JP2007279409A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、読取光を原稿に照射する光源の光量を適切にかつ速やかに安定させる画像読取装置に関する。
【解決手段】カラー画像読取装置は、原稿に読取光を照射するランプ4の管面温度をサーミスタ52で検出し、温度データ比較部72で、当該ランプ4の検出温度と目標温度を比較して、当該比較結果に基づいて、周波数演算部73で、ランプ4の点灯周波数を求め、インバータ回路62が、当該求めた点灯周波数でランプ4を点灯させて、ランプ4の光量を速やかに安定させる。したがって、ランプ4から原稿に照射した原稿からの反射光を光電変換するCCDの出力を簡単にかつ速やかに目標CCD出力に安定させることができ、読取画像の画像品質を向上させることができる。
【選択図】 図12

Description

本発明は、画像読取装置に関し、詳細には、原稿に光を照射する光源の光量を速やかに安定させる画像読取装置に関する。
スキャナ、複写装置、ファクシミリ装置等の画像読取装置は、光源として、蛍光灯、Xe(キセノン)管あるいはLED(Light Emitting Diode)等が用いられている。画像読取装置は、この光源から原稿に光を照射して、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device )等の光電変換素子に入射し、光電変換素子で電気信号に変換して原稿の画像を読み取っている。
したがって、画像読取装置においては、光源の光量が適切であることが原稿の画像を良好な状態で読み取る上で重要である。
そして、従来、画像読取装置は、種々の読取速度、受光素子に対する必要光量に対し、各装置毎に、固有照度の光源をカスタマイズで制作していたため、読取モード(モノクロ/カラー)で異なる読取速度に対応することができず、光電変換素子の飽和を防ぐために、速度の遅い(一般的には、カラー)読取モードに合わせた光学設計を行っていた。
その結果、読取速度の速いシステムでは、必要光量に不足が生じて、S/Nが劣化するおそれがあった。
また、必要光量の異なる画像読取装置で同じ光源を使用することができず、部品種類数が増大して、部品数が増加し、部品管理が難しくなるという問題があった。
さらに、同じ光源を必要光量の異なる画像読取装置で使用する場合、メカシェーディング板を使用して光量をカットして使用するものがあるが、この場合、光電変換素子に対して過度な光を遮断するため、無駄なエネルギーを消費するという問題があった。
また、光源の温度特性に基づいて高い光量に調整した光源を、低い光量で点灯させると、必要光量に対して徐々に光量が上昇し、光源温度が一定になるまで光量が安定せず、スキャン毎に濃度ムラが発生し、読取画像が悪化するという問題がある。
そして、従来、原稿照明ユニット内に配置されている外部電極式希ガス蛍光ランプを、原稿照明ユニット外に配置したフライバック型インバータ回路が、トランスの一次側に発生する1パルス毎のエネルギーを一定に制御するとともに、パルスの周波数を変更してランプを調光する外部電極式希ガス蛍光ランプの点灯装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、従来、各ラインの読取周期と露光ランプの点灯/消灯の周期に基づいて光量制御する画像読取装置が提案されている(特許文献2参照)。
特許第3503542号公報 特開平7−74890号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、光源の光量をより適切かつ速やかに安定させて、読取画像の画像品質を向上させる上で、改良の必要があった。
すなわち、特許文献1記載の従来技術にあっては、1パルス毎のエネルギーを一定に制御するとともにパルスの周波数を変更して調光しているが、パルスの周波数を変更する基準が明確でなく、適切かつ速やかに光源の光量を安定させる上で、改良の必要があった。
また、特許文献2記載の従来技術にあっては、各ラインの読取周期と露光ランプの点灯/消灯の周期に基づいて光量制御しているが、光量制御をどのように行うかが明確でなく、適切かつ速やかに光量を安定させる上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、必要な目標光量が異なる場合にも、光源の光量を速やかにかつ簡単な構成で当該目標光量に安定させて、汎用性及び利用性が良好で、読取画像の画像品質を向上させることのできる画像読取装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の画像読取装置は、原稿に読取光を照射する光源を駆動回路により所定の点灯周波数で点灯させて、当該原稿の画像を読み取る画像読取装置において、前記光源の表面温度を温度検出手段で検出し、当該検出温度に基づいて前記光源の点灯周波数を制御して、当該光源の光量を調整することにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記画像読取装置は、前記光源が前記原稿の副走査方向に移動するキャリッジに搭載されており、前記温度検出手段は、当該キャリッジに搭載されていてもよい。
また、例えば、請求項3に記載するように、前記画像読取装置は、前記光源が前記原稿の主走査方向に所定長さにわたって延在し、前記温度検出手段は、当該光源の主走査方向略中央部位置の表面温度を検出してもよい。
