JP2007284912A - ラーメン架構の柱・梁接合部 - Google Patents

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光 千田
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Abstract

【課題】 柱のフランジと仕口部の補強が不要で、エンドプレートの板厚を薄くし、かつ高力ボルトの本数を削減することを可能にしたラーメン架構の柱・梁接合部を提供する。
【解決手段】 梁1と柱2にH形鋼を使用してラーメン架構を構築する。梁1の端部にエンドプレート5を、柱2の上端部にエンドプレート9をそれぞれ溶接により取り付ける。エンドプレート5とエンドプレート9は、当該エンドプレート5および9の水平面に対する傾きが柱2および梁1の出隅側フランジ2a,1a同士の交点と入隅側フランジ2b,1b同士の交点とを結ぶ直線の傾きと等しく、かつ互いに同じ位置で密着するようにそれぞれ溶接することにより取り付ける。当該エンドプレート5とエンドプレート9どうしを複数の高力ボルト3によって接合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、柱と梁にH形鋼もしくは弦材をT形鋼とするラチス形式の組立て材が使用されてなるラーメン架構の柱・梁接合部に関し、特に柱のフランジと仕口部(パネルゾーン)の補強が不要で、しかもエンドプレートの板厚を薄くし、高力ボルトの本数を削減できるようにしたものである。
平屋建ての工場や倉庫などの構造形式は、一般に梁間方向を山形または門形のラーメン構造とし、桁行方向をブレース構造とすることが多い。また、山形または門形の架構を構成する柱と梁には、H形鋼もしくは弦材をT形鋼とするラチス形式の組立て材が使われることが多い。
ここで、山形架構は、図3(a)に図示するような梁1の中央部が山形に折れ曲がった棟部を有する架構をいい、梁が斜めに直線状に延びる片流れの架構も含む。また、門形架構は図3(b)に図示するような梁1が水平に延び、棟部のない矩形架構をいう。
ところで、この種の構造形式において、柱と梁は一般に、図5に図示するようなブラケット形式、または図6(a),(b)に図示するようなエンドプレート形式によって接合されている。
ブラケット形式は、図5に図示するように、梁1を梁端部(以下「ブラケット」という)1Aと梁中央部(以下「梁本体」という)1Bとから形成し、ブラケット1Aは柱2に工場などで溶接し、施工現場においてブラケット1Aが突設された柱2を建て付けた後、梁本体1Bの端部をブラケット1Aに高力ボルト3と添え板4によって高力ボルト摩擦接合する接合形式であり、特に柱2とブラケット1Aとの接合部を仕口部、ブラケット1Aと梁本体1Bとの接合部を継手部という。
一方、エンドプレート形式は、図6(a),(b)に図示するように、梁1の端部に工場などでエンドプレート5を溶接し、施工現場で柱2のフランジ2bにエンドプレート5を高力ボルト3で高力ボルト引張接合する接合形式である。
特開平2−313085号公報 特開平4−258429号公報
ブラケット形式は、柱2の仕口部からブラケット1Aが突出した状態にあるため、運搬時などに嵩張って運搬効率が悪いだけでなく、1箇所の継手に通常8枚の添え板4と相当数の高力ボルトを必要とするため、現場接合に非常に多くの手間がかかる等の課題がある。また、仕口と継手の両方の加工が必要なため、エンドプレート形式に比べて加工にも余計に手間がかかり、コストも嵩む。
一方、エンドプレート形式は、梁側からの曲げによる引張力と圧縮力に備えて柱2のフランジ2bを充分に補強する必要があるため、加工の手間がかかる。 また特に、従来のエンドプレート形式では、梁1の曲げモーメントは梁端部のエンドプレート5の引張側においては高力ボルト3の引張力として、圧縮側においてはエンドプレート5と柱フランジ2b間の圧縮力として柱2に伝達されることから、エンドプレート5には高力ボルト3の引張力により大きな面外曲げモーメントが発生するため、梁1の許容曲げモーメント以上の接合部耐力を確保しようとすると、エンドプレート5の厚さは梁1のフランジ厚の2倍程度は必要になることが多い。
