JP2007286384A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】局所的に荷重が加わった際の表示ムラ、及び低温環境下における真空気泡の発生を抑制する。
【解決手段】互いに対向して配置されたTFT基板20a及びカラーフィルタ基板30aと、TFT基板20a及びカラーフィルタ基板30aの間に設けられた液晶層40と、TFT基板20a及びカラーフィルタ基板30aの間に設けられた柱状スペーサとを備えた液晶表示装置50aであって、カラーフィルタ基板30aは、無機材料からなるガラス基板31と、ガラス基板31の一部を露出するように設けられたブラックマトリクス33aとを有し、柱状スペーサは、ガラス基板31のブラックマトリクス33aから露出した部分に設けられた第1スペーサ11aと、その第1スペーサ11aの高さよりも低く設けられた第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aとを有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に、柱状のスペーサによってセルギャップが一定に保持される液晶表示装置に関するものである。
液晶表示装置は、携帯電話やノート型のパーソナルコンピュータなどに広く用いられている。この液晶表示装置は、互いに対向して配置された一対の基板と、それらの両基板の間に設けられた液晶層とを備え、その液晶層を挟むように各基板に設けられた電極の間に電圧を印加することによって、液晶層の配向状態を変化させて画像を表示するように構成されている。
また、液晶表示装置では、上記一対の基板の間にスペーサが設けられ、そのスペーサによって、一対の基板の間隔、すなわち、セルギャップが一定に保持されている。例えば、特許文献1〜3には、柱状スペーサが形成された液晶表示装置またはカラーフィルタが開示されている。
特開平9−73093号公報 特開2003−121857号公報 特開2003−121859号公報
ところで、液晶表示装置では、携帯性の向上や活用分野の拡大のため、軽量化や薄型化が望まれており、その開発が活発に行われている。例えば、液晶表示装置を構成するガラス基板の厚さは、これまで1mm程度が主流であったが、近年、0.5mmを下回るようになってきている。そのため、液晶表示装置は、そのガラス基板の薄厚化によって、益々撓み易くなっている。特に、タッチパネルを備えた液晶表示装置では、その表示画面の表面をタッチすることにより、ガラス基板の表面に局所的に荷重が加わるので、各基板をスペーサで支持していても、ガラス基板の撓みによって、セルギャップが一定に保持されなくなって表示ムラが発生するおそれがある。
また、液晶表示装置には、低温環境下において、液晶層の収縮に対してセルギャップが追随できず真空気泡を発生するという問題もある。具体的に、例えば、−20℃という低温環境下では、液晶層の収縮率が大きいので、セルギャップを一定に保持する柱状スペーサの変形が液晶層の収縮に対して追随できなくなり、一対の基板の間に真空気泡が発生してしまう。この真空気泡は、液晶表示装置が常温環境下に戻されたとしても、無くなることがないので、表示品位を低下させてしまうおそれがある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、局所的に荷重が加わった際の表示ムラ、及び低温環境下における真空気泡の発生を抑制することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、一対の基板の少なくとも一方が無機材料からなる無機表層と、無機表層の一部を露出するように設けられた有機膜とを有し、液晶層の厚さを規定するための柱状スペーサが無機表層の有機膜から露出した部分に設けられた第1スペーサと、第1スペーサの高さよりも低く設けられた第2スペーサとを有しているようにしたものである。
具体的に本発明に係る液晶表示装置は、互いに対向して配置された一対の基板と、上記一対の基板の間に設けられた液晶層と、上記一対の基板の間に設けられ上記液晶層の厚さを規定するための柱状スペーサとを備えた液晶表示装置であって、上記一対の基板の少なくとも一方は、無機材料からなる無機表層と、該無機表層の一部を露出するように設けられた有機膜とを有し、上記柱状スペーサは、上記無機表層の上記有機膜から露出した部分に設けられた第1スペーサと、該第1スペーサの高さよりも低く設けられた第2スペーサとを有していることを特徴とする。
上記構成によれば、柱状スペーサを構成する第2スペーサの高さが同じく柱状スペーサを構成する第1スペーサよりも低くなっているので、一対の基板に対して局所的に荷重が加えられた際に、第1スペーサのみによってその荷重を支えきれなくても、第2スペーサによってその荷重を支えることが可能になり、局所的に荷重が加わった際の表示ムラが抑制され、さらに、低温環境下において液晶層が収縮したとしても、その液晶層の収縮に対して一対の基板の間隔が追随することが可能になり、真空気泡の発生が抑制される。また、第1スペーサが無機表層の有機膜から露出した部分に設けられているので、第1スペーサを有機膜上に設けた場合よりも第1スペーサを高く形成することが可能になり、第1スペーサ、すなわち、柱状スペーサの弾性率が高くなる。そのため、柱状スペーサによってより大きな荷重を支えることが可能になる。
したがって、局所的に荷重が加わった際の表示ムラ、及び低温環境下における真空気泡の発生が抑制される。
表示に寄与する表示領域を有し、上記第2スペーサは、上記表示領域に設けられていてもよい。
上記構成によれば、第2スペーサが表示領域に設けられているので、表示領域に局所的に荷重が加わった際にも、その第2スペーサによって加えられた荷重を支えることが可能になるので、表示ムラが具体的に抑制される。
上記表示領域は、反射表示を行うための反射領域を有し、上記第2スペーサは、上記反射領域に設けられていてもよい。
上記構成によれば、第2スペーサが表示領域の反射領域に設けられているので、反射領域に局所的に荷重が加わった際にも、その第2スペーサによって加えられた荷重を支えることが可能になるので、表示ムラが具体的に抑制される。さらに、第2スペーサが反射領域に設けられているので、画素の有効開口率の低下が抑制される。
上記表示領域は、透過表示を行うための透過領域を有し、上記柱状スペーサは、上記透過領域に上記第1スペーサの高さよりも低く設けられた第3スペーサを有していてもよい。
上記構成によれば、第2スペーサが表示領域の反射領域に、第3スペーサが表示領域の透過領域にそれぞれ設けられているので、反射領域及び透過領域に局所的に荷重が加わった際にも、それぞれ第2スペーサ及び第3スペーサによって、加えられた荷重を支えることが可能になるので、表示ムラが具体的に抑制される。
上記第2スペーサは、上記無機表層の上記有機膜から露出した部分に設けられていてもよい。
上記構成によれば、第2スペーサが無機表層の有機膜から露出した部分に設けられているので、第2スペーサを有機膜上に設けた場合よりも第2スペーサを高く形成することが可能になり、第2スペーサ、すなわち、柱状スペーサの弾性率が高くなる。