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記画像読取装置は、前記光源が前記原稿の主走査方向に当該原稿の画像有効読取範囲よりも長く延在し、前記温度検出手段は、当該光源の主走査方向の前記画像有効読取範囲外の位置の表面温度を検出してもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記温度検出手段は、前記光源の主走査方向の前記画像有効読取範囲外であって、当該光源への電源供給用電線の取付側とは反対側の位置の表面温度を検出してもよい。
さらに、例えば、請求項6に記載するように、前記画像読取装置は、前記温度検出手段の検出する検出温度を所定の目標温度と比較して、当該比較結果に基づいて前記点灯周波数を制御してもよい。
また、例えば、請求項7に記載するように、前記画像読取装置は、前記温度検出手段の検出した検出温度と所定の目標温度との温度差を算出し、当該温度差に基づいて前記点灯周波数を制御してもよい。
さらに、例えば、請求項8に記載するように、前記画像読取装置は、前記駆動回路が、入力パルスの周波数に対応する前記点灯周波数で前記光源を点灯させるインバータ回路であり、当該インバータ回路への入力パルスの周波数を制御して、前記点灯周波数を制御してもよい。
また、例えば、請求項9に記載するように、前記画像読取装置は、前記光量が安定した後、前記原稿の読み取りを開始してもよい。
本発明の画像読取装置によれば、原稿に読取光を照射する光源の表面温度を検出し、当該検出温度に基づいて光源の点灯周波数を制御して、当該光源の光量を調整しているので、必要な目標光量が異なる場合にも、光源の光量を速やかにかつ簡単な構成で当該目標光量に適切に安定させることができ、汎用性及び利用性を向上させつつ、読取画像の画像品質を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図16は、本発明の画像読取装置の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像読取装置の第1実施例を適用したシートスルー型のドキュメントフィーダを備えたカラー画像読取装置1の正面概略構成図である。
図1において、カラー画像読取装置1は、本体筐体2の上面部にコンタクトガラス3が配設されており、コンタクトガラス3の下方の本体筐体2の内部には、光源としてのランプ4と第1ミラー5、第2ミラー6と第3ミラー7、レンズ8、CCD駆動ユニット(SBU)9、スキャナモータ10及びシステムコントロールユニット11等が配設されている。
ランプ4と第1ミラー5は、第1キャリッジ12に、第2ミラー6と第3ミラー7は、図示しない第2キャリッジ13に搭載されており、スキャナモータ10により駆動されて、キャリッジホーム位置から最大走査領域方向(図1の左右方向:副走査方向)に移動される。
カラー画像読取装置1は、コンタクトガラス3上にセットされた原稿を読み取る際には、第1キャリッジ12と第2キャリッジ13を副走査方向に移動させながら、ランプ4からコンタクトガラス3上にセットされた原稿に光を照射し、原稿で反射された光を第1ミラー5で第2ミラー6方向に反射させ、さらに、第2ミラー6で第3ミラー7方向に反射させて、第3ミラー7でレンズ8方向に反射させる。カラー画像読取装置1は、レンズ8に入射された光をCCD駆動ユニット9に集光して、CCD駆動ユニット9に搭載されているCCD(Charge Coupled Device )9a(図3参照)で入射光を光電変換して、画像信号を出力する。
また、カラー画像読取装置1は、原稿領域外に白色基準板(図示略)が設けられており、原稿の読み取りに先立って白色基準板を読み取って、光学系ひずみ情報を含んだシェーディングデータを採集・保存する。
カラー画像読取装置1は、ARDF(自動両面原稿搬送装置)20が本体筐体2の上部に取り付けられており、ARDF20は、原稿台21、呼び出しコロ22、給紙ベルト23、搬送コロ24、分離コロ25、第1搬送ローラ26、反射ガイド板27、第2搬送ローラ28、排紙ローラ29、反転ローラ30、分岐爪31及び反転テーブル32等を備えているとともに、原稿の後端を検知する原稿後端検知センサ33、原稿サイズを検知する幅サイズ検知基板34、第1原稿長さセンサ35、第2原稿長さセンサ36及び原稿台21へ原稿がセットされているか否かを検知するセットセンサ37等が設けられており、上記呼び出しコロ22、給紙ベルト23、搬送コロ24及び分離コロ25の給紙機構を図示しない給紙モータで駆動し、また、第1搬送ローラ26、反射ガイド板27、第2搬送ローラ28、排紙ローラ29及び反転ローラ30の搬送機構を、搬送モータ39a、給紙/反転モータ39b(図2参照)で駆動する。
本体筐体2の上部であって、上記反射ガイド板27と対向する位置には、DF用原稿ガラス38が配設されている。
カラー画像読取装置1は、ARDF20を使用して原稿を搬送して原稿の読み取りを行う場合には、原稿台21の原稿ガイド21aに沿って積載された原稿を、片面原稿読取が選択されている場合には、呼び出しコロ22、給紙ベルト23により搬送コロ24、分離コロ25、第1搬送ローラ26によりDF用原稿ガラス38と反射ガイド板27との間の読取位置を経て、第2搬送ローラ28及び排紙ローラ29へと搬送して、原稿を排出する。なお、DF用原稿ガラス38の手前には、レジストセンサ14が配置されており、読取部への原稿の進入(先端)や後端部のタイミングを検知する。
また、カラー画像読取装置1は、両面原稿読取が選択されている場合には、まず原稿の表面の読み取りを上述のようにして行い、片面原稿読取を選択した場合と同様に実施する。
