JP2007300642A - 無線ネットワークおよび他のアプリケーション用の、公平さが保証された、高スループットのスケジューラ - Google Patents

無線ネットワークおよび他のアプリケーション用の、公平さが保証された、高スループットのスケジューラ Download PDF

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Abstract

【課題】無線ネットワークにおいて、スループットと公平さのバランスの良スケジューリング・アルゴリズムを提供すること。
【解決手段】パケットまたは他のデータ・ブロックをフレームのタイムスロット中に複数の伝送要素から伝送するためにスケジュールする。所与のフレームについてスケジューリングする際、最初に各伝送要素を、所与のフレーム中に1つまたは複数のデータ・ブロックを伝送するのに適格であると指定し、指定された伝送要素のうちから少なくとも1つの伝送要素を、所与のフレームの、次に利用可能なタイムスロット中にスケジューリングする。次いで、選択された伝送要素の適格性ステータスを調整し、所与のフレームの残りの1つまたは複数のタイムスロットについて、選択動作および調整動作を繰り返す。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に遠隔通信の分野に関し、より詳細には、限られたリソースへのアクセスを制御するために使用されるスケジューラに関する。
本発明は、本願と同時に出願された米国特許出願(整理番号Hamilton5−1−3−2)「Wireless Network Scheduling Methods and Apparatus Based on Both Waiting Time and Occupancy」に関し、その開示を参照により本明細書に組み込む。
多くの遠隔通信アプリケーションにおいて、限られたリソースを求めて競合する複数のタスク間のコンテンションを解決するために、スケジューラが使用されている。たとえば、こうしたスケジューラは、特定の伝送帯域幅を介して伝送するように複数のトラフィック・フローをスケジュールするために、ネットワーク・プロセッサで一般に使用されている。
一般に、ネットワーク・プロセッサは、ネットワークの物理層部分などの物理的伝送媒体と、ルータ内のスイッチ構造または他のタイプのスイッチとの間のデータの流れを制御する。ネットワーク・プロセッサの重要な機能は、複数のトラフィック・フローに関連するセル、パケット、または他のデータ・ブロックを、ネットワークの物理的伝送媒体からスイッチ構造へ、およびその逆方向へ伝送するためのスケジューリングに関するものである。ネットワーク・プロセッサ・スケジューラが、この機能を実行する。
複数のスケジューリング・アルゴリズムをサポートできる、効率的でフレキシブルなスケジューラ・アーキテクチャは、本願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれる、発明者Asif Q.Khan他の名義で2003年11月26日に出願された米国特許出願第10/722,933号「Processor with Scheduler Architecture Supporting Multiple Distinct Scheduling Algorithms」に開示されている。
米国特許出願(整理番号Hamilton5−1−3−2)「Wireless Network Scheduling Methods and Apparatus Based on Both Waiting Time and Occupancy」 米国特許出願第10/722,933号「Processor with Scheduler Architecture Supporting Multiple Distinct Scheduling Algorithms」 米国特許出願第10/903,954号「Frame Mapping Scheduler」 米国特許出願第10/998,686号「Frame Mapping Scheduler with Compressed Mapping Table」 A.Jalali他、「Data throughput of CDMA−HDR a high efficiency high data rate personal communication wireless system」、Proc.of IEEE VTC2000、1854〜1858頁、2000年5月
ネットワーク・プロセッサまたは他の処理装置中に実装された所与のスケジューリング・アルゴリズムは、単純かつ公平であることがしばしば望ましい。通常、処理装置ハードウェアは、とくに高速データ環境では、所与のスケジューリングを決定するのに余り多くの時間がとれないので、簡潔さが重要である。よいスケジューラはまた公平でなければならない。たとえば、スケジューラは、優先順位の高いユーザが優先順位の低いユーザよりも多くの帯域幅を得るように、ユーザの重みに従って帯域幅を割り当てることができる。
単純かつ公平なスケジューリング・アルゴリズムの一例は、重み付きラウンドロビン(WRR)スケジューリング・アルゴリズムである。所与の遠隔通信アプリケーションに、各タイムスロット内で1つのデータ・ブロックを処理することができる1つのリソースを求めて競合する複数のユーザがいると仮定する。スケジューラは、どのユーザが各タイムスロット内で1つのデータ・ブロックをサーバに送信することができるか決定しなければならない。各ユーザは、各自の優先順位を示す重みを有する。より大きな重みをもつユーザが、より高い優先順位を有する。理想的な状態では、ユーザが受けるサービスは、ユーザの重みに比例しているはずである。WRRスケジューラは、ユーザの重みに比例して、ラウンドロビン形式でユーザにサービスする。N人のユーザがいると仮定する。i人目のユーザUは、整数であるWの重みを有する。N人のユーザの重みWの合計を、Fとする。F個のタイムスロットを1つのフレームと定義する。したがって、Fはタイムスロットを単位とするフレーム・サイズである。WRRは、各フレーム中でちょうどW個のタイムスロットをUにサービスする。その結果、各ユーザは、フレームの公平な割当てを得る。たとえば、U、U、U、Uの4人のユーザがおり、それぞれが4、3、2、1の重みを有すると仮定する。その場合、スケジューラは、これらの4人のユーザに、1フレームにつき以下のシーケンスU、U、U、U、U、U、U、U、U、Uを繰り返すことによってサービスすることができる。1つのフレーム中に10個のタイムスロットがあり、Uは各フレーム中で4つのタイムスロットを得ることができる。
WRRに伴う問題点は、長時間のバースト状態(burstiness)を引き起こすことがあることである。たとえば、11人のユーザがおり、Uの重みが10で、その他すべてのユーザの重みが1である場合を考えてみる。この場合、重みの合計は20であり、したがって1フレームにつき20個のタイムスロットがある。WRRは以下のようにユーザにサービスする:U、U、U、U、U、U、U、U、U、U10、U11、U、U、U、U、U、U、U、U、U。Uが受け取るサービスは非常にバースト性が高い(bursty)。これは、長時間のバースト状態がユーザの通信装置のバッファをオーバーフローさせかねないので、遠隔通信システムにおいて明らかに望ましくない。このようなバースト状態は、ユーザの全体数が数百以上になることがある実用的なアプリケーションにおいて、次第に問題となってきている。