上記第2スペーサ及び第3スペーサは、同一層に同一材料により形成されていてもよい。
上記構成によれば、第2スペーサ及び第3スペーサが同時に形成されるので、製造工程を増やすことなく、第3スペーサを形成することが可能になる。
上記一対の基板は、一方が薄膜トランジスタ基板であり、他方がカラーフィルタ基板であってもよい。
上記構成によれば、本発明の作用効果が具体的に奏される。
上記無機表層は、ガラス基板の表面部分であってもよい。
上記構成によれば、無機表層であるガラス基板の表面部分は、荷重に対して有機膜よりも変形しにくいので、柱状スペーサを介して荷重が加えられとしても、各基板の損傷が抑制される。なお、無機表層は、ガラス基板の表面に設けられた無機膜であってもよい。
上記有機膜は、上記カラーフィルタ基板に設けられたブラックマトリクス層、カラーフィルタ層及び無色透明層の少なくとも1層であってもよい。
上記構成によれば、カラーフィルタ基板のブラックマトリクス層、カラーフィルタ層及び無色透明層は、荷重に対して無機膜よりも変形し易いので、本発明の作用効果が具体的に奏される。
上記第2スペーサの個数は、上記第1スペーサの個数以上であってもよい。
上記構成によれば、第2スペーサが第1スペーサの個数以上に設けられているので、一対の基板に対して局所的に荷重が加えられたとしても、各第2スペーサによって加えられた荷重を安定して支えることが可能になるので、表示ムラが具体的に抑制される。
上記表示領域は、マトリクス状に設けられた複数の画素を有し、上記第1スペーサ及び第2スペーサは、上記各画素毎に設けられていてもよい。
上記構成によれば、第1スペーサ及び第2スペーサが各画素毎に設けられているので、表示領域のいずれかの部分に局所的な荷重が加わったとしても、表示ムラの発生が抑制される。
上記一対の基板の少なくとも一方の厚さは、0.5mm以下であってもよい。
上記構成によれば、基板の厚さが0.5mm以下になると、基板及び液晶表示装置が撓み易くなり、表示ムラが発生するおそれが高くなるので、本発明の作用効果が有効に奏される。
上記第2スペーサは、上記液晶層の配向を制御するための配向制御体であってもよい。
上記構成によれば、第2スペーサが、一対の基板に対して局所的に荷重が加えられたときに、加えられた荷重を支える柱状スペーサとして機能し、一対の基板に対して荷重が加えられていないときに、液晶層の配向を安定化させる配向制御体として機能することになる。
上記第3スペーサは、上記液晶層の配向を制御するための配向制御体であってもよい。
上記構成によれば、第3スペーサが、一対の基板に対して局所的に荷重が加えられたときに、加えられた荷重を支える柱状スペーサとして機能し、一対の基板に対して荷重が加えられていないときに、液晶層の配向を安定化させる配向制御体として機能することになる。
本発明によれば、一対の基板の少なくとも一方が無機材料からなる無機表層と、無機表層の一部を露出するように設けられた有機膜とを有し、液晶層の厚さを規定するための柱状スペーサが無機表層の有機膜から露出した部分に設けられた第1スペーサと、第1スペーサの高さよりも低く設けられた第2スペーサとを有しているため、局所的に荷重が加わった際の表示ムラ、及び低温環境下における真空気泡の発生を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
《発明の実施形態1》
図1〜図3は、本発明に係る液晶表示装置の実施形態1を示している。ここで、図1は、本実施形態の液晶表示装置50aの平面模式図であり、図2は、図1中のII−II線に沿った液晶表示装置50aの断面模式図である。
液晶表示装置50aは、図2に示すように、互いに対向して配置された一対の基板である薄膜トランジスタ(TFT)基板20a及びカラーフィルタ基板30aと、両基板20a及び30aの間に設けられた液晶層40とを備えている。
また、液晶表示装置50aは、表示に寄与する表示領域Dを有している。表示領域Dには、図1に示すように、各々、透過表示を行う透過領域T、及び反射表示を行う反射領域Rを備えた複数の画素Pがマトリクス状に配置され、各画素Pの間にブラックマトリクス領域Bが設けられている。
TFT基板20a及びカラーフィルタ基板30aの間には、両基板20a及び30aの間隔(液晶層40の厚さ)を規定するための柱状スペーサとして、図1及び図2に示すように、ブラックマトリクス領域Bに第1スペーサ11a、反射領域Rに第2スペーサ12a、及び透過領域Tに第3スペーサ13aがそれぞれ設けられている。
TFT基板20aは、図2に示すように、ガラス基板21と、ガラス基板21上に各画素P毎に設けられたTFT層22と、TFT層22を覆うように設けられた層間絶縁膜23aと、層間絶縁膜23aの上層に各画素P毎に凹凸状に設けられた反射電極24aと、、反射電極24aを覆うように各画素P毎に設けられた透明電極(不図示)と、透明電極を覆うように基板全体に設けられた配向膜25とを備えている。
TFT層22は、互いに平行に延びるように設けられた複数のゲート線(不図示)と、各ゲート線と直交する方向に互いに平行に延びるように設けられた複数のソース線(不図示)と、ゲート線及びソース線の各交差部分に設けられたTFT(不図示)と、各TFTに対応して隣り合う一対のゲート線及び隣り合う一対のソース線で囲われる領域(画素P)毎に設けられた画素電極(不図示)とを備えている。ここで、上記TFTは、上記ゲート線の突出部であるゲート電極と、そのゲート電極を覆うように設けられたゲート絶縁膜と、そのゲート絶縁膜上で上記ゲート電極に対応する位置に設けられた半導体層と、その半導体層上で互いに対峙するように設けられ、上記ソース線の突出部であるソース電極、及び上記画素電極に接続されたドレイン電極とを備えている。
上記画素電極は、反射領域Rに設けられた反射電極24aと、透過領域Tに設けられた透明電極(不図示)とを備えている。
カラーフィルタ基板30aは、図2に示すように、ガラス基板31と、ガラス基板31上に設けられたカラーフィルタ層32a、ブラックマトリクス33a、第1スペーサ11a及び第2スペーサ12aと、カラーフィルタ層32a上に設けられた第3スペーサ13aと、カラーフィルタ層32a、ブラックマトリクス33a、第1スペーサ11a、第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aを覆うように基板全体に設けられた共通電極(不図示)と、共通電極を覆うように設けられた配向膜35とを備えている。
カラーフィルタ層32aは、各画素Pに対応してマトリクス状に配置され、各画素P毎に、赤色、緑色及び青色のうちの1色に着色されている。
ブラックマトリクス33aは、TFT基板20a上のゲート線及びソース線に重なるようにカラーフィルタ層32の間に設けられている。
液晶層40は、電気光学特性を有するネマチック液晶材料などにより構成されている。
ここで、第1スペーサ11aは、カラーフィルタ基板30aからTFT基板20aに向かって円柱状または角柱状に形成されて、両基板に当接されているので、通常時(液晶表示装置50aの表面に荷重が加わっていないとき)の液晶層40の厚さ、つまり、セルギャップの大きさを規定している。
