JP2007287285A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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謙司 永冨
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Abstract

【課題】Bragg回折型液晶素子を対物レンズの切り替え手段として用いながら、光路変更手段として偏光ビームスプリッタを用いることができる光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bを貼り合わせてスイッチングミラー104を構成する。P偏光用液晶素子104aは偏光ビームスプリッタ103を透過した入射レーザ光(P偏光)に対して回折作用を付与するBragg回折縞を有し、S偏光用液晶素子104bはλ/4板106によって偏光方向が回転された反射レーザ光(S偏光)に対して回折作用を付与するBragg回折縞を有する。印加電圧がOFFのとき、入射レーザ光と反射レーザ光は、それぞれ、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bによって反射される。印加電圧がONのとき、入射レーザ光と反射レーザ光は、それぞれ、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bを透過する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光ピックアップ装置に関するものであり、特に、2つ以上の対物レンズが配された互換型の光ピックアップ装置に用いて好適なものである。
基板厚の異なる数種のディスクに対応可能な互換型光ピックアップでは、2つ以上の対物レンズを用いる方式が考えられる。この場合、レーザ光を何れの対物レンズに導くかを適宜設定できる構成が光学系内に必要となる。この構成として、たとえば、以下の特許文献1に示す構成を用いることができる。
図11に、特許文献1に係る発明の構成例を示す。図において、10は光ユニット、20は光路変換ユニット、30はミラー、40は第1対物レンズ50と第2対物レンズ60を保持するホルダー、70はホルダー40をフォーカス方向とトラッキング方向に駆動するアクチュエータである。
光路変換ユニット20がオフのとき、光ユニット10から入射されるレーザ光は、光路変換ユニット20によって回折され、第1対物レンズ50に入射される。このとき、ディスクからの反射光は、ディスクへの入射時と同様、光路変換ユニット20によって回折され、光ユニット10へと導かれる。
光路変換ユニット20がオンのとき、光ユニット10から入射されるレーザ光は、光路変換ユニット20にて回折されず、ミラー30へと導かれ、第2対物レンズ60に入射される。このとき、ディスクからの反射光は、ディスクへの入射時と同様、光路変換ユニット20にて回折されず、光路変換ユニット20を透過して、光ユニット10へと導かれる。
ここで、光路変更ユニット20は、電気的にスイッチング可能なブラッググレーティング(Electrically Switchable Bragg Grating:ESBG)にて構成されている。光路変換ユニット20内には微細液晶粒子が充填されており、この微細液晶粒子中に、所定のパターンにてポリマーが定着されている。なお、ESBGの構成は、たとえば、以下の特許文献2にも示されている。
光路変換ユニット20に電圧が印加されていないとき(電圧オフ)、光路変換ユニット20内に充填された微細液晶粒子の屈折率と、この微細液晶粒子中に定着されたポリマーの屈折率に差が生じ、液晶中に、ポリマーの定着パターンに応じたBragg干渉縞(体積ホログラム構造)が生じる。この場合、光路変更ユニット20に入射されたレーザ光は、Bragg干渉縞によって回折を受け、その進行方向が第1対物レンズ50方向に向けられる。
光路変換ユニット20に電圧が印加されているとき(電圧オン)、光路変換ユニット20内に充填された微細液晶粒子の屈折率と、この微細液晶粒子中に定着されたポリマーの屈折率が同一となる。このため、液晶層中に、ポリマーの定着パターンに応じたBragg干渉縞(体積ホログラム構造)は生じず、その結果、光路変更ユニット20に入射されたレーザ光は、光路変更ユニット20によって回折されることなく、ミラー30方向へ直進する。
特開2006−24351号公報 米国公開特許公報US2005/0237589 A1
一般に、Bragg回折縞(体積ホログラム構造)は偏光依存性が高いため、図11の構成を用いる場合には、光ユニット10側から光路変更ユニット20に入射するときのレーザ光の偏光方向と、ディスク側から光路変更ユニット20に入射するときのレーザ光の偏光方向を一致させておく必要がある。
