JP2007281869A - スピーカ磁気回路 - Google Patents

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裕一 中島
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清司 大谷
Kiyomasa Shibata
清誠 柴田
Munekazu Yanagida
宗計 柳田
Kayo Takamatsu
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Abstract

【課題】磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることが可能なスピーカ磁気回路に関する技術を提供することを課題とする。
【解決手段】環状の磁石12と、環状の磁石12の周りに配置される環状の磁石13と、環状の磁石12と環状の磁石13を接続する磁性体31とを備え、磁性体31は、環状の磁石12の内側周壁面に接続される筒状部31aと、環状の磁石13の外側周壁面に接続される筒状部31bと、筒状部31aの下部と筒状部31bの下部に接続されるドーナツ円盤部31cとを有し、筒状部31bの環状の磁石13との接続部は、環状の磁石13側に突出している。
【選択図】図2

Description

本発明は、スピーカ磁気回路に関する。
図1は、従来の一般的な磁気回路50の断面図である。図1に記載の従来の一般的な磁気回路50は、所定の高さを有する円盤状の磁石10の周囲にボイスコイル2が巻かれる、内磁型と呼ばれる回路である。磁石10のN極から出た磁束は、プレート8、磁気ギャップg、ヨーク1を順に通って、磁石10のS極に導かれる。磁気ギャップgの磁界の中に配置されたボイスコイル2に電流を流すと、磁力線と直角の方向すなわち紙面上下方向に力が生じて、ボイスコイル2が紙面上下方向に振動する。この振動は、ボイスコイルボビン9を介してコーン型振動板5に伝達される。その結果、コーン型振動板5は、音を発生する。センターキャップ6は、コーン型振動板に取り付けられ、コーン型振動板の径方向の変形防止及び塵埃などの進入を防止する。ダンパ4は、ボイスコイル2が所定の磁界に収まるように保持すると共にボイスコイル2が無制限に振動するのを抑制する。フレーム7は、コーン型振動板5を保持する。
また、スピーカ磁気回路やスピーカ磁気回路を用いたスピーカ装置として特許文献1から特許文献5に記載の技術が知られている。例えば特許文献1に記載の技術は、ポールピース部の立ち上がり部分の周囲に存するヨークの内底面上にヨークよりも飽和磁束密度の高い材料で形成された環状の磁性体を配置する。これにより、磁束の多くがヨークの内底面上に配置した磁性体を通過するので、漏洩磁束の増大を抑制することができる。その結果、磁気ギャップの磁束を増加させやすくなる。
特開2003−61190号公報 特開2001−186588号公報 特開2002−58093号公報 特表2000−507873号公報 特開平7−170598号公報
上述した内磁型のスピーカ磁気回路において、磁気ギャップ内の磁束密度を向上できる技術の開発が望まれていた。また、内磁型のスピーカ磁気回路に限らず、磁気ギャップ内の磁束密度をより向上できる技術の開発が望まれていた。
本発明では、上記した問題に鑑み、磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることが可能なスピーカ磁気回路に関する技術を提供することを課題とする。
本発明では、上述した課題を解決するため以下の手段を採用した。すなわち、環状であって径方向に着磁された内側環状磁石と、前記内側環状磁石の外側周壁面の周りにスピーカの振動板に振動を伝達するボイスコイルが挿入される磁気ギャップを形成するように配置される、環状であって径方向に着磁された外側環状磁石と、前記内側環状磁石の内側周壁面が上部に接続される内側筒状部と、前記外側環状磁石の外側周壁面が上部に接続される外側筒状部と、前記内側筒状部の下部及び前記外側筒状部の下部とを接続するドーナツ円盤状のドーナツ円盤部とを有する第一の磁性体と、前記内側環状磁石と前記内側筒状部との間に介在し、前記内側筒状部の外側周壁面から前記磁気ギャップ側に突出する磁性体からなる環状の内側突出部と、前記外側環状磁石と前記外側筒状部との間に介在し、前記
外側筒状部の内側周壁面から前記磁気ギャップ側に突出する磁性体からなる環状の外側突出部とのうち少なくともいずれか一つを有する環状突出部と、を備えるスピーカ磁気回路である。
本発明に係るスピーカ磁気回路は、環状の内側環状磁石とこれより径の大きい環状の外側環状磁石との間に形成される磁気ギャップにボイスコイルを挿入する構成である。環状の磁石を用いることで、中心付近に中空部を形成することが可能となる。その結果、磁気回路の軽量化を図ることができる。また、本発明に係るスピーカ磁気回路は、環状突出部を備える。これにより、内側環状磁石から内側筒状部に漏洩する磁束、及び外側環状磁石から外側筒状部に漏洩する磁束を抑制することができる。その結果、磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることができる。
