JP2007295062A - ホワイトバランス調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有彩単色領域が撮影画面内に広範囲に含まれる場合であっても、その有彩単色領域の影響を排除して良好なホワイトバランス調整を行うことが可能な、ホワイトバランス調整方法を得る。
【解決手段】本発明に係るホワイトバランス調整方法は、画像10内に評価エリアA1〜A4を規定するステップと、(B)各評価エリアA1〜A4毎に、その評価エリアが有彩単色領域であるか否かを判定するステップと、(C)評価エリアA1〜A4の一部が有彩単色領域であると判定された場合に、その評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムを用いて、画像10のホワイトバランスを調整するステップとを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ホワイトバランス調整方法に関し、特に、ディジタルスチルカメラやディジタルビデオカメラ等に搭載されるオートホワイトバランス調整機能に関する。
従来より、グレーワールドアルゴリズム(Gray World algorithm)を用いたホワイトバランス調整が知られている(例えば下記特許文献1)。グレーワールドアルゴリズムは、画面内の全ての色を平均すれば無彩色に近くなるという統計的事実を前提としたアルゴリズムであり、画面内のR(赤),G(緑),B(青)の各色の平均信号レベルが等しくなるように、ホワイトバランスのゲインを設定するものである。
特開2002−185977号公報
しかしながら、一般的に、グレーワールドアルゴリズムを用いたホワイトバランス調整方法によると、青空を含む風景撮影や、果実や花をクローズアップしたマクロ撮影等、有彩色の被写体が撮影画面内の広範囲を占める状況で撮影が行われた場合には、その有彩色の被写体の色に強い影響を受けて、ホワイトバランス調整が正しく行われないことがある。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、有彩色の単色領域(以下「有彩単色領域」と称す)が撮影画面内に広範囲に含まれる場合であっても、その有彩単色領域の影響を排除して良好なホワイトバランス調整を行うことが可能な、ホワイトバランス調整方法を得ることを目的とする。
第1の発明に係るホワイトバランス調整方法は、(A)画像内に複数の評価エリアを規定するステップと、(B)前記複数の評価エリアの各々ごとに、その評価エリアが有彩単色領域であるか否かを判定するステップと、(C)前記複数の評価エリアのうちの一部の評価エリアが有彩単色領域であると判定された場合に、その評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムを用いて、前記画像のホワイトバランスを調整するステップとを備える。
第2の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第1の発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、(D)前記複数の評価エリアの全てが有彩単色領域であると判定された場合に、予め設定されているデフォルト値を用いて前記画像のホワイトバランスを調整するステップをさらに備えることを特徴とする。
第3の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第1又は第2の発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、前記ステップ(B)は、(B−1)前記評価エリアを複数の小エリアに分割するステップと、(B−2)前記複数の小エリアの各々ごとに、色ベクトルを求めるステップと、(B−3)前記複数の小エリアに関して求めた複数の色ベクトルの平均値及び均一度に基づいて、前記評価エリアが有彩単色領域であるか否かを判定するステップとを有することを特徴とする。
第4の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第1又は第2の発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、前記ステップ(B)は、(B−1)前記評価エリアを複数の小エリアに分割するステップと、(B−2)前記複数の小エリアの各々ごとに、色ベクトル及び輝度値を求めるステップと、(B−3)前記複数の小エリアに関して求めた、複数の色ベクトルの平均値及び均一度並びに複数の輝度値の均一度に基づいて、前記評価エリアが有彩単色領域であるか否かを判定するステップとを有することを特徴とする。
第5の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第3又は第4の発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、前記ステップ(B−3)は、(B−3−1)前記複数の色ベクトルに関する平均色ベクトルを求めるステップと、(B−3−2)前記平均色ベクトルと前記複数の色ベクトルの各々との差分値を求めるステップと、(B−3−3)前記ステップ(B−3−2)で求められた複数の差分値の二乗平均値を求めるステップと、(B−3−4)前記平均色ベクトルのベクトル長が予め定められた第1のしきい値より大きく、かつ、前記二乗平均値が、予め定められた第2のしきい値以下である場合に、前記評価エリアが有彩単色領域であると判定するステップとを有することを特徴とする。
