JP2007302282A - 製袋包装機 - Google Patents

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幸夫 中川
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佳生 岩崎
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Abstract

【課題】包装材の供給スピードが非常に速い場合においても印刷の質が高く維持される製袋包装機を提供する。
【解決手段】製袋包装機は、帯状のフィルムFの供給を受け被包装物を包装した袋を製造する製袋包装ユニット5と、製袋包装ユニット5に向けてフィルムFを繰り出すフィルム供給ユニット6と、インクジェットプリンタ部9aと、紫外線照射部9bとを備える。インクジェットプリンタ部9aは、フィルム供給ユニット6から製袋包装ユニット5へと繰り出されたフィルムFにインクを吹き付けて、フィルムFにデザインを印刷する。紫外線照射部9bは、インクジェットプリンタ部9aによりデザインが印刷されて製袋包装ユニット5へと供給されるフィルムFに対して、紫外線を照射する。
【選択図】図3

Description

本発明は、製袋包装機、特に、包装材供給機構から帯状の包装材の供給を受けて被包装物を包装した袋を製造する製袋包装機に関する。
袋を製造しながら、その袋に食品などの被包装物を充填して包装する装置として、製袋包装機が知られている。
例えば、縦型の製袋包装機では、包装材供給部の包装材ロールから繰り出された包装材が、複数のローラによって製袋包装部に案内される。製袋包装部に案内された帯状の包装材は、筒状に形成され、その重なり部分である縦の縁が、縦シール装置によってシールされる。そして、筒状となった包装材の内部に被包装物が送り込まれ、その状態において、横シール装置により、被包装物の上方および下方で筒状の包装材が横にシールされる。これらの動作が繰り返され、被包装物を包装した袋(又は包装容器)が次々に製造されていく。
このような製袋包装機の一例が、特許文献1に開示されている。
特開2005−219812号公報
特許文献1の装置では、包装材供給部から製袋包装部に供給される途中の包装材に対して、プリンタによって印刷を行っている。
しかし、ポテトチップスなどの食品を密封した袋を製造する最近の製袋包装機は、1分間に100個以上の袋を製造する能力がある。このような製袋包装機において、サーマルヘッドや熱転写リボンなどを用いて熱による印刷を包装材に行わせようとしても、印刷のスピードが製袋包装部への包装材の供給スピードに追いつかない。
そこで、製袋包装機において包装材に印刷を行う手段として、インクの微細な粒子を吹き付けることにより印刷を行うインクジェット方式の印刷手段を採用することが考えられるが、この場合にも、上述のような袋製造能力を持つ高速の製袋包装機においては、印刷後に包装材が製袋されるまでの時間が非常に短く、包装材の上に載ったインクが乾く時間が十分にとれない恐れがある。このため、包装材への印刷の質の面で懸念が残り、製袋包装機にインクジェット方式の印刷手段を採用することは難しいと考えられている。
一方、特許文献1において好ましい態様として開示されているように、包装材に形成したデザイン層の外表面にさらに保護層を形成することが考えられるが、これもコストやスピードの観点から採用が難しいと言える。
本発明の課題は、包装材供給部から製袋包装部へと供給される包装材に対して印刷を施す製袋包装機であって、包装材の供給スピードが非常に速い場合においても印刷の質が高く維持されるものを提供することにある。
第1発明に係る製袋包装機は、製袋包装部と、包装材供給部と、インクジェットプリンタ部と、紫外線照射部とを備えている。製袋包装部は、帯状の包装材の供給を受け、被包装物を包装した袋を製造する。包装材供給部は、製袋包装部に向けて包装材を繰り出す。インクジェットプリンタ部は、包装材供給部から製袋包装部へと繰り出された包装材にインクを吹き付けて、包装材にデザインを印刷する。紫外線照射部は、インクジェットプリンタ部によりデザインが印刷されて製袋包装部へと供給される包装材に対して、紫外線を照射する。