内側環状磁石の外側周壁面と外側環状磁石の内側周壁面との間には、ギャップが形成される。内側環状磁石及び外側環状磁石は、径方向に着磁されている。着磁は、内側環状磁石及び外側環状磁石より発生する磁束の向きが一致するように行うことが好ましい。その結果、ギャップには、何れか一方の側面に向かう磁束の流れが生じる。すなわち、このギャップは、スピーカ磁気回路の磁気ギャップとして機能する。磁気ギャップにボイスコイルを挿入し電流を流すことで、ボイスコイルは振動する。ボイスコイルの振動は、スピーカの振動板に伝達されスピーカは音を発することができる。内側環状磁石と外側環状磁石の中心軸は、同軸上に配置することが好ましい。内側環状磁石及び外側環状磁石を円環状とすると共にこれら二つの磁石を同軸上に配置することで、磁気ギャップ内の磁束の安定性を向上することができる。
第一の磁性体は、前記内側環状磁石の内側周壁面が接続される内側筒状部と、前記外側環状磁石の外側周壁面が接続される外側筒状部と、前記内側筒状部の下部と前記外側筒状部の下部とを接続するドーナツ円盤状のドーナツ円盤部とを有する。これにより、前記内側環状磁石と前記外側環状磁石との間で閉じた磁気回路を形成することができる。
環状突出部は、環状の内側突出部と、環状の外側突出部とのうち少なくともいずれか一つを有する。内側突出部は、前記内側環状磁石と前記内側筒状部との間に介在し、前記内側筒状部の外側周壁面から前記磁気ギャップ側に突出する。外側突出部は、前記外側環状磁石と前記外側筒状部との間に介在し、前記外側筒状部の内側周壁面から前記磁気ギャップ側に突出する。環状の内側突出部と、環状の外側突出部は、磁性体により形成される。このような内側突出部又は外側突出部は、環状磁石と筒状部との距離を確保することができる。その結果、内側環状磁石から内側筒状部に漏洩する磁束、及び外側環状磁石から外側筒状部に漏洩する磁束を抑制することができる。なお、内側突出部は、内側筒状部と一体的に形成することが好ましい。また、外側突出部も、外側筒状部と一体的に形成することが好ましい。一体的に形成することで、磁束の漏洩を抑制することができる。
また、本発明は、筒状であって径方向に着磁された内側筒状磁石と、前記内側筒状磁石の外側周壁面の周りに配置される、筒状であって径方向に着磁された外側筒状磁石と、前記内側筒状磁石の内側周壁面が接続される内側筒状部と、前記外側筒状磁石の外側周壁面が接続される外側筒状部と、前記内側筒状部の下部と前記外側筒状部の下部とを接続するドーナツ円盤部とを有する第二の磁性体と、前記内側筒状磁石と前記外側筒状磁石との間にスピーカの振動板に振動を伝達するボイスコイルが挿入される磁気ギャップを形成するように配置される第三の磁性体であって、前記内側筒状磁石の外側周壁面に接続され前記磁気ギャップを形成する垂直部と、該垂直部から下部にかけて徐々に径方向の幅が薄くなるように形成されるテーパ部を有する第二の内側筒状部と、前記外側筒状磁石の内側周壁面に接続され前記磁気ギャップを形成する垂直部と、該垂直部から下部にかけて徐々に径方向の幅が薄くなるように形成されるテーパ部を有する第二の外側筒状部と、のうち少な
くともいずれか一つを含む第三の磁性体と、を備えるスピーカ磁気回路である。
本発明に係るスピーカ磁気回路は、筒状の内側筒状磁石とこれより径の大きい筒状の外側筒状磁石との間に形成される磁気ギャップにボイスコイルを挿入する構成である。筒状の磁石を用いることで、スピーカの中心付近に中空部を形成することが可能となる。その結果、磁気回路の軽量化を図ることができる。また、本発明に係るスピーカ磁気回路は、閉じた磁気回路を形成するための第二の磁性体の他、内側筒状磁石又は外側筒状磁石より発生する磁束を効率よく磁気ギャップへ導く第三の磁性体を有する。これにより、磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることができる。
第三の磁性体は、前記内側筒状磁石と前記外側筒状磁石との間にスピーカの振動板に振動を伝達するボイスコイルが挿入される磁気ギャップを形成するように配置される。第三の磁性体は、第二の内側筒状部と、第二の外側筒状部とを有する。そして、これらの筒状部は、それぞれ前記磁気ギャップを形成する垂直部と、該垂直部から下部にかけて徐々に径方向の幅が薄くなるように形成されるテーパ部を有する。テーパ部を有することで、磁束の方向を円滑に所定の方向に導くことができる。すなわち、垂直部に向かって磁束が流れている場合には、テーパ部によって筒状部内部を流れる磁束を垂直部に円滑に収束させることができる。また、垂直部から磁束が入力される場合には、第三の磁性体の内部において、テーパ部の存在により円滑に磁束を分散させることができる。その結果、磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることができる。
