JP2007298208A - 空気調和機の塵埃吸引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、熱交換器の前面に、空気調和機の本体内部へ埃が侵入することを防ぐためのエアフィルターが設けられており、このエアフィルターは付着した塵埃を手で清掃できるように着脱自在に構成されており、このフィルター装置は頻繁なメンテナンスが必要となるだけでなく、メンテナンスが行われるまでの間にはエアフィルターが徐々に目詰まりしていき、熱交換器を通過する風量が低下して空調能力が低下して消費電力の増大につながることとなっていた。本発明は、塵埃吸引装置のファンに吸引した塵埃のファン表面への付着、堆積を防止し信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置を提供することを目的とする。
【解決手段】塵埃吸引装置のケーシング部から塵埃吸引装置のファンの内周面近傍にあるL字状の板バネにより塵埃のファン表面への付着、堆積を防止するとともに、塵埃がL字状の板バネとファンとの間に引っ掛りファンがロックするのを防止する。
【選択図】図5
【解決手段】塵埃吸引装置のケーシング部から塵埃吸引装置のファンの内周面近傍にあるL字状の板バネにより塵埃のファン表面への付着、堆積を防止するとともに、塵埃がL字状の板バネとファンとの間に引っ掛りファンがロックするのを防止する。
【選択図】図5
Description
本発明は空気調和機に関し、さらに詳しくはフィルターの清掃を自動的に行うようにした空気調和機の塵埃吸引装置の構造に関するものである。
従来の空気調和機のフィルター装置は、熱交換器の前面に、空気調和機の本体内部へ埃が侵入することを防ぐためのエアフィルターが設けられており、このエアフィルターは付着した塵埃を手で清掃できるように着脱自在に構成されている。こうした構成でのフィルター装置は頻繁なメンテナンスが必要となるだけでなく、メンテナンスが行われるまでの間にはエアフィルターが徐々に目詰まりしていき、その結果、熱交換器を通過する風量が低下して空調能力が低下して消費電力の増大につながることとなる。
このため、フィルターのメンテナンスの手間を低減する目的で、特開平6−74521号公報のようにエアフィルターの自動清掃装置として好ましいのはフィルターに付着した塵埃を吸引ノズルを介して塵埃吸引装置により吸引清掃し、吸引された塵埃は室外へ排出する自動清掃装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平04−084042号公報
しかしながら、フィルターに付着した塵埃を吸引ノズルを介して塵埃吸引装置により吸引清掃し、吸引された塵埃は室外へ排出するが、塵埃吸引装置の外郭を構成するケーシング部から塵埃吸引装置のファンに吸引した塵埃がファン表面に付着、堆積を防止するために塵埃吸引装置のファンの内周面近傍にL字状のリブを設けたが最悪の場合、塵埃がL字状のリブとファンとの間に引っ掛りファンがロックし塵埃の排出が不可能になる場合があるという課題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、塵埃吸引装置のファンの内周面近傍にL字状の板バネを設けることにより、塵埃吸引装置のファンに吸引した塵埃がファン表面に付着、堆積を防止するとともに、塵埃がL字状の板バネとファンとの間に引っ掛りファンがロックするのを防止し、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置を提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために、本発明の請求項1は空気調和機の塵埃吸引装置の外郭を構成するケーシング部から塵埃吸引装置のファンの内周面近傍にL字状の板バネを設けたものである。
これによって、フィルターに付着した塵埃を吸引ノズルを介して塵埃吸引装置により吸引された塵埃は、ケーシング部と塵埃吸引装置のファンとの間にあるL字状の板バネにより、塵埃のファン表面への付着、堆積を防止するとともに、塵埃がL字状の板バネとファンとの間に引っ掛りファンがロックするのを防止し、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置を提供することが可能となる。
本発明によれば、空気調和機の塵埃吸引装置のファン表面への塵埃の付着、堆積を防止し、塵埃がL字状の板バネとファンとの間に引っ掛りファンがロックするのを防ぐことが
できる。
できる。
