JP2007294081A - 光ディスク装置、および光ディスクシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録または再生クロックの周波数補正を行うために記録再生速度に関わる値を一定周期にて計測して、その結果を記録または再生クロック生成回路にフィードバックし、クロック周波数の調整を行う構成では、計測結果に1LSB程度の誤差が生じることや、ディスクの偏芯により、数LSB程度の変動を繰り返す現象が起き、グリッジが多発する。
【解決手段】 光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、補正手段の出力する出力値を保持する保持手段と、サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず、予め設定された値を出力する補正手段とを備えた。
【選択図】 図1(b)

Description

本発明は、光ディスク装置、および光ディスクシステムに関し、特に、光ディスク媒体の記録再生精度の向上を目的として、記録または再生クロック周波数に関わる値を計測し、該計測結果に基づいて記録再生クロックを補正する機能を装備する光ディスク装置と、ファームウェアに設定されたシステム制御の設定内容に基づいて、システムコントローラで制御される光ディスクシステムに関する。
近年、光ディスク装置においては、複数種類の光ディスクを1台の装置で記録再生する方式が主流となっている。ところが、各種光ディスクは、ディスクごとに記録フォーマットや線速度等が異なっているため、ディスクへの記録時には、ウォブル信号を基準として回転速度を制御する必要がある。しかし、ウォブル信号は、光ディスクの偏芯によって生じるゆらぎの影響を受けるため、ゆらぎの影響を回避して複数種類の光ディスクへの記録をサポートする必要がある。さらに、ディスクの再生時においても、光ディスクの偏芯によって、再生クロック周波数に変動が生じるため、再生精度が低下する影響を回避する必要がある。このように、複数種類の光ディスクを1台の装置で記録再生するためには、記録フォーマットや線速度等の違いによらず、システムを安定して動作させる必要がある。
特許文献1には、CLVフォーマットされた光ディスクをCAVで再生した場合でも、安定なトラッキング制御を実行するため、光ディスクからの反射光を直交分割素子で電気信号に変換し、相互の位相差からトラッキング誤差信号を検出する光ディスク装置において、上記信号間の時定数を、トラッククロスパルス、あるいは情報再生信号中の最長マークの時間幅より求めた線速度係数を用いて補正する技術が記載されている。(特許文献1参照)
特許文献2には、記録時に光ディスクの回転が変動した場合でも、正確にデータを記録できるようにするため、光ディスクのウォブルに対応したウォブルクロックを生成するウォブルクロック生成回路と、記録用の記録クロック信号を生成する記録クロック生成回路と、ウォブルクロック生成回路から供給されるウォブル信号の周期を記録クロック生成回路から供給される記録クロック信号に基づいて計測し、この計測結果を記録クロック生成回路の発振周波数の制御に供するウォブルクロック計測回路とを、光ディスク装置に具備している。これにより、光ディスクの回転変動にかかわらず、ウォブルクロック信号と、記録クロック信号との比率を一定に保持することで、記録精度を向上させることのできる技術が記載されている。(特許文献2参照)
特許文献3には、ディスク固有の偏芯量、面振れ量、デトラック量に応じて回転速度を制御し、記録品位を維持することができるようにするために、偏芯量を計測する手段、面振れ量を計測する手段、およびデトラック量を計測する手段を、光磁気記録装置に装備し、各制御手段は、偏芯量、面振れ量、デトラック量が、所定の値を超えた場合に、光磁気ディスクの線速度を、高線速から低線速に切り替えることで、記録再生品質を向上させることができるようにした技術が記載されている。(特許文献3参照)
以下、従来技術の構成、動作について、説明する。
図8は、従来技術による光ディスク再生装置を示したものである。光ディスク媒体800からの反射レーザ光は、光ヘッド801によって受光され、情報再生信号HFと、トラッキング誤差信号TEが生成される。情報再生信号HFは、等化フィルタ805に入力され、トラッキング誤差信号TEは、トラッキング誤差信号検出手段804に入力され、トラックアクセスコントローラ803を介して、モータ制御に使用される。
図8において、PLLクロックは、イコライズ後の信号EHFと同期したクロックを出力する。PLL811からのクロック周波数を、分周回路814で分周した後、カウンタ815によってクロックを計測し、この計測結果をイコライザのカットオフ周波数の設定に用いることで、再生時のクロック周波数を、高精度に調整している。
特願平10−101177(第1頁、第7図) 特願2000−181862(第1頁、第1図) 特願2002−287688(第1頁、第1図)
光ディスク装置においては、複数種類の光ディスクをサポートし、記録時に光ディスクの線速度が変動した場合においても、正確にデータを記録することができるようにする必要がある。
このため、従来、一定のクロック周期の間に記録クロック信号が何回カウントされているかを計測し、この計測結果を基に、記録クロック信号の周波数調整を行う方法が用いられてきた。
また、再生時においても、ピックアップヘッドから読み取られた信号を基に、RF信号とウォブルに同期した再生クロック信号を生成し、一定のクロック周期の間に再生クロック信号が何回カウントされているかを計測し、この計測結果を基に、再生クロック信号の周波数調整を行う方法が用いられてきた。
しかしながら、これらの手法を用いて再生クロック信号の周波数を補正するようにした場合、デジタルカウントすることで線速度に関わる値を計測しており、計測結果は、1LSB程度の計測誤差を持っているため、連続してサンプリングした場合、計測結果は不連続となる。
また、これらの計測結果を、記録または再生クロックの周波数の調整に用いているため、計測結果をDAC変換した場合、光ディスクの偏芯誤差により、グリッジが多発してしまう。例えば、1LSB程度の計測誤差があって、計測結果が、7f−80(16進数表示)を頻繁に繰り返しており、光ディスクの偏芯により、数LSB程度の偏芯誤差を受けている場合、DACを通過した計測結果は、DAC変換の際のビット繰り上がりタイミングによっては、線速度に関する値が、7f−ff−80(16進数表示)を繰り返すため、変換結果は、グリッジの発生原因となる。
従って、従来の構成においては、記録または再生クロック信号を、正確に周波数補正することは困難であった。
また、グリッジを可能な限り削除して、記録再生精度を向上させるためには、記録または再生クロック信号を計測するのみの回路以外に、データ補正を行う機能を設けて、本現象を回避する必要があった。
この発明は、上記のような従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な回路構成で、グリッジの発生を生じることなく、かつ、記録再生精度を向上させることのできる光ディスク装置、および光ディスクシステムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1にかかる光ディスク装置は、光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、後述する補正手段が出力する出力値を保持する保持手段と、前記サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、前記保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値を出力する補正手段とを備えた、ことを特徴とする。
これにより、光ディスクの偏芯誤差により、グリッジが多発する現象を抑え、記録再生精度を向上させることが可能となる。
また、請求項2にかかる光ディスク装置は、請求項1記載の光ディスク装置において、前記補正手段は、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力する、ことを特徴とする。
これにより、光ディスクの偏芯誤差により、グリッジが多発する現象を抑え、記録再生の精度を向上させることが可能となる。
また、請求項3にかかる光ディスク装置は、請求項2記載の光ディスク装置において、前記比較手段は、反転信号に応じてそのサンプル比較方法を反転することが可能なものであり、前記補正手段は、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力する動作と、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力する動作を、切り替えて行うものである、ことを特徴とする。