また、本発明は、内磁型スピーカ磁気回路であって、第一の所定の高さを有する円盤状であって、高さ方向に着磁された円盤状磁石と、前記円盤状磁石の上面に接続され、第二の所定の高さを有する円盤状の円盤状磁性体と、前記円盤状磁性体の周壁面の周りにスピーカの振動板に振動を伝達するボイスコイルが挿入される磁気ギャップを形成する筒状であって磁性体からなる内磁型筒状部と、前記内磁型筒状部の下部と前記円盤状磁石の底面とを接続する円盤状であって磁性体からなる内磁型円盤部と、を有する内磁型磁性体と、前記内磁型筒状部の一部に接続され、前記円盤状磁石より放出されて前記内磁型筒状部内に導かれる磁束を前記内磁型筒状部との接続位置及び着磁の方向によって制御して磁束の漏洩を抑制する環状の環状補助磁石と、を備えるスピーカ磁気回路である。
本発明は、円盤状の円盤状磁石の外側に所定の間隔をもって配置される環状の環状補助磁石を備える。これにより、環状補助磁石は、前記円盤状磁石より放出されて前記内磁型筒状部内に導かれる磁束を制御する。制御するとは、環状補助磁石の内磁型筒状部への接続位置及び着磁の方向を適宜組み合わせることで、磁束の漏洩を抑制することを意味する。磁束の漏洩を抑制することで、本発明に係るスピーカ磁気回路は、磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることができる。着磁の方向には、径方向、高さ方向が例示される。環状補助磁石は、内磁型筒状部の一部へ接続する。一部とは、内側周壁面、外側周壁面等いずれであってもよい。接続は、着磁の方向を考慮して行う。例えば、磁気ギャップ内の磁束の向きが径方向外向きの場合には、径方向外向きに着磁された環状補助磁石を内磁型筒状部の内側周壁面の上部に接続する。これにより、磁気ギャップ内を通過する磁束の流れをより効率よく内磁型筒状部に引き込むことができる。また、例えば同じように磁気ギャップ内の磁束の向きが径方向外向きの場合において、径方向内向きに着磁された環状補助磁石を内磁型筒状部の外側周壁面の周りに接続することができる。この場合、環状補助磁石の反発力を利用して内磁型筒状部の外側周壁面から外側に漏洩する磁束を抑制することができる。
本発明によれば、、磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることが可能なスピーカ磁気回路に関する技術を提供することができる。
次に、本発明に係るスピーカ磁気回路の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、磁石には、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石等を用いることができる。磁性体には、酸化鉄等が例示できる。また、環状の磁石と磁性体は、接着剤により接続することができる。
図2は、第1の実施形態に係るスピーカ磁気回路52の断面図である。図3は、第1の実施形態に係るスピーカ磁気回路52の拡大断面斜視図である。第1の実施形態に係るスピーカ磁気回路52は、環状の磁石12と、環状の磁石12の周りに配置される環状の磁石13と、環状の磁石12と環状の磁石13を接続する磁性体31とを備える。磁性体31は、環状の磁石12の内側周壁面に接続される筒状部31aと、環状の磁石13の外側周壁面に接続される筒状部31bと、筒状部31aの下部と筒状部31bの下部に接続されるドーナツ円盤部31cとを有する。そして、筒状部31bと環状の磁石13は、環状の突出部32を介して接続されている。
なお、図2は、スピーカ磁気回路52を含むスピーカ装置を示すが、スピーカ磁気回路52以外の構成については従来の構成を用いることができる。具体的には、図2に示すように、スピーカ磁気回路52を含むスピーカ装置は、磁気ギャップgに挿入されるボイルコイル2と、ボイスコイル2の振動を伝達するボイスコイルボビン9と、ボイスコイルボビン9を介して伝達された振動を音波として発するコーン型振動板5と、コーン型振動板5を保持するフレーム7と、ボイスコイル2が所定の磁界に収まるように保持すると共にボイスコイル2が無制限に振動するのを抑制するダンパ4と、コーン型振動板に取り付けられ、コーン型振動板の径方向の変形防止及び塵埃などの進入を防止するセンターキャップ6と、を有する構成とすることができる。
第1の実施形態に係る環状の磁石12は、断面が略矩形の環状である。環状の磁石13も断面が略矩形の環状であり、径方向の幅と高さは、環状の磁石12と同じである。環状の磁石12と環状の磁石13との間、すなわち径方向には、環状の磁気ギャップgが形成されている。そして、環状の磁石12と環状の磁石13は、径方向に着磁されている。より具体的には、環状の磁石12は、内側にN極、外側にS極となるように着磁されている。環状の磁石13も、径方向に着磁され、内側にN極、外側にS極となるように着磁されている。すなわち、環状の磁石12と環状の磁石13は、同じ径方向に着磁されている。したがって、環状の磁石12と環状の磁石13との間に形成される磁気ギャップg内の磁束の向きは、内向きとなる。