すなわち、呼び出しコロ22、給紙ベルト23により搬送コロ24、分離コロ25、第1搬送ローラ26によりDF用原稿ガラス38と反射ガイド板27との間の読取位置を経て、第2搬送ローラ28及び排紙ローラ29へ送り込まれ、原稿を排出せずに、分岐爪31が下方へ切り換えられて反転ローラ30により反転テーブル32上へ移送する。
カラー画像読取装置1は、原稿の後端が排紙ローラ29を抜けた後に分岐爪31を上方へ切り換えて、一旦、反転ローラ30を停止し、次に、反転ローラ30を上記とは逆方向へ回転させることにより、原稿を反転テーブル32から第1搬送ローラ26の方向へ搬送する。カラー画像読取装置1は、さらに、第1搬送ローラ26を経て表面と同様に、DF用原稿ガラス38と反射ガイド板27との間の読取位置を経て、第2搬送ローラ28及び排紙ローラ29へ原稿を搬送し、その後、原稿を排出する。
カラー画像読取装置1は、原稿が、表面と裏面のいずれの読み取りにおいてもDF用原稿ガラス38と反射ガイド板27との間の読取位置を通過する際に、読取位置の近傍に移動されているランプ4により原稿を照射し、その反射光が、第1ミラー5及び第2ミラー6、第3ミラー7で反射されて、レンズ8によりCCD駆動ユニット9のCCD9aに集光して、CCD9aでRGBに光電変換する。また、カラー画像読取装置1は、最初の原稿の搬送開始に先立って、コンタクトガラス3上の原稿の読み取りと同様に、白色基準板を読み取って、シェーディングデータを採集・保存するが、この白色基準板としては、所定の基準位置に専用の白色基準板を設けてもよいし、反射ガイド板27を白色基準板として利用してもよい。
そして、カラー画像読取装置1は、カラー画像読取装置1の全体ブロック図である図2及び図2の主要部のブロック構成図である図3に示すように、カラー画像読取装置1の本体及びARDF20を含めたカラー画像読取装置1の動作制御を行うSCU41、VIOB42、ADU43、OIPU44、NIC45、ISIC46、PSU(電源ユニット)47、電源スイッチ48、プラグ49、スキャナモータ50等を備えている。
カラー画像読取装置1は、CCD駆動ユニット9上のCCD9aに入射した原稿の反射光を、CCD9a内で光の強度に応じた電圧値を持つRGB各色のアナログ信号に変換し、RGB各色のアナログ信号を、奇数ビットと偶数ビットに分けてVIOB42に出力する。CCD駆動ユニット9のアナログ画像信号は、図3に示すVIOB42上のアナログ処理回路42aで、暗電位部分が取り除かれ、奇数ビットと偶数ビットが合成されて、所定の振幅にゲイン調整された後に、A/Dコンバータ42bに入力されて、デジタル信号化される。A/Dコンバータ42bでデジタル化された画像信号は、シェーディング部(シェーディング部)42cによりシェーディング補正され、VIOB42からSCU41上のIPU41aで、ガンマ補正、MTF補正等の画像処理が行なわれた後、同期信号、画像クロックとともにビデオ信号として、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)41cを管理するメモリコントローラ41bに入力され、SDRAM41cで構成される画像メモリに蓄えられる。SDRAM41cに蓄えられた画像データは、外部I/Fドライバ41dに送られ、パソコンやプリンタ等の出力装置へ転送される。この外部I/Fドライバ41は、SCSI、IEEE1394、LAN等のドライバやローカルVideo信号等を総称している。
ここで、シェーディング補正は、シェーディング部42cのメモリに保持されているシェーディングデータから演算された補正データによって行われる。
SCU41上には、上記IPU41a、メモリコントローラ41b、SDRAM41c及び外部I/Fドライバ41dの他に、CPU(Central Processing Unit )41e、ROM(Read Only Memory)41f、RAM(Random Access Memory)41g、NVRAM(Nonvolatile Random Access Memory)41h及びモータドライバ41i等が実装されており、CPU41eは、モータドライバ41iを介して、スキャナ本体のステッピングモータであるスキャナモータ10、ARDF20の搬送モータ39a、給紙モータ/反転モータ39bのタイミング制御も行なっている。
SCU41上のCPU41eに接続されている入力ポートは、VIOB42を介して本体操作パネル(SOP)51に接続されており、SOP51上には、図示しないが、スタートスイッチや停止スイッチ等の各種スイッチが実装されている。CPU41eは、SOP51上の各スイッチが押下されると、入力ポートを介してスイッチがONされたことを検出する。
ARDF20には、ランプ4に近接してサーミスタ(温度検出手段)52が配設されており、サーミスタ52は、検出信号をVIOB42を経由して、SCU41に搭載されているCPU41eに出力する。
ARDF20に実装されているADU43は、ARDF20に用いる電装部品の電力供給を中継する機能を有している。SCU41上のCPU41eに接続されている入力ポートは、VIOB42を介してカラー画像読取装置1本体の操作パネル(SOP)51に接続されている。
上記第1キャリッジ12は、図4に示すように構成されており、主走査方向の両端部に配設されているランプホルダ12a、12b、ランプホルダ12a、12bに保持されているランプ4及びリフレクタ12cを搭載しているとともに、サーミスタ52が搭載されている。一方のランプホルダ12a、12b、図4では、ランプホルダ12bにランプ4を点灯させるための電源を供給する高圧ハーネス(電源供給用電線)12dが接続されている。