しかし、その一方、既存の光ピックアップ装置では、レーザ光の有効利用から、ディスクからの反射光を光検出器へと導くための手段として偏光ビームスプリッタを用いる場合が多く、この場合には、光路変更ユニット20と第1対物レンズ50の間にλ/4板を配置する必要がある。ところが、このようにλ/4板を配置すると、ディスク側から光路変更ユニット20に入射するときのレーザ光の偏光方向が、光ユニット10側から光路変更ユニット20に入射するときのレーザ光の偏光方向に対して90度回転することとなり、このため、何れか一方のレーザ光に対して、光路変更ユニット20による回折作用を付与できなくなるとの結果を招いてしまう。この理由から、特許文献1に記載の発明によれば、ディスクからの反射光を光検出器へと導くための手段として偏光ビームスプリッタを用いることができないとの問題が生じる。
この問題は、特に、出射レーザパワーが微弱な青色波長(400nm程度)のレーザ光を用いる場合に顕著となる。すなわち、特許文献1の発明では、ディスクからの反射光を光検出器へと導くための手段としてハーフミラー等を用いなければならなくなり、このため、半導体レーザから出射されたレーザ光がハーフミラー通過時にパワー減衰を受け、十分な強度のレーザ光をディスク上に照射できないとの問題が生じる。
本発明は、かかる問題を解消するためになされたものであり、電気的にスイッチング可能なブラッググレーティング(ESBG)を対物レンズの切り替え手段として用いながら、同時に、光検出器へとレーザ光を導くための光路変更手段として偏光ビームスプリッタを用いることができる光ピックアップ装置を提供することを課題とする。
また、本発明は、電気的にスイッチング可能なブラッググレーティング(ESBG)を対物レンズの切り替え手段として用いながら、同時に、このブラッググレーティングにて、記録媒体からの反射光を光検出器へと導くことができる光ピックアップ装置を提供することを課題とする。
上記課題に鑑み本発明は、以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、光ピックアップ装置において、レーザ光を出射する光源と、記録媒体によって反射されたレーザ光を光検出器に導く偏光ビームスプリッタと、前記記録媒体側から前記偏光ビームスプリッタに入射する際の前記レーザ光の直線偏光方向を前記光源側から前記偏光ビームスプリッタに入射する際の前記レーザ光の直線偏光方向に対して回転させるλ/4板と、前記偏光ビームスプリッタと前記λ/4板の間に配されるとともに電圧の印加および非印加に応じて前記レーザ光を反射する状態と前記レーザ光を透過する状態に切り替えられる光学素子と、前記光学素子によって反射された前記レーザ光が入射される第1の対物レンズと、前記光学素子を透過したレーザ光が入射される第2の対物レンズを備え、前記光学素子は、前記λ/4板によって直線偏光方向が回転される前の前記レーザ光に対して回折による反射作用を発現する第1のBragg回折型液晶素子と、前記λ/4板によって直線偏光方向が回転された後の前記レーザ光に対して回折による反射作用を発現する第2のBragg回折型液晶素子を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、レーザ光を出射する光源と、記録媒体によって反射されたレーザ光を受光する光検出器と、前記記録媒体側から反射された前記レーザ光の直線偏光方向を前記光源側から前記記録媒体に入射する際の前記レーザ光の直線偏光方向に対して回転させるλ/4板と、前記光源および前記光検出器と前記λ/4板の間に配されるとともに電圧の印加および非印加に応じて前記レーザ光を反射する状態と前記レーザ光を透過する状態に切り替えられる光学素子と、前記光学素子によって反射された前記レーザ光が入射される第1の対物レンズと、前記光学素子を透過したレーザ光が入射される第2の対物レンズを備え、前記光学素子は、前記λ/4板によって直線偏光方向が回転される前の前記レーザ光に対して回折による反射作用を発現する第1のBragg回折型液晶素子と、前記λ/4板によって直線偏光方向が回転された後の前記レーザ光に対して回折による反射作用を発現する第2のBragg回折型液晶素子を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の光ピックアップ装置において、前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズは中心軸が互いに平行となるように配され、前記光学素子を透過したレーザ光を、前記光学素子によって反射されたレーザ光と同一方向に反射するミラーをさらに有することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1または2に記載の光ピックアップ装置において、前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズは中心軸が互いに平行となるように配され、前記光学素子によって反射されたレーザ光を、前記光学素子を透過したレーザ光と同一方向に反射するミラーをさらに有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4の何れか一項に記載の光ピックアップ装置において、前記光源は、波長の異なる数種のレーザ光を出射し、前記光学素子は、前記数種のレーザ光のうち所定のレーザ光に対して回折による反射作用を発現するよう構成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の光ピックアップ装置において、前記光源は、波長の異なる数種のレーザ光をそれぞれ出射する複数の半導体レーザを備え、これら半導体レーザからそれぞれ出射されるレーザ光の光路を一つに纏めて前記偏光ビームスプリッタに入射させる光路調整素子をさらに有することを特徴とする。
