A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】被検査物の位置ずれが生じても、正確に被検査物の着目部位の位置及び寸法を測定できる外観検査装置及び外観検査方法を提供する。
【解決手段】外観検査装置(1)は、被検査物(100)を撮影した検査画像を取得する撮像部(23a、23b)と、検査画像において前記被検査物(100)の着目部分(120、130、140、150)が撮影されている領域と複数のテンプレートとのパターンマッチングを行い、複数のテンプレートのそれぞれについて最良の一致位置及び一致度を求めるパターンマッチング手段(322)と、一致位置及び一致度に基づいて着目部分の被検査物(100)の基準位置に対する相対的な位置を決定する位置決定手段(323)と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、外観検査装置及び外観検査方法に関するものであり、より詳しくは、被検査物を撮影した画像に基づいて、被検査物の所定部位の相対的な位置及び寸法を測定する外観検査装置及び外観検査方法に関する。
物品の各部の寸法、位置などを測定し、検査する外見検査装置は、製造プロセスにおける検査工程をはじめとして、様々な用途で使用されている。例えば、自動車のエンジンなどに取り付けられるオイルクーラーの製造プロセスでは、オイルクーラーの本体部に各パイプが正しく取り付けられているか否かを調べるために、上記の外観検査装置が使用される。そして、その外観検査装置は、パイプのオイルクーラー本体部への取り付け部からパイプ先端部までの長さや、オイルクーラー本体部に対する各パイプの先端部の相対的な位置を調べる。そのような外観検査装置として、例えば、パイプの先端にプローブを接触させ、そのプローブの位置に基づいてパイプの長さなどを測長する測長器が用いられる。しかし、このような測長器では、検査対象品を取り換える度に、プローブの接触及び離間を行わなければならず、測長に長時間を要した。また、オイルクーラーは、取り付ける車種によって仕様が異なり、オイルクーラー本体部に取り付けられるパイプの位置や長さも異なる。そこでオイルクーラーのタイプごとに、測長器のプローブが正しくパイプの先端に接触するように測長器を設置する治具が必要であった。そのため、特に多品種少量生産を行う場合、このような測長器を用いた検査には時間及び工数が非常に多く掛かるという問題があった。
一方、被検査物をカメラで撮影し、その撮影画像と、被検査物の各端部について予め作成した基準点テンプレートとのパターンマッチングを行なって、被検査物の各端部を検出することにより、被検査物の寸法を計測する装置及び方法が開示されている(特許文献1参照)。
しかしながら、被検査物とカメラの相対的な位置関係によっては、撮影画像中に写されている被検査物の形状が、対応する基準テンプレートと必ずしも一致せず、そのため正確に端部の位置を検出できない場合があった。図8(a)〜(d)を用いて、この様子を説明する。図8(a)は、被検査物であるオイルクーラー800が、カメラ820に対して正確に所定の位置に配置された場合の位置関係(すなわち、作成された基準テンプレートで意図されている位置関係)を示す概略平面図である。一方、図8(b)は、実際の寸法測定において、オイルクーラー800が、カメラ820に対して若干時計回りに回転して配置された場合概略平面図である。また、図8(c)は、図8(a)の配置に対応するオイルクーラーのパイプ810の先端部の基準テンプレートの概略を示し、図8(d)は、図8(b)の配置でカメラ820により撮影されたオイルクーラー800のパイプ810の先端部の画像の概略を示す。
ここで、図8(a)の場合と図8(b)の場合では、カメラ820から見たパイプ810の角度が異なるため、図8(c)及び図8(d)に示すように、画像上でのパイプ810の先端部の形状は必ずしも一致しない。そのため、図8(c)に示す基準テンプレートと、図8(d)の画像のパターンマッチングを行うと、例えば、図8(c)に示されるパイプ810の先端部と図8(d)に示されるパイプ810の先端部とが正確に一致しないところで最良のマッチングが得られる場合がある。例えば、図8(c)に示すように、パイプ810の開口端の中心点Aをパイプ810の先端位置とする。同様に考えると、図8(d)に示す画像において、パイプ810の開口端の中心点Bがパイプ810の先端位置となる。しかし、パターンマッチングの結果、図8(d)に示された画像の点Cと基準テンプレートの点Aが一致する場合に最良の一致となり得る。この場合、点Cと本来のパイプ810の先端部の位置Bとの差の分だけ、測定される寸法に誤差を生じる。
このような誤差を生じさせないために、被検査物とカメラとを必ず所定の位置関係に保つように、被検査物を保持する治具を作成しようとすると、非常に高い精度が要求され、検査装置の製造コストが高くなってしまう。また、被検査物を検査装置に配置する際に、位置合わせなど複雑で高度な手順を必要とするおそれがある。そこで、被検査物とカメラの相対的な位置関係が多少ずれたとしても、正確に被検査物の着目部位の位置及び寸法を測定できる外観検査装置及び外観検査方法の開発が望まれている。
特開2002−310618号公報
上記の問題点に鑑み、本発明は、被検査物の位置ずれが生じても、正確に被検査物の着目部位の位置及び寸法を測定できる外観検査装置及び外観検査方法を提供することを目的とする。
また本発明は、多品種少量生産の製品の検査に好適な外観検査装置及び外観検査方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の形態によれば、本発明に係る外観検査装置は、被検査物(100)を撮影した検査画像において、被検査物(100)の着目部分(120、130、140、150)が撮影されている領域と複数のテンプレートとのパターンマッチングを行い、複数のテンプレートのそれぞれについて最良の一致位置及び一致度を求めるパターンマッチング部(322)と、それら一致位置及び一致度に基づいて着目部分(120、130、140、150)の被検査物(100)の基準位置に対する相対的な位置を決定する位置決定部(323)と、を有することを特徴とする。
係る構成により、複数のテンプレートに基づいて着目部分の位置決定を行うことができるため、被検査物と撮像部が所定の位置関係からずれた場合でも、正確に被検査物の着目部位の、基準位置に対する相対的な位置を求めることができる。
また請求項2に記載のように、複数のテンプレートのそれぞれは、被検査物の着目部分(120、130、140、150)と撮像部(23a、23b)とが所定の位置関係にある場合に、撮像部(23a、23b)で撮影されたその着目部分(120、130、140、150)の画像に基づいて作成され、且つその位置関係は、対応するテンプレートごとに異なることが好ましい。被検査物と撮像部との位置関係がずれることを想定して複数の異なるテンプレートを作成しておくことにより、被検査物と撮像部との位置関係がずれても、良好に一致するテンプレートが存在する可能性が高くなるので、正確に被検査物の着目部分の相対的な位置を求めることができる。
また請求項3に記載のように、位置決定部(323)は、複数のテンプレートのうち、一致度が最も高いテンプレートについて求められた一致位置に基づいて、着目部分(120、130、140、150)の上記相対的な位置を決定することが好ましい。
あるいは請求項4に記載のように、位置決定部(323)は、複数のテンプレートについて求められた一致位置を、一致度で加重平均することにより、着目部分(120、130、140、150)の上記相対的な位置を決定することが好ましい。係る構成により、パターンマッチングの精度が悪いテンプレートの影響を低減できるので、より正確に被検査物の着目部分の相対的な位置を求めることができる。
また請求項5に記載のように、本発明に係る外観検査装置は、検査画像における着目部分(120、130、140、150)の概略位置を決定する、概略位置決定部(321)をさらに有することが好ましい。係る構成により、パターンマッチングを行う範囲を狭めることができるので、処理に要する時間を短くすることができる。
また請求項6に記載のように、位置決定部(323)は、着目部分(120、130、140、150)のうちの少なくとも2点の位置を求め、少なくとも2点の位置に基づいて、着目部分(120、130、140、150)の長さを求める寸法測定部(324)をさらに有することが好ましい。
