JP2007288721A

JP2007288721A - 通信装置および誤り検出方法

Info

Publication number: JP2007288721A
Application number: JP2006116588A
Authority: JP
Inventors: Takuya Yamazaki; 卓也山崎; Jiyunsei Yamaguchi; 順靖山口; Kazuaki Ishioka; 和明石岡
Original assignee: Mitsubishi Electric Corp
Current assignee: Mitsubishi Electric Corp
Priority date: 2006-04-20
Filing date: 2006-04-20
Publication date: 2007-11-01

Abstract

【課題】さらなる誤り検出精度の向上を実現可能な通信装置を得ること。
【解決手段】本発明にかかる通信装置は、誤り訂正方式としてＬＤＰＣ符号を採用する通信装置であって、たとえば、ＬＤＰＣ復号部（２２）が、復調データに対して誤り訂正およびパリティチェックを行い、ＣＲＣ処理部（２３）が、復号データに対してＣＲＣによるパリティチェックを行い、誤り判定部（２４）が、ＬＤＰＣ復号部（２２）によるチェック結果および／またはＣＲＣ処理部（２３）によるチェック結果に基づいて受信データの誤りを判定する。
【選択図】図１

Description

本発明は、パリティチェックを行う受信側の通信装置および誤り検出方法に関するものであり、特に、ＬＤＰＣ符号化／復号を採用する無線通信システムを構成する通信装置および誤り検出方法に関するものである。

従来、Ｗ−ＣＤＭＡ無線通信システムの受信機における受信データ（transport block）の誤り検出方式として、ＣＲＣ（Cyclic Redundancy Check）のパリティチェックが用いられている（下記非特許文献１参照）。ＣＲＣは、送信データに対して冗長的な検査データを付加することによって受信側によりデータの誤りを検出することを可能とする誤り検出方法である。

3GPP TS25.212 Ver6.7.0 4.2.1章

しかしながら、ＣＲＣのパリティチェックでは、たとえば、ＣＲＣ１６の場合、ランダムなデータをＣＲＣのパリティチェックに入力した場合であっても全ての入力データが“０”のケースが１／６５５３６の確率で発生し、その場合、「誤り無し」と判定されてしまう。そのため、実際には、「transport block」に誤りが発生している場合であっても、ＣＲＣのパリティチェック結果が「誤り無し」と判定されてしまう誤検出が発生する。

本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、さらなる誤り検出精度の向上を実現可能な通信装置および誤り検出方法を得ることを目的とする。

上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる通信装置は、誤り訂正方式としてＬＤＰＣ符号を採用する通信装置であって、復調データに対して誤り訂正およびパリティチェックを行うＬＤＰＣ復号手段と、復号データに対してＣＲＣによるパリティチェックを行うＣＲＣ処理手段と、前記ＬＤＰＣ復号手段によるチェック結果および／または前記ＣＲＣ処理手段によるチェック結果に基づいて受信データの誤りを判定する誤り判定手段と、を備えることを特徴とする。

この発明によれば、２重にパリティチェックを行うこととしたので、誤り検出精度のさらなる向上を実現することができる、という効果を奏する。

以下に、本発明にかかる通信装置および誤り検出方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。

実施の形態１．
図１は、本発明にかかる誤り検出方法を実現するための無線通信システムの構成を示す図であり、送信機１は、送信データを生成するデータ生成部１１，ＣＲＣパリティビットを付加するＣＲＣ付加部１２，ＬＤＰＣ符号化を行うＬＤＰＣ符号部１３，送信データに対して多値変調処理を行う変調部１４を備え、受信機２は、受信データを復調する復調部２１，受信データに対する誤り訂正およびパリティチェックを行うＬＤＰＣ復号部２２，受信データに対してＣＲＣパリティチェックを行うＣＲＣ処理部２３，ＬＤＰＣ復号部２２によるパリティチェック結果およびＣＲＣ処理部２３によるパリティチェック結果をもとに対象とする受信データの誤りを判定する誤り判定部２４，データ処理部２５を備えている。