第6の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第5の発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、前記ステップ(B−3−3)では、前記ステップ(B−3−2)で求められた全ての差分値のうち、その値が大きい上位所定割合の差分値を計算対象から除外して、前記二乗平均値が求められることを特徴とする。
第7の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第1〜第6のいずれか一つの発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、前記ステップ(C)では、前記評価エリア自身と、前記評価エリアの近傍領域とが、グレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外されることを特徴とする。
第8の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第1〜第7のいずれか一つの発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、前記ステップ(A)は、(A−1)前記画像の水平方向及び垂直方向に並ぶ複数の評価エリアを規定するステップと、(A−2)前記画像の中央領域に位置する評価エリアと、前記画像の周縁領域に位置する評価エリアとを規定するステップとを有し、前記ステップ(B)及び(C)は、前記ステップ(A−1)及び(A−2)のそれぞれに対応して順に実行されることを特徴とする。
第9の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第1〜第7のいずれか一つの発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、前記ステップ(A)では、前記画像の中央領域に位置する評価エリアと、前記画像の周縁領域内で前記画像の水平方向及び垂直方向に並ぶ複数の評価エリアとが規定されることを特徴とする。
第10の発明に係るホワイトバランス調整方法は、第1〜第10のいずれか一つの発明に係るホワイトバランス調整方法において特に、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムを用いたホワイトバランス調整と、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外しないグレーワールドアルゴリズムを用いたホワイトバランス調整とが任意の順で時間的に連続する場合、先のホワイトバランス調整における調整量から、後のホワイトバランス調整における調整量への遷移は、段階的に行われることを特徴とする。
第1の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムを用いて、画像のホワイトバランス調整が行われる。従って、撮影画面内に有彩単色領域が広範囲に含まれる場合であっても、有彩単色領域の影響を排除して良好なホワイトバランス調整を行うことが可能となる。
第2の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、全ての評価エリアが有彩単色領域である場合には、グレーワールドアルゴリズムを用いたホワイトバランス調整ではなく、予め設定されているデフォルト値を用いたホワイトバランス調整が行われる。従って、太陽光や蛍光灯等の光源の種類に応じて適切なデフォルト値を設定しておくことにより、全ての評価エリアが有彩単色領域である場合であっても、良好なホワイトバランス調整を行うことができる。
第3の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、複数の色ベクトルの平均値及び均一度に基づく判定手法によって、評価エリアが有彩単色領域であるか否かを、簡易かつ高精度に判定することができる。
第4の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、複数の色ベクトルの平均値及び均一度並びに複数の輝度値の均一度に基づく判定手法によって、評価エリアが有彩単色領域であるか否かを、簡易かつ高精度に判定することができる。
第5の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、差分値や二乗平均値を求めるという簡単な演算によって、評価エリアが有彩単色領域であるか否かを判定することができる。
