JP2007292882A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】放電灯を消灯させることなくグロー放電へ移行させることができ、高コントラスト、色の再現性向上及びノイズの除去を達成することが可能なプロジェクタを提供する。
【解決手段】カラーホイールが所定位置に回転した場合、信号出力部21は、検出信号を出力する。昇降圧コンバータ31は、ランプ4に供給する電源2からの電圧を昇降する。制御部50は、信号出力部21から検出信号が出力されていない場合、ランプ4の電力が目標電力となるよう昇降圧コンバータ31を定電力制御する。制御部50は、信号出力部21から検出信号が出力された場合に、ランプ4がグロー放電に至る電流となるよう昇降圧コンバータ31を定電流制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、カラーホイールへ光を照射する放電灯及び該放電灯の点灯を制御する放電灯点灯装置を有するプロジェクタに関する。
プロジェクタは光を投影してスクリーンに映像を表示する。このプロジェクタの光源にはメタルハライドランプ等の放電灯が使用され、放電灯点灯装置は放電灯の始動及び点灯維持の制御を行う。放電灯から発せられた白色光は反射鏡によって集光され、カラーホイールに照射される。カラーホイールは、赤色光のみを透過させ、その他の色光を反射又は吸収する光学フィルタ(赤色フィルタ)、緑色光のみを透過させ、その他の色光を反射又は吸収する光学フィルタ(緑色フィルタ)、青色光のみを透過させ、その他の色光を反射又は吸収する光学フィルタ(青色フィルタ)が円周方向に沿って配列形成された円盤として構成されており、モータ制御回路によって制御される駆動モータによって高速回転される。
従って、カラーホイールの回転に伴って、放電灯から出射された光の光路に各色フィルタが順次挿入され、カラーホイールに照射された白色光が赤色光、緑色光、青色光の各単色光に時分割で色分離される(例えば特許文献1)。ところで、従来のカラーホイールは、低輝度領域のビット拡散ノイズを低減するため、上述した3色フィルタに加えNDグリーンフィルタを設けている。このNDフィルタをカラーホイールの緑色フィルタの一部を遮光するように貼り付けることにより、輝度のグレー部で感じやすいチラチラした誤差拡散ノイズを低減することが可能となる。
特開2005−300647号公報
しかしながら、NDフィルタを用いた場合、放電灯からの照射光がフィルタを透過するため色の再現性が悪くなるという問題があった。つまりカラーホイールの一部領域をNDフィルタに付与するため、他の色の領域が減少しその結果他の色の再現性が低下するという問題があった。また、このNDフィルタは光量を約15%乃至30%低減させるものであるところ、これと同等の照射光を発生させるべく放電灯の電力を低減する試みもなされている。しかし、電力を低減させた場合、所定電力以下でアーク放電にある放電灯が消灯するという問題があり、依然としてNDフィルタを用いざるを得ないという状況にあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カラーホイールが所定位置に存在する場合に、アーク放電にある放電灯を、定電流制御により昇圧することにより、放電灯を消灯させることなくグロー放電へ移行させることができ、高コントラスト、色の再現性向上及びノイズの除去を達成することが可能なプロジェクタを提供することにある。
