JP2007286245A - 記録用紙 - Google Patents
記録用紙 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007286245A JP2007286245A JP2006112135A JP2006112135A JP2007286245A JP 2007286245 A JP2007286245 A JP 2007286245A JP 2006112135 A JP2006112135 A JP 2006112135A JP 2006112135 A JP2006112135 A JP 2006112135A JP 2007286245 A JP2007286245 A JP 2007286245A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- magnetic material
- recording paper
- resin
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Paper (AREA)
Abstract
【解決手段】磁性材料を含み、少なくとも一方の用紙表面と前記磁性材料との最短距離の最小値が5μm以上であることを特徴とする記録用紙である。
【選択図】なし
Description
しかし、特許文献3、4等に示される技術で使用される印刷用紙は、その利用に際して電子写真法等により画像が形成される。それゆえ、転写部において用紙表面に圧力が加わると、磁性材料が配合された箇所とそうでない箇所とで用紙表面に対する押圧力に差が生じるため転写抜けが発生し易くなる。
本発明は、上記問題点を解決することを課題とする。すなわち、本発明は、電子写真法により画像を形成する際に、用紙中に含まれる磁性材料に起因する転写抜けを抑制する記録用紙を提供することを課題とする。
<1>
磁性材料を含み、少なくとも一方の用紙表面と前記磁性材料との最短距離の最小値が5μm以上であることを特徴とする記録用紙である。
前記磁性材料が少なくとも大バルクハウゼン効果を起こすことを特徴とする<1>に記載の記録用紙である。
従って、本発明の記録用紙を利用すれば電子写真法により画像を形成する際に、用紙中に含まれる磁性材料に起因する転写抜けを抑制することができる。なお、本発明の記録用紙は転写抜けが抑制できるため電子写真用転写紙として用いることが好適であるが、これに限定されるものではなく、公知の記録方法に利用でき、例えば、インクジェット用記録紙としても用いることができる。
また、同様の観点から用紙表面と磁性材料との最短距離の最小値は用紙の両面において5μm以上であることが特に好ましい。この場合、用紙の表裏いずれの面を利用しても転写抜けの発生を防止することができる。
なお、転写抜けを防止する観点からは用紙表面と磁性材料との最短距離の最小値は大きければ大きい程好ましいが、実用上は150μm以下であることが好ましい。
なお、本発明に用いられる磁性材料の形状は特に限定されないが、長さが数ミリ以上の線状の磁性材料(以下、「磁性体線材」と称す場合がある)が好適に利用される。それゆえ、1本の磁性体線材について、図1に示すように3つの断面サンプルを作製した。
図1は断面サンプルを作製する際の断裁位置を説明するための模式図であり、記録媒体中の磁性体線材の紙面方向における配置について示した図である。図中、10は磁性体線材を表し、点線は断面サンプルを作製する際の断裁位置を示す。図1に示すように、断面サンプルは、1本の磁性体線材について、磁性体線材10の両端部近傍および中央部の断面が露出するように断裁することにより作製した。断面サンプルの採取位置は、通常は前述した方法で行われるが、目視あるいは光学的に磁性材料の最も用紙表面に近い部分が判明すれば、その位置で断面サンプルを採取することもできる。
なお、用紙表面と磁性材料との最短距離は、2値化処理により得られた画像を基に、図2に示すようにして測定した。図2は、用紙表面と磁性材料との最短距離の測定方法について示す模式図であり、磁性材料の断面が露出した断面サンプルの断面について示したものである。図中、12は磁性材料を表し、20は用紙表面を表す。図2に示すように用紙表面20と磁性材料12との最短距離は、両矢印Aで示されるように、用紙表面20から磁性材料12までの間に直線を引いた場合に最も短くなる距離として求めた。
−磁性材料−
本発明の記録用紙に含有される磁性材料は、大バルクハウゼン効果を起こすものであることが特に好ましい。ここで、大バルクハウゼン効果について簡単に説明する。図3は、大バルクハウゼン効果を説明するための図である。大バルクハウゼン効果は、図3(a)に示すようなB−H特性、つまり、ヒステリシスループがほぼ長方形で、保磁力(Hc)が比較的小さな材料、例えば、Co−Fe−Ni−B−Siからなるアモルファス磁性材料を交番磁界中においた際に、急峻な磁化反転が起きる現象である。このため、励磁コイルに交番電流を流して交番磁界を発生させ、その交番磁界中に磁性材料を置くと、磁化反転時に、磁性材料の近傍に配置した検知コイルにパルス状の電流が流れることとなる。
なお、磁性体線材の直径や長さは、記録用紙中に含まれる全ての磁性体線材の直径や長さが上述した範囲を満たすことが好ましいが、値に分布がある場合には、平均値として上述した範囲を満たすことが好ましい。