また、第1スペーサ11aは、ブラックマトリクス領域Bのブラックマトリクス層33aの除去された部分に形成されており、カラーフィルタ基板30aのガラス基板31上に直接形成されている。これによれば、液晶表示装置50aの表面に荷重が加わった際に、第1スペーサ11aがガラス基板31を直接支えるので、カラーフィルタ層32aやブラックマトリクス層33a上に柱状スペーサを形成した場合に起こりうる荷重による膜の塑性変形を防ぐことができる。そして、カラーフィルタ層32aやブラックマトリクス層33a上に柱状スペーサを形成する場合に比べて、第1スペーサ11a自体が高く形成されるので、第1スペーサ11aの全体的な弾性力が増し、より強い荷重にも耐えることができる。
さらに、第1スペーサ11aは、各画素P毎ではなく、図1に示すように、3個などの一定数の画素P毎に1個ずつ形成されている。なお、第1スペーサ11aは、カラーフィルタ基板30aのブラックマトリクス領域Bだけでなく、反射領域Rや表示領域D内の遮光部分に設けられていてもよい。
また、第2スペーサ12aは、カラーフィルタ基板30aからTFT基板20aに向かってTFT基板20aの表面に接触しないように円錐台状(切頭円錐状)に形成されているので、第2スペーサ12aの頭頂部上の配向膜35とTFT基板20の反射電極24a上の配向膜25との間は、距離d1となっている。これによれば、液晶表示装置50aの表面に荷重が加わった際に、第1スペーサ11aだけでなく第2スペーサ12aによってもその荷重を支えることができる。また、第2スペーサ12aの液晶層40に突出している高さは、反射領域RにおけるTFT基板20aとカラーフィルタ基板30aの間のギャップよりも短く形成されているので、温度変化などによる液晶層40の層厚変化に対して、TFT基板20a及びカラーフィルタ基板30aがそれぞれより柔軟に追随することができ、低温環境下における真空気泡の発生を抑制することができる。
さらに、第2スペーサ12aは、反射領域Rのカラーフィルタ層32aの除去された部分に形成されており、カラーフィルタ基板30aのガラス基板31上に直接形成されている。これによれば、液晶表示装置50aの表面に荷重が加わった際に、第2スペーサ12aがガラス基板31を直接支えるので、カラーフィルタ層32a上に柱状スペーサを形成した場合に起こりうる荷重による膜の塑性変形を防ぐことができる。そして、カラーフィルタ層32a上に柱状スペーサを形成する場合に比べて、第2スペーサ12a自体が高く形成されるので、第2スペーサ12aの全体的な弾性力が増し、より強い荷重にも耐えることができる。
また、第2スペーサ12aは、図2に示すように、各画素P毎に1個ずつ配置されている。したがって、第2スペーサ12aは、第1スペーサ11aの個数よりも多く設けられている。これによれば、第1スペーサ11aの個数を最小限に抑えながら、荷重により基板間のギャップが変化した際には、第2スペーサ12aによって各基板を支えることができる。なお、第2スペーサ12aは、カラーフィルタ基板30aの反射領域Rだけでなく、ブラックマトリクス領域B(図3中の第2スペーサ12aa参照)や表示領域D内の遮光部分に設けられていてもよい。
さらに、第2スペーサ12bは、円錐台形状に形成されているので、反射領域Rおける配向制御体として機能することになる。これによれば、各画素Pの反射領域Rにおける液晶層40の配向を安定化させることができる。
また、第3スペーサ13aは、各画素Pの透過領域Tにカラーフィルタ基板30aからTFT基板20aに向かってTFT基板20aの表面に接触しないように円錐台状に形成されている。さらに、第3スペーサ13aは、円錐台形状に形成されているので、透過領域Tにおける配向制御体として機能することになる。これによれば、各画素Pの透過領域Tにおける液晶層40の配向を安定化させることができる。なお、第3スペーサ13aは、第1スペーサ11a及び第2スペーサ12aの双方によっても支えることのできないような荷重が液晶表示装置50aの表面に加わった際の基板の支持に寄与するように構成されている。また、第3スペーサ13aは、図3に示すように、第2スペーサ12aaがブラックマトリクス領域Bに形成された場合、カラーフィルタ基板30aの透過領域Tだけでなく、反射領域Rに設けられていてもよい(図3中の第3スペーサ13aa参照)。
上記構成の液晶表示装置50aは、反射領域Rにおいて対向基板30a側から入射する外光を反射電極24aで反射すると共に、透過領域Tにおいてアクティブマトリクス基板20a側から入射するバックライトからの光を透過するように構成されている。そして、液晶表示装置50aでは、各画素において、ゲート線からゲート信号がゲート電極に送られて、TFTがオン状態になったときに、ソース線からソース信号がソース電極に送られて、半導体層及びドレイン電極を介して、画素電極、すなわち、透明電極及び反射電極24aに所定の電荷が書き込まれる。このとき、TFT基板20aの画素電極とカラーフィルタ基板30aの共通電極との間で電位差が生じ、液晶層40に所定の電圧が印加される。そして、液晶層40に印加された電圧によって液晶層40の配向状態を変えることにより、液晶層40の光透過率を調整して画像が表示される。
次に、本実施形態の液晶表示装置50aの製造方法について、詳細に説明する。本実施形態の製造方法は、TFT基板作製工程、カラーフィルタ基板作製工程、及び液晶表示装置の作製工程を備えている。
<TFT基板作製工程>
まず、厚さ0.4mm程度のガラス基板21上の基板全体に、チタンなどからなる金属膜をスパッタリング法により成膜し、その後、フォトリソグラフィー技術(Photo Engraving Process、以下、「PEP技術」と称する)によりパターン形成して、ゲート線及びゲート電極などからなるゲート層を形成する。
続いて、ゲート層上の基板全体に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法により窒化シリコン膜などを成膜し、ゲート絶縁膜を形成する。
さらに、ゲート絶縁膜上の基板全体に、CVD法により真性アモルファスシリコン膜と、リンがドープされたn+アモルファスシリコン膜とを連続して成膜し、その後、PEP技術によりゲート電極上に島状にパターン形成して、真性アモルファスシリコン層とn+アモルファスシリコン層とにより構成された半導体層を形成する。
次いで、半導体層が形成されたゲート絶縁膜上の基板全体に、チタンなどからなる金属膜をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、ソース線、ソース電極及びドレイン電極を形成する。
さらに、ソース電極及びドレイン電極をマスクとして半導体層のn+アモルファスシリコン層をエッチング除去することにより、チャネル部を形成する。
