JP2007303823A - α線と蛍光体と太陽電池よりなる第二の原子力発電法。 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】太陽電池1の上に蛍光体5を敷き詰め、その上にプルトニウム2を位置せしめることにより、プルトニウムから発生するα線が蛍光体を通過する際に蛍光を発生し、この蛍光によって太陽電池による発電が行われる。透明伝導膜をはさんで両側にプルトニウム、さらにその両側に順に蛍光体板太陽電池を配置する。
【選択図】図1
Description
1988年8月26日午後1時55分飯山市内で太陽電池(1)の発電効率を調べたところ143mA、4.85ボルト(使用した太陽電池の表面積は138平方cmである。)であった。以下太陽電池を100平方cmに換算して計算する。
即ち,発電効率は100mA(106.3、6mA)電圧は(4.85ボルト)を5.00ボルト、プルトニウム238)の密度を20g(19.84g)として計算する。
(1)太陽電池にX線を照射すると、微量の発電効率を得ること。
(ちなみにγ線の場合は53.27倍、60.00倍、59.26倍であった)
病院でX線を使う場合は、胸部、腹部、四肢の関節等々、それぞれ違った大きさの鉄板の箱に増感紙と共にフイルムを入れ、それぞれのX線の電圧、電力量等を違ったように設定し撮影を行う。
しかし、例えば、肺癌、肺結核、胃ガン等の集団検診では、全部同じ条件で撮影するから、病院でやる様に一々、撮影の条件に合わせて、フイルムの大きさや、その他の条件を替えてやる必要が無く、我々がカメラで35mmフイルム12枚取り、35mm36枚取りのフイルムを使う様に、35mmでは無く、100mm位の幅の広い長いフイルムを使い、一度に50〜100人もの人たちの撮影をする。その時フイルムが小さいと、細かい陰影を旨く撮る事ができない。
そこで、大きな胸部単純撮影用の大陸盤のフイルムと同じ大きさの蛍光体板を置き、此の蛍光体板一杯の大きさの面にX線を照射し、その瞬間の蛍光像を捕らえて幅100mm位のフイルムで撮影する。こうして目の細かい像が撮れる。
それからフイルムを読む時は,直径10cmもの大きな大レンズをつけた読影器を使って読んで行く。此処ではその報告書のみをそのまま報告した。
図5:蛍光体板(3)の図面、実験に使用した中古の蛍光体板(3)は、41〜42cmのほぼ正方形をなしている。
これが第二の提案である。
此が第四の提案である。
この構造を向後α線型太陽電池もジュール(8)と名付ける。
次にα線の問題がある。
を回して発電するものであった。
(ロ)又、放射線による微量の発熱を熱電変換素子により電流を得る方法もあった。主として心臓のペースメーカーなどに使用された。
(イ)従来の原子力発電は核分裂に際して生ずる熱エネルギーを用いて、蒸気タービンを回し発電機によって電力を得るものであり、原子炉、タービン、発電機等々、巨大且つ複雑な設備を必要とした。
本発明はこれらの欠点を除く為になされたものである。
(イ)今、此処に20ccあたり一億分の一gのプルトニウム238の小粒子を含むコロイドを作る。もしコロイドが出来なければ保護コロイドを加える。
先ず、ここで太陽電池の上に仮に40μm前後の厚さの蛍光体を敷き詰めて、その上に次ぎの様にして一億分の一gから始まって、1gの百万分の一g、に至るまで段階を追って順次プルトニウム238の使用量を増やし、その時々の発電効率を測定して行く。
即ち、実際に使用するコロイド溶液は、20CC乃至25CC以上でなければならない。(10図、11図参照)。20〜30CCならば牛乳が太陽電池の上に均等に全面に敷き詰められる。
この様に太陽電池全面の上に均等に牛乳を、又、プルトニウム238のコロイド溶液を(小粒子の、プルトニウム238のコロイドを)を太陽電池の上に均等に敷き詰める。これが第7の提案である。
太陽電池の上にそして蛍光体の上に敷き詰めるプルトニウム238の必要量の決定。
要するに1gの一億分の一gから始めて→百万分の一gに至るまでそれぞれのプルトニウム238の量を順を追って連続的に増加させ、その時々の発電効率・起電力を調べて行く。
(1)則ち以下1億分の1gから始めて実験を始める。1×100,000,000分の1g=1×10−8gのプルトニウムを使用する、それを太陽電池の上に敷き詰め、その時の発電効率X1アンペアを測定する。
(2)次に1億分の1、2g則ち1、2×、10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X2アンペアを測定する。
(3)次に1,4×10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X3アンペアを測定する。
(4)次に1,6×10−8gプルトニュウムを使用してその時の発電効率X4アンペアを測定する。
(5)次に1、8×10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X5アンペアペアを測定する。
(6)次に2,0×10−8g即ち2,0×10ー8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X6アンペアを測定する。
(7)次に2、2×10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X7アンペアを測定する。
(8)次に2,4×10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X8アンペアを測定する。
(9)次に2,6×10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X9アンペアを測定する。
(10)次に2,8×10−8gのプルトニウムを使用してその時の発電効率X10アンペアを測定する。
(12)次に3,2×10−8gのプルトニウムを使用してその時の発電効率X12アンペアを測定する。
(13)次に3、4×10−8gのプルトニウムを使用してその時の発電効率X13アンペアを測定する。
(14)次に3.6×10−8gのプルトニウムを使用してその時の発電効率X14アンペアを測定する。
(15)次に3、8×10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X15アンペアを測定する。
(16)次に4,0×10−8gのプルトニウムを使用してその時の発電効率X16アンペアを測定する。