また請求項7に記載のように、着目部分(120、130、140、150)の上記相対的な位置又は長さに基づいて、被検査物(100)の良否を判定する良否判定部(33)をさらに有することが好ましい。
また請求項8に記載のように、検査画像に基づいて、被検査物の基準位置からの変位量を検出し、その移動量及び被検査物(100)の設計仕様に基づいて、着目部分(120、130、140、150)と撮像部(23a、23b)とを所定の位置関係にするための被検査物(100)の移動量を算出する移動量検出部(31)と、被検査物を保持する保持部(21)と、上記移動量だけ保持部(21)を移動させる駆動部(22)をさらに有することが好ましい。係る構成により、被検査物の位置及び姿勢を検知するセンサを別途設ける必要なく、被検査物を撮像部に対して所定の位置関係になるように移動させることができる。
また、本発明の請求項9に記載の形態によれば、本発明に係る外観検査方法は、被検査物(100)を撮影した検査画像において被検査物(100)の着目部分(120、130、140、150)が撮影されている領域と複数のテンプレートとのパターンマッチングを行い、その複数のテンプレートのそれぞれについて最良の一致位置及び一致度を求めるステップ(S107)と、一致位置及び一致度に基づいて着目部分の被検査物(100)の基準位置に対する相対的な位置を決定するステップ(S108)と、を有することを特徴とする。
また請求項10に記載のように、位置を決定するステップ(S108)は、着目部分(120、130、140、150)のうちの少なくとも2点の位置を求め、且つ少なくとも2点の位置に基づいて、着目部分(120、130、140、150)の長さを求めるステップ(S109)をさらに有することが好ましい。
また請求項11に記載のように、着目部分(120、130、140、150)の上記相対的な位置又は長さに基づいて、被検査物(100)の良否を判定するステップ(S112)をさらに有することが好ましい。
また請求項12に記載の形態によれば、本発明に係るオイルクーラーの外観検査方法は、上記の何れかの外観検査方法を用い、且つ被検査物(100)の着目部分(120、130、140、150)をオイルクーラーのパイプとすることを特徴とする。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る外観検査装置について詳細に説明する。
本発明の外観検査装置を適用した検査装置1は、一例として、オイルクーラーの良否判定に用いられる。
図1に、被検査物であるオイルクーラー100の概略平面図を示す。被検査物であるオイルクーラー100は、略円筒形状の本体部110に対し、上面に2本、側面に2本のパイプ120〜150が取り付けられたものである。また、本体部110の側面には、オイルクーラー100を車体に取り付けるためのネジ穴部160a〜160cが設けられている。さらに、本体部110の中心Cは、オイルクーラー100の各部の水平面内の位置関係を定める基準点として使用される。そして、オイルクーラー100を所定の配置にした場合において、基準点を原点とした各パイプの先端部の位置又は各パイプの先端部から取り付け部までの長さが、オイルクーラー100の検査のために使用される(例えば、図1では、パイプ130について、2本のパイプ140と150の取り付け部が画像上で垂直に並ぶように配置した場合において、パイプ130の先端部の中心Cからの横方向座標X及び縦方向座標Yが、パイプ130の先端部の位置となる)。同様に、オイルクーラー100を側面方向から見て、オイルクーラー100の底面上の一点を基準点とし、その基準点を原点とした各パイプの先端部の高さが、オイルクーラー100の検査のために使用される。
図2に、本発明の外観検査装置を適用した検査装置1の構成ブロック図を示す。
本発明の外観検査装置を適用した検査装置1は、撮像装置2と処理装置3を有する。そして、検査装置1の撮像装置2は、オイルクーラー100を上面から撮影した平面検査画像と側面から撮影した側面検査画像を取得し、処理装置3へ送信する。一方、処理装置3は、撮像装置2を制御する。また、処理装置3は、取得した各検査画像に基づいて、オイルクーラー100の各パイプ120〜150をそれぞれ着目部位とし、各パイプ120〜150の先端部に関して、基準点に対する相対的な位置を検出し、各パイプの先端部から本体部110の取り付け部までの長さを求める。そしてその検出結果等に基づいて、各パイプ120〜150が正しく取り付けられているか否かを判断して、オイルクーラー100が良品か否かを判定する。
以下、検査装置1の各部について詳細に説明する。
図2に示すように、撮像装置2では、保持部21が被検査物であるオイルクーラー100を保持する。そのために、保持部21は、オイルクーラー100を載置するステージを有する。そしてステージは、ステージの中心を回転軸αとして回転可能である。またステージは、歯車を介して駆動部22と連結される。そしてステージは、駆動部22で生じた動力が歯車を通じて伝達され、その動力によって回転する。そして、ステージが回転すると、保持部21に保持されたオイルクーラー100もその中心を回転軸として回転する。なお、駆動部22から保持部21のステージへの動力の伝達は、プーリとベルトによって行うことも可能である。
駆動部22は、ステッピングモータ及びステッピングモータの回転軸に取り付けられた歯車を有する。そして、駆動部22のステッピングモータは、処理装置3からの制御信号に基づいて、1度に所定の回転ステップ数だけ回転することにより、ステージ(すなわち、オイルクーラー100も)所定角回転させる。また、駆動部22は、ステッピングモータの代わりに、サーボモータを使用してもよい。
また、撮像装置2では、オイルクーラー100を上面及び側面から撮影するために、撮像部23a及び23bを有する。
撮像部23aは、オイルクーラー100を上方からその全体が写るように撮影する。そのために、撮像部23aは、保持部21の回転軸αと光軸が略一致するように配置される。本実施形態では、撮像部23aは、保持部21のステージに載置されたオイルクーラー100の本体部110の上面から40cm離れた位置に配置した。また撮像部23aは、CCD、C−MOSセンサなどの光電変換器で構成された2次元検出器と、その2次元検出器上にオイルクーラー100の像を結像する結像光学系を有する。
同様に、撮像部23bは、オイルクーラー100を側面からその全体が写るように撮影する。そのために、撮像部23bは、オイルクーラー100の本体部110の側面から40cm離れた位置に配置した。また撮像部23bは、撮像部23aと同様の2次元検出器及び結像光学系を有する。本実施形態では、撮像部23a及び23bは同一の構成を有し、2次元検出器として、画素数640×480の2/3インチCCDを使用した。また、結像光学系として、焦点距離35mmのカメラ用撮影レンズを使用した。しかし、撮像部23aと撮像部23bを、異なる2次元検出器及び異なる結合光学系で構成してもよい。
さらに、撮像装置2は、オイルクーラー100を照明する照明光源を有してもよい。
処理装置3は、撮像装置2から取得した各検査画像に基づいて、オイルクーラー100の各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部の基準点に対する相対的な位置及び先端部から取り付け部までの長さを検出して、各パイプ120〜150が本体部110に正しく取り付けられているかを調べる。そしてその調査結果に基づいて、オイルクーラー100が良品か否か判定する。そのために、処理装置3は、回転量検出部31、測定部32、良否判定部33、記憶部34、制御部35及び通信部36を有し、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)及びその周辺機器で構成される。
そして処理装置3は、回転量検出部31において、オイルクーラー100のネジ穴部160a〜160cに基づいて、原点位置から何度回転したかを判定する。そして、原点位置からの回転量が所望量に達するまでオイルクーラー100を回転させるよう、制御部35を通じて撮像装置2に指示を出す。また、測定部32において、撮像装置2から取得した各検査画像に基づいて、各パイプ120〜150の先端部の位置及び取り付け部の基準点に対する相対的な位置を検出し、各パイプ120〜150の長さを求める。そして、良否判定部33において、検出した各パイプ120〜150の先端部の相対的な位置及び長さに基づいて、オイルクーラー100の良否を判定する。なお、回転量検出部31、測定部32及び良否判定部33は、例えばCPU上で実行されるプログラムモジュールとして実装される。あるいは、回転量検出部31、測定部32及び良否判定部33を、CPUと別個に設けられた画像処理用プロセッサなどを備えた画像処理ボードとして実装してもよい。