つづいて、ＣＲＣ１６，符号化率＝１／２，１６ＱＡＭとした場合の送信機１および受信機２の動作を説明する。図２は、ＣＲＣ１６，符号化率＝１／２，１６ＱＡＭとした場合のデータフローの一例を示す図である。

まず、送信機１では、ＣＲＣ付加部１２が、データ生成部１１にて生成された送信データ（Ｄ１）に対してＣＲＣパリティビット１６ビットを付加する（Ｄ２）。つぎに、ＬＤＰＣ符号部１３が、ＬＤＰＣ符号化を行う。これにより、出力データサイズが入力データサイズの２倍となる（Ｄ３）。つぎに、変調部１４が、符号語に対して、４ビット毎に１６ＱＡＭ変調処理を行い、変調信号を受信機へ出力する。

図３は、受信機２内部のデータフローを示す図である。まず、復調部２１が、受信データ（Ｄ１１）に対して、４ビット毎の復調処理を行う（Ｄ１２）。つぎに、ＬＤＰＣ復号部２２が、Ｄ１２に対する復号処理およびパリティチェックを行う。復号後のデータは、入力データサイズの１／２となる（Ｄ１３）。つぎに、ＣＲＣ処理部２３が、Ｄ１３に対してＣＲＣパリティチェックを行い、データ誤りの有無を検出し、さらに、データに付加されているパリティビット（１６ビット）を除去する（Ｄ１４）。

つづいて、図４のフローを用いて、受信機２による誤り判定処理を具体的に説明する。図４は、実施の形態１の誤り判定処理フローの一例を示す図である。

本実施の形態においては、まず、上記のように、復調部２１による復調処理（ステップＳ１）、ＬＤＰＣ復号部２２による誤り訂正処理（ステップＳ２）およびパリティチェック（ステップＳ３）、ＣＲＣ処理部２３によるパリティチェック（ステップＳ４）を行う。

そして、ステップＳ３によるパリティチェックまたはステップＳ４によるパリティチェックのいずれか一方のパリティチェック結果がＮＧである場合（ステップＳ５，ＮｏまたはステップＳ６，Ｎｏ）、誤り判定部２４では、受信データが誤りであると判定し（ステップＳ９）、その受信データを破棄し（ステップＳ１０）、判定処理を終了する（ステップＳ１１）。

一方、ステップＳ３によるパリティチェックまたはステップＳ４によるパリティチェックの両方のパリティチェック結果がＯＫである場合（ステップＳ５，ＹｅｓかつステップＳ６，Ｙｅｓ）、誤り判定部２４では、「データ誤り無し」と判定し（ステップＳ７）、データ処理部２５へ受信データを転送し（ステップＳ８）、判定処理を終了する（ステップＳ１１）。

このように、本実施の形態においては、上記のように、ＬＤＰＣ復号部２２（ステップＳ３）とＣＲＣ処理部２３（ステップＳ４）において、２重にパリティチェックを行い、それらの結果に基づいて誤り判定を行うこととした。これにより、ＣＲＣパリティチェックによりエラーを検出できない場合であっても、ＬＤＰＣ復号部２２によるチェックにてエラーを検出できるようになるため、誤り検出精度のさらなる向上を実現することができる。

実施の形態２．
つづいて、実施の形態２の動作について説明する。なお、無線通信システムの構成については、前述した実施の形態１の図１と基本的に同様であるが、ＬＤＰＣ復号部２２の出力信号がＣＲＣ処理部２３と誤り判定部２４の両方に入力されている点のみが異なっている（図示せず）。ここでは、前述した実施の形態１と異なる動作についてのみ説明する。

図５は、実施の形態２の誤り判定処理フローの一例を示す図である。実施の形態２では、まず、復調部２１による復調処理（ステップＳ１）、ＬＤＰＣ復号部２２による誤り訂正処理（ステップＳ２）およびパリティチェック（ステップＳ３）を行う。

そして、ステップＳ３によるパリティチェックの結果がＮＧの場合（ステップＳ５，Ｎｏ）、ＣＲＣ処理部２３によるパリティチェックを行わずに、誤り判定部２４が、受信データが誤りであると判定し（ステップＳ９）、その受信データを破棄し（ステップＳ１０）、判定処理を終了する（ステップＳ１１）。

