JP2007282038A - 信号伝送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】SIPネットワークの運用方法によって設定を変えることなく、SIPメッセージの伝送容量を低減することができる信号伝送装置を得ることを目的とする。
【解決手段】端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージと同一のSIPメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認するメッセージ比較部12を設け、メッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認され、そのSIPメッセージに対応する確認信号を受信していれば、そのSIPメッセージのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージを伝送路側に出力する。
【選択図】図1
【解決手段】端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージと同一のSIPメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認するメッセージ比較部12を設け、メッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認され、そのSIPメッセージに対応する確認信号を受信していれば、そのSIPメッセージのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージを伝送路側に出力する。
【選択図】図1
Description
この発明は、対向側の信号伝送装置と呼制御メッセージを送受信する信号伝送装置に関するものである。
近年のIP(Internet Protocol)ネットワークの発展により、電話音声信号やファクシミリ信号をIPパケット化して伝送するVoIP(Voice over IP)技術が注目されている。
音声や画像などのマルチメディア通信を行うため、VoIPによる電話の呼制御として、セッションの開始や終了を行うプロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)が広く普及している。
音声や画像などのマルチメディア通信を行うため、VoIPによる電話の呼制御として、セッションの開始や終了を行うプロトコルであるSIP(Session Initiation Protocol)が広く普及している。
図12はSIPデバイス間のSIPメッセージの通信シーケンス例を示す説明図である。
図12の例では、SIPデバイスA及びSIPデバイスBがIP電話端末であり、SIPデバイスAがSIPデバイスBに電話をかけて、両者の間で通話が開始されるまでのシーケンスを示している。
ユーザがSIPデバイスAを操作して、SIPデバイスBの電話番号をダイヤルすると、SIPデバイスAが「INVITE」と呼ばれるSIPメッセージをSIPデバイスBに送信する。
SIPデバイスBがINVITEメッセージを受信すると、「100 Trying」と呼ばれる応答メッセージをSIPデバイスAに送信する。
「100 Trying」の応答メッセージは、INVITEのSIPメッセージを受信して、その受信処理を開始したことを「INVITE」の送信元のSIPデバイスに対して通知するメッセージである。
図12の例では、SIPデバイスA及びSIPデバイスBがIP電話端末であり、SIPデバイスAがSIPデバイスBに電話をかけて、両者の間で通話が開始されるまでのシーケンスを示している。
ユーザがSIPデバイスAを操作して、SIPデバイスBの電話番号をダイヤルすると、SIPデバイスAが「INVITE」と呼ばれるSIPメッセージをSIPデバイスBに送信する。
SIPデバイスBがINVITEメッセージを受信すると、「100 Trying」と呼ばれる応答メッセージをSIPデバイスAに送信する。
「100 Trying」の応答メッセージは、INVITEのSIPメッセージを受信して、その受信処理を開始したことを「INVITE」の送信元のSIPデバイスに対して通知するメッセージである。
SIPデバイスBは、上記の応答メッセージを送信したのち、引き続いて「180 Ringing」と呼ばれる応答メッセージをSIPデバイスAに送信する。
「180 Ringing」の応答メッセージは、電話の呼び出し音を鳴らす処理を開始したことを「INVITE」の送信元のSIPデバイスに通知するメッセージである。
ユーザがSIPデバイスBの受話器を上げて電話を取ると、SIPデバイスBは、「200 OK」と呼ばれる応答メッセージをSIPデバイスAに送信する。
「200 OK」の応答メッセージは最終応答と呼ばれ、通話の開始を許可したことを示すメッセージとなる。
「180 Ringing」の応答メッセージは、電話の呼び出し音を鳴らす処理を開始したことを「INVITE」の送信元のSIPデバイスに通知するメッセージである。
ユーザがSIPデバイスBの受話器を上げて電話を取ると、SIPデバイスBは、「200 OK」と呼ばれる応答メッセージをSIPデバイスAに送信する。
「200 OK」の応答メッセージは最終応答と呼ばれ、通話の開始を許可したことを示すメッセージとなる。
SIPデバイスAは、「200 OK」の応答メッセージを受信すると、ACKメッセージをSIPデバイスBに送信する。
これにより、SIPデバイスAとSIPデバイスB間の通話が開始される。
これにより、SIPデバイスAとSIPデバイスB間の通話が開始される。
図13は「INVITE」のSIPメッセージの一例を示す説明図である。
SIPにおいて、通信が行われる端末もしくはサーバとの間で交換されるメッセージはテキストメッセージであり、トランスポート層としてUDP(User Datagram Protocol)またはTCP(Transmission Control Protocol)によって伝送される。
現状、IP電話のSIP伝送にはUDPが使用される場合が殆どである。
1個のメッセージは、図13に示す通り、数100バイトから1000バイト程度と、比較的大きいデータ量となる。
SIPにおいて、通信が行われる端末もしくはサーバとの間で交換されるメッセージはテキストメッセージであり、トランスポート層としてUDP(User Datagram Protocol)またはTCP(Transmission Control Protocol)によって伝送される。
現状、IP電話のSIP伝送にはUDPが使用される場合が殆どである。
1個のメッセージは、図13に示す通り、数100バイトから1000バイト程度と、比較的大きいデータ量となる。
UDPには再送制御がないため、SIPデバイスにはメッセージを再送する機能が備えられている。
例えば、SIPデバイスが「INVITE」のSIPメッセージを送信する場合、0.5秒以内に応答メッセージを受信することができない場合、同じSIPメッセージを再送する。
また、同じSIPメッセージを再送してから1秒以内に応答メッセージを受信することができない場合、更に、同じSIPメッセージを再送する。
このように、「INVITE」のSIPメッセージは、応答メッセージを受信するまでの間、再送する毎に間隔を倍にしながら最大32秒間再送が行われる(0.5秒、1秒、2秒、4秒、8秒、16秒の間隔で送信される)。
したがって、SIPデバイス間の伝送遅延が大きい場合、SIPメッセージの再送が発生する。
例えば、SIPデバイスが「INVITE」のSIPメッセージを送信する場合、0.5秒以内に応答メッセージを受信することができない場合、同じSIPメッセージを再送する。
また、同じSIPメッセージを再送してから1秒以内に応答メッセージを受信することができない場合、更に、同じSIPメッセージを再送する。
このように、「INVITE」のSIPメッセージは、応答メッセージを受信するまでの間、再送する毎に間隔を倍にしながら最大32秒間再送が行われる(0.5秒、1秒、2秒、4秒、8秒、16秒の間隔で送信される)。
したがって、SIPデバイス間の伝送遅延が大きい場合、SIPメッセージの再送が発生する。
図14はSIPメッセージの伝送遅延によって「INVITE」の再送が1回発生している例を示している。
また、図15は伝送路上でパケット損失が発生し、「INVITE」が再送される場合の一例を示している。
図15では、再送メッセージを含めて3個のSIPメッセージが損失し、4回の再送が発生している例を示している。
また、図15は伝送路上でパケット損失が発生し、「INVITE」が再送される場合の一例を示している。
図15では、再送メッセージを含めて3個のSIPメッセージが損失し、4回の再送が発生している例を示している。
近年、IPネットワークの広がりは無線通信にまで及んでおり、無線VoIPが注目されているが、無線伝送路の帯域は有線に比べて狭い。
したがって、図13に示すようなデータ量が大きいSIPメッセージを伝送すると、別途パケット化して伝送される音声通話信号のための帯域を圧迫してしまうという問題が発生する。
また、細い伝送回線にデータ量が大きいSIPメッセージを伝送すると、伝送遅延が大きくなる。
したがって、応答メッセージを受けるまでの時間間隔が長くなるためにSIPメッセージの再送が発生して、益々帯域を圧迫してしまう問題が発生する。
このため、SIPメッセージのようなデータ量が大きいメッセージをそのまま伝送するのではなく、SIPメッセージを圧縮して伝送する技術が開発されている。
したがって、図13に示すようなデータ量が大きいSIPメッセージを伝送すると、別途パケット化して伝送される音声通話信号のための帯域を圧迫してしまうという問題が発生する。
また、細い伝送回線にデータ量が大きいSIPメッセージを伝送すると、伝送遅延が大きくなる。