記憶部34は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又は磁気ディスク、光ディスク若しくはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成され、撮像装置2から受信した画像を一時的に保存する。また、記憶部34は、被検査物であるオイルクーラー100の設計仕様データ(パイプの本数、各パイプの先端部及び取り付け部の基準点に対する相対的な位置、各パイプの長さ、それぞれの公差など)を、オイルクーラー100の型番に関連付けて保存する。さらに、記憶部34は、各パイプ120〜150の先端部の位置などの決定に使用する複数のテンプレートを保存する。なお、テンプレートについては後述する。
一方、制御部35は、PCの中央演算装置(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)などの半導体メモリなどで構成され、CPUに読み込まれたプログラムにしたがって動作し、処理装置3及び撮像装置2の各部を制御する。さらに、通信部36は、処理装置3と撮像装置2との間で制御信号及び画像を送受信する入出力インタフェースであり、USB、SCSI、RS232C、イーサネット(登録商標)などの各種のI/Oポート及びそれらのドライバで構成される。そして、処理装置3は、通信部36を通じて撮像装置2から各検査画像を受信する。一方、制御部35で生成された制御信号は、通信部36を通じて撮像装置2の駆動部22又は撮像部23a、23bへ送信される。さらに、通信部36は、オイルクーラー100の良否判定結果を外部の機器へ出力する。
回転量検出部31は、オイルクーラー100のネジ穴部160a〜160cに基づいて、オイルクーラー100が予め定めた原点位置から何度回転したかを判定する。そのために、回転角検出部31は、撮像部23aが撮影した平面検査画像(すなわち、オイルクーラー100を上面から撮影した画像)から、各ネジ穴部160a〜160cを検出する。
ここで再度図1を参照すると、ネジ穴部160aと160b間の距離及びネジ穴部160aと間の距離は等しく、各ネジ穴部160a〜160cをそれぞれ頂点とする三角形は、二等辺三角形である(以下、ネジ穴部160aと160b間の距離及び160aと160c間の距離をd、ネジ穴部160bと160c間の距離をdとする)。この二等辺三角形の重心Gと、ネジ穴部160aを結ぶ直線l上に、オイルクーラー100の本体部110の中心Cが存在する。また、重心Gと中心Cとの距離は、予め求めておくことができる。そこで先ず、直線lが検査画像に対して垂直となり、平面検査画像上において上方から順にネジ穴部160a、中心C、重心Gの順番に並ぶ場合をオイルクーラー100の原点位置として予め設定しておく。
回転量検出部31は、以下のように各ネジ穴部160a〜160cを検出する。
ここで、平面検査画像上において、各ネジ穴部160a〜160cに対応する領域は、ネジ穴周囲が照明光を反射するのに対して、ネジ穴部では照明光はそのまま透過してしまうため、ネジ穴部はその周囲と比較して輝度が低くなる。また、撮像部23aとオイルクーラー100の距離はほぼ一定であるため、平面検査画像上における各ネジ穴部160a〜160cの形状及び大きさもほぼ一定である。したがって、平面検査画像から、各ネジ穴部160a〜160cの輪郭形状に沿って分布しているエッジ画素を検出することで、各ネジ穴部160a〜160cを検出することができる。
そこで回転量検出部31は、まず、平面検査画像に対して近傍画素間の差分演算を行い、エッジ画像を作成する。このとき、回転量検出部31は、平面検査画像中の各画素について、水平方向及び垂直方向に隣接する画素とそれぞれ差分演算を行い、差分値の絶対値が最も大きい値を、エッジ画像における対応画素の値とする。なお、近傍画素間の差分演算に関して、ソーベルフィルタやラプラシアンフィルタなど、公知のフィルタ関数を用いてもよい。
次に、回転量検出部31は、エッジ画像を所定の閾値で二値化する。ここで所定の閾値は、例えばエッジ画像の平均画素値とすることができる。そして、回転量検出部31は、エッジ画像の各画素について、所定の閾値よりも大きな画素値を有する場合、画素値‘1’とし、所定の閾値以下の画素値を有する場合、画素値‘0’とする。二値化エッジ画像を作成すると、回転量検出部31は、二値化エッジ画像と、ネジ穴部の輪郭形状を表すテンプレートとのパターンマッチング処理を行う。例えば、テンプレートは、ネジ穴部一つのみを含むサイズを有し、ネジ穴部の輪郭に対応する画素の値が‘1’で、それ以外の画素値が‘0’となっているものである。パターンマッチング処理では、テンプレートの画素と二値化エッジ画像の対応する画素の値がともに‘1’である画素の合計数を算出する。そして、算出した合計数とテンプレートの位置を関連付けて処理装置3を構成する記憶部34に保存する。同様に、テンプレートを1画素ずつ水平方向又は垂直方向にずらして、テンプレートの画素と二値化エッジ画像の対応する画素の値がともに‘1’となる画素の合計数の算出及び保存を繰り返す。そして、回転量検出部31は、記憶部34に保存されたその合計数を比較し、その合計数が最大となったときのテンプレートの位置に基づいて一つ目のネジ穴部の位置を決定する。
回転量検出部31は、一つ目のネジ穴部を検出すると、一つ目のネジ穴部からの距離がネジ穴部間の距離(d又はd)と略等しい位置にある画素のうちで、上記の合計数が最も大きい画素を二つ目のネジ穴部として検出する。最後に、検出された一つ目のネジ穴部と二つ目のネジ穴部の距離が、dと略等しい場合(すなわち、検出されたネジ穴部が160bと160cと推定される場合)、回転量検出部31は、検出された一つ目のネジ穴部及び二つ目のネジ穴部から、それぞれ距離dと略等しい位置にある画素のうちで、上記の合計数が所定の閾値以上となる画素を三つ目のネジ穴部として検出する。一方、一つ目のネジ穴部と二つ目のネジ穴部との距離が、dと略等しい場合、検出された一つ目のネジ穴部からの距離がdと略等しく、二つ目のネジ穴部からの距離がdと略等しい位置か(検出された一つ目のネジ穴部が160aと推定される場合)、検出された一つ目のネジ穴部からの距離がdと略等しく、二つ目のネジ穴部からの距離がdと略等しい位置にある画素のうちで(検出された二つ目のネジ穴部が160aと推定される場合)、上記の合計数が所定の閾値以上となる画素を三つ目のネジ穴部として検出する。ここで、所定の閾値は、一例として、テンプレートに含まれる‘1’の画素の合計×0.7とした。ただし、所定の閾値はこの値に限られず、実験などから最適な値を求めてもよい。
三つのネジ穴部160a〜160cの全てを検出すると、回転量検出部31は、それらネジ穴部をそれぞれ頂点とする二等辺三角形の重心Gの位置を算出し、重心Gとネジ穴部160aを結ぶ直線lを算出する。そして、回転量検出部31は、本体部110の中心Cの位置を決定する。最後に、回転量検出部31は、直線lが画像の垂直方向となす角を算出し、オイルクーラー100の原点位置からの回転量θとする。なお、重心G、中心C、直線l及び回転量θは、周知の方法を用いて算出できるため、詳細な説明は省略する。
このように、平面検査画像からオイルクーラー100の本体部110の中心C及びオイルクーラー100の回転量θを算出することにより、平面検査画像に基づいてオイルクーラー100の位置決めを行うことができる。そのため、被検査物であるオイルクーラー100を保持部21に載置する際の位置精度の要求は緩やかなものとなる。
なお、ネジ穴部160a〜160cの検出方法は、上記に限られない。別の一例として、回転量検出部31は、エッジ画像を使用せず、各ネジ穴部160a〜160cを予め撮影したテンプレートを準備しておき、そのテンプレートを用いて平面検査画像とパターンマッチング処理を行ってネジ穴部を検出するようにしてもよい。あるいは、各ネジ穴部160a〜160cの代わりに、各ネジ穴部の周囲の略三角形状の突起部分の形状に基づいて、上記と同様の処理を行ってもよい。
回転量検出部31は、求めた回転量θを制御部35へ出力する。そして制御部35では、回転量θ及び記憶部34から取得したオイルクーラー100の設計仕様データに基づいて、パイプ120〜150の何れかを撮像部23bの正面に向けるために必要な回転移動量φを算出する。そして、制御部35は、その回転移動量φだけオイルクーラー100が回転するように、駆動部22に対する指令を出力する。
