JP2007279860A - タッチパネルディスプレイを備えた携帯端末及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】利用者が、嗜好の画像に、操作機能を自由に割り当てることができる携帯端末及びプログラムを提供する。
【解決手段】携帯端末は、利用者が指又はペンで押下した指示座標を出力するタッチパネルディスプレイを備えている。携帯端末は、タッチパネルディスプレイに表示する画像情報を制御する画像表示制御部と、タッチパネルディスプレイから指示座標が出力された際に、その指示座標に割り当てる操作機能情報を利用者に選択させる機能割当部と、指示座標に操作機能情報を対応付けて記憶する割当機能記憶部と、タッチパネルディスプレイから指示座標が出力された際に、割当機能記憶部から、指示座標に対応する操作機能情報を取得し、その操作機能情報に基づいて実行する割当機能実行部とを有する。
【選択図】図４

Description

本発明は、タッチパネルディスプレイを備えた携帯端末及びプログラムに関する。

従来、タッチパネルディスプレイを備えた携帯電話機には、そのタッチパネルディスプレイに表示される操作キーの位置及び機能を任意に変更するために、機能部専用メモリ部を備えたものがある（例えば特許文献１参照）。

図１は、従来技術における携帯電話機である。

携帯電話機１は、表示専用ディスプレイ１０１と、タッチパネルディスプレイ１０２とを有する。タッチパネルディスプレイ１０２は、操作キーの位置及び機能を表示する。これら操作キーの位置及び機能は、利用者に応じて変更することができ、操作性が向上するという効果がある。操作キーの位置及び機能に基づく複数のパターンが、機能部専用メモリ部に記録されている。

特開２００２−２２９７１９号公報

しかしながら、機能部専用メモリ部は、表示される操作キー画像に、各キーの位置における機能を対応付けて予め記憶したものである。従って、利用者が、嗜好の画像に、操作機能を自由に割り当てることができるものではない。

従って、本発明は、利用者が、嗜好の画像に、操作機能を自由に割り当てることができる携帯端末及びプログラムを提供することを目的とする。

本発明の携帯端末によれば、
利用者が指又はペンで押下した指示座標を出力するタッチパネルディスプレイと、
タッチパネルディスプレイに表示する画像情報を制御する画像表示制御手段と、
タッチパネルディスプレイから出力された指示座標に割り当てる操作機能情報を選択させる機能割当手段と、
指示座標に操作機能情報を対応付けて記憶する割当機能記憶手段と、
タッチパネルディスプレイから指示座標が出力された際に、割当機能記憶手段から、指示座標に対応する操作機能情報を取得し、その操作機能情報に基づいて実行する割当機能実行手段とを有することを特徴とする。

本発明の携帯端末における他の実施形態によれば、機能割当手段は、タッチパネルディスプレイに、選択可能な複数の操作機能情報を表示し、利用者に操作機能情報を選択させることも好ましい。

本発明の携帯端末における他の実施形態によれば、割当機能実行手段は、タッチパネルディスプレイから出力された指示座標が、割当機能記憶手段に記憶された指示座標を中心とした一定範囲に含まれている場合に、操作機能情報に基づいて実行することも好ましい。

本発明の携帯端末における他の実施形態によれば、操作機能情報は、電話機能の発呼操作、電子メール機能の送受信操作、及び／又は、Ｗｅｂブラウザ機能の閲覧操作であることも好ましい。

本発明の携帯端末における他の実施形態によれば、画像表示制御手段へ通知する画像情報を取得する画像取得手段を更に有しており、
画像取得手段は、カメラ、外部メモリ、又は、ネットワークを介した他のサーバから、画像情報を取得することも好ましい。

前述した携帯端末であって、表示及び操作可能なタッチパネルディスプレイと共に、表示専用ディスプレイを更に備える携帯電話機であることも好ましい。

本発明の携帯端末用プログラムによれば、
利用者が指又はペン押下した指示座標を出力するタッチパネルディスプレイを有する携帯端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
タッチパネルディスプレイに表示する画像情報を制御する画像表示制御手段と、
タッチパネルディスプレイから出力された指示座標に割り当てる操作機能情報を選択させる機能割当手段と、
指示座標に操作機能情報を対応付けて記憶する割当機能記憶手段と、
タッチパネルディスプレイから指示座標が出力された際に、割当機能記憶手段から、指示座標に対応する操作機能情報を取得し、その操作機能情報に基づいて実行する割当機能実行手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。

