JP2007298389A - 板状部材検出装置及び多光軸光電センサ - Google Patents

板状部材検出装置及び多光軸光電センサ Download PDF

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Abstract

【課題】ユニットの位置調整時などにおける作業性を向上させる。
【解決手段】センサユニット10を載せたブラケット20は、プレート部材40に対して固定されており、プレート部材40は、プレート固定金具50により支持部材30に対して固定されている。センサユニット10の取付位置を調整する際には、プレート固定金具50及びネジ55によるプレート部材40の支持部材30に対する固定を解除し、センサユニット10が固定された状態のプレート部材40の位置を調整した後、再びプレート固定金具50及びネジ55によりプレート部材40を固定する。これにより、調整作業の作業性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、板状部材検出装置及び多光軸光電センサに関する。
下記特許文献1には、カセット内に所定間隔隔てて配列された複数のウエハの有無を複数のセンサユニットによってそれぞれ検出するウエハ検出装置が開示されている。このものは、図8に示すように、上下に延びた角柱状の支持部材101における4つの側面に溝部102が設けられており、そのうち一つの溝部102内に細長い板状のプレート部材103が収容されている。各センサユニット104が固定された各ブラケット105は、上下に一定間隔を空けてそれぞれプレート部材103に対してねじ止めされており、ブラケット105とプレート部材103との間に溝部102の開口縁部を緊密に挟み付けることで、ブラケット105が支持部材101に対して固定されている。また、支持部材101におけるプレート部材103が収容された溝部102の隣りの溝部102には、各センサユニット104から延出される電線106が収容され、その電線106は、溝部102に装着された電線カバー106により覆われている。
特開2006−46958公報
上記のような構成において、センサユニット104の高さ方向の位置調整を行う場合には、まず各ブラケット105とプレート部材103間の全てのねじを緩め、プレート部材103を上下にずらして位置を合わせた後に、再び全てのねじを締め直す必要があり、調整作業に手間が掛かることになっていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ユニットの位置調整時などにおける作業性を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る板状部材検出装置は、互いに間隔を隔てて配列された複数の板状部材をそれぞれ検出するための板状部材検出装置であって、所定の検出領域に向けて光を出射する投光手段、及び、その投光手段から出射され前記検出領域内に位置する前記各板状部材の表面又は裏面で反射した反射光または前記各板状部材を透過した透過光を受光する受光手段を有する複数のセンサユニットと、前記板状部材の配列方向に延びる支持部材と、前記支持部材の長手方向に沿って延び、かつ前記支持部材に対する取付位置を変更可能な板状のプレート部材と、個々の前記センサユニットを前記プレート部材に対してその長手方向に間隔を隔てて固定するユニット固定手段と、前記ユニット固定手段とは独立して設けられ、前記プレート部材の両端部近傍を前記支持部材に対して固定可能で、かつその固定を解除可能なプレート固定手段と、を備えているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記プレート部材には、前記ユニット固定手段を異なるピッチで位置決め可能な複数の位置決め孔が設けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記支持部材は、前記プレート部材が配置される面と異なる面に、その長手方向に延び、かつ前記センサユニットから延出する電線を収容可能な電線収容溝を備え、前記プレート固定手段は、前記支持部材における前記電線収容溝を有する面側に延出するカバー保持部を有し、前記カバー保持部によって前記支持部材における前記電線収容溝を有する面との