なお、上記請求項における「光学素子」は実施の形態におけるスイッチングミラー104、130が対応する。また、上記請求項における「光路調整素子」は実施の形態におけるダイクロプリズム126、127が対応する。
なお、請求項1の発明は、図1、図5、図6および図10に示す実施形態にて具現化されている。また、請求項2の発明は、図8に示す実施形態にて具現化されている。また、請求項3の発明は、図1、図5または図10に示す実施形態にて具現化されている。また、請求項4の発明は、図6または図8に示す実施形態にて具現化されている。また、請求項5および6の発明は、図5に示す実施形態にて具現化されている。
ただし、以下の実施の形態は、本発明を特に限定するものではない。
請求項1の発明によれば、第1のBragg回折型液晶素子と第2のBragg回折型液晶素子に対する印加電圧をON/OFF制御することにより、レーザ光が入射される対物レンズを、第1の対物レンズと第2の対物レンズの間で、適宜切り替えることができる。本発明によれば、電気的にスイッチング可能なBragg回折型液晶素子を対物レンズの切り替え手段として用いながら、同時に、光検出器へとレーザ光を導くための光路変更手段として偏光ビームスプリッタを用いることができ、構成の簡素化と、レーザ光の利用効率の向上を図ることができる。
請求項2の発明によれば、第1のBragg回折型液晶素子と第2のBragg回折型液晶素子に対する印加電圧をON/OFF制御することにより、レーザ光が入射される対物レンズを、第1の対物レンズと第2の対物レンズの間で、適宜切り替えることができ、同時に、このBragg回折型液晶素子によって光検出器へとレーザ光を導くことができる。よって、請求項1の発明と同様、レーザ光の利用効率を引き上げることができ、さらに、偏光ビームスプリッタを省略できるため、さらなる構成の簡素化を図ることができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも一つの例示形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。なお、本実施の形態は、基板厚0.6mmのHDDVD(High Definition Digital Versatile Disc)と基板厚0.1mmのBD(ブルーレイディスク)に対応可能な互換型光ピックアップ装置に本発明を適用したものである。
まず、図1に実施の形態に係る光ピックアップ装置の光学系を示す。なお、同図には、便宜上、光ディスク装置側の構成(再生回路301、サーボ回路302、制御回路303)が併せて示されている。
図示の如く、光ピックアップ装置の光学系は、半導体レーザ101と、コリメータレンズ102と、偏光ビームスプリッタ103と、スイッチングミラー104と、ミラー105と、λ/4板106と、ホルダー107と、対物レンズ108、109と、対物レンズアクチュエータ110と、集光レンズ111と、光検出器112を備えている。
半導体レーザ101は、青色波長(400nm程度)のレーザ光を出射する。コリメータレンズ102は、半導体レーザ101から出射されたレーザ光を平行光に変換する。偏光ビームスプリッタ103は、コリメータレンズ102側から入射されるレーザ光を略透過するとともに、スイッチングミラー104側から入射されるレーザ光を反射する。
スイッチングミラー104は、サーボ回路302から電圧が印加されていないとき、偏光ビームスプリッタ103からのレーザ光を対物レンズ108側に反射(回折)するとともに、ディスクからの反射光を偏光ビームスプリッタ103側に反射(回折)する。また、スイッチングミラー104は、サーボ回路302から電圧が印加されているとき、偏光ビームスプリッタ103からのレーザ光を透過してミラー105へと導くともに、ディスクからの反射光を透過して偏光ビームスプリッタ103へと導く。なお、スイッチングミラー104の詳細は、追って詳述する。
ミラー105は、スイッチングミラー104を透過したレーザ光を対物レンズ109側に反射する。λ/4板106は、スイッチングミラー104またはミラー105から入射されるレーザ光を円偏光に変換するとともに、ディスクからの反射光を、ディスクへ入射される際の偏光方向に直交する直線偏光に変換する。これにより、ディスクによって反射されたレーザ光は偏光ビームスプリッタ103によって反射される。
ホルダー107は、対物レンズ108、109を保持する。対物レンズアクチュエータ110は、サーボ回路302からのサーボ信号に応じて、ホルダー107をフォーカス方向およびトラッキング方向に駆動する。これにより、対物レンズ108、109はフォーカス方向およびトラッキング方向に一体的に駆動される。