第6の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、ノイズの影響や、ノイズに相当する希有な色ベクトルに起因する影響を排除できるため、良好なホワイトバランス調整を行うことができる。
第7の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、有彩単色領域の評価エリア自身のみならず、その評価エリアの近傍領域をもグレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外することにより、評価エリアからはみ出している部分の有彩単色領域の影響を排除することができる。
第8の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、複数のパターンで評価エリアを規定することにより、撮影画面内における有彩単色の被写体の位置に関わらず、有彩単色領域の評価エリアを特定することができる。
第9の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、メインの被写体が含まれる可能性が高い画面中央領域に評価エリアを規定しつつ、画面周縁領域にも複数の評価エリアを規定することにより、撮影画面内における有彩単色の被写体の位置に関わらず、有彩単色領域の評価エリアを特定することができる。
第10の発明に係るホワイトバランス調整方法によれば、ホワイトバランスの調整量が頻繁に変化することに起因する画面のちらつきを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、異なる図面において同一の符号を付した要素は、同一又は相応する要素を示すものとする。
図1は、本発明の実施の形態に係るディジタルカメラの全体構成を概略的に示すブロック図である。撮像部1の後段には、アナログ信号処理回路2が接続されている。アナログ信号処理回路2の後段には、SPU(Sensor Processing Unit)3aが接続されている。SPU3aの後段には、RPU(Real-time Processing Unit)4が接続されている。SPU3a及びRPU4は、メインバス5に接続されている。メインバス5には、SPU3a及びRPU4のほかに、DMAコントローラ6及びメモリインタフェース7が接続されている。メモリインタフェース7にはSDRAM等のメモリ8が接続されている。
撮像部1は、CCD等の撮像素子(画像センサ)を有している。また、撮像部1は、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)等の3色系のカラーフィルタを有しており、光学レンズを用いて画像を撮像して、得られた画像信号S1を出力する。なお、CCDの代わりに、CMOSイメージセンサ等の他の撮像素子が設けられていてもよい。また、3色系のカラーフィルタの代わりに、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),W(ホワイト)等の4色系のカラーフィルタが設けられていてもよい。
アナログ信号処理回路2は、撮像部1から入力されたアナログの画像信号S1に対して、ノイズ除去、信号増幅、及びA/D変換等の信号処理を施し、ディジタルの画像信号D1を出力する。
SPU3aは、アナログ信号処理回路2から入力された画像信号D1に対して、画像センサの特性に起因する問題点に関連する各種の信号処理を施して、画像信号D2を出力する。特に、SPU3aは、画像信号D1に対してホワイトバランス調整を行うオートホワイトバランス処理部(以下「AWB処理部」と称す)9を有している。
RPU4は、SPU3aから入力された画像信号D2に対して、画素補間、色空間変換、輪郭強調、及び偽色抑圧等の各種の信号処理を施して、画像信号D3を出力する。RPU4から出力された画像信号D3は、DMAコントローラ6の制御により、メインバス5及びメモリインタフェース7を介してメモリ8に格納される。
SPU3aとメモリ8との間では、DMAコントローラ6の制御により、メインバス5及びメモリインタフェース7を介した画像信号D1の相互伝送が可能である。
図2は、図1に示したAWB処理部9によるホワイトバランス調整の処理の流れを示すフローチャートである。この例では、ホワイトバランス調整前の画像信号D1が一旦メモリ8に格納され、AWB処理部9は、メモリ8からフレーム毎に画像信号D1を読み出して、ホワイトバランス調整処理を行う。
まずステップSP1において、AWB処理部9は、メモリ8から読み出した画像信号D1で表される画像内に、複数の評価エリアを規定する。図3は、画像10内に4個の評価エリアA1〜A4が規定された例を示す図である。評価エリアA1,A2,A3,A4は、画像10を4等分した左上領域内、右上領域内、左下領域内、右下領域内に、それぞれ規定されている。評価エリアA1,A2は画像10の水平方向に並び、同様に評価エリアA3,A4も画像10の水平方向に並んでいる。評価エリアA1,A3は画像10の垂直方向に並び、同様に評価エリアA2,A4も画像10の垂直方向に並んでいる。