これにより、記録する向きが外周から内周へ変わった場合でも、光ディスクの偏芯誤差により、グリッジが多発する現象を抑え、記録再生精度を向上させることが可能となる。
また、請求項4にかかる光ディスク装置は、請求項1記載の光ディスク装置において、前記補正手段で補正される値は、所望の設定値である、ことを特徴とする。
これにより、所望の値を、線速度データに設定することが可能となり、システムの機能性が高まる。
また、請求項5にかかる光ディスク装置は、光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された計測値をフィルタリングするフィルタ手段と、前記フィルタ手段でフィルタリングされたデータをサンプリングするサンプル手段と、後述する補正手段が出力する出力値を保持する保持手段と、前記サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、前記保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値を出力する補正手段とを備えた、ことを特徴とする。
これにより、フィルタ特性に応じて計測誤差が緩和されるため、さらにシステムへの影響を防ぐことが可能となる。
また、請求項6にかかる光ディスク装置は、請求項1または請求項5に記載の光ディスク装置において、前記補正手段は、その出力値と、その前サンプルの出力値との差分、又は差分の絶対値が、所定の閾値を超えない、ことを特徴とする。
これにより、閾値として、例えば前記計測値のディスクの偏芯による変動よりも大きい値を設定することで、前記補正手段の出力値は、ディスクの偏芯による変動には追従し、ディスクの偏芯による変動よりも大きな変動には追従しないようにできる。
また、請求項7にかかる光ディスク装置は、請求項6記載の光ディスク装置において、前記閾値は、システム状態に応じた値として設定される、ことを特徴とする。
これにより、前記閾値の設定を効率よく行うことが可能となる。
また、請求項8にかかる光ディスク装置は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記補正手段は、スルー信号を受けたとき、新たにサンプリングしたサンプル値を出力する、ことを特徴とする。
これにより、データ補正せずに計測結果をスルーで出力させる必要が生じた場合でも、補正を行わない線速度データの出力が可能となる。
また、請求項9にかかる光ディスク装置は、請求項8記載の光ディスク装置において、前記サンプル手段のサンプリング間隔は、サンプリング間隔設定信号により変更可能である、ことを特徴とする。
これにより、サンプリング間隔を任意に設定することができ、同じ記録再生倍速であっても、より精度を上げてサンプリングしたい場合には、サンプリング間隔設定信号を入力することでサンプリング精度を容易に上げて計測することが可能となる。
また、請求項10にかかる光ディスク装置は、請求項8記載の光ディスク装置において、前記補正手段は、オフセット設定信号に基づいて、前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方に対してオフセット値を加えて出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値に対してオフセット値を加えて出力する、ことを特徴とする。
これにより、計測範囲を超える記録再生クロックが入力された場合でも、同じサンプリング精度で計測することが可能となる。
また、請求項11にかかる光ディスク装置は、光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、前記サンプル手段でサンプルされたサンプル値の桁上がり、または桁下がりの有無に応じて、前記サンプル値、または所定の補正値を出力する補正手段とを備えた、ことを特徴とする。
これにより、グリッジの発生頻度を減少させることができ、保持手段および比較手段を備えることなく、グリッジによるシステムへの影響を減少させることが可能となる。
また、請求項12にかかる光ディスク装置は、請求項11記載の光ディスク装置において、前記補正手段は、前記サンプル値のMSB又はMSBに近い上位ビットのうち少なくとも1個の補正検出ビットの値に応じたセレクト信号を出力する補正検出手段と、前記セレクト信号の値に応じて前記サンプル値と所定の補正値とを選択するセレクタとを備え、前記補正検出ビットにおける桁上がりが一度でも発生した後は、前記補正手段の出力値は前記補正検出ビットにおける桁下がりが発生しない、ことを特徴とする。
これにより、グリッジの発生頻度を減少させることができ、保持手段および比較手段を備えることなく、グリッジによるシステムへの影響を減少させることが可能となる。
また、請求項13にかかる光ディスク装置は、請求項11または12に記載の光ディスク装置において、前記補正検出ビットにおける桁下がり一度でも発生した後は、前記補正手段の出力値は前記補正検出ビットにおける桁上がりが発生しない、ことを特徴とする。
これにより、グリッジの発生頻度を減少させることができ、保持手段および比較手段を備えることなく、グリッジによるシステムへの影響を減少させることが可能となる。
また、請求項14にかかる光ディスクシステムは、光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、後述する補正手段が出力する出力値を保持する保持手段と、前記サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、前記保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値を出力する補正手段とを備え、前記比較手段、および前記補正手段は、ファームウェアで設定された内容に基づいて、システムコントローラで制御される、ことを特徴とする。
これにより、請求項1記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項15にかかる光ディスクシステムは、請求項14記載の光ディスクシステムにおいて、前記補正手段は、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力する、ことを特徴とする。
これにより、請求項2記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項16にかかる光ディスクシステムは、請求項15記載の光ディスクシステムにおいて、前記比較手段は、反転信号に応じてそのサンプル比較方法を反転することが可能なものであり、前記補正手段は、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力する動作と、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力する動作を、切り替えて行うものである、ことを特徴とする。
これにより、請求項3記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項17にかかる光ディスクシステムは、請求項14記載の光ディスクシステムにおいて、前記補正手段で補正される値は、所望の設定値であることを特徴とする。
これにより、請求項4記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項18にかかる光ディスクシステムは、光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された計測値をフィルタリングするフィルタ手段と、前記フィルタ手段でフィルタリングされたデータをサンプリングするサンプル手段と、後述する補正手段が出力する出力値を保持する保持手段と、前記サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、前記保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値を出力する補正手段とを備えた、前記比較手段、および前記補正手段は、ファームウェアで設定された内容に基づいて、システムコントローラで制御される、ことを特徴とする。
これにより、請求項5記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項19にかかる光ディスクシステムは、請求項14または請求項18に記載の光ディスクシステムにおいて、前記補正手段は、その出力値と、その前サンプルの出力値との差分、又は差分の絶対値が、所定の閾値を超えない、ことを特徴とする。