本発明に係るプロジェクタは、カラーホイールへ光を照射する放電灯及び該放電灯の点灯を制御する放電灯点灯装置を有するプロジェクタにおいて、前記カラーホイールが所定位置に回転した場合に、検出信号を出力する信号出力部と、前記放電灯に供給する電源からの電圧を昇降するコンバータと、前記信号出力部から検出信号が出力されていない場合に、前記放電灯の電力が目標電力となるよう前記コンバータを定電力制御し、前記信号出力部から検出信号が出力された場合に、前記放電灯がグロー放電に至る電流となるよう前記コンバータを定電流制御する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記制御部は、前記信号出力部から検出信号が出力されていない場合に、前記放電灯の放電灯電圧及び放電灯電流に基づく電力と予め定めた目標電力との第1偏差信号を前記コンバータへ出力する定電力制御回路、及び、前記信号出力部から検出信号が出力された場合に、前記放電灯の放電灯電流と予め定めた電流とに基づく第2偏差信号を前記コンバータへ出力する定電流制御回路を備え、前記コンバータは、前記第1偏差信号が入力された場合、該第1偏差信号に基づき電圧を昇降し、前記第2偏差信号が入力された場合、前記放電灯がグロー放電に至るまで電圧を昇圧するスイッチング制御部を備えることを特徴とする。
本発明に係るプロジェクタは、前記信号出力部は、前記カラーホイールの緑のフィルタが、前記放電灯の照射光により照射される位置に回転した場合に、検出信号を出力するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、プロジェクタは、カラーホイールへ光を照射する放電灯及び該放電灯の点灯を制御する放電灯点灯装置を有する。カラーホイールが所定位置に回転した場合に、信号出力部は検出信号を出力する。この、信号出力部は、例えばカラーホイールの緑のフィルタが、放電灯の照射光により照射される位置に回転した場合に、検出信号を出力する。
コンバータは、放電灯に供給する電源からの電圧を昇降する。制御部は、信号出力部から検出信号が出力されていない場合、放電灯の電力が目標電力となるよう前記コンバータを定電力制御する。例えば、信号出力部から検出信号が出力されていない場合に、放電灯の放電灯電圧及び放電灯電流に基づく電力と予め定めた目標電力との第1偏差信号を定電力制御回路によりコンバータへ出力する。この場合、コンバータのスイッチング制御部は、入力された第1偏差信号に基づき電圧を昇降する。
また制御部は、信号出力部から検出信号が出力された場合に、放電灯がグロー放電に至る電流となるようコンバータを定電流制御する。これは例えば、信号出力部から検出信号が出力された場合、放電灯の放電灯電流と予め定めた電流とに基づく第2偏差信号を定電流制御回路によりコンバータへ出力する。コンバータは、第2偏差信号が入力された場合、スイッチング制御部により放電灯がグロー放電に至るまで電圧を昇圧する。これにより、カラーホイールが所定位置に存在しない場合、通常のアーク放電を維持すべく放電灯点灯装置は放電灯を定電力制御する。一方、カラーホイールが所定位置に存在する場合、定電流制御によりグロー放電へ移行し、放電灯を消灯させることなく電力を大幅に低減する。
本発明にあっては、制御部は、信号出力部から検出信号が出力されていない場合、放電灯の電力が目標電力となるよう前記コンバータを定電力制御し、信号出力部から検出信号が出力された場合に、放電灯がグロー放電に至る電流となるようコンバータを定電流制御する。これにより、カラーホイールが所定位置に存在しない場合、通常のアーク放電を維持すべく放電灯点灯装置は放電灯を定電力制御する。一方、カラーホイールが所定位置に存在する場合、定電流制御により昇圧される結果、アーク放電からグロー放電へ移行し、放電灯を消灯させることなく電力が大幅に低減される。その結果、NDフィルタを設ける必要がなくなり、色の再現性が向上し、また高コントラストを実現することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は本発明に係るプロジェクタの構成を示す模式図である。図において10はプロジェクタであり、放電灯(以下、ランプ)4、反射鏡12、カラーホイール13、ロッドインテグレータ14、反射鏡15、映像形成素子16、映像形成素子制御回路17、投射レンズ18、反射マーカ19、反射型フォトインタラプタ20、信号出力部21、モータ制御回路132、駆動モータ131、及び放電灯点灯装置30を含んで構成される。
