JP2007297107A - 容器およびそれを用いた気化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体を気化させる気化装置であって、気化による放出量を制御することができ、気化温度の異なる複数の物質を含む液体を用いた場合であっても、経時的に均一に保持された組成で気化させることができる気化装置およびそれに用いられる容器を提供する。
【解決手段】液体を収容する容器本体と、容器本体内を実質的に液密に保持するように容器本体の開口に設けられた液体吸収部材と、液体吸収部材の少なくとも先端側の外周を実質的に気密に覆う第1管状部材と、前記第1管状部材を覆い、軸線方向に変位可能な第2管状部材とを備える容器、ならびに、本発明の容器を備え、液体吸収部材を介した毛細管現象により容器内から容器外に抽出された液体を、塗布用部材の表面に塗布し気化させて容器外に放出する気化装置。
【選択図】図1
【解決手段】液体を収容する容器本体と、容器本体内を実質的に液密に保持するように容器本体の開口に設けられた液体吸収部材と、液体吸収部材の少なくとも先端側の外周を実質的に気密に覆う第1管状部材と、前記第1管状部材を覆い、軸線方向に変位可能な第2管状部材とを備える容器、ならびに、本発明の容器を備え、液体吸収部材を介した毛細管現象により容器内から容器外に抽出された液体を、塗布用部材の表面に塗布し気化させて容器外に放出する気化装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、芳香剤溶液、殺虫剤を含む薬剤溶液、加湿器用の水などの液体を気化させるための装置およびそれに用いられる容器に関する。
従来より、芳香剤溶液の芳香成分を徐々に放散させる芳香剤発生装置が種々知られている。図15は、従来の典型的な一例の芳香剤発生装置61を模式的に示す図である。図15には、芳香剤溶液63を収容する容器62の開口に、フェルトなどの液体吸収性の芯材(液体吸収部材64)が挿入され、この液体吸収部材64により容器62中は実質的に液密となるように保持された構造で実現された例の従来の芳香剤発生装置61が示されている。このような芳香剤発生装置61において、容器62内に収容された芳香剤溶液63は、液体吸収部材64を介した毛細管現象により吸い上げられる。従来の芳香剤発生装置では、このようにして吸い上げた芳香剤溶液を液体吸収部材の表面で自然気化させたり、あるいは、電気加熱などにより加熱して気化させることで、室内などに芳香剤を放出させていた。また、芳香剤以外に、殺虫剤を発生する方式としても、図15に示した構造の装置を採用したものが従来、知られていた。
特開2003−199473号公報
特開平10−248913号公報
特開2002−267629号公報
しかし、上述した構造の芳香剤発生装置または殺虫剤発生装置では、芳香剤または殺虫剤の放出量は液体吸収部材の露出表面積によって決まり、放出量を制御することができないという欠点があった。このため、たとえば芳香剤の場合、少しの量の芳香剤でも強烈に芳香を感じる人にとっては苦痛を感じても芳香の量を制御することができないという不具合がある。
また芳香剤は、揮発性の異なる複数種の芳香成分をブレンドして用いることが多い。しかし、この場合、気化温度の低い芳香成分から放出され、気化温度の高い芳香成分の残量が経時的に多くなってしまい、芳香の質が経時的に変化してしまうという不具合もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、液体を気化させる気化装置であって、気化による放出量を制御することができ、気化温度の異なる複数の物質を含む液体を用いた場合であっても、経時的に均一に保持された組成で気化させることができる気化装置およびそれに用いられる容器を提供することである。
本発明の容器は、液体を収容する容器本体と、容器本体内を実質的に液密に保持するように容器本体の開口に設けられた液体吸収部材と、液体吸収部材の少なくとも先端側の外周を実質的に気密に覆う第1管状部材と、前記第1管状部材を覆い、軸線方向に変位可能な第2管状部材とを備えることを特徴とする。
ここにおいて、容器本体内に収容された液体は、芳香剤溶液、殺虫剤溶液を含む薬剤溶液または水であることが好ましい。
本発明の容器において、液体吸収部材が第1管状部材より一部突出するように設けられ、当該突出長さが1mm以下であることが、好ましい。
また本発明の容器は、液体吸収部材が、液体吸収性の材料で形成された可撓性の平板状物をU字状に変形させて容器本体の開口に挿入されることで、容器本体内の内部空間と外部空間とを連通したものであることが、好ましい。
本発明の容器における第2管状部材は弾性体で形成されたものであることが好ましい。
また本発明の容器は、取り外し可能な蓋体が嵌め込まれた開口部をさらに有することが好ましい。