また、柱2のフランジ2bにも高力ボルト3によって同じ大きさの面外方向の引張力が作用するため、それによる面外曲げモーメントに耐えるようにする必要がある。しかし、上記した平屋建てのラーメン架構では、柱2と梁1にほぼ同じ断面寸法のH形鋼や組立て材が使用されることから、仕口部における柱2のフランジ2bの厚さが相対的に不足するため、何らかの補強が必要になる。
この場合の補強方法としては、従来、柱2のフランジ2bの内側にフランジ2bと垂直に水平スチフナ6を溶接によって取り付け、さらにフランジ2bの外面に被せるようにカバープレート7を溶接して取り付けることによりフランジ2bの総厚を厚くすることが行われている。
また特に、H形鋼からなる柱の場合、パネルゾーン(フランジとスチフナで囲まれた部分のウェブ)には大きな剪断力が作用するため、ウェブ2cが薄い場合には、ダブラープレート(補強鋼板)8を取り付けて補強する必要があるため、余計に加工の手間を必要とする。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、柱のフランジと仕口部(パネルゾーン)の補強が不要で、エンドプレートの板厚を薄くし、高力ボルトの本数を削減することを可能にしたラーメン架構の柱・梁接合部を提供することを目的とするものである。
請求項1記載のラーメン架構の柱・梁接合部は、ラーメン架構の柱・梁接合部において、前記柱と梁の端部にエンドプレートが当該エンドプレートの水平面に対する傾きが前記柱および梁の出隅側フランジ同士の交点と入隅側フランジ同士の交点とを結ぶ直線の傾きと等しく、かつ互いに同じ位置で密着するようにそれぞれ溶接することにより取り付けられ、当該エンドプレート同士が複数の高力ボルトによって接合されてなることを特徴とするものである。
本発明は特に、柱と梁の端部にエンドプレートを当該柱および梁の材軸に対して斜めに互いに添い合わされた状態にそれぞれ突設し、当該エンドプレート同士を高力ボルト接合することによって、柱のフランジおよびパネルゾーンの補強を不要にすると共に、これまでのエンドプレート接合に比べて高力ボルトの径と本数を減らし、かつエンドプレートの板厚を薄くできるようにしたものである。
請求項2記載のラーメン架構の柱・梁接合部は、請求項1記載のラーメン架構の柱・梁接合部において、柱・梁接合部の出隅側においてエンドプレートの端部は、柱および梁の出墨側フランジより外側に突出され、当該突出部が複数の高力ボルトによって締結され、前記柱・梁接合部の入隅側において前記エンドプレートは、前記柱および梁の入隅側フランジの内側において複数の高力ボルトによって締結されてなることを特徴とするものである。
本発明は、仕口部の出隅側においては、エンドプレートの縁端を柱および梁の出隅側フランジよりも外側に突出させ、当該エンドプレートの縁端部を高力ボルトによって接合し、入隅側においては、エンドプレートの縁端をフランジより外側に突出させないで、エンドプレート同士を柱および梁の入隅側フランジの内側で高力ボルトによって接合することで、高力ボルトをスムーズに締め付けられるようにしたものである。
請求項3記載のラーメン架構の柱・梁接合部は、請求項1または2記載のラーメン架構の柱・梁接合部において、柱と梁にH形鋼もしくは弦材をT形鋼とするラチス形式の組立て材が使用されてなることを特徴とするものである。
ところで、日本建築学会の「鋼構造接合部設計指針」によれば、図4(b)に図示するようなエンドプレート形式の柱・梁接合部においては、梁の引張側に作用する引張力は次式で与えられる。
=M/d
ここで、Pはエンドプレートの梁引張側フランジ周辺をスプリットティーとみなした場合のスプリットティーの作用する引張力、Mは梁端部の曲げモーメント、dは梁の出隅側フランジと入隅側フランジ間の板厚中心間距離である。
本発明のようにエンドプレートと梁フランジとのなす角度が直角ではない場合
(図4(a)参照)、その角度をθとすると、エンドプレートに作用する垂直方向の引張力Tは次式で表される。
=P・sinθ