ここでは、包装材供給部から製袋包装部へと繰り出される包装材に対して、インクジェットプリンタ部によってデザインを印刷させることができる。このため、包装材供給部にセットする包装材として無地のものや一部に印刷が為されていないものを用い、インクジェットプリンタ部により被包装物に合った印刷を行うようにすれば、包装材供給部にセットされた包装材を取り替えることなく種々の被包装物に対応することが可能となる。また、包装材の取り替えの手間が省けコストダウンが実現できたり、取り替え時に生じる包装材の無駄がなくなったり、ニーズに合わせたきめ細かい袋表面の印刷の変更ができたりするメリットが生まれる。
さらに、ここでは、インクジェットプリンタ部によりデザインが印刷された包装材に対して、紫外線照射部から紫外線を照射しているため、包装材の供給スピードが非常に速い場合においても、製袋包装部に供給される包装材の印刷層のインクが早く硬化して、製袋包装部などにおいて包装材の印刷層が乱れたり剥離したりすることが抑えられる。特に、包装材としてプラスチックのフィルムを用いて食品などを包装する場合には、従来、そのフィルムに高速で印刷を行いつつ印刷の質を確保することは難しいと思われていたが、本発明によれば印刷の高速性と印刷の質とを両立させることができる。
第2発明に係る製袋包装機は、第1発明において、追加紫外線照射部をさらに備えている。追加紫外線照射部は、紫外線照射部と製袋包装部との間に配置され、包装材に対してさらに紫外線を照射する。
包装材の供給スピードが速くなると、紫外線照射部による紫外線の照射だけでは包装材に吹き付けられたインクが十分に硬化しないまま製袋包装部に供給されてしまうことも想定される。しかし、ここでは、追加紫外線照射部をさらに配備して、包装材に対してさらなる紫外線の照射を施しているため、製袋包装部に供給される包装材の印刷の質がより向上する。
第3発明に係る製袋包装機は、第1又は第2発明において、インクジェットプリンタ部が、インク吹付部を有する。インク吹付部は、包装材に対してインクを吹き付ける。また、第3発明に係る製袋包装機は、移動機構をさらに備えている。移動機構は、第2速度で、インク吹付部を、包装材の移動方向と同じ方向へ移動させる。第2速度は、包装材供給部から製袋包装部へと移動する包装材の速度である第1速度よりも遅い。
ここでは、インク吹付部が、包装材よりも少し遅い速度で包装材と同じ方向に移動するため、包装材の供給スピード(移動スピード)が非常に早い場合においても、印刷が可能となる。
第4発明に係る製袋包装機は、第3発明において、インクジェットプリンタ部が、さらに第2インク吹付部を有している。第2インク吹付部は、包装材の移動方向に沿ってインク吹付部と離間して配置されており、インク吹付部と同様に、包装材に対してインクを吹き付ける。また、移動機構は、インク吹付部および第2インク吹付部を、第2速度で包装材の移動方向と同じ方向へ移動させる。
ここでは、インクジェットプリンタ部においてインク吹付部のほかに第2インク吹付部を配備しているため、包装材の移動方向に沿って移動しながら印刷を行ったインク吹付部を元の位置に戻している間に、第2インク吹付部を用いて包装材に印刷を施すことが可能であり、包装材に対して切れ目なく連続的に印刷を行うことができる。特に、高速で移動する包装材に対して印刷を連続的に行う必要があって、停止状態のインク吹付部からインクを吹き付けるのでは印刷が不可能である場合には、このように複数のインク吹付部を配備する第4発明が有効である。
第5発明に係る製袋包装機は、第3又は第4発明において、インク吹付部が、複数の部分に分割されている。これらのインク吹付部の複数の部分は、包装材の移動方向に直交する方向に沿って、包装材の幅方向の一端から他端まで並べられている。