WRRにおけるバースト状態の問題を克服する、代替スケジューリング・アルゴリズムが知られている。このようなアルゴリズムには、たとえば均等化キューイング(WFQ)およびワーストケース・フェア均等化キューイング(WFQ)がある。残念ながら、これらの代替アルゴリズムはWRRより通常かなり複雑であり、したがって高速データ環境で動作するネットワーク・プロセッサおよび他の処理装置に実装するのが難しいことがある。
本願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に組み込まれる、発明者Jinhui Li他の名義で2004年7月30日に出願された米国特許出願第10/903,954号「Frame Mapping Scheduler」は、例示的実施形態において、WRRに匹敵する単純さと公平さを提供するが、WRRに通常は伴うバースト状態の問題がない、フレーム・マッピング・スケジューラを開示している。より詳細には、それに記載の例示的実施形態におけるフレーム・マッピング・スケジューラは、重み表およびマッピング表を利用するスケジューリング回路を備える。重み表は複数の項目を含み、各項目は伝送要素の特定の1つを識別する。マッピング表は、フレームの特定のタイムスロットと重み表の項目の間のマッピングを指定する、少なくとも1つの項目を含む。スケジューリング回路は、重み表にアクセスするために、対応するマッピング表項目にアクセスし、結果として得られる値を利用することによって、所与のタイムスロット中にスケジュールすべき特定の伝送要素を決定する。マッピング表の項目は、黄金比ポリシーまたは他のタイプのポリシーに従って予め定めてよい。
しかし、黄金比ポリシーを、あるいはより一般的には、格納されたマッピング表を必要とするどのようなポリシーを利用するスケジューラでも、マッピング表が大きく、したがって相当な量のメモリを必要とすることがある。通常、このようなマッピング表メモリは、アクセス時間を短縮するために「オンチップ」、すなわちスケジューラと同じ集積回路上に配置されていることが望ましい。たとえば、このような配置は、データ・ブロックが実質的にリアルタイムで処理されることが必要なことがある、ネットワーク処理アプリケーションで有益である。
発明者Jinhui Li他の名義で2004年11月29日に出願された米国特許出願第10/998,686号「Frame Mapping Scheduler with Compressed Mapping Table」は、マッピング表を格納するのに必要なメモリ量を削減するためにマッピング表を圧縮し、それによってフレーム・マッピング・スケジューラを含むネットワーク・プロセッサ集積回路または他の装置にそのマッピング表を実装するのを容易にする技術を開示している。
上述の周知の構成は、無線ネットワークを使用するアプリケーションを含めて、さまざまな遠隔通信アプリケーションで利用することができる。しかし、無線ネットワーク・コンテキスト中でのスケジューリングは、無線ネットワークにおけるチャネル容量が時間的に変化し予測困難なため、とくに難しい。このような状況では、無線ネットワーク・スケジューラが、公平さだけでなく十分なスループットを提供することが重要である。
無線ネットワーク・コンテキストで利用されるスケジューリング・アルゴリズムの例には、上記のWRRスケジューリング・アルゴリズム、およびその対応物である重みなしラウンドロビン(RR)、Max C/I(maximum carrier−to−interference ratio)、プロポーショナル・フェアネス(PF)、およびM−LWDF(Modified Largest Weighted Delay First)がある。
RRスケジューリング・アルゴリズムの欠点は、チャネルの状態を考慮しないことである。その代わりに、RRスケジューリング・アルゴリズムは、それぞれのチャネル容量にかかわらず、最初のユーザを最初のタイムスロットに割り当て、2番目のユーザを2番目のタイムスロットに割り当て、以下同様にして、未処理のユーザを1人ずつ単純にスケジュールする。このような手法は、所与のN個のタイムスロットのセットにおいて、N人のユーザがそれぞれサービスされる機会をちょうど1回有するので、公平である。しかし、RRアルゴリズムはスケジューリング決定を下す前にチャネル容量を検査しないので、スループットが低い。WRRスケジューリング・アルゴリズムも同様に、スケジューリング決定においてチャネル容量を考慮しない。
Max C/Iスケジューリング・アルゴリズムは、所与のタイムスロットに最適なチャネル容量を有するユーザを選択する。この手法は、最大の全体的スループットを実現することができるが、公平さ性能は非常に低い。たとえば、所与のモバイル・ユーザの無線リンクが常に弱い場合、そのユーザはスケジュールされる可能性が低くなる。
PFスケジューリング・アルゴリズムは、最大のr/Rを有するユーザを選択する。ただし、rはユーザiのチャネル容量、Rはユーザiによって受信される平均レートである。このアルゴリズムは、Rを適応的に更新する。したがって、無線リンクが弱いモバイル・ユーザもスケジュールされる機会がある。PFスケジューリング・アルゴリズムの更なる詳細は、たとえば、Proc.of IEEE VTC2000、1854〜1858頁、2000年5月の、A.Jalali他の「Data throughput of CDMA−HDR a high efficiency high data rate personal communication wireless system」に出ている。PFスケジューリング・アルゴリズムの公平さは、Max C/Iスケジューリング・アルゴリズムの公平さよりも優れているが、RRスケジューリング・アルゴリズムやWRRスケジューリング・アルゴリズムの公平さほどは優れていない。また、PFスケジューリング・アルゴリズムは保証された公平さを提供することができない。
M−LWDFスケジューリング・アルゴリズムは、待ち時間がより長いユーザにより高い優先権を与える。しかし、上記のPFスケジューリング・アルゴリズムと同様、保証された公平さを提供することはできない。
したがって、Max C/Iスケジューリング・アルゴリズム、PFスケジューリング・アルゴリズム、およびM−LWDFスケジューリング・アルゴリズムは、公平さを犠牲にすることによって、無線コンテキスト中でRRスケジューリング・アルゴリズムやWRRスケジューリング・アルゴリズムよりも優れたスループットを提供する。必要とされているのは、とくに無線ネットワーク・アプリケーションにおいて、スループットと公平さの間のよりよいバランスを提供することができる、改善されたスケジューリング・アルゴリズムである。
1つまたは複数の例示的な実施形態における本発明は、公平さを犠牲にすることなく、従来のRRスケジューリング・アルゴリズムおよびWRRスケジューリング・アルゴリズムのスループットを改善する、無線スケジューリング・アルゴリズムを提供する。
本発明の一態様によれば、スケジューラが、パケットまたは他のデータ・ブロックを、通信システムにおいてフレームのタイムスロット中に複数の伝送要素から伝送するためにスケジュールするように適合される。所与のフレームについてスケジューリングする際には、スケジューラは最初に各伝送要素を、所与のフレーム内の1つまたは複数のデータ・ブロックを伝送するのに適格であると指定し、適格であると指定された伝送要素のうちから少なくとも1つの伝送要素を、所与のフレームの、次に利用可能なタイムスロット中にスケジューリングするために選択する。次いで、スケジューラは、選択された伝送要素の適格性ステータスを調整し、所与のフレームの残りの1つまたは複数のタイムスロットについて、選択動作および調整動作を繰り返す。