(17)次に4,2×10−8gのプルトニウムを使用してその時の発電効率X17アンペアを測定する。
(18)次に4、4×10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X18アンペアを測定する。
(!9)次に4,6×10−8gのプルトニウムを使用してその時の発電効率X19アンペアを測定する。
(20)次に4、8×10−8gのプルトニュウムを使用してその時の発電効率X20アンペアを測定する。
(22)次に1億分の5,2g即ち5,2×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X22アンペアを測定する。
(23)次に1億分の5,4g即ち5,4×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X23アンペアを測定する。
(24)次に1億分の5,6g即ち5,6×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X24アンペアを測定する。
(25)次に1億分の5,8g即ち5,8×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X25アンペアを測定する。
(26)次に1億分の6,0g即ち6,0×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X26アンペアを測定する。
(27)次に1億分の6,2g即ち6,2×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X27アンペアを測定する。
(28)次に1億分の6,4g即ち6,4×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X28アンペアを測定する。
(29)次に1億分の6,6g即ち6,6×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X29アンペアを測定する。
(30)次に1億分の6,8g即ち6,8×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X30アンペアを測定する。
(32)次に1億分の7,2g即ち7,2×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X32アンペアを測定する。
(33)次に1億分の7,4g即ち7,4×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X33アンペアを測定する。
(34)次に1億分の7,6g即ち7,6×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X34アンペアを測定する。
(35)次に1億分の7,8g即ち7,8×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X35アンペアを測定する。
(36)次に1億分の8,0g即ち8,0×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X36アンペアを測定する。
(37)次に1億分の8,2g即ち8,2×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X37アンペアを測定する。
(38)次に1億分の8,4g即ち8,4×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X38アンペアを測定する。
(39)次に1億分の8,6g即ち8,6×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X39アンペアを測定する。
(40)次に1億分の8,8g即ち8,8×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X40アンペアを測定する。
(41)次に1億分の9,0g即ち9,0×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X41アンペアを測定する。
(42)次に1億分の9,2g即ち9,2×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X42アンペアを測定する。
(43)次に1億分の9,4g即ち9,4×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X43アンペアを測定する。
(44)次に1億分の9,6g即ち9,6×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X44アンペアを測定する。
(45)次に1億分の9,8g即ち9,8×10−8gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X45アンペアを測定する。
(47)次に1千万分の1,2g即ち1.2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X47アンペアを測定する。
(48)次に1千万分の1,4g即ち1,4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X48アンペアを測定する。
(49)次に1千万分の1,6g即ち1,6×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X49アンペアを測定する。
(50)次に1千万分の1,8g即ち1,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X50アンペアを測定する。
(52)次に1千万分の2,2g即ち2,2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X52アンペアを測定する。
(53)次に1千万分の2,4g即ち2,4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X53アンペアを測定する。
(54)次に1千万分の2,6g即ち2,6×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X54アンペアを測定する。