ここでは、包装材の幅方向の一端から他端までインク吹付部の複数の部分が並べられているため、インク吹付部を包装材の幅方向に沿って走査させる必要がなくなり、印刷の高速性が向上する。
第6発明に係る製袋包装機は、第3発明において、移動機構が、インク吹付部とともに紫外線照射部を移動させる。
本発明に係る製袋包装機によれば、インクジェットプリンタ部により包装材に吹き付けられたインクが紫外線の照射により硬化するため、包装材に印刷されたデザインの質が、包装材の供給スピードが非常に速い場合においても高く維持される。
〔製袋包装機の概略構成〕
本発明の一実施形態に係る縦型の製袋包装機3を図1に示す。この製袋包装機3は、被包装物となるポテトチップス等の食品(図2の符号Cを参照)をフィルムで覆い、筒状となったフィルムを縦および横にシールして袋を製造する機械である。
被包装物は、製袋包装機3の上方に設けられた計量機2から、所定量ずつ落下してくる。計量機2は、フィーダ、プールホッパ24、計量ホッパ25、集合排出シュート26などから構成される組み合わせ計量装置である。
製袋包装機3は、主として、被包装物の袋詰めを行う本体部分である製袋包装ユニット5(図2参照)と、この製袋包装ユニット5に袋となる包装材であるフィルムFを供給するフィルム供給ユニット6と、両ユニット5,6の間に配備される印刷ユニット9(図3参照)と、各ユニットの駆動部分の動きを制御する制御装置40(図5参照)とから構成されている。
〔フィルム供給ユニット〕
フィルム供給ユニット6は、製袋包装ユニット5の成形機構13に対して帯状のフィルムFを供給するユニットである。このフィルム供給ユニット6では、フィルムFが巻かれたフィルムロール6bがセットされており、このフィルムロール6bからフィルムFが繰り出される。
フィルムロール6bから繰り出されるフィルムFは、フィルムロール6bを回転させる送出モータ6a(図5参照)の作動により送り出され、後述する製袋包装ユニット5のプルダウンベルト機構14の作動により製袋包装ユニット5側に引っ張られて、搬送が為される。フィルム供給ユニット6から製袋包装ユニット5へと供給されるフィルムFは、複数のローラ61(図3参照)に掛け渡され、図示しないテンションローラによって所定の張力がかかった状態で搬送される。送出モータ6aやプルダウンベルト機構14の動きは、制御装置40によって制御される。
〔製袋包装ユニット〕
製袋包装ユニット5は、図2に示すように、シート状で送られてくるフィルムFを筒状に成形する成形機構13と、筒状となったフィルムF(以下、筒状フィルムFmという。)を下方に搬送するプルダウンベルト機構14と、筒状フィルムFmの重なり部分を縦にシールする縦シール機構15と、筒状フィルムFmを横にシールすることで袋Bの上下の端部を封止する横シール機構17とを有している。
<成形機構>
成形機構13は、チューブ13bと、フォーマー13aとから構成されている。チューブ13bは、円筒形状の部材であり、上下端が開口している。このチューブ13bの上端の開口部には、図2に示すように、計量機2で計量された被包装物Cが投入される。フォーマー13aは、チューブ13bを取り囲むように配置されている。このフォーマー13aの形状は、フィルムロール6bから繰り出されてきたシート状のフィルムFがフォーマー13aとチューブ13bとの間を通るときに筒状に成形されるような形状となっている(図2参照)。また、成形機構13のチューブ13bやフォーマー13aは、製造する袋の大きさに応じて取り替えることができる。
<プルダウンベルト機構>
プルダウンベルト機構14は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムFmを吸着して下方に搬送する機構であり、図2に示すように、チューブ13bを挟んで左右両側にそれぞれベルト14cが設けられている。プルダウンベルト機構14では、吸着機能を有するベルト14cを駆動ローラ14aおよび従動ローラ14bによって回し、筒状フィルムFmを下方に運ぶ。なお、図2においては、駆動ローラ14a等を回転させるローラ駆動モータの図示を省略している。