そして、ソース電極及びドレイン電極上の基板全体に、感光性アクリル樹脂などを塗布した後、PEP技術によって、透過領域Tとなる部分が矩形状に開口するようにパターン形成すると共に、反射領域Rとなる部分の表面を凹凸状にして層間絶縁膜23aを形成する。これによれば、層間絶縁膜23a上の反射電極24aの表面形状が凹凸状になり、反射電極24aに入射する光を適度に拡散させることができる。なお、層間絶縁膜23aの膜厚は、反射領域Rと透過領域Tとの間の位相差を補償するために、反射領域Rの液晶層40の厚さが透過領域Tの液晶層40の厚さの実質的に1/2になっている。
次いで、層間絶縁膜23a上の基板全体に、モリブデン膜及びアルミニウム膜をスパッタリング法により順に成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、反射電極24aを形成する。
さらに、反射電極24a上の基板全体に、ITO(Indium Tin Oxide)膜からなる透明導電膜をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、透明電極を形成する。
最後に、透明電極が形成された基板全体に、ポリイミド樹脂をオフセット印刷により塗布して、配向膜25を形成する。
以上のようにして、TFT基板20aを作製することができる。
<カラーフィルタ基板作製工程>
まず、厚さ0.4mm程度のガラス基板31上に、黒色の顔料が分散された感光性アクリル樹脂などを塗布した後、PEP技術によりパターン形成してブラックマトリクス層33aを形成する。
続いて、ブラックマトリクス層33aの間に、赤色、緑色及び青色の顔料のうちのいずれかが分散された感光性アクリル樹脂などを塗布した後、PEP技術によりパターン形成して、選択した色の着色層を形成する。さらに、他の2色についても同様な工程を繰り返して、各画素に1色の着色層が配設したカラーフィルタ層32aを形成する。なお、カラーフィルタ層32aを構成するものとしては、赤色、緑色及び青色以外にマゼンタ、イエロー及びシアンを補色として用いてもよい。
さらに、カラーフィルタ層32a及びブラックマトリクス層33a上の基板全体に、感光性樹脂を塗布し、その後、PEP技術によりパターン形成して、ブラックマトリクス領域Bに第1スペーサ11aを、反射領域Rに第2スペーサ12a、透過領域Tに第3スペーサ13aをそれぞれ形成する。
ここで、第1スペーサ11a、第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aは、アクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、メタアクリレートなどのネガ型またはポジ型の感光性樹脂を用いて、露光時間をそれぞれ変えることにより、その高さが調整される。例えば、液晶層40の厚さが2μmで、カラーフィルタ層32aの厚さが1μmである場合には、第1スペーサ11aの高さが3μmで、第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aの各高さが1.6μmであり、第2スペーサ12aの頭頂部とTFT基板20aの反射電極23a(配向膜25)との間隔d1が0.2μmである(図2参照)。なお、本実施形態では、第1スペーサ11a、第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aが樹脂製材料で形成されているが、セラミック製または金属製の材料を用いて形成してもよい。
その後、スペーサ11a、第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aが形成された基板全体に、ITO膜を成膜して共通電極を形成する。
最後に、共通電極上の基板全体に、ポリイミド樹脂をオフセット印刷により塗布して、配向膜35を形成する。
以上のようにして、カラーフィルタ基板30aを作製することができる。
<液晶表示装置作製工程>
まず、TFT基板20a及びカラーフィルタ基板30aのうちの一方の基板にスクリーン印刷により、熱硬化性エポキシ樹脂などからなるシール材料を、液晶注入口の部分を欠いた枠状パターンで塗布する。
続いて、TFT基板20aとカラーフィルタ基板30aとを貼り合わせ、シール材料を硬化させ、空セルを形成する。
さらに、空セルを構成するTFT基板20a及びカラーフィルタ基板30aの間に、減圧法により液晶材料を注入し液晶層40を形成する。
最後に、上記液晶注入口にUV硬化樹脂を塗布し、UV照射によりUV硬化樹脂を硬化し、注入口を封止する。
以上のようにして、液晶表示装置50aを作製(製造)することができる。
以上説明したように、本実施形態の液晶表示装置50aによれば、柱状スペーサを構成する第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aの各高さが同じく柱状スペーサを構成する第1スペーサ11aよりも低くなっているので、液晶表示装置50aに対して局所的に荷重が加えられた際に、第1スペーサ11aのみによってその荷重が支えきれなくても、第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aによってその荷重を支えることができ、局所的に荷重が加わった際の表示ムラを抑制することができる。
さらに、柱状スペーサを構成する第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aの各高さが同じく柱状スペーサを構成する第1スペーサ11aよりも低くなっているので、低温環境下において液晶層40が収縮したとしても、その液晶層40の収縮に対してTFT基板20a及びカラーフィルタ基板30aの間隔が追随することができ、真空気泡の発生を抑制することができる。
また、第1スペーサ11aがガラス基板31上のカラーフィルタ層32a及びブラックマトリクス33aのない部分(無機表層)に設けられているので、第1スペーサ11aをカラーフィルタ層32aなどの有機膜上に設けた場合よりも第1スペーサ11aを高く形成することができ、第1スペーサ12a、すなわち、柱状スペーサの弾性率が高くなる。そのため、柱状スペーサによってより大きな荷重を支えることができる。
したがって、局所的に荷重が加わった際の表示ムラ、及び低温環境下における真空気泡の発生を抑制することができる。
《発明の実施形態2》
図4は、本実施形態の液晶表示装置50bの断面模式図である。なお、以下の各実施形態において、図1〜図3と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
液晶表示装置50bは、図4に示すように、互いに対向して配置された一対の基板であるTFT基板20b及びカラーフィルタ基板30bと、両基板20b及び30bの間に設けられた液晶層40とを備えている。
また、液晶表示装置50bは、上記実施形態1の液晶表示装置50aと同様に、各々、透過領域T及び反射領域Rを有する複数の画素Pと、各画素Pの間に設けられたブラックマトリクス領域Bとを有する表示領域Dを備えている。
TFT基板20b及びカラーフィルタ基板30bの間には、液晶層40の厚さを規定するための柱状スペーサとして、図4に示すように、反射領域Rに第1スペーサ11b及び第2スペーサ12b、及び透過領域Tに第3スペーサ13bがそれぞれ設けられている。