プロジェクタ10では、ランプ4から発せられた白色光が反射鏡12によって集光され、カラーホイール13に照射される。カラーホイール13は、赤色光のみを透過させ、その他の色光を反射又は吸収する光学フィルタ(赤色フィルタ)、緑色光のみを透過させ、その他の色光を反射又は吸収する光学フィルタ(緑色フィルタ)、青色光のみを透過させ、その他の色光を反射又は吸収する光学フィルタ(青色フィルタ)が円周方向に沿って配列形成された円盤として構成されており、モータ制御回路132によって制御される駆動モータ131によって高速回転されるようになっている。
従って、カラーホイール13の回転に伴って、ランプ4から出射された光の光路に各色フィルタが順次挿入され、カラーホイール13に照射された白色光が赤色光、緑色光、青色光の各単色光に時分割で色分離される。そして、分離された各単色光は、ロッドインテグレータ14から反射鏡15へと送られ、液晶パネルまたはDMD(登録商標)等の映像形成素子16に照射される。一方、映像形成素子16は映像形成素子制御回路17によって駆動制御されている。映像形成素子制御回路17は、入力された映像信号に従って映像形成素子16を駆動する。具体的には、入力された映像信号に従って映像形成素子16の各セルや微小ミラーをONまたはOFFさせることによって、照射された単色光を画素単位で反射して光変調を行い、画像光を形成する。形成された画像光は、投射レンズ18に入射され、投射レンズ18によって不図示のスクリーン等に拡大投射される。
プロジェクタ10は、カラーホイール13による色分離のタイミングと映像形成素子16による光変調のタイミングとを同期させる必要がある。プロジェクタ10は、カラーホイール13に反射率の高い反射マーカ19を貼り付けると共に、カラーホイール13の近傍にセンサとして反射型フォトインタラプタ20を配置してある。この反射型フォトインタラプタ20は、発光素子(図示せず)と受光素子(図示せず)とが一体化されており、カラーホイール13が1回転する度に、発光素子から出射されている光が反射マーカ19に当たって反射され、その反射光が受光素子によって受光され、受光素子から信号が出力される。
受光素子から出力された信号は信号出力部21によって検出され、同期信号(以下、検出信号)としてモータ制御回路132、映像形成素子制御回路17及び放電灯点灯装置30に入力される。モータ制御回路132、映像形成素子制御回路17及び放電灯点灯装置30は、入力された検出信号に従って駆動モータ131、映像形成素子16及びランプ4を制御する。
図2はカラーホイール13の各色の領域を示す説明図である。図2に示すように、カラーホイール13は6つの領域に分割されており、赤、青及び緑の各色のフィルタがそれぞれ2つの領域に形成されている。反射マーカ19は緑色フィルタの1領域の略中央部に設けられている。このように信号出力部21はカラーホイール13の緑色フィルタの一部が、ランプ4の照射光により照射される位置に回転した場合に、検出信号を出力する。この検出信号が出力される場合、ランプ4のビームスポットは、反射マーカ19に対して対向する位置に存在する一の緑色フィルタの一部領域上に存在する。放電灯点灯装置30はこの検出信号が入力された場合、ランプ4のビームスポットが緑色フィルタの一部領域にあると判断し、ランプ4をグロー放電へ移行させ、この検出信号が入力されていない場合は、ランプ4を定常状態であるアーク放電へ移行させる。なお、フィルタの各色の配置はあくまで一例であり、3分割等他の配置形態であっても良い。また、ランプ4のビームスポットが、緑色フィルタの一部領域上に存在することを検出することができるものであれば、反射マーカ19はカラーホイール13のいずれの場所に取り付けても良く、また反射型フォトインタラプタ20以外のセンサを用いても良い。
図3は検出信号の特性を示すタイムチャートである。横軸は時間を示し、縦軸は検出信号の強度を示す。検出信号は、カラーホイール13の回転周期で強度Hが所定時間幅発生する信号である。一方、検出信号が信号出力部21から出力されていない場合は、強度は0となる。ここでカラーホイール13の一回転周期をT、検出信号の時間幅をtgとした場合、tg÷Tは、従来のカラーホイールのNDフィルタの領域面積を、従来のカラーホイールの赤、青及び緑色フィルタ並びにNDフィルタの全領域面積で除した値と略等しくなるよう設定すればよい。すなわち、従来のカラーホイールのNDフィルタにランプ4のビームスポットが照射される期間、検出信号の時間幅tgを設定すればよい。