磁性体31は、環状の磁石12のN極から放出される磁束を環状の磁石13のS極へ導く。具体的には、環状の磁石12のN極より放出される磁束の方向は、筒状部31a内で下向き、ドーナツ円盤部31c内で径方向外向き、筒状部31b内で上向き、突出部32で径方向内向きとなっている。そして、磁気ギャップg内では、磁束の方向は径方向内向きとなっている。なお、図2の矢印は、磁束の向きを示す。
磁性体31の突出部32は、断面略矩形とし、高さは環状の磁石13と同じである。高さを同じとすることで、突出部32と環状の磁石13との接続部からの磁束の漏洩を抑制することができる。突出部32の径方向の幅は、環状の磁石13から筒状部31bに漏洩する磁束を考慮して設計することが好ましい。すなわち、突出部32の径方向の幅を広くすることで、環状の磁石13から筒状部31bへ漏洩する磁束をより抑制することができる。なお、第1の実施形態においては、突出部32は、筒状部31bにのみ形成したがこれに限定されるわけではない。突出部32は、筒状部31aにも形成することができる。
また、磁性体31を構成する筒状部31a、ドーナツ円盤部31c、筒状部31b、突出部32は、一体的に形成することが好ましい。一体的に形成することで、接続部からの磁束の漏洩を抑制することができる。
なお、上述したスピーカ磁気回路52は以下のように作用する。すなわち、ボイスコイル2に電流を流すと、ボイスコイル2が紙面上下方向に振動する。この振動は、ボイスコイルボビン9を介してコーン型振動板5に伝達される。その結果、コーン型振動板5は、音波を発生する。
以上説明した第1の実施形態に係るスピーカ磁気回路52によれば、中空部20を備えることで従来に比べて軽量化を図ることができる。また、第1の実施形態に係るスピーカ磁気回路52を構成する磁性体31は、筒状部31bに突出部32を有している。そして、この突出部32を介在させて筒状部31bと環状の磁石13とが接続されている。これにより、環状の磁石13から筒状部31bへの磁束の漏洩を抑制することができる。すなわち、筒状部31bの内側周壁面に直接環状の磁石13の外側周壁面を接続する場合に比べて、磁束の漏洩を抑制することが可能となる。その結果、磁気ギャップg内の磁束密度を向上させることができる。
図4は、第2の実施形態に係るスピーカ磁気回路53の断面図である。なお、同一の構成要素には同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略する。図4に示すように、第2の実施形態に係るスピーカ磁気回路53は、筒状の磁石14と、筒状の磁石14の外側周壁面の周りに配置される筒状の磁石15と、筒状の磁石14と筒状の磁石15とを接続して閉じた磁気回路を形成する磁性体34と、筒状の磁石14の外側周壁面に接続される筒状の磁性体33aと、筒状の磁石15の内側周壁面に接続される筒状の磁性体33bと、を備える。なお、磁性体34は、本発明の第二の磁性体に相当する。磁性体33aと磁性体33bは、本発明の第三の磁性体に相当する。また、磁性体34は、筒状の磁石14の内側周壁面に接続される筒状部34aと、筒状の磁石15の外側周壁面に接続される筒状部34bと、筒状部34aの下部と筒状部34bとの下部に接続されるドーナツ円盤部34cと、を有する。環状の磁石と磁性体は、接着剤により接続することができる。磁石には、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石等を用いることができる。磁性体には、酸化鉄等が例示できる。
第2の実施形態に係る筒状の磁石14及び15は、断面が略矩形である点、径方向の幅と高さが同じである点で第1の実施形態に係る環状の磁石12及び13と一致する。しかし、筒状の磁石14及び15は、径方向の幅が環状の磁石12及び13よりも狭く形成され、高さも高く形成されている。筒状の磁石14と筒状の磁石15との間には、環状の磁気ギャップgが形成されている。そして、筒状の磁石14と筒状の磁石15は、径方向に着磁されている。より具体的には、筒状の磁石14は、内側にN極、外側にS極となるように着磁されている。筒状の磁石15も、径方向に着磁され、内側にN極、外側にS極となるように着磁されている。すなわち、筒状の磁石14と筒状の磁石15は、同じ径方向に着磁されている。したがって、筒状の磁石14と筒状の磁石15との間に形成される磁気ギャップg内の磁束の向きは、内向きとなる。
磁性体34は、筒状の磁石14のN極から放出される磁束を筒状の磁石15のS極へ導く。図5は、第2の実施形態に係るスピーカ磁気回路53の構成及び磁束の流れを示す図である。同図に示すように、筒状の磁石14のN極より放出される磁束の方向は、筒状部34a内で下向き、ドーナツ円盤部34c内でで径方向外向きとなっている。ドーナツ円盤部34c内で径方向外向きであった磁束の方向は、筒状部34b内で上向きとなると共に筒状の磁石15のS極に導かれて径方向内向きに変化する。筒状の磁石15のS極に導
