JP2007280011A - Webページ閲覧履歴の提示方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが閲覧した全てのWebページを対象とし、また検索サービスのプロバイダに依存することなく、閲覧した際の状況の想起と想起した状況内で閲覧していたWebページの探索を効果的に支援する。
【解決手段】例えば、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、次にテキストが入力されるWebページ(次回のWebページ)の1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連づける。ユーザからのWebページ閲覧履歴提示要求に応え、画面の左側に入力テキストを時間順に提示する。ユーザが、所望の入力テキストを選択すると、画面の右側に閲覧データの一覧(選択したテキストに関連付けられたWebページのサムネイル画像群)を表示する。この一覧の中から所望のサムネイル画像を選択すると閲覧済みのWebページが提示される。
【選択図】 図1
【解決手段】例えば、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、次にテキストが入力されるWebページ(次回のWebページ)の1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連づける。ユーザからのWebページ閲覧履歴提示要求に応え、画面の左側に入力テキストを時間順に提示する。ユーザが、所望の入力テキストを選択すると、画面の右側に閲覧データの一覧(選択したテキストに関連付けられたWebページのサムネイル画像群)を表示する。この一覧の中から所望のサムネイル画像を選択すると閲覧済みのWebページが提示される。
【選択図】 図1
Description
この発明は、Webページにユーザが入力したテキストを利用したWebページ閲覧履歴の提示方法および装置に関するものである。
従来より、インターネットエクスプローラ(Internet Exporer(登録商標))やファイヤーフォックス(Firefox (登録商標))等のWebブラウザを搭載したパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと言う)においては、パソコン内のローカルディスクに保存されたWebページの閲覧履歴を見ることができる。
例えば、履歴を提示するサブウインドウ(履歴サブウインドウ)を利用することで、ユーザは、最近閲覧したWebページのタイトルを調べたり、履歴として残されたURLを用いて数日前にアクセスした特定のWebページに再度アクセスしたりすることができる。しかしながら、履歴サブウインドウの利用だけでは、閲覧履歴の中から所望の情報を探す仕組みが十分に提供されているとは言い難い。
そのため、近年、Webページの閲覧履歴を管理し、キーワードを用いて閲覧済みのWebページの検索を可能とするシステムの研究開発が行われている(例えば、非特許文献1、非特許文献2,非特許文献3参照)。本願では、このようなシステムをWebページ閲覧履歴検索システムと呼ぶことにする。
しかしながら、ユーザが再度閲覧したい閲覧済みのWebページを明確に意識できていない場合、キーワードを用いた検索は難しい。そのため、Webページの閲覧履歴を一定のルールで整理して提示し、ユーザに提示した閲覧履歴をブラウズさせながら探索させるシステムも幾つか提案されている。本願では、このようなシステムをWebページ閲覧履歴提示システムと呼ぶこととする。
例えば、非特許文献4や非特許文献5では、閲覧したWebページを閲覧順にサムネイル画像で提示する。これにより、ユーザは、以前閲覧したWebページを視覚的に探索することができる。非特許文献6では、ドメイン別に閲覧履歴を整理し、ツリー状に可視化する。非特許文献7では、ブラウザのバックボタンを拡張し、過去に閲覧したWebページのサムネイル画像を閲覧順に表示する。
また、ユーザが閲覧したWebページ群全体を対象としたものではないが、一部のWebページ検索サイトでは、検索履歴の保存、整理を可能とするサービスを提供している。これらのサービスでは、検索履歴の保存、整理機能を提供することで、保存された検索履歴を活用した検索結果のパーソナライズを主として狙っているが、ユーザに検索履歴というWebページの閲覧履歴の一部を提示するため、一種のWebページ閲覧履歴提示システムとして捉えることもできる。
例えば、非特許文献8では、検索結果の横に表示されるセーブボタンを押すことで、その内容を保存することができる。ユーザは後で保存したリストを閲覧することができる。非特許文献9では、検索結果のページと検索後に検索結果ページから閲覧したページのURLを時系列に提示する。非特許文献10では、画面に、検索エンジンに入力したキーワードと、キーワード入力後に検索結果から選択したWebページのリスト(Webページのタイトル)が提示される。
インターネット<URL:http://www.mindretrieve.net/ >、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<URL:http://desktop.google.com/ >、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<URL:http://desktop.msn.co.jp/>、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<URL:http://www.smileonmymac.com/browseback/>、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<URL:http://homepage3.nifty.com/microcube/>、〔平成18年3月1日検索〕
Gandhi, R., Kumar, G., Bederson, B., and Shneiderman, B.: Domain Name Based Visualization of Web Histories in a Zoomable User Interface, DEXA Workshop, pp. 591-600, 2000.
Cockburn, A., Greenberg, S., McKenzie, B., JasonSmith, M. and Kaasten, S.: Webview: A Graphical Aid for Revisiting Web Pages, Proceedings of the 1999 Computer Human Interaction Spacialist Interest Group of the Ergonomics Society of Australia(OzCHI'99), pp. 15-22, 1999.
インターネット<http://myjeeves.ask.com/.>、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<http://a9.com/.>、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<http://www.google.com/searchhistory/. >、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<http://toolbar.google.com/.>、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<http://www.goo.ne.jp/.>、〔平成18年3月1日検索〕
インターネット<URL:http://www.microsoft.com/JAPAN/developer/library/jptech/msdnnews/top.htm>、〔平成18年3月1日検索〕
上述したWebページ閲覧履歴提示システムは、ユーザが再度閲覧したい閲覧済みのWebページを明確に意識できておらず、検索キーワードをうまく生成することができない状態においても、ブラウズしながらシステムと対話的に探すことができるというメリットがある。しかしながら、このWebページ閲覧履歴提示システムでは、Webページの閲覧履歴が個人によって以前閲覧されたものであるということを十分に活かしているとはいい難い。
すなわち、初めて閲覧するインターネット上のWebページと違い、閲覧済みのWebページはすでにユーザが閲覧したものであり、様々なレベルの違いはあるもののユーザが記憶している可能性がある。従来のWebページ閲覧履歴提示システムでは、このような点について考慮されておらず、閲覧履歴の探索の際に効果的なインタフェースを十分に提供しているとは言えない。以下、実生活における人の情報探索活動と対比しながら、従来のWebページ閲覧履歴提示システムの課題を明らかにする。