図4は放電灯点灯装置30の構成を示す回路図である。図4に示すように放電灯点灯装置30はコンバータ(以下、昇降圧コンバータ)31、電源2、平滑コンデンサ23、ランプ電圧検出用の第1分圧抵抗24及び第2分圧抵抗25、ランプ電流検出用の電流検出抵抗26、イグナイタ3、メタルハライドランプ等のランプ4、並びに制御部50を含んで構成される。電源2に接続される昇降圧コンバータ31は、スイッチング制御部32によるスイッチ33のPWM(Pulse Width Modulation)制御によりランプ4に供給する電圧を昇圧または降圧する。昇降圧コンバータ31はコイル34にエネルギを蓄えランプ4へエネルギを供給することにより昇圧を行い、またコンデンサ36及びコイル37により降圧を行う。なお、昇降圧コンバータ31は本実施の形態にかかる回路構成に限らず、例えばSEPIC(Single Ended Primary Inductance Converter)、Zetaコンバータ(Inverse SEPIC)またはCukコンバータ等を用いればよい。
降圧または昇圧された電圧は、高圧整流ダイオード22を経て平滑コンデンサ23により平滑され、平滑された後の電圧がランプ4へ印加される。第1分圧抵抗24及び第2分圧抵抗25はランプ4に対して並列に接続されており、ランプ電圧を検出し、制御部50へランプ電圧を出力する。また電流検出抵抗26はランプ4に直列に接続されており、ランプ電流を検出する。電流検出抵抗26により検出されたランプ電流に対応する電圧は制御部50へ出力される。イグナイタ3はランプ4へ突入電流を流し、ランプ4をアーク放電に移行させる。アーク放電が維持されランプ4が定常状態へ移行した後は、制御部50内の定電力制御回路51または定電流制御回路52による制御が行われる。
信号出力部21はスイッチ21Sを介して制御部50の定電力制御回路51及び定電流制御回路52に接続されている。スイッチ21Sは信号出力部21から検出信号が出力されていない場合、定電力制御回路51を選択し、検出信号が出力されている場合は、定電流制御回路52を選択する。
図5は定電力制御回路51の構成を示す回路図である。定電力制御回路51は、ランプ電圧及びランプ電流により求まるランプ電力を所定の目標電力(本実施例では165W)と比較し、その偏差をスイッチング制御部32へ出力する回路であり、例えば図4に示すマイコン内蔵型の定電力制御回路51が用いられる。定電力制御回路51は電圧検出用非反転アンプ221,電流検出用非反転アンプ222、A/D(アナログ−デジタル)変換器223,224,マイコン225、及びD/A(デジタル−アナログ)変換器226を含んで構成される。
電圧検出用非反転アンプ221はランプ電圧検出用の第1分圧抵抗24及び第2分圧抵抗25に接続されており、第1分圧抵抗24及び第2分圧抵抗25により分圧されたランプ電圧を所定の増幅率にて増幅する。増幅された後のランプ電圧は、電圧検出用非反転アンプ221の出力端子に接続されるA/D変換器223によりデジタル化され、マイコン225へ入力される。
電流検出用非反転アンプ222はランプ電流検出用の電流検出抵抗26(例えば高精度の50mΩ抵抗等)に接続されており、電流検出抵抗26にて変換された電圧を所定の増幅率にて増幅する。増幅されたランプ電流にかかる電圧は電流検出用非反転アンプ222の出力端子に接続されるA/D変換器224によりデジタル化され、マイコン225へ入力される。マイコン225は図示しないプロセッサ及びメモリを備え、目標とする所定の目標電力Pexpを記憶している。マイコン225のプロセッサは、A/D変換器223及び224から出力されたランプ電圧及びランプ電流に係る値を乗算しランプ電力Pdetを算出する。