間に前記電線を挿通可能な隙間を空けた状態で保持されるとともに、前記電線収容溝をその長手方向に沿って覆う電線カバーを備えているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記受光手段は、前記各板状部材の表面又は裏面で反射した反射光を受光するところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記ユニット固定手段は、前記センサユニットを支持する板状のブラケットを備えるとともに、このブラケットは、少なくとも隣りのセンサユニットの前記投光手段による光の出射方向に対向する側の面が、前記隣りのセンサユニットの前記受光手段にて受光可能なレベルの光を反射しない構成であるところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記ブラケットにおける前記投光手段による光の出射方向に対向する側の面は、前記隣りのセンサユニットの前記受光手段にて受光可能なレベルの光を反射しない低反射率の面であるところに特徴を有する。
請求項7の発明に係る多光軸光電センサは、所定の検出領域を挟んで配置される投光器及び受光器を備え、前記投光器には互いに間隔を隔てて配列され前記検出領域に向けて光を出射する複数の投光ユニットが設けられ、前記受光器には前記各投光ユニットと対をなして対向配置される複数の受光ユニットが設けられて構成される多光軸光電センサであって、前記投光器及び前記受光器は、それぞれ、前記ユニットの配列方向に延びる支持部材と、前記支持部材の長手方向に沿って延び、かつ前記支持部材に対する取付位置を変更可能な板状のプレート部材と、個々の前記ユニットを前記プレート部材に対してその長手方向に間隔を隔てて固定するユニット固定手段と、前記ユニット固定手段とは独立して設けられ、前記プレート部材の両端部近傍を前記支持部材に対して固定可能で、かつその固定を解除可能なプレート固定手段と、を備えているところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載のものにおいて、前記プレート部材には、前記ユニット固定手段を位置決めする位置決め孔が複数一定ピッチで並んだ位置決め孔群が複数組設けられるとともに、各組の位置決め孔群は互いにピッチが異なるところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項7または請求項8に記載のものにおいて、前記支持部材は、前記プレート部材が配置される面と異なる面に、その長手方向に延び、かつ前記ユニットから延出する電線を収容可能な電線収容溝を備え、前記プレート固定手段は、前記支持部材における前記電線収容溝を有する面側に延出するカバー保持部を有し、前記カバー保持部によって前記支持部材における前記電線収容溝を有する面との間に前記電線を挿通可能な隙間を空けた状態で保持されるとともに、前記電線収容溝をその長手方向に沿って覆う電線カバーを備えているところに特徴を有する。
<請求項1及び請求項7の発明>
本構成によれば、センサユニットの取付位置を調整する際には、プレート固定手段によるプレート部材の支持部材に対する固定を解除し、センサユニットが固定された状態のプレート部材の位置を調整した後、再びプレート固定手段によりプレート部材を固定する。これにより、調整作業の作業性が向上する。
<請求項2及び請求項8の発明>
一枚のプレート部材を用いて、複数のセンサユニットを異なるピッチで固定することが可能になる。
<請求項3及び請求項9の発明>
従来の構造では、多数のセンサユニットの電線を電線カバーで覆うためには、例えば上下に複数個に分割し、上下の電線カバー間から電線を溝部内に導き入れる必要があり、部品点数が増えて組付作業に手間が掛かっていた。これに対し、本構成では、電線カバーが支持部材の側面に対し隙間を空けた状態で保持されるため、一枚の電線カバーによりガイド溝の広い範囲を隙間なく覆う構成とすることができ、これにより部品点数を削減でき、組み付けの作業性を向上することができる。さらに、プレート固定手段が電線カバーを保持する部品を兼ねるため、部品点数を削減できる。
<請求項4の発明>
反射光を受光するものは、透過光を受光するものに比べて、センサユニットの配列ピッチを小さく配置することができるため、検出装置全体の小型化を図ることができる。