これにより、請求項6記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項20にかかる光ディスクシステムは、請求項19記載の光ディスクシステムにおいて、前記閾値は、システム状態に応じた値として設定されることを特徴とする。
これにより、請求項7記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項21にかかる光ディスクシステムは、請求項14ないし請求項20のいずれかに記載の光ディスクシステムにおいて、前記補正手段は、スルー信号を受けたとき、新たにサンプリングしたサンプル値を出力する、ことを特徴とする。
これにより、請求項8記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項22にかかる光ディスクシステムは、請求項21記載の光ディスクシステムにおいて、前記サンプル手段のサンプリング間隔は、サンプリング間隔設定信号により変更可能であることを特徴とする。
これにより、請求項9記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項23にかかる光ディスクシステムは、請求項21記載の光ディスクシステムにおいて、前記補正手段は、オフセット設定信号に基づいて、前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方に対してオフセット値を加えて出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値に対してオフセット値を加えて出力する、ことを特徴とする。
これにより、請求項10記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項24にかかる光ディスクシステムは、光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、前記サンプル手段でサンプルされたサンプル値の桁上がり、または桁下がりの有無に応じて、前記サンプル値、または所定の補正値を出力する補正手段とを備えた、ことを特徴とする。
これにより、請求項11記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項25にかかる光ディスクシステムは、請求項24記載の光ディスクシステムにおいて、前記補正手段は、前記サンプル値のMSB又はMSBに近い上位ビットのうち少なくとも1個の補正検出ビットの値に応じたセレクト信号を出力する補正検出手段と、前記セレクト信号の値に応じて前記サンプル値と所定の補正値とを選択するセレクタとを備え、前記補正検出ビットにおける桁上がりが一度でも発生した後は、前記補正手段の出力値は前記補正検出ビットにおける桁下がりが発生しない、ことを特徴とする。
これにより、請求項12記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
また、請求項26にかかる光ディスク装置は、請求項24または25に記載の光ディスク装置において、前記補正検出ビットにおける桁下がり一度でも発生した後は、前記補正手段の出力値は前記補正検出ビットにおける桁上がりが発生しない、ことを特徴とする。
これにより、請求項13記載の光ディスク装置と比較して、ファームウェアの設定内容に基づいて、システムコントローラが制御を行うため、効率よく制御することが可能となる。
本発明によれば、計測手段によって記録または再生クロック周波数を計測し、比較手段によって比較した結果に基づいて新たにサンプリングしたサンプル値、または補正手段の出力値を出力する、もしくは比較手段で比較した結果にかかわらず予め設定されたデータを出力することにより、記録または再生クロック周波数を補正することで、クロック周波数の計測誤差、および光ディスクの偏芯によるクロック周波数変動の影響を除去して、記録または再生精度の向上を行うことが可能となる。
また、システムコントローラから反転信号、セット信号、スルー信号、線速度を設定するための所望の設定値を入力することで、より光ディスク装置の安定性を高めたシステムを実現することが可能となる。
また、フィルタ手段を設けることにより、計測手段での計測結果に計測誤差が生じて不連続となった場合でも、フィルタ特性に応じて計測誤差が緩和されるため、さらにシステムへの影響を防ぐことが可能となる。
また、システムコントローラから所定の閾値を入力し、該閾値を、例えば前記計測値のディスクの偏芯による変動よりも大きい値を設定することで、前記補正手段の出力値は、ディスクの偏芯による変動には追従し、ディスクの偏芯による変動よりも大きな変動には追従しないようにさせることが可能となる。
また、この閾値の設定を、例えばシステムコントローラがシステム状態に応じた任意の値を閾値として設定するようにすることで、より高精度なものに補正することが可能となる。
また、システムコントローラからサンプリング間隔設定信号を入力することで、サンプリング間隔を任意に設定することができる。従って、同じ記録再生速度であっても、より精度を上げてサンプリングしたい場合には、サンプリング間隔設定信号を入力することで、サンプリング精度を容易に上げて計測することが可能となる。
また、システムコントローラからオフセット信号を入力することで、計測範囲を超える記録再生クロックが入力された場合でも、同じサンプリング精度で計測することが可能となる。
また、システムコントローラから反転信号、セット信号、スルー信号、線速度を設定するための所望の設定値、システム状態に応じた所定の閾値の入力、サンプリング間隔設定信号の入力、オフセット信号の入力を、ファームウェアの設定に基づいて行うことで、システム制御を効率よく行うことが可能となる。
また、振幅の大きいグリッジが発生しやすくなる時、補正手段は所定の補正値を出力することで、グリッジの発生頻度を減少させることができ、保持手段及び比較手段を備えることなくグリッジによるシステムへの影響を減少させることが可能となる。
本発明にかかる光ディスク装置は、計測手段によって記録または再生クロック周波数を計測し、比較手段によって比較した結果に基づいて、計測結果を出力する、もしくは比較手段で比較した結果にかかわらず補正したデータを出力して、記録または再生クロック周波数を補正することで、クロック周波数の計測誤差、および光ディスクの偏芯によるクロック周波数変動の影響を除去して、記録または再生精度の向上を行うことを可能にするものである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、ここで示す実施の形態はあくまでも一例であって、必ずしもこの実施の形態に限定されるものではない。
また、これらの図において、同一または相当する構成要素については同じ符号を用い、一度説明したものについては、そのさらなる説明は省略する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1による光ディスク装置について説明する。
図1(a)は、本実施の形態1による光ディスク装置100を示す。また、図1(b)は、本実施の形態1の光ディスク装置100の一部の構成を示す。
図1(a)において、3は、光ディスク1に対し、信号の記録、あるいは読み取りを行う光ピックアップ、6は、光ピックアップ3により読み取られた信号が供給されるRFアンプであり、サーボ制御に必要なエラー信号を生成するとともに、RF信号や、ウォブルに同期したクロックを生成する。また、14は、上記エラー信号が供給され、該エラー信号に基づき、出力信号のゲインや、位相調整を行うサーボ制御回路である。9は、上記RF信号が供給され、再生クロックを生成する再生クロック生成回路であり、ウォブル信号の2値化や、同期クロック信号の抽出が行われる。10は、上記RF信号が供給され、記録クロックを生成する記録クロック生成回路である。13は、再生クロック生成回路9、または記録クロック生成回路10で生成された再生または記録クロック信号が入力され、クロックを調整するための補正データを出力するデータ補正回路である。16は、ホストコンピュータであり、記録を行う際に、データを供給するものである。15は、システムLSI、11は、該システムLSI15内に設けられたパリティ生成回路であり、これは、供給されたデータに対し、パリティ信号を生成して該データに付加するものである。12は、該供給されたパリティを付加されたデータを変調する変調回路、5は、該変調回路12からの記録信号が供給されるドライバであり、このドライバ5は、該記録信号に応じて光ピックアップ3のレーザを駆動して光ディスク1にピットを形成するものである。また、13はデータ補正回路である。図1(b)は、データ補正回路13の詳細な構成を示す。
