JP2007292204A - 等速自在継手の軸受部に対するグリース充填方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】脚軸周りのニードル軸受部に確実にグリースを浸潤させることができるグリース充填方法と装置を提供する。
【解決手段】トラニオンキット12の脚軸14とこの脚軸14に装着されたローラ15との間に介在する軸受部(ニードルころ13)にグリースGを充填する際、脚軸14の先端側からローラ15の周面までをカップ状の覆体10で覆う。この覆体10の内側にグリースGを圧送してニードルころ13をグリースGで浸潤させる。
【選択図】図1A
【解決手段】トラニオンキット12の脚軸14とこの脚軸14に装着されたローラ15との間に介在する軸受部(ニードルころ13)にグリースGを充填する際、脚軸14の先端側からローラ15の周面までをカップ状の覆体10で覆う。この覆体10の内側にグリースGを圧送してニードルころ13をグリースGで浸潤させる。
【選択図】図1A
Description
本発明は、等速自在継手のトリポード部材またはバイポード部材の脚軸とローラとの間に配設される軸受部に対するグリース充填方法および装置に関する。
ドライブシャフトなどに使用するトリポート型等速自在継手を組み立てる場合、以下の工程を行う。
1.ドライブシャフトの中間シャフトに小径側ブーツバンド挿入し、ブーツの小径部を中間シャフトに固定する。
2.ブーツ内にグリースを充填する。
3.中間シャフトの端部にトラニオンキットを取り付ける。
4.外側継手部材にグリースを充填する。
5.外側継手部材をトラニオンキットに組み付ける。
6.ブーツの大径部を外輪に大径側ブーツバンドで固定する。
以上でトリポード型等速自在継手ないしドライブシャフトの組み立てを完了する。
1.ドライブシャフトの中間シャフトに小径側ブーツバンド挿入し、ブーツの小径部を中間シャフトに固定する。
2.ブーツ内にグリースを充填する。
3.中間シャフトの端部にトラニオンキットを取り付ける。
4.外側継手部材にグリースを充填する。
5.外側継手部材をトラニオンキットに組み付ける。
6.ブーツの大径部を外輪に大径側ブーツバンドで固定する。
以上でトリポード型等速自在継手ないしドライブシャフトの組み立てを完了する。
ところで、トラニオンキットの脚軸とローラとの間には、ローラの円滑な回転のために針状ころなどの軸受部が介装される。この軸受部の潤滑が不良であると継手作動時に誘起スラストが発生し、自動車のNVH(騒音、振動、乗り心地)特性に悪影響が出る。
そこで、従来、トラニオンキットの脚軸の軸受部周りにあらかじめ潤滑油を浸潤させておき、このトラニオンキットをグリースを封入した外側継手部材に組み付けることが提案されている(特許文献1、2参照)。
脚軸の軸受部周りにあらかじめ潤滑油を浸潤させたトラニオンキットを、グリースを封入した外側継手部材に組み付けた後、継手内のグリースの偏在を防止するため、外側継手部材を手作業で摺動させることによって、グリースの拡散均一化を行う。
特開平11−063004号公報
特開平11−270572号公報
前述のグリースの拡散均一化を行なう際、トラニオンキットのニードル軸受部にグリースを十分に浸潤させることが誘起スラストを低減し継手寿命と耐久性を向上させる上で望ましい。しかしながら、従来のように最終組み立て段階で外側継手部材を手作業で摺動させるやり方では脚軸周りのニードル軸受部までグリースが確実に浸潤したかどうか確認することができない。
本発明は、斯かる実情に鑑み、脚軸周りのニードル軸受部に確実にグリースを浸潤させることができるグリース充填方法と装置を提供する。
前記課題を解決するため、請求項1のグリース充填方法に係る発明は、トリポード部材またはバイポード部材の脚軸とこの脚軸に装着されたローラとの間に介在する軸受部にグリースを充填するグリース充填方法において、前記脚軸の先端側からローラの周面までをカップ状の覆体で覆うとともに、この覆体の内側にグリースを圧送することにより前記軸受部にグリースを浸潤させることを特徴とする。
請求項2のグリース充填装置に係る発明は、トリポード部材またはバイポード部材の脚軸とこの脚軸に装着されたローラとの間に介在する軸受部にグリースを充填するグリース充填装置において、前記脚軸の先端側からローラの周囲に被冠可能であって複数のグリース噴射口が内側で開口したカップ状の覆体と、前記覆体に連結されるとともに、前記グリース噴射口に連通されたグリース供給通路およびエアー通路を有する本体と、前記本体に付設されて前記グリース供給通路およびエアー通路を開閉するトリガーとを備え、前記トリガーの操作によりグリースをエアー圧で圧送して前記覆体のグリース噴射口から噴射するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、脚軸の先端とローラを覆体で覆ってからその内部にグリースを充填するから、軸受部の間からグリースが外部に漏れ出るまでグリースの充填を継続することで軸受部が完全にグリースで浸潤されたことを確認することができ、等速自在継手を組み付けたドライブシャフトなどの製品間ばらつきを防止して軸受部の潤滑不良に起因する誘起スラストの発生を確実に阻止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1Aと図1Bにグリース充填装置の覆体10を示す。