図2を参照して、次にステップSP2において、AWB処理部9は、各評価エリアA1〜A4が有彩単色領域であるか否かを判定する。つまり、各評価エリアA1〜A4が有彩色かつ単色の画像領域(又はそれに近い画像領域)から成る評価エリアであるか否かを判定する。かかる判定の具体的手法については後述する。図4は、画像10の第1の例を示す図である。山40の背景に青空41が写っている。第1の例の場合、評価エリアA1,A2内には青空41の青色だけが含まれるので、評価エリアA1,A2は有彩単色領域であると判定される。
図2を参照して、評価エリアA1〜A4内に有彩単色領域が存在する場合(つまりステップSP2の判定結果が「YES」の場合)は、次にステップSP3において、AWB処理部9は、評価エリアA1〜A4の全てが有彩単色領域であるか否かを判定する。
評価エリアA1〜A4の一部が有彩単色領域である場合(つまりステップSP3の判定結果が「NO」の場合)は、次にステップSP4において、AWB処理部9は、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムによってホワイトバランスゲインの値を決定し、画像10のホワイトバランス調整を行う。
図5は、図4に示した第1の例に対応して、グレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外すべき画像領域を示す図である。評価エリアA1自身と評価エリアA1の近傍領域とを含む画像領域B1(斜線ハッチング部分)が、計算対象から除外される。同様に、評価エリアA2自身と評価エリアA2の近傍領域とを含む画像領域B1(散点ハッチング部分)が、計算対象から除外される。従って、AWB処理部9は、画像10の下半分の領域に対応する画像信号に基づいて、ホワイトバランスゲインの値を決定する。このように、評価エリアA1,A2よりも広い領域を計算対象から除外することにより、評価エリアA1,A2からはみ出している部分の有彩単色領域(第1の例では青空41)の影響をも排除することができる。
図2を参照して、ステップSP3において、評価エリアA1〜A4の全てが有彩単色領域である場合(つまりステップSP3の判定結果が「YES」の場合)は、次にステップSP7において、AWB処理部9は、予め定められているデフォルト値を用いて、画像10のホワイトバランス調整を行う。デフォルト値としては、太陽光や蛍光灯等の光源の種類に応じたホワイトバランスゲインの値が、予め設定されている。AWB処理部9は、画像10の平均輝度値を算出し、その平均輝度値が所定のしきい値以上である場合には、太陽光用に設定されたホワイトバランスゲインの値を用いてホワイトバランス調整を行う。一方、画像10の平均輝度値が上記所定のしきい値未満である場合には、蛍光灯用に設定されたホワイトバランスゲインの値を用いてホワイトバランス調整を行う。各ホワイトバランスゲインの値を適切に設定しておくことにより、全ての評価エリアが有彩単色領域である場合であっても、グレーワールドアルゴリズムによらずに良好なホワイトバランス調整を行うことが可能となる。
ステップSP2において、評価エリアA1〜A4内に有彩単色領域が存在しない場合(つまりステップSP2の判定結果が「NO」の場合)は、次にステップSP5において、AWB処理部9は、図3に示した評価エリアA1〜A4の規定パターンとは異なる規定パターンの評価エリアを、画像10内に規定する。図6は、画像10内に2個の評価エリアA5,A6が規定された例を示す図である。評価エリアA5は、画像10の中心を含む中央領域に規定されている。評価エリアA6は、評価エリアA5の周囲を取り囲むように、画像10の周縁領域内に規定されている。
図2を参照して、次にステップSP6において、AWB処理部9は、各評価エリアA5,A6が有彩単色領域であるか否かを判定する。図7は、画像10の第2の例を示す図である。壁52に接して配置された机51の上にリンゴ50が置かれている。第2の例の場合、評価エリアA5内にはリンゴ50の赤色だけが含まれるので、評価エリアA5は有彩単色領域であると判定される。図8は、画像10の第3の例を示す図である。熱気球60の背景に青空61が写っている。第3の例の場合、評価エリアA6内には青空61の青色だけが含まれるので、評価エリアA6は有彩単色領域であると判定される。このように、複数の規定パターンで評価エリアを規定することにより、撮影画面内における有彩単色の被写体の位置に関わらず、有彩単色領域の評価エリアを特定することができる。
図2を参照して、ステップSP6において、評価エリアA5,A6内に有彩単色領域が存在する場合(つまりステップSP6の判定結果が「YES」の場合)は、次にステップSP3において、AWB処理部9は、評価エリアA5,A6の全てが有彩単色領域であるか否かを判定する。
評価エリアA5,A6の全てが有彩単色領域である場合(つまりステップSP3の判定結果が「YES」の場合)は、上記と同様に、次にステップSP7において、AWB処理部9は、予め定められているデフォルト値を用いて、画像10のホワイトバランス調整を行う。一方、評価エリアA5,A6の一部が有彩単色領域である場合(つまりステップSP3の判定結果が「NO」の場合)は、上記と同様に、次にステップSP4において、AWB処理部9は、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムによってホワイトバランスゲインの値を決定し、画像10のホワイトバランス調整を行う。