かれて径方向内向きとなった磁束の方向は、筒状の磁石15内で径方向内向き、磁気ギャップg内で径方向内向きとなる。
筒状の磁性体33a、33bは、磁気ギャップgを形成する上部に垂直部33a1、33b1が形成され、この垂直部33a1、33b1の下端から筒状の磁性体33a、33bの下部にかけて徐々に径方向の幅が薄くなるように形成されている。すなわち、垂直部33a1、33b1から下部にかけてテーパ部33a2、33b2が形成されている。筒状の33bは、テーパ部33b2を有することで、筒状の磁性体33bの内部を通過する磁束を垂直部33b1に収束させることができる。一方、筒状の磁性体33aは、テーパ部33a2を有することで、筒状の磁性体33aの内部を通過する磁束を筒状の磁石14のS極に円滑に導くことができる。より具体的には、磁性体33bでは、磁束の受け側(筒状の磁石15との接続側)の磁束を受ける面積が大きく、磁束の放出側(磁気ギャップg側)の磁束を放出する面積が小さく形成されている。したがって、磁性体33b内の磁束は、内側に向かって徐々に収束する。一方、磁性体33aでは、磁束の受け側(磁気ギャップg側)の磁束を受ける面積がが小さく、磁束の放出側(筒状の磁石14との接続側)の磁束を放出する面積が大きく形成されている。そして、磁性体33aの磁束を放出する面積は、筒状の磁石14のS極と同じ面積であるため、効率よく磁束が流れることになる。
以上説明した第2の実施形態に係るスピーカ磁気回路53によれば、中空部20を備えることで従来に比べて軽量化を図ることができる。また、筒状の磁石14と筒状の磁石15との間に筒状の磁性体33a、33bを介在させ、筒状の磁性体33a、33bにテーパ部33a2、33b2を形成することで、磁気ギャップgを通過する前の磁束を効果的に収束させることができる。その結果、磁気ギャップg内の磁束密度を向上させることができる。
図6は、第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54の断面図である。なお、同一の構成要素には同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略する。図6に示すように、第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54は、円盤状の磁石10と、円盤状の磁石10の上面に接続される円盤状の磁性体(プレート)8と、磁性体(ヨーク)1と、磁性体8の外側周壁面の外側に配置される環状の補助磁石16と、を備える。
第3の実施形態に係る円盤状の磁石10は、高さ方向に着磁されている。より具体的には、上側にN極下側にS極となるように着磁されている。円盤状の磁性体8は、その外径が円盤状の磁石10の外径よりも一回り大きく形成されている。これにより、円盤状の磁石10より放出される磁束の漏洩を抑制することができる。磁性体1は、筒状部1aと筒状部1aの下部が接続される内磁型円盤部1bを有する。なお、第3の実施形態に係る磁性体1は、内磁型円盤部1bの中央付近を上げ底としたがこれに限定されるわけではなく、平板であってもよい。ボイスコイル2の下方に環状の凹部を形成している。環状の凹部を形成することで、ボイスコイル2が底面に衝突することを回避できる。
環状の補助磁石16は、断面が略矩形であり、その内径が磁性体1の筒状部1aの内径とほぼ同じである。環状の補助磁石16は、径方向の幅が磁性体1の筒状部1aの径方向の幅よりも小さく形成されている。また、環状の補助磁石16は、その高さが磁性体8の厚さとほぼ同じとなっている。そして、環状の補助磁石16は、径方向に着磁されている。より具体的には、内側にS極、外側にN極となるように着磁されている。
図7は、第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54の構成及び磁束の流れを示す図である。同図に示すように、円盤状の磁石10のN極から放出される磁束の方向は、円盤状
の磁性体8内で径方向外向き、磁気ギャップg内で径方向外向きとなっている。そして、磁気ギャップg内を径方向外向きの磁束は、環状の補助磁石16のS極に導かれる。すなわち、円盤状の磁性体8の外側周壁面の周りに環状の補助磁石16を配置することで、環状の補助磁石16を配置しない従来の構成に比べて磁束の漏洩が抑制され、その結果磁気ギャップg内の磁束密度が向上する。環状の補助磁石16内を通ってN極より放出された磁束の方向は、筒状部1a内で下向き、内磁型円盤部1bで径方向内向きとなっている。その後、磁束の向きは円盤状の磁石10のS極へと導かれて上向きとなる。以上のように、第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54は、閉じた磁気回路を形成する。