対物レンズ108は、青色波長のレーザ光を、基板厚0.6mmのHDDVD上に適正に収束できるよう設計されている。また、対物レンズ109は、青色波長のレーザ光を、基板厚0.1mmのBD上に適正に収束できるよう設計されている。
集光レンズ111は、ディスクによって反射された各波長のレーザ光を光検出器112上に収束させる。光検出器112は、受光したレーザ光の強度分布から再生RF信号、フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号を導出するためのセンサーパターンを有している。各センサーからの信号は、再生回路301およびサーボ回路302に出力される。
再生回路301は、光検出器112から受信したセンサー信号を演算処理して再生RF信号を導出し、これを復調して再生データを生成する。
サーボ回路302は、光検出器112から受信したセンサー信号を演算処理してトラッキングエラー信号およびフォーカスエラー信号を導出し、これに基づいてトラッキングサーボ信号およびフォーカスサーボ信号を生成して対物レンズアクチュエータ110に出力する。また、制御回路303からの指令に応じて、スイッチングミラー104に駆動電圧を印加する。制御回路303は、キー入力部(図示せず)からの入力指令等に応じて各部を制御する。
図2は、スイッチングミラー104の詳細を示す図である。
まず、同図(a)を参照して、スイッチングミラー104の構成要素であるブラッグ回折型液晶素子(ESBG)について説明する。なお、同図(a)はブラッグ回折型液晶素子(ESBG)の側断面図である。
ブラッグ回折型液晶素子は、ポリマー分散液晶201を、2つのカバーガラス203とスペーサ204内に封入して形成される。ここで、2つのカバーガラス203の内面にはそれぞれITO膜(透明電極)202形成されている。
ポリマー分散液晶201には、所定のパターンにてポリマー(Bragg回折縞)が定着されている。ここで、ポリマーは、たとえば、2つのカバーガラス203とスペーサ204内に、液晶、モノマー、架橋モノマー、重合開始材を含むプリポリマーを封入し、このプリポリマー内で2つの光を干渉させることにより定着される。プリポリマー内で2つの光を干渉させると、プリポリマー内に明暗の干渉縞が生じる。この干渉縞のうち“明”の領域に、プリポリマー中の光重合性の高いモノマーが引き寄せられてポリマー化し、これにより、プリポリマー中に、干渉縞に応じたポリマーのBragg回折縞(体積ホログラム構造)が定着する。ここで、ポリマーの定着パターンは、レーザ光の進行方向を一定角度だけ変化させる回折作用をレーザ光に付与するパターンとされている。
なお、定着処理の際に露光する光は、Bragg回折縞によって回折させたい波長の光が用いられる。すなわち、本実施の形態では、波長400nm程度の青色波長の光が露光用の光として用いられる。
また、ポリマーの屈折率npと、液晶の屈折率nLCは、ITO膜202を介してポリマー分散液晶201に電圧が印加されていない状態において、nLC≠npとなるよう調整されている。なお、液晶は、ポリマー分散液晶201に電圧が印加されるに応じてその屈折率がポリマーの屈折率に接近するよう配向されている。液晶分子の屈折率nLCは、ポリマー分散液晶201に電圧Vdが印加されたとき、ポリマーの屈折率npに一致する。
ポリマー分散液晶201に電圧が印加されていない状態では、ポリマーと液晶の間に屈折率の差(nLC≠np)が生じるため、ポリマー分散液晶201中に、ポリマーによるBragg回折縞(体積ホログラム構造)が生じる。このため、ポリマー分散液晶201に入射したレーザ光は、Bragg回折縞によって回折作用を受ける。
他方、ポリマー分散液晶201に電圧Vdが印加された状態では、ポリマーと液晶の屈折率が一致する(nLC=np)ため、ポリマー分散液晶201中にポリマーによるBragg回折縞(体積ホログラム構造)は生じない。このため、ポリマー分散液晶201に入射したレーザ光は、Bragg回折縞による回折を受けることなく、ポリマー分散液晶201を透過する。
なお、Bragg回折縞(体積ホログラム構造)は偏光依存性が高いため、図2(a)の構成において、レーザ光の偏光方向が、Bragg回折縞(体積ホログラム構造)にて適正に回折作用が発現される偏光方向(以下、「基準偏光方向」という)に対して大きくずれると、レーザ光に対して、Bragg回折縞による回折作用を適正に付与できなくなる。これに対し、図1に示す光学系では、λ/4板106による作用によって、ディスクから反射されてスイッチングミラー104に入射するレーザ光(以下、「入射レーザ光」という)の偏光方向と、偏光ビームスプリッタ103側からスイッチングミラー104に入射するレーザ光(以下、「反射レーザ光」という)の偏光方向が90度相違しているため、このうち何れか一方のレーザ光の偏光方向をBragg回折縞の基準偏光方向に一致させると、他方のレーザ光には、上述の回折作用が付与されなくなる。