TFT基板20bは、図4に示すように、ガラス基板21と、ガラス基板21上に各画素P毎に設けられたTFT層22と、TFT層22を覆うように設けられた層間絶縁膜23bと、層間絶縁膜23bの上層に各画素P毎に凹凸状に設けられた反射電極24bと、反射電極24bを覆うように各画素P毎に設けられた透明電極(不図示)と、透明電極を覆うように基板全体に設けられた配向膜25とを備えている。
カラーフィルタ基板30bは、図4に示すように、ガラス基板31と、ガラス基板31上に設けられたカラーフィルタ層32b及びブラックマトリクス33bと、カラーフィルタ層32b及びブラックマトリクス33bを覆うように基板全体に設けられた共通電極(不図示)と、共通電極を覆うように設けられた配向膜35とを備えている。
ここで、第1スペーサ11bは、TFT基板20bからカラーフィルタ基板30bに向かって円柱状または角柱状に形成されて、両基板に当接されているので、通常時の液晶層40の厚さ、つまり、セルギャップの大きさを規定している。
また、第1スペーサ11bは、反射領域Rの層間絶縁膜23bの除去された部分に形成されており、TFT基板20bのガラス基板21上に直接形成されている。これによれば、液晶表示装置50bの表面に荷重が加わった際に、第1スペーサ11bがガラス基板21を直接支えるので、層間絶縁膜23b上に柱状スペーサを形成した場合に起こりうる荷重による膜の塑性変形を防ぐことができる。そして、層間絶縁膜23b上に柱状スペーサを形成する場合に比べて、第1スペーサ11b自体が高く形成されるので、第1スペーサ11bの全体的な弾性力が増し、より強い荷重にも耐えることができる。
さらに、第1スペーサ11bは、上記実施形態1の第1スペーサ11aと同様に、各画素P毎ではなく、一定数の画素P毎に1個ずつ形成されている。なお、第1スペーサ11bは、反射領域Rだけでなく、ブラックマトリクス領域Bや表示領域D内の遮光部分に設けられていてもよい。
また、第2スペーサ12bは、TFT基板20bからカラーフィルタ基板30bに向かってカラーフィルタ基板30bの表面に接触しないように円錐台状に形成されているので、第2スペーサ12bの頭頂部上の配向膜25とカラーフィルタ基板20bのカラーフィルタ層32上の配向膜35との間は、距離d2となっている。これによれば、液晶表示装置50bの表面に荷重が加わった際に、第1スペーサ11bだけでなく第2スペーサ12bによってもその荷重を支えることができる。また、第2スペーサ12bの液晶層40に突出している高さは、反射領域RにおけるTFT基板20bとカラーフィルタ基板30bの間のギャップよりも短く形成されているので、温度変化などによる液晶層40の層厚変化に対して、TFT基板20b及びカラーフィルタ基板30bがそれぞれより柔軟に追随することができ、低温環境下における真空気泡の発生を抑制することができる。
さらに、第2スペーサ12bは、反射領域Rの層間絶縁膜23bの除去された部分に形成されており、TFT基板20bのガラス基板21上に直接形成されている。これによれば、液晶表示装置50bの表面に荷重が加わった際に、第2スペーサ12bがガラス基板21を直接支えるので、層間絶縁膜23bに柱状スペーサを形成した場合に起こりうる荷重による膜の塑性変形を防ぐことができる。そして、層間絶縁膜23bに柱状スペーサを形成する場合に比べて、第2スペーサ12b自体が高く形成されるので、第2スペーサ12bの全体的な弾性力が増し、より強い荷重にも耐えることができる。
また、第2スペーサ12bは、上記実施形態1の第2スペーサ12aと同様に、各画素P毎に1個ずつ配置されている。したがって、第2スペーサ12bは、第1スペーサ11bの個数よりも多く設けられている。これによれば、第1スペーサ11bの個数を最小限に抑えながら、荷重により基板間のギャップが変化した際には、第2スペーサ12bによって各基板を支えることができる。なお、第2スペーサ12bは、TFT基板20bの反射領域Rだけでなく、ブラックマトリクス領域Bや表示領域D内の遮光部分に設けられていてもよい。
さらに、第2スペーサ12bは、円錐台形状に形成されているので、反射領域Rおける配向制御体として機能することになる。これによれば、各画素Pの反射領域Rにおける液晶層40の配向を安定化させることができる。
また、第3スペーサ13bは、各画素Pの透過領域TにTFT基板20bからカラーフィルタ基板30bに向かってカラーフィルタ基板30bの表面に接触しないように円錐台状に形成されている。さらに、第3スペーサ13bは、円錐台形状に形成されているので、透過領域Tにおける配向制御体として機能することになる。これによれば、各画素Pの透過領域Tにおける液晶層40の配向を安定化させることができる。なお、第3スペーサ13bは、第1スペーサ11b及び第2スペーサ12bの双方によっても支えることのできないような荷重が液晶表示装置50bの表面に加わった際の基板の支持に寄与するように構成されている。
次に、本実施形態の液晶表示装置50bの製造方法について、詳細に説明する。本実施形態の製造方法は、TFT基板作製工程、カラーフィルタ基板作製工程、及び液晶表示装置の作製工程を備えている。なお、液晶表示装置の作製工程については、上記実施形態1と同様であるので説明を省略する。
<TFT基板作製工程>
まず、厚さ0.4mm程度のガラス基板21上の基板全体に、チタンなどからなる金属膜をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、ゲート線及びゲート電極などからなるゲート層を形成する。
続いて、ゲート層上の基板全体に、CVD法により窒化シリコン膜などを成膜し、ゲート絶縁膜を形成する。
さらに、ゲート絶縁膜上の基板全体に、CVD法により真性アモルファスシリコン膜と、リンがドープされたn+アモルファスシリコン膜とを連続して成膜し、その後、PEP技術によりゲート電極上に島状にパターン形成して、真性アモルファスシリコン層とn+アモルファスシリコン層とにより構成された半導体層を形成する。
次いで、半導体層が形成されたゲート絶縁膜上の基板全体に、チタンなどからなる金属膜をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、ソース線、ソース電極及びドレイン電極を形成する。
さらに、ソース電極及びドレイン電極をマスクとして半導体層のn+アモルファスシリコン層をエッチング除去することにより、チャネル部を形成する。
そして、ソース電極及びドレイン電極上の基板全体に、感光性アクリル樹脂などを塗布した後、PEP技術によって、透過領域Tとなる部分が矩形状に開口し、反射領域Rにおける第1スペーサ11b及び第2スペーサ12bの形成部分が開口するようにパターン形成すると共に、反射領域Rとなる部分の表面を凹凸状にして層間絶縁膜23bを形成する。
次いで、層間絶縁膜23b上の基板全体に、モリブデン膜及びアルミニウム膜をスパッタリング法により順に成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、反射電極24bを形成する。
さらに、カラーフィルタ層32及びブラックマトリクス層33上の基板全体に、感光性樹脂を塗布し、その後、PEP技術によりパターン形成して、反射領域Rに第1スペーサ11b及び第2スペーサ12bを、透過領域Tに第3スペーサ13bをそれぞれ形成する。