この覆体10をトラニオンキット12の脚軸14の先端に被せてグリースGの充填を行う。覆体10はカップ状ないし有底円筒状を成し、図2のように把手とトリガー16を有するガン型の本体18にねじ結合などで着脱自在に取り付けられる。
覆体10の内周面には、図1Aのように内周の全面に弾性体20が貼り付け固定される。弾性体は必ずしも覆体10の内周全面に貼り付ける必要はなく、図3のように内周の一部に弾性体20aを貼り付固定してもよい。覆体10の底板周辺部には覆体10の内側に開口した多数のグリース噴射口17が周方向等間隔に形成される。これらグリース噴射口17は底板の内部のヘッダー通路22を経由してグリース供給通路24に連通され、このグリース供給通路24は本体内通路(図示省略)を経由してグリース注入管26に連通する。
グリース供給通路24の途中には図示省略のリザーバタンクが設けられ、このリザーバタンク内に所定量のグリースGが貯留される。本体内にはリザーバタンクの上流側のグリース供給通路24から分岐してエアー注入管28に至るエアー通路(図示省略)が配設される。
リザーバタンクの上流側のグリース供給通路とエアー通路は、本体のトリガー16の操作によって開閉される。トリガー16はグリース供給通路とエアー通路の開閉を行うもので、両通路のバルブ機構との連動機構は機械式や電気式など任意の方式で構成する。機械式の場合は機械的な機構によってバルブ機構を制御し定量のグリースGを取り分け、その後設定された空気圧でグリースGを押し出す。電気式の場合は電磁バルブを使用することによって定量のグリースGを取り分け、その後設定された空気圧でグリースGを押し出す。
本体18にはグリース量調整つまみ19及びエアー圧調整つまみ21が付設される。これらつまみ19、21の操作によってグリース供給通路とエアー通路が開いた時のグリース流量とエアー流量をそれぞれ調節する。
トリガー16は常時は図示しないばねの力で図2の矢印A側に移動して停止している。このトリガー16の位置でグリース供給通路とエアー通路は共に閉じている。トリガー16を矢印B側に引くと最初の1〜2秒間はグリース供給通路のみが開いて覆体10のグリース噴射口から所定量のグリースGが覆体10内に充填される。トリガー16を矢印B側に引いたままにすると、次の瞬間グリース供給通路が閉じると同時にエアー通路が開かれ、リザーバタンクとグリース供給通路内にあるグリースGをエアー圧でグリース噴射口17から覆体10内に押し出す。
グリース充填装置は以上のように構成される。このグリース充填装置を使用してトラニオンキット12の脚軸14周囲にグリースGを充填するには、まず、覆体10を図1Aまたは図3のように脚軸14とローラ15、15aに被せる。本発明を適用可能なトラニオンキット12は、図1A、図3のシングルローラタイプに限らず、ダブルローラタイプにも同様に適用できる。覆体10は口径が違うものを数種類用意しておき、ローラ15の径と大きさが合わない場合は最適な口径の覆体10に交換する。覆体10の弾性体20、20aがローラ15、15aの外周面に密着してシールする。この弾性体20はローラ15、15aの外周面の損傷を予防する目的もある。覆体10は本体18に対してねじ結合などで簡単に着脱できるようにしておくと便利である。
覆体10を脚軸14とローラ15、15aに被せた後、トリガー16を引く。これにより、最初の1〜2秒間はグリース供給通路のみが開いて覆体10のグリース噴射口17から所定量のグリースが本体18内のリザーバタンクに補給される。トリガー16を矢印B側に引いたままにすると、次の瞬間グリース供給通路が閉じると同時にエアー通路が開かれ、リザーバタンクとグリース供給通路内にあるグリースをエアー圧でグリース噴射口17から覆体10内に押し出す。グリース供給通路内のグリースが覆体10内に押し出されると同時にエアーが覆体10内に充填される。このエアーによる圧力でグリースGが脚軸14周囲のニードルころ13相互間隙間を浸潤し、余分のグリースGはニードルころ13の隙間からエアーと共に外部に漏れ出る。このグリースGのオーバーフローを確認した後トリガー16から指を離し、グリース充填作業を終了する。