第1の発明は、熱交換器を通過する空気の塵埃を除去するエアフィルターと、前記エアフィルターに沿って移動可能な吸引ノズルと、前記吸引ノズルに連結された塵埃吸引装置により構成されるフィルター装置を具備した空気調和機において、前記塵埃吸引装置のケーシング部から塵埃吸引装置のファンの内周面近傍にL字状の板バネを設けることにより、ファン表面に付着した塵埃をL字状の板バネで剥離、離脱させ塵埃を室外へ排出し易くすることができる。また、板バネとファンとの間に剥離、離脱させた塵埃の固まりが通っても、板バネの弾性によりL字状の板バネとファンとの間に塵埃が引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くし、ファンのロックを防止することにより、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置を提供することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のケーシング部から塵埃吸引装置のファンの内周面近傍に設けたL字状の板バネの先端形状を円弧状にすることにより、ファン表面に付着した塵埃を剥離、離脱させ易くし塵埃を室外へ排出し易くすることができる。また、板バネとファンとの間に剥離、離脱させた塵埃の固まりが通っても、板バネの弾性によりL字状の板バネとファンとの間に塵埃が引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くし、ファンのロックを防止することにより、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置を提供することができる。
第3の発明は、特に、第1〜2の発明のケーシング部から塵埃吸引装置のファンの内周面近傍に設けたL字状の板バネをバネを介してケーシング部に固定されていることにより、ファン表面に付着した塵埃を剥離、離脱させ易くし塵埃を室外へ排出し易くすることができる。また、板バネとファンとの間に剥離、離脱させた塵埃の固まりが通っても、バネの弾性によりL字状の板バネがファンから離れることにより、ファンとの間に塵埃が引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くし、ファンのロックを防止することにより、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明における空気調和機の室内ユニットであり、図2はフィルター自動清掃装置である。
図1は、本発明における空気調和機の室内ユニットであり、図2はフィルター自動清掃装置である。
図3にも示すように、室内機1内の側面近傍には、エアフィルター2に付着した塵埃を吸引して排出するための塵埃吸引装置3が設置されている。この塵埃吸引装置3の吸い込み側部分には、蛇腹形状の吸い込みダクト4を介して吸い込みノズル5が接続されているとともに、塵埃吸引装置3の吹き出し側部分には、その先端が室外へ連通されている排気ダクトが接続されている。
吸い込みノズル5におけるエアフィルター2に臨む面には、エアフィルター2の上面部から前面部にかけて複数の吸い込み孔5aが並んで形成され、後述する塵埃吸引装置3の吸引動作により、各吸い込み孔5aからエアフィルター2の塵埃を吸い込み可能に構成されている。
図4〜図5に示すように、塵埃吸引装置3は、吸排気モータ6により回転される遠心式のファン7と、このファン7を収容するケーシング8と、このケーシング8の風上側にケーシング9と一体的に設けられた吸引カバー10などが取り付けられている取付基板とを
有する。
有する。
この構成において、吸排気モータ6を吸引のため正転させるとともに、ノズル駆動用モータ11を駆動させる。すると、塵埃吸引装置3が作動した状態で、吸い込みノズル5がエアフィルター2の風上側の面に沿って移動し、この際、エアフィルター2に付着した塵埃が空気とともに吸い込み孔5aを通して吸い込みノズル5内に吸い込まれ、吸い込みダクト4から塵埃吸引装置3に吸引された塵埃が空気とともに排気ダクトを通して室外に排出される。
ここで、長期に使用する場合、ファン7の表面に塵埃が堆積する可能性がある。このため、本発明ではファン7とケーシング9からL字状の板バネ12を設けることにより、L字状の板バネ12で欠き落した塵埃がL字状の板バネ12とファン7との間に引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くできる。また、板バネ12とファン7との間に剥離、離脱させた塵埃の固まりが通っても、板バネ12の弾性によりL字状の板バネ12がファン7から離れることにより、L字状の板バネ12とファン7との間に塵埃が引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くし、ファン7のロックを防止することにより、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置3を提供することができる。
(実施の形態2)
図5に示すように塵埃吸引装置3のファン7の内周面近傍に設けたL字状の板バネ12の先端形状を円弧状12aにすることにより、ファン7表面に付着した塵埃を剥離、離脱させ易くし塵埃を室外へ排出し易くすることができる。また、板バネ12とファン7との間に剥離、離脱させた塵埃の固まりが通っても、板バネ12の弾性によりL字状の板バネ12がファン7から離れることにより、L字状の板バネ12とファン7との間に塵埃が引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くし、ファン7のロックを防止することにより、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置3を提供することができる。