ここで、第1スペーサ11b、第2スペーサ12b及び第3スペーサ13bは、アクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、メタアクリレートなどのネガ型またはポジ型の感光性樹脂を用いて、露光時間をそれぞれ変えることにより、その高さが調整される。例えば、液晶層40の厚さが2μmで、カラーフィルタ層32の厚さが1μmである場合には、第1スペーサ11bの高さが3μmで、第2スペーサ12b及び第3スペーサ13bの各高さが1.8μmであり、第2スペーサ12bの頭頂部とカラーフィルタ基板30bの表面(配向膜35)との間隔d2が0.2μmである(図4参照)。なお、本実施形態では、第1スペーサ11b、2スペーサ12b及び第3スペーサ13bが樹脂製材料で形成されているが、セラミック製または金属製の材料を用いて形成してもよい。
さらに、第1スペーサ11b、第2スペーサ12b及び第3スペーサ13bが形成された基板全体に、ITO膜からなる透明導電膜をスパッタリング法により成膜し、その後、PEP技術によりパターン形成して、透明電極を形成する。
最後に、透明電極及び反射電極24b上の基板全体に、ポリイミド樹脂をオフセット印刷により塗布して、配向膜25を形成する。
以上のようにして、TFT基板20bを作製することができる。
<カラーフィルタ基板作製工程>
まず、厚さ0.4mm程度のガラス基板31上に、黒色の顔料が分散された感光性アクリル樹脂などを塗布した後、PEP技術によりパターン形成してブラックマトリクス層33bを形成する。
続いて、ブラックマトリクス層33bの間に、赤色、緑色及び青色の顔料のうちのいずれかが分散された感光性アクリル樹脂などを塗布した後、PEP技術によりパターン形成して、選択した色の着色層を形成する。さらに、他の2色についても同様な工程を繰り返して、各画素に1色の着色層が配設したカラーフィルタ層32bを形成する。なお、カラーフィルタ層32を構成するものとしては、赤色、緑色及び青色以外にマゼンタ、イエロー及びシアンを補色として用いてもよい。
さらに、カラーフィルタ層32b及びブラックマトリクス層33bが形成された基板全体に、ITO膜を成膜して共通電極を形成する。
最後に、共通電極上の基板全体に、ポリイミド樹脂をオフセット印刷により塗布して、配向膜35を形成する。
以上のようにして、カラーフィルタ基板30bを作製することができる。
以上説明したように、本実施形態の液晶表示装置50bによれば、柱状スペーサを構成する第2スペーサ12b及び第3スペーサ13bの各高さが同じく柱状スペーサを構成する第1スペーサ11bよりも低くなっているので、液晶表示装置50bに対して局所的に荷重が加えられた際に、第1スペーサ11bのみによってその荷重を支えきれなくても、第2スペーサ12b及び第3スペーサ13bによってその荷重を支えることができ、局所的に荷重が加わった際の表示ムラを抑制することができる。
さらに、柱状スペーサを構成する第2スペーサ12b及び第3スペーサ13bの各高さが同じく柱状スペーサを構成する第1スペーサ11bよりも低くなっているので、低温環境下において液晶層40が収縮したとしても、その液晶層40の収縮に対してTFT基板20b及びカラーフィルタ基板30bの間隔が追随することができ、真空気泡の発生を抑制することができる。
また、第1スペーサ11bがガラス基板21上の層間絶縁膜23bのない部分(無機表層)に設けられているので、第1スペーサ11bを層間絶縁膜23bなどの有機膜上に設けた場合よりも第1スペーサ11bを高く形成することができ、第1スペーサ12b、すなわち、柱状スペーサの弾性率が高くなる。そのため、柱状スペーサによってより大きな荷重を支えることができる。
したがって、局所的に荷重が加わった際の表示ムラ、及び低温環境下における真空気泡の発生を抑制することができる。
《発明の実施形態3》
図5は、本実施形態の液晶表示装置50cの断面模式図である。
液晶表示装置50cは、図5に示すように、互いに対向して配置された一対の基板であるTFT基板20c及びカラーフィルタ基板30cと、両基板20c及び30cの間に設けられた液晶層40とを備えている。
また、液晶表示装置50cは、上記各実施形態の液晶表示装置50a及び50bと同様に、各々、透過領域T及び反射領域Rを有する複数の画素Pと、各画素Pの間に設けられたブラックマトリクス領域Bとを有する表示領域Dを備えている。
TFT基板20c及びカラーフィルタ基板30cの間には、液晶層40の厚さを規定するための柱状スペーサとして、図5に示すように、ブラックマトリクス領域Bに第1スペーサ11c、反射領域Rに第2スペーサ12c、及び透過領域Tに第3スペーサ13cがそれぞれ設けられている。
TFT基板20cは、図5に示すように、ガラス基板21と、ガラス基板21上に各画素P毎に設けられたTFT層22と、TFT層22を覆うように設けられた層間絶縁膜23cと、層間絶縁膜23cの上層に各画素P毎に凹凸状に設けられた反射電極24cと、反射電極24cを覆うように各画素P毎に設けられた透明電極(不図示)と、透明電極を覆うように基板全体に設けられた配向膜25とを備えている。
カラーフィルタ基板30cは、図5に示すように、ガラス基板31と、ガラス基板31上に設けられたカラーフィルタ層32a、ブラックマトリクス33a、第1スペーサ11c及び第2スペーサ12cと、カラーフィルタ層32a上に設けられた第3スペーサ13cと、反射領域Rのカラーフィルタ層32a上に設けられた無色透明層34と、カラーフィルタ層32a、ブラックマトリクス33a、無色透明層34、第1スペーサ11c、第2スペーサ12c及び第3スペーサ13cを覆うように基板全体に設けられた共通電極(不図示)と、共通電極を覆うように設けられた配向膜35とを備えている。
ここで、第1スペーサ11cは、カラーフィルタ基板30cからTFT基板20cに向かって円柱状または角柱状に形成されて、両基板に当接されているので、通常時(液晶表示装置50cの表面に荷重が加わっていないとき)の液晶層40の厚さ、つまり、セルギャップの大きさを規定している。
また、第1スペーサ11cは、ブラックマトリクス領域Bのブラックマトリクス層33aの除去された部分に形成されており、カラーフィルタ基板30cのガラス基板31上に直接形成されている。これによれば、液晶表示装置50cの表面に荷重が加わった際に、第1スペーサ11cがガラス基板31を直接支えるので、カラーフィルタ層32aやブラックマトリクス層33a上に柱状スペーサを形成した場合に起こりうる荷重による膜の塑性変形を防ぐことができる。そして、カラーフィルタ層32aやブラックマトリクス層33a上に柱状スペーサを形成する場合に比べて、第1スペーサ11c自体が高く形成されるので、第1スペーサ11cの全体的な弾性力が増し、より強い荷重にも耐えることができる。
さらに、第1スペーサ11cは、上記各実施形態の第1スペーサ11a及び11bと同様に、各画素P毎ではなく、一定数の画素P毎に1個ずつ形成されている。なお、第1スペーサ11cは、カラーフィルタ基板30cのブラックマトリクス領域Bだけでなく、反射領域Rや表示領域D内の遮光部分に設けられていてもよい。