人は、昔使っていたもの等を探す際にしばしば、使用していた際の状況を手がかりに、記憶を絞り込んで行く。例えば、論文を執筆する際に以前読んだ本を参照したいと思ったが本棚に無かったとする。このような状況において、人はしばしば、過去の状況を思い出しながら本のありかを探そうとする。例えば、「目的の本を前回読んだときは正月明けに風邪を引いて寝込んでいた時期である」という状況を思い出すことで、執筆者は「寝込んでいた時期に読んでいたのであれば目的の本はおそらくベッドのそばにあるに違いない」と推測することが可能となる。しかし、過去の状況自体を思い出したい人(この場合は、執筆者)が思い出せない場合も多い。そのため、昔使っていたものを探している人に対しては、何をしていたかを思い出す手がかりを与え、昔の状況の想起を促すのが効果的である。例えば、「このまえ論文を書いていた時には使っていませんか?」、「先週末の出張の際に持って行きませんでしたか?」というような手がかりを執筆者に与えることで、執筆者は昔の状況を想起することができる。
一方、そもそもユーザ自身が欲しいもの自体を明確に特定できていない状態で、そのものを探す場合も多い。このような状況下においても、昔の状況を思い出す手がかりを与えるのは探索に効果的である。例えば、以前執筆中の論文と関連しそうな文章を読んだ記憶があるが、どの本だったか思い出せない人に対し、「○○先生と議論していた時に話題にあがったのではありませんか?」、「年末に別の論文を書いているときに読んだのではありませんか?」といった質問をすることで、欲しい本のタイトルやその本がどこにあるかの絞り込みが促進されると考えられる。
Webページの閲覧履歴においても、昔何をしていたかの手がかりを与えることで閲覧した際の状況の想起を促し、想起した状況内で閲覧していたWebページの探索を支援できる。例えば、「○○に関する論文を書いていたときに見ていたWebページ」、「Windows(登録商標)上でウインドウの半透明化を実現する方法を探していたときに見ていたWebページ」といったように、閲覧時の状況をシステムがユーザに伝達することで、ユーザは過去にWebページを見ていた際の状況を想起できる。
しかし、このような視点で捉えると、従来のWebページ閲覧履歴提示システムは、十分に昔の状況の想起を支援しているとはいい難い。例えば、非特許文献4などの閲覧済みのWebページを閲覧した順序に提示するシステムでは、閲覧した際の状況(例えば、「○○に関する論文を書いていたときに見ていたWebページ」)を想起した際に、その状況にあった大まかな期間に閲覧していたWebページ群を順序を辿って閲覧することができる。しかし、その状況にあった時期はユーザが自分で思い出す必要があり、尚且つ、過去の状況の想起の促進自体は支援していない。非特許文献6や非特許文献7などのシステムでも、ユーザが直面した過去の状況単位の可視化は行っておらず、探索時の状況の想起や想起した状況内で閲覧したWebページの探索は支援していない。
一方、非特許文献9や非特許文献10等のサービスでは、Webページの閲覧履歴の一部を検索キーワードによって構造化して提示している。これらのサービスが行っている検索キーワードの提示は、過去の状況の想起支援につながると考える。なぜなら、ユーザが検索サービスに入力したキーワードは、ユーザが検索時に必要であると考えている情報をユーザ自身がテキストとして表出させたものであり、ユーザがその時行っていた作業を反映したものであると捉えられるためである。
例えば、プログラミングをしながらWebページを探している際には、検索サービスに入力されたキーワードは「Windows」、「API(Application Progrm Interface)」、「半透明化手法」といった現在作成中のプログラムに関連したものとなる。ユーザは過去に入力されたこれらの検索キーワードを見ることで、それらのキーワードを入力したのは、過去にプログラミングをしていたころだ(例えば、「Windows上でウインドウの半透明化を実現する方法を探っていたころだ」)ということを思い出すことができる。非特許文献10等のサービスでは、検索後に検索結果ページ上でクリックして閲覧したWebページも辿ることができる。そのため、これらのサービスは、検索キーワードの提示により閲覧した際の状況の想起を支援し、また、検索後に閲覧したページのリストの提示により、想起した状況内で閲覧していたWebページの探索も支援していると言える。
しかし、これらの検索サービスによって閲覧できる閲覧済みのWebページは、検索結果ページ内で選択したものに限定されており、Webページの閲覧履歴全体を対象とされておらず、また、それぞれのサービスのプロバイダが提供する検索エンジンの検索キーワード及び結果しか対象とされていない。
ユーザが想起したいWebページは過去に検索サービスによって生成された検索結果ページ内で選択したWebページに限らない。また、多くのユーザは状況に応じて様々な検索サービスを使い分けており、状況の想起支援を考えた場合、単一の検索サービスに入力された検索キーワードの提示だけでは不十分である。過去の状況の想起を支援するためには、ユーザが閲覧した全てのWebページを対象とした、検索サービスのプロバイダに依存しない検索キーワードの関連付け及び提示が必要である。
さらに、ユーザが入力した検索キーワードは上述のように、過去の状況の想起の支援に有効であると考えられるが、検索キーワードはあくまで状況の想起を促す手がかりの一つに過ぎない。ユーザは検索キーワード以外にも様々なテキストをWebページに対して入力しており、これらは検索キーワードと同様に、ユーザのWebページ閲覧時の状況を反映していると考えられるが、上記のサービス群は検索キーワードのみを対象としている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、ユーザが閲覧した全てのWebページを対象とし、また検索サービスのプロバイダに依存することなく、閲覧した際の状況の想起と想起した状況内で閲覧していたWebページの探索を効果的に支援することが可能なWebページの閲覧履歴提示方法および装置を提供することにある。
このような目的を達成するために本発明は、ネットワークを介して取得したWebページ毎にそのWebページを含む情報を閲覧データとしてデータベースに保存させる第1ステップと、Webページにユーザが入力したテキストを含む情報を入力テキストデータとしてデータベースに保存させる第2ステップと、データベースに保存された入力テキストデータと閲覧データとを関連付ける第3ステップと、Webページ閲覧履歴の提示要求に応えて、データベースから入力テキストデータの全てもしくは一部を取得し、画面に提示する第4ステップと、提示された入力テキストデータより所望の入力テキストデータが選択された場合、その入力テキストデータに関連付けられた閲覧データの一覧を画面に提示する第5ステップと、提示された閲覧データの一覧より所望の閲覧データが選択された場合、その閲覧データに対応するWebページをデータベースから読み出して、画面に提示する第6ステップとを備えることを特徴とする。なお、本発明は、Webページの閲覧履歴提示装置としても実現することができる。
この発明によれば、ネットワークを介してWebページを取得すると、Webページを取得する毎に、そのWebページを含む情報(例えば、Webページのコピー、Webページを閲覧した時刻などの情報)が閲覧データとしてデータベースに保存される。また、Webページの閲覧中、そのWebページにユーザがテキスト(例えば、検索キーワード、インターネット上の掲示板への書き込みなど)を入力すると、そのWebページに入力されたテキストを含む情報(例えば、入力したテキスト、テキストを入力した時刻などの情報)が入力テキストデータとしてデータベースに保存される。ここで、ユーザが入力するテキストは、Webページ閲覧時におかれているユーザの状況を反映したものであると考えられる。そこで、本発明では、データベースに保存された入力テキストデータと閲覧データとを関連付ける。
この入力テキストデータと閲覧データとの関連付けは種々の方式が考えられる。例えば、第1の例として、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページから次にテキストが入力されるWebページ(次回のWebページ)の1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連づける。例えば、次回のWebページをN個目のWebページとした場合、今回のWebからN−1個目のWebページまでの閲覧データと関連付ける。
図10に入力テキストデータと閲覧データを時間軸に沿って並べた図を示す。第1の例では、入力テキストデータTnに対して、閲覧データWnからWn+4までが関連付けされる。同様に、Tn−1とWn−3からWn−1が関連付けされる。このように、それぞれの入力テキストデータに対し、そのテキストが入力されたWebページに対応する閲覧データから、次に別のテキストが入力されたWebページの1つ手前のWebページに対応する閲覧データまでが、関連付けられる。