(55)次に1千万分の2,8g即ち2,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X55アンペアを測定する。
(56)次に1千万分の3,0g即ち3,0×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X56アンペアを測定する。
(57)次に1千万分の3,2g即ち3,2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X57アンペアを測定する。
(58)次に1千万分の3,4g即ち3,4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X58アンペアを測定する。
(59)次に1千万分の3,6g即ち3,6×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X59アンペアを測定する。
(60)次に1千万分の3,8g即ち3,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X60アンペアを測定する。
(62)次に1千万分の4,2g即ち4,2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X62アンペアを測定する。
(63)次に1千万分の4,4g即ち4,4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X63アンペアを測定する。
(64)次に1千万分の4,6g即ち4,6×10−7gのプルトニウム238をd使用してその時の発電効率X64アンペアを測定する。
(65)次に1千万分の4,8g即ち4,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X65アンペアを測定する。
(66)次に1千万分の5,0g即ち5,0×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X66アンペアを測定する。
(67)次に1千万分の5,2g即ち5,2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X67アンペアを測定する。
(68)次に1千万分の5,4g即ち5,,4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X68アンペアを測定する。
(69)次に1千万分の5,6g即ち5,6×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X69アンペアを測定する。
(70)次に1千万分の5,8g即ち5,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X70アンペアを測定する。
(72)次に1千万分の6,2g即ち6,2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X72アンペアを測定する。
(73)次に1千万分の6,4g即ち6,4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X73アンペアを測定する。
(74)次に1千万分の6,6g即ち6,6×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X74アンペアを測定する。
(75)次に1千万分の6,8g即ち6,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X75アンペアを測定する。
(76)次に1千万分の7,0g即ち7,0×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X76アンペアを測定する。
(77)次に1千万分の7,2g即ち7,2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X77アンペアを測定する。
(78)次に1千万分の7,4g即ち7,,4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X78アンペアを測定する。
(79)次に1千万分の7,6g即ち7,6×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X79アンペアを測定する。
(80)次に1千万分の7,8g即ち7,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X80アンペアを測定する。
(82)次に1千万分の8,2g即ち8,2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X82アンペアを測定する。
(83)次に1千万分の8,4g即ち8.4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X83アンペアを測定する。
(84)次に1千万分の8,6g即ち8,6×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X84アンペアを測定する。
(85)次に1千万分の8,8g即ち8,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X85アンペアを測定する。
(86)次に1千万分の9,0g即ち9,0×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X86アンペアを測定する。
(87)次に1千万分の9,2g即ち9,2×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X87アンペアを測定する。
(88)次に1千万分の9,4g即ち9,4×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X88アンペアを測定する。
(89)次に1千万分の9,6g即ち9,6×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X89アンペアを測定する。
(90)次に1千万分の9,8g即ち9,8×10−7gのプルトニウム238を使用してその時の発電効率X90アンペアを測定する。