したがって、応答メッセージを受けるまでの時間間隔が長くなるためにSIPメッセージの再送が発生して、益々帯域を圧迫してしまう問題が発生する。
このため、SIPメッセージのようなデータ量が大きいメッセージをそのまま伝送するのではなく、SIPメッセージを圧縮して伝送する技術が開発されている。
具体的には下記の通りである。
例えば、以下の特許公報1に開示されている信号伝送装置では、SIPメッセージを圧縮するLSSCS(Lightweight SIP/SDP Compression Scheme)を提案している。
このLSSCSの方式では、8ビットのLSSCヘッダをSIPメッセージに設けており、LSSCヘッダの各ビットにおいて、ビット0−6(B0−B6)はデータ・ビットであり、ビット7は拡張(E:Extension)ビットである。
例えば、以下の特許公報1に開示されている信号伝送装置では、SIPメッセージを圧縮するLSSCS(Lightweight SIP/SDP Compression Scheme)を提案している。
このLSSCSの方式では、8ビットのLSSCヘッダをSIPメッセージに設けており、LSSCヘッダの各ビットにおいて、ビット0−6(B0−B6)はデータ・ビットであり、ビット7は拡張(E:Extension)ビットである。
LSSCSヘッダ内のデータ・ビットB0−B6は、SIPメッセージのフィールドか、SDPメッセージのフィールドのいずれかを示している。
LSSCSヘッダは、オクテット整列されており(整数個のオクテットを備えている)、拡張ビットEが“1”に設定される場合、別のLSSCSヘッダ・オクテットがそのLSSCSヘッダに追加される。拡張ビットEが“0”のときは、拡張ヘッダは追加されない。
SIP/SDPメッセージは、拡張及びオプション・フィールドを有するので、LSSCSヘッダが全てのあり得るメッセージ・フォーマットをカバーする。
LSSCSヘッダは、オクテット整列されており(整数個のオクテットを備えている)、拡張ビットEが“1”に設定される場合、別のLSSCSヘッダ・オクテットがそのLSSCSヘッダに追加される。拡張ビットEが“0”のときは、拡張ヘッダは追加されない。
SIP/SDPメッセージは、拡張及びオプション・フィールドを有するので、LSSCSヘッダが全てのあり得るメッセージ・フォーマットをカバーする。
ビットB0からB6の意味は次の通りである。
ビットBnがSIP/SDPメッセージ内の特定のフィールドをアドレスし、SIP/SDPメッセージ内の特定のフィールドの存在又は不在を指示すると仮定すると、次の通りである。
Bn=1は、対応のSIP/SDPフィールドがSIP/SDPメッセージ内に存在することを指示し、Bn=0は、対応のSIP/SDPフィールドが冗長なので、SIP/SDPから取り除かれることを指示する。
この場合、LSSCSを受信する装置は、予め用意してある追加の情報を用いることにより、その取り除かれたフィールドを回復する。
ビットBnがSIP/SDPメッセージ内の特定のフィールドをアドレスし、SIP/SDPメッセージ内の特定のフィールドの存在又は不在を指示すると仮定すると、次の通りである。
Bn=1は、対応のSIP/SDPフィールドがSIP/SDPメッセージ内に存在することを指示し、Bn=0は、対応のSIP/SDPフィールドが冗長なので、SIP/SDPから取り除かれることを指示する。
この場合、LSSCSを受信する装置は、予め用意してある追加の情報を用いることにより、その取り除かれたフィールドを回復する。
LSSCSは、上記のLSSCSヘッダと、上記方式によって低減化されたrSDP及びrSIPから構成される。
rSDP及びrSIPは、それぞれ低減されたSDP及びSIPメッセージである。
上記SIP/SDPから取り除かれたメッセージは、異なるネットワーク・エンティティ(例えば、SIPロケーション・サーバ(SIP location server)、DNSサーバ、メディア・ゲートウエイ(Media Gateway)、セキュリティ・サーバ(Security Server)及びDHCPサーバ)から、並びに他のプロトコル・エンティティ(例えば、UDP/IP、IPルーティング及び移動性管理)からの情報を用いて生成される。
例えば、SIPメッセージ内の被呼者/発呼者URLは、IP宛先/送信アドレスから再構成することができる。
rSDP及びrSIPは、それぞれ低減されたSDP及びSIPメッセージである。
上記SIP/SDPから取り除かれたメッセージは、異なるネットワーク・エンティティ(例えば、SIPロケーション・サーバ(SIP location server)、DNSサーバ、メディア・ゲートウエイ(Media Gateway)、セキュリティ・サーバ(Security Server)及びDHCPサーバ)から、並びに他のプロトコル・エンティティ(例えば、UDP/IP、IPルーティング及び移動性管理)からの情報を用いて生成される。
例えば、SIPメッセージ内の被呼者/発呼者URLは、IP宛先/送信アドレスから再構成することができる。
従来の信号伝送装置は以上のように構成されているので、SIPメッセージを圧縮して伝送する際、LSSCSヘッダを用いて、削除対象の冗長なフィールドを通知することにより、他のネットワーク・エンティティや他のプロトコル・エンティティからの情報を用いて削除されたフィールドを生成することができる。しかし、このような方式でSIPメッセージを圧縮する場合、VoIPネットワークの構成や運用方法によって削除されるフィールドに違いが出る場合があるため、SIPネットワークの運用方法によって、圧縮・伸張アルゴリズムの設定を変更する必要があるなどの課題があった。
例えば、SIPメッセージ内の被呼者/発呼者URLがIPアドレスで表記される場合と、ドメインで表記される場合とがある。この場合、どちらの表記が用いられるかを予め圧縮・伸張アルゴリズムに設定しておく必要がある。また、被呼者/発呼者URLには、ユーザ情報として電話番号情報が含まれる場合があるが、電話番号情報はIP宛先/送信アドレスから再構成することができないため、圧縮の対象から除外する必要が生じる。
例えば、SIPメッセージ内の被呼者/発呼者URLがIPアドレスで表記される場合と、ドメインで表記される場合とがある。この場合、どちらの表記が用いられるかを予め圧縮・伸張アルゴリズムに設定しておく必要がある。また、被呼者/発呼者URLには、ユーザ情報として電話番号情報が含まれる場合があるが、電話番号情報はIP宛先/送信アドレスから再構成することができないため、圧縮の対象から除外する必要が生じる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、SIPネットワークの運用方法によって設定を変えることなく、SIPメッセージの伝送容量を低減することができる信号伝送装置を得ることを目的とする。
この発明に係る信号伝送装置は、端末側から呼制御メッセージを受けると、その呼制御メッセージと同一の呼制御メッセージがメッセージ保存手段に保存されているか否かを確認するメッセージ確認手段を設け、メッセージ確認手段により同一の呼制御メッセージが保存されていることが確認されない場合、または、確認信号受信手段により呼制御メッセージに対応する確認信号が受信されていない場合、上記呼制御メッセージに識別情報を付加して、識別情報付の呼制御メッセージを伝送路側に出力し、メッセージ確認手段により同一の呼制御メッセージが保存されていることが確認され、確認信号受信手段により上記呼制御メッセージに対応する確認信号が受信されていれば、上記呼制御メッセージの識別情報を伝送路側に出力するようにしたものである。
この発明によれば、端末側から呼制御メッセージを受けると、その呼制御メッセージと同一の呼制御メッセージがメッセージ保存手段に保存されているか否かを確認するメッセージ確認手段を設け、メッセージ確認手段により同一の呼制御メッセージが保存されていることが確認されない場合、または、確認信号受信手段により呼制御メッセージに対応する確認信号が受信されていない場合、上記呼制御メッセージに識別情報を付加して、識別情報付の呼制御メッセージを伝送路側に出力し、メッセージ確認手段により同一の呼制御メッセージが保存されていることが確認され、確認信号受信手段により上記呼制御メッセージに対応する確認信号が受信されていれば、上記呼制御メッセージの識別情報を伝送路側に出力するように構成したので、SIPネットワークの運用方法によって設定を変えることなく、SIPメッセージの伝送容量を低減することができる効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による信号伝送装置を示す構成図であり、図において、端末側はSIPデバイスが接続される側であり、SIPメッセージ(呼制御メッセージ)が端末側入力端子1及び端末側出力端子2を介してSIPデバイスと入出力される。伝送路側は対向する信号伝送装置(以下、対向装置という)と接続される側であり、SIPメッセージが伝送路側出力端子3及び伝送路側入力端子4を介して対向装置と入出力される。
図1はこの発明の実施の形態1による信号伝送装置を示す構成図であり、図において、端末側はSIPデバイスが接続される側であり、SIPメッセージ(呼制御メッセージ)が端末側入力端子1及び端末側出力端子2を介してSIPデバイスと入出力される。伝送路側は対向する信号伝送装置(以下、対向装置という)と接続される側であり、SIPメッセージが伝送路側出力端子3及び伝送路側入力端子4を介して対向装置と入出力される。
送信メッセージバッファ11は過去に伝送路側に出力されたフルメッセージ(識別情報であるメッセージ番号+SIPメッセージ)を一定時間蓄積するメモリである。なお、送信メッセージバッファ11はメッセージ保存手段を構成している。
メッセージ比較部12は端末側入力端子1からSIPメッセージが入力されると、そのSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを判定するために、そのSIPメッセージと同一のSIPメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認する。なお、メッセージ比較部12はメッセージ確認手段を構成している。