<請求項5及び請求項6の発明>
センサユニットを支持するブラケットは、隣りのセンサユニットの投光手段による光の出射方向に対向する側の面が、隣りのセンサユニットの受光手段にて受光可能なレベルの光を反射しない構成であるため、誤検知の発生を抑制することができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図1〜図5を参照しつつ説明する。
本実施形態に係るウエハ検出装置1(本発明の「板状部材検出装置」に相当)は、図示しないカセットに間隔を隔てて一列状に配列された複数の円盤状の半導体ウエハW(本発明の「板状部材」に相当)を一括検出するためのものである。
1.ウエハ検出装置の全体構成
図1は、本実施形態に係るウエハ検出装置1の上端部を示す斜視図であり、図2は、ウエハ検出装置1の上端部の分解斜視図である。このウエハ検出装置1は、複数のセンサユニット10(図1,2ではそのうちの2台のみ図示)と、それら複数のセンサユニット10のそれぞれに対応して設けられた複数のブラケット20と、1本の支持部材30と、1枚のプレート部材40と、複数のプレート固定金具50と、一対の電線カバー60等を備えて構成されている。
(1)センサユニット
各センサユニット10は、それぞれが検出対象とする半導体ウエハWが存在し得る位置の下方に入り込んで上方に向けて光を出射し、半導体ウエハWの裏面での反射光の有無に応じて変化する反射光の受光量に応じた受光信号を出力する、いわゆる反射型の光電センサである。各センサユニット10からの受光信号は、図示しない制御装置に与えられ、ここで所定の閾値と比較されることで各センサユニット10における半導体ウエハWの検出の有無を判断するようになっている。
より具体的には、各センサユニット10は、図1,2に示すように、全体として扁平箱形状のケース11に覆われ、そのケース11の先端側(図1,2の紙面左側)上面に投受光窓12が設けられている。そして、この投受光窓12の下方に位置するケース11内部には、光軸を当該投受光窓12に向けて並設された1組の投光素子13(本発明の「投光手段」に相当)及び受光素子14(本発明の「受光手段」に相当)が設けられている。また、ケース11内部には、上記投光素子13を駆動させるための投光回路(図示せず)と、受光素子14から出力される受光量に応じた受光信号を増幅して出力する受光回路(図示せず)が設けられている。
ケース11の後端面からは上記投光回路及び受光回路に電気的に接続された電線15が導出されている。また、ケース11の両側部には、上下に貫通した貫通孔17が一対形成されている(図2参照)。
なお、本実施形態では、図2に示すように、各センサユニット10は、電線15の端部に対してコネクタ18を介して着脱可能になっている。勿論、電線15に対して着脱不能な構成であってもよいが、本実施形態のような構成であれば、例えば、故障などでセンサユニット10を交換したり、センサユニット10を清掃したりする場合に、当該センサユニット10のみを電線15から取り外すことができ、作業性向上を図ることができる。
(2)ブラケット
各ブラケット20は、金属板をL字状に折り曲げてなり、水平な略矩形平板状のユニット載置部21と、ユニット載置部21の端縁部21A(支持部材30側の端縁)から下方に延出したプレート側取付部22とを備えている。ユニット載置部21には、左右一対のネジ孔23が設けられ、その上面に載置されたセンサユニット10の各貫通孔17に挿通された一対のネジ24をネジ孔23に締めることで、センサユニット10がブラケット20に対して固定されている。一方、プレート側取付部22は、ユニット載置部21の端縁部21Aよりやや支持部材30側へ突出して設けられている。そして、プレート側取付部22は、ネジ25が挿通される貫通孔26を一個備えており、このブラケット20とネジ25とが本発明の「ユニット固定手段」に相当する。なお、ブラケット20は、少なくともユニット載置部21の下面(下側に位置するセンサユニット10における投光素子13による光の出射方向に対向する側の面)が黒色系の樹脂材によって覆われている。このため、このブラケット20の下面は、下側のセンサユニット10の投光素子13の光が照射されたときに、下側のセンサユニット10の受光素子14に対してその受光素子14が受光可能なレベルの光が反射しないような低反射率の面となっている。