マイコン225のプロセッサはメモリから読み出した目標電力Pexpと、算出したランプ電力Pdetとの偏差を算出し、これに負の利得を乗じた操作信号(以下、第1偏差信号)をマイコン225の出力側に接続されるD/A変換器226へ出力する。D/A変換器226は第1偏差信号をアナログ化し、スイッチング制御部32へ出力する。
図4に示すように制御部50はスイッチング制御部32に接続されており、偏差に対応する第1偏差信号をスイッチング制御部32へ出力する。ランプ電力Pdetが目標電力Pexpよりも大きい場合、すなわち偏差が正の場合、負の第1偏差信号が出力され、スイッチング制御部32はこれを受けてランプ4へ供給される電力が減少するよう降圧制御を行う。一方、ランプ電力Pdetが目標電力Pexpよりも小さい場合、すなわち偏差が負の場合、正の第1偏差信号が出力され、スイッチング制御部32はこれを受けてランプ4へ供給される電力が増加するよう昇圧制御を行う。このフィードバック制御により偏差が0となった場合に、定電力制御回路51及びスイッチング制御部32の応答が停止し、再び定常状態へ移行することになる。なお、図4で述べたように、定電力制御回路51は目標電力Pexpとランプ電力Pdetとの偏差を検出するものであれば、この構成に限るものではなく、例えばアナログ乗算回路を用いて実現しても良い。
図6は、ランプ4の電流、電圧特性を示す特性図であり、模式的に消灯から点灯開始、点灯安定までの時間的経緯を説明している。縦軸がランプ4の両端に発生する電圧で単位は[V(ボルト)]、横軸はランプ4に流れる電流であり単位は[A(アンペア)]である。ランプ4が点灯する前(つまり放電灯点灯装置30が動作する前)は電圧電流ともゼロである。放電灯点灯装置30が動作を開始した場合、コンデンサ23の両端に、例えば250Vが発生し、この電圧を受けてイグナイタ3が動作してランプ4に数kV〜数十kVの高圧電圧が発生してランプ4に印加される。
ランプ4は、高圧によって絶縁破壊が発生して、電流が流れ始める。ランプ4の点灯初期状態はグロー放電と呼ばれるモードで点灯する。図6に示すように、その時のランプ電圧は、およそ200V〜400Vであり、ランプ電流はおよそ0.1A程度である。ランプ4に十分なパワーが供給されると、グロー点灯モードから初期アーク点灯モードに移行する。その後定常アーク放電へ移行し、定電力制御回路51による定電力制御が行われる。信号出力部21から検出信号が出力された場合、スイッチ21Sは接続状態を、定電力制御回路51から定電流制御回路52へと切り替える。定電流制御回路52は例えば、ランプ電流を0.1A、ランプ電圧を200V〜400Vへ昇圧する定電流制御を行い、ランプ4を図6に示すグロー放電へ移行させる。
図7は定電流制御回路52の構成を示す回路図である。定電流制御回路52は、ランプ電流を予め定めた電流(本実施例では0.1A)と比較し、その偏差をスイッチング制御部32へ出力する回路であり、例えば図7に示すマイコン内蔵型の定電流制御回路52が用いられる。定電流制御回路52は電流検出用非反転アンプ521、A/D変換器523,マイコン524、メモリ527及びD/A変換器526を含んで構成される。
電流検出用非反転アンプ521はランプ電流検出用の電流検出抵抗26に接続されており、電流検出抵抗26にて変換された電圧を所定の増幅率にて増幅する。増幅されたランプ電流に係る電圧は電流検出用非反転アンプ521の出力端子に接続されるA/D変換器523によりデジタル化され、検出電流ILとしてマイコン524へ入力される。メモリ527はグロー放電を発生させるに足りる電流に対応する目標電流Iexpを予め記憶しており、この予め定めた電流に基づく目標電流Iexpをデジタルデータとしてマイコン524へ出力する。
マイコン524のプロセッサはメモリ527から出力された目標電流Iexpと、A/D変換部523から出力された検出電流ILとの偏差を算出し、これに正の利得を乗じた操作信号(以下、第2偏差信号)をマイコン524の出力側に接続されるD/A変換器526へ出力する。D/A変換器526は第2偏差信号をアナログ化し、スイッチング制御部32へ出力する。