所与の選択された伝送要素の適格性ステータスは、たとえば、所与の選択された伝送要素を、追加のどんなデータ・ブロックを所与のフレーム中に伝送するのにも不適格であると指定することによって調整することができる。
第1の例示的な実施形態は、本明細書で無線RR(WiRR)スケジューリング・アルゴリズムとも呼ばれる、修正RRスケジューリング・アルゴリズムを提供する。この実施形態では、所与の選択された伝送要素の適格性ステータスは、適格状態と不適格状態を有する2値適格性インジケータを含み、その要素の2値適格性インジケータを適格状態から不適格状態に変更することによって適格性ステータスが調整される。したがって、所与の選択された伝送要素が所与のフレームのタイムスロット中で一度サービスされると、その伝送要素は、そのフレームのどの後続タイムスロット中でのサービスにも不適格であると見なされる。この処理が追加のフレームについても繰り返され、新しい各フレームごとに、伝送要素はすべて最初に、1つまたは複数のデータ・ブロックをそのフレーム中に伝送するのに適格なものと指定される。
第2の例示的な実施形態は、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの重み付き版を提供する。この実施形態では、所与の選択された伝送要素の適格性ステータスは、適格数を含み、所与の選択された伝送要素の適格性ステータスは、自身の適格数を減少させることによって調整される。伝送要素のうちのいずれかの、適格数がゼロに達すると、その伝送要素はそのフレームのどの後続タイムスロット中でのサービスにも不適格であると見なされる。それぞれの伝送要素の、最初に指定される適格数は、たとえば、各伝送要素に割り当てられた重みを含むことができる。
本発明のもう1つの態様によれば、所与のフレームのスケジューリングの進行後、所与のフレーム中に1つまたは複数のデータ・ブロックを伝送するのに適格であると以前に指定された複数の伝送要素に、新しい伝送要素を追加することができる。たとえば、新しい伝送要素が割り当てられた重みwを有し、所与のフレームのt番目のタイムスロットに関連してそれが追加される重み付き構成において、新しい伝送要素の適格数は、m+f=w*(F−t)/Fの計算に基づいて決定することができる。ただし、Fはフレームの長さ、mは整数、fは小数部(0<=f<1)である。より詳細には、新しい伝送要素の適格数は、所与のフレーム中でmに設定することもでき、あるいは確率fでmに設定し、確率(1−f)でm+1に設定することもできる。
例示的な実施形態におけるスケジューラは、スケジューリング回路の多種多様な異なる構成を使用して、通信システムのネットワーク・プロセッサ集積回路または他の処理装置中に実装することができる。
本発明を、ここでは例示的な無線ネットワークおよび他のタイプの通信システムに関して説明する。例示的なシステムは、本発明の技術を例示するために特定のやり方で構成されたそれぞれのスケジューラを含む。しかし、本発明は、より一般的に、公平さに悪影響を及ぼさずに改善されたスループットを提供することが望ましいどのような通信システム・スケジューラにも適用可能であることを理解すべきである。たとえば、従来のRRスケジューリング・アルゴリズムおよびWRRスケジューリング・アルゴリズムに伴うレベルに匹敵する、保証された公平さレベルを提供することができる。
図1は、本発明の例示的な実施形態による通信システム100の略図である。システム100は、送信部104およびチャネル・ステータス要素106に結合されたスケジューラ102を含む。スケジューラは、この実施形態ではN人のユーザの一人一人に対するそれぞれのキュー110−1、110−2、・・・110−Nを含む、伝送要素に結合されている。この例では、N人のユーザはシステム100の無線ネットワークのモバイル・ユーザであり、従来方式で送信部104と通信するそれぞれのモバイル・ユーザ装置112−1、112−2、・・・112−Nに関連付けられている。送信部104は、たとえば、無線ネットワークの基地局またはアクセス・ポイントの少なくとも一部分を備えることができる。
無線ネットワークは、送信部104とモバイル・ユーザ装置112の間の、パケットまたは他のデータ構成を通信するように構成されている。このようなデータ構成はすべて、本明細書で使用する一般用語「データ・ブロック」に包含されることが意図されている。本発明は、データ・ブロックのどのような特定のサイズまたは構成も必要としないことを理解すべきである。図を簡単かつ明瞭にするために、図では送信部104とモバイル・ユーザ装置112の間のダウンリンク通信しか示していないが、他のタイプの伝送にも同様の技術を使用することができることを理解すべきである。
この実施形態のシステム100は、各モバイル・ユーザ112ごとに1つのキュー110を保持するが、他のタイプのキュー構成を使用することもできる。ダウンリンク伝送は、フレームのタイムスロット内で行われると仮定する。各タイムスロット中、スケジューラ102は、1人または複数のユーザにサービスする。この実施形態のスケジューラは、各モバイル・ユーザに関連する無線チャネル容量を知っていると仮定する。この知識は、チャネル・ステータス要素106によって、あるいは他の技術を使用して、スケジューラに提供することができる。前述のとおり、モバイル・ユーザに関連するチャネル容量は、通常時間的に変化し予測困難である。図3〜図5に関連して以下に詳細に説明するように、スケジューラは、実際に計測したチャネル状態および他のパラメータに基づいてスケジューリングの決定を行う。所与のタイムスロットについて、スケジューラは、ユーザ・キュー110のうちの1つまたは複数を選択し、そのユーザ・キューが、それぞれそのタイムスロット中に1つのパケットを伝送するようにスケジュールされる。所与のパケットは、送信部104を介してモバイル・ユーザ装置112のうちの対応する1つに伝送される。
図1のシステム100は、たとえば、その他の点では従来型の、通常のユニバーサル移動電話システム(UMTS)または広帯域符号分割多元接続(WCDMA)無線セルラー通信システムとして実装することができる。このような実装形態では、図2に示したシステム100’は、図に示すように基地局122、124、126に結合された無線ネットワーク・コントローラ(RNC)を含む。基地局122、124、126は、周知のUMTSおよびWCDMAの用語によれば、ノードB要素と呼ばれる。これらの要素は、UMTSおよびWCDMAのコンテキストにおいて移動機(UE)要素と呼ばれる、モバイル・ユーザ装置112と通信する。図1のシステムのスケジューラ102およびチャネル・ステータス要素106は、RNC120に組み込むこともでき、各ノードB要素122、124、126中に複製することもできる。たとえば、UMTSまたはWCDMAシステム100’が高速ダウンリンク・パケット接続(HSDPA)機能を提供するように構成されている場合、スケジューラは通常、各ノードB要素内で高速スケジューリングが可能になるように構成される。