以上説明した第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54によれば、環状の補助磁石16を備えることで従来に比べて磁気ギャップ内の磁束密度を向上させることができる。
図8は、第4の実施形態に係るスピーカ磁気回路55の断面図である。なお、同一の構成要素には同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略する。図8に示すように、第4の実施形態に係るスピーカ磁気回路55は、円盤状の磁石10と、円盤状の磁石10の上面に接続される円盤状の磁性体(プレート)8と、磁性体(ヨーク)1と、を備える点で上述した第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54と構成が一致する。そして、高さ方向に着磁された環状の補助磁石17を備える点で第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54と構成が異なる。
環状の補助磁石17は、断面が略矩形であり、その内径及び外径が磁性体1の筒状部1aの内径及び外径とほぼ同じである。すなわち、環状の補助磁石17は、径方向の幅が磁性体1の筒状部1aの径方向の幅とほぼ同じとなっている。そして、環状の補助磁石17は、高さ方向に着磁されている。より具体的には、下側にN極、上側にS極となるように着磁されている。このような環状の補助磁石17は、磁性体1の筒状部1aの上部であって、磁性体8よりも上方、すなわち磁気ギャップgよりも上方に配置されている。
図9は、第4の実施形態に係るスピーカ磁気回路55の構成及び磁束の流れを示す図である。同図に示すように、円盤状の磁石10のN極から放出される磁束の方向は、円盤状の磁性体8内で径方向外向き、磁気ギャップg内で径方向外向き、筒状部1a内で下向きとなっている。なお、筒状部1aの上部には下側にN極が着磁された環状の補助磁石17が配置されている。したがって、環状の補助磁石17からは、下向きの磁束が放出されている。その結果、径方向外向きであった磁束の方向を円滑に下向きに導くと共に下向きの磁束を増加することができる。筒状部1a内で下向きであった磁束の方向は、内磁型円盤部1bで径方向内向きとなり、その後円盤状の磁石10のS極へと導かれて上向きとなる。以上のように、第4の実施形態に係るスピーカ磁気回路55は、閉じた磁気回路を形成する。
以上説明した第4の実施形態に係るスピーカ磁気回路55によれば、環状の補助磁石17を備えることで径方向外向きであった磁束の方向を円滑に下向きに変更すると共に下向きの磁束を増加することができる。その結果、従来に比べて磁気ギャップg内の磁束密度を向上させることができる。
図10は、第5の実施形態に係るスピーカ磁気回路56の断面図である。なお、同一の構成要素には同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略する。図10に示すように、第5の実施形態に係るスピーカ磁気回路56は、円盤状の磁石10と、円盤状の磁石10の上面に接続される円盤状の磁性体(プレート)8と、磁性体(ヨーク)1と、を備える点で上述した第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54と構成が一致する。そして、第
5の実施形態に係るスピーカ磁気回路56は、第3の実施形態に係る環状の補助磁石16とは逆の径方向に着磁された環状の補助磁石18を備える点で構成が異なる。
環状の補助磁石18は、断面が略矩形であり、その内径は磁性体1の筒状部1aの内径よりも大きくなっている。なお、本実施形態においては環状の補助磁石18の一部が筒状部1aに一部埋め込まれる構成となっているがこれに限定されるわけではない。環状の補助磁石16の内径を磁性体1の筒状部1aの外径とほぼ同じ大きさとし、筒状部1aの外側周壁面に接続する構成としてもよい。環状の補助磁石18は、径方向に着磁されている。より具体的には、内側にN極、外側にS極となるように着磁されている。このような環状の補助磁石18は、磁性体8の外側周壁面の外側であって、磁性体1の筒状部1aの内側周壁面よりも外側に配置されている。
図11は、第5の実施形態に係るスピーカ磁気回路56の構成及び磁束の流れを示す図である。同図に示すように、円盤状の磁石10のN極から放出される磁束の方向は、円盤状の磁性体8で径方向外向き、磁気ギャップg内で径方向外向き、筒状部1aで下向きとなっている。なお、筒状部1aの上部外側には内側にN極が着磁された環状の補助磁石18が配置されている。したがって、環状の補助磁石18からは、径方向内向きの磁束が放出されている。その結果、径方向外向きであった磁束の方向は、円滑に下向きに変更される共に下向きの磁束が増加される。筒状部1a内で下向きであった磁束の向きは、その後内磁型円盤部1bで径方向内向きとなり、円盤状の磁石10のS極へと導かれて最終的に上向きとなる。以上のように、第5の実施形態に係るスピーカ磁気回路56は、閉じた磁気回路を形成する。