図1(b)において、101は、再生クロック生成回路9、または記録クロック生成回路10で生成された再生または記録クロック信号を、N分周(Nは、N≧1の整数)した後、所定のサンプリング幅でクロックのカウントを行い、計測結果を計測値Tnとして出力する計測手段である。102は、前記計測値Tnを、サンプリングするサンプル手段である。また、103は、後述する補正手段105が出力する出力値Unを保持する保持手段である。104は、上記保持された出力値Unと、一つ後のサンプリング期間にサンプリングされたサンプル値Sn+1とを、比較する比較手段である。105は、比較手段104の比較結果に応じ、保持手段103に保持された出力値Un、及び新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1のいずれかを出力する補正手段である。この補正手段105は、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1が、保持手段103に保持された出力値Unよりも値が大きい場合は、該新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1が、保持手段103に保持している出力値Unよりも値が小さい場合は、保持手段103に保持している出力値Unを、出力データとして逐次出力する、もしくは比較結果に関わらずシステムコントローラ8からの所望の設定値を補正データとして出力する動作を行うものである。
次に、本実施の形態1の光ディスク装置100の動作について説明する。
図9は本発明に係る光ディスク装置の動作を説明するための波形図である。図9において、Aの部分が本実施の形態1による光ディスク装置100の動作を示す。
まず、再生を行う場合の動作について説明する。
光ピックアップ3により読み取られた信号は、RFアンプ6に供給され、サーボ制御に必要なエラー信号を生成するとともに、RF信号や、ウォブルに同期したクロックを生成するために用いられる。サーボ制御回路14は、エラー信号に基づき、出力信号のゲインや、位相調整を行う。一方、RF信号は、再生クロック生成回路9に供給され、ウォブル信号の2値化や、同期クロック信号の抽出が行われる。
再生クロック生成回路9で生成された再生クロックは、計測手段101でN分周(Nは、N≧1の整数)された後、所定のサンプリング幅でクロックのカウントが行われ、計測結果が計測値Tnとして出力される。ここで、N分周(Nは、N≧1の整数)したクロックを計測するのは、クロック検出の際の精度を高めるためである。該計測値Tnは、サンプル手段102でサンプリングされ、サンプル値Snとして比較手段104に入力され、補正手段105より出力値Unとして出力される。同時に、この出力値Unは、保持手段103に保持される。
そして、この保持された出力値Unを、一つ後に同様の過程を経てサンプリングしたサンプル値Sn+1と、比較手段104で比較し、その比較結果を補正手段105に出力する。比較手段104は、Sn+1≧Unであるときは図9のc,eに示すように“H”を出力し、Sn+1<Unであるときは図9のdに示すように“L”を出力する。
補正手段105は、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1が、一つ前に補正手段105より出力され、保持手段103に保持している出力値Unよりも大きい場合は、図9のbに示すように、該新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1が、保持手段103に保持している出力値Unよりもよりも小さい場合は、図9のaに示すように、保持手段103に保持している出力値Unを、出力データとして逐次出力する、もしくは比較結果に関わらずシステムコントローラ8からの所望の設定値を補正データとして出力する。この出力されたデータは、サーボ制御回路14に入力され、サーボ制御回路14は、データ補正回路13から受け取った補正データを用いて再生クロック生成回路9に対し、再生クロックを調整する制御を行なう。
次に、記録を行う場合の動作について説明する。
記録する際は、ホストコンピュータ16からデータが供給され、システムLSI15内部のパリティ生成回路11にデータが供給される。パリティ生成回路11は、パリティ信号を生成してデータに付加し、このデータが変調回路12を介してドライバ5に記録信号として供給される。このドライバ5は、記録信号に応じて光ピックアップ3のレーザを駆動して光ディスク1にピットを形成する。
再生クロックの調整方法と同様に、記録クロック生成回路10で生成された記録クロックは、計測手段101でN分周(Nは、N≧1の整数)された後、所定のサンプリング幅でクロックのカウントが行われ、計測結果が計測値Tnとして出力される。該計測値Tnは、サンプル手段102でサンプリングされ、サンプル値Snとして比較手段104に入力され、補正手段105より出力値Unとして出力される。同時に、この出力値Unは、保持手段103に保持される。
そして、この保持された出力値Unを、一つ後に同様の過程を経てサンプリングしたサンプル値Sn+1と、比較手段104で比較し、その比較結果を補正手段105に出力する。
補正手段105は、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1が、一つ前に補正手段105より出力され、保持手段103に保持している出力値Unよりも値が大きい場合は、該新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1が、保持手段103に保持している出力値Unよりも値が小さい場合は、保持手段103に保持している出力値Unを、出力データとして逐次出力するか、比較結果に関わらずシステムコントローラ8からの所望の設定値を、補正データとして出力する。この出力されたデータは、サーボ制御回路14に入力され、サーボ制御回路14は、データ補正回路13から受け取った補正データを用いて記録クロック生成回路10に対し、記録クロックを調整する制御を行なう。
このように計測手段101で計測された結果を、記録または再生クロックを補正する線速度データとしてそのまま利用するのではなく、サンプル手段102、比較手段104、および補正手段105で処理された線速度データを用いることによって、デジタルカウント誤差や、偏芯誤差によるグリッジ発生の多発を防ぐことができ、安定したシステムを得ることができることとなる。
なお、本実施の形態1における制御動作は、システムLSI15の外部または内部に設けられた記憶媒体上に存在するファームウェアに、レジスタの設定を記述しておき、システムコントローラ8を介して光ディスクシステムを制御可能にすることで、比較手段104での比較方法の設定や、補正手段105が出力する所望の補正データの設定等を、効率よく行うようにすることができるものである。
このような本実施の形態1による光ディスク装置100によれば、計測手段によって記録または再生クロック周波数を計測し、比較手段によって比較した結果に基づいて新たにサンプリングしたサンプル値、または補正手段の出力値を出力する、もしくは比較手段で比較した結果にかかわらず予め設定されたデータを出力することにより、記録または再生クロック周波数を補正するようにしたので、デジタルカウント誤差や光ディスクの偏芯誤差によりグリッジが多発する現象を抑えることができ、記録再生精度を向上できる効果が得られる。
(実施の形態2)
以下、本発明の本実施の形態2による光ディスク装置200について説明する。
本実施の形態2は、前記実施の形態1の光ディスク装置100において、補正手段105の出力値と、前記補正手段105の前サンプルの出力値との差分、又は差分の絶対値が所定の閾値を超えないようにすることによって、さらにシステム安定性を高めるようにしたシステムを提供するものである。
図2に示される本実施の形態2による光ディスク装置200は、図1(b)に示される実施の形態1における光ディスク装置100において、システムコントローラ8から、所定の閾値Thを入力するようにした光ディスク装置である。
また、図9のFの部分が本実施の形態2による光ディスク装置200の動作を示す。
補正手段405は、前記補正手段105の機能に加え、所定の閾値Thを入力し、前記補正手段405の出力値と、該補正手段405の前サンプルの出力値との差分を求め、該差分、又は差分の絶対値が、前記所定の閾値Thを越える場合のみ、図9のFの部分で示すように、前記補正手段405の前サンプルの出力値に、前記閾値を加算、又は減算した値を、前記補正手段405の出力値とするものである。