(3)支持部材
支持部材30は、上下方向(本発明の「配列方向」に相当)に延びる略角柱状をなしている。この支持部材30は、図2及び図5に示すように、上下に延びる中心軸周りに点対称構造をなしている。そして、支持部材30の4つの各側面30A〜30Dには、互いに同形のガイド溝31(本発明の「電線収容溝」に相当)が支持部材30の全長に亘って形成されている。ガイド溝31は、支持部材30の各側面30A〜30Dにおける幅方向中央に開口部31Aを備えており、その開口部31Aの幅d1がそれより奥側部分の幅d2よりも狭く形成されている。そして、開口部31Aには、上記ブラケット20のプレート側取付部22が幅方向について僅かな隙間を空けて挿入されるようになっている。なお、支持部材30の上下両端部には、樹脂材や合成ゴム等の弾力性を有する部材からなるキャップ33が嵌着される。
(4)プレート部材
支持部材30が有する4つのガイド溝31のうちの一つには、上下に細長い平板状をなすプレート部材40が挿入されている。プレート部材40には、幅方向の中央に、複数の位置決め孔41が上下方向に一定ピッチで並んで貫通形成されている。なお、位置決め孔41は、少なくともプレート部材40の上下両端部近傍に一対設けられている。このプレート部材40の表面に各ブラケット20のプレート側取付部22を当てて、各位置決め孔41にプレート側取付部22の貫通孔26に挿通したネジ25を締めることで、ブラケット20が上下に一定の間隔を空けた状態でプレート部材40に対して固定される。このとき、ユニット載置部21の側縁部21Aとプレート部材40との間隙には、支持部材30におけるガイド溝31の開口縁部分が位置するが、この間隙はガイド溝31の開口縁部分の厚さ寸法よりもやや大きい(遊びがある)状態となっている。また、プレート部材40には、次に述べるプレート固定金具50を固定するためのネジ孔42が複数貫通形成されている。このネジ孔42は、位置決め孔41の配列と同一直線状に設けられ、かつ位置決め孔41の配列ピッチよりも隣り合うネジ孔42間の間隔が大きくなるように配置されている。即ち、ネジ孔42の個数は、位置決め孔41の個数よりも少なくなっている。
(5)プレート固定金具
プレート固定金具50は、細長い金属板をコの字形状に折り曲げてなり、中央のプレート取付部51と両端のカバー保持部52とを備えている。各カバー保持部52には、それぞれ内向きに突出する一対の突起53が設けられており、プレート固定金具50は、プレート取付部51を支持部材30の側面30Aに当てると共に、両カバー保持部52の各突起53を両側面30B,30Cに当てることにより支持部材30を一対のプレート取付部51で挟むようにして支持部材30に対して装着される。プレート取付部51には、中央に貫通孔54が一つ設けられ、この貫通孔54に挿通されたネジ55をプレート部材40のネジ孔42に緊密に締めることで、プレート取付部51とプレート部材40との間にガイド溝31の開口縁部分が緊密に挟まれ、それによりプレート部材40が支持部材30に対して固定される。なお、プレート固定金具50とネジ55とは、本発明の「プレート固定手段」に相当する。また、各カバー保持部52には、次の電線カバー60を固定するためのネジ孔56が一つずつ設けられている。
(6)電線カバー
電線カバー60は、上下に細長い金属板の両側縁部を内向きに直角に折り曲げてなる。電線カバー60は、各プレート固定金具50のカバー保持部52の外面に重ねられ、ネジ孔56と対応する位置に設けられた貫通孔61に挿通されたネジ62をネジ孔56に締めることで、支持部材30の側面30B,30Cのほぼ全体を覆うように固定される。電線カバー60は、支持部材30の側面30B,30Cとの間には、突起53を含めたカバー保持部52の厚さ寸法に対応した隙間Sが空いている。また、電線カバー60のセンサユニット10側の端部は、支持部材30の側面30Aよりも外側に張り出しており、センサユニット10から引き出された電線15を隙間S内に挿通することができるようになっている。
2.組付手順及び調整手順
次にこのウエハ検出装置1の組付手順を説明する。