<縦シール機構>
縦シール機構15は、チューブ13bに巻き付いた筒状フィルムFmの重なり部分を、一定の圧力でチューブ13bに押しつけながら加熱して縦にシールする機構である。この縦シール機構15は、チューブ13bの前側に位置しており、ヒーターや、そのヒーターにより加熱され筒状フィルムFmの重なり部分に接触するヒータベルトを有している。また、縦シール機構15は、図示していないが、ヒータベルトをチューブ13bに近づけたり遠ざけたりするための駆動装置も備えている。
<横シール機構>
横シール機構17は、成形機構13、プルダウンベルト機構14および縦シール機構15の下方に配置されている。横シール機構17は、ヒーターを内蔵する一対のシールジョー51を含む機構である(図2参照)。
図2では図示を省略しているが、横シール機構17は、一対のシールジョー51それぞれが互いに対称なD字状の軌跡を描くようにシールジョー51を旋回させるジョー旋回用モータを有しており、このモータも制御装置40の指令にしたがって動く(図5参照)。
また、シールジョー51の一方の内部には、カッター(図示せず)が内蔵されている。このカッターは、シールジョー51による横シール部分の高さ方向の中心位置において、袋Bと後続の筒状フィルムFmとを切り離す役割を果たす。
〔印刷ユニット〕
印刷ユニット9は、製袋包装ユニット5とフィルム供給ユニット6との間に配備されており、フィルムロール6bとして印刷が必要なものがフィルム供給ユニット6にセットされた場合に、フィルム供給ユニット6から製袋包装ユニット5に供給される途中のフィルムFに対して印刷を施す。この印刷ユニット9は、図3および図5に示すように、インクジェットプリンタ部9aと、紫外線照射部9bと、循環移動機構9cとを有している。
<インクジェットプリンタ部>
インクジェットプリンタ部9aは、フィルム供給ユニット6から製袋包装ユニット5へと搬送されているフィルムFに対してインクを吹き付けて、フィルムFにカラーデザインを印刷する。このカラーデザインは、フィルムFが袋B(図2参照)になったときに、袋の外表面のデザインとなる。
インクジェットプリンタ部9aは、後述する循環移動機構9cにより移動させられる3つのインク吹付部91〜93を有している。第1インク吹付部91、第2インク吹付部92および第3インク吹付部93は、フィルムFの搬送方向に沿って所定間隔をあけて配置されている。
各インク吹付器91〜93は、インクの微小液滴を噴射するノズルの集合体であり、これらからフィルムFに向けて下方に噴射されたインクが、相対移動しているフィルムFの上にカラーデザインを印刷していく。インクの噴射方式については、圧電方式であっても、サーマルインクジェット方式であっても、その他の方式であってもよい。
インク吹付器91〜93の構成は同じであるため、インク吹付器91を例にとって説明する。図4に示すように、インク吹付器91は、フィルムFの幅方向(フィルムFの搬送方向に直交する方向)に並ぶ多数のノズル91a,91b,91c,91d・・・という複数部分から成っている。各ノズルは、フィルムFの幅方向に移動はせず、一体となってフィルムFの搬送方向に沿って移動する。なお、インク吹付器91のノズル91a,91b,91c,91d・・・は、フィルムFの幅方向の一端から他端まで並べられており、フィルムFの幅方向の一端から他端まで隙間なく印刷する(図4参照)。
<紫外線照射部>
紫外線照射部9bは、インクジェットプリンタ部9aによりカラーデザインが印刷された直後のフィルムFに対して、紫外線を照射する。この紫外線照射部9bも、後述する循環移動機構9cにより移動させられる3つの紫外線照射器94〜96を有している。第1紫外線照射器94は第1インク吹付部91の後端に隣接して設けられており、第2紫外線照射器95は第2インク吹付部92の後端に隣接して設けられており、第3紫外線照射器96は第2インク吹付部93の後端に隣接して設けられている(図3参照)。各紫外線照射器94〜96は、フィルムFの幅方向の一端から他端まで隈無く紫外線を照射することができる細長い紫外線ランプである。