図9は、図7に示した第2の例に対応して、グレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外すべき画像領域を示す図である。評価エリアA5自身と評価エリアA5の近傍領域とを含む画像領域B5(斜線ハッチング部分)が、計算対象から除外される。従って、AWB処理部9は、画像10から画像領域B5を除いた残りの画像領域に対応する画像信号に基づいて、ホワイトバランスゲインの値を決定する。また、図10は、図8に示した第3の例に対応して、グレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外すべき画像領域を示す図である。評価エリアA6自身と評価エリアA6の近傍領域とを含む画像領域B6(斜線ハッチング部分)が、計算対象から除外される。従って、AWB処理部9は、画像10から画像領域B6を除いた残りの画像領域に対応する画像信号に基づいて、ホワイトバランスゲインの値を決定する。
図2を参照して、ステップSP6において、評価エリアA5,A6内に有彩単色領域が存在しない場合(つまりステップSP6の判定結果が「NO」の場合)は、次にステップSP8において、AWB処理部9は、通常のグレーワールドアルゴリズムによってホワイトバランス調整を行う。つまり、画像10の全領域を対象とした計算によってホワイトバランスゲインの値を決定し、ホワイトバランス調整を行う。
なお、以上の説明では、評価エリアの規定パターンが2種類である例について述べたが、規定パターンは3種類以上であってもよい。また、第1の規定パターン(図3)を用いた判定で有彩単色領域が発見されなかった場合に第2の規定パターン(図6)を用いて再判定を行う例について述べたが、第1の規定パターンを用いた判定で有彩単色領域が発見された場合であっても、第2の規定パターンを用いた判定を行ってもよい。
これとは逆に、2種類の規定パターンを用いた2回の判定を行うのではなく、1種類の規定パターンを用いて1回の判定のみを行うこともできる。図11は、画像10内に5個の評価エリアA7〜A11が規定された例を示す図である。評価エリアA7は、画像10の中心を含む中央領域に規定されている。評価エリアA8〜A11は、評価エリアA7の周囲を取り囲むように、画像10の周縁領域内に規定されている。評価エリアA8,A9,A10,A11は、画像10を4等分した左上領域内、右上領域内、左下領域内、右下領域内に、それぞれ規定されている。評価エリアA8,A8は画像10の水平方向に並び、同様に評価エリアA10,A11も画像10の水平方向に並んでいる。評価エリアA8,A10は画像10の垂直方向に並び、同様に評価エリアA9,A11も画像10の垂直方向に並んでいる。このように、メインの被写体が含まれる可能性が高い画面中央領域に評価エリアA7を規定しつつ、画面周縁領域にも複数の評価エリアA8〜A11を規定することにより、撮影画面内における有彩単色の被写体の位置に関わらず、有彩単色領域の評価エリアを1回の判定で特定することができる。
さて次に、上記の評価エリアA1〜A11(以下総称して「評価エリアA」と称す)の各々が有彩単色領域であるか否かを判定する処理について、詳細に説明する。
図12は、図1に示したAWB処理部9による、各評価エリアAが有彩単色領域であるか否かの判定処理の流れを示すフローチャートである。まずステップSP20において、AWB処理部9は、図3,6,11に示したように各評価エリアAを複数の小エリア11に分割する。図3,6,11には、評価エリアAのみならず画像10の全領域が小エリア11に分割された例が示されているが、評価エリアA以外の画像領域は、必ずしも小エリア11に分割する必要はない。
図13は、一つの小エリア11を拡大して示す図である。図13に示した例では、一つの小エリア11内に8行×8列の合計64個の画素が含まれている。但し、一つの小エリア11内に含まれる画素数は、これに限定されるものではない。
図12を参照して、次にステップSP21において、AWB処理部9は、各評価エリアA内に含まれる複数の小エリア11の色ベクトルを、それぞれ求める。具体的には、図13を参照して、小エリア11内に含まれるR,G,B各色の複数の画素値を各色毎に平均することにより、平均画素値RAVE,GAVE,BAVEを算出する。次に、平均画素値RAVE,GAVE,BAVEをYUV色空間に変換することにより、Y値、U値、及びV値を算出する。そして、U値を縦軸、V値を横軸とする座標系において、座標の原点と、上記で算出したU値及びV値をプロットした点とを結ぶベクトルとして、その小エリア11の色ベクトル(換言すれば色差信号)を求める。なお、YUV色空間のほかにも、R/G,B/Gゲイン空間等、2次元以上の座標系で色ベクトルを表現できる色空間であれば、どのような色空間に変換してもよい。
図12を参照して、次にステップSP22において、AWB処理部9は、ステップSP21で求めた複数の色ベクトルを各評価エリアA毎に平均することにより、各評価エリアA毎の平均色ベクトルを算出する。