前記計測手段101による記録、または再生クロック信号の計測値は、ディスクの偏芯によって変動する一方、ディスクの傷や汚れ等によっても変動する。前記補正手段405の出力値は、ディスクの偏芯による変動には追従しなければならないが、ディスクの傷や、汚れ等による変動に追従してはならない。
前記閾値Thは、例えば前記計測値のディスクの偏芯による変動よりも大きい値を設定することで、前記補正手段405の出力値は、ディスクの偏芯による変動には追従し、ディスクの偏芯による変動よりも大きな変動には追従しなくなる。
なお、本実施の形態2における制御動作は、システムLSI15の外部、または内部に設けられた記憶媒体上に存在するファームウェアに、レジスタの設定を記述しておき、システムコントローラ8を介して光ディスクシステムを制御可能にすることで、前記閾値の設定を効率よく行うようにすることができるものである。
例えば、システムコントローラ8がシステム状態に応じた任意の値を閾値として設定することで、前記補正手段405の出力値をより高精度なものにすることができる。ここでシステム状態とは、例えば、記録再生速度の倍速変更等を指すものとする。例えば、記録再生倍速が大きくなると、前記計測値のディスクの偏芯による変動速度が大きくなるため、閾値は大きくなる。
また、例えば、システムコントローラ8が前記計測値のディスクの偏芯による変動速度を予測して前記変動速度に比例した閾値を設定することで、前記補正手段405の出力値をより高精度なものにすることができる。
このような本実施の形態2による光ディスク装置によれば、前記実施の形態1の光ディスク装置において、補正手段の出力値と、前記補正手段の前サンプルの出力値との差分、又は差分の絶対値が、所定の閾値を超えないようにしたので、補正手段の出力値をより高精度なものにすることができる効果が得られる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3による光ディスク装置300について説明する。
本実施の形態3は、前記実施の形態1で説明した光ディスク装置100において、システムコントローラ8から、さらに、反転信号を、比較手段204に、セット信号、スルー信号、線速度を設定するための所望の設定値を、補正手段205に入力するようにすることで、より光ディスク装置の安定性を高めることができるようにしたシステムを提供するものである。
図3に示される本実施の形態3による光ディスク装置300は、図1(b)に示される実施の形態1の光ディスク装置100において、システムコントローラ8から、反転信号を、比較手段204に入力し、さらに、実施の形態2において説明した閾値Th、および、セット信号、スルー信号、および、線速度を設定するための所望の設定値を、補正手段305に入力するようにしたものである。
図9のBおよびCの部分が本実施の形態3による光ディスク装置300の動作を示す。
例えば、外周から内周に向かって記録するような2層記録対応ディスクなどの場合には、外周から内周に向けて記録を行うものであるため、本実施の形態1、および実施の形態2おける動作に比し、比較手段104、204でのサンプル値の比較方法を逆にする必要が生じる。これに対応するため、本実施の形態3では、図9のh,iに示すように、比較手段204での比較方法を、反転信号により反転することができるようにするとともに、該比較手段204による比較結果に応じて、補正手段205は、その動作を、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1が、保持手段103に保持している出力値Unよりも大きい場合は、図9のfに示すように、保持手段103に保持している出力値Unを出力し、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1が、保持手段103に保持している出力値Unよりも小さい場合は、図9のgに示すように、新たにサンプリングしたサンプル値Sn+1を出力するように、変更しているものである。
また、記録または再生中に光ディスク装置が、ディスクのアドレス取得不可、アドレスジャンプ、シーク、記録再生倍速変更を行った場合など、記録または再生クロックを所望のクロック周波数に制御する必要がある時には、システムコントローラ8から、線速度を設定するために用いられる、例えば図9のkに示すような所望の設定値を補正手段205に設定可能なようにしており、これにより、光ディスク装置の動作に応じた線速度を設定できるシステムを、実現可能となっているものである。
また、記録または再生中に、ディスクのアドレス取得不可、アドレスジャンプ、シーク、あるいは記録再生速度の倍速変更が生じ、データ補正せずに計測結果をスルーで出力させる必要が生じた場合には、システムコントローラ8から、補正手段205にスルー信号を入力したとき、計測結果がスルーになるようにしておくことで、図9のjに示すように、補正を行わない線速度データを出力するシステムを実現可能となっているものである。例えば、このようにしておくことで、ディスクのアドレス取得不可、アドレスジャンプ、シーク、記録再生速度の変更を行う場合に、システムコントローラ8から線速度を設定するために用いられる所望の値を設定するまでの時間に、システムコントローラ8が自動的にスルー信号を入力して、一旦 線速度データをスルーに設定し、所望の値が設定できる状態になった段階で、線速度を所望の値に切り替えることも可能となる。
また、記録または再生中に、データ補正していた値を一旦リセットして、データ補正を継続したい場合や、所望の値を設定したい場合にシステムコントローラ8から補正手段205にセット信号を入力することで、値をリセットまたはセットできるようにしておくことで、システムとしての汎用性が増す。例えば図9のlの部分では、セット信号が入力されることにより、所望の設定値が図9のmに示すようにリセットされる様子を示す。
なお、本実施の形態3における制御動作は、システムLSI15の外部または内部に設けられた記憶媒体上に存在するファームウェアに、レジスタの設定を記述しておき、システムコントローラ8を介して光ディスクシステムを制御可能にすることで、比較手段204での比較方法の反転、補正手段205でのスルー設定、あるいは、ジャンプやシーク時の補正手段205への所望の設定を、効率よく行うようにすることも可能となる。
例えば、2層ディスクにおいて光ディスク媒体への記録を行う際に、ディスクの内周から外周へ記録していたものを、ディスクの外周から内周へ記録を変更する場合、ファームウェアに比較方法を反転する場合のレジスタの設定を記述しておき、システムコントローラ8が、記録方法を変更する際にファームウェアを読み取りに行くことで、該比較方法の反転を行うことが可能となる。
以上のような本実施の形態3による光ディスク装置によれば、実施の形態1の光ディスク装置において、システムコントローラ8から、反転信号、セット信号、スルー信号、および、線速度を設定するための所望の設定値を、さらには実施の形態2で説明した閾値を、比較手段204、あるいは補正手段305に入力することができるようにしたので、より安定性と、機能性とを高めた光ディスクシステムを実現することが可能となる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4による光ディスク装置400について説明する。
本実施の形態4は、実施の形態3の光ディスク装置300において、さらに、フィルタ手段106を設けることによって、さらにシステム安定性を高めるようにしたものである。
図4に示される本実施の形態4による光ディスク装置400は、図3に示される実施の形態3の光ディスク装置300において、記録または再生クロックを計測する際に、フィルタ手段106のLPF(Low Pass Filter)を通すことで、僅かな計測誤差から発生するノイズ成分などを除去することを可能にしたものである。
図4において、入力された記録または再生クロックは、計測手段101でN分周(Nは、N≧1の整数)された後、所定のサンプリング幅でクロックのカウントが行われ、計測結果が計測値Tnとして出力される。
該計測値Tnは、フィルタ手段106に入力され、LPFでフィルタリングされてノイズ成分などを除去してフィルタ演算値T’nとして出力される。フィルタ手段106でフィルタリングされたフィルタ演算値T’nは、サンプル手段102でサンプリングされ、サンプル値S’nとして比較手段204に入力され、補正手段305で出力値U’nとして出力される。同時に、この出力値U’nは、保持手段103に保持される。そして、この保持された出力値U’nを、一つ後に同様の過程を経てサンプリングしたサンプル値S’n+1と比較手段204で比較し、その比較結果を補正手段305に出力する。