測定部32は、撮像装置2から取得した画像に基づいて、各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部の基準点に対する相対的な位置、さらに各パイプ120〜150の長さを検出する。
図3に、測定部32の機能ブロック図を示す。測定部32は、概略位置決定手段321、パターンマッチング手段322、位置決定手段323及び寸法測定手段324を有する。
概略位置決定手段321は、後述するパターンマッチング手段322でパターンマッチングを行う範囲を狭めて処理時間を短縮するために、着目部位となる各パイプ120〜150の平面検査画像及び側面検査画像上の概略位置を決定する。
各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部の概略位置決定は全て同様の方法で行われる。また、それら先端部及び取り付け部の平面検査画像上の概略位置決定と側面検査画像上の概略位置決定も、同様の方法を用いて行われる。そこで、以下では、パイプ120の先端部の平面検査画像における概略位置決定を例として、概略位置決定手段321の処理について詳細に説明する。
図4(a)は、撮像装置2から取得したオイルクーラー100の平面検査画像400の概略を示す。上記のように、オイルクーラー100は、原点位置からどれだけ回転しているかを知ることができるため、平面検査画像400上においてパイプ120が存在すると考えられる範囲を特定することができる。そこで、概略位置決定手段321は、パイプ120が存在すると考えられる推定領域410を平面検査画像400上に設定する。
次に、概略位置決定手段321は、設定された推定領域410を切り出し、解像度を低下させた粗画像を作成する。例えば、図4(b)に示すように、概略位置決定手段321は、設定された推定領域410の大きさが横60×縦100の場合、推定領域410を4×4画素ごとに分割し、各分割領域ごとに平均値を算出する。そして、求めた各平均値を推定領域410に対応する粗画像420の各画素値とする。そして、図4(c)に示されるように、横15×縦25画素の粗画像420が作成される。
概略位置決定手段321は、粗画像を作成すると、パイプ120について予め作成された粗テンプレートを記憶部34から読み出し、粗画像とパターンマッチングを行う。ここで、粗テンプレートは、オイルクーラー100の良品を保持部21に正確に取り付け、パイプ120が撮像部23bの正面に配置されるように、原点位置から所定の回転量だけ回転させた状態で取得された平面検査画像に基づいて、粗画像を作成するのと同様の手順により作成される。あるいは、粗テンプレートを、オイルクーラー100の設計図面などに基づいて、コンピュータグラフィックなどで作成してもよい。なお、パイプ120の側面検査画像上の概略位置を決定するための粗テンプレートは、上記の状態で、オイルクーラー100を撮像部23bで撮影した側面検査画像に基づいて作成される。
概略位置決定手段321は、パターンマッチングにより、粗画像と粗テンプレートの相対的な位置及び角度を変えつつ相関係数を求め、その相関係数が最大となるときの粗テンプレートの位置を求める。そして、相関係数が最大となるとき、すなわち、粗画像と粗テンプレートが最良の一致となるときの粗テンプレートの位置に基づいて、パイプ120の先端部の概略位置を決定する。なお、相関係数は、公知のように、以下の式に基づいて求めることができる。
ここでrは相関係数であり、I、Mはそれぞれ粗画像及び粗テンプレートの画素値を表す。また、Nは粗テンプレートに含まれる画素数を表す。この式において、粗画像と粗テンプレートが完全に一致する場合、相関係数r=1となり、粗画像と粗テンプレートに全く相関が無い場合、相関係数r=0となる。
例えば、パイプ120の先端部が、粗テンプレートの左上端から横方向にu画素、縦方向にv画素の位置にあるとする。このとき、粗画像と粗テンプレートとが、横方向にu画素、縦方向にv画素ずれた位置で最も一致する場合、概略位置決定手段321は、粗画像におけるパイプ120の先端部の概略位置(u,v)を、u=u+u,v=v+vにあると決定する。
概略位置決定手段321は、各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部の位置を決定すると、それらの位置座標を元の解像度の画像に対応する値に換算して(例えば、粗画像におけるパイプ120の先端部の位置が(12,20)で、上記のように粗画像の解像度が元の検査画像の1/4である場合、パイプ120の先端部の位置は(48,80)に換算される)、パターンマッチング手段322に出力する。
このように、概略位置決定手段321は、解像度を低下させてデータ量を減らした粗画像を用いるため、比較的短時間で各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部の概略位置を決定することができる。
パターンマッチング手段322は、パイプの先端部の位置・長さなどを正確に決定するために、各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部ごとに、対象となるパイプの位置、向きなどを変化させた複数のテンプレートと、上記の概略位置決定手段321で設定された推定領域とのパターンマッチングを行う。そしてパターンマッチング手段322は、各テンプレートが推定領域と最良の一致となるところ、すなわち上記(1)式の相関係数rが最も高くなったときのパイプの先端部又は取り付け部の位置(以下、一致位置という)を求める。また、そのときの相関係数の値を一致度として算出する。以下、パイプ120の先端部を例として説明する。なおパイプ120の取り付け部や、他のパイプ130〜150についても、以下に説明する方法で一致度及び一致位置を検出することができる。
上述したように、オイルクーラー100の回転量の誤差によってパイプ120が撮像部23bの正面に正確に配置されていなかったり、パイプ120の取り付け角のずれなどに起因して、推定領域中に写されているパイプ120の形状や明るさが異なる場合がある。そこで、パイプ120と撮像部23bの想定される位置関係のずれに対応して、予めパイプの見え方が異なるテンプレートが複数準備される。
ここで、パイプ120の先端部に関して予め準備されるテンプレート及びその作成手順について説明する。
オイルクーラー100の垂直方向の基準点(オイルクーラー100の底面上の一点)に対するパイプ120の先端部の垂直方向の位置関係を特定するために使用される第1〜第3のテンプレートは、側面検査画像に基づいて作成される。
まず、オイルクーラー100の良品を、パイプ120が撮像部23bに対して正確に正面になるように配置し、撮像部23bで側面検査画像を取得する。その側面検査画像から、パイプ120の先端部が撮影されている領域を抽出して第1のテンプレートとする。次に、オイルクーラー100を時計回りに10°回転させて撮像部23bで側面検査画像を取得する。その側面検査画像からパイプ120の先端部が撮影されている領域を抽出して第2のテンプレートとする。同様に、パイプ120が、撮像部23bに対して正確に正面に配置された状態から、オイルクーラー100を反時計回りに10°回転させて撮像部23bで側面検査画像を取得する。その側面検査画像からパイプ120の先端部が撮影されている領域を抽出して第3のテンプレートとする。
同様に、水平方向の基準点(オイルクーラー100の本体部110の中心C)に対するパイプ120の先端部の水平方向の位置関係を特定するために使用される第4〜第6のテンプレートが、平面検査画像から作成される。具体的には、オイルクーラー100の良品を、撮像部23aで上方から撮影した平面検査画像から、パイプ120の先端部が撮影されている領域を抽出し、第4のテンプレートとする。
また、パイプ120が正確に取り付けられていない場合を想定して第5及び第6のテンプレートを作成する。一例として、パイプ120の先端が、設計仕様から10°上方へ傾くようにオイルクーラー100の本体部110に取り付けた不良品を作成し、その不良品を、撮像部23aで上方から撮影した平面検査画像から、パイプ120の先端部が撮影されている領域を抽出し、第5のテンプレートとする。同様に、パイプ120の先端が、設計仕様から10°下方へ傾くようにオイルクーラー100の本体部110に取り付けた不良品を作成し、その不良品を、撮像部23aで上方から撮影した平面検査画像から、パイプ120が撮影されている領域を抽出し、第6のテンプレートとする。