<循環移動機構>
循環移動機構9cは、図3に示す駆動ローラおよび従動ローラに掛け渡されたベルトを、駆動ローラの回転軸に回転力を与える循環移動用モータ97を作動させて回すことにより、ベルトに固定されているインク吹付器91〜93および紫外線照射器94〜96を循環移動させる。そして、インク吹付器91〜93および紫外線照射器94〜96は、フィルムFに対向しているときに、フィルムFの搬送速度よりも遅い速度でフィルムFと同じ方向に移動する。ここでは、図3に示すように、フィルムFを追いかけるように、インク吹付器91〜93および紫外線照射器94〜96がフィルムFに対向しながら水平に移動する。そして、フィルムFと対向している間、インク吹付器91〜93は、相対移動しているフィルムFの表面に対してインク99を噴射する(図4参照)。また、紫外線照射器94〜96は、インク吹付器91〜93がインクの噴射を行っているときに、フィルムFに向けて紫外線を照射し続ける。
〔追加紫外線照射ユニット〕
製袋包装機3は、印刷ユニット9の紫外線照射部9b(紫外線照射器94〜96)に加え、追加紫外線照射ユニット10a,10bをさらに備えている。追加紫外線照射ユニット10a,10bは、図3に示すように、フィルムFの搬送路における印刷ユニット9と製袋包装ユニット5との間に配備されており、フィルムFに対してさらに紫外線を照射する。追加紫外線照射ユニット10a,10bは、紫外線照射器94〜96と同様の紫外線ランプにより構成されており、印刷ユニット9によるフィルムFへの印刷が行われているときに紫外線をフィルムFの表面の印刷層に対して照射する。
なお、少なくとも1つの追加紫外線照射ユニットを、印刷ユニット9を通過したフィルムFがローラ61に接する前に配備することが望ましいため、ここでは、追加紫外線照射ユニット10aを、フィルムFの搬送路における印刷ユニット9の直後に配置している。これにより、フィルムFに印刷された印刷層がローラ61に触れる前に、必要に応じて印刷層の硬化を促進させることができる。
〔制御装置〕
制御装置40は、計量機2の制御および製袋包装機3の制御を行うものであって、CPU、ROM、RAMなどから構成されている。制御装置40は、図1および図5に示す操作スイッチ類7やタッチパネル式ディスプレイ8から入力された操作や設定に従って、フィルム供給ユニット6においてフィルムローラ6bを回転させてフィルムFを繰り出させる送出モータ6aや、製袋包装ユニット5の各機構の駆動部分や、印刷ユニット9の各部を制御する。また、制御装置40は、計量機2のフィーダ、プールホッパ24、計量ホッパ25などの駆動を制御する。さらに、制御装置40は、計量機2および製袋包装機3に設置されている各種センサから必要な情報を取り込み、その情報を各種制御において利用する。
また、制御装置40は、連続的に計量および製袋包装を行う連続運転制御に加え、間欠的に計量および製袋包装を行う間欠運転制御を行うことができる。間欠運転制御では、製袋包装機3において、フィルム供給ユニット6から間欠的にフィルムFが製袋包装ユニット5へと供給され、製袋包装ユニット5において袋が間欠的に製造される。
<印刷ユニットの印刷制御および印刷動作>
制御装置40は、操作スイッチ類7やタッチパネル式ディスプレイ8から入力された設定において、フィルムFに対して印刷を行う選択が為されている場合に、印刷ユニット9を作動させて、製袋包装ユニット5に供給されるフィルムFに対してインクジェット方式による印刷を行わせる。また、高い袋製造能力が選択され、フィルムFの供給スピードが所定スピードを超える場合には、追加紫外線照射ユニット10a,10bをさらに作動させる。
インク吹付器91〜93および紫外線照射器94〜96を循環移動させる循環移動用モータ97は、フィルムFの搬送速度に合わせて制御され、フィルムFとそれに対向するインク吹付器91〜93との相対速度が一定になる。この状態で、フィルムFに対向するインク吹付器91〜93からインクがフィルムFに吹き付けられ、フィルムFの外表面にカラーデザインの印刷層が形成される。