第2の例として、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページから前回テキストが入力されたWebページ(前回のWebページ)の1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連付ける。例えば、前回のWebページをN個目のWebページとした場合、今回のWebページからN+1個目のWebページまでの閲覧データと関連付ける。
本例では、図10における、入力テキストデータTnに対して、閲覧データWn−2からWnまでが関連付けされる。同様に、Tn+1とWn+1からWn+5が関連付けされる。このように、第2の例では、それぞれの入力テキストデータに対し、そのテキストより1つ前にテキストが入力されたWebページに対応する閲覧データの1つ後の閲覧データから、そのテキストが入力されたWebページに対応する閲覧データまでが、関連付けられる。
第3の例として、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページを含むその前後に閲覧された所定枚数のWebページの閲覧データと関連付ける。第4の例として、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページを含むその前後に閲覧された所定時間の間のWebページの閲覧データと関連付ける。
また、本発明では、Webページ閲覧履歴の提示要求に応えて、データベースから入力テキストデータの全てもしくは一部を取得し、画面に提示する。例えば、データベースから入力テキストデータの全てを取得し、この取得した入力テキストデータ中の入力テキスト(検索キーワードやインターネット上の掲示板への書き込みなど)を時系列でリストとして画面に提示する。これにより、ユーザに、該当するテキストがいつ頃入力されたのか、入力されたときはどのような状況であったのかなどを想起させるようにする。
この入力テキストデータの提示を受けて、ユーザが所望の入力テキストデータを選択すると、その入力テキストデータに関連付けられている閲覧データの一覧が画面に提示される。例えば、入力テキストデータに複数の閲覧データが関連付けられているものとすれば、その関連付けられている閲覧データ群が指し示すそれぞれの閲覧済みのWebページのサムネイル画像やタイトルなどをサマリとして画面に提示する。そして、この閲覧データの一覧より所望の閲覧データをユーザが選択すると、その閲覧データに対応するWebページがデータベースから読み出されて画面に提示される。
なお、本発明では、第4ステップにおいて、入力テキストデータの全てもしくは一部を画面に提示すると共に、それらの入力テキストデータに関連付けられた閲覧データの一覧を全て画面に提示し、第5ステップにおいて、提示された入力テキストデータより所望の入力テキストデータが選択された場合、提示されている閲覧データの一覧の内、選択された入力テキストデータに関連付けられた閲覧データの一覧を他と区別して提示するようにしてもよい。例えば、入力テキストデータの全ての提示とそれらの入力テキストデータに関連付けられた閲覧データの一覧(閲覧データの全て)の提示とを同時に行うようにし、提示された入力テキストデータより所望の入力テキストデータが選択された場合、選択された入力テキストデータに関連付けられた閲覧データの一覧にフォーカスを当て、際立たせる(例えば、拡大する)ようにして他の閲覧データの一覧と区別して提示する。
本発明において、閲覧データや入力テキストデータのデータベースへの保存方式としては、次のような方式が挙げられる。ローカルな環境等にプロキシ(Proxy)サーバを設置し、プロキシサーバ経由でWebページを閲覧すると共に、プロキシサーバの機能を利用して閲覧データや入力テキストデータを取得し、データベースに保存する(方式1)。BHO(Browser Helper Objects:例えば、非特許文献13参照)等のWebブラウザの起動と同時に立ち上げられる拡張プログラムを用いて、閲覧データや入力テキストデータを取得し、データベースに保存する(方式2)。
〔特定の検索サービスに依存しない入力テキストの活用〕
前述したように、検索サービスのプロバイダが提供する既存の検索キーワードによるWebページの閲覧履歴の構造化手法は、特定のサービスプロバイダに特化しているため、サービスプロバイダが提供する検索サービスに対して入力されたキーワードしか閲覧済みのWebページに関連付けすることができない。そこで、本発明では、検索サービスに依存しない、検索キーワードの活用方法を提案する。
前述したように、検索サービスのプロバイダが提供する既存の検索キーワードによるWebページの閲覧履歴の構造化手法は、特定のサービスプロバイダに特化しているため、サービスプロバイダが提供する検索サービスに対して入力されたキーワードしか閲覧済みのWebページに関連付けすることができない。そこで、本発明では、検索サービスに依存しない、検索キーワードの活用方法を提案する。
既存のサービスの多くは、ユーザが検索サービスにログインした状況で検索を行うと、サービスプロバイダが準備したサーバ側に履歴と検索キーワードが蓄積される。検索サービス自体をサービスプロバイダが準備しているため、検索キーワード及び検索後のブラウジング履歴の取得は比較的容易であると考えられる。しかし、他のサービスプロバイダが提供する検索システムに対する検索キーワードの取得等が困難であるという問題がある。
一部の検索サービスプロバイダは、Webブラウザやタスクバーに検索ツールバーをアタッチするソフトウェアを提供している(例えば、非特許文献11参照)。これらのソフトウェアはユーザの検索履歴をユーザが使用しているパソコン内に蓄積する。しかし、これらのシステムも、蓄積される検索キーワードは、検索サービスプロバイダが提供する検索サービスを利用した際に入力したものに限定される。
一方、本発明では検索サービスに入力した検索キーワードをプロキシサーバやBHO等の技術を用いて取得し、ユーザ側のデータベースに蓄積する。これにより、検索サービスに依存しない検索キーワードの取得が可能になる。
また、本発明により、検索サービスに入力した検索キーワードに限らず、ユーザがWebページ(例えば、インターネット上の掲示板)に対して入力したテキスト全てを取得することが可能になる。
また、本発明により、検索サービスに入力した検索キーワードに限らず、ユーザがWebページ(例えば、インターネット上の掲示板)に対して入力したテキスト全てを取得することが可能になる。
ユーザがWebページ(例えば、インターネット上の掲示板)に対して入力したテキストは検索キーワードに限らず、ユーザがWebページの閲覧時におかれている状況を反映したものであると考えられる。そのため、これらの入力されたテキストをユーザに提示することで、ユーザにそのテキストを入力した当時の状況を思い出させることが可能となる。例えば、「Windows上でウインドウをうまく半透明化することができないのですが、どなたか良い方法をご存じないでしょうか?」というユーザが掲示板に書き込んだテキストを提示し、そのテキストに関連付けられたWebページ群を提示することで、ユーザは、容易にブラウズしていた当時の状況を思い出すことができる。
また、テキストを入力するという作業は、Webページをブラウズする、読むという行為に比べ、全体的に意識的に考えながら行う必要がある場合が多い。そのため、これらのテキストは閲覧した個々のWebページに比べ、記憶に留まっている可能性が高い。このような視点から考えても入力したテキストは記憶の想起に有効であると考えられる。
〔全ての閲覧データを対象とした、入力テキストとの関連付け〕
既存の検索サービスプロバイダが提供するWebページ閲覧履歴提示システムは、検索キーワードに対して、検索結果が表示されているWebページのみか検索結果のページから1クリックのみで辿れるWebページまでを検索キーワードと関連付けて提示する。しかし、ユーザは、検索結果で得られたページからさらにリンクを辿ってブラウズする場合も多く、また、検索サービスを使わずにブックマークやポータルサイトからブラウズしたり、URLを直接入力してWebページを閲覧する場合もある。そのため、既存の方式では、閲覧済みのWebページの全てを入力テキスト(検索キーワード)と関連付けることができず、結果としてユーザが閲覧したいWebページが円滑に探索できなくなる可能性がある。そこで、本発明では、閲覧済みのWebページ全てを対象とした入力テキストとの関連付け方法を提案する。
既存の検索サービスプロバイダが提供するWebページ閲覧履歴提示システムは、検索キーワードに対して、検索結果が表示されているWebページのみか検索結果のページから1クリックのみで辿れるWebページまでを検索キーワードと関連付けて提示する。しかし、ユーザは、検索結果で得られたページからさらにリンクを辿ってブラウズする場合も多く、また、検索サービスを使わずにブックマークやポータルサイトからブラウズしたり、URLを直接入力してWebページを閲覧する場合もある。そのため、既存の方式では、閲覧済みのWebページの全てを入力テキスト(検索キーワード)と関連付けることができず、結果としてユーザが閲覧したいWebページが円滑に探索できなくなる可能性がある。そこで、本発明では、閲覧済みのWebページ全てを対象とした入力テキストとの関連付け方法を提案する。