作成された各テンプレートは、オイルクーラー100の原点位置からの回転量、パイプ120の本体部110への取り付け角などと関連付けられ、記憶部34に保存される。なお、上記では、パイプ120を側面から見たテンプレート及び上方から見たテンプレートをそれぞれ3種類ずつ作成したが、テンプレートの数、各テンプレート間のパイプ120の位置ずれ量の差などは上記に限られるものではない。撮像部23a、23bに対するオイルクーラー100の位置精度、想定されるパイプ120の取り付け精度などに応じて数を減らしたり、増やしたり、あるいは、各テンプレート間のパイプ120の位置ずれ量の差を大きくしたり、小さくしたりすることができる。
図5(a)〜(c)に、テンプレートの一例として、パイプ120の先端部に対する上記第1〜第3のテンプレートの概略図を示す。図5(a)〜(c)のそれぞれにおいて、左側に示された側面検査画像500a〜500c中に設定されたテンプレート510a〜510cを、拡大して右側に示している。それぞれのテンプレートにおいて、パイプ120先端部の形状に着目すると、図5(a)ではパイプ120先端部の外形が略四角形となっているのに対し、図5(b)、図5(c)では、先端部が湾曲しており、各テンプレートごとにパイプ120先端部の形状が異なっていることが分かる。
パターンマッチング手段322は、概略位置決定手段321で用いた、パイプ120を含むと推定される推定領域と、上記の各テンプレートとのパターンマッチングを行う。
ここで、パターンマッチング手段322は、概略位置決定手段321から取得したパイプ120の先端部の概略位置の近傍領域を、マッチング試行領域として設定する。そして、パターンマッチング手段322は、各テンプレートに含まれるパイプ120の先端部の位置がそのマッチング試行領域内に含まれる場合に限定して、パターンマッチングを行う。本実施形態では、一例として、マッチング試行領域を、縦、横方向ともにパイプ120の先端部の概略位置を中心として、±10画素の範囲とした。
パターンマッチング手段322は、パイプ120の先端部について、側面検査画像中に設定された推定領域と第1〜第3のテンプレートとの一致度C(i=1,2,3)を求める。また、パターンマッチング手段322は、各テンプレートごとに、その一致度Cに対応する推定領域中のパイプ120の先端部の位置を、概略位置決定手段324で説明したのと同様の方法で求める。そして、パターンマッチング手段322は、側面検査画像中の推定領域の左上端画素の位置とオイルクーラー100の垂直方向の基準点とのオフセットを加えることにより、その基準点を原点として、側面検査画像におけるパイプ120の先端部の一致位置(x,y)(i=1,2,3)を算出する。
なお、本実施形態では、オイルクーラー100の垂直方向の基準点は、次のように決定される。まず、基準点の垂直方向の位置について説明する。撮像部23bと保持部21のステージの位置関係が固定であるため、側面検査画像において、ステージの上面、すなわち、そのステージ上に載置されるオイルクーラー100の底面は常に一定位置となる。そのため、基準点の垂直方向の位置は、側面検査画像中のステージの上面の位置とする。次に、基準点の水平方向の位置について説明する。ここで、撮像部23aと撮像部23bの位置関係も固定であるため、撮像部23aが撮影する範囲と、撮像部23bが撮影する範囲との関係を予め知ることができる。そのため、平面検査画像上の任意の点について、側面検査画像における水平方向の位置を求めることができる。そこで、基準点の水平方向の位置は、回転量検出部31で検出された本体部110の中心Cに対応する位置とする。
同様に、パターンマッチング手段322は、パイプ120の先端部について、平面検査画像中に設定された推定領域と第4〜第6のテンプレートとの一致度C(j=4,5,6)を求め、さらに水平方向の基準点(本体部110の中心C)を原点として、平面検査画像中のパイプ120の先端部の一致位置(x,y)(j=4,5,6)を求める。
また、上記と同様にして、パターンマッチング手段322は、パイプ120の取り付け部及び他のパイプ130〜150の先端部及び取り付け部についても、複数のテンプレートとの一致度及び対応する一致位置を求める。それらの一致度及び一致位置は、位置決定手段323に出力される。
位置決定手段323は、上記で求めた各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部に対する各テンプレートとの一致度及び一致位置に基づいて、各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部の基準点に対する相対的な位置を決定する。以下、パイプ120の先端部を例として説明する。なお、パイプ120の取り付け部及び他のパイプ130〜150の先端部及び取り付け部の位置も同様に決定することができる。
ここで、上記の一致度Cの値は、テンプレートに写っているパイプ120の先端部と、各検査画像に写っているパイプ120の先端部とが似ているほど高くなることが想定される。すなわち、一致度Cが高いほど、対応する位置(x,y)の値がパイプ120の先端部の位置を正確に表していると想定される。そこで位置決定手段323は、まず、パイプ120の先端部の側面検査画像内の位置を決定するために、第1〜第3の各テンプレートについて求められた一致度C(i=1,2,3)の値を比較する。そして、最も一致度Cが高いテンプレートについて求められた一致位置(x,y)を側面検査画像内におけるパイプ120の先端部の位置(X,Y)とする。同様に、位置決定手段323は、パイプ120の先端部の平面検査画像内の位置を決定するために、第4〜第6の各テンプレートについて求められた一致度C(j=4,5,6)の値を比較する。そして、最も一致度Cが高いテンプレートについて求められた一致位置(x,y)を平面検査画像内におけるパイプ120の先端部の位置(X,Y)とする。
また、位置決定手段323は、別の方法として、以下に説明する方法でパイプ120の先端部の各検査画像における位置を決定することもできる。
この方法では、位置決定手段323は、第1〜第3の各テンプレートについて求められた一致度Cが高い方の二つを選択する。そして、選択した一致度Cに対応する位置(x,y)を、それら選択した一致度で加重平均した位置を、側面検査画像内におけるパイプ120の先端部の位置(X,Y)とする。同様に、第4〜第6の各テンプレートについて求められた一致度Cが高い方の二つを選択する。そして、選択した一致度Cに対応する位置(x,y)を、それら選択した一致度で加重平均した位置を、平面検査画像内におけるパイプ120の先端部の位置(X,Y)とする。
例えば、パイプ120が撮像部23bに対して正確に正面に配置される位置よりも、オイルクーラー100が時計回りに数度余計に回転している場合、推定領域中に写っているパイプ120の先端部の形状は、第1のテンプレートに写っているパイプ120の先端部の形状と第2のテンプレートに写っているパイプ120の先端部の形状の中間的なものになると想定される。したがって、第1のテンプレートについて求められた一致度Cと、第2のテンプレートについて求められた一致度Cが、第3のテンプレートについて求められた一致度Cよりも高くなると考えられる。そのため、以下の式で側面検査画像内におけるパイプ120の先端部の位置(X,Y)が求められる。
位置決定手段323は、各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部の基準点に対する相対的な位置を求めると、それら各位置を寸法測定手段324に出力するとともに、良否判定部33が利用できるように、それら各位置を記憶部34に保存する。
寸法測定手段324は、位置決定手段323で決定された各パイプ120〜150の先端部及び取り付け部の位置に基づいて、各パイプ120〜150の長さをもとめる。そこで、寸法測定手段324は、側面検査画像内または平面検査画像内における各パイプ120〜150の先端部の位置と取り付け部の位置間の距離を、各パイプの長さとする。なお、各パイプ120〜150の長さを、側面検査画像内の位置に基づいて求めるか、平面検査画像内の位置に基づいて求めるかは、検査の仕様によってあらかじめ決定される。
寸法測定手段324は、得られた各パイプ120〜150の長さを、記憶部34に保存する。
良否判定部33は、検出した各パイプ120〜150の先端部の基準点に対する相対的な位置、及び各パイプ120〜150の長さを評価項目とし、それら評価項目の値に基づいて、オイルクーラー100の良否を判定する。