上述のHSDPA機能は、送信時間間隔(TTI)と呼ばれるタイムスロットを使用し、各TTI中で1人または複数のユーザにサービスすることができる。HSDPAの機能は、周波数分割複信(FDD)モードまたは時分割複信(TDD)モードで提供することができる。FDDモードでは、所与のTTIは2ミリ秒(ms)の持続時間を有するが、TDDモードでは、所与のTTIは5msまたは10msを有することができる。上記およびその他のTTIは、本明細書で使用される一般用語「タイムスロット」に包含されることが意図されている。
UMTSまたはWCDMAのコンテキストにおいて、所与のノードBからUEにデータを送信するために通常HSDPAで使用される通信システムチャネルは、HS−DSCH(high speed downlink shared channel)と呼ばれる。
説明を簡単かつ明瞭にするために、後述のスケジューラ102は、1タイムスロットにつき単一のユーザにサービスすると仮定するが、記載の技術は、単一のタイムスロット中に複数のユーザをスケジュールすることができるHSDPAおよび他の構成に対応できるように、直接的に拡張することができることを理解すべきである。
図1および図2に示した諸要素の特定の構成は、説明のための一例にすぎないことも指摘しておきたい。より詳細には、上述のとおり、本発明はどのようなタイプの無線ネットワークまたは他の通信システム中にも実装することができ、特定のいかなる通信アプリケーションに限定されるものでもない。
スケジューラ102は、1つまたは複数のフレームのタイムスロット中にユーザ・キュー110からパケットまたは他のデータ・ブロックを伝送するためにスケジュールするように構成される。動作において、スケジューラは最初にキュー110のそれぞれを所与のフレーム中にパケットを伝送するのに適格であると指定し、次いで適格と指定されたキューのうちから、次に利用可能なタイムスロット中でスケジューリングするためのキューの特定の1つを選択する。そのキューがスケジュールされた後、キューの適格性ステータスが調整され、所与のフレームの残りのタイムスロットについて選択動作および調整動作が繰り返される。本明細書において修正RRスケジューリング・アルゴリズムまたは無線RR(WiRR)スケジューリング・アルゴリズムと呼ばれる、このようなスケジューリング・アルゴリズムのより具体的な例は、下記で図3の流れ図、および図4のスケジューリング表に関連して説明する。次いで、一種の修正WRRスケジューリング・アルゴリズムを表す、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの対応する重み付き版について、図5の流れ図に関連して説明する。
スケジューラ102は、以下に詳細に説明するように、少なくともその一部分を集積回路の形で実装することができる。このような集積回路は、図1のシステムにおける送信部104に関連する基地局もしくはアクセス・ポイントまたは図2のシステムにおけるRNCもしくはノードB要素などの所与の通信システム要素中に実装された、ネットワーク・プロセッサまたは他のタイプのプロセッサもしくは処理装置を含むことができる。
スケジューラ102は、たとえば、上記の米国特許出願第10/903,954号、および第10/998,686号に記載されたタイプのフレーム・マッピング・スケジューラでよい。これらの技術を使用することにより、黄金比ポリシーまたは格納されたマッピング表を必要とする他の任意のポリシー用のマッピング表を格納するのに必要なメモリ量を、大幅に削減することができる。
本発明のスケジューリング技術は、さらにまたはその代わりに、上記の米国特許出願第10/722,933号に開示されたような、複数のスケジューリング・アルゴリズムをサポートできるフレキシブルなスケジューラ・アーキテクチャとともに使用することもできる点に注意すべきである。
次に図3を参照すると、図1のシステム100におけるスケジューラ102によって実装された、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの動作が示されている。このスケジューリング・アルゴリズムは、前述した従来のRRスケジューリング・アルゴリズムと同様の公平さを有するが、大幅に優れたスループットを有する。
ステップ300で、新しいフレームのスケジューリング処理が開始される。この時点で、N人のユーザはすべて、最初にそのフレーム中にパケットを伝送するのに適格であると指定される。したがってユーザはそれぞれの適格性ステータスを有し、各適格性ステータスは、たとえば、適格状態および不適格状態を有する2値適格性インジケータを含むことができる。このような2値適格性インジケータを使用する場合、所与のユーザは適格か不適格かのどちらかである。図5に関連して後述するWiRRスケジューリング・アルゴリズムの重み付き版などの他の実施形態では、他のタイプの適格性ステータスを使用する。
ステップ302で、フレームの、次に利用可能なタイムスロットについて、スケジューラ102は未処理で適格であるすべてのユーザのうちから最適なチャネル容量を有するユーザを選択する。ユーザは、伝送すべきパケットを少なくとも1つ有している場合、未処理であるとされる。図1に示した図を参照すると、図示した各ユーザ、すなわちユーザ1、2、3およびNは、それぞれが各自の対応するキュー中に少なくとも1つのパケットを有しているので、未処理であることがわかる。現在のタイムスロット中で未処理でないユーザは、当業者には理解されるように、そのタイムスロットのスケジューリング処理において検討の対象から外すことができる。しかし、現在のタイムスロット中で未処理でないユーザが、次のタイムスロット中で未処理になることがあり、したがってこのようなユーザを現在のタイムスロットのスケジューリングにおいて検討の対象から外すことを、フレームの残りについて検討の対象から外すと解釈してはならない。
ステップ302で言及されている「最適の」チャネル容量は、通常、未処理かつ適格であるユーザの最も高いチャネル容量であるとされるが、以下に詳細に説明するように、未処理かつ適格であるユーザのうちから選択するために多種多様な基準を使用することができる。
ステップ304で、選択されたユーザは、利用可能なタイムスロット中でサービスされ、次いでそのユーザの適格性ステータスが調整される。選択されたユーザは、この例において、利用可能なタイムスロット中に伝送されるように対応するユーザ・キュー110からのパケットをスケジューリングすることにより「サービスされる」。選択されたユーザの適格性ステータスは、そのステータスを不適格に設定することにより調整される。したがって、選択されたユーザは現在のフレーム中では再びサービスされない。下記で図5に関連して説明するように、他の実施形態では他のタイプの適格性ステータス調整を使用することもできる。
ステップ306で、まだ他にも未処理で適格なユーザがスケジューリングに利用可能かどうか判定される。そうでない場合、処理はステップ300に戻り、その時点ですべてのユーザが以前の選択に関係なく再び適格状態に設定され、新しいフレームについて再び処理が開始される。しかし、未処理で適格なユーザがまだいる場合、1人または複数のそのようなユーザを現在のフレームの追加のタイムスロット中にスケジュールするために、処理はステップ302に戻る。
N人のユーザがすべて常に未処理であると仮定すると、1フレームはN個のタイムスロットと等しい。前述のとおり、キュー110のうちの対応する1つが空でない場合、ユーザは未処理であると見なされる。N人のユーザのうちの何人かが未処理でない場合、そのフレームの長さはN未満である。