補正手段305は、新たにサンプリングしたサンプル値S’n+1が、保持手段103に保持している出力値U’nよりも大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値S’n+1を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値S’n+1が、保持手段103に保持している出力値U’nよりも値が小さい場合は、保持手段103に保持している出力値U’nを出力データとして逐次出力するか、あるいは、比較結果にかかわらず所望の設定値を補正データとして出力する。この出力されたデータは、サーボ制御回路14に入力され、サーボ制御回路14は、データ補正回路13から受け取った補正データを用いて再生クロック生成回路9、または記録クロック生成回路10に対し、再生クロック、または記録クロックを調整する制御を行なう。
このように、フィルタ手段106を設けることにより、計測手段101での計測結果に計測誤差が生じて不連続となった場合でも、そのフィルタ特性に応じて計測誤差を緩和することができるため、上記実施の形態3におけると比較して、さらにシステムへの影響を防ぐことが可能となる。
なお、本実施の形態4における、フィルタ手段106であるLPF(Low Pass Filter)は、計測手段101のすぐ後に配置した場合について説明したが、これは、計測手段101のすぐ後に配置することでなくても、例えば、補正手段305のすぐ後に配置するようにしてもよく、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態4において行った制御動作は、システムLSI15の外部または内部に設けられた記憶媒体上に存在するファームウェアに、レジスタの設定を記述しておき、システムコントローラ8を介して光ディスクシステムを制御可能にすることで、比較手段204での比較方法の反転、フィルタ手段106でのノイズ除去、補正手段305でのスルー設定、あるいは、ジャンプやシーク時の補正手段305への所望の設定を、効率よく行うようにすることも、可能となる。
例えば、2層ディスクにおいて光ディスク媒体への記録を行う際に、ディスクの内周から外周へ記録していたものを、ディスクの外周から内周へ記録を変更する場合、ファームウェアに比較方法を反転する場合のレジスタの設定を記述しておき、システムコントローラ8が、記録方法を変更する際にファームウェアを読み取りに行くことで、該比較方法の反転を行うことが可能となる。
このような本実施の形態4による光ディスク装置によれば、実施の形態3の光ディスク装置において、フィルタ手段106を設け、記録または再生クロックを計測する際に、フィルタ手段106のLPFを通すことで、僅かな計測誤差から発生するノイズ成分などを除去することを可能としたので、さらにシステムの安定性を高めることができる。
さらには、計測手段101での計測結果に計測誤差が生じて不連続となった場合でも、そのフィルタ特性に応じて計測誤差を緩和することができ、実施の形態3におけると比較して、さらにシステムへの影響を防ぐことが可能となる効果が得られる。
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5による光ディスク装置500について説明する。
本実施の形態5では、前記実施の形態3における光ディスク装置300において、システムコントローラ8から、サンプリング間隔設定信号、あるいは、オフセット信号を入力するようにすることにより、サンプリング間隔や、線速度データを任意に補正可能としたシステムを提供するものである。
即ち、図5に示される本実施の形態5の光ディスク装置500は、図3に示される実施の形態3の光ディスク装置300において、システムコントローラ8から、サンプリング間隔設定信号、オフセット信号を入力するようにしたものである。
図9のDおよびEの部分が本実施の形態5による光ディスク装置500の動作を示す。
本発明の実施の形態5の光ディスク装置500においては、図3に示される前記実施の形態3に比し、図5に示すように、システムコントローラ8から、サンプリング間隔設定信号を入力することで、サンプリング間隔を、図9のpの部分で示すように、任意に設定することができる。比較手段204は、図9のqの部分ではSn+1≧Unであるので“H”を出力し、図9のrの部分ではSn+1<Unであるので“L”を出力する。このように、同じ記録再生速度であっても、より精度を上げてサンプリングしたい場合には、サンプリング間隔設定信号を入力することで、サンプリング精度を容易に上げて計測することが可能となる。
また、図5に示すように、システムコントローラ8からオフセット信号を入力することで、計測範囲を超える記録または再生クロックが入力された場合でも、同じサンプリング精度で計測することが可能となる。例えば、図9のDの部分では、オフセット信号を入力することで、図9のoに示すオフセット値が与えられ、精度良く補正することができるものである。
なお、本実施の形態5における制御動作は、システムLSI15の外部、または内部に設けられた記憶媒体上に存在するファームウェアに、レジスタの設定を記述し、システムコントローラ8を介して光ディスクシステムを制御可能にすることで、所望の設定を効率よく行うことが可能となる。
また、本実施の形態5において、図6に示される光ディスク装置550のように、フィルタ手段106を設けた構成とすれば、上記実施の形態4と同様、計測手段101での計測結果に計測誤差が生じて不連続となった場合でも、そのフィルタ特性に応じて計測誤差を緩和することができるものである。
このような本実施の形態5による光ディスク装置によれば、実施の形態3、4による光ディスク装置において、システムコントローラ8から、サンプリング間隔設定信号、あるいはオフセット信号を入力するようにしたので、サンプリング間隔や、線速度データを任意に補正可能としたシステムを得ることができる効果がある。
(実施の形態6)
以下、本発明の実施の形態6にかかる光ディスク装置について説明する。
本実施の形態6は、補正手段がサンプル値の桁上がり又は桁下がりの有無に応じて前記サンプル値又は所定の補正値を出力することで、保持手段及び比較手段を備えることなく補正手段の出力値を決定できるようにした光ディスク装置を提供するものである。
図7は、本実施の形態6による光ディスク装置600を示す図である。図7において、図1(b)と同一符号は同一又は相当部分である。また、706は、サンプル手段102でサンプリングしたサンプル値の桁上がり又は桁下がりの有無に応じて、前記サンプル値又は所定の補正値を出力する補正手段である。補正手段706は、前記サンプル値のMSB又はMSBに近い上位ビットのうち少なくとも1個の補正検出ビットの値に応じたセレクト信号を出力する補正検出手段707と、前記セレクト信号の値に応じて前記サンプル値と所定の補正値のいずれかを選択して出力するセレクタ708とを備え、前記補正検出ビットにおける桁上がりが一度でも発生した後は、前記補正手段706の出力値は前記補正検出ビットにおける桁下がりが発生しないようにするか、前記補正検出ビットにおける桁下がりが一度でも発生した後は、前記補正手段706の出力値は前記補正検出ビットにおける桁上がりが発生しないようにする構成としたものである。
次に、本実施の形態6の光ディスク装置600の動作について説明する。ここで、説明の簡略化のために、前記サンプル値は例えば8ビット長とし、前記補正検出ビットは例えばMSBの1個とし、前記補正値は例えば1個とし、前記補正手段706は例えば前記補正検出ビットにおける桁上がりが一度でも発生した後は、前記補正手段706の出力値は前記補正検出ビットにおける桁下がりが発生しないようにするものとして説明を行う。
前記MSBが一度も“1”になっていない場合、前記セレクト信号は前記サンプル信号を選択する。前記MSBが一度でも“1”になった後は、図9のGの部分に示すように、補正手段の出力Unが図9のsに示す値を横切らないように、前記セレクト信号は前記サンプル信号のMSBが“1”の場合は前記サンプル信号を選択し、前記サンプル信号のMSBが“0”の場合は補正値10000000(2進数表示)を選択する。
前記サンプル値の桁上がり又は桁下がりがおこる時にグリッジが発生しやすくなる。特に、MSB又はMSBに近い上位ビットのうち少なくとも1個のビットにおける桁上がり又は桁下がりがおこる時にグリッジの振幅が大きくなる。振幅の大きいグリッジが発生しやすくなる時、前記補正手段706は前記補正値を出力することで、グリッジの発生頻度を減少させることができ、保持手段及び比較手段を備えることなくグリッジによるシステムへの影響を減少させることが可能となる。
