JP2007290448A - 車両用空調装置およびアスピレータ - Google Patents
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Abstract
【課題】温度センサと湿度センサを装備する場合に、よりコンパクトに構成することができ、かつより検出精度を向上することができる車両用空調装置を得る。
【解決手段】アスピレータ(5)と、空気の温度を検出する温度センサ(13)と、空気の湿度を検出する湿度センサ(6)と、を備えた車両用空調装置において、湿度センサ(6)をアスピレータ(5)に設ける一方、温度センサ(13)を、アスピレータ(5)より空気通路上流側に位置する別の部品としての導入ダクト(2)に設けた。
【選択図】図1
【解決手段】アスピレータ(5)と、空気の温度を検出する温度センサ(13)と、空気の湿度を検出する湿度センサ(6)と、を備えた車両用空調装置において、湿度センサ(6)をアスピレータ(5)に設ける一方、温度センサ(13)を、アスピレータ(5)より空気通路上流側に位置する別の部品としての導入ダクト(2)に設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用空調装置および当該空調装置で用いられるアスピレータに関する。
オートエアコン等の空調装置が装備される車両には、車室内の空気の温度を計測する内気温センサ、外気温度を計測する外気温センサ、車室内の空気の湿度を計測する湿度センサ、日射量を計測する日射量センサ等の種々のセンサが設けられる場合がある。
その一例として、下記特許文献1には、インストルメントパネルに設けた導入口からホースを介してアスピレータに内気を導入するように構成するとともに、当該導入口を形成した部分に、内気センサおよび湿度センサを有する温湿度検出装置を設けた空調装置が開示されている。
特開2000−351312号公報
しかしながら、上記空調装置では、内気センサと湿度センサとを一つの温湿度検出装置に集約して設けた分、温湿度検出装置が大型化してしまい、車両における部品レイアウト上の制約を受けやすくなって、各車種毎に温湿度検出装置の形状や仕様を変更せざるを得なくなり、ひいては、設計の手間が増えたり、製造コストが嵩んだりするという問題が生じる場合があった。
また、温湿度検出装置内で内気センサと湿度センサとが相互に近接して配置されることになるため、内気センサの発熱を受けて湿度センサの検出結果に誤差が生じたりする場合もあった。
そこで、本発明は、温度センサと湿度センサを装備する場合に、よりコンパクトに構成することができ、かつより検出精度を向上することができる車両用空調装置を得ることを目的とする。
本発明にあっては、空調ユニット(4)から取り入れた空気の流動に伴う圧力低下を利用して車室(20)内から所定の空気通路を介して空気を導入するアスピレータ(5)と、空気の温度を検出する温度センサ(13)と、空気の湿度を検出する湿度センサ(6)と、を備えた車両用空調装置において、前記湿度センサ(6)をアスピレータ(5)に設ける一方、前記温度センサ(13)を、当該アスピレータ(5)より空気通路上流側に位置する別の部品(2)に設けたことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、温度センサをアスピレータに設け、湿度センサをアスピレータより上流側の別の部品に設けたため、温度センサと湿度センサとが一つの装置内に集約されることに伴う装置の大型化や、センサ同士の相互作用による検出誤差を、抑制することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる車両用空調装置が設けられた車両前部の側面図、図2は、アスピレータの断面図、図3は、湿度センサの概略構成を示す図、図4は、アスピレータの入口筒を示す図であって、(a)は湿度センサを取り付けた状態を示す外観図、(b)は(a)のA−A断面図、図5は、本実施形態の変形例にかかるアスピレータの入口筒を示す図であって、(a)は湿度センサを取り付けた状態を示す外観図、(b)は(a)のA−A断面図である。
図1に示すように、車両のインストルメントパネル1には開口を備えた略筒状の導入ダクト2が設けられており、この導入ダクト2はホース3を介して空調ユニット(HVAC−UNIT)4に付設されたアスピレータ5に接続されている。そして、かかる構成において、アスピレータ5内で、空調ユニット4から取り入れた空気の流動を利用して負圧を生じさせ、この負圧を利用して、車室20内の空気(内気)を、導入ダクト2およびホース3内の空気通路を介してアスピレータ5内に導入するようになっており、さらに、この導入された内気に対して、アスピレータ5に設けた湿度センサ6によって、湿度を検出するようになっている。また、導入ダクト2には、その内部の空気通路に臨ませるようにして、温度センサ(内気温センサ)13が設けられており、この温度センサ13によって内気温を検出するようになっている。なお、7は、フロントウインドウパネルである。
アスピレータ5は、例えば樹脂により形成されており、図2に示すように、空調ユニット4から空気を取り入れる空気取入筒5aと、ホース3の端部3aが外嵌されて当該ホース3内から空気(内気)を導入する入口筒5bと、アスピレータ5内に導入された空気を外に排出する出口筒5cとを備え、入口筒5bと出口筒5cとがほぼ一直線状に配列されるとともに、当該直線とほぼ直交するように空気取入筒5aが接続され、全体として略T字状の外観を呈している。
そして、空気取入筒5aと出口筒5cとは略直角に折れ曲がる状態で連設されて一連の空気通路が形成されるとともに、入口筒5bの下流端部に連設された僅かに先細の接続ノズル5dの先端部が隙間を持って出口筒5c内に挿入された状態に形成され、かかる構成により、空気取入筒5aから出口筒5cに至る空気通路の略中央部に、入口筒5bからの空気通路が合流するようになっている。