なお、紙基材が2層の場合には、一方の層にのみ磁性材料が含まれる。この場合、磁性材料が含まれない他方の層が設けられた側の用紙表面と磁性材料との最短距離の最小値を5μm以上に制御することが容易である。
また、紙基材の片面または両面に塗工層を設けることも好適である。塗工層の形成は、磁性材料が紙基材の表面近傍に位置する場合や、紙基材が単層である場合に特に有効である。
なお、紙基材が単層で、且つ、塗工層も設けない場合においては、紙厚を厚くしたり坪量を大きくすることも更に有効である。具体的に言えば、紙厚は60μm以上であることが好ましく、80μm以上であることがより好ましく、坪量としては60g/m2以上であることが好ましく、70g/m2以上であることがより好ましい。但し、実用上、紙厚は300μm以下であることが好ましく、坪量は270g/m2以下であることが好ましい。
さらに、綿パルプ繊維、麻パルプ繊維、ケナフパルプ繊維、バガスパルプ繊維、ビスコースレーヨン繊維、再生セルロース繊維、銅アンモニアレーヨン繊維、セルロースアセテート繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリアクリロニトリル系繊維、ポリビニルアルコール系繊維、ポリ塩化ビニリデン系繊維、ポリオレフィン系繊維、ポリウレタン系繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、フルオロカーボン系繊維、ガラス繊維、炭素繊維、アルミナ繊維、金属繊維、シリコンカーバイド繊維等の各繊維を、単独あるいは複数組み合わせて使用することができる。
紙基材に添加可能なサイズ剤の種類としては、ロジン系サイズ剤、合成サイズ剤、石油樹脂系サイズ剤、中性サイズ剤等のサイズ剤を挙げることができる。さらに、硫酸バンド、カチオン化澱粉などのサイズ剤と、定着剤とを組み合わせて使用してもよい。
紙力増強剤としては、でんぷん、変性でんぷん、植物ガム、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、スチレン−無水マレイン酸共重合体、塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体、スチレン-ブタジエン共重合体、ポリアクリル酸エステル尿素−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ジアルデヒドでんぷん、ポリエチレンイミン、エポキシ化ポリアミド、ポリアミド−エピクロルヒドリン系樹脂、メチロール化ポリアミド、キトサン誘導体等が挙げられ、これらの材料を単独あるいは混合して使用することができる。
また、この他にも、染料、pH調整剤等、通常の紙媒体に配合される各種助剤を適宜使用しても構わない。
サイズプレス液に用いるバインダは、コーンスターチ、馬鈴薯澱粉、タピオカ澱粉などの未加工澱粉を始めとして、加工澱粉として酵素変性澱粉、燐酸エステル化澱粉、カチオン化澱粉、アセチル化澱粉などを使用することができる。また、その他にもポリエチレンオキサイド、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸ソーダ、アルギン酸ソーダ、ヒドロキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、グアーガム、カゼイン、カードランなどの水溶性高分子及びそれらの誘導体などを単独あるいは混合して使用することができるが、これに限定されるものではない。ただし、製造コストの観点からは、より安価である澱粉を使用する場合が多い。
このような観点からは、記録用紙の表面抵抗率や体積抵抗率を白抜けが発生しにくいように所定の範囲に調整することが好適である。このような抵抗調整を行うためには、本発明の記録用紙に、抵抗調整剤として塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化錫、酸化アルミニウム、及び酸化マグネシウム等の無機物や、アルキルリン酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、スルホン酸ナトリウム塩、及び第4級アンモニウム塩等の有機系の材料を単独もしくは混合して使用することができる。また、これら抵抗調整剤を記録用紙に含有させる方法としては、これらの無機物や有機材料を上記サイズプレス液中に含有させて、上記紙基材表面に塗布するようにすればよい。
樹脂層として用いられる樹脂としては、公知の熱可塑性樹脂であれば特に限定はなく、例えばエステル結合を有する樹脂;ポリウレタン樹脂;尿素樹脂等のポリアミド樹脂;ポリスルホン樹脂;ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−プロビオン酸ビニル共重合体樹脂;ポリビニルブチラール等のポリオール樹脂、エチルセルロース樹脂、酢酸セルロース樹脂等のセルロース樹脂;ポリカプロラクトン樹脂、スチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリアクリロニトリル樹脂、ポリエーテル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂;ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン樹脂、エチレンやプロピレン等のオレフィンと他のビニルモノマーとの共重合体樹脂、アクリル樹脂などを例示することができる。