また本発明の容器は、取り外し可能な蓋体が嵌め込まれた開口部をさらに有することが好ましい。
また本発明は、上述した本発明の容器を備え、液体吸収部材を介した毛細管現象により容器内から容器外に抽出された液体を、塗布用部材の表面に塗布し気化させて容器外に放出する気化装置をも提供する。
本発明の気化装置においては、(1)塗布用部材が円柱状物であり、液体吸収部材により抽出された液体を円柱状物の外周面に円周方向に塗布することで気化させる、または、(2)塗布用部材が円盤状物であり、液体吸収部材により抽出された液体を円盤状物の主面に円周方向に塗布することで気化させるように実現されることが好ましい。
また本発明の気化装置において、塗布用部材は、回転を停止する位置が予め定められたものであり、液体吸収部材が当該回転を停止する位置に位置した状態で、第2管状部材が、液体吸収部材よりも突出するように軸線方向に変位するものであることが好ましい。
本発明の気化装置は、車載用の加湿器として用いられることが好ましい。
本発明の容器によれば、必要なときには効率的に液体を気化させることができ、かつ、不要なときには液体の気化を極力抑制できる気化装置に好適に用いることができる容器を実現することができる。また、本発明の容器を備える本発明の気化装置によれば、必要なときには効率的に液体を気化させることができ、かつ、不要なときには液体の気化を極力抑制でき、かつ、液体を気化させて放出する量を容易に制御できる気化装置を提供することができる。本発明の気化装置は、また、毛細管現象により容器内から容器外に抽出した液体を塗布面に塗布後に気化させるため、容器内から液体吸収性の芯材を介して直接に気化させる構成とは異なり、液体が気化温度の異なる複数種の成分を含有する場合であっても、経時的に気化させる成分の質が変わりにくい。
図1は、本発明の好ましい一例の容器1を模式的に示す断面図である。本発明の容器1は、液体を収容する容器本体2と、容器本体2内を実質的に液密に保持するように容器本体の開口に設けられた液体吸収部材とを備える。
本発明の容器1における容器本体2は、液体6を収容し得る内部空間を有し、少なくとも1つの開口を有するものであれば、特に制限なく従来公知の適宜のものを用いることができる。
また本発明の容器1における液体吸収部材3は、液体6を毛細管現象により吸引し得る部材(芯材)であって、かつ、容器本体2の開口に設けられた状態で、容器本体2の内部空間を実質的に液密に保持し得る。ここで、「実質的に液密」であるとは、液体が液体吸収部材による毛細管現象で吸引されて容器本体外に放出される以外は、容器本体内に収容された液体が液密に保持されている状態を指す。
本発明に用いられる液体吸収部材3としては、たとえば、フェルト、綿芯、ガラス芯などの材料で形成された部材が用いられる。液体吸収部材3の形状および大きさは、容器本体2の開口に設けることができ、当該開口に設けられた状態で、容器本体2の内部空間を実質的に液密に保持し得る形状および大きさであれば特に制限されるものではない。
本発明の容器1は、上述した容器本体2および液体吸収部材3に加えて、液体吸収部材3の少なくとも先端部(開口から突出する側の部分)の外周を実質的に気密に覆う第1管状部材4と、前記第1管状部材4を覆う軸線方向に変位可能な第2管状部材5とを備えることを特徴とする。
本発明の容器1における第1管状部材4は、液体吸収部材3の少なくとも先端部を実質的に気密に覆う。ここで、「実質的に気密である」とは、液体吸収部材3による毛細管現象により容器本体2内から吸い上げられた液体6が、液体吸収部材3の容器本体2より突出した部分において、第1管状部材4により覆われていない端部3aのみから、外部空間に気化され得る(換言すれば、液体吸収部材3の第1管状部材4により覆われた部分からは気化されない)ことを指す。
本発明の気化装置において、第1管状部材は、液体吸収部材の先端部のみを覆うように設けられてもよいし、液体吸収部材の軸線方向に関する両端部を除いてほぼ全面を覆うように設けられてもよい。図1には、第1管状部材4が、液体吸収部材3の軸線方向に関する両端部を除いてほぼ全面を覆うように設けられた例を示している。なお、図1に示すように第1管状部材4が、液体吸収部材3の軸線方向に関する両端部を除いてほぼ全面を覆うように設けられる場合、第1管状部材4の液体吸収部材3の先端部以外を覆う部分(容器本体2の内部に位置する部分)には、液体6を液体吸収部材3に吸収させるための通過穴4aが複数個設けられていることが好ましい。
このような第1管状部材4は、上述のように液体吸収部材3の少なくとも先端部の外周を実質的に気密に覆い得るのであれば、その形成材料は特に制限されるものではないが、たとえばステンレスパイプ、樹脂パイプなどで形成された管状部材を用いることができる。