本発明の携帯端末用プログラムにおける他の実施形態によれば、機能割当手段は、タッチパネルディスプレイに、選択可能な複数の操作機能情報を表示し、利用者に操作機能情報を選択させるようにコンピュータを機能させることも好ましい。

本発明の携帯端末用プログラムにおける他の実施形態によれば、割当機能実行手段は、タッチパネルディスプレイから出力された指示座標が、割当機能記憶手段に記憶された指示座標を中心とした一定範囲に含まれている場合に、操作機能情報に基づいて実行するようにコンピュータを機能させることも好ましい。

本発明の携帯端末用プログラムにおける他の実施形態によれば、操作機能情報は、電話機能の発呼操作、電子メール機能の送受信操作、及び／又は、Ｗｅｂブラウザ機能の閲覧操作であるようにコンピュータを機能させることも好ましい。

本発明の携帯端末及びプログラムによれば、利用者は、嗜好の画像に、操作機能を自由に割り当てることができる。これにより、利用者は、その画像を見ながら、直感的に操作をすることができる。

以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。

図２は、タッチパネルディスプレイに画像が表示された画面表示図である。

本発明によれば、タッチパネルディスプレイには、利用者嗜好の画像情報を表示することができる。図２によれば、人の上半身の画像情報が表示されている。

図３は、タッチパネルディスプレイを用いて操作機能を割り当てている画面表示図である。

本発明によれは、タッチパネルディスプレイに表示された画像情報に、任意の操作機能情報を割り当てることができる。操作機能情報とは、例えば、電話機能の発呼操作、電子メール機能の送受信操作、及び／又は、Ｗｅｂブラウザ機能の閲覧操作である。

図３によれば、利用者が、タッチパネルディスプレイに表示された人の画像情報の目の部分に、操作機能情報を割り当てたいとする。このとき、利用者は、その画像情報の目の部分を指又はスタイラスペンで押下する。そうすると、タッチパネルディスプレイには、割当可能な複数の操作機能情報が表示される。図３によれば、「Ａさんにメールする」「Ａさんに電話する」「Ａさんのホームページにアクセスする」「Ｗｅｂを閲覧する」「アドレス帳を表示する」のような複数の操作機能情報が表示されている。利用者は、割り当てたい操作機能情報を選択する。図３によれば、利用者は、「Ａさんにメールする」を選択している。ここで、「Ａさんにメールする」を選択した場合、次に、利用者は、Ａさんのメールアドレスを入力する。「Ａさんに電話する」を選択した場合、次に、利用者は、Ａさんの電話番号を入力する。

その後、利用者が、タッチパネルディスプレイに表示された人の画像情報の目の部分を、指又はペンで押下することにより、メールのアプリケーションが起動する。また、そのメールの宛先欄には、既にＡさんのメールアドレスが記入されている。このように、利用者は、その画像を見ながら、直感的に操作をすることができる。

図４は、タッチパネルディスプレイに割り当てられた操作機能を表す第１の画面表示図である。

図４によれば、タッチパネルに表示された人の画像情報について、目の部分に「Ａさんにメールする」が割り当てられ、口の部分に「Ａさんに電話する」が割り当てられ、耳の部分に「Ａさんのホームページにアクセスする」が割り当てられ、肩の部分に「Ｗｅｂを閲覧する」が割り当てられ、頭の部分に「アドレス帳を表示する」が割り当てられている。

図５は、タッチパネルディスプレイに割り当てられた操作機能を表す第２の画面表示図である。

図５によれば、複数人が写った集合写真が、タッチパネルディスプレイに表示されている。ここで、各人の表示部分に、その人に「電話する」という操作機能情報が割り当てられている。そうすると、利用者は、電話したい人の表示部分を、指又はペンで押下することにより、自動的に、その人へ発呼する操作をすることができる。