前述のとおり、ステップ302で選択するための「最適の」チャネル容量を定義する方法には多くの異なる方法がある。たとえば、最適のチャネル容量は、最適な絶対容量でもよく最適な相対容量でもよく、この場合も「最適な」は一般に「最高の」を意味する。絶対容量rは、1秒あたりのビット数で測定したユーザiのチャネル容量である。相対容量は、ユーザiの平均チャネル容量をr ̄として、r/r ̄と定義することができる。あるいは、前述のPFスケジューリング・アルゴリズムで使用される定義と同様に、ユーザiによって受信される平均レートをRとして、相対容量をr/Rと定義することもできる。平均のr ̄およびRは、適応的に更新することができる。2人以上のユーザが同じチャネル容量を有する場合、その均衡がランダムに破れることもあり、また指数iがより小さい方のユーザが選択されることもある。
上述のHSDPAコンテキストあるいは複数のユーザを所与のタイムスロット中でサービスすることができる他のコンテキストでの使用に適した、このような均衡状態に対処するための他の技術は、所与のタイムスロット中でそれらのユーザに同時にサービスすることである。それらのユーザに異なるHSDPAコードを割り当てることによって、複数のユーザを所与のタイムスロット中でスケジューリングする技術は、上述の米国特許出願(整理番号Hamilton5−1−3−2)に記載されている。
図3に示したWiRRスケジューリング・アルゴリズムは、有利なことに、すべての未処理のユーザが各フレーム中で1回サービスされることを保証することにより、保証された公平さを提供する。したがって、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの公平さは、従来のRRスケジューリング・アルゴリズムによって提供される公平さと同程度に優れている。さらに、スケジューリング決定においてチャネル容量を考慮に入れることにより、WiRRスケジューリング・アルゴリズムは従来のRRスケジューリング・アルゴリズムより優れたスループットを提供する。
次に、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの動作の例を、図4に関して説明する。この例では4人のユーザがおり、すなわちN=4である。4人のユーザは、ユーザ1、ユーザ2、ユーザ3、ユーザ4で表される。表中の数字は、フレーム1およびフレーム2で表される2つのフレームのそれぞれにおいて、スロット1、スロット2、スロット3、スロット4で表される4個のタイムスロットのそれぞれにおける、ユーザそれぞれのチャネル容量である。この例では、ユーザの4人すべてが未処理であると仮定する。さまざまなフレームおよびスロットにおけるユーザのチャネル容量の項目は、網掛けなし、薄い網掛け、または濃い網掛けのセル中に示される。所与のフレームおよびスロットにおいて、網掛けのないセルは、適格だが選択されていないユーザがいればそのユーザを示し、選択された適格なユーザは薄い網掛けのセルで示され、不適格なユーザがいればそのユーザは濃い網掛けのセルで示される。
スケジューラ102によって実装されたWiRRスケジューリング・アルゴリズムが、この例で動作を始めるが、フレーム1のスロット1において、4人のユーザはすべて適格であり、チャネル容量9を有するユーザ2がサービスされるために選択される。フレーム1のスロット2では、既に選択されたユーザ2はもはや適格ではなく、適格である3人のユーザのセットからチャネル容量7を有するユーザ3が選択される。フレーム1のスロット3では、既に選択されたユーザ2とユーザ3はもはや適格ではなく、適格である2人のユーザのセットからチャネル容量6を有するユーザ1が選択される。最後に、フレーム1のスロット4で、唯一の適格なユーザはチャネル容量5を有するユーザ4であり、したがってそのユーザが選択される。次いで、処理は次のフレーム、フレーム2のスケジューリングを開始し、4人のユーザがすべてそのフレーム中でスケジューリングするのに適格であると再び指定される。フレーム2のスロット1〜4におけるユーザ選択の順序は、図示したとおり、ユーザ3、ユーザ2、ユーザ1、ユーザ4である。
上記のWiRRスケジューリング・アルゴリズムで行われたシミュレーションは、そのスループット性能が従来のMax C/Iスケジューリング・アルゴリズムのスループット性能に匹敵することを示している。このシミュレーションでは50人のモバイル・ユーザがおり、すなわちN=50であった。ユーザのチャネル容量は、一様分布の無相関ランダム処理と想定した。また、ユーザはすべて常に未処理であると想定した。WiRRスケジューリング・アルゴリズム、従来のRRスケジューリング・アルゴリズム、およびMax C/Iスケジューリング・アルゴリズムについてのスループット性能に関するシミュレーション結果を、下記の表1に示す。Max C/Iスケジューリング・アルゴリズムはスループットが100%に近いのに対し、RRスケジューリング・アルゴリズムはスループットが50%にすぎないことがわかる。WiRRスケジューリング・アルゴリズムは、95.6%のスループット性能を有する。これらのシミュレーション結果は、WiRRスケジューリング・アルゴリズムが、公平さを犠牲にすることなく非常に高いスループットを実現することを示す。
Figure 2007300642
次に、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの重み付き版について、図5の流れ図に関連して説明する。この例では、すべてのユーザは、正の整数の重みを割り当てられているものとするが、他の実施形態では、他のタイプの重みを使用することもできる。ユーザiに割り当てられた重みをwで示す。また、各ユーザには、ここでは「適格数」と呼ばれる適格性ステータスも関連付けられている。ユーザiの適格数をeで示す。所与のフレームのスケジューリング処理の初めに、すべてのiについてe=wと設定する。ユーザがサービスされるたびに、そのユーザの適格数は1つずつ減少する。適格数がゼロに達すると、そのユーザは所与のフレーム中でのさらなる検討では不適格になる。
ステップ500で、新しいフレームのスケジューリング処理が開始される。この時点で、N人のユーザはすべて、そのフレーム中にパケットを伝送するのに適格であると最初に指定される。上述のとおり、ユーザの適格性ステータスは、それぞれ最初にすべてのiについてそれぞれ重みwに設定される適格数eを含む。
ステップ502で、フレームの、次に利用可能なタイムスロットについて、スケジューラ102は、未処理であり正の適格数を有するすべてのユーザのうちから、最適のチャネル容量を有するユーザを選択する。
ステップ504で、選択されたユーザが利用可能なタイムスロット中でサービスされ、次いでそのユーザの適格性ステータスが調整される。選択されたユーザは、この例では、利用可能なタイムスロット中に対応するユーザ・キュー110から伝送されるようにパケットをスケジューリングすることにより「サービスされる」。この実施形態においては、選択されたユーザの適格性ステータスは、選択されたユーザの適格数を1つ減少させることによって調整される。すなわち、ユーザiはこのスロット中にスケジュールされ、そのユーザの適格数eは、e=e−1を計算することによって更新される。