本発明の容器1における第2管状部材5は、上述した第1管状部材4の外周を覆い、かつ、その軸線方向に関し変位可能であるように設けられる。本発明の容器1は、このような第2管状部材5を有することで、後述する本発明の気化装置に適用する場合には、液体の気化を所望する場合には液体を気化させ、液体の気化を所望しない場合には液体の気化を抑制することができる気化装置を実現することができるようになる。
第2管状部材5は、図1に示す例では、その中途に径方向外方に突出するフランジ5aを有し、容器本体2の開口付近の部分とこのフランジ5aとの間に付勢手段7が設けられていることで、その軸線方向に関し変位可能であるように実現されている。また、本発明の容器1を、後述する例の気化装置に適用する場合には、フランジ5aよりも先端側(容器本体2と離反する側)に、2本180度の角度で設けられ、径方向外方に突出する軸5bを有することが、好ましい(図1)。
第2管状部材5の形成材料は特に制限されるものではないが、たとえば樹脂成形品、ゴム成形品などで形成された管状部材を用いることができる。また、付勢手段7としては、たとえばバネ、弾性体などを用いることができる。
なお、第2管状部材は、それ自体を気密性を有する弾性体であるゴム成形品などを用いて形成することにより、塑性変形によって、第2管状部材がその軸線方向に関し変位可能であるように実現されてもよい。
本発明の容器1において、容器本体2内に収容される液体としては、特に制限されるものではないが、好適なものとして芳香剤溶液、殺虫剤を含む薬剤溶液または水を挙げることができる。液体として水を用いる場合、本発明の気化装置は、加湿器として好適に適用できる。
本発明における液体として用いることができる芳香剤溶液としては、特に制限されるものではなく、従来公知の適宜の芳香剤溶液を好適に適用することができる。なお、本発明の容器を備える後述する本発明の気化装置では、気化温度の異なる複数種の芳香成分を含む芳香剤溶液を用いた場合であっても、芳香の質が経時的に変化してしまうことなく、芳香の量を制御しながら放出できるものであるため、特に好適である。
また本発明における液体として用いることができる薬剤溶液としても特に制限されるものではなく、薬剤には殺虫剤以外に殺菌剤などが包含され、従来公知の適宜の薬剤を好適に適用することができる。
本発明の容器1において、容器本体2内に収容される液体のうち、たとえば芳香剤溶液などの場合、空気に触れると酸化してしまい成分が変化してしまうものも含まれる。このような酸化を防止する観点から、液体は、容器外に抽出された状態で可能な限り空気に接触させないことが望ましい。このため、液体吸収部材3は、容器本体2の開口に設けた状態で、容器本体2外に露出する表面積をできるだけ減らし得るように構成されることが好ましい。具体的には、液体吸収部材3は、第1管状部材4より一部突出するように設けられ(すなわち、液体吸収部材3はその先端側に第1管状部材4により覆われていない端部を有する)、その第1管状部材4により覆われていない端部の突出長さを1mm以下とすることが好ましく、0.5〜1mmの範囲内とすることが好ましい。
本発明の容器1は、容器本体2内の液体を液体吸収部材による毛細管現象を介して容器外に抽出する構成であるが、温度の上昇などに起因して容器本体2内の圧力が上がると、液体が容器外に過剰に抽出されてしまう虞がある。このような液体の過剰な抽出を防止する観点からは、本発明の容器1は、上述のように容器本体2の内部空間を実質的に液密に保持しつつ、容器本体2の内部空間と外部空間とが通気し得るように構成されることが好ましい。本発明の容器1は、たとえば図2に示すように、液体吸収性の材料で形成された可撓性の平板状物をU字状に変形させて、第1管状部材4により少なくとも先端側の外周が覆われるようにして、容器本体2の開口に挿入することで液体吸収部材3を設けることで、液体吸収部材3の軸線方向に関して、当該液体吸収部材3と第1管状部材4との間に空間部8を形成することで、容器本体2の内部空間を実質的に液密に保持しつつ、容器本体2の内部空間と外部空間とで通気させ得る構成を実現でき、好ましい。
図3は、本発明の好ましい他の例の容器11を模式的に示す断面図である。なお、図3に示す例の容器11は、一部を除いては図1に示した例の容器1と同様の構造を有しており、同様の構造を有する部分については同一の参照符を付して説明を省略する。図3に示す例の容器11の容器本体12は、上述したように、液体吸収部材3を設けるための開口以外に、取り外し可能な蓋体14が嵌め込まれた開口部13をさらに有するように実現されてもよい。このような構成を備える容器11では、容器本体12内に収容される液体6が残り少なくなった場合には、蓋体14を取り外し、開口部13を介して液体6を補給することができる。このような液体6を補給可能な容器11は、後述する当該容器を備える本発明の気化装置を加湿器に用いる場合に、特に好適に適用することができる。