図5に示すように塵埃吸引装置3のファン7の内周面近傍に設けたL字状の板バネ12の先端形状を円弧状12aにすることにより、ファン7表面に付着した塵埃を剥離、離脱させ易くし塵埃を室外へ排出し易くすることができる。また、板バネ12とファン7との間に剥離、離脱させた塵埃の固まりが通っても、板バネ12の弾性によりL字状の板バネ12がファン7から離れることにより、L字状の板バネ12とファン7との間に塵埃が引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くし、ファン7のロックを防止することにより、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置3を提供することができる。
(実施の形態3)
図6に示すように塵埃吸引装置3のファン7の内周面近傍に設けたL字状の板バネ12をバネ13を介してケーシング部に固定されていることにより、ファン表面に付着した塵埃を剥離、離脱させ易くし塵埃を室外へ排出し易くすることができる。また、板バネ12とファン7との間に剥離、離脱させた塵埃の固まりが通っても、バネ13の張力によりL字状の板バネ12がファン7から離れることにより、ファン7との間に塵埃が引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くし、ファン7のロックを防止することにより、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置を提供することができる。
図6に示すように塵埃吸引装置3のファン7の内周面近傍に設けたL字状の板バネ12をバネ13を介してケーシング部に固定されていることにより、ファン表面に付着した塵埃を剥離、離脱させ易くし塵埃を室外へ排出し易くすることができる。また、板バネ12とファン7との間に剥離、離脱させた塵埃の固まりが通っても、バネ13の張力によりL字状の板バネ12がファン7から離れることにより、ファン7との間に塵埃が引っ掛るのを防止するとともに塵埃を室外へ排出し易くし、ファン7のロックを防止することにより、信頼性の高い空気調和機の塵埃吸引装置を提供することができる。
以上のように、本発明にかかる空気調和機は、空気調和機以外でも、エアフィルターを有し、室外に排気可能な環境に設置される機器に対しても適用可能である。
1 室内ユニット
2 エアフィルター
3 塵埃吸引装置
4 吸い込みダクト
5 吸い込みノズル
5a 各吸い込み孔
6 吸排気モータ
7 ファン
8 ケーシング
9 風上側ケーシング
10 吸引カバー
11 ノズル駆動用モータ
12 L字状の板バネ
12a 円弧状
13 バネ
2 エアフィルター
3 塵埃吸引装置
4 吸い込みダクト
5 吸い込みノズル
5a 各吸い込み孔
6 吸排気モータ
7 ファン
8 ケーシング
9 風上側ケーシング
10 吸引カバー
11 ノズル駆動用モータ
12 L字状の板バネ
12a 円弧状
13 バネ
Claims (3)
- 空気調和機の室内ユニットにおいて、塵埃吸引装置を搭載した室内ユニットであって、前記塵埃吸引装置の外郭を構成するケーシング部から塵埃吸引装置のファンの内周面近傍にL字状の板バネを設けたことを特徴とする空気調和機の塵埃吸引装置。
- 前記L字状の板バネの先端部分が円弧状であることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の塵埃吸引装置。
- 前記L字状の板バネは、前記外郭を構成するケーシング部とバネで固定されていることを特徴とする請求項1〜2に記載の空気調和機の塵埃吸引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125529A JP2007298208A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 空気調和機の塵埃吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006125529A JP2007298208A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 空気調和機の塵埃吸引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007298208A true JP2007298208A (ja) | 2007-11-15 |
Family
ID=38767842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006125529A Pending JP2007298208A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 空気調和機の塵埃吸引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007298208A (ja) |
-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006125529A patent/JP2007298208A/ja active Pending
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