そこで、本実施の形態では、図2(b)に示すように、入射レーザ光用のBragg回折型液晶素子(P偏光用液晶素子)と、反射レーザ光用のBragg回折型液晶素子(S偏光用液晶素子)を個別に準備し、これらを、接着層205にて接着して、スイッチングミラー104が構成されている。
ここで、P偏光用液晶素子は、Bragg回折縞の基準偏光方向が、偏光ビームスプリッタ103を透過した入射レーザ光(P偏光)の偏光方向に整合するよう調整されている。また、S偏光用液晶素子は、Bragg回折縞の基準偏光方向が、λ/4板106によって偏光面が90度回転した反射レーザ光(S偏光)の偏光方向に整合するよう調整されている。なお、P偏光用液晶素子とS偏光用液晶素子からそれぞれレーザ光に付与される回折作用は同一となっている。
図3に、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに電圧が印加されていないときのレーザ光の進行路を示す。
同図(a)に示す如く、偏光ビームスプリッタ103を透過した入射レーザ光(P偏光)は、その偏光方向がP偏光用液晶素子104aの基準偏光方向に整合しているため、P偏光用液晶素子104aによって回折され、その進行路が対物レンズ108方向に変更される。
一方、ディスクから反射された反射レーザ光(S偏光)は、その偏光方向がP偏光用液晶素子104aの基準偏光方向に対して90度回転しているため、同図(b)に示す如く、P偏光用液晶素子104aによる回折作用を受けることなく、S偏光用液晶素子104bに入射する。このとき、反射レーザ光の偏光方向はS偏光用液晶素子104bの基準偏光方向に整合しているため、反射レーザ光は、S偏光用液晶素子104bによって回折され、その進行路が偏光ビームスプリッタ103方向に変更される。
図4に、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bにそれぞれ電圧Vdが印加されているときのレーザ光の進行路を示す。
同図(a)に示す如く、偏光ビームスプリッタ103を透過した入射レーザ光(P偏光)は、まず、P偏光用液晶素子104aに入射するが、この場合、電圧Vdの印加により、P偏光用液晶素子104a中のポリマーと液晶の屈折率が一致するため、P偏光用液晶素子104a中にBragg回折縞(体積ホログラム構造)は生じず、このため、入射レーザ光は、P偏光用液晶素子104aから回折を受けることなく、P偏光用液晶素子104aを透過する。
次に、入射レーザ光は、S偏光用液晶素子104bに入射するが、この場合も、電圧Vdの印加により、S偏光用液晶素子104b中にBragg回折縞(体積ホログラム構造)が生じていないため、入射レーザ光は、S偏光用液晶素子104bによる回折作用を受けることなく、S偏光用液晶素子104bを透過する。なお、入射レーザ光の偏光方向は、S偏光用液晶素子104bの基準偏光方向に対して90度回転しているため、S偏光用液晶素子104bに電圧が印加されていなくとも、S偏光用液晶素子104bから入射レーザ光に回折作用が付与されることはない。
しかして、入射レーザ光は、スイッチングミラー104を透過して、ミラー105へと導かれる。
一方、ディスクから反射された反射レーザ光(S偏光)は、同図(b)に示す如く、まず、S偏光用液晶素子104bに入射するが、電圧Vdの印加により、S偏光用液晶素子104b中のポリマーと液晶の屈折率が一致するため、S偏光用液晶素子104b中にBragg回折縞(体積ホログラム構造)は生じず、このため、反射レーザ光は、S偏光用液晶素子104bから回折を受けることなく、S偏光用液晶素子104bを透過する。
次に、反射レーザ光は、P偏光用液晶素子104aに入射するが、この場合も、電圧Vdの印加により、P偏光用液晶素子104a中にBragg回折縞(体積ホログラム構造)が生じていないため、入射レーザ光は、P偏光用液晶素子104aによる回折作用を受けることなく、P偏光用液晶素子104aを透過する。なお、入射レーザ光の偏光方向は、P偏光用液晶素子104aの基準偏光方向に対して90度回転しているため、P偏光用液晶素子104aに電圧が印加されていなくとも、P偏光用液晶素子104aから入射レーザ光に回折作用が付与されることはない。
しかして、反射レーザ光は、スイッチングミラー104を透過して、偏光ビームスプリッタ103へと導かれる。
このように、本実施例によれば、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに対する印加電圧をON/OFF制御することにより、レーザ光が入射される対物レンズ108、109を適宜切り替えることができる。本実施の形態によれば、電気的にスイッチング可能なBragg回折型液晶素子を対物レンズの切り替え手段として用いながら、同時に、光検出器112へとレーザ光を導くための光路変更手段として偏光ビームスプリッタ103を用いることができる。
なお、本実施の形態では、対物レンズ108、109にそれぞれ青色波長のレーザ光を入射させるようにしたが、各対物レンズに入射させるレーザ光は、これに限定されず、光ピックアップ装置の仕様に応じて適宜変更され得るものである。この場合、対物レンズ108、109は、対応するディスクにレーザ光を適正に収束できるよう設計される。