また、図3に示す例では、容器11が横長の形状を有するように実現されるが、このような形状の場合には、振動に対し安定に載置することができるため、当該容器11を組み込んだ後述するような本発明の気化装置を、車載用の加湿器に好適に適用することができる。なお、車載用の加湿器として適用される気化装置に用いる容器は、容器本体内に、液体吸収部材以外にも液体吸収性の材料(たとえば上述したフェルトなど)を充填し、この液体吸収性の材料を液体に浸漬するように実現する(図示せず)と、車両の振動により気化装置が転倒した場合であっても、容器本体内の液体を容器外に漏れ難くすることができ、特に好適である。
図4は、上述した本発明の容器1を用いた、本発明の好ましい一例の気化装置21を模式的に示す正面図であり、図5はその側面図である。図4および図5に示す例の本発明の気化装置21は、図1に示した例の本発明の容器1を備え、液体吸収部材3を介した毛細管現象により容器内から容器外に抽出された液体を、塗布用部材の表面に塗布し気化させて容器外に放出するように構成されたものである。本発明の気化装置21は、上述した液体吸収部材3を介した毛細管現象により容器1内から容器1外に抽出された液体を塗布するための塗布用部材15を備える。本発明の気化装置21は、この塗布用部材15に液体吸収部材3を接触させて液体を塗布し、塗布面で気化させることで、液体を容器1外に放出する。
本発明の気化装置21によれば、上述したように液体吸収部材3を介した毛細管現象により容器1内から容器1外に抽出された液体を塗布用部材15の表面に塗布し気化させて放出する構成であるため、塗布させる面積を変えることにより、液体を気化させて放出する量を容易に制御することができる。
また、本発明の気化装置21は、毛細管現象により容器1内から容器1外に抽出した液体を塗布面に塗布後に気化させるため、容器内から液体吸収性の芯材を介して直接に気化させる構成とは異なり、液体が気化温度の異なる複数種の成分を含有する場合であっても、経時的に気化させる成分の質が変わりにくいという利点もある。
本発明における塗布用部材15は、上記液体を塗布するための塗布面を少なくとも有する部材であれば、その形状および大きさについて特に制限されるものではない。図4および図5には、好ましい一例として、円柱状物で塗布用部材15を実現した場合を示している。
塗布用部材15が円柱状物である場合、円柱状物の外周面を塗布面として用い、この外周面に円周方向に液体を塗布し、気化させるように構成する。すなわち、図4に示すように、円柱状物である塗布用部材15の中心軸線に沿って設けられた回転軸16とモータ17とを備え、モータ17の駆動により塗布用部材15を回転軸16を中心に回転し得るように構成する。このように構成にて、液体吸収部材3を介した毛細管現象により抽出された液体を、円柱状物の塗布用部材15の外周面に、円周方向に沿って順次塗布させ、気化させることができる。図4および図5に示す例では、円周方向の一例として反時計周りの方向Rを示しているが、円周方向が当該方向Rとは反対の時計周りの方向であっても勿論よい。
図4および図5に示すように、塗布用部材15を円柱状物で実現し、この円柱状物の外周面を塗布面として用いて円周方向に液体を塗布する構成を採用する場合、たとえば、円柱状物の回転速度を制御することによって、液体を気化させて放出させる量を制御することができる。また、たとえば気化させて放出させる量が少ない場合には、所望の放出量に応じて円柱状物の回転数を増やすなど、円柱状物の回転数を制御することによっても、液体を気化させて放出させる量を制御することができる。
上述したようにたとえば円柱状物で実現される塗布用部材15は、その材質については特に制限されるものではないが、塗布面が液体吸収性の材料にて形成されてなることが好ましい。塗布用部材15の塗布面を形成するために用いられる液体吸収性の材料としては、たとえばフェルト、紙、樹脂セラミックなどを挙げることができる。中でも、液体を一時保持し得、空気と接触する表面積の多いフェルトにて、塗布用部材15の塗布面を形成してなることが好ましい。
本発明における塗布用部材は、塗布面全体が液体吸収性の材料にて形成されてもよいが、塗布面上に回転を停止する位置が予め定められ、当該回転を停止する位置以外の塗布用部材の塗布面が上述した液体吸収性の材料で形成され、かつ、当該回転を停止する位置における塗布用部材の塗布面(停止面)は液体非吸収性の材料にて形成されるように実現されることが、特に好ましい。これにより、液体非吸収性の材料にて形成された回転を停止する位置に液体吸収部材が配置された状態では液体の気化を抑制することができるため、必要なときには効率的に液体を気化させることができ、かつ、不要なときには液体の気化を極力抑制できる気化装置を実現することができる。ここで、液体非吸収性の材料としては、たとえば金属、樹脂、セラミックなどを挙げることができ、特に制限されるものではない。