さらに記録用紙の上記他方の面に種々の加工、例えば粘着、磁性、難燃、耐熱、耐水、耐油、防滑等の後加工を施すことにより、各種の用途適性を付加することも勿論可能である。
(実施例1)
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)90質量部、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)10質量部、及び直径16μm長さ30mmの磁性体線材(組成:Feベース)5質量部を混合したパルプスラリー中に、パルプ固形分100質量部に対して、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.20質量部、およびアルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.08質量部を添加した。
これらの混合物の紙料スラリー(固形分濃度1.0質量%)を配向性抄紙機(熊谷理機工業株式会社製)を用いて以下の条件で抄紙した。
<抄紙条件>
・ドラム回転速度:1000m/min
・紙料噴射圧力:1.0kgf/cm2
・紙料噴出角度:60°
・ストローク回数:15
次に、抄紙して得られたシートを、角型シートマシンプレス(熊谷理機工業株式会社製)で10kgf/cm2の圧力で1分間プレスし、その後KRK回転型乾燥機(熊谷理機工業株式会社製)で加熱温度100℃、回転速度100cm/minで乾燥し、坪量101g/m2の記録用紙を得た。
直径45μm長さ20mmの磁性体線材(組成:Feベース)を用いる以外は実施例1と同様に紙料スラリーを調製し、抄紙条件のストローク回数を17にして、坪量100g/m2の記録用紙を得た。
直径16μm、長さ30mmの磁性体線材(組成:Feベース)を用いる以外は実施例1と同様に紙料スラリーを調製し、抄紙条件のストローク回数を40にして、坪量258g/m2の記録用紙を得た。
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)95質量部、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)5質量部、及び直径16μm長さ30mmの磁性体線材(組成:Coベース)5質量部を混合したパルプスラリー中に、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.15質量部、およびアルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.05質量部を添加した。これらの混合物の紙料スラリー(固形分濃度0.8質量%)を配向性抄紙機(熊谷理機工業株式会社製)を用いて以下の条件で抄紙した。抄紙条件を以下に示す。
<抄紙条件>
・ドラム回転速度:1000m/min
・紙料噴射圧力:1.0kgf/cm2
・紙料噴出角度:60°
・ストローク回数:7回
次に、抄紙して得られたシートを、角型シートマシンプレス(熊谷理機工業株式会社製)で10kgf/cm2の圧力で1分間プレスし、その後KRK回転型乾燥機(熊谷理機工業株式会社製)で加熱温度100℃、回転速度100cm/minで乾燥し、坪量51g/m2の記録用紙を得た。
実施例4と同様に紙料スラリーを調製し、抄紙条件のストローク回数を35にして、坪量242g/m2の基材を得た。
次に、顔料成分100質量%[軽質炭酸カルシウム(商品名:タマパールT−123、奥多摩工業(株)製)を30質量%、カオリン(ウルトラホワイト90、エンゲルハード(株)製)を70質量%]に対し、接着剤として酸化デンプン(エースA、王子コーンスターチ(株)製)3質量%(顔料に対する固形比;以下本例において同様)と、合成接着剤(LX430および2507H、配合比20:80、日本ゼオン(株)製)15質量%、および分散剤(アロンT−40、東亜合成(株)製)0.3質量%を配合して、基材に塗工する塗工組成物を調製した。
実施例1で用いた紙料スラリーから、磁性体線材を除いた紙料スラリー(固形分濃度0.9質量%)を、配向性抄紙機(熊谷理機工業株式会社製)を用いて坪量43g/m2の第1の紙基材層を作製した。抄紙条件を以下に示す。
<抄紙条件>
・ドラム回転速度:1000m/min
・紙料噴射圧力:1.0kgf/cm2
・紙料噴出角度:60°
・ストローク回数:6回
次に、実施例1で用いた紙料スラリー(固形分濃度1.0質量%)を用いて、上記抄紙条件で坪量55g/m2の第2の紙基材層を作製し、第1の紙基材層の表面に積層させた。次に、抄紙して得られたシートを、角型シートマシンプレス(熊谷理機工業株式会社製)で10kgf/cm2の圧力で1分間プレスし、その後KRK回転型乾燥機(熊谷理機工業株式会社製)で加熱温度100℃、回転速度100cm/minで乾燥し、坪量98g/m2の記録用紙を得た。
なお、実施例6の記録用紙については、磁性体線材を含む第2の紙基材層が設けられた側の面を「表面」とし、磁性体線材を含まない第1の紙基材層が設けられた側の面を「裏面」とした。