なお、第1インク吹付部91が印刷を行ったフィルムFの部分の搬送方向上流部分については、第2インク吹付部92が印刷を行う。また、その第2インク吹付部92が印刷を行ったフィルムFの部分の搬送方向上流部分については、第3インク吹付部93が印刷を行う。
フィルムFに形成された印刷層は、形成直後に、紫外線照射器94〜96から紫外線の照射を受ける。これにより、印刷層のインクが素早く硬化することになる。さらに、使い紫外線照射ユニット10a,10bが作動している場合には、印刷ユニット9の下流側においてフィルムFの印刷層がさらなる紫外線の照射を受け、インクの硬化がより促進されることになる。
〔製袋包装機の特徴〕
(1)
製袋包装機3では、フィルム供給ユニット6から製袋包装ユニット5へと繰り出されるフィルムFに対して、インクジェットプリンタ部9aによってカラーデザインを印刷させることができる。このため、フィルム供給ユニット6にセットする包装材として無地のフィルムや一部に印刷が為されていないフィルムのロールを選び、製袋包装機3において被包装物に合った印刷を行うように設定をすれば、フィルム供給ユニット6にセットされたフィルムロール6bを取り替えることなく種々の被包装物に対応することが可能となる。また、フィルムロール6bの取り替えの手間が省けコストダウンが実現できたり、取り替え時に生じるフィルムFの無駄がなくなったり、ニーズに合わせたきめ細かい袋Bの表面の印刷の変更ができたりするメリットが生まれる。
(2)
さらに、製袋包装機3では、インクジェットプリンタ部9aによりカラーデザインが印刷されたフィルムFの印刷層に対して、紫外線照射部9bから紫外線を照射しているため、フィルムFの供給スピードが非常に速い場合においても、製袋包装ユニット5に供給されるフィルムFの印刷層のインクが早く硬化して、製袋包装ユニット5や製袋包装機3の後段の検査装置などにおいてフィルムFの印刷層が乱れたり剥離したりすることが抑えられる。特に、プラスチックのフィルムを用いて食品などを包装する場合には、そのフィルムに高速で印刷を行いつつ印刷の質を確保することは従来難しいと思われていたが、この製袋包装機3によれば印刷の高速性と印刷の質とを両立させることができる。
(3)
製袋包装機3では、インク吹付部91〜93が、フィルムFよりも少し遅い速度でフィルムFと同じ方向に移動するため、フィルムFの供給スピード(搬送速度)が非常に早い場合においても、印刷が可能となっている。
(4)
製袋包装機3では、インクジェットプリンタ部9aにおいて第1インク吹付部91のほかに第2インク吹付部92や第3インク吹付部93を配備しているため、フィルムFの移動方向に沿って移動しながら印刷を行った第1インク吹付部91を元の位置に戻している間に、第2インク吹付部92や第3インク吹付部93を用いてフィルムFに印刷を施すことが可能であり、フィルムFに対して切れ目なく連続的に印刷を行うことができる。特に、高速で移動するフィルムFに対して印刷を連続的に行う必要があって、停止状態のインク吹付部からインクを吹き付けるのでは印刷が不可能である場合には、このように複数のインク吹付部91〜93を配備することが有効となる。
(5)
製袋包装機3では、フィルムFの幅方向の一端から他端までインク吹付部91〜93の複数の部分(ノズル91a,91b,91c,91d・・・)が並べられているため、インク吹付部91〜93をフィルムFの幅方向に沿って走査させる必要がなくなり、印刷の高速性が向上している。
(6)
フィルムFの供給スピードが速くなると、印刷ユニット9の紫外線照射部9bによる紫外線の照射だけでは、フィルムFに吹き付けられたインクが十分に硬化しないまま製袋包装ユニット5に供給されてしまうことが想定される。しかし、製袋包装機3では、追加紫外線照射ユニット10a,10bをさらに配備して、フィルムFに対してさらなる紫外線の照射を施すことができるようにしているため、製袋包装ユニット5に供給されるフィルムFの印刷の質を確保することができている。