ここで、図6は、本発明の気化装置における、容器と塗布用部材との位置関係の一例を模式的に示す側面断面図であり、図6(a)は回転(塗布)時、図6(b)は停止時をそれぞれ示している。また、図7は図6(a)を一部拡大して示す図であり、図8は図6(b)を一部拡大して示す図である。さらに、図9(a),(b)はそれぞれ図6(a),(b)の正面断面図を示している。図6〜図9には、上述したように、液体吸収部材3の少なくとも先端側の外周を実質的に気密に覆う第1管状部材4と、当該第1管状部材4を覆い、軸線方向に変位可能な第2管状部材5とを備える本発明の容器1(図1)を用いた、図4および図5に示した例の気化装置21を例に挙げている。
図6〜図9に示す例において、塗布用部材15は、ベース15a、塗布面15b、停止面15c、ガイド板15dより構成されている。ベース15aは、円柱状であり、中心軸線にある回転軸16によりモータ17に連結されており、モータ17の駆動により回転する。ベース15aの外周は塗布面15bと停止面15cで構成され、両面は同一半径となっている。塗布面15bは、フェルトなどの液体吸収性の材料で形成されている(気化速度が速く、垂れることがない液体を気化する場合には液体吸収性の材料で形成されなくともよい)。また停止面15cは液体非吸収性の材料で形成されている。ガイド板15dは、たとえば円柱状に形成されるベース15aの軸線方向両端面に設けられ、塗布時(図6(a)、図7および図9(a)に示す状態)では、塗布面15bより距離Aだけ高くなるように、第2管状部材5の軸5bを案内し、停止時(図6(b)、図8および図9(b)に示す状態)では、停止面15cよりも距離Bだけ高くなるように、第2管状部材5の軸5bを案内するように構成される。ここで、距離Bは、停止時にガイド板15dにより軸5bを介して第2管状部材5が上げられている状態で、第2管状部材5の先端が停止面15cに接しているか押し付けられているような長さに設定される(図8を参照)。また塗布時には、距離Bよりも大きい距離Aまで第2管状部材5が持ち上げられて第1管状部材4の先端よりも上側となるように設定する(図7を参照)。
図6〜図9に示す例において、容器1の第2管状部材5の軸5bは、付勢手段7によって、塗布用部材15のガイド板15dに押し付けられるように付勢される。また、図6〜図9に示す例において、容器1は、その底面側より後述する付勢手段29により、液体吸収部材3が塗布用部材15の塗布面15bまたは停止面15cに押し付けられるように付勢されている。
上述した構成を備える本発明の気化装置では、回転(塗布)時には、図6(a)、図7および図9(a)に示すように、容器1の液体吸収部材3が塗布面15b上に配置される。この際、塗布用部材15のガイド板15dおよび第2管状部材5の軸5bを介して、第2管状部材5のフランジ5aと容器本体2の開口付近の部分との間を付勢する付勢手段7が第2管状部材5ごと距離Aだけ押し上げられた状態となり、液体吸収部材3の第1管状部材4により覆われていない端部から、容器本体2内より毛細管現象により吸い上げられた液体が塗布面15bへ塗布されることになる。
また停止時には、図6(b)、図8および図9(b)に示すように、容器1の液体吸収部材3が停止面15c上に配置される。上述したように、塗布用部材15のガイド板15dは、この停止面15cに対応する位置において、塗布面15bに対応する位置に対して径方向外方に関し凹状に形成されている(すなわち、停止面15cより距離Bだけ第2管状部材5の軸5bを押し上げるように構成されている)。したがって、液体吸収部材3が停止面15c上に配置された状態では、第2管状部材5は、付勢手段7によって塗布用部材15側に押し下げられるようにして液体吸収部材3よりも突出するように軸線方向に変位する。ここで、距離Bは、上述したように停止時にガイド板15dにより軸5bを介して第2管状部材5が上げられている状態で、第2管状部材5の先端が停止面15cに接しているか押し付けられているような長さに設定される。このため、液体吸収部材3の前記端部は、第2管状部材5および塗布用部材15の停止面15cによって外部空間と遮断されることになり、また上述のように当該停止面15cが液体非吸収性の材料にて形成されているため、液体吸収部材3にて毛細管現象により吸い上げられた液体の気化が抑制されることになる(液体吸収部材3の先端部をキャップした状態と同じ効果)。このようにして、必要なときには効率的に液体を気化させることができ、かつ、不要なときには液体の気化を極力抑制できる気化装置を実現することができる。