たとえば、光ピックアップ装置が、BD、HDDVD、DVD(Digital Versatile Disc)およびCD(Compact Disc)の互換型である場合には、たとえば、対物レンズ108をBD用とし、対物レンズ109をHDDVD/DVD/CD用とすることができる。また、これに代えて、対物レンズ108をBD/DVD用とし、対物レンズ109をHDDVD/CD用とすることもできる。あるいは、対物レンズ108をBD/CD用とし、対物レンズ109をHDDVD/DVD用とすることもできる。この他、対物レンズ108をBD/DVD/CD用とし、対物レンズ109をHDDVD用とすることもできる。
図5は、BD/HDDVD/DVD/CD互換型光ピックアップの光学系の一例を示すものである。なお、図1に示す光学系と同一の素子には同一の符号が付されている。
図において、120は、波長780nm程度の赤外波長のレーザ光(CD用)を出射する半導体レーザ、121は、半導体レーザ120から出射されたレーザ光を平行光に変換するコリメータレンズである。122は、波長650nm程度の赤色波長のレーザ光(DVD用)を出射する半導体レーザ、123は、半導体レーザ122から出射されたレーザ光を平行光に変換するコリメータレンズである。124は、波長400nm程度の青色波長のレーザ光(BD/HDDVD用)を出射する半導体レーザ、125は、半導体レーザ124から出射されたレーザ光を平行光に変換するコリメータレンズである。
126は、コリメータレンズ121側から入射されるレーザ光を透過するとともにコリメータレンズ123側から入射されるレーザ光を反射するダイクロプリズムである。127は、ダイクロプリズム126側から入射されるレーザ光を透過するとともにコリメータレンズ125側から入射されるレーザ光を反射するダイクロプリズムである。
128は、赤外波長のレーザ光(CD用)に対してのみ開口制限作用を付与する開口制限素子である。開口制限素子128として、たとえば、回折素子を用いることができる。この回折素子には、赤外波長のレーザ光の外周部が入射する位置に波長選択性の回折パターンが形成されている。このパターンによる回折作用によって、赤外波長のレーザ光のみ外周部を発散させる。
なお、対物レンズ108はBD用とされ、対物レンズ109はHDDVD/DVD/CD用とされている。
同図に示す光学系において、BDに対し記録/再生を行う場合には、半導体レーザ124を点灯させるとともに、スイッチングミラー104内のP偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに対する印加電圧をOFF(印加電圧=0)に設定する。また、HDDVDに対し記録/再生を行う場合には、半導体レーザ124を点灯させるとともに、スイッチングミラー104内のP偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに対する印加電圧をON(印加電圧=Vd)に設定する。
CDまたはDVDに対し記録/再生を行う場合には、半導体レーザ120または122を点灯させるとともに、スイッチングミラー104内のP偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに対する印加電圧をON(印加電圧=Vd)に設定する。
なお、一般に、Bragg回折縞(体積ホログラム構造)は、偏光依存性と波長選択性が高いため、ポリマーの定着に用いたレーザ光の偏光方向および波長と相違するレーザ光には、回折作用を付与せずに、レーザ光をそのまま透過させる。したがって、CDまたはDVD用のレーザ光を用いる場合には、スイッチングミラー104内のP偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに電圧Vdを印加しなくても、レーザ光は、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bによってそれ程大きな回折作用を受けないものと想定される。
このように、CD/DVD用レーザ光がBragg回折縞(体積ホログラム構造)によって大きな影響を受けない場合には、CD/DVD用レーザ光を用いる場合にも、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに対する印加電圧をOFF(印加電圧=0)に設定するようにしても良い。これに対し、CD/DVD用レーザ光がBragg回折縞(体積ホログラム構造)によって不所望な回折作用を受ける場合には、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに対する印加電圧をON(印加電圧=Vd)に設定するようにすると良い。
なお、この場合、HDDVD用レーザ光を透過させるときに印加する電圧Vdと、DVD用レーザ光を透過させるときに印加する電圧Vdと、CD用レーザ光を透過させるときに印加する電圧Vdは、それぞれ異なる可能性がある。
以上、本発明に係る実施例について説明したが、本発明の実施形態は上記のものに限定されるものではない。