そこで、良否判定部33は、各評価項目の値を記憶部34から読み出す。そして、各評価項目の値が、オイルクーラー100の設計仕様、特に各評価項目の目標値及び許容公差に基づいて定められる許容範囲内に含まれるか否かを調べる。そして、何れかの値が許容範囲から外れていれば、良否判定部33は、オイルクーラー100を不良品と判断する。一方、何れの値も許容範囲内に含まれている場合は、オイルクーラー100を良品と判断する。
図6及び図7を参照しつつ、本発明の外観検査装置を適用した検査装置1の動作について説明する。なお、検査装置1の動作は、処理装置3の制御部35によって制御される。
図6に示すように、検査装置1の撮像装置2に、検査対象のオイルクーラー100が配置され、検査が開始されると、撮像装置2の撮像部23aは、オイルクーラー100を上方から撮影し、オイルクーラー100の平面画像を取得する(ステップS101)。撮影された画像は、処理装置3に送信される。そして、処理装置3の回転量検出部31は、オイルクーラー100が原点位置から何度回転しているかを算出し、制御部35は、パイプ120を着目パイプに設定する(ステップS102)。そして、回転量検出部31は、パイプ120を撮像部23bの正面に位置させるための回転移動量φを算出し、制御部35へ伝える(ステップS103)。その後、制御部35は、通信部36を介して撮像装置2の駆動部22へ、オイルクーラー100を回転角φだけ回転させるよう指令を出す。そして駆動部22は、保持部21のステージごとオイルクーラー100を回転移動量φだけ回転させる(ステップS104)。
オイルクーラー100の回転が終了すると、撮像部23aは、再度オイルクーラー100を撮影してオイルクーラー100の平面検査画像を取得する。同様に、撮像部23bも、オイルクーラー100を側面から撮影し、オイルクーラー100の側面検査画像を取得する(ステップS105)。取得された平面検査画像及び側面検査画像は、処理装置3に送られる。
次に、処理装置3では、測定部32の概略位置決定手段321で、平面検査画像及び側面検査画像のそれぞれにおいて、パイプ120が存在すると推定される推定領域を設定する。そして、各推定領域の低解像度化した粗画像を作成して粗パターンマッチングを行い、パイプ120の推定領域中の概略位置を決定する(ステップS106)。
図7に示すように、その後、測定部32のパターンマッチング手段322は、パイプ120の先端部及び取り付け部に対して、それぞれ複数のテンプレートとパターンマッチングを行い、各テンプレートに対する一致度C及び対応する一致位置(x,y)を求める(ステップS107)。そして、測定部32の位置決定手段323は、各テンプレートとの一致度C及び一致位置(x,y)に基づいて、パイプ120の先端部及び取り付け部の基準点に対する相対的な位置を決定する(ステップS108)。さらに、測定部32の寸法測定手段324は、パイプ120の先端部の位置及び取り付け部の位置の座標に基づいて、パイプ120の長さを算出する(ステップS109)。
パイプ120の長さなどが求められると、処理装置3の制御部35は、全てのパイプについて位置検出及び寸法測定を行ったか否かを判断する(ステップS110)。そして、まだ位置検出及び寸法測定を行っていない検査未了のパイプがある場合、検査未了のパイプを着目バイプに設定し(ステップS111)、制御をステップS103の前に戻す。そしてステップS103〜S110の処理を繰り返し、別のパイプに対する一連の位置検出及び寸法測定を行う。
一方、ステップS110において、全てのパイプについて位置検出及び寸法測定を終えている場合、処理装置3の良否判定部33は、検出された各パイプ120〜150の先端部の位置及び取り付け部の位置、長さなどに基づいて、オイルクーラー100が良品か否かを判定する(ステップS112)。良否判定部33が、オイルクーラー100を良品と判定した場合、制御部35は、オイルクーラー100が良品であることを示す検査結果を処理装置3の通信部36を通じて外部に出力し(ステップS113)、処理を終了する。一方、ステップS112において、良否判定部33が、オイルクーラー100を不良品と判定した場合、制御部35は、オイルクーラー100が不良品であることを示す検査結果を処理装置3の通信部36を通じて外部に出力し(ステップS114)、処理を終了する。
以上説明してきたように、本発明の外観検査装置を適用した検査装置1は、画像取得時にオイルクーラー100が本来想定される位置とずれていても、そのような位置ずれを想定したテンプレートも用いてパターンマッチングを行って位置検出するため、正確に各パイプの先端部の基準点に対する相対的な位置及び長さを測定することができる。その結果、検査対象のオイルクーラー100の良否判定を高精度で行うことができる。また、画像に基づいて各パイプの先端部の位置及び長さを求めるため、検査対象のオイルクーラー100の仕様が変更されても、新たに測定用の治具を用意する必要が無く、オイルクーラー100の設計データ及び検査仕様データを検査装置1に供給するだけでよい。そのため、検査装置1は、特に多品種少量生産の製造ラインでの検査に使用するのに好適である。
また、検査装置1は、オイルクーラー100自体の位置及び回転量を、撮影された画像に基づいて検出するため、オイルクーラー100を保持部21に取り付ける際の取り付け部の位置の精度に対する要求を緩和することができ、検査装置1自体を安価に作成することができる。
なお、上述してきた実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記では、被検査物であるオイルクーラーを、上方と側面の両側から撮影し、3次元的にパイプの位置検出及び長さ測定を行ったが、必要に応じて、どちらか一方の画像だけをパイプの位置検出及び寸法測定に用いてもよい。
また、概略位置決定手段321は、パターンマッチングを用いる代わりに、他の方法を用いて各パイプ120〜150の先端部又は取り付け部の概略位置を決定してもよい。その一例として、概略位置決定手段321は、エッジ検出処理を行い、その結果作成されるエッジ画像の重心に基づいて、各パイプ120〜150の概略位置を決定してもよい。この場合の概略位置の決定方法について以下に説明する。
先ず、各パイプ120〜150のテンプレートを作成するのと同様に、オイルクーラー100の良品を所定の位置に配置して撮影した平面検査画像及び側面検査画像を予め作成する。次に、それら検査画像について、パイプ120〜150のうちの着目するパイプだけを含む領域を設定する。そして、その領域に対して、近傍画素間の差分演算を行ってエッジ画像を算出する。そして、エッジ画像における各画素の値に基づいて、エッジ画像の重心を算出し、その重心とその領域に含まれるパイプの先端部又は取り付け部とのオフセットを算出し、記憶部34に保存しておく。
検査時においては、取得された平面検査画像及び側面検査画像に対し、上記と同一の処理をおこなってエッジ画像の重心を算出する。そして、算出された重心に、記憶部34から読み出した上記のオフセットを加えて、着目するパイプの先端部又は取り付け部の概略位置とする。
また、良否判定部33は、基準点に対する各パイプ120〜150の先端部の相対的な位置又は各パイプ120〜150の長さの何れか一方だけを用いて良否判定を行ってもよい。
また、本発明の外観検査装置の被検査物も、オイルクーラーのような円筒形状のものに限られない。本発明の外観検査装置は、特定部位の位置や寸法を求めることが必要なものについて、その特定部位を撮影できるものであれば、適用することができる。また、被検査物によっては、上記の実施形態における保持部は、XYステージのように、所定の方向に移動可能なステージを有することが好ましい。さらに、被検査物と撮像部を所定の位置関係にするために、上記の実施形態における回転量検出部のように、回転移動量を求めるだけでなく、被検査物の水平方向あるいは垂直方向の移動量を求める移動量検出部を有することが好ましい。このような移動量検出部も、回転量検出部と同様に、被検査物の特定箇所を認識し、被検査物の設計仕様と撮像部の位置を参照することにより、被検査物の移動量を求めることができる。
以上のように、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