また図10は、本発明の気化装置における、容器と塗布用部材との位置関係の他の例を模式的に示す側面断面図であり、図10(a)は回転(塗布)時、図10(b)は停止時をそれぞれ示している。本発明の気化装置では、図10に示す例の塗布用部材15’のように、円柱状のベース15a’を液体非吸収性の材料にて形成し、このベース15a’の外周面を一部を除いて液体吸収性の材料にて被覆して塗布面15b’を形成するようにしてもよい。この場合、ベース15a’の外周面のうち塗布面15b’を形成しなかった部分が停止面15c’となる。図10に示す例の塗布用部材15’においても、ガイド15d’は、上述と同様、停止面15c’に対応する位置において塗布面15b’に対応する位置よりも凹状であり、停止時には第2管状部材5の先端が停止面15c’に接しているか押し付けられるように構成される。このような構成でも、図6〜図9に示した例と同様に、必要なときには効率的に液体を気化させることができ、かつ、不要なときには液体の気化を極力抑制できる気化装置を実現することができる。
なお、上述した例では、第2管状部材5のフランジ5aよりも先端側に、2本180度の角度を成して径方向外方に突出する軸5bを設け、塗布用部材15のガイド板15dの凹凸により、この軸5bごと第2管状部材5を軸線方向に関し変位させている例を挙げた。本発明では、これに限定されるものでは勿論なく、たとえば、第2管状部材5にこの軸5bを設ける代わりに、塗布用部材15のガイド板15dの先端を、円柱状物の厚み方向に関する内側にそれぞれ屈曲して延びるように形成するようにしてもよい。このガイド板15dの先端に、第2管状部材5のフランジ5aを付勢手段7により押し付けるようにして気化装置を実現することで、上述したように第2管状部材5に軸5bを形成した場合と同様に、第2管状部材5の軸線方向に関する変位を実現することができる。
また図11は、図4および図5に示した例の気化装置21を用いた、気化量を制御するための方法の一例を模式的に示す図である。本発明の気化装置21では、図4および図5に示した例のように塗布用部材15が円柱状物で実現される場合、円柱状物の軸線方向に関する液体吸収部材の位置が、円柱状物の外周面の円周方向に関する液体吸収部材の位置の変位に応じて変位可能であることが好ましい。
図11(a)〜(c)には、容器1を固定した状態で、塗布用部材15を回転させ、その外周に円周方向に沿って液体を塗布していく(液体吸収部材3の円柱状物の外周面の円周方向に関する位置が変位する)のに応じて、液体吸収部材3の円柱状物の軸線方向Xに関する位置を変位させている様子を段階的に示している。すなわち、図11(a)では、液体吸収部材3は円柱状物の軸線方向一方X1側の端部付近に位置しているのに対し、図11(b)では液体吸収部材3は円柱状物の軸線方向に関する中央付近に位置し、図11(c)では液体吸収部材3は円柱状物の軸線方向他方X2側の端部付近に位置するように変位している。
このように、塗布用部材15である円柱状物の軸線方向に関する液体吸収部材の位置を、円柱状物の外周面の円周方向に関する液体吸収部材の位置の変位に応じて変位させるように構成することで、塗布面積を大きく確保することができ、また気化による放出量を容易に制御することができるようになる。さらに、図11(a)に示す状態から図11(b)、図11(c)に示す状態にまで上記位置を変位させた後、図11(b)に示す状態を経て図11(a)に示す状態にまで戻すことを適宜繰り返す(すなわち、2度塗り、3度塗り、…を行う)ことで、気化により放出させる量を増加させることができる。なお、塗布用部材の塗布面を有効に利用し得る観点からは、液体吸収部材3は、円柱状物が1回転するごとに、円柱状物の軸線方向に関する位置を変位させるように構成されることが好ましい。
なお、図11(a)〜(c)には、容器1を固定した状態で、塗布用部材3の前記軸線方向に関する位置を変位させるように塗布用部材15を動かした例を示したが、塗布用部材15を固定した状態で、たとえば容器1を回転軸と平行に動かすことによって、円柱状物の軸線方向に関する液体吸収部材の位置を、円柱状物の外周面の円周方向に関する液体吸収部材の位置の変位に応じて変位させるようにしてもよい。また、これらを組み合わせ両者を動かすことによって、円柱状物の軸線方向に関する液体吸収部材の位置が、円柱状物の外周面の円周方向に関する液体吸収部材の位置の変位に応じて変位するようにしても勿論よい。
図12は、本発明の好ましい他の例の気化装置41を模式的に示す正面図である。なお、図12に示す例の気化装置41は、図4および図5に示した例の気化装置21と一部を除いて同様の構成を有しており、同様の構成を有する部分については同一の参照符を付して説明を省略する。