したがって、空調ユニット4から排出された空気は、空気取入筒5aを通り、さらに、接続ノズル5dの先端部と出口筒5cとの間の絞られた隙間を通って出口筒5c内に流入することになるが、この空気の流動に伴って、出口筒5c内(すなわち接続ノズル5dの下流側)において圧力低下(負圧)が生じる。本実施形態では、この圧力低下を利用して、車室20内の空気(内気)を、導入ダクト2およびホース3内の空気通路を介してアスピレータ5内に導入している。
ここで、空気取入筒5aの先端部は空調ユニット4の外壁4aに設けられた開口4b内に挿入されるとともに、当該先端部の外周に設けられた環状のフランジ5fは外壁4aに突き当てられており、この状態で空気取入筒5aが空調ユニット4に取り付けられている。
また、入口筒5bの先端部の端縁外周には環状の突起5eを形成して、ホース3が抜けないようにしてある。
さらに、図4の(b)にも示すように、入口筒5bの周壁の一部に略平坦な矩形状領域として取付壁部5gが形成されており、この取付壁部5gの略中央部に開口5hが形成されている。
そして、湿度センサ6は、図2に示すように、フランジ部6aとその略中央部から突出する本体部6bとを備えており、本体部6bが開口5h内に挿入されるとともにフランジ部6aが取付壁部5gの外面に突き当てられた状態で、入口筒5bに筒外から装着される。かかる構成により、本体部6bが開口5hを通じて筒内に露出した状態が得られる。なお、8はケーブルである。
この湿度センサ6は、例えば非加熱型のセラミック湿度センサとして構成することができ、図3に示すように、センサ回路部9と検出部10とを備え、検出部10による検出湿度をセンサ回路部9によって電圧の一次関数に変換し、湿度変化を電圧変化として出力するように構成することができる。なお、11,12は端子である。
ここで、図4を参照して、湿度センサ6の取付構造についてより詳細に説明する。
入口筒5bに形成された取付壁部5g上には、間隙をあけて一対の嵌合爪部5i,5iが突設されて所謂スナップフィット機構が形成されており、これら嵌合爪部5i,5iによって湿度センサ6(のフランジ部6aの一対の端縁)が係止されている。すなわち、嵌合爪部5i,5iの先端部の内側面は、先端側に向かうにつれて外側に向かう傾斜面となっており、湿度センサ6(フランジ部6a)を嵌合爪部5i,5iの先端部側から押し当てることで嵌合爪部5i,5iの間隔が弾性的に押し拡げられるとともに、当該湿度センサ6が取付壁部5gの外面に当接する位置まで押し込まれると嵌合爪部5i,5iが内側に戻り、かくして、嵌合爪部5i,5iによって湿度センサ6が係止された状態が得られる。この場合、フランジ部6aと取付壁部5gとの間に適宜ガスケットやパッキンを挟む等して、シール性を向上させることができる。
また、図5は、湿度センサ6の取付構造の変形例を示す。この例では、アスピレータ5Aの入口筒bの取付壁部5g上を覆うように、薄肉化した易屈曲部5mを介して接離可能に接続された蓋部5kを設け、この蓋部5kにより、本体部6bが開口5h内に挿入されるとともにフランジ部6aが取付壁部5gの外面に突き当てられた状態に配置された湿度センサ6を、その裏面側から覆うようにしている。さらに、蓋部5kにおいて易屈曲部5mの反対側となる端部には、爪部5nを設ける一方、取付壁部5g側にも対応する爪部5jを設けておき、これら爪部5n,5j同士を係止させることで、蓋部5kが閉じた状態で固定され、この蓋部5kによって湿度センサ6を取付壁部5gに押さえつけるようにしてある。
以上の本実施形態によれば、アスピレータ5と、温度を検出する温度センサ13と、湿度を検出する湿度センサ6と、を備えた車両用空調装置において、湿度センサ6をアスピレータ5に設ける一方、温度センサ13を、当該アスピレータ5より空気通路上流側に位置する別の部品としての導入ダクト2に設けたため、温度センサ13と湿度センサ6とが一つの装置内に集約されることに伴う当該装置の大型化や、センサ同士の相互作用による検出誤差を抑制することができる。
特に、温度センサ13を湿度センサ6の上流側、すなわちより車室20に近い側に設けることで、車室20内の温度をより精度良く検出することができるという利点がある。さらに、湿度センサ6をアスピレータ5に設けたため、ホース3内を通過した後に乱れが落ち着き比較的安定した流れとなった空気流に対して湿度を検出することができる分、湿度の検出精度も向上することができる。
また、この場合、本実施形態のように、温度センサ13を、インストルメントパネル1に取り付けた導入ダクト2に設けるようにすれば、比較的簡単に温度センサ13を装備することができる。この場合、導入ダクト2には比較的小型の温度センサ13のみが装備されることになるため、従来のように導入ダクトに温度センサと湿度センサの双方が装備されていた場合に比べて導入ダクト2をより小型化することができ、当該導入ダクト2をレイアウトしやすくなる上、車種間での共用可能性を高めてコスト削減に資するという利点もある。
また、本実施形態では、湿度センサ6を、アスピレータ5の入口筒5bの取付壁部5gに形成した開口5hから筒内に露出させた状態で筒外から取り付けるようにしたため、製造時やメンテナンス時における湿度センサ6の取り付けおよび取り外しを容易に行うことができて、当該作業の手間を減らして作業コストを抑制することができるという利点がある。特に、空調ユニット4にアスピレータ5を取り付けた後に湿度センサ6を装備することも可能となるため、製造時における湿度センサ6の取付工程の設定自由度が高くなって、製造のタクトタイム短縮につながるという利点もある。