被検査物であるオイルクーラーの概略平面図である。 本発明の外観検査装置を適用した検査装置の構成ブロック図である。 測定部の機能ブロック図である。 (a)は、オイルクーラーの平面検査画像の概略図であり、(b)は、(a)の平面検査画像中に設定される推定領域の概略図であり、(c)は、(b)に対応する粗画像の概略図である。 (a)〜(c)は、それぞれパイプ先端部のテンプレートの一例である。 本発明の外観検査装置を適用した検査装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の外観検査装置を適用した検査装置の動作を示すフローチャートである。 (a)は、従来の検査装置において、被検査物が、カメラに対して正確に所定の位置に配置された場合の位置関係を示す概略平面図であり、(b)は、実際の寸法測定において、被検査物が、カメラに対して若干回転して配置された場合概略平面図であり、(c)は、(a)の配置に対応する基準テンプレートの概略図であり、(d)は、(b)の配置でカメラにより撮影された被検査物の画像の概略図である。
符号の説明
1 検査装置(外観検査装置)
2 撮像装置
3 処理装置
21 保持部
22 駆動部
23a、23b 撮像部
31 回転量検出部
32 測定部
33 良否判定部
34 記憶部
35 制御部
36 通信部
321 概略位置決定手段
322 パターンマッチング手段
323 位置決定手段
324 寸法測定手段
100 オイルクーラー
110 本体部
120、130、140、150 パイプ
160a〜160c ネジ穴部
400 平面検査画像
410 推定領域
420 粗画像
500a、500b、500c 側面検査画像
510a、510b、510c テンプレート
800 オイルクーラー
810 パイプ
820 カメラ

Claims (12)

  1. 被検査物(100)を撮影した検査画像を取得する撮像部(23a、23b)と、
    前記検査画像において前記被検査物(100)の着目部分(120、130、140、150)が撮影されている領域と複数のテンプレートとのパターンマッチングを行い、該複数のテンプレートのそれぞれについて最良の一致位置及び一致度を求めるパターンマッチング部(322)と、
    前記一致位置及び一致度に基づいて前記着目部分(120、130、140、150)の前記被検査物(100)の基準位置に対する相対的な位置を決定する位置決定部(323)と、
    を有することを特徴とする外観検査装置。
  2. 前記複数のテンプレートのそれぞれは、被検査物の着目部分(120、130、140、150)と前記撮像部(23a、23b)とが所定の位置関係にある場合に、前記撮像部(23a、23b)で撮影された該着目部分(120、130、140、150)の画像に基づいて作成され、且つ該位置関係は、対応する前記テンプレートごとに異なる、請求項1に記載の外観検査装置。
  3. 前記位置決定部(323)は、
    前記複数のテンプレートのうち、前記一致度が最も高いテンプレートについて求められた一致位置に基づいて、前記着目部分(120、130、140、150)の前記相対的な位置を決定する、請求項1又は2に記載の外観検査装置。
  4. 前記位置決定部(323)は、
    前記複数のテンプレートについて求められた前記一致位置を、前記一致度で加重平均することにより、前記着目部分(120、130、140、150)の前記相対的な位置を決定する、請求項1又は2に記載の外観検査装置。
  5. 前記検査画像における前記着目部分(120、130、140、150)の概略位置を決定する、概略位置決定部(321)をさらに有する、請求項1〜4の何れか一項に記載の外観検査装置。
  6. 前記位置決定部(323)は、前記着目部分(120、130、140、150)のうちの少なくとも2点の位置を求め、
    前記少なくとも2点の位置に基づいて、前記着目部分(120、130、140、150)の長さを求める寸法測定部(324)をさらに有する、請求項1〜5の何れか一項に記載の外観検査装置。
  7. 前記着目部分(120、130、140、150)の前記相対的な位置又は長さに基づいて、前記被検査物(100)の良否を判定する良否判定部(33)をさらに有する、請求項6に記載の外観検査装置。
  8. 前記検査画像に基づいて、前記被検査物の基準位置からの変位量を検出し、該変位量及び前記被検査物(100)の設計仕様に基づいて、前記着目部分(120、130、140、150)と前記撮像部(23a、23b)とを所定の位置関係にするための前記被検査物(100)の移動量を算出する移動量検出部(31)と、
    前記被検査物を保持する保持部(21)と、
    前記移動量だけ前記保持部(21)を移動させる駆動部(22)と、
    をさらに有する、請求項1〜7の何れか一項に記載の外観検査装置。
  9. 被検査物(100)を撮影した検査画像を取得するステップ(S105)と、
    前記検査画像において前記被検査物(100)の着目部分(120、130、140、150)が撮影されている領域と複数のテンプレートとのパターンマッチングを行い、該複数のテンプレートのそれぞれについて最良の一致位置及び一致度を求めるステップ(S107)と、
    前記一致位置及び一致度に基づいて前記着目部分(120、130、140、150)の前記被検査物(100)の基準位置に対する相対的な位置を決定するステップ(S108)と、
    を有することを特徴とする外観検査方法。
  10. 前記位置を決定するステップ(S108)は、前記着目部分(120、130、140、150)のうちの少なくとも2点の位置を求め、
    前記少なくとも2点の位置に基づいて、前記着目部分(120、130、140、150)の長さを求めるステップ(S109)をさらに有する、請求項9に記載の外観検査方法。
  11. 前記着目部分(120、130、140、150)の前記相対的な位置又は長さに基づいて、前記被検査物(100)の良否を判定するステップ(S112)をさらに有する、請求項10に記載の外観検査方法。
  12. 請求項9〜11の何れか一項に記載の外観検査方法を用い、前記被検査物(100)をオイルクーラーとし、且つ前記着目部分(120、130、140、150)を該オイルクーラーのパイプとする、オイルクーラーの外観検査方法。
JP2006133784A 2006-05-12 2006-05-12 外観検査装置及び外観検査方法 Pending JP2007303994A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006133784A JP2007303994A (ja) 2006-05-12 2006-05-12 外観検査装置及び外観検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006133784A JP2007303994A (ja) 2006-05-12 2006-05-12 外観検査装置及び外観検査方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007303994A true JP2007303994A (ja) 2007-11-22

Family

ID=38838032

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006133784A Pending JP2007303994A (ja) 2006-05-12 2006-05-12 外観検査装置及び外観検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007303994A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300441A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Steinbichler Optotechnik Gmbh センサの位置を決定するための方法及び装置
KR101342523B1 (ko) * 2009-07-07 2013-12-17 에스엠시 가부시키가이샤 위치 측정 장치 및 위치 측정 방법
JP2020030339A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 オムロン株式会社 画像処理システム、画像処理方法およびプログラム
KR102477088B1 (ko) * 2022-04-07 2022-12-14 세이지리서치 주식회사 검사 영역 조정 방법 및 검사 영역 조정 장치