実施例6で得られた記録用紙の両面に、実施例5で用いた塗工組成物を乾燥重量が片面あたり7g/m2となるように、ブレードコータにより塗工し、坪量112g/m2の記録用紙(塗工紙)を得た。
なお、実施例7の記録用紙については、磁性体線材を含む第2の紙基材層が設けられた側の面を「表面」とし、磁性体線材を含まない第1の紙基材層が設けられた側の面を「裏面」とした。
実施例6で作製した磁性体線材を含まない紙料スラリーを用い紙基材層を個別に2つ作製(坪量36g/m2及び37g/m2)し、さらに実施例1で使用した紙料スラリーを用い、坪量32g/m2の紙基材層を作製した。作製した3つの紙基材層を磁性体線材を含む紙基材層を中層として積層し、角型シートマシンプレス(熊谷理機工業株式会社製)で10kgf/cm2の圧力で1分間プレスし、その後KRK回転型乾燥機(熊谷理機工業株式会社製)で加熱温度100℃、回転速度100cm/minで乾燥し、坪量105g/m2の用紙を得た。
LBKP(広葉樹晒クラフトパルプ)90質量部、NBKP(針葉樹晒クラフトパルプ)10質量部、及び直径48μm長さ20mmの磁性体線材(組成:Coベース)5質量部を混合したパルプスラリー中に、パルプ固形分100質量部に対して、カチオン化デンプン(商品名:MS4600、日本食品化学工業(株)製)0.20質量部、およびアルケニル無水コハク酸(ファイブラン81、王子ナショナル(株)製)0.08質量部を添加した。
これらの混合物の紙料スラリー(固形分濃度0.8質量%)を配向性抄紙機(熊谷理機工業株式会社製)を用いて以下の条件で抄紙した。
<抄紙条件>
ドラム回転速度:1000m/min
紙料噴射圧力:1.0kgf/cm2
紙料噴出角度:60°
ストローク回数:7
次に、抄紙して得られたシートを、角型シートマシンプレス(熊谷理機工業株式会社製)で10kgf/cm2の圧力で1分間プレスし、その後KRK回転型乾燥機(熊谷理機工業株式会社製)で加熱温度100℃、回転速度100cm/minで乾燥し、坪量52g/m2の記録用紙を得た。
実施例6で作製した磁性体線材を含まない紙料スラリーを用いて紙基材層を坪量72g/m2になるように個別に1つ作製し、さらに実施例1で使用した紙料スラリーを用い、紙基材層を個別に2つ作製(坪量16g/m2及び坪量16g/m2)の紙基材層を作製した。作製した3つの紙基材層を磁性体線材を含まない紙基材層を中層として積層し、角型シートマシンプレス(熊谷理機工業株式会社製)で10kgf/cm2の圧力で1分間プレスし、その後KRK回転型乾燥機(熊谷理機工業株式会社製)で加熱温度100℃、回転速度100cm/minで乾燥し、坪量104g/m2の記録用紙を得た。
実施例6で作製した磁性体線材を含まない紙基材層を坪量224g/m2になるように個別に1つ作製し、さらに実施例1で使用した紙料スラリーを用い、紙基材層を個別に2つ作製(坪量18g/m2及び坪量16g/m2)の紙基材層を作製した。作製した3つの紙基材層を磁性体線材を含まない紙基材層を中層として積層し、角型シートマシンプレス(熊谷理機工業株式会社製)で10kgf/cm2の圧力で1分間プレスし、その後KRK回転型乾燥機(熊谷理機工業株式会社製)で加熱温度100℃、回転速度100cm/minで乾燥し、坪量258g/m2の用紙を得た。
評価は、各実施例/比較例で得られた記録用紙を裁断してA4サイズとした用紙を用いて2種類の画像形成装置(富士ゼロックス社製、DocuCenterColor f450(以下、「DCCf450」と略す)およびDocuPrint 180EPS(以下、「DP180EPS」と略す)により普通紙モードにて、ハーフトーン画像(単色黒色 50%)を両面出力した際の転写抜け(いわゆる白抜け)を評価した。
結果を記録用紙の用紙表面と磁性材料との最短距離の最小値等の用紙の諸特性や紙基材の層数、塗工層の有無、磁性材料の組成等と共に以下の表1に示す。
G0:転写抜け未発生
G1:画像の一部で画像濃度が薄くなっているが印刷物として問題なし
G2:磁性体線材が含まれている部分の用紙表面の画像濃度が全体的に薄くなっているが印刷物として問題無し
G3:画像の一部が白く抜けており印刷物として問題あり
G4:画像が全体的に白く抜けており印刷物として問題あり
12 磁性材料
20 用紙表面
Claims (2)
- 磁性材料を含み、少なくとも一方の用紙表面と前記磁性材料との最短距離の最小値が5μm以上であることを特徴とする記録用紙。
- 前記磁性材料が少なくとも大バルクハウゼン効果を起こすことを特徴とする請求項1に記載の記録用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006112135A JP2007286245A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 記録用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006112135A JP2007286245A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 記録用紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007286245A