次にステップSP23において、AWB処理部9は、平均色ベクトルのベクトル長(換言すれば飽和度)が、予め定められた所定のしきい値TH1以下であるか否かを、各評価エリアA毎に判定する。しきい値TH1は、実験等によって最適値を求めることが可能である。
平均色ベクトルのベクトル長が短い(つまり飽和度が低い)ということは、その平均色ベクトルがグレーに近いことを意味する。従って、そのような評価エリアAをグレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外したのでは、正確なホワイトバランス調整は望めない。よって、平均色ベクトルがしきい値TH1以下である場合(つまりステップSP23の判定結果が「YES」の場合)は、AWB処理部9は、その評価エリアAは有彩単色領域ではないと判定する。これにより、その評価エリアAがグレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外される事態が回避される。
平均色ベクトルのベクトル長がしきい値TH1より大きい場合(つまりステップSP23の判定結果が「NO」の場合)は、次にステップSP24において、AWB処理部9は、各評価エリアA毎に、平均色ベクトルと、複数の小エリア11に関する複数の色ベクトルの各々との差分値を算出する。
次にステップSP25において、AWB処理部9は、各評価エリアA毎に、ステップSP24で求めた複数の差分値のうち、その値が大きい上位所定割合(例えば上位5%)の差分値を特定する。特定された差分値は、続くステップSP26における計算対象から除外される。これにより、ノイズの影響や、ノイズに相当する希有な色ベクトルに起因する影響を排除できるため、良好なホワイトバランス調整を行うことができる。但し、上位所定割合の差分値を除外するのではなく、予め定められた所定のしきい値よりも大きい差分値を除外してもよい。
次にステップSP26において、AWB処理部9は、各評価エリアA毎に、ステップSP24で求めた複数の差分値からステップSP25で求めた上位所定割合の差分値を除外した残りの差分値に関して、二乗平均値(Root Means Square:RMS)を算出する。ここで、二乗平均値の代わりに標準偏差を求めてもよいが、すでに平均色ベクトルとの差分値というかたちで正規化されているため、あえて複雑な標準偏差演算を行う必要はなく、より簡単な二乗平均値の演算で足りる。
次にステップSP27において、AWB処理部9は、ステップSP26で求めた二乗平均値が、予め定められた所定のしきい値TH2以下であるか否かを、各評価エリアA毎に判定する。しきい値TH2は、実験等によって最適値を求めることが可能である。
二乗平均値が大きいということは、その評価エリアAに関する複数の色ベクトルの均一度が低いこと、つまり、その評価エリアA内に複数の色が存在することを意味する。よって、二乗平均値がしきい値TH2より大きい場合(つまりステップSP27の判定結果が「NO」の場合)は、AWB処理部9は、その評価エリアAは有彩単色領域ではないと判定する。
一方、二乗平均値がしきい値TH2以下である場合(つまりステップSP27の判定結果が「YES」の場合)は、AWB処理部9は、その評価エリアAは有彩単色領域であると判定する。
なお、以上の説明では、複数の小エリア11に関して求めた複数の色ベクトルの平均値及び均一度に基づいて、各評価エリアAが有彩単色領域であるか否かを判定したが、図13に示したU値及びV値に加えて、Y値(輝度値)も判定に利用することができる。つまり、上記した色ベクトルに基づく判定に加えて、ステップSP21で複数の画素の輝度値の平均値として各小エリア11毎の輝度値を算出し、ステップSP22で複数の小エリア11の輝度値の平均値として各評価エリアA毎の平均輝度値を算出し、ステップSP24で平均輝度値と各小エリア11の輝度値との差分値を算出し、ステップSP25で上位所定割合の差分値を除外し、ステップSP26で二乗平均値を算出する。そして、ステップSP27では、色ベクトルの二乗平均値がしきい値TH2以下であり、かつ輝度の二乗平均値が予め定められた所定のしきい値TH3以下である場合に、AWB処理部9はその評価エリアAが有彩単色領域であると判定する。しきい値TH3は、実験等によって最適値を求めることが可能である。このように、複数の色ベクトルの平均値及び均一度並びに複数の輝度値の均一度に基づく判定手法によって、各評価エリアAが有彩単色領域であるか否かを、簡易かつ高精度に判定することができる。
また、以上の説明では、しきい値TH1及びしきい値TH3は固定値であると仮定しているが、状況に応じてしきい値TH1及びしきい値TH3の値を変更することも、より高精度なホワイトバランスを行うためには有効である。例えば、平均色ベクトルのベクトル長が大きい場合は色ベクトルのばらつきも大きくなることが予測されるため、しきい値TH3を大きく設定するほうが有彩単色を検出できる確率が上がる。平均色ベクトルのベクトル長に応じて段階的にしきい値TH3の値を変更しても良いし、平均色ベクトルのベクトル長に応じて連続的にしきい値TH3の値を変更しても良い。さらに、平均色ベクトルのベクトル長が非常に大きい場合は、しきい値TH3の値をゼロに設定して、平均色ベクトルのみを判断材料に有彩単色を検出することも有効である。