サーミスタ52は、ランプ4の長さ方向(主走査方向)の中央部付近でランプ4に近接して第1キャリッジ12に取り付けられており、ランプ4の中央部付近の表面温度(管面温度)を検出する。リフレクタ12cは、ランプ4の光を原稿方向に反射し、第1キャリッジ12において、リフレクタ12cのある部分は、その反射光を利用する画像領域である。
なお、サーミスタ52は、ランプ4の中央部付近に配置されている場合に限るものではなく、例えば、図5に示すように、ランプホルダ12a近傍の非画像領域に配置してもよい。
ランプ4の温度は、中央部が最も高くなり、逆に、高圧ハーネス12dの引出し近傍は、熱が高圧ハーネス12dから逃げるため、温度が上がり難く、温度変化に対して測定結果追従の反応が遅い。すなわち、高圧ハーネス12dの引出し近傍は、ランプ4以外の要因での温度変化が多く、温度測定は、ランプ4の中央部が最も望ましいが、ランプ4の中央部は、画像領域にあるため、サーミスタ52によりランプ4への印加電界が乱れ、発光が不安定(発光ムラ)が発生して、画像に悪影響が現れるおそれがある。なお、この場合、サーミスタ52に対して、高絶縁保護を施すことで、画像への影響を防止することができる。
そこで、ランプ4の高圧ハーネス12d側とは反対側の端部は、ランプ4以外の温度影響を受け難いので、ランプ4の光量制御に必要な反応速度を十分に保持することができる。
そして、ランプ4は、図6に示すような管面温度−照度(調光時)特性を有しており、図6において、領域Aにおいては、管面温度に比例して照度が増加し、領域Bは、目標照度(照度100%)の管面温度である。図6において、領域3においては、管面温度に比例して、照度が低下する。
また、サーミスタ52として、NTCサーミスタ(Negative Temperature Coefficient Thermister)を用いた場合、当該サーミスタ52の温度−抵抗特性は、例えば、図7に示すようになる。NTCサーミスタ52は、図7に示すように、負の温度特性(温度が上昇すると抵抗値が減少する)を有する素子である。
そして、カラー画像読取装置1は、図8に示すランプ電源回路60を備えており、ランプ電源回路60は、定電圧電源61、インバータ回路(駆動回路)62、点灯制御回路63、昇圧トランス64等を備えており、昇圧トランス64にランプ4が接続されている。
点灯制御部63には、各ラインの読取開始タイミングを規定するライン同期信号TG−INV、クロック信号CLK、コントロール信号CNT及びゲート信号GATEが入力され、点灯制御部63は、これらの信号に基づいて動作して、インバータ回路62を制御する。このインバータ回路62の出力は、昇圧トランス63を経由してランプ4に印加される。なお、コントロール信号CNTは、ランプ4のON/OFFを制御する信号であり、ゲート信号GATEは、ランプ休止期間を規定する制御信号である。
インバータ回路62及び点灯制御部63は、例えば、図9に示すように回路構成されており、トランジスタTr1、抵抗R1、R2、ダイオードD1、電界効果トランジスタ((Field Effect Transistor )からなるスイッチング素子FET1及びインバータ制御IC(Integrated Circuit)64等を備えており、ランプON/OFF制御信号であるコントロール信号CNTが、抵抗R1を介して、トランジスタTr1のベースに入力され、コントロール信号CNTがハイ(High)レベルのとき、トランジスタTr1がオンし、インバータ制御IC64に電力が供給される。インバータ制御IC64は、スイッチング素子FET1を駆動するためのドライバを内蔵しており、クロック信号CLKに応じて所定の周期で発振し、発振パルスにより内蔵ドライバを駆動して、ドライバの出力によりスイッチング素子FET1が駆動される。駆動信号によりスイッチング素子FET1がONになると、定電圧電源61→昇圧トランス63の一次側巻線→スイッチング素子FET1の経路で電流が流れ、昇圧トランス63にエネルギーが蓄えられる。次に、スイッチング素子FET1がOFFになると、昇圧トランス63に流れていた電流が遮断されて、昇圧トランス63に蓄えられていたエネルギーが放出され、昇圧トランス63の一次側、二次側に急峻な立ち上がりを持つ電圧波形が発生する。
この電圧波形は、時間とともに減衰し、次にスイッチング素子FET1がオンになった後、オフになると、上記同様に、再び急峻な立ち上がりを持つ電圧波形が発生する。
このように、スイッチング素子FET1をオン/オフする毎に、急峻な立ち上がりを持つ電圧波形が発生し、ランプ4に繰り返し電流が流れ、ランプ4が点灯して光が放出される。すなわち、インバータ回路62及び点灯制御部63は、クロック信号CLKの周波数に応じた点灯周波数でランプ4を点灯駆動する。
また、インバータ制御IC64は、ゲート信号GATEが入力される期間はその出力を停止する。
そして、上記各信号は、そのタイミングチャートが図10及び図11のように示され、図10は、ランプ4のON/OFFを制御するコントロール信号CNTとライン同期信号TG−INVのタイミングを示したもので、ライン同期信号TG−INVは、コントロール信号CNTとは別に点灯周波数の位相同期をとる目的で供給される。
なお、コントロール信号CNTとライン同期信号TG−INVは、非同期で供給され、コントロール信号CNTのON、OFFは、任意の時間である。