true JP2007286245A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38758083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006112135A Pending JP2007286245A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 記録用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007286245A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003295492A (ja) * | 2002-04-03 | 2003-10-15 | Oji Paper Co Ltd | 偽造防止用紙 |
JP2004285524A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷用シートおよび文書管理装置並びに文書管理方法 |
JP2005146477A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Fuji Xerox Co Ltd | セキュリティペーパーとその製造方法および装置 |
JP2005213654A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 磁性素子が漉き込まれた用紙の作製装置および方法 |
JP2005232617A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 磁性体入り用紙とその読取り方法 |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006112135A patent/JP2007286245A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003295492A (ja) * | 2002-04-03 | 2003-10-15 | Oji Paper Co Ltd | 偽造防止用紙 |
JP2004285524A (ja) * | 2003-03-24 | 2004-10-14 | Fuji Xerox Co Ltd | 印刷用シートおよび文書管理装置並びに文書管理方法 |
JP2005146477A (ja) * | 2003-11-18 | 2005-06-09 | Fuji Xerox Co Ltd | セキュリティペーパーとその製造方法および装置 |
JP2005213654A (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 磁性素子が漉き込まれた用紙の作製装置および方法 |
JP2005232617A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Dainippon Printing Co Ltd | 磁性体入り用紙とその読取り方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5073324B2 (ja) | 記録用紙 | |
JP4847191B2 (ja) | 記録用紙 | |
JP4433008B2 (ja) | 記録用紙 | |
JP4916239B2 (ja) | 記録媒体及びシート | |
US8076010B2 (en) | Magnetic wire and recording medium | |
JP4956993B2 (ja) | 記録媒体検知システム | |
US8628839B2 (en) | Recording medium | |
JP2008224985A (ja) | 電子写真用転写紙 | |
US7638209B2 (en) | Recording medium | |
CN101324762B (zh) | 记录介质 | |
JP4807065B2 (ja) | 記録媒体、及びその製造方法 | |
JP4828289B2 (ja) | 記録用紙 | |
JP2008020539A (ja) | 記録媒体 | |
JP2007286245A (ja) | 記録用紙 | |
JP4671863B2 (ja) | 記録媒体 | |
JP2009133032A (ja) | 記録用紙 | |
JP2008083642A (ja) | 電子写真用転写用紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090319 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100520 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20100525 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100723 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100928 |