なお、前記補正検出ビットはMSBの1個でなくても良く、その場合は前記補正値も複数個となる。また、前記補正手段706が前記補正検出ビットにおける桁下がりが一度でも発生した後は、前記補正手段706の出力値は前記補正検出ビットにおける桁上がりが発生しないようにする場合でも同様に実施可能である。
また、本実施の形態6で説明した内容は、システムLSI15の外部または内部に設けられた記憶媒体上に存在するファームウェアにレジスタ設定を記述し、システムコントローラ8を介して光ディスクシステムを制御可能にすることで、前記補正手段706は、前記セレクト信号に関わらず所定の補正値を出力することが可能となる。
また、前記実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3、実施の形態4、実施の形態5、および実施の形態6では、光ディスク装置の記録、または再生速度にかかわるデータを補正する場合について述べたが、データをサンプリングしてそのサンプル値を利用してデータを補正するような磁気記録再生装置などにも、本発明は同様に適用することが可能である。
このような本実施の形態6による光ディスク装置によれば、光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、前記サンプル手段でサンプルされたサンプル値の桁上がり、または桁下がりの有無に応じて、前記サンプル値、または所定の補正値を出力する補正手段とを備えた構成としたので、グリッジの発生頻度を減少させることができ、保持手段および比較手段を備えることなく、グリッジによるシステムへの影響を減少させることができる効果が得られる。
本発明にかかる光ディスク装置は、光ディスク媒体の記録または再生速度にかかわる値を計測する機能、計測された記録または再生速度にかかわるカウント値をサンプリングするサンプル機能、後述する補正機能の出力値を保持する保持機能、新たにサンプリングしたサンプル値を保持機能に保持している前記出力値と比較して比較結果を補正機能に出力する比較機能、比較結果に基づいてサンプリングした値または前記出力値の一方を出力する、または比較結果にかかわらず、補正した値を出力する補正機能を有するもので、記録または再生クロックを正確に補正することができ、記録または再生精度の向上において有用である。
本発明の実施の形態1ないし実施の形態6による光ディスク装置の全体構成図 本発明の実施の形態1による光ディスク装置の一部構成図 本発明の実施の形態2による光ディスク装置の一部構成図 本発明の実施の形態3による光ディスク装置の一部構成図 本発明の実施の形態4による光ディスク装置の一部構成図 本発明の実施の形態5によるある光ディスク装置の一部構成図 本発明の実施の形態5による他の光ディスク装置の一部構成図 本発明の実施の形態6による光ディスク装置の一部構成図 従来技術における光ディスク再生装置の構成図 本発明に係る光ディスク装置の動作を説明するための波形図
符号の説明
1 光ディスク
2 スピンドルモータ
3 光ピックアップ
4 ステッピングモータ
5 ドライバ
6 RFアンプ
7 ADC
8 システムコントローラ
9 再生クロック生成回路
10 記録クロック生成回路
11 パリティ生成回路
12 変調回路
13 データ補正回路
14 サーボ制御回路
15 システムLSI
16 ホストコンピュータ
17 DRAM
100 光ディスク装置
200 光ディスク装置
300 光ディスク装置
400 光ディスク装置
500 光ディスク装置
550 光ディスク装置
600 光ディスク装置
101 計測手段
102 サンプル手段
103 保持手段
104 比較手段
105 補正手段
106 フィルタ手段
204 比較手段
205 補正手段
305 補正手段
405 補正手段
502 サンプル手段
505 補正手段
602 サンプル手段
605 補正手段
706 補正手段
800 光ディスク媒体
801 光ヘッド
802 移送モータ
803 トラックアクセスコントローラ
804 トラッキング誤差信号検出手段
805 等価フィルタ
806 コントローラー
807 乗算器
808 逆数演算手段
809 スイッチ
810 アドレス再生手段
811 PLL
812 マーク長検出手段
813 オフトラック検出手段
814 分周回路
815 カウンタ
816 最大値検出手段

Claims (26)

  1. 光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、
    後述する補正手段が出力する出力値を保持する保持手段と、
    前記サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、前記保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、
    前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値を出力する補正手段とを備えた、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    前記補正手段は、
    新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項2記載の光ディスク装置において、
    前記比較手段は、反転信号に応じてそのサンプル比較方法を反転することが可能なものであり、
    前記補正手段は、
    新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力する動作と、
    新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力する動作を、切り替えて行うものである、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    前記補正手段で補正される値は、所望の設定値である、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された計測値をフィルタリングするフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段でフィルタリングされたデータをサンプリングするサンプル手段と、
    後述する補正手段が出力する出力値を保持する保持手段と、
    前記サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、前記保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、
    前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値を出力する補正手段とを備えた、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 請求項1または請求項5に記載の光ディスク装置において、
    前記補正手段は、その出力値と、その前サンプルの出力値との差分、又は差分の絶対値が、所定の閾値を超えない、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項6記載の光ディスク装置において、
    前記閾値は、システム状態に応じた値として設定される、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    前記補正手段は、スルー信号を受けたとき、新たにサンプリングしたサンプル値を出力する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項8記載の光ディスク装置において、
    前記サンプル手段のサンプリング間隔は、サンプリング間隔設定信号により変更可能である、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 請求項8記載の光ディスク装置において、
    前記補正手段は、オフセット設定信号に基づいて、前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方に対してオフセット値を加えて出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値に対してオフセット値を加えて出力する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、