ステップ506で、まだ他にも未処理で適格なユーザがスケジューリングに利用可能かどうか判定される。そうでない場合は、処理はステップ500に戻り、その時点で、以前の選択にかかわらず、すべてのユーザは再び各自の適格数をそれぞれの割り当てられた重みに設定され、新しいフレームの処理が再び開始される。しかし、未処理で適格なユーザがさらにいる場合、処理はステップ502に戻り、1人または複数のそのようなユーザを、現在のフレームの追加のタイムスロット中にスケジュールする。
さらに、選択ステップは、たとえば最高の絶対容量または相対容量を含めて、いくつかの異なる手段のうちのどれを使用することもできる。上述のとおり、ユーザiの平均チャネル容量をr ̄とし、ユーザiによって受信される平均レートをRとして、相対容量をr/r ̄またはw/Rと定義することができる。
上述のとおり、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの重み付き版は、従来のWRRスケジューリング・アルゴリズムに匹敵する保証された公平さを提供する。そのスループットの性能は、従来のWRRスケジューリング・アルゴリズムより優れていると予想される。
典型的な無線ネットワークでは、モバイル・ユーザはたびたび、ネットワークあるいはそのネットワークの特定のセルまたは他の通達範囲から除外され、あるいはそこに追加される。スケジューラ102は、所与のフレーム中に除外または追加されたユーザを処理するように構成することができる。除外されたユーザについては、スケジューラは単純にそのユーザを不適格であると指定し、またはその他の方法でそのユーザをスケジューリング処理において検討の対象から外すことができる。追加された新しいユーザについては、スケジューラは、たとえば新しいフレームが開始するまで待つか、あるいは新しいユーザの適格数または他の適格性ステータスを、比例により、ランダムに、または他の技術を使用して、設定することができる。
すべてのユーザが常に未処理の場合、フレームの長さはF=Σwによって与えられ、それは大きな数になり得る。したがって、スケジューラが、新しいユーザを追加するために新しいフレームが開始するまで待つ場合、新しいユーザは長時間待つことがあり、そのようなユーザにとって不公平になることがある。上述の第2の代替案が、この問題を解決する。所与のフレームのt番目のスロットに、割り当てられた重みwを有する新しいユーザが追加されたと仮定する。m+f=w*(F−t)/Fとする。ただしmは整数、fは小数部(0<=f<1)である。簡単にするために、新しいユーザの適格数を現在のフレームにおいてmに設定することができる。よりよい結果を得るには、適格数を確率fでmに設定し、確率(1−f)でm+1に設定することができる。上述のとおり、新しいユーザの適格数または他の適格性ステータスを決定するために、他の技術を使用することもできる。
上記の例示的な実施形態に関連して説明したスケジューリング・アルゴリズムは、公平さを犠牲にせずに、改善されたスループット性能を提供する。シミュレーションは、WiRRスケジューリング・アルゴリズムのスループットが非常に高いことを示している。さらに、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの重み付き版は、従来のWRRスケジューリング・アルゴリズムと比べて改善されたスループットを提供する。その上、WiRRスケジューリング・アルゴリズムの重み付き版の公平さ性能は、WRRスケジューリング・アルゴリズムと同程度に優れ、保証されている。他の諸利点には、従来のWRRスケジューリング・アルゴリズムと比べて、バースト性がより低いことがある。
前述のとおり、本明細書で説明したスケジューリング・アルゴリズムは、他の多くのタイプの通信システム中に実装することができる。次いで、他のシステム例について、図6〜図8に関連して説明する。これらの図では、スケジューリング・アルゴリズムは、ネットワーク・プロセッサのスケジューラ中に実装されている。このようなネットワーク・プロセッサは、図1および図2に示すとおり、無線ネットワークを備えるシステム中で使用することができるが、図6に示した通信システム600のような他のタイプのシステム中で使用することもできる。
システム600は、内部記憶装置604を有するネットワーク・プロセッサ602を含む。ネットワーク・プロセッサ602は、図示したとおり外部記憶装置606に結合されており、ネットワーク608とスイッチ構成610の間でパケットまたは他のデータ構成を通信するためのインターフェースを提供するように構成されている。前述のとおり、このようなデータ構成はすべて、本明細書で使用する一般用語「データ・ブロック」に包含されることが意図されている。ネットワーク608は、図1および図2のシステムにおける無線ネットワークのいずれかの一部分に対応する無線ネットワークでもよく、ネットワーク・プロセッサ602およびスイッチ構成610は、基地局、ネットワーク・コントローラ、またはこのようなシステムの他の要素中に実装することができる。
ネットワーク・プロセッサ602およびそれに関連する外部記憶装置606は、たとえば、ルータ、スイッチまたは他のシステム要素のライン・カードまたはポート・カード上に設置された、1つまたは複数の集積回路として実装することができる。
図7は、図6のシステム600の一部分の、ライン・カード実施形態の例を示している。この実施形態では、システムは、その上に少なくとも1つの集積回路702が設置されたライン・カード700を含む。集積回路702は、内部記憶装置604を有するネットワーク・プロセッサ602を含む。ネットワーク・プロセッサ602は、ライン・カード700上の外部記憶装置606と対話する。外部記憶装置606は、たとえば、ネットワーク・プロセッサ集積回路702の外部SRAM(static random access memory)またはDRAM(dynamic random access memory)として働くことができる。このような記憶装置は、従来の方法で構成することができる。適切なホスト・プロセッサをライン・カード700上に設置し、それを使用して、ライン・カード700上の1つまたは複数のネットワーク・プロセッサ集積回路の動作をプログラミングし、またはその他の方法で制御することもできる。
通信システムの図6および図7に示した部分は、図を明瞭にするために大幅に簡略化してある。しかし、本システムは、図7に示すような複数のライン・カードを含む、ルータ、スイッチまたは他の要素を備えることができ、各ライン・カードは複数の集積回路を含むことができることを理解すべきである。同様の実施形態を、ポート・カードの形で実装することもできる。しかし、本発明は、ルータ、スイッチまたは他の要素における、このようなカードに基づく実装形態を必ずしも必要としない。
図6および図7に示した諸要素の特定の構成は、説明のための一例にすぎないことも理解すべきである。より詳細には、上述のとおり、本発明は、どのようなタイプのプロセッサまたは他の通信システム処理装置内にも実装することができ、ネットワークに基づくどのような特定の処理アプリケーションにも限定されるものではない。
ここで使用される用語の「プロセッサ」は、限定ではなく、例として示すと、マイクロプロセッサ、中央処理装置(CPU)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、または他のタイプのデータ処理装置に一般に関連する諸要素、ならびにこのような諸要素の一部分および組合せを利用して実装することができる。