グリースを充填完了したトラニオンキット12に対して、従来同様にグリースを入れた外側継手部材を組み付ける。この際、外側継手部材を軸方向に軽く往復動させて内部グリースの偏在を均し、最後にブーツバンドでブーツ大径部を外側継手部材の外周面に固定する。これで一連の組み立て工程を終了する。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
10 覆体
12 トラニオンキット
13 ニードルころ(軸受部)
14 脚軸
15 ローラ
16 トリガー
17 グリース噴射口
18 グリース充填装置の本体
19 グリース量調整つまみ
20 弾性体
21 エアー圧調整つまみ
22 ヘッド通路
24 グリース供給通路
26 グリース注入管
28 エアー注入管
12 トラニオンキット
13 ニードルころ(軸受部)
14 脚軸
15 ローラ
16 トリガー
17 グリース噴射口
18 グリース充填装置の本体
19 グリース量調整つまみ
20 弾性体
21 エアー圧調整つまみ
22 ヘッド通路
24 グリース供給通路
26 グリース注入管
28 エアー注入管
Claims (2)
- トリポード部材またはバイポード部材の脚軸とこの脚軸に装着されたローラとの間に介在する軸受部にグリースを充填するグリース充填方法において、前記脚軸の先端側からローラの周面までをカップ状の覆体10で覆うとともに、この覆体の内側にグリースを圧送することにより前記軸受部にグリースを浸潤させることを特徴とするグリース充填方法。
- トリポード部材またはバイポード部材の脚軸とこの脚軸に装着されたローラとの間に介在する軸受部にグリースを充填するグリース充填装置において、
前記脚軸の先端側からローラの周囲に被冠可能であって複数のグリース噴射口が内側で開口したカップ状の覆体と、
前記覆体に連結されるとともに、前記グリース噴射口に連通されたグリース供給通路およびエアー通路を有する本体と、
前記本体に付設されて前記グリース供給通路およびエアー通路を開閉するトリガーとを備え、
前記トリガーの操作によりグリースをエアー圧で圧送して前記覆体のグリース噴射口から噴射するようにしたことを特徴とするグリース充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006120865A JP2007292204A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 等速自在継手の軸受部に対するグリース充填方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2007292204A true JP2007292204A (ja) | 2007-11-08 |
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ID=38763010
Family Applications (1)
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JP2006120865A Withdrawn JP2007292204A (ja) | 2006-04-25 | 2006-04-25 | 等速自在継手の軸受部に対するグリース充填方法および装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007292204A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2058833A2 (en) | 2007-11-09 | 2009-05-13 | Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha | Light-emitting apparatus |
CN117145883A (zh) * | 2023-10-31 | 2023-12-01 | 万向钱潮股份公司 | 一种用于外球笼的防溢注脂装置及外球笼 |
-
2006
- 2006-04-25 JP JP2006120865A patent/JP2007292204A/ja not_active Withdrawn
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CN117145883A (zh) * | 2023-10-31 | 2023-12-01 | 万向钱潮股份公司 | 一种用于外球笼的防溢注脂装置及外球笼 |
CN117145883B (zh) * | 2023-10-31 | 2024-01-16 | 万向钱潮股份公司 | 一种用于外球笼的防溢注脂装置及外球笼 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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