ウエハ検出装置1を組み付けるには、図2に示すように、まず各ブラケット20のユニット載置部21上面にセンサユニット10を載せ、一対のネジ24を用いて固定する。そして、図3に示すように、各ブラケット20のプレート側取付部22をガイド溝31内に挿入したプレート部材40の各位置決め孔41にネジ25を用いて固定する。こうして、全てのセンサユニット10をブラケット20を介してプレート部材40に対して固定する。
続いて、図4に示すように、各プレート固定金具50をネジ55を用いてプレート部材40のネジ孔42に固定する。これにより、各センサユニット10、各ブラケット20及びプレート部材40が支持部材30に対して固定される。そして、各センサユニット10から引き出された電線15を支持部材30の側面30Bまたは30Cに設けられたガイド溝31内に収容し、その電線15をガイド溝31に沿って支持部材30の下方へ導く。そして、電線15を収容したガイド溝31を隠すように、各電線カバー60を支持部材30の側面30B,30Cに覆い付け、ネジ62を用いてプレート固定金具50に固定する。最後に、支持部材30の端部にキャップ33を嵌着することで、図1,5に示すように、ウエハ検出装置1の組み付けが完了する。
ウエハ検出装置1において、センサユニット10の高さ位置を調整する場合には、まずプレート部材40と各プレート固定金具50との間に締められた各ネジ55を緩める。プレート部材40の支持部材30に対する固定が解除され、プレート部材40(及びセンサユニット10、ブラケット20、プレート固定金具50)が上下にスライド可能となる。この状態で、各センサユニット10が適切な高さ位置になるようにプレート部材40を移動して、再びネジ55を締めてプレート部材40を固定すれば、調整作業が完了する。
3.本実施形態の効果
本構成によれば、センサユニット10の取付位置を調整する際には、プレート固定金具50及びネジ55によるプレート部材40の支持部材30に対する固定を解除し、センサユニット10が固定された状態のプレート部材40の位置を調整した後、再びプレート固定金具50及びネジ55によりプレート部材40を固定する。これにより、調整作業の作業性が向上する。
また、従来の構造では、多数のセンサユニット104の電線106を電線カバー107で覆うためには、例えば上下に複数個に分割し、上下の電線カバー107間から電線106を溝部102内に導き入れる必要があり、部品点数が増えて組付作業に手間が掛かっていた。これに対し、本構成では、電線カバー60が支持部材30の側面に対し隙間Sを空けた状態で保持されるため、一枚の電線カバー60によりガイド溝31の広い領域を隙間なく覆うことができ、これにより部品点数を削減でき、組み付けの作業性を向上することができる。さらに、プレート固定部材30が電線カバー60を保持する部品を兼ねるため、部品点数を削減できる。
また、センサユニット10を支持するブラケット20は、下側に位置するセンサユニット10の光の出射方向に対向する側の面が黒色系であるため、光の反射が押さえられ、誤検知の発生を抑制することができる。
<実施形態2>
次に本発明の実施形態2を図6を参照して説明する。
本実施形態では、実施形態1に対して、プレート部材40に設ける孔の位置のみが異なり、その他の点は実施形態1と同様である。そのため、以下の説明では、実施形態1と同様の構成には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
プレート部材40は、ブラケット20の取付位置を位置決めする位置決め孔41が複数一定ピッチで並んで構成される位置決め孔群が2組設けられている。即ち、図6において、上から位置決め孔41A,41B,41B,41Aで構成される位置決め孔群は、L1のピッチで配置され、この位置決め孔群を用いてブラケット20を組み付けた場合には、センサユニット10がL1のピッチで配列されることになる。また、上から位置決め孔41A、41C,41Aで構成される位置決め孔群は、L2のピッチで配置され、この位置決め孔群を用いてブラケット20を組み付けた場合に非A、センサユニット10がL2のピッチで配置されることになる。
本実施形態によれば、一枚のプレート部材40を用いて、複数のセンサユニット10を異なるピッチで固定することが可能になる。
<実施形態3>