図６は、本発明における携帯電話機の機能構成図である。

図６によれば、携帯電話機１は、表示専用ディスプレイ１０１と、タッチパネルディスプレイ１０２と、画像表示制御部１０３と、機能割当部１０４と、割当機能記憶部１０５と、割当機能実行部１０６と、画像取得部１０７と、カメラ１０８と、外部メモリ１０９と、ネットワーク部１１０とを有する。これら機能部は、タッチパネルディスプレイを有する携帯電話機に搭載されたコンピュータを実行させるプログラムによっても実現できる。

本発明における携帯電話機１は、ユーザインターフェースとして、表示専用ディスプレイ１０１とタッチパネルディスプレイ１０２とを有する。タッチパネルディスプレイ１０１は、画像情報を表示すると共に、利用者が指又はペンで押下した指示座標を出力することができる。

表示専用ディスプレイ１０１は、本発明を実現するために必要となるものではない。しかし、一般的な携帯電話機の態様によれば、表示専用ディスプレイと操作キー部とからなる。従って、本発明を実現した態様としては、タッチパネルディスプレイ１０２と共に、表示専用ディスプレイ１０１を更に備えることが好ましい。

画像表示制御部１０３は、タッチパネルディスプレイ１０２に表示する画像情報を制御する。その画像情報は、画像取得部１０７から通知される。画像取得部１０７は、その画像情報を、携帯電話機１に搭載されたカメラ１０８、外部メモリ１０９又はネットワーク部１１０から取得することができる。カメラ１０８は、携帯電話機１に搭載されたＣＣＤカメラである。外部メモリ１０９は、画像情報が記憶された例えばフラッシュメモリカードである。ネットワーク部１１０は、例えばインターネットを介して他のサーバから画像情報を取得する。

機能割当部１０４は、タッチパネルディスプレイ１０２から出力された指示座標に割り当てる操作機能情報を利用者に選択させる。具体的には、機能割当部１０４は、タッチパネルディスプレイ１０２に、選択可能な複数の操作機能情報を表示し、利用者に操作機能情報を選択させる。操作機能情報の選択は、指又はペンによる押下であってよいし、その他の操作であってもよい。

割当機能記憶部１０５は、以下の表１のように、指示座標に操作機能情報を対応付けて記憶する。指示座標は、（ｘ，ｙ）によって表される。操作機能情報が「Ａさんへメールする」である場合、メールアプリケーションを起動する旨の情報と、Ａさんのメールアドレスとが含まれる。また、操作機能情報が「Ａさんへ電話する」である場合、発呼アプリケーションを起動する旨の情報と、Ａさんの電話番号とが含まれる。

割当機能実行部１０６は、タッチパネルディスプレイ１０２から指示座標が出力された際に、割当機能記憶部１０５から、その指示座標に対応する操作機能情報を取得し、その操作機能情報に基づいて実行する。割当機能実行部１０６は、操作機能情報によって指定されたアプリケーションを起動する。

割当機能実行部１０６は、タッチパネルディスプレイ１０２から出力された指示座標が、割当機能記憶部１０５に記憶された指示座標を中心とした一定範囲に含まれている場合に、操作機能情報に基づいて実行する。一定範囲は、例えばあるサイズの半径の円の外接正方形によって表すことができる。例えば、半径をαとして、割当機能情報の指示座標（ｘ，ｙ）については、（ｘ＋α，ｙ＋α）（ｘ＋α，ｙ−α）（ｘ−α，ｙ＋α）（ｘ−α，ｙ−α）の４頂点の範囲で判断する。

以上、詳細に説明したように、本発明の携帯端末及びプログラムによれば、利用者が、嗜好の画像に、操作機能を自由に割り当てることができる。これにより、利用者は、その画像を見ながら、直感的に操作をすることができる。

前述した本発明における種々の実施形態によれば、当業者は、本発明の技術思想及び見地の範囲における種々の変更、修正及び省略を容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。