以上一億分の一gから百万分の一gまでをひと繋がりに測定計算する。
その時仮に(46)の様に一千万分の1gまで来た時X46が例えば100mAの発電効率を得るなら(この様に電磁線と同じ100mAの発電効率を示すプルトニウム238の量を得る事が此の提案の大切な眼目である。)、此の量のプルトニウム238を太陽電池モジュールに与えるとα線型太陽電池モジュールは二個の太陽電池を持ち、200mAの発電効率を持ち、此を、後に述べるα線型太陽電池アレイNo.2に適用するなら電磁線の場合と同じく、α線型太陽電池アレイNo.2は100ボルト100アンペアの発電効率を持つことになる。
蛍光体の層が1800μmと厚ければプルトニウム238による太陽電池の劣化が少なくなるものと期待される。
また、蛍光体とプルトニウム238の混合物、例えば重量等量混合物などを使用すればプルトニウム238による太陽電池の劣化破損を或る程度防げる可能性があると考える。その他重量等量混合物ではなく様々の割合の混合物について発電効率の計測が行われれば、良い結果を得る事が出来るのではないかと考える。
第五の提案(※第六図参照)において、α線型太陽電池モジュールを此の様な構造とした理由は、こうする事によって、正四角形型の、又は直方体のレンガ状のブロックを作り、(
太陽電池はその厚さが1,565μmであった。それに蛍光体とプルトニウム238の層をそれぞれ100μm加え、更に架台を加えても、その厚さを5mm以下とする事が可能である。これに冷却水の層を、5mm乃至10mmとして、冷却水の層とα線型太陽電池モジュール一個とで一単位とする。
その一単位は2個の太陽電池を持ち、200mAの発電効率を持ち10〜15mmの厚さとなる。これが第八の提案である。
α線型太陽電池モジュール(8)を10個を並列に繋げれば、その発電効率は2000mA即ち2アンペアとなる。この様に10個のα線型太陽電池モジュールを積み重ねた構造を向後、α線型太陽電池デバイスと呼ぶこととする。すると、此のα線型太陽電池デバイスは約1〜1.5リットルの体積と5ボルト2アンペアの発電効率を持ち、20個の太陽電池からなっている。
このα線型太陽電池デバイス20個を直列に繋げば100ボルト2アンペアの発電効率を持つことになる。
これをα線型太陽電池アレイNo.1と名付ける。するとこのα線型太陽電池アレイNo.1は400個の太陽電池を持ち体積は20〜30リットルである。
更に、このα線型太陽電池アレイNo.1を50個並列に繋げば、体積は1000リットル即ち1.0〜1.5立方メートルとなり(先の仮定により)100ボルト100アンペアの発電効率を示す。そして二万個の太陽電池を持っている。これをα線型太陽電池アレイNo.2と名付ける。
プルトニウム238必要量の計算:
此のα線型太陽電池アレイNo.2を一千個作ればその体積は一千立方メートル〜一千五百立方メートル、即ち縦10メートル、横10メートル奥行き10メートル乃至s15メートルの大きさの体積を持つ事になる。そして2千万個の太陽電池を持つことになる。此の場合のプルトニウム238の使用量は、千万分の一g×2千万=2gとなる。
従って2gで十万アンペアの発電効率を持つ事になる。
此れをα線型太陽電池アレイNo.3と名付ける。繰り返すと、α線型太陽電池アレイNo.3は二千万個の太陽電池をもち、十万アンペアの発電効率を持つ事になる。そして2gのプルトニウム238を必要とする事になる。
此処でもしプルトニウム238の量が千万分の一ではなく百万分の一ならば、桁が一つずれてプルトニウム238の必要量は40gとなる。更に十万分の一ならば桁がもう一つ増えて400gとなる。
この「α線と蛍光体と太陽電池よりなる第二の原子力発電法」を製作するのと同じプロセスを踏む事によって、全てのα崩壊をなす同位元素即ち、α線を放出する放射性同位元素ならこの提案に、それを利用する事ができるものと考える。
提案の成果
従来の太陽電池住宅では太陽電池が100〜300坪前後の面積しかなかった。
それでは、此のα線型太陽電池アレイNo.3の場合を考えると。二千万個の太陽電池は一個100平方cmで太陽電池面積の二千万個からなっている。その総面積は20万平方メートルである。3,3平方メートルで除して坪数に直すと六万六百六余坪の値となる。この値が縦10メートル横10メートル奥行き15メートルのコンパクトな形に収まっている。学校の雨天体操場の様な建築物に充分に収まる大きさである。
但し、相当な発熱が予想されるから、海岸線からあまり遠くない地点に設けるか、大きな湖、例えば、琵琶湖、猪苗代湖、佐久間ダムの上、等などに設けられねばならない。 原子炉、蒸気タービン、発電機等の高価で且つ大きな複雑な機械施設や建築物が必要でない。安価で安全な発電法である。
従来の核分裂により、その熱エネルギーで蒸気タービンを回して発電する現在の原子力発電法に次ぐ、第二の原子力発電手段として、研究に値するものと考える。
a)従来の太陽電池発電の様に、太陽光の利用できない夜間、太陽光の利用できない場所では使用できないと言う決定的な制約から解放される。
b) 又、何千個も積層する事が検討されて無かった。本発明で、始めて、その様な太陽電池の何千個もの太陽電池が積層すると言うことが可能となった。従来の方法では、何千個もの太陽電池を積層する事が不可能であり、それに対する考え方が無かった。本発明で始めてそれが可能となった。
d)原子炉、タービン、発電機、等のような複雑かつ高価な大きな施設を必要としない。従ってまた安価で安全な、そして危険の無い電気エネルギーを提供するものである。
e)戦争等の非常時にあって、その施設、原料等必要な機材を航空機によって運搬輸入する事が出来る。
f)重水素その他、α線を与える、α崩壊をなす、殆ど全ての元素が使用可能と考えられる。
2プルトニウム238
3蛍光体板
4透明伝導膜
5蛍光体
6牛乳
8α線型太陽電池モジュール
9プルトニウム238の小球体
10α線
11蛍光
12板状プルトニウム
13冷却水の層(10mm)
14冷却水の層(5mm)
17蛍光体と太陽電池とα線よりなる発電装置No.2
18堤防
19電磁線
※参考、資料文献
1)世界文化社百科事典、第9巻p516。
2)エンサイクロペデイア・ブリタニカ。
3)日本大百科全書・(エンサイクロペデイア・ニポニカ
(ソニー電子辞書))。
4)アモルファス・不可思議な非晶質物質。(桑野幸徳著)・・・p131。
5)岩波書店:理化学事典。
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