ユーザの想起を促す入力テキストは、ユーザのWebページ閲覧時の状況を反映したものであるが、過去の状況を想起したユーザが必ずしもテキストが入力されたWebページ自体をピンポイントに見たいわけではない。むしろ、過去の状況の想起をきっかけとして、閲覧したいWebページのイメージが明確になり、より詳細なブラウジングをしたいと考える場合も多いと思われる。
例えば、「Windows」、「API」、「半透明化手法」といった入力テキスト(検索キーワード)から、過去の状況を想起したユーザは、「あの時は検索をしたけれども有益なページが中々見つからず、検索で見つかったページから色々ブラウジングしていてやっと有益なページが見つかった」と思い出し、検索後のWebページの閲覧履歴を時間順に辿って行きたいと感じるかもしれない。しかし、既存のサービスでは、このようなケースに適した探索方法を提供していない。
ユーザが必要とする閲覧済みのWebページをシステムに自動的に判断させることは困難であり、また、そもそもユーザ自身が明確に自覚できていない場合も多い。そのため、システムはできるだけ可能性のある閲覧済みのWebページを入力キーワードと関連付けて提示し、最終的に必要な閲覧済みのWebページをユーザに判断してもらう方が良いと考える。
そこで、本発明では、例えば、入力テキストを次に何らかのテキストが入力されるまでに閲覧したWebページ全てに関連付ける。すなわち、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページから次にテキストが入力されるWebページ(次回のWebページ)の1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連づける。例えば、次回のWebページをN個目のWebページとした場合、今回のWebページからN−1個目のWebページまでの閲覧データと関連付ける。
このような方式を取ると、入力テキストが想起を促す過去の状況と関連付けられたWebページが必ずしもマッチしない可能性があるが、提示されたWebページ群のブラウズを可能とすることで、ユーザが自分の判断で必要な閲覧済みのWebページを取捨選択することが可能であると考える。本発明は、閲覧したい閲覧済みWebページを明確に描けていないユーザを対象としている。このようなシステムでは、ユーザはシステムと対話的に作業することで、徐々に情報を絞りこんでいく作業が有効である。
本発明によれば、ネットワークを介して取得したWebページ毎にそのWebページを含む情報を閲覧データとしてデータベースに保存し、Webページにユーザが入力したテキストを含む情報を入力テキストデータとしてデータベースに保存し、データベースに保存された入力テキストデータと閲覧データとを関連付け、Webページ閲覧履歴の提示要求に応えて、データベースから入力テキストデータの全てもしくは一部を取得して画面に提示し、提示された入力テキストデータより所望の入力テキストデータが選択された場合、その入力テキストデータに関連付けられた閲覧データの一覧を画面に提示し、提示された閲覧データの一覧より所望の閲覧データが選択された場合、その閲覧データに対応するWebページをデータベースから読み出して画面に提示するようにしたので、ユーザが閲覧した全てのWebページを対象とし、また検索サービスのプロバイダに依存することなく、閲覧した際の状況の想起と想起した状況内で閲覧していたWebページの探索を効果的に支援することが可能となる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、実施の形態の説明に入る前に、そのポイントについて述べる。この実施の形態のポイントとして、次の3つのポイントが上げられる。
(1)ユーザが入力したテキストを用いた閲覧履歴の構造化
(2)入力したテキストの提示による状況の想起支援
(3)入力したテキストを用いた履歴のブラウジング支援
(1)ユーザが入力したテキストを用いた閲覧履歴の構造化
(2)入力したテキストの提示による状況の想起支援
(3)入力したテキストを用いた履歴のブラウジング支援
以下に説明する実施の形態では、まず、閲覧済みのWebページ群をユーザが入力したテキストによって構造化する。そして、閲覧済みのWebページ群を閲覧順にソートし、テキストが入力されたWebページから次にテキストが入力されたWebページの1つ手前のWebページまでを一区間として区分し、その区間のWebページと入力テキストとを関連付ける。例えば、次にテキストが入力されたWebページをN個目のWebページとした場合、N−1個目のWebページまでのWebページと関連付ける。すなわち、テキストが入力された後、次のテキストが入力されるまでの間に閲覧したWebページ群は、テキストを入力した際と同じ状況(例えば、ウインドウの半透明化方法の探索)で閲覧している可能性が高いと捉え、入力されたテキストと関連付ける。
次に、ユーザが入力したテキストを可視化することで、ユーザの過去の状況の想起を促進する。前述のように、入力テキストを閲覧することでユーザは過去の状況を思い出すことができると考える。時系列に並べた入力テキスト群をユーザに提示することで、ユーザは、どういった時期にどういった状況でWebページを閲覧していたかを素早くつかむことができる。
入力テキストを見て過去の状況を思い出し、実際にその状況下で閲覧していたWebページを見たいというユーザに対しては、テキスト入力後に閲覧したWebページの探索を可能とする。これにより、「Windows上でウインドウの半透明化を実現する方法を探していたときに見ていたWebページ」といった閲覧済みWebページの探索が可能となる。
〔実施の形態1〕
図1は本発明に係るWebページ閲覧履歴の提示方法の実施に用いるシステムの一例を示す構成図である。同図において、1はインターネット(ネットワーク)、2はインターネット1に接続されたパーソナルコンピュータ(パソコン)である。
図1は本発明に係るWebページ閲覧履歴の提示方法の実施に用いるシステムの一例を示す構成図である。同図において、1はインターネット(ネットワーク)、2はインターネット1に接続されたパーソナルコンピュータ(パソコン)である。
パソコン2は、プロセッサや記憶装置からなるハードウェアと、これらのハードウェアと協働して各種機能を実現させるプログラムとによって実現される。本実施の形態において、パソコン2には、Webページの閲覧用プログラムとしてWebブラウザ2−1がインストールされている。
また、パソコン2は、Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2と、ユーザのWebページの閲覧に関するデータ(閲覧データと呼ぶ)及び入力したテキストに関するデータ(入力テキストデータと呼ぶ)を取得してWebページ閲覧履歴データベース2−2に蓄積するデータベース管理モジュール2−3と、閲覧データ及び入力テキストデータの管理を行うWebページ閲覧履歴データベース2−4と、Webページ閲覧履歴データベース2−2に蓄積された閲覧データ及び入力テキストデータをユーザに提示するWebページ閲覧履歴提示モジュール2−5とを備えている。
Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2は、ユーザがWebブラウザ2−1を介してインターネット1からWebページ3を取得(閲覧)すると(図1:矢印A,B)、この取得したWebページ3のコピーや閲覧した時刻等の閲覧データをデータベース管理モジュール2−3へ送る(図1:矢印C)。
また、Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2は、閲覧中のWebページ3に対し、ユーザより何らかのテキストが入力されると、入力されたテキスト、テキストが入力されたWebページのURL、テキストがサブミットされた時刻等の入力テキストデータをデータデータベース管理モジュール2−3へ送る(図1:矢印D)。
データデータベース管理モジュール2−3は、Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2から送られてきた閲覧データと入力テキストデータとを関連付けてWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積する。例えば、この実施の形態では、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページから次にテキストが入力されるWebページ(次回のWebページ)の1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連づける。すなわち、次回のWebページをN個目のWebページとした場合、今回のWebページからN−1個目のWebページまでの閲覧データと関連付ける。
例えば、あるWebページで「半透明化手法」というテキストが入力された後、別のWebページで何らかのテキストが入力された場合、「半透明化手法」というテキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)から次にテキストが入力されるWebページ(次回のWebページ)の1つ手前のWebページまでに対応する閲覧データは、「半透明化手法」というテキストに対応する入力テキストデータと関連付けられる。