また、ステップＳ３によるパリティチェックの結果がＯＫの場合は（ステップＳ５，Ｙｅｓ）、つづいて、ＣＲＣ処理部２３によるパリティチェックを行う（ステップＳ４）。

そして、ステップＳ４によるパリティチェックの結果がＮＧの場合は（ステップＳ６，Ｎｏ）、誤り判定部２４が、受信データが誤りであると判定し（ステップＳ９）、その受信データを破棄し（ステップＳ１０）、判定処理を終了する（ステップＳ１１）。一方、ステップＳ４によるパリティチェックの結果がＯＫの場合は（ステップＳ６，Ｙｅｓ）、誤り判定部２４が、「データ誤り無し」と判定し（ステップＳ７）、データ処理部２５へ受信データを転送し（ステップＳ８）、判定処理を終了する（ステップＳ１１）。

このように、本実施の形態においては、ＬＤＰＣ復号部２２によるパリティチェックの結果がＯＫのときにだけ、ＣＲＣパリティチェックを行うこととした。これにより、前述の実施の形態１と同様の効果が得られるとともに、さらに処理量を削減することができる。

以上のように、本発明にかかる通信装置および誤り検出方法は、パリティチェックを行う受信機に有用であり、特に、ＬＤＰＣ符号化／復号を採用する無線通信システムを構成する受信機に適している。

本発明にかかる誤り検出方法を実現するための無線通信システムの構成を示す図である。送信機内部のデータフローの一例を示す図である。受信機内部のデータフローの一例を示す図である。実施の形態１の誤り判定処理フローの一例を示す図である。実施の形態２の誤り判定処理フローの一例を示す図である。

符号の説明

１送信機
２受信機
１１データ生成部
１２ＣＲＣ付加部
１３ＬＤＰＣ符号部
１４変調部
２１復調部
２２ＬＤＰＣ復号部
２３ＣＲＣ処理部
２４誤り判定部
２５データ処理部

Claims

誤り訂正方式としてＬＤＰＣ符号を採用する通信装置であって、
復調データに対して誤り訂正およびパリティチェックを行うＬＤＰＣ復号手段と、
復号データに対してＣＲＣによるパリティチェックを行うＣＲＣ処理手段と、
前記ＬＤＰＣ復号手段によるチェック結果および／または前記ＣＲＣ処理手段によるチェック結果に基づいて受信データの誤りを判定する誤り判定手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。
誤り訂正方式としてＬＤＰＣ符号を採用する通信装置による誤り検出方法であって、
復調データに対して誤り訂正およびパリティチェックを行うＬＤＰＣ復号ステップと、
復号データに対してＣＲＣによるパリティチェックを行うＣＲＣ処理ステップと、
前記ＬＤＰＣ復号ステップの実行により得られるチェック結果、前記ＣＲＣ処理ステップの実行により得られるチェック結果、の少なくともいずれか一方で誤りが検出された場合に、受信データに誤りがあると判定し、一方、両方のチェック結果において誤りが検出されなかった場合に、受信データに誤りがないと判定する誤り判定ステップと、
を含むことを特徴とする誤り検出方法。
誤り訂正方式としてＬＤＰＣ符号を採用する通信装置による誤り検出方法であって、
復調データに対して誤り訂正およびパリティチェックを行うＬＤＰＣ復号ステップと、
前記ＬＤＰＣ復号ステップの実行により誤りが検出された場合に、受信データに誤りがあると判定する第１の誤り判定ステップと、
前記ＬＤＰＣ復号ステップの実行により誤りが検出されなかった場合に、復号データに対してＣＲＣによるパリティチェックを行うＣＲＣ処理ステップと、
前記ＣＲＣ処理ステップの実行により誤りが検出された場合に、受信データに誤りがあると判定し、前記ＣＲＣ処理ステップの実行により誤りが検出されなかった場合に、受信データに誤りがないと判定する第２の誤り判定ステップと、
を含むことを特徴とする誤り検出方法。