図7は、上記実施形態1の構成を、互いに対向配置される投光器81及び受光器82を備える多光軸光電センサ80に適用した例を示す図である。この多光軸光電センサ80は、投光器81と受光器82との間の検出対象物W’の有無を検出するものである。投光器81及び受光器82は、センサユニットの構成を除くと実施形態1とほぼ同じ構成である。投光器81側のセンサユニットは、対向する受光器82側に光を出射する投光素子83を備える投光ユニット85である。一方、受光器82側のセンサユニットは、対向する投光器81の各投光ユニット85からの光を受光する受光素子84を備える受光ユニット86である。
このような構成により、投光ユニット85または受光ユニット86の取付位置を調整する際の作業性が向上することができるなど、実施形態1と同様の効果を得ることができる。なお、本実施形態に上記実施形態2の構成を適用してもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記各実施形態では、センサユニットとブラケットとの固定、ブラケットとプレート部材との固定、プレート部材とプレート固定金具との固定、プレート固定金具と電線カバーとの固定にネジを用いたが、このような部材の固定方法は、ネジに限られず、例えば、ボルトとナットを用いても良く、あるいは、一方の開口に他方の突部を嵌合させたり、一方に設けた爪状の係合部を他方に係合させるようにしても良い。
(2)上記実施形態1,2では、板状部材としての半導体ウエハW(ウエハ)を被検出対象とした具体例を例示したが、例えば磁気ディスク基板、電子回路基板、ガラス基板であってもよい。要するに、平板状であって、厚さが様々であったり、異なる配列間隔で配置され得るものであればよい。また、板状部材は、電気製品に用いられる基板に限られるものではなく、板状でありさえすれば、例えば、板ガラス、液晶ガラス、時計の文字盤や、ケースに備えた平板状の蓋体、プーリ、ワッシャ等であってもよい。
(3)プレート固定金具のプレート部材に対する取付位置は、少なくともプレート部材の両端部近傍であれば良く、必要に応じてその中間位置を固定するようにすれば良い。なお、プレート固定金具を中間位置を取り付けた場合には、プレート固定金具を電線が電線収容溝から出るのを押さえる電線押さえとして機能させることができる。
(4)上記実施形態1では、ブラケットの下面を黒色系の樹脂材によって覆ったものを示したが、本発明によれば、ブラケットの下面(即ち隣りのセンサユニットの投光素子の光の出射方向に対向する側の面)は、受光手段にて受光可能なレベルの光を反射しないような低反射率であれば、青や緑等の黒色以外の色としても良い。また、受光手段にて受光可能なレベルの光を反射させないための構成として、ブラケットの下面を粗面にして光を散乱させるようにしても良く、あるいは反射光が受光手段に当たらないようにブラケットの下面に角度を付けて配置しても良い。
本発明の実施形態1に係るウエハ検出装置の斜視図 ウエハ検出装置を分解した状態を示す斜視図 センサユニットを支持するブラケットをプレート部材に取り付けた状態を示す斜視図 プレート固定金具によりプレート部材を支持部材に対して固定した状態を示す斜視図 ウエハ検出装置の断面図 実施形態2のプレート部材を例示した正面図 実施形態3に係る多光軸光電センサの全体構成を示す簡略図 従来のウエハ検出装置の斜視図
符号の説明
1…ウエハ検出装置(板状部材検出装置)
10…センサユニット
13…投光素子(投光手段)
14…受光素子(受光手段)
15…電線
20…ブラケット(ユニット固定手段)
25…ネジ(ユニット固定手段)
30…支持部材
40…プレート部材
41,41A〜41C…位置決め孔
50…プレート固定金具(プレート固定手段)
52…カバー保持部
55…ネジ(プレート固定手段)
60…電線カバー
80…多光軸光電センサ
81…投光器
82…受光器
85…投光ユニット
86…受光ユニット
W…ウエハ(板状部材)

Claims (9)

  1. 互いに間隔を隔てて配列された複数の板状部材をそれぞれ検出するための板状部材検出装置であって、
    所定の検出領域に向けて光を出射する投光手段、及び、その投光手段から出射され前記検出領域内に位置する前記各板状部材の表面又は裏面で反射した反射光または前記各板状部材を透過した透過光を受光する受光手段を有する複数のセンサユニットと、
    前記板状部材の配列方向に延びる支持部材と、