    前記サンプル手段でサンプルされたサンプル値の桁上がり、または桁下がりの有無に応じて、前記サンプル値、または所定の補正値を出力する補正手段とを備えた、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 請求項11記載の光ディスク装置において、
    前記補正手段は、前記サンプル値のMSB又はMSBに近い上位ビットのうち少なくとも1個の補正検出ビットの値に応じたセレクト信号を出力する補正検出手段と、
    前記セレクト信号の値に応じて前記サンプル値と所定の補正値とを選択するセレクタとを備え、
    前記補正検出ビットにおける桁上がりが一度でも発生した後は、前記補正手段の出力値は前記補正検出ビットにおける桁下がりが発生しない、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  13. 請求項11または12に記載の光ディスク装置において、
    前記補正検出ビットにおける桁下がり一度でも発生した後は、前記補正手段の出力値は前記補正検出ビットにおける桁上がりが発生しない、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  14. 光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、
    後述する補正手段が出力する出力値を保持する保持手段と、
    前記サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、前記保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、
    前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値を出力する補正手段とを備え、
    前記比較手段、および前記補正手段は、ファームウェアで設定された内容に基づいて、システムコントローラで制御される、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  15. 請求項14記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記補正手段は、
    新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力する、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  16. 請求項15記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記比較手段は、反転信号に応じてそのサンプル比較方法を反転することが可能なものであり、
    前記補正手段は、
    新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力する動作と、
    新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が大きい場合は、前記保持手段に保持している前記出力値を出力し、新たにサンプリングしたサンプル値が、前記保持手段に保持している前記出力値よりも値が小さい場合は、新たにサンプリングしたサンプル値を出力する動作を、切り替えて行うものである、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  17. 請求項14記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記補正手段で補正される値は、所望の設定値である、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  18. 光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された計測値をフィルタリングするフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段でフィルタリングされたデータをサンプリングするサンプル手段と、
    後述する補正手段が出力する出力値を保持する保持手段と、
    前記サンプル手段で新たにサンプリングしたサンプル値を、前記保持手段に保持している前記出力値と比較する比較手段と、
    前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方を出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値を出力する補正手段とを備えた、
    前記比較手段、および前記補正手段は、ファームウェアで設定された内容に基づいて、システムコントローラで制御される、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  19. 請求項14または請求項18に記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記補正手段は、その出力値と、その前サンプルの出力値との差分、又は差分の絶対値が、所定の閾値を超えない、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  20. 請求項19記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記閾値は、システム状態に応じた値として設定される、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  21. 請求項14ないし請求項20のいずれかに記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記補正手段は、スルー信号を受けたとき、新たにサンプリングしたサンプル値を出力する、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  22. 請求項21記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記サンプル手段のサンプリング間隔は、サンプリング間隔設定信号により変更可能である、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  23. 請求項21記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記補正手段は、オフセット設定信号に基づいて、前記比較手段で比較された結果に基づいて、前記サンプル値、または前記出力値の一方に対してオフセット値を加えて出力する、または比較された結果に関わらず予め設定された値に対してオフセット値を加えて出力する、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  24. 光ディスク媒体の記録再生速度に関わる値を計測する計測手段と、
    前記計測手段で計測された計測値をサンプリングするサンプル手段と、
    前記サンプル手段でサンプルされたサンプル値の桁上がり、または桁下がりの有無に応じて、前記サンプル値、または所定の補正値を出力する補正手段とを備えた、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  25. 請求項24記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記補正手段は、前記サンプル値のMSB又はMSBに近い上位ビットのうち少なくとも1個の補正検出ビットの値に応じたセレクト信号を出力する補正検出手段と、
    前記セレクト信号の値に応じて前記サンプル値と所定の補正値とを選択するセレクタとを備え、
    前記補正検出ビットにおける桁上がりが一度でも発生した後は、前記補正手段の出力値は前記補正検出ビットにおける桁下がりが発生しない、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
  26. 請求項24または25に記載の光ディスクシステムにおいて、
    前記補正検出ビットにおける桁下がり一度でも発生した後は、前記補正手段の出力値は前記補正検出ビットにおける桁上がりが発生しない、
    ことを特徴とする光ディスクシステム。
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