たとえば、上記図5に示す構成例では、波長毎に半導体レーザ120、122、124を配置し、ダイクロプリズム126、127にて、各波長のレーザ光の光軸を整合させるようにしたが、同一筐体内から異なる波長のレーザ光を同一方向に出射する半導体レーザを用いて光学系を構成するようにすることもできる。
この場合、図1に示す構成において、半導体レーザ101が、異なる3つの波長のレーザ光を出射する3波長用の半導体レーザに置き換えられる。また、コリメータレンズ102が、これら3つの波長のレーザ光をそれぞれ平行光に変換するものに変更される。なお、このコリメータレンズは、たとえば、各波長のレーザ光に対し色消し効果を実現できるよう、アッベ数と曲率(球面)が調整された複数枚のレンズを貼り合わせて形成され得る。
なお、このように3波長用の半導体レーザを用いる場合には、各波長のレーザ素子の配置ギャップに応じて、レーザ光の光軸間にずれが生じる。したがって、この構成例の場合には、レーザ光の光軸ズレを補正するための光軸補正素子を、たとえばコリメータレンズの直後に配置するようにするのが望ましい。ここで、光軸補正素子は、たとえば、回折格子によって構成することができる。この場合、光軸補正素子には、波長選択性の回折パターンが形成されている。光軸補正素子は、3波長用の半導体レーザから出射されるレーザ光のうち、所定波長のレーザ光の光軸を、回折作用によって、他の波長のレーザ光の光軸に整合させる。
また、上記実施の形態では、印加電圧OFF時にBragg回折縞(体積ホログラム構造)が作用し、印加電圧ON時にBragg回折縞(体積ホログラム構造)が作用しないようスイッチングミラー104を構成したが、これに代えて、印加電圧ON時にBragg回折縞(体積ホログラム構造)が作用し、印加電圧OFF時にBragg回折縞(体積ホログラム構造)が作用しないようスイッチングミラー104を構成するようにすることもできる。この場合、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bのポリマーの屈折率npと液晶の屈折率nLCは、ポリマー分散液晶201に電圧が印加されていない状態において、nLC=npとなるよう調整される。
また、上記実施の形態では、スイッチングミラー104の側方からレーザ光を入射させるようにしたが、図6に示すように、スイッチングミラー104の下方からレーザ光を入射させるようにすることもできる。この場合、たとえば、図7に示すようにP偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bを配置し、対物レンズ108にレーザ光を入射させる際には、同図(a)に示す如く、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに電圧Vdを印加し、対物レンズ109にレーザ光を入射させる際には、同図(b)に示す如く、P偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bに電圧Vdを印加しないようにする。
また、上記実施の形態では、偏光ビームスプリッタ103を用いてレーザ光を光検出器112に導くようにしたが、図8に示すように、スイッチングミラー104に偏向ビームスプリッタ103の機能を兼ねさせることもできる。この場合、たとえば、図9に示すようにP偏光用液晶素子104aとS偏光用液晶素子104bを配置し、対物レンズ108にレーザ光を入射させる際には、同図(a)に示す如く、P偏光用液晶素子104aに電圧Vdを印加するとともにS偏光用液晶素子104bには電圧を印加せず、対物レンズ109にレーザ光を入射させる際には、同図(b)に示す如く、S偏光用液晶素子104bに電圧Vdを印加するとともにP偏光用液晶素子104aには電圧を印加しないようにする。
この構成によれば、スイッチングミラー104は、一方の偏光方向のみを反射するミラーとして働くため、実質的に、偏光ビームスプリッタの機能を兼ねることとなる。その結果、上記実施の形態にて示した偏光ビームスプリッタを別途準備する必要が無くなり、更なる光学系の簡素化を図ることができる。
なお、図8の構成例では、半導体レーザ101を下方に配置し、光検出器112を側方に配置するようにしたが、上記図1の構成と図6の構成の間の変更と同様、図8の構成から、半導体レーザ101を側方に配置し、光検出器112を下方に配置するように変更することもできる。また、図5の場合と同様、異なる波長のレーザ光を用いるようにすることもできる。