確認信号待ちタイマ13は送信メッセージ制御部14から起動指令を受けるとタイマを起動し、送信メッセージ制御部14から停止指令を受ける前にタイムアウトすると、タイムアウトしたSIPメッセージのメッセージ番号を送信メッセージ制御部14に通知する。
メッセージ比較部12は端末側入力端子1からSIPメッセージが入力されると、そのSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを判定するために、そのSIPメッセージと同一のSIPメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認する。なお、メッセージ比較部12はメッセージ確認手段を構成している。
確認信号待ちタイマ13は送信メッセージ制御部14から起動指令を受けるとタイマを起動し、送信メッセージ制御部14から停止指令を受ける前にタイムアウトすると、タイムアウトしたSIPメッセージのメッセージ番号を送信メッセージ制御部14に通知する。
送信メッセージ制御部14はメッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認されない場合、そのSIPメッセージに対して新たなメッセージ番号を割り当てて、新たなメッセージ番号とフルメッセージの送信指令を識別情報付加部15に出力するとともに、識別情報付加部15から送信されるフルメッセージの蓄積指令を送信メッセージバッファ11に出力する。また、送信メッセージ制御部14は当該SIPメッセージのメッセージ番号を確認信号待ちタイマ13に出力して、このメッセージ番号に対するタイマの起動を指示する。
送信メッセージ制御部14は伝送路側から送信されたSIPメッセージに対する確認信号が伝送路側入力端子4から入力されると、その確認信号を受信して、そのSIPメッセージのメッセージ番号に対するタイマの停止指令を確認信号待ちタイマ13に出力するが、そのSIPメッセージに対する確認信号を受信する前に、確認信号待ちタイマ13から当該SIPメッセージのタイムアウトを示すメッセージ番号を受けると、上記フルメッセージの再送指令を識別情報付加部15に出力するとともに、このメッセージ番号に対するタイマの再起動を確認信号待ちタイマ13に指示する。
また、送信メッセージ制御部14はメッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認され、確認信号待ちタイマ13から当該SIPメッセージのタイムアウトを示すメッセージ番号を受ける前に、そのSIPメッセージに対する確認信号を受信している場合、そのSIPメッセージのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージの送信指令を識別情報付加部15に出力する。なお、送信メッセージ制御部14は確認信号受信手段を構成している。
送信メッセージ制御部14は伝送路側から送信されたSIPメッセージに対する確認信号が伝送路側入力端子4から入力されると、その確認信号を受信して、そのSIPメッセージのメッセージ番号に対するタイマの停止指令を確認信号待ちタイマ13に出力するが、そのSIPメッセージに対する確認信号を受信する前に、確認信号待ちタイマ13から当該SIPメッセージのタイムアウトを示すメッセージ番号を受けると、上記フルメッセージの再送指令を識別情報付加部15に出力するとともに、このメッセージ番号に対するタイマの再起動を確認信号待ちタイマ13に指示する。
また、送信メッセージ制御部14はメッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認され、確認信号待ちタイマ13から当該SIPメッセージのタイムアウトを示すメッセージ番号を受ける前に、そのSIPメッセージに対する確認信号を受信している場合、そのSIPメッセージのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージの送信指令を識別情報付加部15に出力する。なお、送信メッセージ制御部14は確認信号受信手段を構成している。
識別情報付加部15は送信メッセージ制御部14から新たなメッセージ番号とフルメッセージの送信指令を受けると、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージにメッセージ番号を付加してフルメッセージを作成し、伝送路側出力端子3を介して、そのフルメッセージを伝送路側の対向装置に送信する。また、識別情報付加部15は送信メッセージ制御部14からフルメッセージの再送指令を受けると、伝送路側出力端子3を介して、そのフルメッセージを伝送路側の対向装置に送信する。また、送信メッセージ制御部14から簡略メッセージの送信指令を受けると、伝送路側出力端子3を介して、SIPメッセージのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージを伝送路側の対向装置に送信する。
なお、確認信号待ちタイマ13、送信メッセージ制御部14及び識別情報付加部15からメッセージ送信手段が構成されている。
なお、確認信号待ちタイマ13、送信メッセージ制御部14及び識別情報付加部15からメッセージ送信手段が構成されている。
確認信号生成部16は伝送路側の対向装置から送信されたフルメッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、そのフルメッセージを受信するとともに、そのフルメッセージからメッセージ番号を抜き出して確認信号を生成し、伝送路側出力端子3を介して、その確認信号を伝送路側の対向装置に送信する。なお、確認信号生成部16は確認信号送信手段を構成している。
受信メッセージバッファ17は伝送路側の対向装置から送信されたフルメッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、そのフルメッセージを蓄積する。
受信データ選択部18は伝送路側の対向装置から送信されたフルメッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、そのフルメッセージを識別情報削除部19に出力し、伝送路側の対向装置から送信された簡略メッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、受信メッセージバッファ17に蓄積されているフルメッセージの中から、その簡略メッセージを構成しているメッセージ番号と同じメッセージ番号が付加されているフルメッセージを取り出し、そのフルメッセージを識別情報削除部19に出力する。
なお、受信メッセージバッファ17及び受信データ選択部18からメッセージ受信手段が構成されている。
受信データ選択部18は伝送路側の対向装置から送信されたフルメッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、そのフルメッセージを識別情報削除部19に出力し、伝送路側の対向装置から送信された簡略メッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、受信メッセージバッファ17に蓄積されているフルメッセージの中から、その簡略メッセージを構成しているメッセージ番号と同じメッセージ番号が付加されているフルメッセージを取り出し、そのフルメッセージを識別情報削除部19に出力する。
なお、受信メッセージバッファ17及び受信データ選択部18からメッセージ受信手段が構成されている。
識別情報削除部19は受信データ選択部18から出力されたフルメッセージに付加されているメッセージ番号を削除し、端末側出力端子2を介して、メッセージ番号削除後のメッセージを端末側のSIPデバイスに出力する。
なお、識別情報削除部19は識別情報削除手段を構成している。
なお、識別情報削除部19は識別情報削除手段を構成している。
図2はこの発明の実施の形態1による信号伝送装置により伝送される独自のメッセージ・フォーマットを示す説明図である。
図2のメッセージは、UDPより上のレイヤのみを示しており、UDP以下のレイヤに関しては、端末側より入力されるデータがそのまま使用されるものとする。
図2の例では、フルメッセージは、端末側より入力されたSIPメッセージに対して16ビットの識別情報が付加されたものであり、端末側より初めて受信したSIPメッセージは、フルメッセージとして伝送路側に出力される。この識別情報は、SIPメッセージ毎に固有のメッセージ番号を付与したものである。
図2のメッセージは、UDPより上のレイヤのみを示しており、UDP以下のレイヤに関しては、端末側より入力されるデータがそのまま使用されるものとする。
図2の例では、フルメッセージは、端末側より入力されたSIPメッセージに対して16ビットの識別情報が付加されたものであり、端末側より初めて受信したSIPメッセージは、フルメッセージとして伝送路側に出力される。この識別情報は、SIPメッセージ毎に固有のメッセージ番号を付与したものである。
簡略メッセージは、識別情報のみに縮退されたメッセージであり、端末側から入力されたSIPメッセージが再送メッセージである場合、基本的には、この簡略メッセージが伝送路側に出力される。
確認信号は、伝送路側からフルメッセージが入力された場合、フルメッセージの送信元の対向装置に対してメッセージが受信されたことを通知するために使用される。
なお、簡略メッセージと確認信号を識別することができるように、簡略メッセージのMSBは“0”、確認信号のMSBは“1”になっている。
フルメッセージの識別情報のMSBは、簡略メッセージと同様に“0”である。
確認信号は、伝送路側からフルメッセージが入力された場合、フルメッセージの送信元の対向装置に対してメッセージが受信されたことを通知するために使用される。