KR102478499B1 (ko) * 2022-04-07 2022-12-20 세이지리서치 주식회사 공정 제어 방법 및 공정 제어 장치
WO2023176058A1 (ja) * 2022-03-16 2023-09-21 株式会社フジクラ 検査装置、検査方法、及び検査プログラム

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07229848A (ja) * 1994-02-22 1995-08-29 Meidensha Corp 画像処理による製品検査装置
JPH07286819A (ja) * 1994-04-18 1995-10-31 Sanyo Electric Co Ltd 部品の位置認識方法および位置認識装置
JPH09102039A (ja) * 1995-10-05 1997-04-15 Nippon Steel Corp テンプレートマッチング方法
JPH10213420A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Mazda Motor Corp パターンマッチングに用いる基準画像作成方法
JPH11351824A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Mitsutoyo Corp 座標系補正方法及び画像測定装置
JP2002310618A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Murata Mfg Co Ltd 寸法計測装置、寸法計測方法および電子部品の検査装置
JP2004294421A (ja) * 2003-02-03 2004-10-21 Meiji Univ 自己位置計測方法及び装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07229848A (ja) * 1994-02-22 1995-08-29 Meidensha Corp 画像処理による製品検査装置
JPH07286819A (ja) * 1994-04-18 1995-10-31 Sanyo Electric Co Ltd 部品の位置認識方法および位置認識装置
JPH09102039A (ja) * 1995-10-05 1997-04-15 Nippon Steel Corp テンプレートマッチング方法
JPH10213420A (ja) * 1997-01-30 1998-08-11 Mazda Motor Corp パターンマッチングに用いる基準画像作成方法
JPH11351824A (ja) * 1998-06-08 1999-12-24 Mitsutoyo Corp 座標系補正方法及び画像測定装置
JP2002310618A (ja) * 2001-04-19 2002-10-23 Murata Mfg Co Ltd 寸法計測装置、寸法計測方法および電子部品の検査装置
JP2004294421A (ja) * 2003-02-03 2004-10-21 Meiji Univ 自己位置計測方法及び装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009300441A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Steinbichler Optotechnik Gmbh センサの位置を決定するための方法及び装置
US8213003B2 (en) 2008-06-12 2012-07-03 Steinbichler Optotechnik Gmbh Method and device for determining the position of a sensor
KR101342523B1 (ko) * 2009-07-07 2013-12-17 에스엠시 가부시키가이샤 위치 측정 장치 및 위치 측정 방법
US9115983B2 (en) 2009-07-07 2015-08-25 Smc Kabushiki Kaisha Position measurement apparatus and position measuring method
JP2020030339A (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 オムロン株式会社 画像処理システム、画像処理方法およびプログラム
WO2020039922A1 (ja) * 2018-08-23 2020-02-27 オムロン株式会社 画像処理システム、画像処理方法およびプログラム
JP7087823B2 (ja) 2018-08-23 2022-06-21 オムロン株式会社 画像処理システム、画像処理方法およびプログラム
WO2023176058A1 (ja) * 2022-03-16 2023-09-21 株式会社フジクラ 検査装置、検査方法、及び検査プログラム
KR102477088B1 (ko) * 2022-04-07 2022-12-14 세이지리서치 주식회사 검사 영역 조정 방법 및 검사 영역 조정 장치
KR102478499B1 (ko) * 2022-04-07 2022-12-20 세이지리서치 주식회사 공정 제어 방법 및 공정 제어 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101078781B1 (ko) 3차원 형상 검사방법
JP5025442B2 (ja) タイヤ形状検査方法とその装置
TWI440847B (zh) 檢測方法
JP4418841B2 (ja) 作業装置及びその校正方法
US8233041B2 (en) Image processing device and image processing method for performing three dimensional measurements
JP5376220B2 (ja) 部品組付検査方法および部品組付検査装置
JP4905013B2 (ja) 外観検査装置、外観検査方法及び高さ測定方法並びに回路基板製造方法
JP5626559B2 (ja) 欠陥判定装置および欠陥判定方法
US20100328435A1 (en) Method and apparatus for 3-dimensional vision and inspection of ball and like protrusions of electronic components
EP3109826A2 (en) Using 3d vision for automated industrial inspection
JP5109633B2 (ja) 測定方法及び検査方法並びに測定装置及び検査装置
US11158039B2 (en) Using 3D vision for automated industrial inspection
JP5438475B2 (ja) 隙間段差計測装置、隙間段差計測方法、及びそのプログラム
JP2006064690A (ja) 管内面形状測定装置
JP2007303994A (ja) 外観検査装置及び外観検査方法
JP5385703B2 (ja) 検査装置、検査方法および検査プログラム
US20060222233A1 (en) Pattern defect inspection method and apparatus using image correction technique
US10841561B2 (en) Apparatus and method for three-dimensional inspection
JP4837538B2 (ja) 端部位置測定方法および寸法測定方法
US10715790B2 (en) System and method for lead foot angle inspection using multiview stereo vision
WO2022080170A1 (ja) コネクティングロッドの検査方法及び検査装置
TWI550252B (zh) 邊緣位置檢測裝置及邊緣位置檢測方法
WO2020217970A1 (ja) ワイヤ形状測定装置及びワイヤ三次元画像生成方法並びにワイヤ形状測定方法
JP2016095243A (ja) 計測装置、計測方法、および物品の製造方法
JP5570890B2 (ja) タイヤの外観検査方法および外観検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110405