    前記支持部材の長手方向に沿って延び、かつ前記支持部材に対する取付位置を変更可能な板状のプレート部材と、
    個々の前記センサユニットを前記プレート部材に対してその長手方向に間隔を隔てて固定するユニット固定手段と、
    前記ユニット固定手段とは独立して設けられ、前記プレート部材の両端部近傍を前記支持部材に対して固定可能で、かつその固定を解除可能なプレート固定手段と、
    を備えていることを特徴とする板状部材検出装置。
  2. 前記プレート部材には、前記ユニット固定手段を異なるピッチで位置決め可能な複数の位置決め孔が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の板状部材検出装置。
  3. 前記支持部材は、前記プレート部材が配置される面と異なる面に、その長手方向に延び、かつ前記センサユニットから延出する電線を収容可能な電線収容溝を備え、
    前記プレート固定手段は、前記支持部材における前記電線収容溝を有する面側に延出するカバー保持部を有し、
    前記カバー保持部によって前記支持部材における前記電線収容溝を有する面との間に前記電線を挿通可能な隙間を空けた状態で保持されるとともに、前記電線収容溝をその長手方向に沿って覆う電線カバーを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の板状部材検出装置。
  4. 前記受光手段は、前記各板状部材の表面又は裏面で反射した反射光を受光することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の板状部材検出装置。
  5. 前記ユニット固定手段は、前記センサユニットを支持する板状のブラケットを備えるとともに、このブラケットは、少なくとも隣りのセンサユニットの前記投光手段による光の出射方向に対向する側の面が、前記隣りのセンサユニットの前記受光手段にて受光可能なレベルの光を反射しない構成であることを特徴とする請求項4に記載の板状部材検出装置。
  6. 前記ブラケットにおける前記投光手段による光の出射方向に対向する側の面は、前記隣りのセンサユニットの前記受光手段にて受光可能なレベルの光を反射しない低反射率の面であることを特徴とする請求項5に記載の板状部材検出装置。
  7. 所定の検出領域を挟んで配置される投光器及び受光器を備え、前記投光器には互いに間隔を隔てて配列され前記検出領域に向けて光を出射する複数の投光ユニットが設けられ、前記受光器には前記各投光ユニットと対をなして対向配置される複数の受光ユニットが設けられて構成される多光軸光電センサであって、
    前記投光器及び前記受光器は、それぞれ、
    前記ユニットの配列方向に延びる支持部材と、
    前記支持部材の長手方向に沿って延び、かつ前記支持部材に対する取付位置を変更可能な板状のプレート部材と、
    個々の前記ユニットを前記プレート部材に対してその長手方向に間隔を隔てて固定するユニット固定手段と、
    前記ユニット固定手段とは独立して設けられ、前記プレート部材の両端部近傍を前記支持部材に対して固定可能で、かつその固定を解除可能なプレート固定手段と、
    を備えていることを特徴とする多光軸光電センサ。
  8. 前記プレート部材には、前記ユニット固定手段を位置決めする位置決め孔が複数一定ピッチで並んだ位置決め孔群が複数組設けられるとともに、各組の位置決め孔群は互いにピッチが異なることを特徴とする請求項7に記載の多光軸光電センサ。
  9. 前記支持部材は、前記プレート部材が配置される面と異なる面に、その長手方向に延び、かつ前記ユニットから延出する電線を収容可能な電線収容溝を備え、
    前記プレート固定手段は、前記支持部材における前記電線収容溝を有する面側に延出するカバー保持部を有し、
    前記カバー保持部によって前記支持部材における前記電線収容溝を有する面との間に前記電線を挿通可能な隙間を空けた状態で保持されるとともに、前記電線収容溝をその長手方向に沿って覆う電線カバーを備えていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の多光軸光電センサ。
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