Webページ閲覧履歴提示モジュール2−5は、ユーザからのWebページ閲覧履歴の提示要求に応えて、Webページ閲覧履歴データベース2−4内に蓄積されている入力テキストデータの全てもしくは一部をデータベース管理モジュール2−3を通して読み込み(図1:矢印E,F)、この入力テキストデータ中の入力テキストを時系列でリストLSTとして画面に提示する(図2(a)参照)。
ユーザは、提示された入力テキストから過去の状況を想起し、ある状況下で閲覧したWebページ群を見たいと思った場合、リストLSTから所望の入力テキストを選択する(図2(b)参照)。
すると、Webページ閲覧履歴提示モジュール2−5は、その入力テキストと関連付けられた閲覧データをデータベース管理モジュール2−3を介してWebページ閲覧履歴データベース2−4より読み込み(図1:矢印E,F)、その閲覧データの一覧(サマリ)SMRを画面に提示する(図2(c)参照)。この例では、閲覧データの一覧として、関連付けられた閲覧済みのWebページ群のサムネイル画像を提示するが、タイトルなどを提示するようにしてもよい。
ユーザは、提示された閲覧データの一覧SMRから、実際に閲覧したいWebページのサムネイル画像を選択する(図2(d)参照)。すると、Webページ閲覧履歴提示モジュール2−5は、そのサムネイル画像に対応する閲覧済みのWebページをWebブラウザ2−1へ送り(図1:矢印G)、画面に表示させる(図2(e)参照)。
この実施の形態1を実現するためには、
(1)閲覧データの取得、蓄積方法
(2)入力テキストデータの取得方法
(3)入力されたテキストとWebページの閲覧履歴の関連付け方法
(4)Webページの閲覧履歴の提示方法
等が必要となる。
(1)閲覧データの取得、蓄積方法
(2)入力テキストデータの取得方法
(3)入力されたテキストとWebページの閲覧履歴の関連付け方法
(4)Webページの閲覧履歴の提示方法
等が必要となる。
〔(1)閲覧データの取得、蓄積方法〕
Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2では、ユーザが閲覧中のWebページ3を閲覧時刻等とともに閲覧データとして、データベース管理モジュール2−3を介してWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積して行く。
Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2では、ユーザが閲覧中のWebページ3を閲覧時刻等とともに閲覧データとして、データベース管理モジュール2−3を介してWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積して行く。
閲覧したWebページの保存や閲覧時刻等の情報の取得、蓄積に関しては、図3に示すように、特定のプロキシ(proxy)サーバ2−6を経由してインターネット1に接続することで、Webページの閲覧履歴を取得する方法、図4に示すように、BHO(Browser Helper Objects)2−7を用いてWebブラウザ2−1のイベントを取得する方法、Webブラウザ2−1自体が蓄積する閲覧履歴やキャッシュデータを利用する方法等がある。これらは、すでに実現されている技術であり、ここでは詳述しない。
〔(2)入力テキストデータの取得方法〕
Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2では、上記閲覧データに加え、ユーザが入力したテキストを閲覧時刻等の情報とともに入力テキストデータとしてデータベース管理モジュール2−3を介してWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積して行く。
Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2では、上記閲覧データに加え、ユーザが入力したテキストを閲覧時刻等の情報とともに入力テキストデータとしてデータベース管理モジュール2−3を介してWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積して行く。
ユーザがWebページ上で入力したテキストの取得方法としては、プロキシサーバを用いる方法、BHOを用いる方法等がある。まず、プロキシサーバを用いる方法について説明する。図3に示すように、プロキシサーバ2−6を経由してインターネット1に接続させることで、プロキシサーバ2−6を用いて、送受信される情報を取得し、取得した情報の中から必要な情報(入力されたテキストや時刻等)をWebページ閲覧履歴データベース2−4に保存して行く。
ユーザに対してテキストの入力を求めるWebページ(例えば、検索ページ、掲示板)では、Webページ上にテキストの入力フォームが用意されている。ユーザが、入力フォームにテキストを書き込みサブミットすると、それらのテキストは指定のプログラム(CGIプログラム等)に渡され、そのプログラムで処理される。テキスト入力を求めるWebページのHTMLのソースコード例を図5に示す。
図5に示したソースコードを「Internet Explorer 」等のWebブラウザで見ると、「テキスト入力:」という文字列の後にテキスト入力用のテキストボックスとサブミット用のボタンが表示される。ユーザがテキストボックスにテキストを入力し、サブミットボタンを押すと、入力した文字列は「test.cgi」というプログラムに渡される。その際、データ(テキスト)の送信方法は、「method属性」によって指定される。
「method属性」に「GET 」を指定した場合、データはURLの後に続けて記述される。例えば、上記ソースコードによって生成されたWebページ上で「aaa 」という文字列を入力してサブミットした場合、URLは、「http://..../test.cgi?txt=aaa」といった形で送信される。プログラム側では、環境変数「QUERY_STRING」を参照することで、データを参照できる。一方、「method属性」に「POST」を指定した場合、URL上にはデータは明示されない。
プログラムは、標準入力経由で送信データを受け取ることができる。プロキシサーバでは、常時Webサーバから送られてくるhtml文書をhtmlパーサ等を用いて解析し、html文書内に「formタグ」が埋め込まれていた場合には、ユーザの次のリクエストを監視する。「formタグ」の「method属性」に「GET 」が指定された場合、プロキシサーバでは、Webサーバに送信されるURLを監視し、もしURLの後部に文字列が含まれていた場合には、それを入力テキストとみなして、時刻等とともにWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積する。
一方、「method属性」に「POST」が指定されていた場合、標準入力を監視し、標準入力にテキストが含まれていた場合には、そのテキストを入力テキストとみなして、時刻等とともにWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積する。テキストのデコード方法は、多くのCGIプログラミングの書籍等で紹介されているため、ここでは割愛する。
次に、BHOを用いた方式について述べる。図4に示すように、BHO2−7を用いることで、Webブラウザ2−1が発信するさまざまなイベントを検出し、検出時に必要な処理を実行することができる。例えば、閲覧データを取得してWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積して行く際には、Webページのダウンロードが完了し、表示準備ができた際に発生されるイベントを検出し、検出時に表示するWebページの保存を行うプログラムを実行すればよい。
BHOを用いることで「form」に関するイベントも取得することができるため、サブミットイベントを検出した際に、該当する「form」内の「input element」を列挙し、「type 属性」が「text」であった場合には、変数の値を取得する。この値はテキストボックスにユーザが入力したテキストである可能性が高いため、入力テキストとして、時刻等とともに、Webページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積する。BHOは基本的に「Internet Explorer」に対して用いることができるが、Webブラウザの機能をプログラムに持たせるために用意されているWebブラウザコントロールを用いてWebブラウザを作成することで、自作のWebブラウザに対してもこれらのイベントを取得することが可能である。
〔(3)入力されたテキストとWebページの閲覧履歴の関連付け方法〕
Webページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積される閲覧データの例を図7(a)に示す。この例では、閲覧したWebページの保存先アドレスとともに、閲覧したWebページのURL、タイトル、閲覧時刻等をデータとしてデータベースに識別番号(閲覧ID)を付して保存している。
Webページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積される閲覧データの例を図7(a)に示す。この例では、閲覧したWebページの保存先アドレスとともに、閲覧したWebページのURL、タイトル、閲覧時刻等をデータとしてデータベースに識別番号(閲覧ID)を付して保存している。
Webページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積される入力テキストデータの例を図7(b)に示す。この例では、入力されたテキストを入力時刻とともに識別番号(テキストID)を付して保存している。
前述したように、データベース管理モジュール2−3は、基本的に、図7(a)に示される全ての閲覧データに入力テキストデータを関連付ける。すなわち、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページから次にテキストが入力されるWebページ(次回のWebページ)の1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連づける。
具体的には、Webページ閲覧履歴データベース2−4に対して閲覧データを追加する際に、最後に追加された入力テキストデータのテキストIDを付与して行く。新たな入力テキストデータが発生した場合には、直前に閲覧したWebページの閲覧データに対して、その入力テキストデータのテキストIDを付与し、同様の処理を繰り返す。入力テキストデータのテキストIDが付与された状態の閲覧データの例を図8に示す。入力テキストの入力時刻間に閲覧されたWebページに対して、先に入力された入力テキストのテキストIDが割り振られる。この方式により、ほぼ全ての閲覧データに対して、入力テキストを関連付けることができる。
〔(4)Webページの閲覧履歴の提示方法〕
Webページの閲覧履歴を提示する際には、入力テキストを時系列にリストとして提示することで、ユーザは、該当する入力テキストがいつごろ入力されたのか、入力されたときはどのような状況だったのかを想起することができると考える。また、ユーザが特定の入力テキストを選択した際には、選択した入力テキストに関連付けられている閲覧データをデータベースから検索し、ユーザに提示する。この場合も時系列にサムネイル等で提示し、ブラウズを可能とすることで、例えば、「検索した後、かなりブラウズした後見つけたWebページにかなり良い情報があったので見たい」といった欲求をユーザが感じた際に、ブラウジングを支援することができる。
Webページの閲覧履歴を提示する際には、入力テキストを時系列にリストとして提示することで、ユーザは、該当する入力テキストがいつごろ入力されたのか、入力されたときはどのような状況だったのかを想起することができると考える。また、ユーザが特定の入力テキストを選択した際には、選択した入力テキストに関連付けられている閲覧データをデータベースから検索し、ユーザに提示する。この場合も時系列にサムネイル等で提示し、ブラウズを可能とすることで、例えば、「検索した後、かなりブラウズした後見つけたWebページにかなり良い情報があったので見たい」といった欲求をユーザが感じた際に、ブラウジングを支援することができる。
各モジュールが行う動作を図9に示す。Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2は、閲覧履歴取得部22A、閲覧履歴登録部22B、入力テキスト取得部22C、入力テキスト登録部22Dを備えている。データベース管理モジュール2−3はデータベース管理部23Aを備えている。Webページ閲覧履歴提示モジュール2−5は、入力テキスト取得部25A、入力テキスト提示部25B、閲覧履歴取得部25C、閲覧履歴提示部25Dを備えている。
Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2において、閲覧履歴取得部22A及び入力テキスト取得部22Cは、ユーザがWebブラウザ2−1を介して行うブラウジングやテキストの入力を監視し、それらが行われた際には、閲覧したWebページや入力したテキストに関する情報を取得し、閲覧履歴登録部22B、入力テキスト登録部に22Dに送信する。閲覧履歴登録部22B、入力テキスト登録部22Dは、送られてきた情報をデータベースに登録する形式に変換し、データベース管理モジュール2−3のデータベース管理部23Aに送信する。
データベース管理部23Aは、閲覧データが送られてきた場合、その閲覧データを該当する入力テキストデータと関連付けてWebページ閲覧履歴データベース2−4に保存する。一方、入力テキストデータが送られてきた場合、そのままWebページ閲覧履歴データベース2−4に保存する。
一方、ユーザがWebページの閲覧履歴を閲覧するため、Webページ閲覧履歴提示モジュール2−5を起動した際には、すなわちWebページ閲覧履歴提示モジュール2−5に対してWebページ閲覧履歴の提示要求を行った際には、Webページ閲覧履歴提示モジュール2−5の入力テキスト取得部25Aが、まず、データベース管理部23Aを通して、全て、もしくは一部の入力テキストデータ群を取得し、入力テキスト提示部25Aに送る。入力テキスト提示部25Aは、それらのテキストをユーザに提示する。
ユーザが提示された入力テキスト群の中からユーザ所望の入力テキストを選択した際には、閲覧履歴取得部25Cが選択された入力テキストと関連付けられている閲覧データ群をデータベース管理部23Aを介して取得し、閲覧履歴提示部25Dに送る。閲覧履歴提示部25Dは、送られてきた閲覧データ群を提示形式に変換してユーザに提示する。そして、その提示された閲覧データ群の中から、ユーザが所望の閲覧データを選択した際には、対応するWebページをユーザに提示する。
Webページ閲覧履歴モジュール2−5を介したWebページの閲覧履歴の提示例を図2に示す。ユーザがWebページ閲覧履歴提示モジュール2−5を起動すると、画面の左側のリストLSTに(図2(a))、入力テキストが時間順に提示される。ユーザが、提示されたリストLSTの中から、所望のテキストを選択すると画面の右側に閲覧データの一覧SMRが現れ(図2(c))、選択したテキストに関連付けられたWebページのサムネイル画像群が時間順に表示される。閲覧データの一覧SMRに表示されたサムネイル画像群の中から所望のサムネイル画像をクリックすることで、実際に過去に閲覧したWebページをWebブラウザ2−1の画面上で見ることができる(図2(e))。
このようにして、本実施の形態によれば、過去にWebページ上で入力したテキストを手がかりに閲覧済みWebページを探すことが可能となる。これにより、ユーザは入力したテキストを見ることで過去の状況を想起できるため、より円滑に閲覧済みのWebページを探すことができる。
〔実施の形態2〕
実施の形態1では、閲覧データに入力テキストのテキストIDを書き加えることで閲覧データと入力テキストデータとの関連付けを実現したが、テキストIDに加えて関連度の度合いを付与することも可能である。
実施の形態1では、閲覧データに入力テキストのテキストIDを書き加えることで閲覧データと入力テキストデータとの関連付けを実現したが、テキストIDに加えて関連度の度合いを付与することも可能である。
例えば、テキストを入力してからすぐに閲覧したWebページは、テキストを入力してだいぶ時間が経過してから閲覧したWebページに比べ、入力テキストが示す状況によりマッチしていると考えられる。また、テキスト入力をしたページから、リンクを辿ってブラウジングした回数が少ないほど、入力テキストが示す状況にマッチしている可能性が高い。
このように、テキストを入力した時刻とWebページを閲覧した時刻との時間的隔たりや、移動の回数、移動手段(リンクを辿ったか、ブックマークから選択したか等)を考慮し、テキストとWebページの関連度を算出することで、関連度を利用した提示方法が可能になる。
例えば、テキストを入力した時刻からWebページ閲覧した時刻までの時間の逆数を入力テキストデータと閲覧データの関連度としたとする。ユーザに対して、テキストに関連するWebページのサムネイル画像を提示する際に、関連度に応じてサムネイル画像の大きさを変えることにより、ユーザは、どのWebページが入力テキストと密接に関連しているかを直感的につかむことが可能となる。
ユーザがテキストを入力後に、リンクを辿らずに、ブックマークを使ったり、URLを直接打ち込んで閲覧したWebページは、そもそも、入力したテキストが反映している状況とマッチしていないのではないかという考え方もある。発明者は、反映している場合もあれば反映していない場合もあり、関連付けて提示し、関連しているかどうかの判断はユーザに委ねるべきであると考えているが、もし、システムのデザイナがマッチしていないと考えるのであれば、リンクを辿らずに閲覧したWebページは関連付けを行わない、もしくは関連度を低く設定する等のデザインを行えばよい。