図11は、ライン同期信号TG−INV、ゲート信号GATE及びクロック信号CLKとインバータ出力(光波形)のタイミングを示したものであり、図11において、T1及びT2は、ランプ休止期間であって、必要原稿面照度に応じて、この休止期間を設けることにより、1ライン当りの点灯パルス数を任意の値に設定することができる。
図11において、ゲート信号GATEを制御してランプ休止期間の終了タイミング、クロック信号CLKを制御してランプ点灯パルス発生タイミングを切り換えることにより、主走査方向のランプ点灯パルス発生タイミングを任意に制御することができる。
そして、カラー画像読取装置1は、図12に示す光源制御回路70で、光源であるランプ4の点灯制御を行う。図12において、光源制御回路70は、サーミスタ52、A/D回路71、温度データ比較部72、周波数演算部73及びインバータ回路62を備え、光源であるランプ4の点灯制御を行う。なお、温度データ比較部72と周波数演算部73は、上記SCU41のCPU41eの実行する機能として構築されている。
サーミスタ52は、上述のように、ランプ4の管面温度を検知してアナログの検出信号をA/D変換回路71に出力し、A/D変換回路71は、アナログの検出信号をデジタル変換して、温度データ比較部72に出力する。
温度データ比較部72は、予め設定されている目標温度(目標値)と検出温度を比較して、目標温度と検出温度が等しくない場合は、目標温度と検出温度との温度差ΔTを周波数演算部73に出力し、周波数演算部73は、目標値と検出温度との温度差ΔTに基づいて、ランプ4の点灯周波数を決定するクロック信号CLKの周波数を演算して、演算結果の周波数のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力する。インバータ回路62は、周波数演算部73からのクロック信号CLKの周波数に応じた点灯周波数でランプ4を点灯駆動する。この目標温度は、ランプ4が目標光量を照射する温度であり、画像読取装置1の読取モード(カラーモード、白黒モード等)によって異なり、また、画像読取装置の種類等によっても異なる。そこで、この目標温度は、当該カラー画像読取装置1やモード等に応じて適宜設定される。
このとき、周波数演算部73は、予めROM41fに格納されている周波数選択データ、例えば、図13に示すような温度差ΔT(℃)と周波数変更量Δf(KHz)とを対応させた周波数選択テーブルを参照して、温度差ΔTに応じた周波数変更量Δfを読み出し、現在のクロック信号CLKの周波数に周波数変更量Δfを加算した周波数を変更後の周波数とするクロック信号CLKをインバータ回路62に出力する。なお、図13において、周波数選択テーブルの各温度差ΔTの数値の間の温度差ΔTは、周波数変更量Δfが大きい方を選択こととなる温度差ΔTを採用する。
温度データ比較部72は、予め設定されている目標温度(目標値)と検出温度を比較して、目標値と検出温度が等しい場合には、目標温度と検出温度との差として、「0」を周波数演算部73に出力し、周波数演算部73は、目標温度と検出温度との温度差ΔTが「0」であるので、いままでと同じ周波数のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力する。インバータ回路62は、周波数演算部73からのクロック信号CLKに応じた点灯周波数でランプ4を点灯駆動する。
また、温度データ比較部72での目標温度と検出温度との比較結果が等しい場合には、CPU41eは、読取動作を開始する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のカラー画像読取装置1は、ランプ4の温度に基づいてランプ4の点灯周波数を制御して、ランプ4の光量を速やかに上昇させるとともに、安定させて原稿の読み取りを行う。
すなわち、カラー画像読取装置1は、ARDF20の原稿台21に原稿がセットされて、SOP51で原稿の読み取りに必要な設定操作が行われ、スタートスイッチがONされると、CPU41eは、図14に示すように、予め設定されている初期周波数のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力して、インバータ回路62に当該初期周波数の点灯周波数でランプ4を点灯駆動させ(ステップS101)、サーミスタ52が検出してA/D変換回路71のデジタル変換した検出温度を取り込む(ステップS102)。
カラー画像読取装置1は、検出温度を取り込むと、温度データ比較部72で、検出温度と目標温度を比較して、温度差ΔTを算出し(ステップS103)、当該温度差ΔTが「0」でなく、検出温度と目標温度との間に温度差ΔTがあると、周波数演算部73が、図13に示したROM41fの周波数選択テーブルを参照して、当該温度差ΔTに基づいてクロック信号CLKの周波数を設定する(ステップS104)。
すなわち、いま、目標温度をTα、デジタル変換された検出温度をTβとすると、温度データ比較部72は、温度差ΔTを次式より算出する。
ΔT=Tα−Tβ
温度データ比較部72は、温度差ΔTを算出すると、当該算出した温度差ΔTに基づいてROM41fの周波数選択テーブルを参照して、クロック信号CLKの周波数を設定する。例えば、温度差ΔT=−25℃であると、周波数選択テーブル内のNo.6の−40℃に対応する値、Δf6=−10KHzを選択する。この場合、現在の点灯周波数(クロック信号CLKの周波数)fが、f=100KHzであると、演算後のクロック信号CLKの周波数は、f+Δf6=90KHzとなり、ランプ4の点灯周波数が減少して、減光するとともに、温度も下がることとなる。