図4に示すように制御部50はスイッチング制御部32に接続されており、偏差に対応する第2偏差信号をスイッチング制御部32へ出力する。検出電流ILが目標電流Iexpよりも大きい場合、すなわち偏差が正の場合、正の第1偏差信号が出力され、スイッチング制御部32はこれを受けて、グロー放電へ至るまでランプ4へ供給される電圧を昇圧(例えばランプ電圧が200V〜400V)する制御を行う。定電流制御回路52はこの偏差が0となるまで第2偏差信号をスイッチング制御部32へ出力し、スイッチング制御部32はグロー放電が維持されるよう昇圧を行う。そして、信号出力部21から出力された検出信号が出力されなくなった場合、スイッチ21Sは定電力制御回路51へ接続を切り替える。これにより、再びランプ4の定電力制御が行われランプ4はアーク放電へ移行する。以上の如く、カラーホイール13が、当該カラーホイール13に対するランプ4のビームスポットが緑色フィルタの領域にある場合に、検出信号を信号出力部21により出力させ、この検出信号の有無に応じてランプ4を、アーク放電または低電力のグロー放電へ択一的に切り替えるので、色の再現性を確保しつつ、誤差拡散ノイズを除去することが可能となる。
本発明に係るプロジェクタの構成を示す模式図である。 カラーホイールの各色の領域を示す説明図である。 検出信号の特性を示すタイムチャートである。 放電灯点灯装置の構成を示す回路図である。 定電力制御回路の構成を示す回路図である。 ランプの電流、電圧特性を示す特性図である。 定電流制御回路の構成を示す回路図である。
符号の説明
2 電源
3 イグナイタ
4 ランプ(放電灯)
10 プロジェクタ
13 カラーホイール
19 反射マーカ
20 反射型フォトインタラプタ
21 信号出力部
21S スイッチ
24 第1分圧抵抗
25 第2分圧抵抗
26 電流検出抵抗
30 放電灯点灯装置
31 昇降圧コンバータ
32 スイッチング制御部
50 制御部
51 定電力制御回路
52 定電流制御回路

Claims (3)

  1. カラーホイールへ光を照射する放電灯及び該放電灯の点灯を制御する放電灯点灯装置を有するプロジェクタにおいて、
    前記カラーホイールが所定位置に回転した場合に、検出信号を出力する信号出力部と、
    前記放電灯に供給する電源からの電圧を昇降するコンバータと、
    前記信号出力部から検出信号が出力されていない場合に、前記放電灯の電力が目標電力となるよう前記コンバータを定電力制御し、前記信号出力部から検出信号が出力された場合に、前記放電灯がグロー放電に至る電流となるよう前記コンバータを定電流制御する制御部と
    を備えることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記制御部は、前記信号出力部から検出信号が出力されていない場合に、前記放電灯の放電灯電圧及び放電灯電流に基づく電力と予め定めた目標電力との第1偏差信号を前記コンバータへ出力する定電力制御回路、及び、前記信号出力部から検出信号が出力された場合に、前記放電灯の放電灯電流と予め定めた電流とに基づく第2偏差信号を前記コンバータへ出力する定電流制御回路を備え、
    前記コンバータは、前記第1偏差信号が入力された場合、該第1偏差信号に基づき電圧を昇降し、前記第2偏差信号が入力された場合、前記放電灯がグロー放電に至るまで電圧を昇圧するスイッチング制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記信号出力部は、
    前記カラーホイールの緑のフィルタが、前記放電灯の照射光により照射される位置に回転した場合に、検出信号を出力するよう構成してあることを特徴とする請求項1または2に記載のプロジェクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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