図14は、連続する複数のフレームに関してホワイトバランスゲインを設定する状況を示す図である。本実施の形態に係るホワイトバランス調整方法では、図2に示したように、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムによるAWB調整(ステップSP4)、デフォルト値を用いたホワイトバランス調整(ステップSP7)、及び、通常のグレーワールドアルゴリズムによるAWB調整(ステップSP8)の、3種類のAWB調整手法が用意されており、画像に応じて適切な調整手法が選択される。
図14では、第n−1フレーム以前に関してはステップSP4のAWB調整によってホワイトバランスゲインG1が設定されており、第nフレーム以降に関してはステップSP8のAWB調整によってホワイトバランスゲインG4を設定すべきものとする。但し、AWB調整手法の種類や順序はこの例に限らず、任意である。
撮影者によるフレーミング動作によって、撮影画面内における有彩単色の被写体の有無、大きさ、位置等が変化する。従って、フレーミングが変更される度にAWB調整手法が切り替わり、それに伴ってホワイトバランスゲインの値も変化するという事態が想定される。図14の(A)に示した例では、小さな値のホワイトバランスゲインG1から大きな値のホワイトバランスゲインG4への遷移が隣接フレーム間で行われている。従って、AWB調整手法の切り替えが頻繁に行われると、ホワイトバランスゲインの変化に起因して画面がちらつく可能性がある。
これに対して、図14の(B)に示した例では、ホワイトバランスゲインG1からホワイトバランスゲインG4への遷移が、複数フレーム(この例では3フレーム)を掛けて行われている。つまり、図1に示したAWB処理部9は、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムによるAWB調整(図2のステップSP4)と、それ以外のAWB調整(図2のステップSP7,SP8)とが任意の順で時間的に連続する状況においては、先のAWB調整におけるゲインG1から後のAWB調整におけるゲインG4への遷移を、複数フレームを掛けて段階的に行う。これにより、ホワイトバランスの調整量が頻繁に変化することに起因する画面のちらつきを防止又は抑制することができる。
このように本実施の形態に係るホワイトバランス調整方法によれば、図2に示したように、画像10内に規定された複数の評価エリアAのうちの一部の評価エリアが有彩単色領域であると判定された場合には、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムを用いて、画像10のホワイトバランス調整が行われる。従って、撮影画面内に有彩単色領域が広範囲に含まれる場合であっても、有彩単色領域の影響を排除して良好なホワイトバランス調整を行うことが可能となる。
図15は、図1に対応して、本実施の形態に係るディジタルカメラの変形例を示すブロック図である。図1では、ホワイトバランス調整前の画像信号D1が一旦メモリ8に格納され、AWB処理部9は、メモリ8からフレーム毎に画像信号D1を読み出して、ホワイトバランス調整を行う例を示した。これに対し、図15では、図1に示したSPU3aの代わりに、AWB処理部9と平均値演算回路10とを有するSPU3bが設けられている。平均値演算回路10は、アナログ信号処理回路2から入力された画像信号D1で表される画像10を複数の小エリア11に分割し、図13と同様に、小エリア11内に含まれるR,G,B各色の複数の画素値を各色毎に平均することにより、平均画素値RAVE,GAVE,BAVEを算出する。そして、各小エリア11毎の平均画素値RAVE,GAVE,BAVEに関するデータD4を、メインバス5及びメモリインタフェース7を介してメモリ8に格納する。AWB処理部9は、メモリ8からフレーム毎にデータD4を読み出し、その後は上記と同様の手法によってホワイトバランス調整を行う。これにより、メモリ8に格納するデータ量を削減することができる。なお、データD4は、メモリ8ではなく、SPU3bに接続されたレジスタ等に格納してもよい。
本発明の実施の形態に係るディジタルカメラの全体構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示したAWB処理部によるホワイトバランス調整の処理の流れを示すフローチャートである。 画像内に4個の評価エリアが規定された例を示す図である。 画像の第1の例を示す図である。 図4に示した第1の例に対応して、グレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外すべき画像領域を示す図である。 画像内に2個の評価エリアが規定された例を示す図である。 画像の第2の例を示す図である。 画像の第3の例を示す図である。 図7に示した第2の例に対応して、グレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外すべき画像領域を示す図である。 図8に示した第3の例に対応して、グレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外すべき画像領域を示す図である。 画像内に5個の評価エリアが規定された例を示す図である。 各評価エリアが有彩単色領域であるか否かの判定処理の流れを示すフローチャートである。 一つの小エリアを拡大して示す図である。 連続する複数のフレームに関してホワイトバランスゲインを設定する状況を示す図である。 図1に対応して、本発明の実施の形態に係るディジタルカメラの変形例を示すブロック図である。