〔実施の形態3〕
実施の形態1では、プロキシサーバを用いた入力テキストの取得方法及びBHOを用いた入力テキストの取得方法について述べたが、特定のテキスト入力ページに特化することで、簡易的に入力テキストを取得する方法もある。例えば、非特許文献10や非特許文献12等の検索サービスでは、検索フォームに入力した文字列が、検索結果ページのタイトル内に表示される。
実施の形態1では、プロキシサーバを用いた入力テキストの取得方法及びBHOを用いた入力テキストの取得方法について述べたが、特定のテキスト入力ページに特化することで、簡易的に入力テキストを取得する方法もある。例えば、非特許文献10や非特許文献12等の検索サービスでは、検索フォームに入力した文字列が、検索結果ページのタイトル内に表示される。
そのため、閲覧履歴を取得する際に閲覧したWebページのタイトルを取得し、一定のテンプレートにマッチするタイトルは入力したテキストが含まれていると判断し、入力テキストをタイトルから抽出することで、入力テキストを取得することが可能である。例えば、非特許文献12の検索サービスにおいて、検索結果を提示するページのタイトルは、図6に示すような形式で生成される。
図6において、検索キーワードの部分には、ユーザが実際に入力した検索キーワードが表示される。そのため、上記形式とマッチするタイトルを取得した際には、タイトルの文字列処理を行うことで、タイトルから入力テキスト(検索キーワード)を抽出することが可能である。
ただし、これらの手法は、あらかじめそれぞれのWebページのタイトル形式をテンプレートで指定する必要があるため、本手法で全てのWebページに対する入力テキストを取得するのは、困難である。
〔実施の形態4〕
実施の形態1では、Webページの閲覧履歴の提示を対象として、閲覧データと入力テキストデータの関連付けを行った。これらの関連付けられたデータは、Webページの閲覧履歴の提示以外にも活用可能である。例えば、実施の形態1で取得、関連付けされたデータは、Webページ閲覧履歴検索システムでも活用可能である。
実施の形態1では、Webページの閲覧履歴の提示を対象として、閲覧データと入力テキストデータの関連付けを行った。これらの関連付けられたデータは、Webページの閲覧履歴の提示以外にも活用可能である。例えば、実施の形態1で取得、関連付けされたデータは、Webページ閲覧履歴検索システムでも活用可能である。
従来の技術で述べた幾つかのシステムは、閲覧済みのWebページのインデキシングを行い、それぞれの閲覧済みのWebページに関連付けられたインデックスを用いてキーワードによる検索を実現しているが、実施の形態1で関連付けた入力テキストは、インデックスとして活用できる。
〔実施の形態5〕
実施の形態1では、ユーザに入力テキストを提示する際に、まず、入力テキストを提示し、ユーザが入力テキストを選択した後、関連付けられている閲覧データを提示するようにしたが、あらかじめ閲覧データ群を提示しておいてもよい。
実施の形態1では、ユーザに入力テキストを提示する際に、まず、入力テキストを提示し、ユーザが入力テキストを選択した後、関連付けられている閲覧データを提示するようにしたが、あらかじめ閲覧データ群を提示しておいてもよい。
例えば、全ての閲覧済みのWebページのサムネイル画像等を閲覧順に並べて提示し、入力テキストのリストの中から、所望のテキストが選択されると、関連付けられたWebページのサムネイル画像にフォーカスを当て、際立たせるといった方式も考えられる。
このような方式を取ることで、関連付けられたWebページのサムネイル画像群の時間的に前後のWebページのサムネイル画像を知り、そのWebページも閲覧することができるため、より円滑に閲覧履歴をブラウズすることができる。
〔実施の形態6〕
実施の形態1では、テキスト入力後に閲覧したWebページの閲覧データを入力テキストデータと関連付けたが、テキスト入力前に閲覧したWebページの閲覧データを入力テキストデータと関連付けることも可能である。テキスト入力ページに至るまでのブラウジングを経た結果としてテキストが入力されたという考えに基づけば、入力テキストはテキスト入力前の状況を反映していると考えることもできる。
実施の形態1では、テキスト入力後に閲覧したWebページの閲覧データを入力テキストデータと関連付けたが、テキスト入力前に閲覧したWebページの閲覧データを入力テキストデータと関連付けることも可能である。テキスト入力ページに至るまでのブラウジングを経た結果としてテキストが入力されたという考えに基づけば、入力テキストはテキスト入力前の状況を反映していると考えることもできる。
このような考えに基づくと、例えば、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページから前回テキストが入力されたWebページ(前回のWebページ)の1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連付けるという方法が考えられる。すなわち、前回のWebページをN個目のWebページとした場合、今回のWebページからN+1個目のWebページまでの閲覧データと関連付けるという方法が考えられる。
また、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページを含むその前後に閲覧された所定枚数のWebページ(前後数Webページ)の閲覧データと関連付ける、テキストが入力されたWebページ(今回のWebページ)の入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページを含むその前後に閲覧された所定時間の間(前後数時間以内)のWebページの閲覧データと関連付ける、等の関連付け方法も考えられる。
〔実施の形態7〕
Webページ閲覧履歴提示モジュール2−5をWebブラウザ2−1と連動させることで、より対話的なWebページの閲覧履歴のブラウズが可能になる。例えば、Webページ閲覧履歴検索システムを用いてユーザが閲覧済みのWebページを検索し、所望の閲覧済みのWebページをブラウザ上に表示したとする。その際に、現在Webブラウザ上に表示されているWebページが、どの入力テキストと関連付けされているか、その前後にはどういったWebページを見ているか等をWebページ閲覧履歴提示モジュール2−5上で提示することで、ユーザは現在閲覧しているWebページをどういった状況で昔見たかを思い出すことができる。
Webページ閲覧履歴提示モジュール2−5をWebブラウザ2−1と連動させることで、より対話的なWebページの閲覧履歴のブラウズが可能になる。例えば、Webページ閲覧履歴検索システムを用いてユーザが閲覧済みのWebページを検索し、所望の閲覧済みのWebページをブラウザ上に表示したとする。その際に、現在Webブラウザ上に表示されているWebページが、どの入力テキストと関連付けされているか、その前後にはどういったWebページを見ているか等をWebページ閲覧履歴提示モジュール2−5上で提示することで、ユーザは現在閲覧しているWebページをどういった状況で昔見たかを思い出すことができる。
〔実施の形態8〕
実施の形態1では、ユーザが入力したテキストを蓄積、提示しているが、ユーザがWebページに対して入力する情報は、テキスト以外にも存在する。例えば、プルダウンメニューやラジオボタンで何らかの情報を選択してサブミットするタイプのフォームを備えたWebページやクリッカブルマップが実装されたWebページに対して、ユーザは選択やマウスのクリックとした入力を行う。これらの入力もユーザが能動的に行っているため、提示方法しだいで当時の状況の想起を支援できる可能性がある。例えば、クリッカブルマップの背景画像にクリックした場所を赤印等で書き加えた画像をユーザに提示することで、ユーザは当時の状況を想起できるかもしれない。このようなテキスト以外の入力情報を加えるようにしてもよい。
実施の形態1では、ユーザが入力したテキストを蓄積、提示しているが、ユーザがWebページに対して入力する情報は、テキスト以外にも存在する。例えば、プルダウンメニューやラジオボタンで何らかの情報を選択してサブミットするタイプのフォームを備えたWebページやクリッカブルマップが実装されたWebページに対して、ユーザは選択やマウスのクリックとした入力を行う。これらの入力もユーザが能動的に行っているため、提示方法しだいで当時の状況の想起を支援できる可能性がある。例えば、クリッカブルマップの背景画像にクリックした場所を赤印等で書き加えた画像をユーザに提示することで、ユーザは当時の状況を想起できるかもしれない。このようなテキスト以外の入力情報を加えるようにしてもよい。
〔実施の形態9〕
実施の形態1では、ユーザが入力した全ての入力テキストと入力した時刻等の付随データを入力テキストデータとしてWebページ閲覧履歴データベース2−4に登録しているが、入力テキストデータの登録を行うかどうかをシステムデザイナやユーザがコントロールすることもできる。