例えば、門形架構でθ=45°の場合、引張力TはPの0.707倍に低減される。したがって、通常のエンドプレート形式の接合部に比べて高力ボルトの本数や径を減らし、エンドプレートの板厚を薄くすることができる。
一方、エンドプレートと引張フランジとの交点(接合部)での力の釣り合いから、エンドプレートの面内方向には次式で示される圧縮力Cが作用する。
=P・cosθ
ただし、引張力Tに対して設計したエンドプレートの板厚は、本発明による場合でもかなり厚くなるため、圧縮力Cに対しては十分に安全である。
また、エンドプレートの中央付近もエンドプレート同士を密着させるために計算外の高力ボルトを締結する場合には、当該高力ボルトがエンドプレートの面外座屈を拘束するため、安全度はさらに高くなる。
因みに、図5と図6(a),(b)にそれぞれ図示するような、従来のブラケット形式やエンドプレート形式による接合では、本発明のエンドプレートに相当する斜めの部材が接合部のパネルゾーンに存在しないため、梁フランジから柱に伝達される引張力Pと圧縮力Cは、パネルゾーンの柱ウェブの剪断力τを介して釣り合うことになる。
このため、柱のウェブが薄い場合には剪断力が許容値を超えるため、パネルゾーンの片面もしくは両面にダブラープレートを取り付けて補強する必要がある。
これに対し、本発明においては、従来パネルゾーンの剪断力で処理していた力をエンドプレートの面内軸力で処理できるため、パネルゾーンの補強は全く不要となる。
また、柱・梁接合部の出隅側においては、エンドプレートの縁端を梁および柱の出隅側フランジよりも外側に突出させ、この縁端部を高力ボルトによって締結し、一方、入隅側においてはエンドプレートの縁端を柱および梁のフランジより外側に突出させず、梁および柱の入隅側フランジの内側でエンドプレートを高力ボルトによって締結することで、高力ボルトを締め付ける際に、高力ボルト用電動レンチがフランジに当たるような事態を回避でき、高力ボルトをスムーズに締め付けることができる。
通常のエンドプレート接合では、梁のフランジの内側と外側の両方に高力ボルトを締め付けることが多いが、これは梁の降伏曲げモーメントを伝えようとすると、高力ボルトが片側だけでは接合部の曲げ耐力が不足するからである。
しかし、本発明のようにエンドプレートを斜めに設置した場合、フランジとエンドプレートとの接合部の角度が鋭角をなす側の高力ボルトについては、ボルトがフランジに当たってボルト孔に挿入できないか、挿入できたとしても高力ボルト用電動レンチがフランジに当たって締め付けられない事態となる。
したがって本発明では、鈍角側、すなわち出隅側フランジの外側と入隅側フランジの内側にのみ高力ボルトを配置することとしたが、これが可能になった理由は、先に述べたように、作用する引張力が7割程度に低減されるからである。
さらに、出隅側については、高力ボルトを締め付ける側のエンドプレートとフランジとの接合部の角度が鈍角になっているので、図7(a)に図示するように、高力ボルト用電動レンチの胴部分とフランジとの干渉が発生せず、高力ボルトの位置を通常よりもフランジに近くまで寄せることができる。
高力ボルトの位置がフランジに近い方が、てこ反力が小さくなり、接合部の引張耐力が増加することになるので、フランジ片側のみの高力ボルト配置でも設計が可能となる。
一方、入隅側については、仮に高力ボルトの締付け方法を工夫して、フランジの外側にエンドプレートの縁端を突出させ、高力ボルトを設置したとすると、建物としての室内有効高さがそれだけ減じられることになる。逆に室内有効高さを通常のエンドプレート接合の建物と同じにしようとすれば、軒の高さをそれだけ上げることになり、コストアップにつながる。
したがって、高力ボルトの片側配置で設計が可能なことは、高力ボルトの締め付けの施工困難を回避するだけでなく、上記のコストアップを回避することにもつながる。
本発明は特に、柱と梁の端部にエンドプレートを当該柱および梁の材軸に対し斜めに互いに添い合わされた状態にそれぞれ突設し、当該エンドプレート同士を高力ボルトによって締結することにより、柱のフランジおよびパネルゾーンの補強を不要にすることができると共に、これまでのエンドプレート接合に比べて高力ボルトの径と本数を減らすことができ、かつエンドプレートの板厚も薄くできるため、柱・梁接合部の製作・施工コストを大幅に削減できる。