符号の説明
3a,3b SPU
9 AWB処理部
10 画像
11 小エリア
A1〜A11 評価エリア
B1,B2,B5,B6 画像領域

Claims (10)

  1. (A)画像内に複数の評価エリアを規定するステップと、
    (B)前記複数の評価エリアの各々ごとに、その評価エリアが有彩単色領域であるか否かを判定するステップと、
    (C)前記複数の評価エリアのうちの一部の評価エリアが有彩単色領域であると判定された場合に、その評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムを用いて、前記画像のホワイトバランスを調整するステップと
    を備える、ホワイトバランス調整方法。
  2. (D)前記複数の評価エリアの全てが有彩単色領域であると判定された場合に、予め設定されているデフォルト値を用いて前記画像のホワイトバランスを調整するステップ
    をさらに備える、請求項1に記載のホワイトバランス調整方法。
  3. 前記ステップ(B)は、
    (B−1)前記評価エリアを複数の小エリアに分割するステップと、
    (B−2)前記複数の小エリアの各々ごとに、色ベクトルを求めるステップと、
    (B−3)前記複数の小エリアに関して求めた複数の色ベクトルの平均値及び均一度に基づいて、前記評価エリアが有彩単色領域であるか否かを判定するステップと
    を有する、請求項1又は2に記載のホワイトバランス調整方法。
  4. 前記ステップ(B)は、
    (B−1)前記評価エリアを複数の小エリアに分割するステップと、
    (B−2)前記複数の小エリアの各々ごとに、色ベクトル及び輝度値を求めるステップと、
    (B−3)前記複数の小エリアに関して求めた、複数の色ベクトルの平均値及び均一度並びに複数の輝度値の均一度に基づいて、前記評価エリアが有彩単色領域であるか否かを判定するステップと
    を有する、請求項1又は2に記載のホワイトバランス調整方法。
  5. 前記ステップ(B−3)は、
    (B−3−1)前記複数の色ベクトルに関する平均色ベクトルを求めるステップと、
    (B−3−2)前記平均色ベクトルと前記複数の色ベクトルの各々との差分値を求めるステップと、
    (B−3−3)前記ステップ(B−3−2)で求められた複数の差分値の二乗平均値を求めるステップと、
    (B−3−4)前記平均色ベクトルのベクトル長が予め定められた第1のしきい値より大きく、かつ、前記二乗平均値が、予め定められた第2のしきい値以下である場合に、前記評価エリアが有彩単色領域であると判定するステップと
    を有する、請求項3又は4に記載のホワイトバランス調整方法。
  6. 前記ステップ(B−3−3)では、前記ステップ(B−3−2)で求められた全ての差分値のうち、その値が大きい上位所定割合の差分値を計算対象から除外して、前記二乗平均値が求められる、請求項5に記載のホワイトバランス調整方法。
  7. 前記ステップ(C)では、前記評価エリア自身と、前記評価エリアの近傍領域とが、グレーワールドアルゴリズムの計算対象から除外される、請求項1〜6のいずれか一つに記載のホワイトバランス調整方法。
  8. 前記ステップ(A)は、
    (A−1)前記画像の水平方向及び垂直方向に並ぶ複数の評価エリアを規定するステップと、
    (A−2)前記画像の中央領域に位置する評価エリアと、前記画像の周縁領域に位置する評価エリアとを規定するステップと
    を有し、
    前記ステップ(B)及び(C)は、前記ステップ(A−1)及び(A−2)のそれぞれに対応して順に実行される、請求項1〜7のいずれか一つに記載のホワイトバランス調整方法。
  9. 前記ステップ(A)では、前記画像の中央領域に位置する評価エリアと、前記画像の周縁領域内で前記画像の水平方向及び垂直方向に並ぶ複数の評価エリアとが規定される、請求項1〜7のいずれか一つに記載のホワイトバランス調整方法。
  10. 有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外したグレーワールドアルゴリズムを用いたホワイトバランス調整と、有彩単色領域の評価エリアを計算対象から除外しないグレーワールドアルゴリズムを用いたホワイトバランス調整とが任意の順で時間的に連続する場合、先のホワイトバランス調整における調整量から、後のホワイトバランス調整における調整量への遷移は、段階的に行われる、請求項1〜9のいずれか一つに記載のホワイトバランス調整方法。
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