また、ΔT=15℃であると、周波数選択テーブル内のNo.9の20℃に対応する値、Δf9=+5KHzを選択する。この場合、現在の点灯周波数fが、f=100KHzであると、演算後のクロック信号CLKの周波数は、f+Δf9=105KHzとなり、ランプ4の点灯周波数が増加して、増光するとともに、温度も上がることとなる。
周波数演算部73は、設定した周波数のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力して、インバータ回路62が当該クロック信号CLKに応じた点灯周波数でランプ4を点灯駆動する。
CPU41eは、ランプ4の点灯周波数を変更すると、ステップS102に戻って、再度、サーミスタ52が検出してA/D変換回路71のデジタル変換した検出温度Tβを取り込んで、目標温度Tαとの比較から上記処理を繰り返し同様に行い(ステップS102〜S104)、ステップS103で、検出温度Tβと目標温度Tαが一致すると、クロック信号CLKの周波数を変更することなく、ランプ4を点灯させるとともに、読取動作を開始して、原稿台21にセットされている原稿の読み取りを行う(ステップS105)。
CPU41eは、原稿の読み取りを完了すると、ランプ4を消灯させて、処理を終了する(ステップS106)。
したがって、ランプ4の点灯周波数を所定の一定の点灯周波数f0で点灯させていた従来では、例えば、図15に示すように、ランプ4の目標光量を示すCCD9aの目標出力(目標CCD出力)に対して、CCD出力は、一旦目標出力になった後、所定量オーバーシュートし、目標CCD出力に安定するため、ランプ4の光量が安定して、CCD9aの出力が安定するまでに長時間を要していた。
ところが、本実施例のカラー画像読取装置1では、上述のように、ランプ4の管面温度をサーミスタ52で検出して、当該ランプ4の温度に基づいてランプ4の点灯周波数を制御し、例えば、図16に示すように、ランプ4の温度に基づいて、ランプ4の点灯周波数をf1、f2、f3と変化させて、最終的に規定の点灯周波数f0に制御すると、ランプ4の光量、すなわち、CCD9aの出力を、オーバーシュートさせることなく、簡単にかつ速やかに目標CCD出力に安定させることができ、ランプ4やインバータ回路62を変更することなく、汎用性及び利用性を向上させることができるとともに、読取画像の画像品質を向上させることができる。
また、カラー画像読取装置1は、ランプ4が第1キャリッジ12に搭載されており、サーミスタ52が、当該第1キャリッジ12に搭載されている。
したがって、ランプ4の温度を簡単かつ高精度に検出することができ、ランプ4の光量、すなわち、CCD出力をより一層高精度にかつ速やかに安定させることができる。
さらに、カラー画像読取装置1は、サーミスタ52が、原稿の主走査方向に所定長さにわたって延在するランプ4の主走査方向の略中央部位置の表面温度を検出している。
したがって、ランプ4以外の温度の影響を抑制しつつ、ランプ4の温度を正確に検出することができ、ランプ4の光量をより一層高精度にかつ速やかに安定させることができる。
また、カラー画像読取装置1は、サーミスタ52が、原稿の画像有効読取範囲よりも長く延在するランプ4の主走査方向の画像有効読取範囲外の位置の表面温度を検出している。
したがって、ランプ4以外の温度の影響を抑制しつつ、ランプ4の温度を正確に検出することができ、ランプ4の光量をより一層高精度にかつ速やかに安定させることができる。
さらに、カラー画像読取装置1は、サーミスタ52が、ランプ4の主走査方向の画像有効読取範囲外であって、高圧ハーネス12dの取付側とは反対側の位置の表面温度を検出している。
したがって、ランプ4以外の温度の影響をより一層抑制しつつ、ランプ4の温度をより一層正確に検出することができ、ランプ4の光量をより一層高精度に調整することができる。
また、カラー画像読取装置1は、サーミスタ52の検出する検出温度を目標温度と比較して、当該比較結果に基づいて点灯周波数を制御している。
したがって、ランプ4の温度に基づいてランプ4の光量を簡単かつ高精度に調整することができ、汎用性及び利用性を向上させることができるとともに、読取画像の画像品質を向上させることができる。
さらに、カラー画像読取装置1は、サーミスタ52の検出した検出温度と目標温度との温度差ΔTを算出し、当該温度差ΔTに基づいて点灯周波数を制御している。
したがって、ランプ4の温度に基づいてランプ4の光量を簡単かつ高精度に調整することができ、汎用性及び利用性を向上させることができるとともに、読取画像の画像品質を向上させることができる。
また、カラー画像読取装置1は、入力パルスの周波数に対応する点灯周波数でランプ4を点灯させるインバータ回路62をランプ4の駆動回路として用い、当該インバータ回路62への入力パルスの周波数を制御して、ランプ4の点灯周波数を制御している。
したがって、ランプ4の温度に基づいてランプ4の光量を簡単かつ高精度に調整することができ、汎用性及び利用性を向上させることができるとともに、読取画像の画像品質を向上させることができる。
さらに、カラー画像読取装置1は、光量が安定した後、原稿の読み取りを開始している。したがって、読取画像の画像品質を向上させることができる。
図17〜図19は、本発明の画像読取装置の第2実施例を示す図であり、図17は、本発明の画像読取装置の第2実施例を適用したカラー画像読取装置の光源制御回路図80である。