また、第2スペーサ12cは、カラーフィルタ基板30cからTFT基板20cに向かってTFT基板20cの表面に接触しないように円錐台状に形成されているので、第2スペーサ12cの頭頂部上の配向膜35とTFT基板20cの反射電極24a上の配向膜25との間は、距離d3となっている。これによれば、液晶表示装置50cの表面に荷重が加わった際に、第1スペーサ11cだけでなく第2スペーサ12cによってもその荷重を支えることができる。また、第2スペーサ12cの無色透明層34から液晶層40に突出している高さは、反射領域RにおけるTFT基板20cとカラーフィルタ基板30cの間のギャップよりも短く形成されていることから、温度変化などによる液晶層40の層厚変化に対して、TFT基板20c及びカラーフィルタ基板30cがそれぞれより柔軟に追随することができ、低温環境下における真空気泡の発生を抑制することができる。
さらに、第2スペーサ12cは、反射領域Rのカラーフィルタ層32a及び無色透明層34の除去された部分に形成されており、カラーフィルタ基板30cのガラス基板31上に直接形成されている。これによれば、液晶表示装置50cの表面に荷重が加わった際に、第2スペーサ12cがガラス基板31を直接支えるので、カラーフィルタ層32aや無色透明層34上に柱状スペーサを形成した場合に起こりうる荷重による膜の塑性変形を防ぐことができる。そして、カラーフィルタ層32aや無色透明層34上に柱状スペーサを形成する場合に比べて、第2スペーサ12c自体が高く形成されるので、第2スペーサ12cの全体的な弾性力が増し、より強い荷重にも耐えることができる。
また、第2スペーサ12cは、上記各実施形態の第2スペーサ12a及び12bと同様に、各画素P毎に1個ずつ配置されている。したがって、第2スペーサ12cは、第1スペーサ11cの個数よりも多く設けられている。これによれば、第1スペーサ11cの個数を最小限に抑えながら、荷重により基板間のギャップが変化した際には、第2スペーサ12cによって各基板を支えることができる。なお、第2スペーサ12cは、カラーフィルタ基板30cの反射領域Rだけでなく、ブラックマトリクス領域Bや表示領域D内の遮光部分に設けられていてもよい。
さらに、第2スペーサ12cは、円錐台形状に形成されているので、反射領域Rおける配向制御体として機能することになる。これによれば、各画素Pの反射領域Rにおける液晶層40の配向を安定化させることができる。
また、第3スペーサ13cは、各画素Pの透過領域Tにカラーフィルタ基板30cからTFT基板20cに向かってTFT基板20cの表面に接触しないように円錐台状に形成されている。さらに、第3スペーサ13cは、円錐台形状に形成されているので、透過領域Tにおける配向制御体として機能することになる。これによれば、各画素Pの透過領域Tにおける液晶層40の配向を安定化させることができる。なお、第3スペーサ13cは、第1スペーサ11c及び第2スペーサ12cの双方によっても支えることのできないような荷重が液晶表示装置50cの表面に加わった際の基板の支持に寄与するように構成されている。また、第3スペーサ13cは、第2スペーサ12cがブラックマトリクス領域Bに形成された場合、カラーフィルタ基板30aの透過領域Tだけでなく、反射領域Rに設けられていてもよい。
なお、本実施形態では、層間絶縁膜23cの膜厚と無色透明層34の膜厚との和は、反射領域Rと透過領域Tとの間の位相差を補償するために、反射領域Rの液晶層40の厚さが透過領域Tの液晶層40の厚さの実質的に1/2になっている。
本実施形態の液晶表示装置50cの製造方法について、詳細に説明する。本実施形態の製造方法は、TFT基板作製工程、カラーフィルタ基板作製工程、及び液晶表示装置の作製工程を備えている。なお、TFT基板作製工程及び液晶表示装置の作製工程については、上記実施形態1と同様であるので説明を省略する。
<カラーフィルタ基板作製工程>
まず、厚さ0.4mm程度のガラス基板31上に、黒色の顔料が分散された感光性アクリル樹脂などを塗布した後、PEP技術によりパターン形成してブラックマトリクス層33aを形成する。
続いて、ブラックマトリクス層33aの間に、赤色、緑色及び青色の顔料のうちのいずれかが分散された感光性アクリル樹脂などを塗布した後、PEP技術によりパターン形成して、選択した色の着色層を形成する。さらに、他の2色についても同様な工程を繰り返して、各画素に1色の着色層が配設したカラーフィルタ層32aを形成する。なお、カラーフィルタ層32aを構成するものとしては、赤色、緑色及び青色以外にマゼンタ、イエロー及びシアンを補色として用いてもよい。
さらに、カラーフィルタ層32a及びブラックマトリクス層33a上の基板全体に、感光性アクリル樹脂を塗布し、その後、PEP技術によりパターン形成して、無色透明層34を形成する。
そして、カラーフィルタ層32a、無色透明層34及びブラックマトリクス層33a上の基板全体に、感光性樹脂を塗布し、その後、PEP技術によりパターン形成して、ブラックマトリクス領域Bに第1スペーサ11cを、反射領域Rに第2スペーサ12c、透過領域Tに第3スペーサ13cをそれぞれ形成する。
ここで、第1スペーサ11c、第2スペーサ12c及び第3スペーサ13cは、アクリレート、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、メタアクリレートなどのネガ型またはポジ型の感光性樹脂を用いて、露光時間をそれぞれ変えることにより、その高さが調整される。例えば、液晶層40の厚さが2μmで、カラーフィルタ層32aの厚さが1μmである場合には、第1スペーサ11aの高さが3μmで、第2スペーサ12a及び第3スペーサ13aの各高さが1.6μmであり、第2スペーサ12aの頭頂部とTFT基板20aの反射電極23a(配向膜25)との間隔d3が0.2μmである(図5参照)。なお、本実施形態では、第1スペーサ11c、2スペーサ12c及び第3スペーサ13cが樹脂製材料により形成されているが、セラミック製または金属製の材料を用いて形成してもよい。
その後、第1スペーサ11c、第2スペーサ12c及び第3スペーサ13cが形成された基板全体に、ITO膜を成膜して共通電極を形成する。
最後に、共通電極上の基板全体に、ポリイミド樹脂をオフセット印刷により塗布して、配向膜35を形成する。
以上のようにして、カラーフィルタ基板30cを作製することができる。
以上説明したように、本実施形態の液晶表示装置50cによれば、柱状スペーサを構成する第2スペーサ12c及ぶ第3スペーサ13cの各高さが同じく柱状スペーサを構成する第1スペーサ11cよりも低くなっているので、液晶表示装置50cに対して局所的に荷重が加えられた際に、第1スペーサ11cのみによってその荷重を支えきれなくても、第2スペーサ12c及び第3スペーサ13cによってその荷重を支えることができ、局所的に荷重が加わった際の表示ムラを抑制することができる。