本発明の一実施形態に係る製袋包装機および計量機の概略斜視図。 製袋包装機の製袋包装ユニットの概略を示す斜視構成図。 製袋包装機の印刷ユニットを示す構成図。 図3のIV矢視図。 製袋包装機の制御ブロック図。
符号の説明
3 製袋包装機
5 製袋包装ユニット(製袋包装部)
6 フィルム供給ユニット(包装材供給部)
9 印刷ユニット
9a インクジェットプリンタ部
9b 紫外線照射部
9c 循環移動機構(移動機構)
10a 追加紫外線照射ユニット(追加紫外線照射部)
10b 追加紫外線照射ユニット(追加紫外線照射部)
91 第1インク吹付器
92 第2インク吹付器
93 第3インク吹付器
94 第1紫外線照射器
95 第2紫外線照射器
96 第3紫外線照射器
B 袋
C 被包装物
F フィルム

Claims (6)

  1. 帯状の包装材の供給を受け、被包装物を包装した袋を製造する製袋包装部と、
    前記製袋包装部に向けて前記包装材を繰り出す包装材供給部と、
    前記包装材供給部から前記製袋包装部へと繰り出された前記包装材にインクを吹き付けて、前記包装材にデザインを印刷するインクジェットプリンタ部と、
    前記インクジェットプリンタ部により前記デザインが印刷されて前記製袋包装部へと供給される前記包装材に対して、紫外線を照射する紫外線照射部と、
    を備えた製袋包装機。
  2. 前記紫外線照射部と前記製袋包装部との間に配置され、前記包装材に対してさらに紫外線を照射する追加紫外線照射部
    をさらに備えた、請求項1に記載の製袋包装機。
  3. 前記インクジェットプリンタ部は、
    前記包装材に対して前記インクを吹き付けるインク吹付部
    を有しており、
    前記包装材供給部から前記製袋包装部へと移動する前記包装材の速度である第1速度よりも遅い第2速度で、前記インク吹付部を、前記包装材の移動方向と同じ方向へ移動させる移動機構
    をさらに備えた、
    請求項1又は2に記載の製袋包装機。
  4. 前記インクジェットプリンタ部は、
    前記包装材の移動方向に沿って前記インク吹付部と離間して配置され、前記包装材に対して前記インクを吹き付ける第2インク吹付部
    をさらに有しており、
    前記移動機構は、前記インク吹付部および前記第2インク吹付部を、前記第2速度で前記包装材の移動方向と同じ方向へ移動させる、
    請求項3に記載の製袋包装機。
  5. 前記インク吹付部は、複数の部分に分割されており、
    前記インク吹付部の複数の部分は、前記包装材の移動方向に直交する方向に沿って、前記包装材の幅方向の一端から他端まで並べられている、
    請求項3又は4に記載の製袋包装機。
  6. 前記移動機構は、前記インク吹付部とともに前記紫外線照射部を移動させる、
    請求項3に記載の製袋包装機。
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JP2014162521A (ja) * 2013-02-26 2014-09-08 Taisei Lamick Co Ltd 包装袋、その製造方法および製造装置
EP3738780A1 (en) * 2019-05-14 2020-11-18 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. An apparatus for digital printing of carton-based packaging material for packages holding liquid food products and a method thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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