なお、簡略メッセージと確認信号を識別することができるように、簡略メッセージのMSBは“0”、確認信号のMSBは“1”になっている。
フルメッセージの識別情報のMSBは、簡略メッセージと同様に“0”である。
次に動作について説明する。
ここでは、説明の便宜上、端末側入力端子1から入力されるSIPメッセージが再送メッセージではなく、新規のメッセージであるものとする。
メッセージ比較部12は、端末側入力端子1からSIPメッセージが入力されると、そのSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを判定するために、そのSIPメッセージと同一のSIPメッセージを含むフルメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認する。
即ち、メッセージ比較部12は、識別情報付加部15から過去に伝送路側に出力されたフルメッセージについては、送信メッセージバッファ11に蓄積されているので、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージと同一のSIPメッセージを含むフルメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認する。
メッセージ比較部12は、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージと送信メッセージバッファ11に保存されているSIPメッセージを文字単位に比較し、全ての文字が一致するSIPメッセージが保存されていれば、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであると判定する。
ここでは、説明の便宜上、端末側入力端子1から入力されるSIPメッセージが再送メッセージではなく、新規のメッセージであるものとする。
メッセージ比較部12は、端末側入力端子1からSIPメッセージが入力されると、そのSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを判定するために、そのSIPメッセージと同一のSIPメッセージを含むフルメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認する。
即ち、メッセージ比較部12は、識別情報付加部15から過去に伝送路側に出力されたフルメッセージについては、送信メッセージバッファ11に蓄積されているので、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージと同一のSIPメッセージを含むフルメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認する。
メッセージ比較部12は、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージと送信メッセージバッファ11に保存されているSIPメッセージを文字単位に比較し、全ての文字が一致するSIPメッセージが保存されていれば、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであると判定する。
送信メッセージ制御部14は、メッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認されない場合、即ち、メッセージ比較部12が端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージではなく、新規のメッセージであると判定すると、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージに対して新たなメッセージ番号の割当を行う。
そして、送信メッセージ制御部14は、新たなメッセージ番号とフルメッセージの送信指令を識別情報付加部15に出力するとともに、識別情報付加部15から送信されるフルメッセージの蓄積指令を送信メッセージバッファ11に出力する。
また、送信メッセージ制御部14は、そのSIPメッセージのメッセージ番号を確認信号待ちタイマ13に出力して、このメッセージ番号に対するタイマの起動を指示する。
そして、送信メッセージ制御部14は、新たなメッセージ番号とフルメッセージの送信指令を識別情報付加部15に出力するとともに、識別情報付加部15から送信されるフルメッセージの蓄積指令を送信メッセージバッファ11に出力する。
また、送信メッセージ制御部14は、そのSIPメッセージのメッセージ番号を確認信号待ちタイマ13に出力して、このメッセージ番号に対するタイマの起動を指示する。
さらに、送信メッセージ制御部14は、そのSIPメッセージに対応する管理テーブルを生成する。
図3は送信メッセージ制御部14により生成された管理テーブルを示す説明図であり、管理テーブルは、メッセージ番号、再送待ちメッセージ数、確認信号受信フラグから構成されている。
ここで、再送待ちメッセージ数は、当該SIPメッセージに対応する確認信号が伝送路側から受信されるまでの間に、当該SIPメッセージの再送メッセージが端末側から入力された数を示している。
また、確認信号受信フラグは、当該SIPメッセージに対応する確認信号が伝送路側から受信されたか否かを示している。
なお、送信メッセージ制御部14は、SIPメッセージに対応する管理テーブルを生成する際、再送待ちメッセージ数を“0”に設定し、確認信号受信フラグを“0”(“0”は、フラグオフの意味する)に初期設定する。
図3は送信メッセージ制御部14により生成された管理テーブルを示す説明図であり、管理テーブルは、メッセージ番号、再送待ちメッセージ数、確認信号受信フラグから構成されている。
ここで、再送待ちメッセージ数は、当該SIPメッセージに対応する確認信号が伝送路側から受信されるまでの間に、当該SIPメッセージの再送メッセージが端末側から入力された数を示している。
また、確認信号受信フラグは、当該SIPメッセージに対応する確認信号が伝送路側から受信されたか否かを示している。
なお、送信メッセージ制御部14は、SIPメッセージに対応する管理テーブルを生成する際、再送待ちメッセージ数を“0”に設定し、確認信号受信フラグを“0”(“0”は、フラグオフの意味する)に初期設定する。
識別情報付加部15は、送信メッセージ制御部14から新たなメッセージ番号とフルメッセージの送信指令を受けると、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージにメッセージ番号を付加してフルメッセージを作成する。
識別情報付加部15は、フルメッセージを作成すると、そのフルメッセージを送信メッセージバッファ11に出力するとともに、伝送路側出力端子3を介して、そのフルメッセージを伝送路側の対向装置に送信する。
伝送路側の対向装置は、上記のようにして、識別情報付加部15から送信されたフルメッセージを受信すると、そのフルメッセージからメッセージ番号を抜き出して確認信号を生成し(図2を参照)、その確認信号を返信する。
識別情報付加部15は、フルメッセージを作成すると、そのフルメッセージを送信メッセージバッファ11に出力するとともに、伝送路側出力端子3を介して、そのフルメッセージを伝送路側の対向装置に送信する。
伝送路側の対向装置は、上記のようにして、識別情報付加部15から送信されたフルメッセージを受信すると、そのフルメッセージからメッセージ番号を抜き出して確認信号を生成し(図2を参照)、その確認信号を返信する。
確認信号待ちタイマ13は、送信メッセージ制御部14からSIPメッセージのメッセージ番号と起動指令を受けると、そのメッセージ番号に対するタイマを起動する。
確認信号待ちタイマ13は、送信メッセージ制御部14から停止指令を受ける前にタイムアウトすると、タイムアウトしたSIPメッセージのメッセージ番号を送信メッセージ制御部14に通知する。
確認信号待ちタイマ13は、送信メッセージ制御部14から停止指令を受ける前にタイムアウトすると、タイムアウトしたSIPメッセージのメッセージ番号を送信メッセージ制御部14に通知する。
送信メッセージ制御部14は、伝送路側の対向装置から送信されたフルメッセージに対する確認信号が伝送路側入力端子4から入力されると、その確認信号を受信する。
送信メッセージ制御部14は、上記の確認信号を受信すれば、管理テーブルの確認信号受信フラグを“1”に設定する。
送信メッセージ制御部14は、上記の確認信号を受信する前に、確認信号待ちタイマ13からメッセージ番号を受けておらず(タイマがタイムアウトしていない)、管理テーブルの再送待ちメッセージ数が“0”であれば(端末側入力端子1からSIPメッセージの再送メッセージが入力されていない)、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージに関する送信処理を完了する。
送信メッセージ制御部14は、上記の確認信号を受信すれば、管理テーブルの確認信号受信フラグを“1”に設定する。
送信メッセージ制御部14は、上記の確認信号を受信する前に、確認信号待ちタイマ13からメッセージ番号を受けておらず(タイマがタイムアウトしていない)、管理テーブルの再送待ちメッセージ数が“0”であれば(端末側入力端子1からSIPメッセージの再送メッセージが入力されていない)、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージに関する送信処理を完了する。
送信メッセージ制御部14は、上記の確認信号の受信する前に、確認信号待ちタイマ13からメッセージ番号を受けると(タイマがタイムアウト)、先に伝送路側の対向装置に送信したフルメッセージが損失している可能性が高いので、そのフルメッセージに含まれているSIPメッセージのメッセージ番号とフルメッセージの再送指令を識別情報付加部15に出力するとともに、そのメッセージ番号を確認信号待ちタイマ13に出力して、このメッセージ番号に対するタイマの再起動を指示する。