また、本実施形態では、アスピレータ5に、湿度センサ6をワンタッチで装着することができるスナップフィット機構(嵌合爪部5i,5iや爪部5n,5j)を設けたため、ネジ等を用いて取り付ける場合に比べて部品点数を減らし、かつ作業の手間を減らして、製造コストをより一層低く抑えることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。例えば、温度センサを導入ダクト以外の部品に取り付けるようにしてもよいし、アスピレータの具体的な構成等も適宜に変更可能である。
1 インストルメントパネル
2 導入ダクト(別の部品)
3 ホース
4 空調ユニット
5 アスピレータ
5b 入口筒
5g 取付壁部(側壁)
5h 開口
6 湿度センサ
13 温度センサ
20 車室
2 導入ダクト(別の部品)
3 ホース
4 空調ユニット
5 アスピレータ
5b 入口筒
5g 取付壁部(側壁)
5h 開口
6 湿度センサ
13 温度センサ
20 車室
Claims (4)
- 空調ユニット(4)から取り入れた空気の流動に伴う圧力低下を利用して車室(20)内から所定の空気通路を介して空気を導入するアスピレータ(5)と、空気の温度を検出する温度センサ(13)と、空気の湿度を検出する湿度センサ(6)と、を備えた車両用空調装置において、
前記湿度センサ(6)をアスピレータ(5)に設ける一方、前記温度センサ(13)を、当該アスピレータ(5)より空気通路上流側に位置する別の部品(2)に設けたことを特徴とする車両用空調装置。 - 前記アスピレータ(5)は、前記空気通路を形成するホース(3)が接続される入口筒(5b)を備え、
前記湿度センサ(6)を、前記入口筒(5b)の側壁(5g)に形成した開口(5h)から筒内に露出させた状態で筒外から取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 前記ホース(3)の上流端が接続されるとともにインストルメントパネル(1)に取り付けられる導入ダクト(2)を備え、
前記温度センサ(13)を、前記導入ダクト(2)に取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の車両用空調装置。 - 請求項2または3に記載の車両用空調装置に用いられ、前記空気通路を形成するホース(3)が接続される入口筒(5b)を備えるアスピレータ(5)であって、
前記入口筒(5b)の側壁(5g)に開口(5h)が形成され、前記湿度センサ(6)を当該開口(5h)から筒内に露出させた状態で筒外から取り付けられるように構成されたことを特徴とするアスピレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006118421A JP2007290448A (ja) | 2006-04-21 | 2006-04-21 | 車両用空調装置およびアスピレータ |
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Publications (1)
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JP2007290448A true JP2007290448A (ja) | 2007-11-08 |
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Family Applications (1)
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JP2006118421A Pending JP2007290448A (ja) | 2006-04-21 | 2006-04-21 | 車両用空調装置およびアスピレータ |
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JP (1) | JP2007290448A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020066338A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 株式会社デンソー | 車両用粉塵計測装置 |
EP3656273A4 (en) * | 2017-07-21 | 2020-07-22 | Foshan Shunde Midea Washing Appliances Mfg. Co., Ltd. | FAN DEVICE AND DISHWASHER |
-
2006
- 2006-04-21 JP JP2006118421A patent/JP2007290448A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3656273A4 (en) * | 2017-07-21 | 2020-07-22 | Foshan Shunde Midea Washing Appliances Mfg. Co., Ltd. | FAN DEVICE AND DISHWASHER |
JP2020066338A (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 株式会社デンソー | 車両用粉塵計測装置 |
WO2020084911A1 (ja) * | 2018-10-24 | 2020-04-30 | 株式会社デンソー | 車両用粉塵計測装置 |
JP7017136B2 (ja) | 2018-10-24 | 2022-02-08 | 株式会社デンソー | 車両用粉塵計測装置 |
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