また特に、柱・梁接合部の出隅側においては、前記エンドプレートの出隅側の端部を前記柱および梁の出隅側フランジの外側に突出し、この突出部を高力ボルトによって締結することにより、接合部の出隅側を強固にかつ確実に接合することができ、一方接合部野入隅側においては、エンドプレート同士を柱および梁の入隅側フランジの内側で高力ボルトによって接合することで、高力ボルトをスムーズに締め付けることができる。
図1(a),(b)は、梁1と柱2が共にH形鋼からなる門形ラーメン架構の柱・梁接合部を示し、図2(a),(b)は、柱と梁に弦材をT形鋼とするラチス形式の組立て材が使用された門形ラーメン架構の柱・梁接合部を示したものである。
図において、梁1の端部と柱2の上端部にそれぞれエンドプレート5と9が突設され、当該エンドプレート5と9は互いに添い合わせられ、かつ複数の高力ボルト3によって締結されている。
梁1と柱2の端面は共に、梁1の材軸に対して仕口部の入隅側から出隅側方向にほぼ45°昇り勾配をなす斜めに形成されている。
エンドプレート5と9は同一寸法の長方形板状に形成され、エンドプレート5は梁1の端部に、エンドプレート9は柱2の上端部にそれぞれ溶接することによって斜めに取り付けられている。
すなわち、エンドプレート5および9は、当該プレートの水平面に対する傾きが柱2および梁1の出隅側フランジ1a,2a同士の交点と入隅側フランジ1b,2b同士の交点とを結ぶ直線の傾きと等しく、かつ互いに同じ位置で密着するようにそれぞれ溶接することにより取り付けられている。
また、エンドプレート5および9の出隅側の端部5aと9aは、梁1の出隅側フランジ1aおよび柱2の出隅側フランジ2aの外側に所定長さ突出し、エンドプレート5および9の入り隅側の端部5bと9bは、梁1および柱2の入隅側フランジ1bおよび2bの外側にわずかに突出している。
そして、エンドプレート5と9の出隅側の端部5aと9aは、梁1および柱2の出隅側フランジ1aおよび2aの外側において複数の高力ボルト3によって締結されている。
一方、エンドプレート5と9の入隅側の端部5bと9bは、梁1および柱2の入隅側フランジ1bおよび2bの内側において複数の高力ボルト3によって締結されている。さらに、図2(a),(b)の例においては、エンドプレート5と9の中央部分も複数の高力ボルト3によって締結されている。
こうして、梁1の端部と柱2の上端部がエンドプレート5と6を介し、複数の高力ボルト3によって直角に剛接合されている。
この場合、エンドプレート5と9の出隅側の端部5aと9aは、継手として梁1および柱2の出隅側フランジ1aおよび2aの外側に所定長さ突出し、この突出した端部に高力ボルト3が締結されている。一方、入隅側においては、高力ボルト3は梁1および柱2のフランジ1aおよび2aの内側でエンドプレート5と9に締結されているため、出隅側および入り隅側のいずれの側においても、高力ボルト3を締め付ける際、図7(a)に図示するように高力ボルト用電動レンチ10がフランジ1aと1bにあたることがないので、高力ボルト3の締め付けをスムーズに行うことができる。
すなわち、図7(a)に図示するように、エンドプレート5と梁1の出隅側フランジ1aおよび入隅側フランジ1bとのなす出隅側の交角、およびエンドプレート9と柱2の出隅側フランジ2aおよび入隅側フランジ2bとのなす出隅側の交角はいずれも鈍角になるため、レンチ10の胴部分とフランジとの干渉がなく、高力ボルト3の位置を通常よりもフランジの近く(g)まで寄せることができる。
むしろ、高力ボルト3がフランジに近い方がてこ反力が小さくなり、接合部の引張耐力が増加することになるので、フランジ片側のみの高力ボルト配置でも設計が可能となる。
なお、入隅側については、仮に高力ボルト3の締付け方法を工夫して、エンドプレート5および9の端部をフランジの外側に突出させ、この突出した部分を高力ボルト3で締結することも考えられるが、建物としての室内有効高さがそれだけ減じられることになる。逆に室内有効高さを通常のエンドプレート接合の建物と同じにしようとすれば、軒の高さをそれだけ上げることになり、コストアップにつながる。