識別情報付加部15は、送信メッセージ制御部14からメッセージ番号とフルメッセージの再送指令を受けると、伝送路側出力端子3を介して、そのメッセージ番号が付加されているフルメッセージを伝送路側の対向装置に再送する。
確認信号待ちタイマ13は、送信メッセージ制御部14からSIPメッセージのメッセージ番号と再起動指令を受けると、そのメッセージ番号に対するタイマを再起動する。
識別情報付加部15は、送信メッセージ制御部14からメッセージ番号とフルメッセージの再送指令を受けると、伝送路側出力端子3を介して、そのメッセージ番号が付加されているフルメッセージを伝送路側の対向装置に再送する。
確認信号待ちタイマ13は、送信メッセージ制御部14からSIPメッセージのメッセージ番号と再起動指令を受けると、そのメッセージ番号に対するタイマを再起動する。
送信メッセージ制御部14は、上記の確認信号を受信したとき、管理テーブルの再送待ちメッセージ数が“N”である場合(Nは0を除く、正の整数)、N回、SIPメッセージのメッセージ番号と簡略メッセージの送信指令を識別情報付加部15に出力する。
識別情報付加部15は、N回、送信メッセージ制御部14からメッセージ番号と簡略メッセージの送信指令を受けると、伝送路側出力端子3を介して、そのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージをN回伝送路側の対向装置に送信する。
送信メッセージ制御部14は、識別情報付加部15から簡略メッセージが送信される毎に、管理テーブルの再送待ちメッセージ数を1減算し、識別情報付加部15から簡略メッセージがN回送信されることにより、管理テーブルの再送待ちメッセージ数が“0”になると、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージに関する送信処理を完了する。
なお、送信メッセージ制御部14は、詳細は後述するが、上記の確認信号を受信する前に、メッセージ比較部12から再送メッセージが入力された旨の通知を受けると、管理テーブルの再送待ちメッセージ数を1加算する。
識別情報付加部15は、N回、送信メッセージ制御部14からメッセージ番号と簡略メッセージの送信指令を受けると、伝送路側出力端子3を介して、そのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージをN回伝送路側の対向装置に送信する。
送信メッセージ制御部14は、識別情報付加部15から簡略メッセージが送信される毎に、管理テーブルの再送待ちメッセージ数を1減算し、識別情報付加部15から簡略メッセージがN回送信されることにより、管理テーブルの再送待ちメッセージ数が“0”になると、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージに関する送信処理を完了する。
なお、送信メッセージ制御部14は、詳細は後述するが、上記の確認信号を受信する前に、メッセージ比較部12から再送メッセージが入力された旨の通知を受けると、管理テーブルの再送待ちメッセージ数を1加算する。
次に、過去に伝送路側に出力されたSIPメッセージと同じメッセージ(再送メッセージ)が端末側入力端子1から入力される場合について説明する。
メッセージ比較部12は、端末側入力端子1からSIPメッセージが入力されると、そのSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを判定するために、そのSIPメッセージと同一のSIPメッセージを含むフルメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認する。
ここでは、再送メッセージが端末側入力端子1から入力されているので、メッセージ比較部12が端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであると判定する。
メッセージ比較部12は、端末側入力端子1からSIPメッセージが入力されると、そのSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを判定するために、そのSIPメッセージと同一のSIPメッセージを含むフルメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認する。
ここでは、再送メッセージが端末側入力端子1から入力されているので、メッセージ比較部12が端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであると判定する。
送信メッセージ制御部14は、メッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認された場合、即ち、メッセージ比較部12が端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであると判定すると、管理テーブルを参照して、そのSIPメッセージのメッセージ番号に対応する確認信号受信フラグが“0”であるか否かを確認する。
送信メッセージ制御部14は、確認信号受信フラグが“0”でなければ、管理テーブルの再送待ちメッセージ数を1加算する。
一方、確認信号受信フラグが“1”であれば、そのメッセージ番号と簡略メッセージの送信指令を識別情報付加部15に出力する。
識別情報付加部15は、送信メッセージ制御部14からメッセージ番号と簡略メッセージの送信指令を受けると、伝送路側出力端子3を介して、そのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージを伝送路側の対向装置に送信する。
送信メッセージ制御部14は、確認信号受信フラグが“0”でなければ、管理テーブルの再送待ちメッセージ数を1加算する。
一方、確認信号受信フラグが“1”であれば、そのメッセージ番号と簡略メッセージの送信指令を識別情報付加部15に出力する。
識別情報付加部15は、送信メッセージ制御部14からメッセージ番号と簡略メッセージの送信指令を受けると、伝送路側出力端子3を介して、そのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージを伝送路側の対向装置に送信する。
次に、伝送路側の対向装置からメッセージが送信される場合について説明する。
確認信号生成部16は、伝送路側の対向装置から送信されたフルメッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、そのフルメッセージを受信する。
確認信号生成部16は、フルメッセージを受信すると、そのフルメッセージからメッセージ番号を抜き出して確認信号を生成し(図2を参照)、伝送路側出力端子3を介して、その確認信号を伝送路側の対向装置に送信する。
確認信号生成部16は、伝送路側の対向装置から送信されたフルメッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、そのフルメッセージを受信する。
確認信号生成部16は、フルメッセージを受信すると、そのフルメッセージからメッセージ番号を抜き出して確認信号を生成し(図2を参照)、伝送路側出力端子3を介して、その確認信号を伝送路側の対向装置に送信する。
また、受信メッセージバッファ17は、伝送路側の対向装置から送信されたフルメッセージが伝送路側入力端子4から入力されると、そのフルメッセージを蓄積する。
受信データ選択部18は、伝送路側入力端子4から入力されたメッセージがフルメッセージであれば、そのフルメッセージを識別情報削除部19に出力する。
受信データ選択部18は、伝送路側入力端子4から入力されたメッセージが簡略メッセージであれば、受信メッセージバッファ17に蓄積されているフルメッセージの中から、その簡略メッセージを構成しているメッセージ番号と同じメッセージ番号が付加されているフルメッセージを取り出し、そのフルメッセージを識別情報削除部19に出力する。
識別情報削除部19は、受信データ選択部18からフルメッセージを受けると、そのフルメッセージに付加されているメッセージ番号を削除し、端末側出力端子2を介して、メッセージ番号削除後のメッセージを端末側のSIPデバイスに出力する。
受信データ選択部18は、伝送路側入力端子4から入力されたメッセージがフルメッセージであれば、そのフルメッセージを識別情報削除部19に出力する。
受信データ選択部18は、伝送路側入力端子4から入力されたメッセージが簡略メッセージであれば、受信メッセージバッファ17に蓄積されているフルメッセージの中から、その簡略メッセージを構成しているメッセージ番号と同じメッセージ番号が付加されているフルメッセージを取り出し、そのフルメッセージを識別情報削除部19に出力する。
識別情報削除部19は、受信データ選択部18からフルメッセージを受けると、そのフルメッセージに付加されているメッセージ番号を削除し、端末側出力端子2を介して、メッセージ番号削除後のメッセージを端末側のSIPデバイスに出力する。
図4はこの発明の実施の形態1による信号伝送装置が伝送するSIPメッセージを示すシーケンス図である。
図4では、左右の両端がSIPデバイスであり、左側のSIPデバイスAが右側のSIPデバイスBに対して、SIPメッセージの一種であるINVITEメッセージを送信するシーケンスを示している。
本来、SIPデバイスBがINVITEメッセージを受信すると、そのINVITEメッセージに対する暫定応答として、例えば、「100 Trying」の応答メッセージをSIPデバイスAに送信し、SIPデバイスAが「100 Trying」の応答メッセージを受信すると、その時点で、INVITEメッセージの再送を停止する。