さらに、柱状スペーサを構成する第2スペーサ12c及び第3スペーサ13cの各高さが同じく柱状スペーサを構成する第1スペーサ11cよりも低くなっているので、低温環境下において液晶層40が収縮したとしても、その液晶層40の収縮に対してTFT基板20c及びカラーフィルタ基板30cの間隔が追随することができ、真空気泡の発生を抑制することができる。
また、第1スペーサ11cがガラス基板31上のカラーフィルタ層32a、無色透明層34及びブラックマトリクス33aのない部分(無機表層)に設けられているので、第1スペーサ11cをカラーフィルタ層32aなどの有機膜上に設けた場合よりも第1スペーサ11cを高く形成することができ、第1スペーサ12c、すなわち、柱状スペーサの弾性率が高くなる。そのため、柱状スペーサによってより大きな荷重を支えることができる。
したがって、局所的に荷重が加わった際の表示ムラ、及び低温環境下における真空気泡の発生を抑制することができる。
上記各実施形態では、各画素P毎に透過領域T及び反射領域Rを有する半透過型の液晶表示装置を例示したが、本発明は、反射領域Rのない透過型、及び透過領域Tのない反射型の液晶表示装置にも適用することができる。
また、上記実施形態1及び3では、第1スペーサ、第2スペーサ及び第3スペーサがカラーフィルタ基板に形成されたものを、上記実施形態2では、第1スペーサ、第2スペーサ及び第3スペーサがTFT基板に形成されたものをそれぞれ例示したが、本発明は、第1スペーサ、第2スペーサ及び第3スペーサの少なくとも1つがカラーフィルタ基板に、残りがTFT基板に形成されていてもよい。
さらに、上記各実施形態では、ガラス基板21及び31の各厚さとして、0.4mmを例示したが、本発明は、ガラス基板21及び31の各厚さが異なっていてもよい。
また、上記各実施形態では、第1スペーサ(及び第2スペーサ)をガラス基板に直接形成させたものを例示したが、本発明は、各スペーサをガラス基板の表面に設けられたゲート絶縁膜などの無機膜に形成させてもよい。
以上説明したように、本発明は、局所的に荷重が加わった際の表示ムラの発生を抑制することができるので、タッチパネルを備えた液晶表示装置について有用である。
実施形態1に係る液晶表示装置50aの平面模式図である。 図1中のII−II線に沿った液晶表示装置50aの断面模式図である。 実施形態1に係る液晶表示装置50aaの平面模式図である。 実施形態2に係る液晶表示装置50bの断面模式図である。 実施形態3に係る液晶表示装置50cの断面模式図である。
符号の説明
D 表示領域
P 画素
T 透過領域
R 反射領域
11a,11b,11c 第1スペーサ(柱状スペーサ)
12a,12aa,12b,12c 第2スペーサ(柱状スペーサ)
13a,13aa,13b,13c 第3スペーサ(柱状スペーサ)
20a,20b,20c 薄膜トランジスタ基板(一対の基板)
30a,30b,30c カラーフィルタ基板(一対の基板)
31 ガラス基板(無機表層)
32 カラーフィルタ層(有機膜)
33 ブラックマトリクス層(有機膜)
34 無色透明層(有機膜)
40 液晶層
50a,50aa,50b,50c 液晶表示装置

Claims (14)

  1. 互いに対向して配置された一対の基板と、
    上記一対の基板の間に設けられた液晶層と、
    上記一対の基板の間に設けられ上記液晶層の厚さを規定するための柱状スペーサとを備えた液晶表示装置であって、
    上記一対の基板の少なくとも一方は、無機材料からなる無機表層と、該無機表層の一部を露出するように設けられた有機膜とを有し、
    上記柱状スペーサは、上記無機表層の上記有機膜から露出した部分に設けられた第1スペーサと、該第1スペーサの高さよりも低く設けられた第2スペーサとを有していることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    表示に寄与する表示領域を有し、
    上記第2スペーサは、上記表示領域に設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 請求項2に記載された液晶表示装置において、
    上記表示領域は、反射表示を行うための反射領域を有し、
    上記第2スペーサは、上記反射領域に設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 請求項3に記載された液晶表示装置において、
    上記表示領域は、透過表示を行うための透過領域を有し、
    上記柱状スペーサは、上記透過領域に上記第1スペーサの高さよりも低く設けられた第3スペーサを有していることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 請求項2に記載された液晶表示装置において、
    上記第2スペーサは、上記無機表層の上記有機膜から露出した部分に設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 請求項4に記載された液晶表示装置において、
    上記第2スペーサ及び第3スペーサは、同一層に同一材料により形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記一対の基板は、一方が薄膜トランジスタ基板であり、他方がカラーフィルタ基板であることを特徴とする液晶表示装置。
  8. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記無機表層は、ガラス基板の表面部分であることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 請求項7に記載された液晶表示装置において、
    上記有機膜は、上記カラーフィルタ基板に設けられたブラックマトリクス層、カラーフィルタ層及び無色透明層の少なくとも1層であることを特徴とする液晶表示装置。
  10. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記第2スペーサの個数は、上記第1スペーサの個数以上であることを特徴とする液晶表示装置。
  11. 請求項10に記載された液晶表示装置において、
    上記表示領域は、マトリクス状に設けられた複数の画素を有し、
    上記第1スペーサ及び第2スペーサは、上記各画素毎に設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
  12. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記一対の基板の少なくとも一方の厚さは、0.5mm以下であることを特徴とする液晶表示装置。
  13. 請求項1に記載された液晶表示装置において、
    上記第2スペーサは、上記液晶層の配向を制御するための配向制御体であることを特徴とする液晶表示装置。
  14. 請求項4に記載された液晶表示装置において、
    上記第3スペーサは、上記液晶層の配向を制御するための配向制御体であることを特徴とする液晶表示装置。
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