また、図6および図7に示したシステム600およびネットワーク・プロセッサ602は、明示したものに加えて、またはそれらの代わりに、このようなシステムおよびネットワーク・プロセッサの従来の実装形態に一般に見られるタイプの1つまたは複数の諸要素を含めて、他の諸要素を含むこともできる。たとえばネットワーク・プロセッサは、分類装置、キューイングおよびディスパッチ・ロジック、1つまたは複数のメモリ・コントローラ、ネットワーク・プロセッサとネットワーク608を接続するインターフェース回路、スイッチ構成610、ホスト・プロセッサまたは他の外部装置、ならびに図には明示していない通常の他の諸要素を含むことができる。上記および通常のその他の諸要素は、当業者にはよく理解されているため、ここでは詳細に説明しない。
本明細書で説明するネットワーク・プロセッサ602の機能は、少なくとも部分的にソフトウェア・プログラム・コードの形で実装することができる。たとえば、ネットワーク・プロセッサにおけるスケジューリング動作の性能に関連する諸要素は、少なくとも部分的に、命令によって、あるいは外部ホスト・プロセッサまたは他の適切な機構を介してネットワーク・プロセッサに提供することができる他のソフトウェアによってプログラム可能な諸要素を利用して、実装することができる。たとえば、特定のスケジューリング・アルゴリズムを特徴付ける情報、または関連するトラフィック・シェーピング情報を、関連するホスト・プロセッサまたは他の適切な機構からネットワーク・プロセッサに提供することができる。
図8は、本発明の例示的な実施形態におけるネットワーク・プロセッサ602のより詳細な図である。この実施形態におけるネットワーク・プロセッサ602は、スケジューラ800、送信キュー802、トラフィック・シェーパ804、重み表810、およびマッピング表812を含む。動作において、スケジューラ800は、図には明示していない1つまたは複数の伝送メディアを介して伝送されるように、送信キュー802に関連するデータ・ブロックをスケジュールする。このスケジューリングでは、送信キュー802に関連するデータ・ブロックを伝送されるようにスケジュールする際に、重み表810およびマッピング表812を、トラフィック・シェーパ804からのトラフィック・シェーピング情報と一緒に、またはこのような情報なしに利用する。
前述のとおり、ネットワーク・プロセッサ602は、たとえば、上記の米国特許出願に記載のタイプの、または当業者には公知の従来のタイプの追加の要素を含むことができ、このような要素は他の場所で説明されているので、ここではそれ以上説明しない。
重み表810およびマッピング表812は、少なくともその一部分をネットワーク・プロセッサ602の内部記憶装置604に格納することができ、さらにまたはその代わりに、少なくともその一部分をネットワーク・プロセッサ602の外部記憶装置606に格納することもできる。内部記憶装置を使用して格納する場合、このような記憶装置の少なくとも一部分はスケジューラ800または他のスケジューリング回路の内部にあってもよい。
表要素810および812に加えて、スケジューラ800は、いくつかの追加のタイムスロット表、あるいは上記の米国特許出願に記載のタイプの、または従来の慣行で知られているタイプの、静的または動的な表に基づくスケジューリングでの使用に適した他のタイプの表要素を含むことができまたはその他の方法でそれに関連付けることができる。
送信キュー802は、複数の伝送要素を備えると考えることができる。たとえば、送信キューは、各送信キューが伝送要素に対応する、複数の送信キューおよび関連する制御ロジックを備えることができる。ただし、ここで使用される用語「伝送要素」は、1つまたは複数のデータ・ブロックの任意の発信元を、あるいはネットワーク・プロセッサ602に伝送されるようにスケジュールできる他の要素を包含できるように、より一般的に解釈すべきものであることに注意すべきである。
パケットおよび他のデータ・ブロックは、図には明示していない、関連するネットワーク・プロセッサ・データ経路から送信キュー802の伝送要素中にエンキューすることができる。これは、このようなデータ経路から受信したパケット・エンキュー・メッセージおよび関連するデータ・ブロックに関連して行うことができる。同様に、パケットおよび他のデータ・ブロックは、たとえば、データ経路に送信されるパケット・デキュー・メッセージおよび関連するデータ・ブロックに関連して、伝送時に伝送要素からデータ経路にデキューすることができる。
トラフィック・シェーパ804は、たとえば、送信キュー802の伝送要素からデータ・ブロックを伝送するための1つまたは複数のトラフィック・シェーピング要件を周知の方法で確定する、その他の点では従来型のトラフィック・シェーピング・エンジンとして実装することができる。トラフィック・シェーパ804は、キューおよびスケジューラのステータスに関する情報を、送信キュー802からスケジューラ800を介して受信することができる。トラフィック・シェーパは、1つもしくは複数の伝送要素またはその対応するネットワーク接続のCoS(class of service)または他の所望のサービス・レベルを確定するための、キュー伝送間隔や優先順位付けなどのトラフィック・シェーピング情報を生成することができる。
前述のとおり、ネットワーク・プロセッサのコンテキストにおいて、伝送要素すなわちスケジュールすべきエンティティは、キューを含むことができる。しかし、本発明は、データ・ブロックが伝送されるべきどのようなタイプの要素をスケジュールするためにも、より一般的には、通信システム処理装置内のどのようなタイプのスケジュール可能な要素をスケジュールするためにも、使用することができる。このような要素は、ここで使用されているような一般用語「伝送要素」によって包含されることが意図されており、ここでは「ユーザ」と呼ばれることもある。
図8の実施形態のスケジューラ800は、上記のWiRRスケジューリング・アルゴリズムまたはその重み付き版のようなスケジューリング・アルゴリズムを実装するように構成されている。
スケジューラ102およびスケジューラ800は、ここでより一般的に「スケジューリング回路」として呼ばれているものを説明するための例である。他の実施形態では、スケジューリング回路は、1つまたは複数の表、または本明細書で説明したスケジューリング技術を実装することができる1つまたは複数のハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアの他の構成を含むことができる。したがって、図ではスケジューラ800とは別のものとして示してあるが、重み表810およびマッピング表812またはそれらの適切な部分を、少なくとも部分的に、本発明によるスケジューリング回路または関連する記憶装置に組み込むことができる。
スケジューラ102およびスケジューラ800は、論理ゲート、処理要素、または本明細書で説明したタイプのスケジューリング機能を提供することができる他の回路のどのような構成も利用することができる。したがって、本発明によるスケジューリング回路は、本発明によるスケジューリング機能の少なくとも一部分を提供するようにソフトウェア制御下で適合可能である、その他の点では従来型の汎用ネットワーク・プロセッサ回路を備えることができる。このような多くの回路構成は当業者には容易に明らかであり、したがってここでは詳細に説明しない。