しかし、図4では、メッセージの再送動作を説明する便宜上、SIPデバイスBから応答メッセージが送信されていない例を示している(例えば、SIPデバイスBの反応が遅い場合には、このようなシーケンスとなる)。
また、図4では、信号伝送装置A,B間の伝送遅延が片道0.5秒であるものとし、確認信号待ちタイマ13のタイムアウト時間が1.2秒に設定してあるものとする。なお、このタイムアウト時間には、信号伝送装置間の往復伝送遅延よりも、やや大きい数値を設定している。
図4では、左右の両端がSIPデバイスであり、左側のSIPデバイスAが右側のSIPデバイスBに対して、SIPメッセージの一種であるINVITEメッセージを送信するシーケンスを示している。
本来、SIPデバイスBがINVITEメッセージを受信すると、そのINVITEメッセージに対する暫定応答として、例えば、「100 Trying」の応答メッセージをSIPデバイスAに送信し、SIPデバイスAが「100 Trying」の応答メッセージを受信すると、その時点で、INVITEメッセージの再送を停止する。
しかし、図4では、メッセージの再送動作を説明する便宜上、SIPデバイスBから応答メッセージが送信されていない例を示している(例えば、SIPデバイスBの反応が遅い場合には、このようなシーケンスとなる)。
また、図4では、信号伝送装置A,B間の伝送遅延が片道0.5秒であるものとし、確認信号待ちタイマ13のタイムアウト時間が1.2秒に設定してあるものとする。なお、このタイムアウト時間には、信号伝送装置間の往復伝送遅延よりも、やや大きい数値を設定している。
SIPデバイスAからは、0.5秒、1秒、2秒、4秒、8秒、16秒のように、再送する毎に間隔を倍にしながら、最大32秒間再送が行われる。
図4では、最初のINVITE送信(図中、(1)を参照)から、4回目の再送(図中、(5)を参照)までを示している。
信号伝送装置Aは、SIPデバイスAから最初のINVITEメッセージが入力されると、INVITEメッセージからフルメッセージを生成し、そのフルメッセージを信号伝送装置Bに伝送する。
信号伝送装置Bは、信号伝送装置Aから送信されたフルメッセージを受信すると、そのフルメッセージから識別情報を削除して、元のSIPメッセージであるINVITEメッセージを復元し、そのINVITEメッセージをSIPデバイスBに出力する。
同時に、信号伝送装置Bは、そのINVITEメッセージに対応する確認信号を信号伝送装置Aに送信する。
図4では、最初のINVITE送信(図中、(1)を参照)から、4回目の再送(図中、(5)を参照)までを示している。
信号伝送装置Aは、SIPデバイスAから最初のINVITEメッセージが入力されると、INVITEメッセージからフルメッセージを生成し、そのフルメッセージを信号伝送装置Bに伝送する。
信号伝送装置Bは、信号伝送装置Aから送信されたフルメッセージを受信すると、そのフルメッセージから識別情報を削除して、元のSIPメッセージであるINVITEメッセージを復元し、そのINVITEメッセージをSIPデバイスBに出力する。
同時に、信号伝送装置Bは、そのINVITEメッセージに対応する確認信号を信号伝送装置Aに送信する。
次に、信号伝送装置Aは、SIPデバイスAから1回目の再送メッセージ(図中、(2)を参照)を入力するが、送信メッセージ制御部14が管理している管理テーブルにおいて、このメッセージに対応する確認信号受信フラグが“0”であるため、再送メッセージが伝送路側に出力されない。
ただし、管理テーブルの内容が更新され、このメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数が1加算される。
ただし、管理テーブルの内容が更新され、このメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数が1加算される。
次に、信号伝送装置Aは、信号伝送装置Bから(1)のフルメッセージに対応する確認信号を受信すると、そのフルメッセージに対応する管理テーブルの確認信号受信フラグを“1”に設定して、このメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数分の簡易メッセージを信号伝送装置Bに送信する。即ち、(2)の簡易メッセージを信号伝送装置Bに送信する。
これ以降、SIPデバイスAから出力される再送メッセージは、信号伝送装置Aにおいて、このメッセージに対応する管理テーブルの確認信号受信フラグが“1”になっているため、直ちに、簡易メッセージとして信号伝送装置Bに伝送される。
信号伝送装置Bでは、簡易メッセージを受信すると、既にフルメッセージを受信して蓄積しているため、その簡易メッセージに対応するフルメッセージを特定し、そのフルメッセージからSIPメッセージを取り出して、そのSIPメッセージをSIPデバイスBに出力する。
これ以降、SIPデバイスAから出力される再送メッセージは、信号伝送装置Aにおいて、このメッセージに対応する管理テーブルの確認信号受信フラグが“1”になっているため、直ちに、簡易メッセージとして信号伝送装置Bに伝送される。
信号伝送装置Bでは、簡易メッセージを受信すると、既にフルメッセージを受信して蓄積しているため、その簡易メッセージに対応するフルメッセージを特定し、そのフルメッセージからSIPメッセージを取り出して、そのSIPメッセージをSIPデバイスBに出力する。
図5もこの発明の実施の形態1による信号伝送装置が伝送するSIPメッセージを示すシーケンス図である。
ただし、図5では、伝送路上で最初のフルメッセージが損失している例を示している。
信号伝送装置Aは、SIPデバイスAから最初のINVITEメッセージが入力されると、そのINVITEメッセージからフルメッセージを生成し、そのフルメッセージを信号伝送装置Bに伝送する(図中、(1)を参照)。
しかし、このINVITEメッセージは、伝送路上で損失している。
ただし、図5では、伝送路上で最初のフルメッセージが損失している例を示している。
信号伝送装置Aは、SIPデバイスAから最初のINVITEメッセージが入力されると、そのINVITEメッセージからフルメッセージを生成し、そのフルメッセージを信号伝送装置Bに伝送する(図中、(1)を参照)。
しかし、このINVITEメッセージは、伝送路上で損失している。
次に、信号伝送装置Aは、SIPデバイスAから1回目の再送メッセージ(図中、(2)を参照)を入力すると、送信メッセージ制御部14が管理している管理テーブルにおいて、このメッセージに対応する確認信号受信フラグが“0”であるため、再送メッセージが伝送路側に出力されない。
ただし、管理テーブルの内容が更新され、このメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数が1加算される。
ただし、管理テーブルの内容が更新され、このメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数が1加算される。
信号伝送装置Aにおいて、最初のフルメッセージ(図中、(1)を参照)を送信してから1.2秒後に、このフルメッセージに対応するタイマがタイムアウトし、このフルメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数が“1”であるため、このフルメッセージが1回伝送される(図中、(2)を参照)。このとき、この管理テーブルの再送待ちメッセージ数が1減算されて“0”になる。
信号伝送装置Bは、信号伝送装置Aから送信されたフルメッセージを受信すると、そのフルメッセージから識別情報を削除して、元のSIPメッセージであるINVITEメッセージを復元し、そのINVITEメッセージをSIPデバイスBに出力する。
信号伝送装置Bは、信号伝送装置Aから送信されたフルメッセージを受信すると、そのフルメッセージから識別情報を削除して、元のSIPメッセージであるINVITEメッセージを復元し、そのINVITEメッセージをSIPデバイスBに出力する。
次に、信号伝送装置Aは、SIPデバイスAから2回目の再送メッセージ(図中、(3)を参照)を入力すると、この場合も、送信メッセージ制御部14が管理している管理テーブルにおいて、このメッセージに対応する確認信号受信フラグが“0”であるため、再送メッセージが伝送路側に出力されない。
ただし、管理テーブルの内容が更新され、このメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数が1加算される。
ただし、管理テーブルの内容が更新され、このメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数が1加算される。
次に、信号伝送装置Aは、信号伝送装置Bから(2)のフルメッセージに対応する確認信号を受信すると、そのフルメッセージに対応する管理テーブルの確認信号受信フラグを“1”に設定して、このメッセージに対応する管理テーブルの再送待ちメッセージ数分の簡易メッセージを信号伝送装置Bに送信する。即ち、(3)の簡易メッセージを信号伝送装置Bに送信する。
これ以降、SIPデバイスAから出力される再送メッセージは、信号伝送装置Aにおいて、このメッセージに対応する管理テーブルの確認信号受信フラグが“1”になっているため、直ちに、簡易メッセージとして信号伝送装置Bに伝送される。
信号伝送装置Bでは、簡易メッセージを受信すると、既にフルメッセージを受信して蓄積しているため、その簡易メッセージに対応するフルメッセージを特定し、そのフルメッセージからSIPメッセージを取り出して、そのSIPメッセージをSIPデバイスBに出力する。
なお、詳細は省略するが、伝送路上でのフルメッセージが2回損失した場合のシーケンスは図6に示す通りとなる。
これ以降、SIPデバイスAから出力される再送メッセージは、信号伝送装置Aにおいて、このメッセージに対応する管理テーブルの確認信号受信フラグが“1”になっているため、直ちに、簡易メッセージとして信号伝送装置Bに伝送される。