本願発明の場合、梁1および柱2のフランジの片側の内側にのみ、高力ボルト3を締結することが可能なことで、高力ボルト3の締め付け時の施工困難を回避することができるだけでなく、コストアップを回避することにもつながる。
また、通常のエンドプレート接合では、梁1の降伏曲げモーメントを柱2側に伝えようとすると、高力ボルト3をフランジ1aの片側のみに配置だけでは、接合部の曲げ耐力が不足するため、フランジの内側と外側の両方に高力ボルト設置することが多いが、本発明の場合、作用する引張力が7割程度に低減されることから、鈍角側、すなわち出隅側フランジの外側と入隅側フランジの内側のみに高力ボルトを配置することができる。
本発明は、柱と梁にH形鋼もしくは弦材をT形鋼とするラチス形式の組立て材が使用されてなるラーメン架構を低コストで効率的に構築することができる。
柱と梁がH形鋼からなる本発明のラーメン架構の柱・梁接合部を示し、(a)はその正面図、(b)は(a)におけるイ−イ線断面図である。 柱と梁が組立て材からなる本発明のラーメン架構の柱・梁接合部を示し、(a)はその正面図、(b)は(a)におけるロ−ロ線断面図である。 本発明の柱・梁接合部によって構築されたラーメン架構を示し、(a)は山形ラーメン架構の正面図、(b)は門形ラーメン架構の正面図である。 (a)は、本発明の柱・梁接合部における力の伝達機構を示す図、(b)は、従来のエンドプレート形式による柱・梁接合部における力の伝達機構を示す図である。 従来のブラケット形式の柱・梁接合部を示す正面図である。 従来のエンドプレート形式の柱・梁接合部を示し、(a)は正面図、(b)は(a)におけるハ−ハ線断面図である。 (a)は、本発明の柱・梁接合部における高力ボルトの締付け方法を示す図、(b)は、従来のエンドプレート形式による柱・梁接合部における高力ボルトの締付け方法を示す図である。
符号の説明
1 梁
2 柱
3 高力ボルト
4 添え板
5 エンドプレート
6 水平スチフナー
7 カバープレート
8 ダブラープレート
9 エンドプレート
10 高力ボルト用電動レンチ

Claims (3)

  1. ラーメン架構の柱・梁接合部において、前記柱と梁の端部にエンドプレートが当該エンドプレートの水平面に対する傾きが前記柱および梁の出隅側フランジ同士の交点と入隅側フランジ同士の交点とを結ぶ直線の傾きと等しく、かつ互いに同じ位置で密着するようにそれぞれ取り付けられ、当該エンドプレート同士が複数の高力ボルトによって接合されてなることを特徴とするラーメン架構の柱・梁接合部。
  2. 柱・梁接合部の出隅側においてエンドプレートの端部は、柱および梁の出墨側フランジより外側に突出され、当該突出部同士が複数の高力ボルトによって締結され、前記柱・梁接合部の入隅側において前記エンドプレート同士は、前記柱および梁の入隅側フランジの内側において複数の高力ボルトによって締結されてなることを特徴とする請求項1記載のラーメン架構の柱・梁接合部。
  3. 柱と梁にH形鋼もしくは弦材をT形鋼とするラチス形式の組立て材が使用されてなることを特徴とする請求項1または2記載のラーメン架構の柱・梁接合部。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012107416A (ja) * 2010-11-17 2012-06-07 Naito House Corp 梁接合構造
JP2012167517A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Nippon Steel Engineering Co Ltd 建材および建設構造体
CN104583502A (zh) * 2012-08-27 2015-04-29 阿海珐有限公司 梁组件以及借此建立的结构

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