実施の形態1では、ユーザが入力した全ての入力テキストと入力した時刻等の付随データを入力テキストデータとしてWebページ閲覧履歴データベース2−4に登録しているが、入力テキストデータの登録を行うかどうかをシステムデザイナやユーザがコントロールすることもできる。
例えば、特定のWebページや特定のドメインのWebページで入力されたテキストはWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積したくない場合、それらのURLやドメインのリストをあらかじめWebページ閲覧履歴保存モジュール2−2に登録しておく。Webページ閲覧履歴保存モジュール2−2では、それらのURLやドメインで入力されたテキストに関する入力テキストデータは、Webページ閲覧履歴データベース2−4に送信しないという方式を取ればよい。
反対に、特定のWebページや特定のドメインのWebページで入力されたテキスト以外はWebページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積したくない場合、Webページ閲覧履歴データベース2−4に蓄積したいURLやドメインのリストを登録し、それらのURL、ドメイン以外で入力されたテキストに関する入力テキストデータはデータベースに送信しなければよい。
URLやドメイン以外にも、例えば特定の用語等が含まれる入力テキストに関する入力テキストデータはWebページ閲覧履歴データベース2−4に登録したくないといった場合も考えられる。このような場合にも、Webページ閲覧履歴データベース2−4に登録したくない用語のリストをWebページ閲覧履歴保存モジュール2−2に登録し、特定の用語が含まれるテキストに関する入力テキストデータはWebページ閲覧履歴データベース2−4に送信しないという方式を取ればよい。
〔実施の形態10〕
実施の形態1では、パソコン2内にWebページ閲覧履歴データベース2−4が設けられているものとしたが、Webページ閲覧履歴データベース2−4はパソコン2の外に設けられていてもよい。また、プロキシサーバ2−5も同様であり、パソコン2の外に設けられていてもよい。
実施の形態1では、パソコン2内にWebページ閲覧履歴データベース2−4が設けられているものとしたが、Webページ閲覧履歴データベース2−4はパソコン2の外に設けられていてもよい。また、プロキシサーバ2−5も同様であり、パソコン2の外に設けられていてもよい。
1…インターネット(ネットワーク)、2…パーソナルコンピュータ(パソコン)、3…Webページ、2−1…Webブラウザ、2−2…Webページ閲覧履歴保存モジュール、2−3…データベース管理モジュール、2−4…Webページ閲覧履歴データベース、2−5…Webページ閲覧履歴提示モジュール、2−6…プロキシサーバ、2−7…BHO、LST…リスト、SMR…一覧(サマリ)、22A…閲覧履歴取得部、22B…閲覧履歴登録部、22C…入力テキスト取得部、22D…入力テキスト登録部、23A…データベース管理部、25A…入力テキスト取得部、25B…入力テキスト提示部、25C…閲覧履歴取得部、25D…閲覧履歴提示部。
Claims (10)
- ネットワークを介して取得したWebページ毎にそのWebページを含む情報を閲覧データとしてデータベースに保存させる第1ステップと、
前記Webページにユーザが入力したテキストを含む情報を入力テキストデータとして前記データベースに保存させる第2ステップと、
前記データベースに保存された入力テキストデータと閲覧データとを関連付ける第3ステップと、
Webページ閲覧履歴の提示要求に応えて、前記データベースから前記入力テキストデータの全てもしくは一部を取得し、画面に提示する第4ステップと、
前記提示された入力テキストデータより所望の入力テキストデータが選択された場合、その入力テキストデータに関連付けられた前記閲覧データの一覧を前記画面に提示する第5ステップと、
前記提示された閲覧データの一覧より所望の閲覧データが選択された場合、その閲覧データに対応するWebページを前記データベースから読み出して、前記画面に提示する第6ステップと
を備えることを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示方法。 - 請求項1に記載されたWebページ閲覧履歴の提示方法において、
前記第3ステップは、
前記テキストが入力されたWebページの入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページから次にテキストが入力されるWebページの1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連づける
ことを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示方法。 - 請求項1に記載されたWebページ閲覧履歴の提示方法において、
前記第3ステップは、
前記テキストが入力されたWebページの入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページから前回テキストが入力されたWebページの1つ手前のWebページまでの閲覧データと関連付ける
ことを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示方法。 - 請求項1に記載されたWebページ閲覧履歴の提示方法において、
前記第3ステップは、
前記テキストが入力されたWebページの入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページを含むその前後に閲覧された所定枚数のWebページの閲覧データと関連付ける
ことを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示方法。 - 請求項1に記載されたWebページ閲覧履歴の提示方法において、
前記第3ステップは、
前記テキストが入力されたWebページの入力テキストデータを、このテキストが入力されたWebページを含むその前後に閲覧された所定時間の間のWebページの閲覧データと関連付ける
ことを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示方法。 - 請求項1に記載されたWebページ閲覧履歴の提示方法において、
前記第5ステップは、
前記閲覧データの一覧として、選択された入力テキストデータに関連付けられた閲覧済みのWebページ群のサムネイル画像を提示する
ことを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示方法。 - 請求項1に記載されたWebページ閲覧履歴の提示方法において、
前記第4ステップは、
前記入力テキストデータの全てもしくは一部を前記画面に提示すると共に、それらの入力テキストデータに関連付けられた前記閲覧データの一覧を全て画面に提示し、
前記第5ステップは、
前記提示された入力テキストデータより所望の入力テキストデータが選択された場合、前記提示されている閲覧データの一覧の内、選択された入力テキストデータに関連付けられた閲覧データの一覧を他と区別して提示する
ことを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示方法。 - ネットワークを介して取得したWebページ毎にそのWebページを含む情報を閲覧データとしてデータベースに保存する閲覧データ保存手段と、
前記Webページにユーザが入力したテキストを含む情報を入力テキストデータとして前記データベースに保存する入力テキストデータ保存手段と、
前記データベースに保存された入力テキストデータと閲覧データとを関連付けるデータ関連付手段と、
Webページ閲覧履歴の提示要求に応えて、前記データベースから前記入力テキストデータの全てもしくは一部を取得し、画面に提示する入力テキストデータ提示手段と、
前記提示された入力テキストデータより所望の入力テキストデータが選択された場合、その入力テキストデータに関連付けられた前記閲覧データの一覧を前記画面に提示する閲覧データ一覧提示手段と、
前記提示された閲覧データの一覧より所望の閲覧データが選択された場合、その閲覧データに対応するWebページを前記データベースから読み出して、前記画面に提示するWebページ提示手段と
を備えることを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示装置。 - 請求項8に記載されたWebページ閲覧履歴の提示装置において、
前記閲覧データ保存手段および入力テキストデータ保存手段は、Webブラウザの起動と同時に立ち上げられる拡張プログラムである
ことを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示装置。 - 請求項8に記載されたWebページ閲覧履歴の提示装置において、
前記閲覧データ保存手段および入力テキストデータ保存手段は、プロキシサーバに設けられている
ことを特徴とするWebページ閲覧履歴の提示装置。
Priority Applications (1)
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