以上説明した第5の実施形態に係るスピーカ磁気回路56によれば、環状の補助磁石18を備えることで径方向外向きであった磁束の方向を円滑に下向きに導くと共に下向きの磁束を増加することができる。その結果、従来に比べて磁気ギャップg内の磁束密度を向上させることができる。
図12は、第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57の断面図である。なお、同一の構成要素には同一の符号を付すことでその詳細な説明を省略する。図12に示すように、第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57は、円盤状の磁石10と、円盤状の磁石10の上面に接続される円盤状の磁性体(プレート)8と、磁性体(ヨーク)1と、を備える点で上述した第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54と構成が一致する。そして、第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57は、第3の実施形態に係る環状の補助磁石16とは逆の径方向に着磁された環状の補助磁石19を備える点で構成が異なる。
環状の補助磁石19は、断面が略矩形であり、その内径は磁性体1の筒状部1aの外径とほぼ同じ大きさとなっている。環状の補助磁石19の高さは磁性体1の筒状部1aの高さとほぼ同じに形成されている。すなわち、環状の補助磁石19は、筒状部1aを覆うように筒上部1aの外側周壁面に接続されている。環状の補助磁石19は、径方向に着磁されている。より具体的には、内側にN極、外側にS極となるように着磁されている。
図13は、第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57の構成及び磁束の流れを示す図である。同図に示すように、円盤状の磁石10のN極から放出される磁束の向きは、円盤状の磁性体8内で径方向外向き、磁気ギャップg内で径方向外向き、筒状部1aで下向きとなっている。なお、筒状部1aの外側には内側にN極が着磁された環状の補助磁石18が配置されている。したがって、環状の補助磁石18からは、径方向内向きの磁束が放出されている。その結果、径方向外向きであった磁束の方向は、円滑に下向きに変更される共に下向きの磁束が増加される。また、環状の補助磁石18は、筒状部1aの径方向外側
に放出される磁束の漏洩を抑制する。筒状部1aで下向きであった磁束の向きは、その後内磁型円盤部1bで径方向内向きとなり、円盤状の磁石10のS極へ導かれて最終的に上向きとなる。以上のように、第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57は、閉じた磁気回路を形成する。
以上説明した第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57によれば、環状の補助磁石19を備えることで径方向外向きであった磁束の方向を円滑に下向きに変更すると共に下向きの磁束を増加することができる。その結果、従来に比べて磁気ギャップg内の磁束密度を向上させることができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係るスピーカ磁気回路はこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。例えば、第2の実施形態に係るスピーカ磁気回路53のテーパ部を第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57に設けてもよい。図14は、テーパ部を有するスピーカ磁気回路57の断面図である。このような構成とすることで、より磁束の流れが円滑となり、結果として磁気ギャップg内の磁束密度を向上させることができる。
従来の一般的な磁気回路50の断面図である。 第1の実施形態に係るスピーカ磁気回路52の断面図である。 第1の実施形態に係るスピーカ磁気回路52の拡大断面斜視図である。 第2の実施形態に係るスピーカ磁気回路53の断面図である。 第2の実施形態に係るスピーカ磁気回路53の構成及び磁束の流れを示す図である。 第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54の断面図である。 第3の実施形態に係るスピーカ磁気回路54の構成及び磁束の流れを示す図である。 第4の実施形態に係るスピーカ磁気回路55の断面図である。 第4の実施形態に係るスピーカ磁気回路55の構成及び磁束の流れを示す図である。 第5の実施形態に係るスピーカ磁気回路56の断面図である。 第5の実施形態に係るスピーカ磁気回路56の構成及び磁束の流れを示す図である。 第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57の断面図である。 第6の実施形態に係るスピーカ磁気回路57の構成及び磁束の流れを示す図である。 テーパ部を有するスピーカ磁気回路57の断面図である。