さらに、上記実施の形態では、2つの対物レンズを用いる場合を例示したが、3つ以上の対物レンズを使用する場合も同様に本発明を適用できる。たとえば、3つの対物レンズを使用する場合には、図10に示すように、スイッチングミラー104とミラー105の間にスイッチングミラー104を追加し、さらに、対物レンズ109の側方に対物レンズ131を一つ追加するようにすれば良い。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係る光ピックアップ装置の構成例を示す図 実施の形態に係るスイッチングミラーの構成を説明する図 実施の形態に係るスイッチングミラーの作用を説明する図 実施の形態に係るスイッチングミラーの作用を説明する図 実施の形態に係る光ピックアップ装置の変更例を示す図 実施の形態に係る光ピックアップ装置の変更例を示す図 実施の形態の変更例に係るスイッチングミラーの作用を説明する図 実施の形態に係る光ピックアップ装置の変更例を示す図 実施の形態の変更例に係るスイッチングミラーの作用を説明する図 実施の形態に係る光ピックアップ装置のさらなる変更例を示す図 従来例を説明する図
符号の説明
101 半導体レーザ
103 偏光ビームスプリッタ
104 スイッチングミラー
104a P偏光用液晶素子
104b S偏光用液晶素子
105 ミラー
106 λ/4板
108 対物レンズ
109 対物レンズ
112 光検出器
120 半導体レーザ(赤外波長)
122 半導体レーザ(赤色波長)
124 半導体レーザ(青色波長)
126 ダイクロプリズム
127 ダイクロプリズム
130 スイッチングミラー
131 対物レンズ

Claims (6)

  1. レーザ光を出射する光源と、
    記録媒体によって反射されたレーザ光を光検出器に導く偏光ビームスプリッタと、
    前記記録媒体側から前記偏光ビームスプリッタに入射する際の前記レーザ光の直線偏光方向を前記光源側から前記偏光ビームスプリッタに入射する際の前記レーザ光の直線偏光方向に対して回転させるλ/4板と、
    前記偏光ビームスプリッタと前記λ/4板の間に配されるとともに電圧の印加および非印加に応じて前記レーザ光を反射する状態と前記レーザ光を透過する状態に切り替えられる光学素子と、
    前記光学素子によって反射された前記レーザ光が入射される第1の対物レンズと、
    前記光学素子を透過したレーザ光が入射される第2の対物レンズを備え、
    前記光学素子は、
    前記λ/4板によって直線偏光方向が回転される前の前記レーザ光に対して回折による反射作用を発現する第1のBragg回折型液晶素子と、
    前記λ/4板によって直線偏光方向が回転された後の前記レーザ光に対して回折による反射作用を発現する第2のBragg回折型液晶素子を備える、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. レーザ光を出射する光源と、
    記録媒体によって反射されたレーザ光を受光する光検出器と、
    前記記録媒体側から反射された前記レーザ光の直線偏光方向を前記光源側から前記記録媒体に入射する際の前記レーザ光の直線偏光方向に対して回転させるλ/4板と、
    前記光源および前記光検出器と前記λ/4板の間に配されるとともに電圧の印加および非印加に応じて前記レーザ光を反射する状態と前記レーザ光を透過する状態に切り替えられる光学素子と、
    前記光学素子によって反射された前記レーザ光が入射される第1の対物レンズと、
    前記光学素子を透過したレーザ光が入射される第2の対物レンズを備え、
    前記光学素子は、
    前記λ/4板によって直線偏光方向が回転される前の前記レーザ光に対して回折による反射作用を発現する第1のBragg回折型液晶素子と、
    前記λ/4板によって直線偏光方向が回転された後の前記レーザ光に対して回折による反射作用を発現する第2のBragg回折型液晶素子を備える、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズは中心軸が互いに平行となるように配され、
    前記光学素子を透過したレーザ光を、前記光学素子によって反射されたレーザ光と同一方向に反射するミラーをさらに有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 請求項1または2において、
    前記第1の対物レンズと前記第2の対物レンズは中心軸が互いに平行となるように配され、
    前記光学素子によって反射されたレーザ光を、前記光学素子を透過したレーザ光と同一方向に反射するミラーをさらに有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項において、
    前記光源は、波長の異なる数種のレーザ光を出射し、
    前記光学素子は、前記数種のレーザ光のうち所定のレーザ光に対して回折による反射作用を発現するよう構成されている、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項5において、
    前記光源は、波長の異なる数種のレーザ光をそれぞれ出射する複数の半導体レーザを備え、
    これら半導体レーザからそれぞれ出射されるレーザ光の光路を一つに纏めて前記偏光ビームスプリッタに入射させる光路調整素子をさらに有する、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
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