前述のとおり、本発明の所与の実施形態は、1つまたは複数の集積回路として実装することができる。このような構成では、複数の同一ダイが通常はウエハの表面に繰り返しパターンで形成されている。各ダイは、ここで説明した装置を含むことができ、また他の構造または回路を含むことができる。個々のダイはウエハから切り出されまたはダイスに切り分けられ、次いで集積回路としてパッケージされる。当業者なら、集積回路を製作するためにウエハをダイスに切り分けダイをパッケージする方法を知っているはずである。このように製造された集積回路は、本発明の一部分と見なされる。
本発明の上記の実施形態は例示のためのものにすぎないことを、ここでも強調しておく。たとえば、図8の例示的な実施形態では、関連する1つまたは複数の表とは別になったスケジューラを利用するが、これらの要素またはその一部分を、本発明によるスケジューリング回路に組み込むこともできる。同様に、送信キュー802およびトラフィック・シェーパ804は図8の実施形態に関してスケジューラ800とは別であると説明されているが、少なくとも部分的に、関連する機能を本発明によるスケジューリング回路内に実装することもできる。他の実施形態では、記載の機能を実装するために、異なるタイプおよび構成の処理要素を使用することができる。たとえば、内部記憶装置、外部記憶装置、または内部記憶装置と外部記憶装置の組合せ中に、表を実装することができる。内部記憶装置の場合、このような記憶装置の少なくとも一部分はスケジューリング回路の内部にあることができる。修正WRRスケジューリングの他に、異なるタイプの多様な、重みに基づくスケジューリングを使用することができる。また、多種多様な異なるスケジューリング・ポリシーをサポートすることもできる。これらおよび添付の特許請求の範囲内の他の多くの代替実施形態が、当業者には明らかであろう。
本発明の例示的な実施形態における無線ネットワークを含む通信システムの、簡略化したブロック図である。 図1の通信システムの少なくとも一部分の、可能な一実装形態を示す図である。 本発明の一実施形態における図1の通信システムのスケジューラ中に実装される、修正RRスケジューリング・アルゴリズムの流れ図である。 図3の修正RRスケジューリング・アルゴリズムの動作例を示す表である。 本発明のもう1つの実施形態における図1の通信システムのスケジューラ中に実装される、修正WRRスケジューリング・アルゴリズムの流れ図である。 図1の通信システムの少なくとも一部分の、もう1つの可能な実装形態を示す図である。 ルータまたはスイッチのライン・カード上に設置された集積回路として示してある、図6のシステムのネットワーク・プロセッサのブロック図である。 本発明の技術に従って構成された、図6のシステムのネットワーク・プロセッサのより詳細な図である。

Claims (10)

  1. 通信システムにおいて、フレームのタイムスロット中に複数の伝送要素からデータ・ブロックを伝送するためにスケジューリングする方法であって、
    各伝送要素を、1つまたは複数のデータ・ブロックを所与のフレーム中に伝送するのに適格であると指定するステップと、
    1つまたは複数のデータ・ブロックを前記所与のフレーム中に伝送するのに適格であると指定された前記伝送要素のうちから、次に利用可能なタイムスロット中にスケジューリングするための少なくとも1つの伝送要素を選択するステップと、
    前記選択された伝送要素の適格性ステータスを調整するステップと、
    前記所与のフレームの残りの1つまたは複数のタイムスロットについて、選択するステップおよび調整するステップを繰り返すステップと、
    を含む方法。
  2. 前記選択された伝送要素の適格性ステータスを調整する前記ステップがさらに、前記選択された伝送要素を、1つまたは複数の追加のデータ・ブロックを前記所与のフレーム中に伝送するのに不適格であると指定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 伝送要素のうちから次に利用可能なタイムスロット中にスケジューリングするための少なくとも1つの伝送要素を選択する前記ステップがさらに、適格であると指定された前記伝送要素のうちから最高のチャネル容量を有する少なくとも1つの伝送要素を選択するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 所与の選択された伝送要素についての前記適格性ステータスが、適格状態と不適格状態を有する2値適格性インジケータを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記選択された伝送要素の適格性ステータスを調整する前記ステップが、前記所与の選択された伝送要素の前記2値適格性インジケータを前記適格状態から前記不適格状態に変更するステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
  6. 所与の選択された伝送要素の前記適格性ステータスが適格数を含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記各伝送要素を、1つまたは複数のデータ・ブロックを前記所与のフレーム中に伝送するのに適格であると指定する前記ステップが、前記伝送要素のそれぞれの適格数を指定するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記選択された伝送要素の適格性ステータスを調整する前記ステップが、前記所与の選択された伝送要素の前記適格数を変更するステップをさらに含む、請求項6に記載の方法。
  9. 通信システムにおいて、フレームのタイムスロット中に複数の伝送要素から伝送するためにデータ・ブロックをスケジューリングする装置であって、
    前記伝送要素に結合されたスケジューラを備え、
    前記スケジューラが、前記各伝送要素を、1つまたは複数のデータ・ブロックを所与のフレーム中に伝送するのに適格であると指定し、1つまたは複数のデータ・ブロックを前記所与のフレーム中に伝送するのに適格であると指定された前記伝送要素のうちから、次に利用可能なタイムスロット中にスケジューリングするための少なくとも1つの伝送要素を選択し、前記選択された伝送要素の適格性ステータスを調整し、前記所与のフレームの残りの1つまたは複数のタイムスロットについて前記選択および調整を繰り返すように適合されている装置。
  10. フレームのタイムスロット中に複数の伝送要素から伝送するためにデータ・ブロックをスケジュールするように構成されたスケジューラを有する処理装置を備え、
    前記スケジューラが、前記伝送要素に結合されており、
    前記スケジューラが、前記各伝送要素を、1つまたは複数のデータ・ブロックを所与のフレーム中に伝送するのに適格であると指定し、1つまたは複数のデータ・ブロックを前記所与のフレーム中に伝送するのに適格であると指定された前記伝送要素のうちから、次に利用可能なタイムスロット中にスケジューリングするための少なくとも1つの伝送要素を選択し、前記選択された伝送要素の適格性ステータスを調整し、前記所与のフレームの残りの1つまたは複数のタイムスロットについて前記選択および調整を繰り返すように適合されている集積回路。
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