符号の説明
1・・・ヨーク
2・・・ボイスコイル
4・・・ダンパ
5・・・コーン型振動板
6・・・センターキャップ
7・・・フレーム
8・・・プレート
9・・・ボイスコイルボビン
10、11、12、13、14、15、16、17、18、19・・・磁石
31、33、34・・・磁性体
32・・・突出部
50・・・従来の一般的な磁気回路

Claims (9)

  1. 環状であって径方向に着磁された内側環状磁石と、
    前記内側環状磁石の外側周壁面の周りにスピーカの振動板に振動を伝達するボイスコイルが挿入される磁気ギャップを形成するように配置される、環状であって径方向に着磁された外側環状磁石と、
    前記内側環状磁石の内側周壁面が上部に接続される内側筒状部と、前記外側環状磁石の外側周壁面が上部に接続される外側筒状部と、前記内側筒状部の下部及び前記外側筒状部の下部とを接続するドーナツ円盤状のドーナツ円盤部とを有する第一の磁性体と、
    前記内側環状磁石と前記内側筒状部との間に介在し、前記内側筒状部の外側周壁面から前記磁気ギャップ側に突出する磁性体からなる環状の内側突出部と、前記外側環状磁石と前記外側筒状部との間に介在し、前記外側筒状部の内側周壁面から前記磁気ギャップ側に突出する磁性体からなる環状の外側突出部とのうち少なくともいずれか一つを有する環状突出部と、を備えるスピーカ磁気回路。
  2. 筒状であって径方向に着磁された内側筒状磁石と、
    前記内側筒状磁石の外側周壁面の周りに配置される、筒状であって径方向に着磁された外側筒状磁石と、
    前記内側筒状磁石の内側周壁面が接続される内側筒状部と、前記外側筒状磁石の外側周壁面が接続される外側筒状部と、前記内側筒状部の下部と前記外側筒状部の下部とを接続するドーナツ円盤状のドーナツ円盤部とを有する第二の磁性体と、
    前記内側筒状磁石と前記外側筒状磁石との間にスピーカの振動板に振動を伝達するボイスコイルが挿入される磁気ギャップを形成するように配置される第三の磁性体であって、前記内側筒状磁石の外側周壁面に接続され前記磁気ギャップを形成する垂直部と、該垂直部から下部にかけて徐々に径方向の幅が薄くなるように形成されるテーパ部と、を有する第二の内側筒状部と、前記外側筒状磁石の内側周壁面に接続され前記磁気ギャップを形成する垂直部と、該垂直部から下部にかけて徐々に径方向の幅が薄くなるように形成されるテーパ部と、を有する第二の外側筒状部と、のうち少なくともいずれか一つの筒状部を含む第三の磁性体と、を備えるスピーカ磁気回路。
  3. 内磁型スピーカ磁気回路であって、
    第一の所定の高さを有する円盤状であって、高さ方向に着磁された円盤状磁石と、
    前記円盤状磁石の上面に接続され、第二の所定の高さを有する円盤状の円盤状磁性体と、
    前記円盤状磁性体の周壁面の周りにスピーカの振動板に振動を伝達するボイスコイルが挿入される磁気ギャップを形成する筒状であって磁性体からなる内磁型筒状部と、前記内磁型筒状部の下部と前記円盤状磁石の底面とを接続する円盤状であって磁性体からなる内磁型円盤部と、を有する内磁型磁性体と、
    前記内磁型筒状部の一部に接続され、前記円盤状磁石より放出されて前記内磁型筒状部内に導かれる磁束を前記内磁型筒状部との接続位置及び着磁の方向によって制御して磁束の漏洩を抑制する環状の環状補助磁石と、を備えるスピーカ磁気回路。
  4. 前記環状補助磁石は、前記円盤状磁性体の周壁面の周りであって前記内磁型筒状部の内側周壁面の上部に接続され、前記磁気ギャップ内の磁束の向きと同じ径方向に着磁されている請求項3に記載のスピーカ磁気回路。
  5. 前記環状補助磁石は、前記磁気ギャップより上方であって前記内磁型筒状部の上面に接続され、前記円盤状磁石より発生する磁束の向きと逆の高さ方向に着磁されている請求項3に記載のスピーカ磁気回路。
  6. 前記環状補助磁石は、前記内磁型筒状部の外側周壁面の上部に接続され、前記磁気ギャップ内の磁束の向きと逆の径方向に着磁されている請求項3に記載のスピーカ磁気回路。
  7. 前記環状補助磁石は、前記内磁型筒状部の外側周壁面の周りに接続され、前記磁気ギャップ内の磁束の向きと逆の径方向に着磁されている請求項3に記載のスピーカ磁気回路。
  8. 前記内磁型筒状部の上部には、内側に突出した環状の突出部が形成されている、請求項5から請求項7の何れかに記載のスピーカ磁気回路。
  9. 前記内磁型筒状部の内側は、上部から下部にかけて徐々に径方向の幅が薄くなるように形成されるテーパ部が形成されている、請求項3から請求項7の何れかに記載のスピーカ磁気回路。
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