本発明の気化装置では、塗布用部材は、上述した円柱状物以外に、図12および図13に示す例の塗布用部材42のように円盤状物にて実現されてもよい。塗布用部材42が円盤状物である場合、図13に示すように、円盤状物の主面を塗布面として用い、この主面に円周方向に液体を塗布し、気化させるように構成する。すなわち、図12に示すように、円盤状物である塗布用部材42の中心軸線に沿って設けられた回転軸46とモータ47とを備え、モータ47の駆動により塗布用部材42を回転軸46を中心に回転し得るように構成する。このような構成にて、液体吸収部材3を介した毛細管現象により抽出された液体を、円盤状物の塗布用部材42の主面に、円周方向に沿って順次塗布させ、気化させることができる。図13に示す例では、円周方向の一例として反時計周りの方向Sを示しているが、円周方向が当該方向Sとは反対の時計周りの方向であっても勿論よい。
図12に示すように、塗布用部材42を円盤状物で実現し、この円盤状物の主面を塗布面として用いて円周方向に液体を塗布する構成を採用する場合、たとえば、円盤状物の回転速度を制御することによって、液体を気化させて放出させる量を制御することができる。また、たとえば気化させて放出させる量が少ない場合には、所望の放出量に応じて円盤状物の回転数を増やすなど、円盤状物の回転数を制御することによっても、液体を気化させて放出させる量を制御することができる。なお、塗布用部材42を円盤状物にて実現する場合、当該円盤状物は、塗布した液体が円盤状物外に垂れてしまうことを防止するため、中心に凹状となるように形成されることが好ましい。
また図14は、図12に示した例の気化装置41を用いた、気化量を制御するための方法の一例を模式的に示す図である。本発明の気化装置41では、図14に示した例のように塗布用部材42が円盤状物で実現される場合、円盤状物の径方向に関する液体吸収部材の位置が、円盤状物の主面の円周方向に関する液体吸収部材の位置の変位に応じて変位可能であることが好ましい。
図14(a)〜(c)には、容器1を固定した状態で、塗布用部材42を回転させ、その主面に円周方向に沿って液体を塗布していく(液体吸収部材3の円盤状物の主面の円周方向に関する位置が変位する)のに応じて、液体吸収部材3の円盤状物の径方向Yに関する位置を変位させている様子を段階的に示している。すなわち、図14(a)では、液体吸収部材3は円盤状物の径方向一方Y1側の端部(円盤状物の径方向端部)付近に位置しているのに対し、図14(b)では液体吸収部材3は円柱状物の径方向に関する中央付近(円盤状物の径方向端部と中心部との中間付近)に位置し、図14(c)では液体吸収部材3は円盤状物のより径方向他方Y2側付近(円盤状物の中心部付近)に位置するように変位している。
このように、塗布用部材42である円盤状物の径方向に関する液体吸収部材の位置を、円盤状物の主面の円周方向に関する液体吸収部材の位置の変位に応じて変位させるように構成することで、塗布面積を大きく確保することができ、また気化による放出量を容易に制御することができるようになる。さらに、図14(a)に示す状態から図14(b)、図14(c)に示す状態にまで上記位置を変位させた後、図14(b)に示す状態を経て図14(a)に示す状態にまで戻すことを適宜繰り返す(すなわち、2度塗り、3度塗り、…を行う)ことで、気化により放出させる量を増加させることができる。なお、塗布用部材の塗布面を有効に利用し得る観点からは、液体吸収部材3は、円盤状物が1回転するごとに、円盤状物の径方向に関する位置を変位させるように構成されることが好ましい。
なお、図14(a)〜(c)には、容器1を固定した状態で、塗布用部材42の前記径方向に関する位置を変位させるように塗布用部材42を動かした例を示したが、塗布用部材42を固定した状態で、たとえば容器1を径方向に動かすことによって、円盤状物の径方向に関する液体吸収部材の位置を、円盤状物の主面の円周方向に関する液体吸収部材の位置の変位に応じて変位させるようにしてもよい。また、これらを組み合わせ両者を動かすことによって、円盤状物の径方向に関する液体吸収部材の位置が、円盤状物の主面の円周方向に関する液体吸収部材の位置の変位に応じて変位するようにしても勿論よい。
本発明の気化装置は、互いに異なる液体を収容した複数本の容器を備え、複数種の液体を別個に塗布用部材に塗布して気化させるようにしてもよい。
本発明の気化装置21,41は、装置自体の保護および外観の意匠性の観点から、通常、上述した容器1および塗布用部材15,15’,42を収容するためのハウジング28,48を備える。ハウジング28,48は、塗布され気化された気体を放出し得るように、外部空間と連通するように構成されるのであれば、特に制限されるものではなく、従来公知の適宜の材料を用い、所望の形状に形成されたものを適宜用いることができる。
なお、図4〜図14には、容器1を開口が下側になるように設け、当該容器1の下側で液体吸収部材3が接触し得る位置に塗布用部材15,15’,42の塗布面が配置されるような位置関係で設けられた例を示したが、この位置関係は単なる例示であって、図4〜図14に示した位置関係に制限されるものではない。すなわち、液体吸収部材3が接触し得る位置に塗布用部材15,15’,42の塗布面が配置されるのであれば、容器1と塗布用部材15,15’,42との位置関係は上下逆であってもよく、また、横方向に並んで設けられていてもよい。