信号伝送装置Bでは、簡易メッセージを受信すると、既にフルメッセージを受信して蓄積しているため、その簡易メッセージに対応するフルメッセージを特定し、そのフルメッセージからSIPメッセージを取り出して、そのSIPメッセージをSIPデバイスBに出力する。
なお、詳細は省略するが、伝送路上でのフルメッセージが2回損失した場合のシーケンスは図6に示す通りとなる。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、端末側からSIPメッセージを受けると、そのSIPメッセージと同一のSIPメッセージが送信メッセージバッファ11に保存されているか否かを確認するメッセージ比較部12を設け、メッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認されない場合、または、そのSIPメッセージに対応する確認信号を受信していない場合、そのSIPメッセージにメッセージ番号を付加してフルメッセージを生成して、そのフルメッセージを伝送路側に出力し、メッセージ比較部12により同一のSIPメッセージが保存されていることが確認され、そのSIPメッセージに対応する確認信号を受信していれば、そのSIPメッセージのメッセージ番号のみからなる簡略メッセージを伝送路側に出力するように構成したので、SIPネットワークの運用方法によって設定を変えることなく、SIPメッセージの伝送容量を低減することができる効果を奏する。
即ち、この実施の形態1によれば、SIPメッセージにメッセージ番号を付加しているフルメッセージが伝送路側の対向装置に到達したことの確認が取れれば、それ以降の再送メッセージを簡略メッセージとして伝送するが、フルメッセージは、元のSIPメッセージと比べて16ビット分のデータ量が増大したのみであり、また、簡略メッセージは、16ビットのみのメッセージであるため、SIPメッセージの伝送容量を低減することができる。
また、他のネットワーク・エンティティからの情報によって、SIPメッセージの情報を再生する方式を採っていないため、SIPネットワークの運用方法によって設定を変えることなく、SIPメッセージの伝送容量を低減することができる。
また、他のネットワーク・エンティティからの情報によって、SIPメッセージの情報を再生する方式を採っていないため、SIPネットワークの運用方法によって設定を変えることなく、SIPメッセージの伝送容量を低減することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、メッセージ比較部12が、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを判定する際、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージと送信メッセージバッファ11に保存されているSIPメッセージとを文字単位に比較して、全ての文字が一致するSIPメッセージが保存されていれば、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであると判定するものについて示したが、SIPメッセージの一部のみを比較するようにしてもよい。
上記実施の形態1では、メッセージ比較部12が、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを判定する際、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージと送信メッセージバッファ11に保存されているSIPメッセージとを文字単位に比較して、全ての文字が一致するSIPメッセージが保存されていれば、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであると判定するものについて示したが、SIPメッセージの一部のみを比較するようにしてもよい。
即ち、SIPメッセージは、先頭行、Call−IDヘッダ及びCseqヘッダの組み合わせが異なれば、異なるメッセージである。
そのため、メッセージ比較部12は、SIPメッセージの先頭行、Call−IDヘッダ及びCseqヘッダの内容を比較して、これらの全てが一致したとき、そのSIPメッセージが再送メッセージであると判定するようにする。
この実施の形態2によれば、SIPメッセージの比較部分を先頭行、Call−IDヘッダ及びCseqヘッダに限定しているので、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを速やかに判定することができる効果を奏する。
そのため、メッセージ比較部12は、SIPメッセージの先頭行、Call−IDヘッダ及びCseqヘッダの内容を比較して、これらの全てが一致したとき、そのSIPメッセージが再送メッセージであると判定するようにする。
この実施の形態2によれば、SIPメッセージの比較部分を先頭行、Call−IDヘッダ及びCseqヘッダに限定しているので、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージが再送メッセージであるか否かを速やかに判定することができる効果を奏する。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3による信号伝送装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
メッセージ分割部20は端末側から出力されたSIPメッセージが端末側入力端子1から入力されると、そのSIPメッセージを分割して、分割後のSIPメッセージをメッセージ比較部12及び識別情報付加部15に出力する。なお、メッセージ分割部20はメッセージ分割手段を構成している。
メッセージ組立部21は識別情報削除部19から出力された分割後のSIPメッセージを組み合わせて、分割前のSIPメッセージを復元する。なお、メッセージ組立部21はメッセージ組立手段を構成している。
図7はこの発明の実施の形態3による信号伝送装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
メッセージ分割部20は端末側から出力されたSIPメッセージが端末側入力端子1から入力されると、そのSIPメッセージを分割して、分割後のSIPメッセージをメッセージ比較部12及び識別情報付加部15に出力する。なお、メッセージ分割部20はメッセージ分割手段を構成している。
メッセージ組立部21は識別情報削除部19から出力された分割後のSIPメッセージを組み合わせて、分割前のSIPメッセージを復元する。なお、メッセージ組立部21はメッセージ組立手段を構成している。
図8は伝送路側に送信する分割メッセージ及び簡略メッセージ等を示す説明図である。
図8では、メッセージを最大4分割して伝送することを想定している。
フルメッセージの識別情報は、入力されたSIPメッセージ毎に固有に付与するメッセージ番号と、分割メッセージの何番目であるかを示すビット(図中、B,Cのビット)と、分割メッセージの最終であることを示すビット(図中、Aのビット)と、メッセージであるのか確認信号であるのかを識別するビット(図中、MSBであり、“0”固定)とから構成されている。
また、簡略メッセージは、フルメッセージからSIPメッセージが取り除かれたものである。ただし、簡略メッセージは、分割前のSIPメッセージの再送1回につき、1回伝送するものであるため、B,Cビットに相当する分割に関するビットは“0”に固定となっている。
確認信号は、分割されたメッセージ毎に生成される。したがって、メッセージ番号と、どの分割メッセージに対する確認信号であるかを示すビット(図中、B,Cのビット)からなされている。
図8では、メッセージを最大4分割して伝送することを想定している。
フルメッセージの識別情報は、入力されたSIPメッセージ毎に固有に付与するメッセージ番号と、分割メッセージの何番目であるかを示すビット(図中、B,Cのビット)と、分割メッセージの最終であることを示すビット(図中、Aのビット)と、メッセージであるのか確認信号であるのかを識別するビット(図中、MSBであり、“0”固定)とから構成されている。
また、簡略メッセージは、フルメッセージからSIPメッセージが取り除かれたものである。ただし、簡略メッセージは、分割前のSIPメッセージの再送1回につき、1回伝送するものであるため、B,Cビットに相当する分割に関するビットは“0”に固定となっている。
確認信号は、分割されたメッセージ毎に生成される。したがって、メッセージ番号と、どの分割メッセージに対する確認信号であるかを示すビット(図中、B,Cのビット)からなされている。
図9は送信メッセージ制御部14により生成された管理テーブルを示す説明図であり、メッセージ番号と再送待ちメッセージ数は、図1の信号伝送装置における管理テーブルと同様であるが、メッセージ分割数が追加されている。また、確認信号受信フラグが分割メッセージに対応するために4個用意されている。
図10はこの発明の実施の形態3による信号伝送装置が伝送するSIPメッセージを示すシーケンス図である。
図10では、SIPメッセージを3分割して伝送する場合の例を示している。
図10においても、再送動作を含むシーケンスを示すため、SIPデバイスBからの応答メッセージが出力されていない例を示している。また、信号伝送装置A,B間の伝送遅延が片道0.5秒であるものとし、確認信号待ちタイマ13のタイマ満了時間が1.5秒に設定してあるものとする。
端末側のSIPデバイスAから出力されたSIPメッセージは、信号伝送装置Aのメッセージ分割部20によって3分割され、3個のフルメッセージ(図中、(1)分割メッセージ1、(1)分割メッセージ2、(1)分割メッセージ3)が信号伝送装置Bに伝送される。
図10では、SIPメッセージを3分割して伝送する場合の例を示している。