なお、本実施例は、上記第1実施例のカラー画像読取装置1と同様のカラー画像読取装置に適用したものであり、本実施例の説明において、上記第1実施例と同様の構成部分については、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略し、また、図示しない部分についても、必要に応じて、第1実施例の説明で使用した符号をそのまま用いて説明する。
図17において、光源制御回路80は、サーミスタ52、A/D回路71、温度データ比較部72及びインバータ回路62を備えているとともに、周波数切換部81を備えており、光源であるランプ4の点灯制御を行う。なお、温度データ比較部72と周波数切換部81は、SCU41のCPU41eの実行する機能として構築されている。
サーミスタ52は、上述のように、ランプ4の管面温度を検知してアナログの検出信号をA/D変換回路71に出力し、A/D変換回路71は、アナログの検出信号をデジタル変換して、温度データ比較部72に出力する。
温度データ比較部72は、予め設定されている目標温度(目標値)と検出温度を比較し、目標温度と検出温度と比較結果を周波数切換部81に出力する。
周波数切換部81は、目標温度と検出温度との比較結果に基づいて、インバータ回路62に供給するクロック信号CLKの周波数を初期周波数f1と目標周波数f0とに切り換えて、当該周波数のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力する。すなわち、周波数切換部81は、目標温度と検出温度との間に温度差があるときには、クロック信号CLKの周波数として、初期周波数f1を選択して、当該初期周波数f1のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力し、検出温度が目標温度と一致すると、クロック信号CLKの周波数として、目標周波数f0を選択して、当該目標周波数f0のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力する。この初期周波数f1は、速やかにランプ4の光量を目標光量に上げるために、目標光量時の目標周波数f0よりも高い周波数となっている。
インバータ回路62は、周波数演算部73からのクロック信号CLKに応じた点灯周波数でランプ4を点灯駆動する。
本実施例のカラー画像読取装置1は、ARDF20の原稿台21に原稿がセットされて、SOP51で原稿の読み取りに必要な設定操作が行われ、スタートスイッチがONされると、CPU41eは、図14に示すように、予め設定されている初期周波数f1のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力して、インバータ回路62に当該初期周波数f1の点灯周波数でランプ4を点灯駆動させ(ステップS201)、サーミスタ52が検出してA/D変換回路71のデジタル変換した検出温度を取り込む(ステップS202)。
カラー画像読取装置1は、検出温度を取り込むと、温度データ比較部72で、検出温度と目標温度を比較して、両温度に差があるかチェックし(ステップS303)、検出温度と目標温度との間に温度差があると、ステップS202に戻って、再度、サーミスタ52が検出してA/D変換回路71のデジタル変換した検出温度を取り込んで、目標温度と比較する処理を繰り返し行う(ステップS202、S203)。
ステップS203で、検出温度と目標温度が一致すると、周波数切換部81が、クロック信号CLKの周波数として、目標周波数f0を選択して、当該目標周波数f0のクロック信号CLKをインバータ回路62に出力し、インバータ回路62は、周波数演算部73からのクロック信号CLKに応じた点灯周波数でランプ4を点灯駆動する。
CPU41eは、検出温度と目標温度が一致して、クロック信号CLKの周波数を初期周波数f1から目標周波数f0に切り換えてランプ4を点灯すると、読取動作を開始して、原稿台21にセットされている原稿の読み取りを行い(ステップS205)、原稿の読み取りを完了すると、ランプ4を消灯させて、処理を終了する(ステップS206)。
このように、本実施例のカラー画像読取装置1は、ランプ4の点灯開始時に所定の初期周波数f1のクロック信号CLKでランプ4を点灯させ、当該ランプ4の管面温度を検出して、当該ランプ4の温度が目標温度になると、クロック信号CLKの周波数、すなわち、ランプ4の点灯周波数を目標周波数f0に切り換えて、ランプ4を点灯駆動している。
したがって、必要な目標光量が異なる場合であっても、ランプ4の光量、すなわち、CCD9aの出力を、オーバーシュートさせることなく、より一層簡単にかつ速やかに目標CCD出力に安定させることができ、ランプ4やインバータ回路62を変更することなく、汎用性及び利用性を向上させることができるとともに、読取画像の画像品質を向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、光源を点灯させて、当該光源からの光を原稿に照射し、当該原稿の画像を読み取る画像読取装置一般に適用することができる。