また本発明の気化装置21,41では、液体吸収部材3による毛細管現象により抽出された液体を塗布用部材15,15’,42に確実に塗布するため、液体吸収部材3が塗布用部材15,42の塗布面に押圧されて接触し得るように構成されていることが、好ましい。たとえば、図4〜図14では、液体吸収部材3が塗布用部材15,15’,42の塗布面に押圧されて接触し得るように、容器1の底部とハウジング28,48との間に付勢手段29,49が設けられた例を示している。付勢手段29,49としては、たとえば、バネ、ゴムなどの従来公知の適宜の弾性体を用いることができる。
1,11 容器、2,12 容器本体、3 液体吸収部材、4 第1管状部材、5 第2管状部材、5a フランジ、5b 軸、7 付勢手段、21,41 気化装置、15,15’,42 塗布用部材、15a,15a’ ベース、15b、15b’ 塗布面、15c、15c’ 停止面、15d,15d’ ガイド板、16,46 回転軸、17,47 モータ、28,48 ハウジング、29,49 付勢手段。
Claims (11)
- 液体を収容する容器本体と、容器本体内を実質的に液密に保持するように容器本体の開口に設けられた液体吸収部材と、液体吸収部材の少なくとも先端側の外周を実質的に気密に覆う第1管状部材と、前記第1管状部材を覆い、軸線方向に変位可能な第2管状部材とを備える、容器。
- 容器本体内に収容された液体が、芳香剤溶液、殺虫剤溶液を含む薬剤溶液または水である、請求項1に記載の容器。
- 液体吸収部材が第1管状部材より一部突出するように設けられ、当該突出長さが1mm以下である、請求項1または2に記載の容器。
- 液体吸収部材が、液体吸収性の材料で形成された可撓性の平板状物をU字状に変形させて容器本体の開口に挿入されることで、容器本体内の内部空間と外部空間とを連通したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の容器。
- 第2管状部材が弾性体で形成されたものである請求項1〜4のいずれかに記載の容器。
- 取り外し可能な蓋体が嵌め込まれた開口部をさらに有する、請求項1〜5のいずれかに記載の容器。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の容器を備え、液体吸収部材を介した毛細管現象により容器内から容器外に抽出された液体を、塗布用部材の表面に塗布し気化させて容器外に放出する気化装置。
- 塗布用部材が円柱状物であり、液体吸収部材により抽出された液体を円柱状物の外周面に円周方向に塗布することで気化させることを特徴とする、請求項7に記載の気化装置。
- 塗布用部材が円盤状物であり、液体吸収部材により抽出された液体を円盤状物の主面に円周方向に塗布することで気化させることを特徴とする、請求項7に記載の気化装置。
- 塗布用部材は、回転を停止する位置が予め定められたものであり、液体吸収部材が当該回転を停止する位置に位置した状態で、第2管状部材が、液体吸収部材よりも突出するように軸線方向に変位するものであることを特徴とする、請求項7〜9のいずれかに記載の気化装置。
- 車載用の加湿器として用いられる、請求項7〜10のいずれかに記載の気化装置。
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---|---|---|---|
JP2006127450A JP2007297107A (ja) | 2006-05-01 | 2006-05-01 | 容器およびそれを用いた気化装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2016143720A1 (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-15 | 株式会社コモンズ | 乗物用芳香器具 |
KR101790077B1 (ko) * | 2015-12-02 | 2017-10-25 | 건국대학교 글로컬산학협력단 | 향 토출 용기 |
-
2006
- 2006-05-01 JP JP2006127450A patent/JP2007297107A/ja not_active Withdrawn
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WO2016143720A1 (ja) * | 2015-03-06 | 2016-09-15 | 株式会社コモンズ | 乗物用芳香器具 |
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