図10においても、再送動作を含むシーケンスを示すため、SIPデバイスBからの応答メッセージが出力されていない例を示している。また、信号伝送装置A,B間の伝送遅延が片道0.5秒であるものとし、確認信号待ちタイマ13のタイマ満了時間が1.5秒に設定してあるものとする。
端末側のSIPデバイスAから出力されたSIPメッセージは、信号伝送装置Aのメッセージ分割部20によって3分割され、3個のフルメッセージ(図中、(1)分割メッセージ1、(1)分割メッセージ2、(1)分割メッセージ3)が信号伝送装置Bに伝送される。
信号伝送装置Bは、3個のフルメッセージ(図中、(1)分割メッセージ1、(1)分割メッセージ2、(1)分割メッセージ3)を受信すると、3個のフルメッセージに対する確認信号(図中、確認信号1、確認信号2、確認信号3)を信号伝送装置Aに送信する。
信号伝送装置Aは、3個のフルメッセージに対する確認信号(図中、確認信号1、確認信号2、確認信号3)を受信すると、その後は、簡略メッセージを信号伝送装置Bに送信する(図中、(2)〜(5)を参照)。
簡略メッセージは、SIPデバイスAから入力される再送メッセージ1個につき1個伝送される。
逆に、信号伝送装置Aが信号伝送装置Bから分割された3個のフルメッセージを受信した場合、信号伝送装置Aのメッセージ組立部21が3個のフルメッセージを組み合わせて、分割前のSIPメッセージを復元し、端末側出力端子2を介して、そのSIPメッセージをSIPデバイスAに出力する。
信号伝送装置Aは、3個のフルメッセージに対する確認信号(図中、確認信号1、確認信号2、確認信号3)を受信すると、その後は、簡略メッセージを信号伝送装置Bに送信する(図中、(2)〜(5)を参照)。
簡略メッセージは、SIPデバイスAから入力される再送メッセージ1個につき1個伝送される。
逆に、信号伝送装置Aが信号伝送装置Bから分割された3個のフルメッセージを受信した場合、信号伝送装置Aのメッセージ組立部21が3個のフルメッセージを組み合わせて、分割前のSIPメッセージを復元し、端末側出力端子2を介して、そのSIPメッセージをSIPデバイスAに出力する。
図11もこの発明の実施の形態3による信号伝送装置が伝送するSIPメッセージを示すシーケンス図である。
ただし、図11では、分割されたメッセージの1個が伝送路上で損失した場合のシーケンスを示している。
図11では、フルメッセージの1個(図中、(1)分割メッセージ1)が損失しているため、SIPデバイスAからの再送メッセージ(図中、(2)を参照)に対応して分割メッセージ1のみが再送されている。
それ以降は、簡略メッセージが伝送される。このように、メッセージの再送が発生する場合、メッセージを分割することによって、再送データ量を低減することが可能となる。
ただし、図11では、分割されたメッセージの1個が伝送路上で損失した場合のシーケンスを示している。
図11では、フルメッセージの1個(図中、(1)分割メッセージ1)が損失しているため、SIPデバイスAからの再送メッセージ(図中、(2)を参照)に対応して分割メッセージ1のみが再送されている。
それ以降は、簡略メッセージが伝送される。このように、メッセージの再送が発生する場合、メッセージを分割することによって、再送データ量を低減することが可能となる。
実施の形態4.
上記実施の形態1〜3では、信号伝送装置がSIPメッセージを圧縮することなく送信するものについて示したが、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージを圧縮して、圧縮後のSIPメッセージをメッセージ比較部12及び識別情報付加部15に出力するメッセージ圧縮手段と、識別情報削除部19から出力された圧縮後のSIPメッセージを伸張して圧縮前のSIPメッセージを復元し、そのSIPメッセージを端末側に出力するメッセージ伸張手段とを設けるようにしてもよい。
SIPメッセージを圧縮する例としては、SIPメッセージで規定されているヘッダやリクエスト名など、固有の文字列を1文字に縮退するなどの方法が考えられる。
この実施の形態4によれば、送信データ量を低減して、無線帯域の有効利用を図ることができる効果を奏する。
上記実施の形態1〜3では、信号伝送装置がSIPメッセージを圧縮することなく送信するものについて示したが、端末側入力端子1から入力されたSIPメッセージを圧縮して、圧縮後のSIPメッセージをメッセージ比較部12及び識別情報付加部15に出力するメッセージ圧縮手段と、識別情報削除部19から出力された圧縮後のSIPメッセージを伸張して圧縮前のSIPメッセージを復元し、そのSIPメッセージを端末側に出力するメッセージ伸張手段とを設けるようにしてもよい。
SIPメッセージを圧縮する例としては、SIPメッセージで規定されているヘッダやリクエスト名など、固有の文字列を1文字に縮退するなどの方法が考えられる。
この実施の形態4によれば、送信データ量を低減して、無線帯域の有効利用を図ることができる効果を奏する。
1 端末側入力端子、2 端末側出力端子、3 伝送路側出力端子、4 伝送路側入力端子、11 送信メッセージバッファ(メッセージ保存手段)、12 メッセージ比較部(メッセージ確認手段)、13 確認信号待ちタイマ(メッセージ送信手段)、14 送信メッセージ制御部(確認信号受信手段、メッセージ送信手段)、15 識別情報付加部(メッセージ送信手段)、16 確認信号生成部(確認信号送信手段)、17 受信メッセージバッファ(メッセージ受信手段)、18 受信データ選択部(メッセージ受信手段)、19 識別情報削除部(識別情報削除手段)、20 メッセージ分割部(メッセージ分割手段)、21 メッセージ組立部(メッセージ組立手段)。
Claims (6)
- 過去に伝送路側に出力された識別情報付の呼制御メッセージを保存するメッセージ保存手段と、伝送路側から上記呼制御メッセージに対応する確認信号を受信する確認信号受信手段と、端末側から呼制御メッセージを受けると、上記呼制御メッセージと同一の呼制御メッセージが上記メッセージ保存手段に保存されているか否かを確認するメッセージ確認手段と、上記メッセージ確認手段により同一の呼制御メッセージが保存されていることが確認されない場合、または、上記確認信号受信手段により上記呼制御メッセージに対応する確認信号が受信されていない場合、上記呼制御メッセージに識別情報を付加して、識別情報付の呼制御メッセージを伝送路側に出力し、上記メッセージ確認手段により同一の呼制御メッセージが保存されていることが確認され、上記確認信号受信手段により上記呼制御メッセージに対応する確認信号が受信されていれば、上記呼制御メッセージの識別情報を伝送路側に出力するメッセージ送信手段とを備えた信号伝送装置。
- 伝送路側から識別情報付の呼制御メッセージを受信すると、上記呼制御メッセージに対応する確認信号を伝送路側に出力する確認信号送信手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の信号伝送装置。
- 伝送路側から識別情報付の呼制御メッセージを受信すると、上記呼制御メッセージを受信メッセージバッファに保存するとともに、上記呼制御メッセージを出力し、伝送路側から識別情報を受信すると、上記受信メッセージバッファから上記識別情報と同じ識別情報が付加されている呼制御メッセージを取得して、上記呼制御メッセージを出力するメッセージ受信手段と、上記メッセージ受信手段から出力された呼制御メッセージに付加されている識別情報を削除して、上記呼制御メッセージを端末側に出力する識別情報削除手段とを設けたことを特徴とする請求項2記載の信号伝送装置。
- 端末側から出力された呼制御メッセージを分割して、分割後の呼制御メッセージをメッセージ確認手段及びメッセージ送信手段に出力するメッセージ分割手段と、識別情報削除手段から出力された分割後の呼制御メッセージを組み合わせて、分割前の呼制御メッセージを復元するメッセージ組立手段とを設けたことを特徴とする請求項3記載の信号伝送装置。
- 端末側から出力された呼制御メッセージを圧縮して、圧縮後の呼制御メッセージをメッセージ確認手段及びメッセージ送信手段に出力するメッセージ圧縮手段と、識別情報削除手段から出力された圧縮後の呼制御メッセージを伸張して、圧縮前の呼制御メッセージを復元するメッセージ伸張手段とを設けたことを特徴とする請求項3記載の信号伝送装置。
- メッセージ確認手段は、呼制御メッセージがSIPメッセージである場合、メッセージの先頭行、Call−IDヘッダ及びCseqヘッダの内容を比較して、同一の呼制御メッセージがメッセージ保存手段に保存されているか否かを確認することを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の信号伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006107792A JP2007282038A (ja) | 2006-04-10 | 2006-04-10 | 信号伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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ID=38683011
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065444A (ja) * | 2007-09-06 | 2009-03-26 | Hitachi Communication Technologies Ltd | 通信装置、通信システム及び通信方法 |
WO2010047229A1 (ja) * | 2008-10-21 | 2010-04-29 | 三菱電機株式会社 | 通信システムおよび通信装置 |
-
2006
- 2006-04-10 JP JP2006107792A patent/JP2007282038A/ja active Pending
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