本発明の画像読取装置の第1実施例を適用したカラー画像読取装置の正面概略構成図。 図1のカラー画像読取装置のブロック構成図。 図2の主要部の回路ブロック構成図。 図1のカラー画像読取装置の第1キャリッジの斜視図。 図4のサーミスタの取付位置を変更した第1キャリッジの斜視図。 図1のランプの管面温度−照度特性図。 図4及び図5のサーミスタの温度−抵抗特性図。 図1のカラー画像読取装置のランプ電源回路図。 図8のインバータ回路及び点灯制御部の詳細な回路構成図。 図8及び図9のコントロール信号とLINE同期信号のタイミングチャート。 図8及び図9のコントロール信号、LINE同期信号、クロック信号及び光波形のタイミングチャート。 図1のカラー画像読取装置の光源制御回路図。 図12の周波数演算部の用いる周波数選択テーブルの一例を示す図。 図1のカラー画像読取装置による光量調整処理を示すフローチャート。 従来の立ち上がり時のCCD出力を示す図。 図14の光量調整処理を行ったときの立ち上がり時のCCD出力を示す図。 本発明の画像読取装置の第2実施例を適用したカラー画像読取装置の光源制御回路図。 図17のカラー画像読取装置による光量調整処理を示すフローチャート。 図18の光量調整処理を行ったときの立ち上がり時のCCD出力を示す図。
符号の説明
1 カラー画像読取装置
2 本体筐体
3 コンタクトガラス
4 ランプ
5 第1ミラー
6 第2ミラー
7 第3ミラー
8 レンズ
9 CCD駆動ユニット(SBU)
9a CCD
10 スキャナモータ
11 システムコントロールユニット
12 第1キャリッジ
12a、12b ランプホルダ
12c リフレクタ
12d 高圧ハーネス
13 第2キャリッジ
14 レジストセンサ
20 ARDF
21 原稿台
21a 原稿ガイド
22 呼び出しコロ
23 給紙ベルト
24 搬送コロ
25 分離コロ
26 第1搬送ローラ
27 反射ガイド板
28 第2搬送ローラ
29 排紙ローラ
30 反転ローラ
31 分岐爪
32 反転テーブル
33 原稿後端検知センサ
34 幅サイズ検知基板
35 第1原稿長さセンサ
36 第2原稿長さセンサ
37 セットセンサ
38 DF用原稿ガラス
39a 搬送モータ
39b 給紙/反転モータ
41 SCU
41a IPU
41b メモリコントローラ
41c SDRAM
41d 外部I/Fドライバ
41e CPU
41f ROM
41g RAM
41h NVRAM
41i モータドライバ
42 VIOB
42a アナログ処理回路
42b A/Dコンバータ
42c シェーディング部
43 ADU
44 OIPU
45 NIC
46 ISIC
47 PSU(電源ユニット)
48 電源スイッチ
49 プラグ
50 スキャナモータ
51 SOP
52 サーミスタ
60 ランプ電源回路
61 定電圧電源
62 インバータ回路
63 点灯制御回路
64 昇圧トランス
Tr1 トランジスタ
R1、R2 抵抗
D1 ダイオード
FET1 スイッチング素子
64 インバータ制御IC
70 光源制御回路
71 A/D回路
72 温度データ比較部
73 周波数演算部
80 光源制御回路
81 周波数切換部

Claims (9)

  1. 原稿に読取光を照射する光源を駆動回路により所定の点灯周波数で点灯させて、当該原稿の画像を読み取る画像読取装置において、前記光源の表面温度を温度検出手段で検出し、当該検出温度に基づいて前記光源の点灯周波数を制御して、当該光源の光量を調整することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画像読取装置は、前記光源が前記原稿の副走査方向に移動するキャリッジに搭載されており、前記温度検出手段は、当該キャリッジに搭載されていることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記画像読取装置は、前記光源が前記原稿の主走査方向に所定長さにわたって延在し、前記温度検出手段は、当該光源の主走査方向略中央部位置の表面温度を検出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記画像読取装置は、前記光源が前記原稿の主走査方向に当該原稿の画像有効読取範囲よりも長く延在し、前記温度検出手段は、当該光源の主走査方向の前記画像有効読取範囲外の位置の表面温度を検出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読取装置。
  5. 前記温度検出手段は、前記光源の主走査方向の前記画像有効読取範囲外であって、当該光源への電源供給用電線の取付側とは反対側の位置の表面温度を検出することを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読取装置。
  6. 前記画像読取装置は、前記温度検出手段の検出する検出温度を所定の目標温度と比較して、当該比較結果に基づいて前記点灯周波数を制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 前記画像読取装置は、前記温度検出手段の検出した検出温度と所定の目標温度との温度差を算出し、当該温度差に基づいて前記点灯周波数を制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 前記画像読取装置は、前記駆動回路が、入力パルスの周波数に対応する前記点灯周波数で前記光源を点灯させるインバータ回路であり、当該インバータ回路への入力パルスの周波数を制御して、前記点灯周波数を制御することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 前記画像読取装置は、前記光量が安定した後、前記原稿の読み取りを開始することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像読取装置。
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