従来技術における携帯電話機である。 タッチパネルディスプレイに画像が表示された画面表示図である。 タッチパネルディスプレイを用いて操作機能を割り当てている画面表示図である。 タッチパネルディスプレイに割り当てられた操作機能を表す第１の画面表示図である。 タッチパネルディスプレイに割り当てられた操作機能を表す第２の画面表示図である。 本発明における携帯電話機の機能構成図である。

符号の説明

１ 携帯端末、携帯電話機
１０１ 表示専用ディスプレイ
１０２ タッチパネルディスプレイ
１０３ 画像表示制御部
１０４ 機能割当部
１０５ 割当機能記憶部
１０６ 割当機能実行部
１０７ 画像取得部
１０８ カメラ
１０９ 外部メモリ
１１０ ネットワーク部

Claims (10)

1. 利用者が指又はペンで押下した指示座標を出力するタッチパネルディスプレイと、
   前記タッチパネルディスプレイに表示する画像情報を制御する画像表示制御手段と、
   前記タッチパネルディスプレイから出力された前記指示座標に割り当てる操作機能情報を選択させる機能割当手段と、
   前記指示座標に前記操作機能情報を対応付けて記憶する割当機能記憶手段と、
   前記タッチパネルディスプレイから前記指示座標が出力された際に、前記割当機能記憶手段から、前記指示座標に対応する前記操作機能情報を取得し、該操作機能情報に基づいて実行する割当機能実行手段と
   を有することを特徴とする携帯端末。
2. 前記機能割当手段は、前記タッチパネルディスプレイに、選択可能な複数の操作機能情報を表示し、利用者に操作機能情報を選択させることを特徴とする請求項１に記載の携帯端末。
3. 前記割当機能実行手段は、前記タッチパネルディスプレイから出力された前記指示座標が、前記割当機能記憶手段に記憶された前記指示座標を中心とした一定範囲に含まれている場合に、前記機能情報に基づいて実行することを特徴とする請求項１又は２に記載の携帯端末。
4. 前記操作機能情報は、電話機能の発呼操作、電子メール機能の送受信操作、及び／又は、Ｗｅｂブラウザ機能の閲覧操作であることを特徴とする請求項１から３のいずれか１項に記載の携帯端末。
5. 前記画像表示制御手段へ通知する画像情報を取得する画像取得手段を更に有しており、
   前記画像取得手段は、カメラ、外部メモリ、又は、ネットワークを介した他のサーバから、前記画像情報を取得することを特徴とする請求項１から４のいずれか１項に記載の携帯端末。
6. 請求項１から５のいずれか１項に記載の携帯端末であって、表示及び操作可能な前記タッチパネルディスプレイと共に、表示専用ディスプレイを更に備えることを特徴とする携帯電話機。
7. 利用者が指又はペン押下した指示座標を出力するタッチパネルディスプレイを有する携帯端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
   前記タッチパネルディスプレイに表示する画像情報を制御する画像表示制御手段と、
   前記タッチパネルディスプレイから出力された前記指示座標に割り当てる操作機能情報を選択させる機能割当手段と、
   前記指示座標に前記操作機能情報を対応付けて記憶する割当機能記憶手段と、
   前記タッチパネルディスプレイから前記指示座標が出力された際に、前記割当機能記憶手段から、前記指示座標に対応する前記操作機能情報を取得し、該操作機能情報に基づいて実行する割当機能実行手段と
   してコンピュータを機能させることを特徴とする携帯端末用プログラム。
8. 前記機能割当手段は、前記タッチパネルディスプレイに、選択可能な複数の操作機能情報を表示し、利用者に操作機能情報を選択させるようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項７に記載の携帯端末用プログラム。
9. 前記割当機能実行手段は、前記タッチパネルディスプレイから出力された前記指示座標が、前記割当機能記憶手段に記憶された前記指示座標を中心とした一定範囲に含まれている場合に、前記操作機能情報に基づいて実行するようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項７又は８に記載の携帯端末用プログラム。
10. 前記操作機能情報は、電話機能の発呼操作、電子メール機能の送受信操作、及び／又は、Ｗｅｂブラウザ機能の閲覧操作であるようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項７から９のいずれか１項に記載の携帯端末用のプログラム。
    

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